最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
関俊彦→檜山修之→津田健次郎とかいう信じられないヤクザ組織、第4話。関俊彦演じるヤクザの兄貴の名前が「由利鴎」っていう名前だったんだが、なんか意味あんのかな。 今回は久慈のターン。ここまで順当に一稀→燕太とエピソードを回してきたので、最後に3人目の久慈にお鉢が回ってくるのは自然な流れ。今作はちょいちょい「3」というモチーフが現れており、カップ麺の容器に残っていた具材(キュウリなのか?)も3つ。三者三様の秘密の漏洩で、ひとまず準備段階が終わったという印象だろうか。 久慈の生きる道はとにかく兄のためのもの。かつてひたすらに「正しく」生きた両親が無念の死を迎え、自分も窮地に立たされたというその大ピンチを救ったのが、「悪い人間だけが生き残る」というポリシーを持つ兄の誓(ちかい)だった。実際、兄のおかげで何とか店の暖簾を守ることだけはできたし、何よりも久慈は命を長らえている。善悪は差し置いて、その事実だけでも兄を支え、「悪の道」に生きていく動機としては充分だ。まぁ、だからって車上荒らしや薬物売買に手を染めていい理由にはならないが……一度倫理観がスイッチした久慈にとって、一般的な道徳観念など瑣末な問題ということなのだろう。 今回のテーマは「ソバ」。作中で何度も触れられている通り、蕎麦が「側」に通じるのは日本古来よりの伝統的な地口であり、「絆」の物語である本作のメインテーマにも無理なく(?)絡んでいる。引越しの際のあいさつ品として使われることなどからも、蕎麦はそれこそ昔から「つながり」を示すツールとしても使われており、切っても切れない、長いつながりの象徴とも言える。切れやすいという不安こそあるものの、生まれながらにして血の繋がりを持つ久慈と誓の間には、生家の家業たる「ソバ」のモチーフが一番の絆に見えたことだろう。そのほかにも今回使われたソバモチーフとしては、バトル中のわんこそばの演出などがあり、食べられないと判断したらそっとおわんを閉じることで戦いに幕を引くことが可能。逆に言えば椀を閉じるまでは無限に供給され続けることの暗示でもあり、次からカワウソサイドが多少本気を出して攻め込んでくることを匂わせる働きもしているかもしれない。 久慈の家の事情はそこまで複雑なものではないが、久慈本人のメンタリティを考える上でのヒントは散らばっていたように見える。個人的に気になったのは、実家の壁にベタベタと貼られていたサッカー関連のスローガンの存在である。今のところ、サッカーといえば一稀と燕太をつなぐ要素であり、そこに久慈が絡むことはなかったはずなのだが、どうやら彼も幼少期にサッカーをプレイしており、しかもそれなりに本気でやろうと思っていたようだ。結局家庭の事情がゴタゴタしすぎてプレイを続けられなくなったのだろうが、ここにきて3人をつなぐ新たなファクターが現れたことで、今後のエピソードでの絡みも増えてきそうだ。何話目かのテーマが「タマ」なんてのは普通にありそうよね。 そして、そんな久慈の物語の影でも着実に刃を研ぎ澄ませているのが面倒系主人公の一稀である。まさかのリアルイベントでハルカとサラが出会ってしまうというピンチ。そこで彼は「悪党」である久慈にケロリとした表情で誘拐を持ちかけるのである。やっぱり善悪という意味では一番ナチュラルに危ないのが一稀なんだよな……。 一稀が最後の最後で特大の地雷を炸裂させたことで、まだまだ彼の家族には謎が残っていることが示唆されている。そういえば、どうやらハルカは歩けないってことで確定みたいね。今まで一度たりとも立ち上がった姿を描かれなかった事にくわえ、今回矢逆家の中を描いたカットではバリアフリーのためのスロープも映っている。弟が身体に障害を持つことと、彼が「大嫌いだ」と言った事に何か関係があるのだろうか。まだまだエグい兄弟のお話は続きそうである。
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