最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
(落星のアルコン)Archon of Falling Stars (4)(W)(W) U クリーチャー・執政官 4/4 飛行 〜が死亡した時、対象の、あなたの墓地にあるエンチャント・カードを戦場に戻しても良い。 どこからともなく現れて、特に何か特徴があるわけでもないクリーチャータイプ、それが執政官。これまでの先輩をまとめると「白い」「飛んでる」「なんか騎乗してる」くらいの共通点があり、何に乗っているかは次元によって異なっているが、テーロス次元の場合はキマイラに乗ってることが多いかな。旧作では「沈黙の歩哨」という地味な名前のアルコンが登場しており、これは「攻撃時に墓地のエンチャントを戻せる」という強力な能力を持っていたのだが、7マナというコストがネックとなってなかなか登場すらできなかった。今回はレアリティをアンコモンに下げて登場頻度を増やし、なおかつ1マナ軽くなったことで親しみやすさをアピール。戦場にいる間は単なる「大気の精霊」だが、死亡時に確実なアドバンテージを刻める堅実設計に。6マナというコストを考えると「クソ重いエンチャントを釣り上げてコストでお得!」なんて使い方は狙えない。素直に展開し、ある程度墓地に溜まっているであろうエンチャントを1枚引っ張れればそれだけで満足と考えるべき。これだけのステータスに堅実なおまけが付いているのだから、アンコモンとしてはかなり優遇された設計と言えるだろう。この世界はエンチャントのふりしたクリーチャーも多いので、戻すカードには困らないはずだ。
(恭しき重装歩兵)Reverent Hoplite (4)(W) U クリーチャー・人間、兵士 1/2 〜が戦場に出たとき、1/1で白の人間・兵士・クリーチャー・トークンを、あなたの白への信心の数だけ生成する。 質より量の信心能力者。実はこの「信心の数だけトークン出すよ」能力は旧作で全く同じことをやる奴がおり、6マナの「ヘリオッドの福音者」がそれである。先輩は6マナ1/3、そして今回は5マナ1/2。軽い方が優秀だと見るのが普通だが、先輩はダブルシンボルだったので単体でもトークン2体が保証されていたのに対し、こちらは何もない荒野に降り立った際にお友達が1体しか出てこない。なかなか甲乙つけがたいというか、丙丁つけがたいというか。もちろんこれで4体5体とトークンが連なるならコスト分の働きはするのだが、下準備が必要な割に決定力にならないのでどうにも使いにくい。「福音者」は6マナというコストが流石に重すぎるってんでリミテッドですらほとんど出番がなかったが、1マナ軽くなったこちらはどうだろう。旧作でトークン戦術が日の目を見なかったのは、授与などで「とにかく1体を増し増しにして圧倒する」っていうスピード勝負の世界だったことが大きな要因なので、今回の環境なら多少は活躍の場もあるかもしれないな。 (垣間見る自由)Glimpse of Freedom (1)(U) U インスタント カードを1枚引く。 脱出・(2)(U)、あなたの墓地の他のカードを5枚追放する。 圧倒的キャントリップ。2マナで行って3マナで帰ってくるドロー呪文といえば「熟慮」があり、シンプルなデザインの割に様々な環境で活躍したいぶし銀の1枚。やはり、どんな形であってもアドが取れるというのは単純に強く、全てのアクションがインスタントタイミングというのもデッキを選ばないのでありがたいのだ。そしてこちらのカードは、そんな「熟慮」にさらに何度も使えるオプションを加えた増補版。何度もフラッシュバックできるなんて強すぎるやんけ! ってことで、入念な調整の結果追加コストが墓地5枚とかなり重たくなってしまった。これでは1回戻すだけでも結構大変。デッキに入っている脱出持ちカードがこれだけならば1回2回の脱出はできるだろうが、軽めのキャントリップの強みとして「枚数を増やして小刻みに動きたい」という欲求があり、この呪文は重ねて引いた時の運用が効率的でないのは悩ましい。まぁ、墓地に1枚だけあれば事足りるわけで、残りは全部燃料と割り切ることもできるが……。 (有刺カサゴ)Stinging Lionfish (1)(U) U エンチャント クリーチャー・魚 2/1 あなたが各対戦相手のターンに最初の呪文を唱えるたび、対象の土地でないパーマネントをタップまたはアンタップしても良い。 イゼットが応援する「相手のターンに呪文」ギミック応援団アンコ版。土地を起こすことができないので、基本的な使い方は攻撃前にクリーチャーを寝かせるタッパーとしての役割だろうか。もしくは突然自軍クリーチャーをアンタップしての奇襲ブロックから除去を狙う展開も悪くない。そして、青には大切な2マナパワー2として序盤の攻防で特に何もせず死んでいく展開も多々。まぁ、魚だし。前菜がわりにさっぱりと。 (甘美な忘却)Sweet Oblivion (1)(U) U ソーサリー 対象のプレイヤーは、自分のライブラリを上から4枚墓地に置く。 脱出・(3)(U)、あなたの墓地の他のカードを4枚追放する。 ライブラリを追放するとライブラリが削れる変な呪文。これで自分のライブラリを削る意味はあまりない。何しろ枚数が変化しないのだから。一応リミテッドで考えれば脱出を無視して単に「ライブラリを4枚削るだけの使い切りソーサリー」と割り切ることもできるが、わざわざそのためだけのカードを入れる余裕があるんだろうか。そうした用途が微妙なのだとすれば、これは相手のライブラリを削る呪文ということになるのだが、さて、そんなカードが今現在求められているのだろうか。必要ならば「マーフォークの秘守り」の方がシナジーが多いし1マナ軽い。この呪文をわざわざ使う理由は、とにかく自分の墓地が増えるのでこれ1枚で大量のライブラリが削れる場合なのだが……そんなデッキある? そして、ライブラリ削りデッキが4枚ぽっちを削るために4マナのソーサリー唱える余裕なんてある? あるわけないんだ。 ……いや、これは僕でもちょっと……。
Thassa, Deep-Dwelling (3)(U) M 伝説のエンチャント クリーチャー・神 6/5 破壊不能 あなたの青への信心が5未満である限り、〜はクリーチャーではない。 あなたの終了ステップの開始時に、最大1体までの対象の、あなたのコントロールする他のクリーチャーを追放し、その後、そのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻す。 (3)(U):対象の他のクリーチャーをタップする。 何故か主神サイクルの中で他の4柱よりも情報が遅れて出てきたタッサさん。何かこのラグに意味があるのかと思ったが、特に珍しい点もなかったな。ぶっちゃけ旧作の神サイクルの中では最高の成功を収めたのが旧タッサ。たまたま信心系のデッキで「波使い」などの相性の良いカードが多かったことも理由ではあるが、何よりも3マナと最軽量だったこと、そして常在型能力が安定して強いことなどが採用理由だったのではなかろうか。そんな前作に比べると、今回のタッサさんはなかなかの個性派。何しろ青いくせに常在型能力(正確には誘発型能力だが)が何故かブリンク。この手の効果は白が主色なので、青で堂々と登場するのはなんか久しぶりな気もする(一応青は第2色である)。単体では全く役に立たない能力だが、今回は信心がらみの187能力も多いし、構築クラスになると大体のクリーチャーって187能力を見込まれて採用されることが多い。今後もナイス相棒がいれば活躍は期待できそうだ。起動型能力はアンブロッカブル付与からタップへと変更。汎用性が高いのはこちらだが、起動コストがやたら重くなってしまったのでこちらはハズレ気味。全体的に、変な方向に丸くなった印象はある。もしかしたら、それもこれも大事な二又槍が未だにどこぞのPWにパクられたままになっている影響かもしれない。ちなみに今回彼女は改めて武器を持ち直している。これは……槍かな? もしかしたら櫂(オール)かもしれんな。 (波砕きの海馬)Wacebreak Hippocamp (2)(U) R エンチャント クリーチャー・馬、魚 2/2 あなたが各対戦相手のターンに最初の呪文を唱えるたび、カードを1枚引く。 この世界の基本生物の1つであるシーホース。トリトン(マーフォーク)たちは騎馬としても使っているし、単体でも突然海から飛び出してくるために奇襲性の高い生き物である。こちらの海馬は特に馬っぽい要素はなく、イゼットが推す「相手のターンに呪文」ギミックの応援団レア版である。シンプルに1ドロー。条件も比較的ゆるいことを考えれば、そりゃレアにもなるし、大したステータスを与えられないのもやむなし。事実上全てのインスタントがキャントリップになるのだから、デッキ次第では簡単に爆アドに繋がるはずである。ただ、どうしてもリミテッドの場合はデッキに入っているインスタントの数に限界があるし、構築戦の場合はインスタントてんこ盛りのコントロールデッキにこうした「3マナバニラ」のクリーチャーを入れる余裕がない気がするが。シミックフラッシュみたいなデッキが、3ターン目の自ターンにフルタップしてる姿はちょっと想像できない。まぁ、現在は「厚かましい借り手」のおかげで多少相手に展開を許してもリカバリーの効く環境ではあるのだが。 (死の国への引き込み)Drag to the Underworld (2)(B)(B) U インスタント この呪文を唱えるためのコストは(X)少なくなる。Xはあなたの黒への信心である。 対象のクリーチャーを破壊する。 エレボスさんがお得意の鞭をシュルシュル伸ばして死者を引きずり込んでいる図。彼の鞭はこの世界のどこにいても逃さず死者を捕縛するという。そりゃもう死ぬしかない。環境を規定しそうなシンプルに強い除去。対象に制限がなく、最高2マナまで軽減されるってんだからその強さは明白。信心1でも「殺害」と同じ効果と考えれば、黒の濃いデッキなら大して工夫せずとも使っていけるはずだ。ただ、現代のニーズを考えるならPWに手が届かないのは惜しいところ。構築クラスだとまだ「残忍な騎士」あたりが優位か。
(最後の死)Final Death (4)(B) C インスタント 対象のクリーチャーを追放する。 シンプルイズグッド。今までありそうでなかった、テキストの短い除去呪文……と思ったら、あったわ。すっかり忘れてたけどアモンケットにあった「最後の報償」の名前変えである。いやー、随分懐かしい印象。元のカードがあったアモンケットでは死して神の膝元に向かうことが「報償」とされていたが(それこそがボーラスの計略だったが)、普通の次元ではそんなご褒美はあり得ないので、シンプルで再録しやすそうな名前に変更されたのだろう。いわゆる「リミテッド向けの重い除去」だが、インスタントで制限なしの除去が5マナってのは悪くない設計。特にこの世界では大いに意味がある追放効果になっている部分がありがたく、5マナではあるが何枚デッキに入れても問題ないレベルのカードになってるんじゃなかろうか。まぁ、シングルシンボルだし、触りやすい設計なのでなかなかたくさん回ってはこないだろうけども。こうしてみると、なんかこの世界のデザインはアモンケットに近い部分があるな。
(ファリカの落とし子)Pharika’s Spawn (3)(B) U クリーチャー・ゴルゴン 3/4 脱出・(5)(B)、あなたの墓地の他のカードを3枚追放する。 〜は+1/+1カウンターが2つ置かれた状態で脱出する。〜がこの方法で戦場に出たとき、各対戦相手はゴルゴンでないクリーチャーを1体生贄に捧げる。 なかなかやんちゃなゴルゴン。通常時は4マナ3/4バニラというアンコ感ゼロのボディしかないが、彼女の本当の勝負は文字通りに地獄を見てからだ。死の国から舞い戻った場合には殺伐力が大幅にアップし、ステータスは5/6、さらに登場ついでに「残酷な布告」を叩きつけるという。墓地追放コストもさほど重くなく、6マナ5/6に布告効果というパッケージはアンコ感満載である。もう、バニラ時代を過ごす必要性は一切感じられないので直接墓地に送る手段をふんだんに用意しておきたくなる。こうしてみると、直接墓地におきやすい黒や緑はもちろんのこと、ルーター能力を活かせる青も赤もそれなりに脱出能力とはお付き合いできそう。白が一歩遅れるのは色の性質上仕方ないことだね。
Saprophagous Harpy (2)(B) C クリーチャー・ハーピー 2/1 飛行 〜が戦場に出た時、対象の、対戦相手の墓地にあるカードを追放する。 ちょっとした掃除屋を務めるハーピー。屍肉にたかってるんやろうな。ステータスはすごく普通だし、能力の方もそこまで飛び抜けている訳でもないのだが、今回の環境は探査と違って脱出持ちのカードをピンポイントで抜ければ墓地の枚数がどれだけ増えたところでそこまで怖いわけではない。掃除するなら1枚で事足りることも多いだろう。これくらいでも抑止力としてはそれなりだし、何よりリミテッドならすんなりデッキインできるクリーチャーにちょっとした対策が付いているのはありがたい。ちなみにもう1マナ払えばだいたい同じ効果でライフももらえてタフネスも大きな「屍肉インプ」になるのだが、まぁ、その辺は次元の違いってことでね。 (灰のフェニックス)Ash Phoenix (1)(R)(R) R クリーチャー・フェニックス 2/2 飛行 速攻 (2)(R):〜はターン終了時まで+2/+0の修正を受ける。 脱出・(2)(R)(R)、あなたの墓地の他のカードを3枚追放する。 〜は+1/+1カウンターが1つ置かれた状態で脱出する。 このセットのフェニックス。他のカードもやたら墓地から戻ってくる環境になってしまったので、フェニックス側としては唯一のアイデンティティを奪われてちょっと影が薄くなった感はある。それでもやはり元祖復活系は伊達ではなく、素のステータスは「チャンドラのフェニックス」なんかと同じ2/2速攻だが、復活した際には3/3速攻とかなりの迫力ボディを実現している。4マナ3/3速攻フライヤーって、環境次第ではそれだけでもレアになる権利があるくらいのスペックなのに、こいつなら何度もそれを再利用できるのだ。確かにレアだし、確かにフェニックス。まー、過去には自動的に復活してくれるフェニックスも多かったので、そういうのに比べると一段落ちる気はするけど。そして環境が環境なだけに、他の脱出カードとまとめられてついでに対策されそうなのはダイレクト向かい風。頑張れフェニックス。負けるな火の鳥。潰えぬ夢へ燃え上がれ。 (血の野心家)Blood Aspirant (1)(R) U クリーチャー・サテュロス 1/1 あなたがパーマネントを生贄に捧げるたび、〜に+1/+1カウンターを1つ置く。 (1)(R)(T)、クリーチャーかエンチャントを1つ生贄に捧げる:〜は対象のクリーチャーに1点のダメージを与える。そのクリーチャーでは、このターンブロックできない。 生贄大好きサテュロス。最近では珍しい「ティム」のギミックを持つクリーチャーだが、時流には逆らえずにコストは重く、さらに飛ばせる対象はクリーチャーだけ。使いづらい「オークの血塗り」がさらに使いづらくなったようなデザインだが、それは自身の成長の可能性を抱えているせい。生贄アクションには自動で反応してハッスルしていくので、専用デッキではかの「フェイに呪われた王、コルヴォルド」の小さいバージョンとして活躍できるかもしれない。何しろ「波乱の悪魔」がいれば何をサクっても2点飛ばせるようになるのだ。縦横に脅威を広げられるギミックはなかなか面白い。構築なら赤黒サクリファイスにそのまま詰め込んで使えそうだが、問題はリミテッドレベル。今回は食物トークンもないのにどうやって生贄を稼げばいいのだろう……と思ったら、何と読み終わった英雄譚は「生贄に捧げ」られる。ってことはこれって英雄譚のサポートギミックなのかしら? ちょいニッチだが、途中で読むのをやめたい英雄譚をサクって端折るなんて使い方もできなくはない。やっぱどんなデザインでもティムって強いよね。 (地盤の巨人)Tectonic Giant (2)(R)(R) R クリーチャー・エレメンタル、巨人 3/4 〜が攻撃したり、対戦相手のコントロールする呪文の対象になるたび、次のうちから1つを選ぶ。 「〜は各対戦相手に3点のダメージを与える」 「あなたのライブラリを上から2枚追放する。そのうち1枚を選ぶ。あなたの次のターンの終了時まで、あなたはそれをプレイしても良い」 謎の二択を迫る立ち位置の定まらぬ巨人。攻撃誘発ってのはよくみるけど、対象になったとき誘発っていう脅しの掛け方はちょっと珍しい。とりあえず3点飛ばしておけば「砕骨の巨人」っぽい立ち回り。ただまぁ、あいつは火力部分や3マナ4/3のボディが重要なわけで、あんまり同じ土俵には立てていない。となるとこちらは攻撃を繰り返すことで衝動的ドローを行い、連続したアドバンテージを刻むのが理想的な生き様ということになる。ライブラリから除去をめくり続ければブロッカーを排除して殴り続けることも可能だろうか。そこまで頑張るようなポテンシャルがあるかと言われると微妙な気もするのだが……まぁ、リミテならそりゃね。 (終わりなき巣のアラスタ)Arasta of the Endless Nest (2)(G)(G) R 伝説のエンチャント クリーチャー・蜘蛛 3/5 到達 いずれかの対戦相手がインスタントかソーサリー呪文を唱えるたび、1/2で到達を持つ、緑の蜘蛛・クリーチャー・トークンを1体生成する。 「墓後家蜘蛛、イシュカナ」に続く史上2体目の伝説蜘蛛。……って言おうと思ったら、いつの間にか統率者レアで「戦争織り、タンティス」っていう2体目の伝説蜘蛛が生まれてたわ。つまりナンバー3だ。そして、正直いうとあんまり伝説っぽさは……あるか? 4マナ3/5はもちろん悪くないステータスだし、除去される場合にもだいたい1匹は子蜘蛛を産んで死んでいくのでアドが取れるといえばとれる。そして、相手がインスタント・ソーサリーてんこ盛りのコントロールやコンボデッキなら子育て大忙しのママさん蜘蛛に大出世だ。ただ、そうしたデザインのデッキをどの程度メインメタに想定できるかってのは大きな問題で、そもそもコントロール系のデッキの場合には場に出る前に対処される可能性の方が高いのである。メタがはまらないなら、あとは単なる「ちょいでかい蜘蛛」だし……。サイドボード要員のように見えて、サイドインしたいほどはっきりした仮想敵がいるように見えない。何とも地味なレアである。とりあえず「夏の帳」と一緒に使えば……。 (ネシアンの猪)Nessian Boar (3)(G)(G) R クリーチャー・猪 10/6 すべてのクリーチャーは、可能ならば〜をブロックする。 〜がクリーチャー1体にブロックされるたび、そのコントローラーはカードを1枚引く。 Magic界隈において、イノシシは「豚」と同じカテゴリに入れられており、「美味しい」という特徴がピックアップされることがある。典型的には、食べるとライフが回復する「斑の猪」「軟骨背獣」あたりの流れだ。こちらの猪も、そりゃもう美味しそうに見える。おかげで攻撃したらみんなして狩りにいくし、狩りにきた相手にはホックホクの手札をプレゼント。どこまでも滋味に溢れる獣である。しかしてその実態は、久しぶりに緑が叩きつけた純正の「寄せ餌」効果。どうせ全軍ゴーでブロッカーを惹きつけられたらその時点でゲームは終わる(はずな)のだ。それなら相手が何枚引こうが知ったこっちゃない。ルアー系クリーチャーで怖いのは「全軍ゴーしたけど、ブロック前に処理されるとやばい」っていう部分なのだが、タフネス6ならそう簡単に潰されないし、仮に対処されたとしても、その場合はドローされないから良しとも言える。存外デメリットは気にならないはずだ。どうしても嫌なら「投げ飛ばし」とかで直接焼肉にして叩きつけてあげればいい。リミテッドで見かけたらちょい悩んでしまいそうだが、やっぱり飼い主にとっても美味しい奴ですよ。 (ナイレアの介入)Nylea’s Intervention (X)(G)(G) R ソーサリー 次のうちから1つを選ぶ。 「あなたのライブラリから最大X枚までの土地・カードを探し、それらを公開して手札に加える。その後、あなたのライブラリを切り直す」 「〜は飛行を持つ各クリーチャーにXの2倍のダメージを与える」 緑の主神、ナイレア様の御技。全然関係ない2つの効果からの選択だが、どっちも「緑っぽい」のでしょうがない。一応、飛行迎撃は「ナイレアの弓」の効果にもあったので近いイメージはあるけども。ここ最近はこうして飛行をまとめて撃墜する「ハリケーン」効果もそこまで注目を集めることはなくなったので、このカードを評価するなら上の効果次第だろう。手札に入るだけだし、4マナの「地平の探求」と比較するとどうしても単体での効率は悪いが、X呪文であるという部分はそれを補ってあまりあるし、何よりもサーチできるのが基本土地に限定されていないのが強い。奇しくも同じ環境に「廃墟の地」が収録されているし、他にも「ギャレンブリグ城」「爆発域」など、手元に置きたい土地はそれなりにあるはず。あとは「生ける竜巻」とのコンボとか……ごめん、それは嘘。とにかく後半になればライブラリから不要な土地を全部引っこ抜くことができるし、手札がオーバーしても捨てれば脱出の燃料に使えるのだ。何か悪いデッキが作れないもんだろうか。 (ニクスの伝令)Nyx Herald (2)(G) U エンチャント クリーチャー・ケンタウルス、シャーマン 2/3 あなたのターンの戦闘開始時に、対象の、あなたのコントロールするエンチャントされたクリーチャーかエンチャントクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修正を受けるとともにトランプルを得る。 エラくこざっぱりしたデザインだが、書いてあることはなかなか豪気なアンコモン。毎ターン、戦闘開始時にプラス修正。近いデザインではリミテッドで活躍した「戦装飾のシャーマン」なんかがいるが、毎ターン切り替えてその時最善だと思えるターゲットをバックアップできるので想像以上に利便性が高い。残念ながらニクスがらみのクリーチャーしか選べないようになっているが、最低でも自身を強化して3/4トランプラーとして運用できるので無駄はない。アンコだが枚数が集まれば能力を一点集中させて爆発させることだってできる。積極的に狙っていきたいギミックだ。 鎖を解かれしもの、ポルクラノス Polukranos, Unchained (2)(B)(G) M 伝説のクリーチャー・ゾンビ、ハイドラ 〜は+1/+1カウンターが6個置かれた状態で戦場に出る。これは代わりに+1/+1カウンターが12個置かれた状態で脱出する。 〜の上に+1/+1カウンターが置かれた状態でダメージを与えられるなら、そのダメージを軽減し、その値に等しい数の+1/+1カウンターを取り除く。 (1)(B)(G):〜は対象の他のクリーチャーと格闘を行う。 脱出・(4)(B)(G)、あなたの墓地の他のカードを6枚追放する。 あのポルクラノスさんが!! 伝説のハイドラとして暴れまわっていたポルクラノスさんは、エルズペスの英雄譚の一幕として討伐されてしまったかわいそうな怪物。めでたしめでたしで終わったかと思われたが、この世界ではサツガイされても死の国に封じられるだけで、今回はめでたく(?)エルズペスと一緒に地上世界に躍り出てきたわけだ。ゾンビになってしまったので身体を維持するのは大変そう。ダメージを食らうと一気に縮む「苔男」ギミックを内蔵されてしまったので場持ちは悪い。ただ、そんな脆さも今回は武器になり得る。6/6として登場して大体2〜3体のクリーチャーと格闘した後死亡。そしてしばらく経ったら墓地から12/12として帰還して、さらなる生贄をムシャムシャムシャ。もともと大量の犠牲者と格闘することがアイデンティティだったデザインが、さらに極まって格闘マシーンとして暴れまわれるようになったのだ。そりゃまぁ神話レアだわなぁ。多少手間がかかるので構築クラスかどうかは様子をみる必要があるが、リミテッドならあまりに暴虐。 (栄光の再誕)Rebirth for Glory (3)(W)(B) U ソーサリー 次のうちから1つか2つを選ぶ。 「対象の、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードを戦場に戻す」 「対象の、あなたの墓地にあるオーラ・カードを戦場に戻す」 シンプルにアドりにいくリアニメイト。最近は墓地から直接拾うソーサリーの基本コストが5マナ。そこに2色目を足したら魅力が増すという設定で、過去には同じカラーリングに「オブゼダートの救済」なんてリアニ呪文があった。今回は白い要素が「オーラを釣る」という不思議なセールスポイントになっていて、うまいこと墓地を耕しておけば狙いすましたアドが稼げる。オーラというと仕事が狭そうだが、白には除去オーラも多いので、自軍クリーチャーを増やして相手クリーチャーを減らすムーブができればコスト以上の働きだ。こういう呪文があれば、直接墓地を肥やすムーブが副次的に輝きを増すな。ちなみに、「能力は上から順に解決する」というルールなので、戻したクリーチャーに戻したオーラをつけるのは問題なく合法だ。 PR |
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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