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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 2日連続たほいや、最終戦。一応終電の時間を気にした人間がいたのでいつもより多少早回しの「スピードたほいや」に設定したが、それでも充分満足のいく密度となった。「そんなんありえへんやろ!」という無茶な広辞苑からの挑戦を、かろうじて読み切って全外しをかわしていく丁々発止の戦いは、近年稀に見る名勝負となったのである(なお、誰が勝ったとかはさっぱり認識してない模様)。

 

 




Round2−1・「かおよびと」

1、エントロピーの古称。

2、江戸期に流行した、髪結いの形態の一。散髪などに加え、今でいうマッサージのようなサービスを行ったとされる。

3、美人。

4、「ファセゴードフマン」の和名。

5、→ひょっとこ。

6、母と父。両親。

 もう、誰がどう見ても「顔がいい人」やんけ、っていう話でね。必死に他の解釈を探し始める傾向は、普通に考えたら無駄な努力以外の何ものでもないな。 ①「Chaos 呼ぶ it」の表記あり。典型的な「だからってそうはならんやろ」案件である。 ②「花王用Beat」の表記あり。だからってそうは(略)。 ③そうなるしかないやろ。日常生活でも使いやすいたほいやワードである。 ④たまに出てくる、謎の外国人の和名シリーズ。聞いたこともない人名でかえって怪しさが魅力に映る。ちなみに、正解は「face good human」をそのままローマ字読みしただけだった。正解を聞いて膝から崩れ落ちた。 ⑤「火を呼ぶ人」だろうか。 ⑥「カァ……および、トォ!」その分割はなかった。

 

Round2−2・「おうぎをうく」

1、奥義の伝授の証としてその流儀の扇を受け取る。

2、(能用語)師より花伝書を授かること。

3、隊列の一形式。指導者が先頭に立ち、その後ろに歩兵が同心円状に広がって並ぶ。

4、(那須与一の扇の的の逸話に準えて)困難を成し遂げる。無理を通す。

5、(西遊記で孫悟空が扇を奪ったことから)略奪。

6、(投扇興で扇の行く方を憂うことから)身の振り方を案じること。モラトリアム。

 最近流行りの文章的なお題パターン。「を」が入ってしまうと、どうあがいても切る場所が限定されるので、あとは「おうぎ」「うく」の要素をどう解釈するかだが、これだけの情報から、きちんと多様性のある答えが提供されるのは流石だなぁ、と身内ながらも感心してしまうね。 ①「おうぎ」をどう解釈したらいいか分からなかったからダブルミーニングにしてみました。いや、そういうのいいんで。 ②上とだいたい同じですがこちらの方が学がありそう。ちなみに入力時に「家電書」って変換したうちのパソコンは学が無さそう。 ③「並ぶ」で終わってるけど、実はこれ、名詞である。解答用紙には「扇walk」の記述が……学が……あるか? ④これは「扇を撃つ」ですね。なんで最後が「く」なのかはわかりません。学がないので。 ⑤これも名詞だけど、「奪う」で「うく」にする手段がよく分からない。 ⑥ついに投扇興まで出てきました。雅な集団である。ちなみに、投扇興は過去に実際プレイしたことがあります。雅な集団なので。なお、「これ、モラトリアムじゃなくね?」とかいう根本的な疑問についてはスルーします。

 

Round2−3・「としのこい」

1、年を越すこと。年が変わること。

2、人はおのおの年齢に合った恋愛をすべきであるという戒め。

3、政事に同じ。

4、(年の功と亀の甲をかけた言い方と、鯉が滝を登って龍になるという故事から)功を成さぬままにいたずらに年を重ねた人のこと。

5、燃え上がるように情熱的な恋愛。紅恋。

6、一年間にわたる恋。

 なんか普通っぽいワードなのに、確かこれだけが全外しを達成したんだ。これだけの激戦の中で、ふいに見せた易しさのせいだったりするんだろうね。 ①「年の越え」。 ②これを書いているタイミングで、42歳のおっさんが中学生と恋愛してて、中学生の方が両親に「認めて欲しい」って相談したことがきっかけで逮捕された、という寂しいニュースを知りました。そういうことを戒める言葉ですね。「いや、昔の日本だったら当たり前のことじゃね?」 ③「都市の行為」でまつりごとだそうです。よく分からないけど、きっとロジカルな結論。 ④何度も丁寧に読まないと理解が及ばない文章。まず「亀の甲より年の功」という言葉があり、それをもじって「としのこい」と言う言葉を作り、どういう意味かと考えると、それは龍にもなれぬ鯉であると。なんか、辛くなってきた。 ⑤これ、「Toshiの恋」だから「紅だぁぁぁ!!」なんですが、まさかバレるとは思わなかった。必死で「流石にそれはやっちゃば過ぎるわ〜」とか言ってたわ。 ⑥最後はシンプルに素材のままで。いつ使うねん。誰が使うねん。なんで有効期限設定されとんねん。恋人契約更新しとけや。

 

Round2−4・「こころのよもぎ」

1、心に浮かぶよしなしごと。雑念。

2、心を込めて育て上げたよもぎ。すりつぶして飲めば万病に効き、ちぎって汁を塗れば万傷が治るという。

3、(蓬は曲って生えることから)心の曲ったことをたとえていう語。

4、(後ろに「身のひのき」と続けて)病には、心身両方の癒しが必要であるという教え。

5、精神安定剤。また、同等の効用を持つ事物。

6、八方美人の性向を作り出すことのできる心持ち。

 まだまだハードルは上がるよ。「こころのやいば」「こころのさる」に続く心シリーズである。 ①「心の四方儀」。これは技術点。 ②「こころのやいば」へのアンサーである。「心を込めたとしてもそうはならなくね?」 ③「よもぎってどうやって生えるんだ?」「いや、その辺にあるけど、曲がってるかどうかはしらねぇよ」。 ④「どっちかっていうとよもぎの方が具体的に身体に効く方じゃない?」 ⑥日本語が下手だから広辞苑。「あえて崩して書くことも覚えてきました」。

 

Round2−5・「そあまぐりのつかい」

1、(北イタリアの都市国家において和約・同盟の仲介を教皇領に勢力を持つソアマグリ家が担ったことから)仲介役の使者。

2、祖の徴収のために中央から派遣された役人。

3、リュウグウノツカイ科に属する魚類の一種。西表島で神使として扱われる。

4、平安時代、大臣の大饗の時、蘇と甘栗とを賜うため遣わされた勅使。

5、民間伝承に見られる天女伝説の類。浦島伝説との混同が強いと考えられ、多くは空に浮かぶ天宮から宝などを持ち帰る。

6、飢饉などに際して神が遣わす狸。触れずとも力を与える妖術の石を使い、自在に空を飛んで人前に現れる。

 この日最大のカオスと言えるかもしれない出題。なんだこれ。「そ」の部分だけ切り取って、ここ最近のTwitterでの蘇ブームの話題になったが、ロジカルニキが「蘇ってなんですか?」って知りたがっていて、「なんでお前そんなにお利口なのにもの知らねぇんだ!」って総ツッコミ受けてたいつもの流れ。 ①ソアマグリ家、あるといいな……。ちなみに「ソアマグリ家」でググると「もしかして“アマグリ家”」って出てきて「そっちはあるの?!」ってなるのだが、どうやらハンドルネーム・アマグリさんの家のことらしい。残念。 ②これは無難すぎて切れないやつ…と思いきや、ガチ有知の人間により「祖って、当時の税の中では地方税だから中央から役人は派遣されないと思うんですよね」ってマジ論破されてたのは笑った。迂闊なこと書けないんだよ、この集団。 ③それっぽい逃げ方だが、そもそも魚類だから「龍宮の遣い」っていう名前があるわけで、その部分変えちゃダメなのでは。 ④疑いようもなく、まさに蘇と甘栗の遣いである。「蘇って奈良時代のイメージだけど、果たして平安時代まで食されていたのか?」「甘栗はこの時代に食べられていたのか?」「あったとして、一緒に食べるようなものなのか?」「天皇にわざわざ持ってこさせるのか?」などの疑問が百出するも答えは出ず。 ⑤こちらも「龍宮」がらみなので、そもそも発想がおかしくない? という話になったが、正解は「soar magritte の遣い」である。宙に浮いた岩のお城(ピレネーの城)から使者がきたのである。 ⑥なんと、誰もが忘れていた狸ノルマをこんなところで大胆にクリアだ!! そしてこちらも「soar magnet 狸」と書かれており、確かに、説明を見ればこれは間違いなく飛翔する磁石狸……。ねぇ、そろそろノルマから解放されてもよくない? なお、このワードの正解は時節柄(?)Twitterでも使われています。

 

Roun2−6・「もちをつく」

1、転倒すること。

2、天下を取る準備をおこなう。

3、(かぐや姫と月の兎を同一視した説に基づく)思い人を遠くで待ち続けること。

4、他人の物言いに間髪入れず口をはさむ。

5、多くの蚊が群れて上下しあう。

6、順調に進み始めたものを阻害し、台無しにするたとえ。

 最終問題は、この日の主役であるはずのロジカルニキ。ガチ勢を前にいくつものお題候補を「あぁ、それ前にも出たな」「覚えてないけどな」と潰され、紆余曲折の末にたどり着いたのが、この文章お題であった。まさか、こんな言葉に別な意味があろうとは……ちなみに、さらにもう1つの意味があって、そちらは「男女の交合」を表すらしい。やっぱりそんなオチかよ。 ①どう見ても尻で餅をついているな。 ②使えるのが織田だけっていう。 ③「今宵も、月ではかぐや姫が餅をついているのだなぁ」と思うってことなんだろうか? 誰目線だ? 翁サイドか? ④ぺたんぺたんとリズムよく搗くイメージだけで納得できるが、実際は「なぁにぃ?!」「やっちまったなぁ!?」のことである。 ⑤はい、ここ注目。忘れた人もチェックして欲しいのだが、前日に開催されたたほいやでも蚊の動きについての言及があったんですよ。蚊が形成するのが柱なのか、それとも鞠なのか。そして、今日はついに餅までつきはじめて……こんな手の込んだアンサーがあるか? ⑥これは、焼いて膨らんだ餅を潰しちゃうイメージらしい。いや、別にあれは潰れても台無しにはならないけども。

 

 

 以上、歴史に残る壮絶な試合となりました。2ヶ月間お預けを食らっていた病人も、これだけの密度で辞書成分を叩き込まれたので安らかに成仏できたはず。まぁ、だからって今後もサボっていい理由にはならないけどな。僕たちの戦いは始まったばかりだ!(次回作にご期待ください)。

 

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コメント
無題
広辞苑がダジャレを言い始めたら、僕らは何を信じればいいんだ…。
【2020/03/10 20:56】 NAME[Shachiku-dancer] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
「それは『広辞苑』やがなー。その特徴はもう広辞苑で決まりよー、すぐわかったわー」
「いや、俺も広辞苑や思ったんやけどな、おかんが言うには、奥義と扇をかけたダジャレで説明してたらしいねん」
「ん〜、ほんなら広辞苑と違うか〜。あの天下の広辞苑が、大事な意味の説明のために親父ギャグみたいなダブルミーニング使うはずないもんね」
「しかもな、『未詳』とか『不明』とか、意味もよく分からん言葉もしょっちゅう載っけてるらしいねん」
「広辞苑やないか!」
【2020/03/10 23:11】


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