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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「宝石商リチャード氏の謎鑑定」 5

 現代の日本語感だとさ、このタイトルって「謎を鑑定すること」じゃなくて「謎すぎる鑑定行為www」っていう読みが出てくるんだよな。何だその謎理論。

 ひじょーに渋い題材の、ひじょーに渋いアニメである。こうしたミステリ的題材を扱うアニメはちょいちょい登場するが、メインで殺人事件なんかを扱わない「日常の謎」の場合、アニメではどうしても空気になりがち。今作もそういうリスクははらみつつも、第一印象は決して悪くない、いや、むしろ良い方である。すごく身の丈にあった、すっきりしたデザインの作品だ。

 制作が朱夏ってのは若干の懸念材料ではあるが、1話目の映像部分に問題はなし。割と顎尖り気味のキャラデザで、オープニング映像を見てるといわゆる「男同士の強めの感情を描いた作品」(オブラート)なのかしら……ともちょっと不安になったが、少なくとも1話目を見た限りではそうしたテーマは(ゼロではないだろうが)そこまで中心的な要素ではなさそうだ。むしろ、プロフェッショナルのクールガイにちょいアツめの主人公が重なるバディものとしての味わいがよく出ていそう。あまり動画部分でのディティールにこだわるような作品でもなかろうし、せいぜい話の進行を邪魔しない程度に整った映像を維持してもらえば、あとは構成と演出で引っ張ることができるだろう。

 そうなれば、あとは本当に脚本部分が面白いかどうかだけが問題だ。1話目のお話は、綺麗に30分に収まる程度の「ちょっといい話」。そりゃま、多少御都合主義のきらいはあるが、別にそこに目くじら立てるようなものでもないし、一本の人情話として問題なく成立している。少なくとも京都どこそこのホームズのように設定そのものに突っ込み要素があるわけでもないし、「宝石というモチーフを中心に据えたドラマ」としてはかなり見やすい。あとは2話目以降、ここに宝石のうんちくや宝石商の技術のお話を少しずつ盛り込みつつ、プロフェッショナルな部分を個性として発揮してくれればいい。普段我々がさっぱり触れない「宝石」というテーマなので、使い方次第では色々と楽しいお話が見られそうである。

 ところで、自分の母親のことを名前呼びする家庭ってどうなんだろうな……まぁ、正義の場合はばあちゃんとの生活が長かったから、自然とそういう呼び方が馴染んだのかもしれんが。

 

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