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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「放課後さいころ倶楽部」 5


  なんかもう、オープニングのこの絵面だけでちょっと満足してしまったのでずるいね。オープニングのこの続きもエンディングもそうなんだけど、なんかナンジャモンジャの存在感強すぎません? そしてなぜか優遇されてるエルフェンランド。

 さて、この作品である。原作既読。それどころかコミック全部持ってるという私にしては稀有な状態の作品。なんでコミック全部持ってるかと聞かれたら、そりゃ「京都」で「ボドゲ」の漫画なので、なんとなく縁を感じたんですなぁ。ぶっちゃけ、1巻を買った時は「おっ、ボドゲがテーマの漫画なんて始まったんか! よし、日本国内のボドゲ文化の促進のためにも、買って応援したろ!」って思って買ったんですけど、まさかこんなに続くとは思ってなかった……(失礼な話だ)。おかげでそのまま新刊が出るたびに買っていて、気づけばもう15巻ですってよ。割と本棚で存在感のある量になってしまったわ。

 こんな感じの接し方なので先に断っておくが、別にそこまで好きっていう漫画じゃないんだ。縁があったから買ってるし、別に内容にも大きな不満はないが、「へぇ、じゃぁ面白いんだ?」と聞かれると「いや、別に……」と答えるしかない。多分、我が家においてある漫画の中では面白くない方といってもいい。それくらいの作品なので、ぶっちゃけアニメ化と言われても「すげぇな」とは思ったけど「やったぜ!」とはあんまり思ってないんだ。ごめんなさい、こじらせたファンで。まぁ、知らないボドゲのルールを知るのって、それだけで楽しいじゃない?

 基本的には「美味しんぼの料理の部分をボドゲに置き換えた漫画」っていうのが一番手っ取り早い説明だと思ってる。政治や国際問題は(ほとんど)取り扱わないが、人間関係のもつれを中心に、ドタバタしたら適切な(?)ボドゲが出てきてそれをプレイすることで解消するというストーリー。ボドゲが好きならそれだけでちょっと嬉しくなるが、興味がない人からみたらなんじゃらほい。実際、アニメ1話目のマラケシュにしても、ざっとルールは説明してくれてるけど、あれだけの導入と展開の描写で何が起こってるかはよく分からんし、正直「マラケシュの面白さを伝える作品」にはなってないだろう。結局、漫画にしろアニメにしろ、限られた尺の中で「ボドゲのインスト+リプレイ+ドラマ」なんて贅沢盛りができるわけもなく、どの要素も「ほどほど」程度で片付けてしまうのがこの作品なのである。でもまぁ、それが限界だと思うし、ファンからしたらそれでもなんとなく楽しめるのである。

 アニメとしてのクオリティは決して悪くないと思う。女の子はそれなりに可愛いし、明るめの色彩をベースにした画面構成も見やすい。ボドゲのカラフルなワクワク感を押し出したようなデザインになっているので、座ってプレイしているだけのシーンがあっても華やかさは感じられるはず。また、アニメ独自の売りとしてはボドゲのフレーバー(ゲームが想定している世界観)をアニメとして描くことができるため、アナログゲームの楽しさである「演じること」「没入すること」は大きく盛り込むことが可能だ。そのあたりの見せ方次第では、原作にプラスアルファの良さを生み出せるかもしれないという期待はある。当然のようにたくさんのボドゲのパッケージなどをそのまま描く許諾は得ており、ファンから見たらとてもリアルな(そして馴染み深い)映像が楽しめるのも売りの1つである。

 あとはまぁ、とにかくボドゲの小ネタを詰め込んだ彩りですわね。オープニングは見てるだけで笑っちゃったし、「ショップの店内陳列、すげぇ贅沢な場所の使い方だよな……」とか思うだけでツッコミ要素が多いのだ。あんなゆとりを持って同じ商品を重ねて並べられるボドゲショップなんて、京都の街中じゃ絶対無理だよ。店内のモデルは「すごろくや」らしいけど、すごろくやってあんな広々としてんのかな。

 そして「京都」要素ね。これまた時たま突っ込んだ描写なんかも出てくるので地元民としては油断できないところがあるのだが、1話目の鴨川とか「利根川か!」っていうくらい川幅が広くてちょっと笑った。多分彼女らが歩くような範囲であそこまでの川幅の場所はない(歩いて南禅寺まで行ってるんだからその界隈だろう)。そして、残念ながら鴨川の橋の下で着替えをする女子高生も現実にはいない。いや、いるかもしれない。今後は気をつけて通るようにしよう。

 まぁ、よく知った作品であるせいでかえってどう反応していいのか微妙な部分はあるのだが、ある時には「あ〜、これこれ、あったな〜」とか思い、ある時には「この描写じゃボドゲプレイヤー以外には伝わらんやろ〜」とかいう面倒臭いファンになるに違いない。感想とか書かずに黙ってた方がいいかもしれんが、出来が良ければまたあれこれいうことになるかと思います。なお、一番のおすすめポイントはエンディングで一瞬だけ飛び出してくるテレストレーションのあいつ。多分、他にも気づいてないネタがたくさん隠れてんだろうなぁ。

 

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