最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
まさかの御杖さんブースト回! 第8話! これまででも可愛かったわけだけど、魂の宿った御杖さんはまた別の良さがありますな。 ほんと、「中学生」っていう不安定な時期をテーマにした青春群像劇として、入れられる要素は全部入れたろ、みたいな作品になってきた。これまでの展開でも、主人公・眞己の家庭を皮切りに続々と尋常ならざる家庭環境が紹介されてきたわけだが、今回はそこにさらに2つも上乗せされるという贅沢仕様。まずは前回のラストで起動し始めた月ノ瀬の母ちゃん。こちらはわかりやすくモンスターペアレントだという設定で、息子に対して伝家の宝刀「あんたのことが心配だから」を振りかざし、結果的にはテニス部の部活休止に追い込むことに。 モンペについて描いた作品はこれまでもいくつかみたことはあるが、今作で面白いのはテニス部連中がそんな月ノ瀬家の家庭事情を充分に承知しており、部活休止に追い込まれたことに対する恨み節など一切吐かず、むしろ月ノ瀬に対して「ほんま大変やな」と同情気味なところ。そして「そんなことより大会の日程表見せろよ」というノリに表れているように、みんなして月ノ瀬を責める気もないし、そんな家庭環境を腫れ物扱いもしていない。本当なら学校と家庭の板挟みになっている月ノ瀬も苦しいのだろうが、そうして放置してくれるテニス部員の態度にはいくらか救われてもいるのだろう。「モンペ」という概念がすっかり現場にも浸透して子供からも理解が得られるという、現代社会だからこその描写である。昭和のドラマだったら絶対こうはならなかっただろう。 そして、「中学生という不安定な時期」は更なる問題へと拡大していく。次にスポットが当たったのはマネージャーの飛鳥悠汰。なんとこちらはLGBTの問題ときたもんだ。確かに第二次性徴を経て自己との向き合いも増えるのがまさに思春期・中学生。その時期に自らの「性」というものを考え始め、与えられた性との違和感を覚えるなんてのもいかにもな話ではある。これも少し前なら「何言ってんだお前?」的な反応しか返ってこなかった事態なのだが、LGBTへの理解というものは、この数年で一気に加速した。眞己の冷静な対応はあまりに模範的すぎる気もするが、おそらく周りの男子連中も(それ以上に複雑なものを抱えてる連中がいっぱいいるせいで)悠汰の悩みについて、誰もバカにしたりはしないだろう。案外そういう部分ってのは子供の方が柔軟に受け入れられるもんである。ただ、残念ながら親御さんはそうはいかなかったらしい。このアニメ、どこの家庭も母親ばっかり出てくるのが謎ではあるのだが、まぁ、「息子」の存在ってまず母親ありきみたいなところもあるしね。お母さんは息子が「男らしく」なることを望んでいるようだが……これまた昭和の価値観か。これだけ色々な問題が各家庭で同時多発的に巻き起こっているテニス部。無事に激動の思春期を切り抜けることができるのだろうか。 そして、性の悩みも「ゆらぎ」の時期だからこそだが、やはり中学生ともなると将来の悩みが大きくなる。ついに自らの意志を外に漏らし出した御杖さん。単なる無気力系女子ではなく、親に進路を反対されてる目標を持ってる系女子だったらしい。まぁ、例によって親御さんの心配も真っ当なものなので理解はできるんだよな。多分俺だって子供がいて「芸術で身を立てたい」って言い出したら「ちょっと待て」っていう気がするもの。音楽で食っていく、絵で生きていく。そういう目標ってのはやっぱり危うい。それを親に止められた上で、それでも突き進むという信念を持ち合わせているかどうか、それを確かめてからでも遅くはないからね。さて、御杖さんの胸中やいかほどか。 ところで、眞己のTシャツの「つづく」ってなんやねん……。こいつら毎回Tシャツおかしくない?
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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