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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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7月6日 ドラフト模様(WAR×3)

ピック順 【Tanaka】→【Thraxi】→【Alessi】→【Chrolony】→【Serra】→

 

 今週は灯争大戦でございます。一応モダホラとの2択で決はとったけど、なんとなく流れで「まぁ、灯争にしますか」みたいな感じになった。一応、通常ならこれが「最終回」になるはずなのだが……次が基本セットだからなぁ。

 以前アナウンスした通り、次回は一応M20で開催予定です。1箱買うつもりなので、パック数の関係で翌週もかな? ただ、その後の8月、9月は完全に未定なので、できたら希望を出してもらった方がいいかもしれないですな。なお、我が家にはモダホラ1戦分と灯争大戦1箱が丸々残っているので、そちらの在庫処理は強制的に開催されると思われます。(実はUnstableも残ってたりするが、多分これはこのまま死蔵する流れだろうな……)

 次回も日程は通常通りの予定です。参加希望の方はお早めに連絡を。

 

 




 

 

   AL SE TH TA CH

AL ー  ○  ×  ×  ×  1ー3 4

SE ×  ー  ×  ×  ◎  1ー3 5

TH ○  ○  ー  ×  ×  2ー2 3

TA ○  ◎  ◎  ー  ○  4ー0 1

CH ○  ×  ○  ×  ー  2ー2 2

 

 

1位 【Tanaka】 青白 <開花の巨体 人知を超えるもの、ウギン エイヴンの永遠衆>

 久しぶりの五人戦、少ないパックと久しぶりの灯争大戦でみんなしてパックをあーでもないこーでもないと回しているうちに、なんとこちらの男が優勝してしまった。確認したら以前1度だけ優勝経験があり、その時の環境は「ラヴニカのギルド」。約8ヶ月ぶりの優勝でございました。デッキは下のリストを見てもらえばわかるが、なんとアゾリウスカラーのビートである。以前も「クリーチャー全部飛んでる」みたいな飛行ビートで強力なデッキを作り上げていたが、今回はさらに前のめり傾向を強めており、なんとクリーチャーは全て4マナ以下。そのほとんどが飛んでいるのは以前と同じだが、今回はそれに加えて「飛びかかるオオヤマネコ」が2枚、「間に合わせの大隊」1枚と、通常ならボロス向けと言われる地上ビート要員にもスロットが割かれており、ほぼ確実に2ターン目からのビート展開を可能にしている。ボロス方向での速攻はどうしてもこのPW環境では見劣りしてしまうというので顧みられなかった存在だが、こうしてアゾリウスビートの一端に組み込めば、立派に速度を上げてくれるデッキパーツとして成立するのである。まだまだ予想外の展開も待っているので油断できない環境だ。まぁ、今回の勝因は4マナのとこにいるクソみたいなクソレアのクソのせいという話もあるのだけど……。ほんと、なんなんあれ。「はいクソレアゲー乙〜」「でも、ウギンさんは全然出せなかったんだよ」「ファッ!?」

 

 

島×9 平地×8

 

<クリーチャー> 15

法ルーンの執行官 飛びかかるオオヤマネコ×2

空戦域の大梟×2 戦地の金切り声上げ

立ち上がる民衆 間に合わせの大隊

テヨの光盾 エイヴンの永遠衆×2

雷のドレイク サヒーリの銀翼

永遠神、ケフネト 精鋭護衛魔道士

 

<その他> 8

ドビンの拒否権 神聖なる矢

テフェリーの時間改変 ジェイスの勝利

密かな任務 放浪者の一撃×2

人知を超えるもの、ウギン

 

 

2位 【Chrolony】 青黒赤 <チャンドラの勝利 崇高な工匠、サヒーリ ヤヤの挨拶>

 残りのデッキは敗残兵みたいなもんですが、一応順位の上ではこちらが2位。毎度のおなじみのコントロールデッキで、今回はイゼットカラーを目していたらしいが、上家と丸かぶりになってしまったのでシフトしてどちらかと言うと黒が濃くなった。まぁ、やってることは除去&除去でとにかく捌ききるっていうやつで、勝ち手段は「サヒーリ」のトークンとか「雷のドレイク」「日和見吸血鬼」あたり。こちらのデッキでひときわ輝いたのは、2枚集まった「洞察の絆」。確実なアドバンテージを刻む上、このデッキはカラーリングの割にドロー手段はほとんどないという変わったデザインなので、だらだらと試合を引き伸ばせばライブラリアウトによる勝ちも見えるという。あと、神がライブラリの上から3枚目に戻った時に落とすとかね。ほんとにね。

 

 

3位 【Thraxi】 緑黒白 <牢獄領域 永遠神、バントゥ群集の威光、ヴラスカ>

 うちにも神様おるんですわ。まぁ、強かったよ。でも隣のケフネトは青い(ほんと青い)。1引き「牢獄領域」スタートで緑白方向にいきたいなーと思っていたのだが、1パック目で黒の流れがおかしく、「ダブリエル」がぐるぐる回り「残酷な祝賀者」も2枚回ってきたところで緑を断念して黒へスイッチ。場合によっては白黒タッチ緑かな、と思ってたら今度は2パック目で緑ダブルシンボルの「トルシミール」が現れる。開き直ってこれもピックし、「さぁこいギルド球」の精神で待ち構えていたら、3パック目に「死の芽吹き」2連打という謎展開で思わぬところからマナベースの問題が大きく改善した。割と無茶気味の3色だが、土地さえ引ければそりゃ強い。3パック目の「死の芽吹き」×2「ヴラスカ」「戦争の犠牲」っていう年に1度のゴルガリ祭りが面白すぎた。負ける時はだいたい手札が白くて平地がない。そりゃそうだ。以上。

 

 

4位 【Alessi】 赤青 <役割交代 嵐の伝道者、ラル チャンドラの勝利>

 1パック目「役割交代」、2パック目「ラル」というイゼットなパックに運命を感じてそのまま突っ走る。赤は良いポジショニングだったはずなのだが、それでもなぜか下家が2人赤へ。ままならぬ。今回赤も青も3人に割れている色になっており、そんな激戦区ではなかなか理想のラルさんコピー祭りデッキなど組めるわけもなく、結局勝つ時には「怒り狂うクロンチ」なんかが火力の支援を受けて相手を踏み潰す脳筋展開が多かったっていう。「コピーしまくりたかったのに」っていうカードが「無情な前進」ってのもなんだか哀愁が漂う。

 

 

5位 【Serra】 緑赤 <敬慕される炎魔道士、ヤヤ チャンドラの螺旋炎 混沌の船長、アングラス>

 こちらは赤の最下流か。1引き「ヤヤ」、2引きで「生ける竜巻」とやたらレアリティの高いシナジーが繋がってしまったためにそこからはほぼ決め打ち気味で赤を意識。おかげで1パック目は4引き「鎖鞭のサイクロプス」5引き「侵略するマスティコア」とかいう流れ。そんなマナカーブで大丈夫か。まぁ、結果だけみたらあんまり大丈夫じゃなかったんだろうな。今回緑はカウンター系のギミックがほとんど存在しておらず、せっかくの「開花の巨体」もほとんどの場合はバニラ扱い。序盤の「ドムリの待ち伏せ」が突き刺されば一方的な展開も可能にはなるのだが、さすがに上に火力を搾り取られすぎて、かなり硬直したデッキデザインになってしまったようだ。まぁ、そんな相手に俺はトリプルマリガンされた挙句あわや負けそうになったのだが。

 

 

 

 

 

今回のピック表

 

Tanaka】(青白)→【Thraxi】(緑黒白)→【Alessi】(赤青)

                      

Serra】(緑赤)    ←       Chrolony】(青黒赤)

 

 

 

 

 

 




Magic思い出日記

 

 

 

 

 

 

○第29回 陰キャセットとかいうなよ(シャドウムーア)

 カードパワーがブーストし、単純に殴り合いモードが白熱したローウィン環境。キスキンが、エルフが、そしてフェアリーが我が世の春を謳歌し、まさにローウィンという次元そのものが示す春の時代。地味になったなんて印象もなく、Magicは無事に「時のらせん」からの再出発を果たした……のだけど。

 むしろ「なんか地味」という印象はこのシャドウムーアの方が強いかもしれない。まぁ、1年に4セットという変則形態の初チャレンジブロックであり、1つ1つのセットの印象は薄くなりがちだが……このセットはガチャついた環境をしっかりまとめるべく、大きなテーマとして「単色」が採用されており、やたらマナシンボルが重たいカードや、混成マナを活用して単色デッキでも選択肢が増えるようなデザインが施されている。インベイジョン以来久しぶりに「色を参照するカード」も増え、5色それぞれの特色がよく出たセットに……なったはずなのだが、全体的なカードパワーに乏しく、炸裂する部族デッキへの影響があまり大きくなかった気がするんだよな。完全に「閉じた」システムであるローウィンの部族ギミックにあまりタッチしないデザインだったので噛み合わなかったというのもあるかもしれない。現在も目にするこのセットの強力カードと言っても、あまり独自の色合いを感じさせないことからも、シャドウムーアというセット全体の地味さがうかがえるだろう。

 

 

 

 「魔力変/Manamorphose」や「台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks」は現在も下の環境で見かけるカードだが、これがシャドウムーアを代表するカードかというと……うーん。まぁ、色拘束が薄いのはありがたいのだが……。

 個人的には、地味だったので印象が薄いのは間違い無いのだが、どちらかというとフレーバー的なおかしみの方が印象に残っている。このシャドウムーアは光り輝く常春のローウィンが「裏返った」姿であり、直近のローウィンで登場した様々なカードが禍々しく「裏返った」形で登場しているというギミックがそこかしこに盛り込まれている。ぶっちゃけ「次元の混乱」の時と似たようなイジり方ではあるのだが、登場→本家取りのスパンが短かったためにユーザーにも比較しやすかったので印象に残る部分も多かったのではなかろうか。こうした世界観をにじませる遊び要素はタルキールなどでも引き継がれているカードの見せ方だね。参考までに、ローウィンからどんな風にカードが変質したかのサンプルをいくつか見てみよう。

 

増え続ける成長(LRW)」→「増え続ける荒廃/Incremental Blight

 

 

 わかりやすい例でインパクトがあったのはこれだろうか。まぁ、どっちもリミテッドだとエンドカードだったことに変わりはない。もちろん、イラストもデザインが揃えてある。

 

風立ての高地(LRW)」→「風立ての猛禽/Windbrisk Raptor

 

 

 ちょっと変わったギミックだが、ローウィンに用意されていた5種類の「秘匿」ランドサイクルがシャドウムーアでは全てクリーチャーになった(土地に封印されていた怪物が目覚めたというデザイン)。元の爽やかな土地の画像のどこに怪物が隠れいていたのかの答え合わせができる。また、能力も秘匿ランドの解放条件と寄せてあるデザインで、一応両方セットで使えるようにデザインしてあるようだ。まぁ、セットどころかクリーチャーが単品で使われた事例も聞いたことがないが(秘匿ランドは割と強かったので使われたものも多い)。

 

ボガートの丸太運び(LRW)」→「ボガートの放火魔/Boggart Arsonists

 

 

 クリーチャーの変化を表すカードの典型的なデザイン。このセットにはこうしてローウィンのカードを「写した」カードが多く存在している。このゴブリンの特徴は、フレーバーテキストでレジェンドでもなんでもないキャラクターの「使用前・使用後」が描かれているという部分。ローウィンのカードだけだとニッブ(ニブ)とギーク(ギィク)が死んだかのような描写になっているが、一応、大オーロラによる変貌後までは生きてたみたいだ。よかった(?)。あと、歴史上貴重な平地渡りを持つクリーチャーなんて変な要素も持ってたりするのがちょっと面白い。

 まぁ、こんな風に1枚1枚見ていくと世界設計自体は面白く、どっちかというとカードを並べて眺めていたいタイプのセットである。あ、もちろんこの当時ですから、僕もカードとにらめっこしていろんなデッキを作ろうとしていたよ。中でも注目していたカードはこれさ!

 

 

 

 「記憶の放流/Memory Sluice」と「溺れさせる者の信徒/Drowner Initiate」の明快シナジーだ! 「信徒」を2枚並べて、3ターン目にカード1枚で12枚削ってやろうぜ! ん? 結果はどうだったかって? すまんな、手元に当時のデッキリストも戦績表も残ってなくってな(察し)。

 

「シャドウムーア」の公式カードリストはこちら。

 

 

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