最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
卵の話、なんやねん、第7話。まー、こういう何気ないサイドストーリーでも適切な狂気がほとばしってるのが今作の最大のセールスポイントといえるのかもしれないが。ニワトリにとっての卵って一体どんな存在なんだろう。一応「無精卵」っていう概念はきちんと認識してるんだろうけど、彼女は将来的に子作りしたいと思うことがあるんだろうか。「我が子を売りに出す」認識があるのかないのか……謎は深まるばかりだが、友達の反応を見るとどうやら彼女だけがイレギュラーめんどりのようでもあるし……そもそもこんな社会設計で「鶏卵を食す」文化が一般に流布してるのがおかしいよな。 閑話休題、そんなアバンとは一切関係なしにメインストーリーは進んでいく。そして、こちらはわかりやすく「三角関係」へと発展していくわけだが、「男ー女ー男」という関係性に「肉食ー草食ー草食」という関係性も上乗せされているのがこの世界の面倒臭いところ。いや、でもどうせどれだけ真剣に恋愛したところで「狼×うさぎ」も「鹿×うさぎ」も生涯の伴侶たりえないっていう意味では大差ない気もするけど。問題は行為の最中に食殺願望が生まれるかどうかに絞り込まれるんだよな。ルイとハルは単にセフレという関係性が成立するが、レゴシの場合はその関係性を構築することすらままならないという。いや、むしろ身体の関係が成立しないからこそ、精神的な部分での繋がりが重要視されることにもなるのだが。 レゴシの目の前にはジュノというわかりやすい「もう1つの餌」がぶら下げられており、純粋な青少年的衝動や生殖本能だけを考えるなら、こちらのメス狼に惹かれるのが当然の反応。レゴシ自身が「同族間の接触には特別な作用がある」と解説している通り、これだけカオスな世界では「同族である」というステータスはそれだけで大きな意味を持つということだ。まぁ、単にリラクゼーション効果があるっていう話しか出てないけども、あくまでそれは学術的に証明された範囲でのお話であって、生物種としての本能を考えるなら、同族間に生まれる感情はもっと強烈なものでもおかしくないはずだ。ジュノの方がレゴシに抱いている感情はわかりやすく思春期の乙女のものなのかもしれないが、普段からぼんやりして他の種族には人気もないレゴシにジュノだけが惹かれているのだとしたら、やはりそこには特質的なものを見出すべきであろう。それを彼女が「恋愛感情」と認識するかどうかは、おそらくこの世界の謎の深淵に至る最大級の問題なのだ。 ただ、「同族間なら無条件で惹かれ合う」という前提を置こうにも、肝心のレゴシの方が何処吹く風なのでなかなか難しい。確かに本人の申告通り、あれだけ熱烈なジュノからのアプローチにも余裕のスルーっぷりは鈍感系主人公の最先端をいく「よくわからなさ」だ。ジャックのあの反応を見るに、おそらくレゴシはこれまで部屋にエロ本を置いとくことすらしなかった純正の「そういうことがよくわからない」キャラであろう。そんな彼がぽっと出の後輩にどれだけモーションをかけられたとて、その意味に気づかないのも致し方なしだ。 そして、そんなレゴシの鈍さゆえに、ラストシーンでの「気づき」のインパクトがいや増すことにもなるわけだ。三角関係ってのは非常にわかりやすく「埋もれていた感情」を引っ張り出す舞台設定になるわけだが、普通の世界なら「そうか、俺もあの子が好きだったんだ」(トゥンク)と胸キュンシーンになるはずなのだが、ラストカットのレゴシの表情は、そんなものとは縁遠い禍々しいものになっている。それこそ、彼が初めて自覚的に見せた肉食の顔。まさかそれがこのタイミングで表に出て来ようとは。この「肉食の顔」は果たしてどちらに向けられたものなのだろう。好きだと気付いたハルの方か、はたまた恋のライバルだと認識したルイの方に向けてか。ルイがどれだけ尊大に振舞っていたとしても、レゴシとの「肉食と草食」という関係性を覆すには至らない。初めて見出した感情をきっかけに、レゴシはルイとの付き合い方にも変化を見せていくことになるのかもしれない。
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