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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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Cubwarden (3)(W) R
クリーチャー・猫
3/5 絆魂
このクリーチャーが変容するたび、1/1で絆魂を持つ、白の猫・クリーチャー・トークンを2体生成する。
変容(2)(W)(W)
 猫の王様。イコリアの元のアイディアではクリーチャータイプが重要な役割を果たし、その中で白に分配された中心種族が猫だったらしい。なんでそのまま開発が進まなかったのかと思うが、その名残で今回割とネコ科の動物は多そうだ。そしてこれがそんなネコ科の親玉的存在。4ターン目変容なら3/5絆魂を送り出しつつ、ついでにトークンが2つ。合計サイズは5/7の大盤振る舞いだ。変容の大きな弱点である「パーマネント数が増えないので対処されると一気にヤバい」という問題を猫的に優しく解決してくれる。単体でも問題なく強いし、横に伸ばす戦術が取れるので各種人間ギミックとの相性も良さそうだ。
 
In One Bite (W) U
ソーサリー
〜を唱えるための追加コストとして、あなたのコントロールするアンタップ状態のクリーチャーを1体タップする。
対象のタップ状態のクリーチャーを追放する。この呪文を唱えるためにタップしたクリーチャーに、+1/+1カウンターを1つ置く。
 「タップ状態のクリーチャーなら殺していいよ」は白のお約束。追放効果なので、4マナソーサリー「剥離」と同じ効果ということに。追加コストが必要とはいえ、それが1マナってんだから破格なのは間違いないだろう。ついでにボーナスまでもらえるってんだから、よっぽどのことがない限りは優先的に使いたい除去に決まっている。あまり一点豪華主義のデッキだとクリーチャー1体タップするだけでも手間なので、トークンなんかで水増しできるデッキの方が使いやすいかな。
 
ラバブリンクの冒険者 Lavabrink Adventurer (2)(W) R
クリーチャー・人間、兵士
3/3
〜が戦場に出るに際し、奇数か偶数かを選ぶ。
〜はプロテクション(選ばれた数の点数で見たマナコスト)を持つ。
 「無傷のハクトス」の見習いみたいな冒険者。ハクトスさんはあまりの無傷っぷりにリミテッドで時たまクソゲーを生み出してしまうクソキャラとして一部で人気だが、こちらはフレーバー優先ではなくクレバーに試合を見据えているため、かなり現実的なクリーチャーに仕上がっている。3マナ3/3はレアとしては並以下の性能だが、相手の持つ選択肢の半分を奪い去ることができるのは悪くない。そしてその半分というのを登場時に選べるのでそれなりに柔軟性もある。難しいのは、相手が何も出していない時にどっちを宣言するかだが……環境の除去次第だよねぇ。タフネス3への除去を警戒するなら、今なら「残酷な騎士」「殺戮の火」、そしてテフェリー対策になる奇数がいいのかな。でも「厚かましい借り手」(の出来事)には戻されるし、「溶岩コイル」だったらアウト。「議事会の裁き」の可能性もあるしなぁ。プレイングスキルと環境知識を問われるカードだが、まぁ、まずこいつを使うかどうかっていうところから勝負は始まってるのでね。一応、今回は黒に奇数か偶数か選んで薙ぎ払う除去が黒にあるので、「奇数」って宣言して相手が偶数のクリーチャーで対応してきたら流すっていうのが……コンボ?
 
Patagia Tiger (4)(W) C
クリーチャー・猫
3/4 飛行
〜が戦場に出た時、対象の、あなたのコントロールする人間・クリーチャーは、ターン終了時まで+2/+2の修正を受ける。
 まさに「虎に翼」である。虎に翼とは「ただでさえ強かったのに超ヤバい」を表す故事成語であるが、どうやら英語圏でもそれが導入されて普通に使われる言葉のようだ。ただ、残念ながらカード自体にトラっぽさはあまりなく、白がよくコモンで送り出す「場に出た時増強」系のクリーチャーである。5マナフライヤーにこの能力がついてる場合は「暁羽の鷲」のような「全軍+1」とか「戦飛びの鷲」のように飛行もついでに与えるパターンが多かったが、今回は本人のステータスが優れているせいか、そっち方面でのサポートはやや抑えめ。まぁ、コモンの3/4フライヤーにボーナス付きってんだからそれだけでも破格ではあるのだが。ちなみに私が初めて「とらにつばさ」を知ったのは桃鉄のカード名からなのだが、そういう人って割と多い気がするんだよな。
 
(聖域の封鎖)Sanctuary Lockdown (2)(W) U
エンチャント
あなたのコントロールする人間は+1/+1の修正を受ける。
(2)、あなたのコントロールするアンタップ状態の人間2体をタップする:対象の、対戦相手のコントロールするクリーチャーをタップする。
 スペースゴジラのコロナ関係だけでなく、ロックダウンまでしちゃうっていう。まぁ、イコリアの怪物もコロナも命がけっていう意味では一緒ではあるのだが。こちらは必死に進撃の怪物を抑え込む人間の奮闘を描いたもので、ダイレクトに人間をサポートするロード能力が最大の魅力。これがアンコモンで比較的容易に手に入るってことが、この世界で人間がどれくらい少数派なのかを暗に示しているようである。ついでに人間が集まるとプチ「制圧の輝き」まで使えるようになるので、ここからフルパワーで人間トークンをかき集めに行くムーブはリミテッドならいい感じの博打。変容を優先したいプレイヤーは人間を忌避する可能性もあり、案外集められるかもしれないし、あわよくば2枚目3枚目のこれが手に入れば「やはり一番恐ろしいのは人間……」というお約束のオチまで一直線だ。
 
捕獲球/Capture Sphere(GRN)」 C
 今回の青除去オーラはラヴニカ原産のこちらが担当。多少重たいが、遅くなりそうなこの環境を考えたら無難なところか。テーロスと違って相手がバリバリメインでエンチャント破壊を入れたりはしなそうな環境なので、信頼性は多少上がっている。
 



脱出の儀礼 Evasion Protocol (1)(U) U
エンチャント
あなたがカードをサイクリングするたび、(1)を支払っても良い。そうしたなら、対象のあなたのコントロールするクリーチャーかアーティファクトを追放する。その後、それをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
 えっ、「霊体の地滑り」が青にカラーシフトした?! と思ったけど、よく見たら細部が色々と違っている。まずコストが1軽い。加えてクリーチャーでなくアーティファクトも対象に取れるようになり、さらに戻ってくるのがターン終了時ではなく即座に変更。これ、超すごい? と思ったけど、他にも変更点があり、「自分のサイクリングでしか誘発しない」という微調整に加え、最大の差は相手のクリーチャーを対象にできないこと。つまり、自軍クリーチャーのブリンク専用装置ってことになり、そのために戻ってくるタイミングも即座になったのだろう。とりあえずサイクリングデッキに仕込んでおけば様々な悪さが考えられて、とりあえずクリーチャー除去は一切気にしなくてよくなる。極めればボムる可能性があるやらないやら。
 
不吉な海 Ominous Seas (1)(U) U
エンチャント
あなたがカードを1枚引くたび、〜の上にオーメン・カウンターを1つ置く。
〜の上からオーメン・カウンターを8個取り除く:8/8で青の、クラーケン・クリーチャー・トークンを1体生成する。
サイクリング(2)
 ゆっくりクラーケンが上がってくる海。8ドローで1体とかなりスローペースなので、活用するとしたらサイクリングなどでドローを水増ししてやる必要がある。リミテッドで考えると、2ターン目時点でデッキ枚数が32枚くらいなわけで、どう頑張っても出せるクラーケンは3体が限度だ。いや、そんだけ出れば充分だろうけども。ちなみに「オーメン・カウンター」もこのカードのオリジナルではなく、過去にヘンテコカード「天界の収斂」で使われたもの。もう、今回登場するカウンターの種類が増やしたくてわざとやってるとしか思えないチョイスである。
 
海駆けダコ Sea-Dasher Octopus (1)(U)(U) R
クリーチャー・タコ
2/2 瞬速
このクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、カードを1枚引く。
変容(1)(U)
 タコなのに瞬速。タコなのに駆ける。タコだって外敵に狙われた時には俊敏に動くらしいですからね。まぁ、こいつの場合は俊敏に餌を狙いに行くみたいだが。変容を介したアドバンテージ源であり、適当な戦闘でスルーされたクリーチャーにこいつを瞬速でぺたりするだけでワンドロー。最悪でも2マナキャントリップくらいの働き。そして、そのクリーチャーが回避能力でも持っていれば、そこから次のターンもボーナスステージは続くわけだ。この環境なのだから、変容を絡めて回避能力をもたせるのはそこまでありえないことでもないだろう。考えてみりゃ3マナ2/2でカササギ能力だけの「秘密を盗む者」でも充分活躍できたのだから、色々贅沢盛りして弱いわけがない。やられた際には「このタコォ!」がお約束。
 
泥棒カワウソ Thieving Otter (2)(U) C
クリーチャー・カワウソ
2/2
〜対戦相手にダメージを与えるたび、カードを1枚引く。
 というわけで、この世界の泥棒はタコだしカワウソなのです。カササギはいないのです。上述の通り、3マナ2/2でカササギ能力を持つ「秘密を盗む者」はリミテッドで割と存在感があり、空を飛ばしたり、相手クリーチャーを除去ったりして強引にハメパターンに持っていくプレイがあったが、このカワウソがいるってことは、やはり序盤戦を捨ててのゲームはよろしくないということ。ちなみにこのカワウソ、久しぶりにカササギ同様に戦闘ダメージ以外のダメージでもドローが可能。まぁ、最近はティム化するオーラなんてなかなか無いので当時の「錬金術の研究」みたいなコンボはないだろうが、何か使えるコンビネーションが現れるかもしれない。
 
想起の拠点 Bastion of Remembrance (2)(B) U
エンチャント
〜が戦場に出た時、1/1で白の人間・兵士・クリーチャー・トークンを1体生成する。
あなたのコントロールするクリーチャーが1体死亡するたび、各対戦相手は1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。
 「ファルケンラスの貴族」「血の芸術家」「ズーラポートの殺し屋」「残酷な祝賀者」と脈々と系譜を継ぐドレイン系クリーチャーの新たな刺客。今回はエンチャントになったことにより、先輩クリーチャー陣より圧倒的に場持ちが良くなったことがポイント。「それじゃ自身の死亡時誘発がない分損じゃん」というクレームにも、トークンを出すことで手厚くサポートしている。3マナ1/1と考えるとコスパが低くなるが、アリストクラッツ系のデッキはそもそも他のクリーチャーやエンジンを別に用意する必要があるのだから、耐久力が上がったこちらの方が強いシーンも多いはずだ。さぁ、猫とかまどを用意しよう。
 
Blitz of the Thunder-Raptor (1)(R) U
インスタント
〜は対象のクリーチャーかPWに、あなたの墓地にあるインスタントとソーサリーカードの総数に等しい値のダメージを与える。そのパーマネントがこのターンに死亡するなら、代わりにそれを追放する。
 「標の稲妻」がシンプルになり、追放効果がおまけされたもの。もともとは「モーギスの悪意」という呪文がベースになっているイゼット感溢れるジャンルだが、今回初めてインスタントになり、よりイゼット的な楽しみ方が突き詰められている。普通に使うと、リミテッドでは非クリーチャー呪文の枚数が制限されるのでなかなか効率の良いダメージまで拡張されにくい。使うとしたら専門のイゼットデッキを組む必要があるだろう。構築戦ならフルバーンとかカウンターバーンみたいなタイプのデッキでPW対策も兼ねられる除去として機能する。まぁ、フルバーンだと本体に飛ばない火力は意味ないだろうけども。思い切り墓地を肥やして特大のこれを「真火の隊長」に叩きつけるっていう手も無くも無くも無くも無い。無い。
 
安堵の再会/Cathartic Reunion(KLD)」 C
 カラデシュ次元ではナラー母娘のドラマティックな再会を描いていたカード。今回は、イコリア名物の人間とモンスターの友情物語を描いたカードになっている。現在は同じタイプに「胸躍る可能性」という汎用性の高い呪文が登場したために特別これの方が優れているわけではないのだが、大雑把に2マナで3枚引けるという爆発力は素直に利点。今回は墓地を肥やす必要が薄い環境なのが残念だが、むしろだからこその再録なのかも。構築環境なら、赤黒の脱出系デッキとかにどうじゃろ?
 
(禁じられた友情) Forbidden Friendship (1)(R) C
1/1で速攻を持つ、赤の恐竜・クリーチャー・トークン1体と、1/1の人間・兵士・クリーチャー・トークンを1体生成する。
 上の「安堵の再会」で再会してる恐竜・人間コンビが初めて出会ったシーンを描いた心温まる(?)ソーサリー。赤が2マナでトークン2体を出すってことは、ゴブリントークンを生む「ドラゴンの餌」なんかとほぼ一緒であるが、1体だけ速攻持ちなのでちょい早い。「なんでややこしいのにわざわざ違う種類のトークンを出さなあかんのや」とは思うが、フレーバー中心なところはあるし、今回は「トークンを生むのは主に数で勝負をかける人間サイドだ」という事情に加えて、「でも、赤で人間トークン2体ってのもおかしいし、どうせならここからでも変容できるように非人間クリーチャーを確保しておきたい」という要望もある。その折衷案がこのややこしいカードなんじゃなかろうか。まぁ、いつも通りに。生贄ギミックとかが多ければ点数が上がるんだけど。
 
Go for Blood (1)(R) C
ソーサリー
対象のあなたのコントロールするクリーチャーは、対象の、あなたのコントロールしないクリーチャーと格闘する。
サイクリング(1)
 シンプルな格闘呪文。効果としては「捕食」と同じだが、サイクリング付きなので2マナ。赤は格闘なら第2色だしこんなもんでしょ、って思ったけど「闘技」って赤単で使えたんだっけな。クリーチャーがいない時にサイクリングできるオプションは悪くない。
 
発根のモロク Rooting Moloch (4)(R) U
クリーチャー・トカゲ
4/4
〜が戦場に出た時、対象の、あなたの墓地にあるサイクリング能力を持つカードを追放する。
次のあなたのターンの終了時まで、あなたはそのカードをプレイしても良い。
サイクリング(2)
 サイクリング好きのためのアドバンテージトカゲ。赤の「衝動的ドロー」の亜種だが、その対象が「過去に自分がサイクリングしたカード」限定というのが面白い。サイクリング付きのカードの多くは、「強いけど重いから序盤に引いた時にサイクリングがついている」というデザイン。つまり、5マナのこいつが出た時点で墓地には6マナとか7マナとかの重たいサイクリング呪文がうずたかく積み上げられているわけで、そうした呪文を復活させられるというのは非常に計画的な動きになるわけだ。ステータスもそこそこだし、サイクリングデッキの縁の下の力持ちとして活躍できるかも。ちなみに、追放領域から認められているのはプレイだけなので、もう一回サイクリングして他のカードに変えるなんて真似はできないので注意。
 
Tentative Connection (3)(R) C
ソーサリー
この呪文を唱えるためのコストは、あなたが威迫を持つクリーチャーをコントロールしているなら、(3)少なくなる。
ターン終了時まで、対象のクリーチャーのコントロールを得る。それをアンタップする。それはターン終了時まで速攻を得る。
 このセットの「反逆の行動」枠。今回はコモンで与えられているってことはサクり戦術はあまり実用レベルでの脅威では無いとの判断だろうから、純粋にパクって1ターン殴るための呪文と考えていいだろう。普通なら3マナ、ちょいボーナスがついて4マナが相場だが、今回はなんと、状況次第なら1マナまで低減されるというかなり攻めたボーナスになっている。ただでさえ止めにくい威迫クリーチャーがいれば相手はクリーチャーを展開して防御を構築するだろうが、そこで1体が裏切れば想定以上のダメージが抜けることになる。1マナになれば他のアクションも取りやすく、なんらかの手段で威迫を付与してからの展開も可能かもしれない。コモンではあるが、色々と使い方を試してみたい1枚だ。
 
Exuberant Wolfbear (3)(G) U
クリーチャー・狼、熊
4/4
〜が攻撃するたび、ターン終了時まで、あなたは対象のあなたのコントロールする人間・クリーチャーの基本のパワーとタフネスを、〜のものと入れ替えても良い。
 可愛すぎるかよ。もっふもふやあぁ。まるまるやあぁ。このセットのマスコットキャラに認定します。さておき、ふっくらボディはどうやら毛皮というだけではないようで、4/4と肉もしっかりしている。そして、与えられた能力は正直よく分からない。人間とステータスを入れ替えることにどれだけ意味があるのか……相手としては4/4をばらまくこいつの方が脅威なので普通は(多分小さくなっているであろう)こいつをブロックで殺すことになるだろうが、それだったら別に入れ替えずにひ弱な人間など放置してこいつだけで殴ってればいいわけで。一応、こいつに回避能力を与えればちょっとした「タラニカ」みたいな働きにはなるが……。もしくはめちゃステータスのでかい人間クリーチャーを見つけて、こいつだけが殴った時に入れ替えるとか? 「今の環境でこいつよりパワーのでかい人間とかおるかな……」って思って調べてみたら「無傷のハクトス」が出てきた。おめぇじゃねぇ、座ってろ。
 
渡る大角 Migratory Greathorn (3)(G) C
クリーチャー・ビースト
3/4
このクリーチャーが変容するたび、あなたのライブラリから基本土地カードを1枚探し、タップ状態で戦場に出す。その後、あなたのライブラリを切り直す。
変容(2)(G)
 この世界は土地加速呪文だって変容だのみだ。同時に「ファーティリド」もいるので、なんとコモンで2体のクリーチャーが土地を探せるという珍しい環境になった。ランプが推奨されてる上に多色環境ってことがよくわかるな。初動の早さでは「ファーティリド」より上。3ターン目変容から土地が出せれば4ターン目5マナの動きはどんな環境でも強いに違いない。その5マナが変容だったりすればさらに土地をサーチして世界を掘り尽くせる。素のボディにはそこまで魅力が無いので、是非変容デッキで。
 
Thwart the Enemy (2)(G) C
インスタント
このターン、あなたの対戦相手のコントロールするクリーチャーが与えるダメージを全て軽減する。
 いわゆる「フォグ」と呼ばれるプリベント枠の緑インスタント。そして、長年緑が願っていた「相手側だけ軽減」がついに実現した。これにより攻めのタイミングでも使える呪文に劇的に変化し、攻撃時だろうがブロック時だろうが戦闘をすっかりひっくり返す高レベルのコンバットトリックとなった。さらに、クリーチャーが発生源なら戦闘ダメージ以外のダメージまでまとめて面倒を見てくれるので、相手の格闘対策なんかでも幅広く活躍が見込める。「これで3マナでいいんすか!?」って言うと、空気読まない白が「えっ、『安全な道』の方が強くね?」とか言い出すからやっぱり白ってクソだわ。
 
骨塚潜み Boneyard Lurker (2)(B)(G) U
クリーチャー・ナイトメア、ビースト
4/4
このクリーチャーが変容するたび、対象の、あなたの墓地にあるパーマネント・カードを手札に戻す。
変容(2)(B/G)(B/G)
 グレイブをディガーできる変容持ち。グレイブディガーの能力を持つ上に4マナ4/4というのは実にふざけたステータスで、先輩である「ゴルガリの拾売人」だってびっくりだ。まぁ、単体ではカードを回収できない変容設計だからこそ許された数字だろうが。こうしてみると、やっぱりこの手のカードを速やかに変容できるように適当に軽めのクリーチャーを置いとくのは大事だな。ちなみに変容コストなら黒単・緑単でも使えるので、採用できるデッキがかなり広いというのも見逃せない。マナコストが賑やかな次元である。
 
Cunning Nightbonder (U/B)(U/B) U
クリーチャー・人間、ならず者
2/2 瞬速
あなたの唱える瞬速を持つ呪文のコストは(1)少なくなり、打ち消されない。
 ここ最近、やたら推されてる感があるフラッシュ応援団の新作。ただ、推されてる感はあったけどこいつの先輩筋である「急嵐のトリクス」はそこまで構築環境には食い込まなかったし、シミックフラッシュはメタの上では落ち着いてしまったのでそこまで危ないとも思わないが。そしてこいつ、何故かシミックじゃなくてディミーアなのよね。黒は最近緑に次いで瞬速の2種色とされているので、色の役割移行の一環ということだろう。気をつけなきゃいけないこととして、サポートしてるのはあくまで「瞬速を持つ呪文」であって、インスタント呪文は一切関係ない。そうなるとやっぱりシミックフラッシュみたいな専用デッキが無いと活躍はしづらいか。ここから「トリクス」につなげばトリクスが4マナになり、さらにその後は「点数で見たナマコスト5以上の瞬速」が2マナ軽くなることに。構築レベルでの活躍に期待。リミテッドだと、割と単なる瞬速。まぁ、それでも悪くはないのだが。
 
Frondland Felidar (2)(G)(W) R
クリーチャー・猫、ビースト
3/5 警戒
あなたのコントロールする警戒を持つクリーチャーは、「(1)(T):対象のクリーチャーをタップする」を持つ。
 今回は能力カウンターのおかげで各色の基本キーワードに色々とスポットが当たっているが、白が第1色なのはいいとして、緑が第2色であることを忘れやすいのがこの警戒である。もともとそこまで派手ではない能力だが、それを思い切り派手にしてやろうっていう警戒地位向上委員会の筆頭がこちらの猫である。それぞれのキーワードの支援の仕方は能力の延長線上にあるが、タップに関係する概念である警戒を、なんとタッパーにしてしまおうというアイディア。その発想はなかった。警戒持ちが並んでいれば、これだけで世界は激変する。というか、多分勝つ。最大の問題は「警戒持ちが並ぶ」ってどういう状況だよ、って話。なかなか狙って集めるのは難しいので、大体はこいつ自身が「でかいタッパー」になりそうだが……まぁ、それでも強いよな。
 
伝承のドラッキス Lore Drakkis (1)(U)(R) U
クリーチャー・トカゲ、ビースト
2/3
このクリーチャーが変容するたび、対象の、あなたの墓地にあるインスタントかソーサリー・カードを手札に戻す。
変容(U/R)(U/R)
 いわゆる「古術師」能力を持つ変容クリーチャー。「いわゆる」って書いたけど、多分「古術師能力」って言う言葉はないな。この能力のクリーチャー代表って誰なんだろう。オリジンで言えば「イゼットの時術師」なのだが、代表者にラヴニカ名詞がついてるのもなんか違うよなぁ。まぁ、とにかくそんなトカゲ。変容が必要なおかげでその分サイズに恵まれており、つい最近まで(リミテッドで)活躍した「秘密の回収者」とは雲泥の差。さらにその後の変容連打が実現すればアドバンテージが積み重なり、イゼットデッキも大満足である。軽めのインスタントがあると無駄にしなくて済むので「選択」みたいな定番のタネがあれば評価アップが狙える。そうでないなら、頑張ってイゼットらしいデッキを組むか、サイクリング付きの呪文で遠回しにカードアドバンテージを積み重ねよう。
 
Lurrus of the Dream-Den (1)(W/B)(W/B) R
伝説のクリーチャー・猫、ナイトメア
3/2 絆魂
相棒 - あなたの開始時のデッキに含まれるパーマネント・カードは、すべて点数で見たマナコストが2以下でなければならない。
あなたの各ターンの間、あなたは点数で見たマナコストが2以下のパーマネント・呪文を1つ、あなたの墓地から唱えても良い。
 白黒の相棒カードは、低コストを推奨する。注意すべきは、制限されているのはパーマネントカードだけという部分。インスタントやソーサリーは重くても大丈夫なので、ウィニー系のデッキに適宜スペルを織り込んだ状態でそれなりにデッキは組めるかも。ただ、問題はそうして相棒にしたところで、こいつ自身がたかだか3/2ということ。統率者と違い、相棒クリーチャーは1回サイドボードから唱えられるだけで、処理されたらそれまでである。能力自体は強いのだが、それを軸にデッキメイクしたくなるほどの信頼感はない。普通にデッキに入れて、たまに出会うくらいでちょうどいいんじゃなかろうか。各ターン1枚制限だからコンボ要素もないので、一番現実的なのは「ギルド球」みたいなドローソースをぐるぐる回すことかなぁ。「魂標ランタン」だとついでに墓地掃除もできていい感じ。「エムリー」でいいじゃないかって? まぁそういうなよ。
 
Savai Thunderlion (R)(W) U
クリーチャー・エレメンタル、猫
3/2
あなたがカードをサイクリングするたび、(2)を支払っても良い。そうしたなら、〜は対象のクリーチャーに2点のダメージを与え、あなたは2点のライフを得る。
 「稲妻の裂け目」が猫の姿になって帰ってきた!! というわけではない。一応相手サイクリングに反応しないという現代風に調整された上で、さらに要求するマナが2マナになったのでこれ1枚でサイクリング大フィーバーとまではいかなくなった。しかし、その分本人が2マナ3/2と優秀な肉であり、さらにライフゲインのボーナスもあるので2マナ払うだけの価値は間違いなくある。2体並んで1マナサイクリング呪文が揃えば祭りタイムのスタートだ。時代は変われど、やはりサイクリングデッキへの誘惑は抗いがたい。
 

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