最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「新幹線変形ロボ シンカリオン」 5→7 1年半の付き合いに幕。これ、絶対にロスが辛いやつや……来週からは土曜の朝にガンガンズダダン出来ないかと思うと、ぽっかりと何かが失われたような気持ちだ。 気づけば本当に良い作品になったものである。スタート時は「完全に思いつきやろこんなもん」と思いながら見始めたし、実際、シリーズ序盤は惰性で観ているような部分も多かった気がするのだが、気づけばズブズブとその世界観にハマりこんでいった。「子供向け作品」っていうレッテルって、馬鹿にする意味で使う場合もあるんだけど、こうしてとても素直に、まっすぐなヒューマンドラマを見せつけられる媒体でもあるんだよね。特撮ならライダーやら戦隊やらである程度満たされる部分ではあるものの、そうしたお約束以外の新しい作品で、胸のすく物語が見られるというのはまた格別だった。 「子供向け」ではあるんだけど「子供だまし」ではないっていうのも大事なポイント。まずもって「新幹線」がテーマになっている時点で無茶な作劇はできないはずなのだが、今作は「現実の新幹線」との地続きの作劇のバランスが絶妙で、本当に「線路がないからいけない」とか、「門司と大宮がベース」とか、「もしかしたら本当にJRはシンカリオンを開発・管理してるんじゃ……」なんて思わせるようなラインがニクい。そして「新幹線」だからテーマが「進化」って単なるダジャレやんけ、って思ってたら、少しずつこのテーマ設定が掘り下げられていき、最終的には「ヒトの進化とは何か」という遠大な問題にも肉薄していく。「人と人のつながり」が進化を支え、「人類が互いを想いあって繋がるための道具」が新幹線であるっていう接続、「いやいや何言うてんねん」という気持ちもありつつ、「確かに言われてみれば」という納得もある。単なる勧善懲悪の物語にならず、異種間交流を通じて人類の在り方を模索する展開は、子供さん達にもきちんと考える余地を与える教育的なテーマだし、湿っぽくならずに「ロボットアニメ」としての見せ方を維持しながら描き切ったのは本当にお見事である。 そして、そんな王道シナリオに加えて、本作は大人と子供の両方に向けた細かいくすぐり要素も大きな魅力。何よりも鉄オタのハヤトのキャラが秀逸で、彼が何よりも新幹線を愛しているという大前提があるおかげで、多少の無茶なら誤魔化せてしまえるし、毎回「鉄オタギミック」を仕込むことで新幹線アニメとしての独自性を維持しながら、「新幹線ってすごいなぁ、楽しそうだなぁ」ということを見せびらかすことができる。唐突に初音ミクやエヴァとコラボするフットワークの軽さも長期シリーズの中ではいいアクセントになっており、今となってはエヴァ回とかほんと意味わからんのに、「まぁ、面白いからいいやん」と丸め込める懐の深さがある。 あとはもう、ハヤトも含めたキャラの魅力ね。個人的にはどうしても肩入れしてしまうのが初代のエージェント4人組。こういう苦悩を抱えた敵勢力の葛藤ってのは本当に好きなネタなんだけど、セイリュウはもちろん、個人的にはスザク姐さんのことが好きすぎてね。最終回での突然のビャッコとゲンブの登場で号泣してしまった。姐さん、是非幸せな人生を歩んで欲しい。他にもアキタ・ツラヌキのマブダチ連中が一切ぶれることなくギャグにシリアスにハヤトをサポートしてくれたし、フタバさんとアズサのヒロイン勢も毎回キュート。特にアズサは「現代アニメだから小学生Youtuberって発想が安易すぎやろ」と思ってたのに、その設定と性格がみるみる本編に影響を与え、最後には地球人類を救った英雄の1人にすらなっていたのは驚きである。男の子が元気、女の子も可愛い。なんとありがたい話ではないか。是非とも健全な少年少女たちは、このアニメから入って命に関わるアニメ道にはまり込んで欲しい(中の人達も豪華だし、ここから声優道に目覚めるちびっこもいるかもしれないな!)。 本当に、最終回を観てその興奮冷めやらぬ状況で書いているのでとっ散らかった内容になってる気がするが、まぁ、1年半のシリーズを簡単にまとめられるわけもないし、今はこれでいいや。是非とも冬の映画は観に行かせてもらいますね。 PR |
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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