最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「推しが武道館いってくれたら死ぬ」 6→6 オタクってのはつくづく幸せな生き物だよなぁ、ということを感じさせてくれるアニメ。これだけ暗澹たる世の中なだけに、生きるための糧は多いに越したことはない。些細なことでも天上の快楽を得ることができるオタクは、たとえ周りからどう見られていようとも幸せな生き物に違いない。 素直に気持ちの良いアニメになった。原作の時点でそれなりに好きなつもりの作品だったんだけど、アニメになってキャラクターデザインがシュッと見やすくなったおかげだろうか、もしかしたら原作よりも馴染みやすくなっていたかもしれない。もちろん原作絵には原作絵の良さもあるだろうが、アニメ化するに当たって作られたキャラデザは線を少し減らし、それでいて原作絵の持つ細やかさを体現できるバランスになっていて、アイドル連中が本当に「あ、これは現実にいたら可愛いやつだな」ということが納得できる。まぁ、この絵だとモトイさんの妹の玲奈ちゃんだってめっちゃ可愛いし(一応アイドルにそっくりっていう設定だし)、なんならえりぴよさんが可愛くも見えるのだから困ったものだが。まぁ、我らが主人公・えりぴよさんは、そうした外見の些細な要素など吹き飛ばすくらいに歪んだパワーに満ち満ちておりましたが。 今作の良いところは、「クソオタク」という題材を決してネガティブな文脈で描いていないところである。世にオタクを題材にした作品は数あれど、そのほとんどは主人公サイドに引け目や負い目があり、こそこそと日陰の生活を送っていたり、逆にそんな鬱憤を変な形で発散させてしまったり、基本的にマイナスのステータスからスタートさせることが多い。それに対し、今作では(確かにえりぴよさんの生活には色々問題はあるが)決してオタク活動が後ろ暗いものとは見なされておらず、人生の全てを費やすに値するものとして、非常に前向きに描かれているのだ。その結果としてアイドルとの恋愛感情なんかにもつながっていくので「オタクの妄想」の極致といえばそれまでなのだが、何故だろう、あまりそうした臭さというかいやらしさを感じさせず、「あぁ、楽しそうだなぁ」ということだけを伝えてくれる。私はドルオタでこそないものの、こうして1つのコンテンツに振り切った愛着を示す心持ちは理解できるつもりだ。やってる本人は本当に楽しいし、周りで同じように熱を持っている人間は皆幸せだからそうした活動に邁進できる。そんな前提があるだけで、今作は気持ちの良い作品なのである。 そして、そんな「オタクもの」の中に遠慮なく混ぜ込まれていく百合成分。原作ではあんまり感じなかったのだけど、チャムの内部の関係性も色々すごいことになってるので、かなり濃密な感情のやりとりが行われる世界であるな。これ、別にえりぴよさんが男性だとしても問題なく成立するお話ではあるのだが、そこの性別が逆転するだけで、何故か「都合の良すぎるオタクの妄想」という印象が薄れてしまうから不思議なものだ。最終回エンディングとか、思いがけないところから膝を撃ち抜かれてもんどり打ってしまった。そこでのデュエットは卑怯やろがい……しかも、デュエットで二人して「片思い」を歌いあげるのがこの2人なんだよ。ちくしょう、なんてことしやがる……。 そのほかにもぐう聖というしかないくまささんのまっすぐさとか、ドルオタ入門編ながらも着実に沼にハマる様子が初々しい玲奈ちゃんの様子とか、見ていて楽しい要素がそこかしこに散りばめられていて、ラブコメもの・オタクもの・シュールギャグなどなど、多方面に楽しむことができる作品でございました。そして、やっぱりそんな作品の中心になって引っ張ってくれたのはえりぴよ役、ファイルーズあいだったんじゃなかろうか。このパワー、やはり何かオンリーワンなものがある気がするな。 PR |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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