最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「猛火の斉射/Blazing Volley(AKH)」 C 黒にはインスタントで−1修正を叩きつける呪文、そして赤にはこうして全体に1点をばらまく呪文。どちらもコモンで手に入るというのは、環境を知る上で重要な事実である。それにしても、イラストだと人間の技として描かれているのに、多分実際の仮想敵は人間トークンなんだよな……。 火傷吐きグレムリン Blisterspit Gremlin (R) C クリーチャー・グレムリン 1/1 (1)(T):〜は各対戦相手に1点のダメージを与える。 あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび、〜をアンタップする。 グレムリンまでおんのかい。カラデシュではおなじみのこまったさんとして多数登場したグレムリンだが、それ以外の次元ではほとんど目撃例がない。さすがイコリア、クリーチャータイプの博覧会やぁ。そんなグレムリンは、毎度おなじみの赤の「1点本体、なんかあったらアンタップ」シリーズの新作。今回は「クリーチャーでない呪文」というイゼット応援ギミックなのだが、それなら「火付け射手」の方が嬉しいのに、とか思う。まぁ、最終的に構築クラスまで行ったクリーチャーと比べるのはダメだよね。というか、多分「火付け射手」が思いの外強かったせいでこいつは射撃にマナが必要な調整になったんだと思う。アンタップ機構は他のことに使っても良いので、青のクラゲ同様、タップ能力持ちとの変容候補にも。 獰猛なゴリトラ Ferocious Tigorilla (3)(R) C クリーチャー・猫、類人猿 4/3 〜は、トランプルカウンターか威迫カウンターのうち、あなたの選んだ1つが置かれた状態で戦場に出る。 ゴリラとトラ! 合わせてゴリトラ! 英語だとタイゴーリラ。見ての通りに綺麗な合体だ。これを類人猿と言っていいのかどうか……。さておき、各色に与えられたカウンター2択クリーチャーの1体。赤はトランプルと威迫の2択で、どちらがついたとしても4マナコモンなら及第点か。相手ブロッカーが少ないなら威迫の方がいいし、相手ブロッカーが多くても多分威迫の方がいい。ってことはトランプルはあんまり選ぶ意味がない気がするが、変容や他の呪文と組み合わせて接死をつける場合などはトランプルカウンターが乗っているのはかなり重要な意味を持ってくる。適材適所である。それにしてもゴリトラのビジュアルのインパクトよ。ずっと眺めてると不安になってくる造形だな。 「激情の猛竜/Frenzied Raptor(XLN)」 C イクサラン生まれのいびつな恐竜がそのままイコリアへスライド登板。3マナパワー4はナイスヒッターだが、タフネス2との相打ちは避けられない。飛行や威迫をつけると化ける存在。コストの軽さを利用して、変容元に使ったり、眷者シナジーを素早く満たしたりするのにどうぞ。 反射神経の亢進 Heightened Reflexes (R) C インスタント 対象のクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+0の修正を受ける。その上に先制攻撃カウンターを1つ置く。 「速やかな反応/Reflexes」というカードが過去に存在しており、そっちは単に先制攻撃をつけるだけの1マナオーラだった。ちなみに警戒をつけるオーラの名前は「警戒」、絆魂をつけるオーラは「絆魂」、飛行をつけるオーラは「飛行」だが、先制攻撃は「速やかな反応」になり、トランプルをつけるオーラは「原初の激情」という名前である。統一感無し。さておき、今回はそんな随分昔のカード名を亢進させたトリックになっており、「火を付ける怒り」の先制攻撃が永続するようになった上位互換である。トリックとしてはもちろん、それ以降の脅威度も大幅に上がるため、「火を付ける怒り」よりもかなり優先して使っていけるデザイン。この辺を握っておくと接死+先制攻撃のお化けも作りやすくなるはずだ。 溶岩の海蛇 Lava Serpent (5)(R) C クリーチャー・エレメンタル、海蛇 5/5 速攻 サイクリング(2) 溶岩に海蛇が住んでて何が悪い。まぁ、普通の次元だったらヘリオンになりそうなものだが……なぜ海蛇なのかは不明。稀に青が推す「海洋生物ラブ」のカードとシナジーを構成するが、多分そんなシナジーを活かすタイミングは一生訪れないと思う。6マナ5/5速攻はリミテッドなら充分プレイに値するパフォーマンス。終盤戦で大きくダメージ計算を狂わせることが出来るので、これがコモンにあるという事実だけでも赤にとっては朗報。そして当然サイクリングの方をメインで使っちゃうからなかなか現場での活躍がみられないのもお約束。墓地から釣る場合でも速攻には意味があるので、いっそリアニ要素の1つとして墓地に仕込んでおくのがいいのかもしれない。 トゲマーモセット Prickly Marmoset (2)(R) C クリーチャー・猿 2/3 先制攻撃 あなたがカードをサイクリングするたび、〜はターン終了時まで+2/+0の修正を受ける。 マーモセットまでいるのか。まぁ「猿」と区別する意味もない気もするが……ディティールが大事な次元である。ただ、どっちかっていうと大事な要素は猿ではなくて「トゲ」の方なのだろう。サイクリング支援の一端として、手軽なパンプアップが見込める。実はこのステータスはかなり優秀で、何もせずとも3マナ2/3先制攻撃ってのは猿にしておくのはもったいないくらいのクオリティ。何しろミノタウルスの「アン一門の侵略者」が3マナ2/2、先制攻撃だって自ターン限定だったのだ。それに比べると、いざとなれば周りのサポートなしでも戦えるレベルなのはお見事。そしてサイクリング時の修正も実用レベルで、アタック時に「サイクリングがあるかも」と思わせるだけでも突破力は相当なものだろう。果敢やクリーチャーサクるのと違って、サイクリングの場合は「使わせたからまぁいいか」と思いにくいのがやらしいところ。さらに今回のセットは軽いサイクリングも多く、1ターンにサイクリング連打で特大ダメージを叩き出す可能性だってある。猿もさるものである。 パイロケラトプス Pyroceratops (3)(R) C クリーチャー・エレメンタル、恐竜 2/3 トランプル あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび、〜の上に+1/+1カウンターを1つ置く。 燃えちゃってるトリケラトプスなのでパイロケラトプス。そういう名前がついてるってことは、年がら年中燃え続けてる生物なんでしょうかね。まぁ、「炎の精霊」だって年中無休で燃えてるだろうし、エレメンタルなら同じような存在か。そしてその実態は、当時のリミテッド環境では筆頭コモンの1枚として大活躍した「呪文喰いの奇魔」のアレンジである。1マナ重くはなったが、そのぶんタフネスが増えて幼少期死亡率が減ったし、育った後のカウンターを無駄なく使い切るトランプルまでついた。イメージとしてはむしろ「雷のドレイク」の使い心地が近いのかもしれない。イゼット系のデッキなら中核として必須レベルのクリーチャーだが、「奇魔」と違って4マナなので何枚まで入れられるかは難しいところだ。これがいる場合は変容とかは諦めてクリーチャー以外の呪文でどこまでいけるか試してみてほしい。 ひっかく鉤爪 Raking Claws (1)(R) C インスタント 対象のクリーチャーは、ターン終了時まで二段攻撃を得る。 サイクリング(2) シンプルに二段攻撃だけ。流石に二段攻撃カウンターは無いので、これは一時的なものである。二段攻撃付与呪文といえば、やはり思い出すのは「ティムールの激闘」だろう。あれと比べると爆裂時のボーナスが減ったが、使いにくい時の保証があるため、あまりデッキの形にこだわらずに採用できるのが強みだ。 轟く岩滑り Rambling Rockslide (3)(R) C ソーサリー 〜は、対象のクリーチャーにあなたのコントロールする土地の数に等しい値のダメージを与える。 「地上の突撃」のレアリティ変更版。あっちはマルチカラーのアンコモンで2マナ、こっちは単色のコモンで4マナ。まぁ、しょうがない変更か。効果を考えればどうせ土地が並ばないと使えないわけで、コストの重さはそこまでキツいものではない。むしろ終盤戦ではとても火力呪文じゃ届かないようなサイズでも打ち取れる可能性があるのは評価して良い部分だろう。普通に土地を並べていけば4マナ4点火力は保証されているのだから、やっぱり引いといて困るようなもんじゃないな。 呪文喰いクズリ Spelleater Wolverine (2)(R) C クリーチャー・クズリ 3/2 〜はあなたの墓地にインスタントやソーサリーカードが合計3枚以上ある限り二段攻撃を持つ。 エルドレインに続いてクズリも登場。確実に「もっとクリーチャータイプ増やしたいなぁ」っつって変なもんを意図的に選んでるんだろうな。クズリというタイプ自体にはあまり特徴は無いのだが、これを見る限りでは凶暴さと素早さがフィーチャーされており、今回はそこにさらにイゼット支援ギミックも盛りこんだ。エルドレインでもクズリはイゼット推しだったが、何か関係あるんでしょうかね。かつて存在したキーワード「魔巧」をより厳しくしたような条件で、インスタントorソーサリー3枚をクリアすれば3マナ3/2二段攻撃。コモンの常識を吹っ飛ばすバケモノクリーチャーとなる。普通のデッキではこの条件を満たすのは簡単ではないし、簡単に満たせるようなデッキだとあまりこのクズリを求めてないっていうのが普通の環境だが、今回はサイクリングのおかげで墓地の枚数はかなりごまかしやすくなっている。クリーチャーの数と違って、墓地のインスタント枚数なんてのは一回落ちたら変動しづらいので安定感もある。是非ともサイクリングデッキの先兵として使ってみたい。 「冒険の衝動/Adventurous Impulse(DOM)」 C 緑の探す系ソーサリー、コモンの部はドミナリアからこちらが再録。見る枚数は3枚と少ないが、土地をフォロー出来るので外れクジがほぼ無いのが強み。「むかしむかし」なんてバカな呪文がなければ、これくらいがむしろ鉄板であろう。 掘削モグラ Excavation Mole (2)(G) C クリーチャー・モグラ 3/3 トランプル 〜が戦場に出た時、あなたのライブラリを上から3枚墓地に置く。 モグラまでいる。過去に印刷されたモグラクリーチャーは、なんとイニストラードの「墓モグラ」1体のみ。つまり史上2体目、セカンドモグラである。モグラの特徴は何と言っても「掘る」こと。そしてMagicではライブラリを削って墓地を肥やすことを「掘る」とも表現するわけだ。綺麗に収まるところに収まったクリーチャー。一仕事終えたら、トランプルもあるので変容に使いやすいのもよい。基本クリーチャーというにはボーナスてんこ盛りで贅沢な1枚だ。まぁ、墓地を利用する予定がなければあんまり意味は無いんだけど。 ハエ捕り長首 Flycatcher Giraffid (4)(G) C クリーチャー・アンテロープ、トカゲ 3/5 〜は、警戒カウンターか到達カウンターのうち、あなたが選んだ1つが置かれた状態で戦場に出る。 名前に「giraff」と入っているが日本語名が「キリン」ではないのは、ちょっとキリンとは違う生き物だからなのだろう。ちなみにMagicで「キリン」というと、「雪花石の麒麟」などの中国的伝説生物の方になってしまうので注意(クリーチャータイプは「麒麟/Kirin」である)。さておき、そんな麒麟みたいなアンテロープは2択クリーチャーサイクルの緑。緑がもらえるのは警戒と到達という2つの防御的能力だ。どちらを取ってもそこまでびっくりするような性能では無いが、わざわざデッキインするなら大体は到達が目的じゃなかろうか。3/5到達ならどの環境でも活躍している「マンモスグモ」と同じ。それで文句なし。相手がフライヤーに縁がなさそうだったり、特に白緑系でシナジーを求めるなら警戒の出番。変容する場合には攻守にわたって使える警戒カウンターの方が汎用性は高い。悩ましげな選択にも見えるが、到達の場合は割と必要かどうかがわかりやすいから案外悩まなくてすむんじゃないかしら。 「大いなるサンドワーム/Greater Sandwurm (AKH)」 C サイクリングクリーチャーということで、アモンケットの砂漠からわざわざお越しいただいたのがこちらのワームさん。アモンケット産は随分のっぺりした外見だったが、今回は荒々しさを強調し、恐竜や怪獣たちに負けないデザインになっている。出せたら強いのは自明。サイズが馬鹿でかい上にブロック制限まであり、アモンケット当時はなんとかここにつないで2回殴って終わり、みたいなシーンもたまに見かけた。しかし、やはり重たいのはどうしようもなく、ただでさえスピーディーなアモンケットでは割と砂の中に埋まったままで生涯を終えた。今回は比較的遅い環境にはなりそうだが……どうだろう。サイクリングデッキなら悩む必要もなさそうだが、サイクリング推しは白赤(青)なので緑のダブルシンボルは絡まなそうなんだよなぁ。 蜂蜜マンモス Honey Mammoth (4)(G)(G) C クリーチャー・象 6/6 〜が戦場に出た時、あなたは4点のライフを得る。 この象さんについていけば、甘いはちみつがある場所がわかるんだ。……まぁ、見つけた後に残ってないだろうけども……。6マナ6/6はそれなりに。そして4ライフもそれなりに。トータルするとそれなりに。もうちょい、何かほしい。 謙虚な自然主義者 Humble Naturalist (1)(G) C クリーチャー・人間、ドルイド 1/3 (T):好きな色のマナ1点を加える。このマナは、クリーチャー呪文を唱えるためにのみ支払える。 コモンで手に入る多色マナソース。しかも今回は2マナから加速できるのでリミテッドならかなり重要な立ち位置。エルドレインでは「茨棘の見習い」の3マナでも活躍できたし、この速度と色マナ勘定が1枚で賄えるのは重要だ。そのぶん、クリーチャー呪文にしか使えないという制限が設けられてしまったが、変容コストで払うのも問題なくクリーチャー呪文なのでそこまで制限はキツくないはず。ちなみにイラストにはたくさんのクリーチャーが書かれており、具体的になんだかわかる奴もいる(「ヤマオウム」とか)。個人的には右上のコマさんみたいなのが気になるズラ。 「キヅタの精霊/Ivy Elemental(ODY)」 U あらあらまぁまぁ、こんなところで再会するなんて。「キヅタの精霊」はオデッセイで生まれた、パワーとタフネスがXで規定されたエレメンタル。Xを使うからにはこのコストが最も効率がいいはずで、当時は「マナあたりのステータス効率が良い」ってんで驚くことにレアに認定されていた。当時は、それくらいの認識だったのだ(まぁ、一切使われてないけども)。しかし、この「Xでかいよ理論」は無色クリーチャー「果てしなきもの」に抜かれてアイデンティティを喪失。さらに最近じゃ「石とぐろの海蛇」まで登場しちゃってキヅタ涙目。まぁ、20年近く前のクリーチャーだし……。この度、「クリーチャータイプがエレメンタルだし、結構な数のカウンターを乗せて出てくるから変容クリーチャーとの相性抜群」ってことで久しぶりの現役復帰。レアリティは落ちてしまったが、今こそ捲土重来の時。頑張れキヅタ、負けるなキヅタ(おじさんはオデッセイびいきなんだ)。 「垂直落下/Plummet(THB)」 C ぼちぼち工夫するのが面倒臭くなってきた様子。しゃーない。一瞬「あれ?」って思う不思議な構図のイラストが秀逸。逆さまの建造物に見えるのは、空の上で生活するスカイセイルの人々の気球の先端部分である。 強行突破 Ram Through (1)(G) C インスタント 対象の、あなたのコントロールするクリーチャーは、対象の、あなたのコントロールしないクリーチャーにそのパワーに等しい値のダメージを与える。その前者がトランプルを持つなら、余剰ダメージはそのクリーチャーのコントローラーに代わりに与えられる。 赤の火力で採用された「インスタントにトランプル」ギミックが緑でも流用されている。こちらはクリーチャーが殴るパンチのエネルギーが突き抜けるデザイン。なるほど、確かにトランプルを有効活用しているな。テキストはややこしいが直感的に理解しやすいので使いやすい1枚。別にトランプルがいなくても「襲撃」や「狂気の一咬み」以上の除去なんだから引くのを迷う必要もない。「接死+トランプル」というただでさえ強い組み合わせがこれならさらに輝きを増すぞ。 突然の吐糸 Sudden Spinnerets (G) C インスタント 対象のクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+3の修正を受ける。その上に到達カウンターを1つ置く。そのクリーチャーをアンタップする。 「吐糸(とし)」なんて言葉なかなか使わんわなぁ。ちゃんと辞書に載ってる言葉なのね。こちらのカードの元になっているのは、「増強」「到達」「アンタップ」という贅沢パッケージになっている一連のインスタントシリーズで、1マナから順に+1/+2の「イトグモの蔦」、2マナで+2/+2の「狙いは高く」、そして3マナで+2/+4の「蜘蛛の掌握」と各種揃っている。今回は1マナなので「イトグモの蔦」との比較だが、修正値が大きくなった上に到達が永続になってかなりパワーアップした。フライヤー対策としてはもちろんだが、そうでなくとも適当な相手クリーチャーを突然返り討ちにする効果でも1マナなら優秀だ。とりあえず、コンバットトリックならこれを1枚入れておけばいいんじゃなかろうか。 生存者の絆 Survivors’ Bond (1)(G) C ソーサリー 次のうちから1つか両方を選ぶ。 「対象の、あなたの墓地にある人間・クリーチャー・カードを手札に戻す」 「対象の、あなたの墓地にある人間でないクリーチャー・カードを手札に戻す」 普段なら黒にいくはずの「クリーチャー1枚回収するけど場合によってはアド1枚」というソーサリーが今回は緑に。条件は「眷者」設定で、墓地に人間と怪物の亡骸があれば一緒に復活が可能に。この環境なら割と雑にデッキを組んでもアドにつながることは多いはず。最終的なデッキを見て、良さげなら1枚刺しておくくらいで充分じゃなかろうか。 発生の根本原理 Genesis Ultimatum (G)(G)(U)(U)(U)(R)(R) R ソーサリー あなたのライブラリを上から5枚みる。その中から好きな数のパーマネント・カードを戦場に出し、残りを手札に加える。〜を追放する。 青を中心としたティムールカラーの根本原理は、以前作られた根本原理の中でも、同じく青中心のエスパーカラー、「輝く根本原理」によく似ている。ライブラリを5枚見るところまでは一緒で、そのうち何枚かが解決できるってのも一緒。決定的に違うのは、当時の感覚だと「5枚全部はまずいっすね」ってんで「嘘か真か」形式で相手に山を分けさせていたのに対し、今回はとりあえず全部自分のものになることが確定していること。すげぇ。その上でパーマネントならコスト無視で設置、それ以外は手札だ。一応「輝く」方も「唱えられる」という部分が優っている可能性があるので完全に下位互換ではないが、流石に時代を経て根本原理も強くなったことがうかがえるカードだ。まぁ、こんだけ無茶な効果だと微差って気もするけど。あとは何が捲れるか、お百度でも踏んで願掛けするだけだ。土地5枚という地獄を、人はよく見るもんだ。 巨獣の巣 Titan’s Nest (1)(B)(G)(U) R エンチャント あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリのトップを見る。あなたはそれを墓地においても良い。 あなたの墓地からカードを1枚追放する:(C)を加える。このマナは、有色でマナコストに(X)を含まない呪文を唱えるためにのみ支払える。 「スゥルタイの隆盛」のマイナーチェンジみたいなエンチャント。「隆盛」は、さらに元になった「頭脳集団」というエンチャントがあり、今でいう諜報効果を毎ターンアップキープに解決できるというもの。アップキープにドロー調整できるのは当然強いし、墓地を肥やす力もあるのでスゥルタイ向けの能力だったのだ。このカードはいわば「諜報1」なので「頭脳集団」の方が近いが、どのあたりにスゥルタイ要素があるかといえば、もちろん下の効果である。これ、分かりにくく書かれているが、ようは該当するカードが全部「探査」持ちになるということ。そう、探査は当時のスゥルタイに与えられた必殺の能力で、めでたく禁止カードを連発した禁断の味。その悪夢が、いうに事欠いてあらゆる呪文に適用されるという。そりゃやばい、実にやばい。一応コストが0にならないように細かい制限は加えているが、それでも壊れなのは間違いない。探査がついた「裏切りの工作員」とか、想像するだけでやばいのがわかるはずだ。これがあれば、墓地を肥やすモチベーションも急拡大。新たな時代のストリームがくるかもしれない。 空を放浪するもの、ヨーリオン Yorion, Sky Nomad (3)(W/U)(W/U) R 伝説のクリーチャー・鳥、海蛇 4/5 飛行 相棒 - あなたの開始時のデッキは、デッキの最低枚数よりも20枚以上多くなければならない。 〜が戦場に出た時、あなたがオーナーであり、あなたがコントロールする土地でないパーマネントを、好きな数だけ追放する。それらのカードを、次の終了ステップの開始時に戦場に戻す。 相棒クリーチャーのアゾリウス版は、いろんな部分があさっての方向を向いている。まず、相棒制限が「デッキ枚数を多くしなさい」。うーむ、これってデメリットなのかどうなのか……そりゃね、世間のセオリーは最低枚数ちょうどで組む方が強いって話だけど、実際に全力で検証したわけじゃないしね。もしかしたら80枚デッキでも強いかもよ? そして、頑張ってデッキを組むと、こいつがまとめてブリンクするという「永遠王、ブレイゴ」みたいな能力が1回だけ確定で使える。……うーむ、強い……か? いや、便利そうではあるけど、別にそこまで頑張って欲しい能力でもないような……。普通にデッキに入れて、普通に使った方がいいんでない? ちなみに、変容したひとかたまりになったクリーチャーをブリンクすると、それぞれ解体された状態で戻ってくるらしい。何か悪さに使えるかもね。 眠らせる矢 Sleeper Dart (2) C アーティファクト 〜が戦場に出た時、カードを1枚引く。 (T)、〜を生贄に捧げる:対象のクリーチャーは、そのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。 分かりやすく小五郎のおっちゃんを眠らせるアレ、そして地上最強生物と言われた範馬勇次郎すら無効化することが可能だったアレ。ただ、よく見ると想定している効果とは違っていて、なんと効果に「タップする」とは一言も書かれていない。つまり、正確には「眠らせる矢」ではなく「寝た子を起こさない矢」でしかない。間違ってタップしようとして使っちゃう事例が発生しそうな気がするので注意すること。まぁ、2マナキャントリップならこれくらいの効果でも充分といえば充分か。お手軽ドロー装置なので、「屋敷の踊り」デッキなんかではもしかしたら「ギルド球」あたりの代わりに使われるようになるかもしれない。 トラバサミ Springjaw Trap (1) C アーティファクト 瞬速 (4)(T)、〜を生贄に捧げる:〜は任意の対象に3点のダメージを与える。 これまた分かりやすく獣を捕らえるアレ。ただ、その割にプレイヤーにもダメージが飛ぶあたりはびっくりである。まぁ、そりゃ誰だってこんなのに足を持っていかれたらタダじゃ済まないしな。瞬速を持っているのは、突然出てくるというよりも「隠れてて見つからない」というイメージだろう。起動に4マナとかなり重たいが、ダメージ量はエルドレインで活躍した「煮えたぎる大釜」と同じで、さらに瞬速のオプション、PWやプレイヤーも狙える選択肢が生まれたことを考えれば妥当な課金だろう。5マナインスタントとして使えるのは見逃せないし、今回青黒が推す瞬速戦術のサポートにも。何色でも使える除去は、やっぱりいつでもニーズはあるもんでね。 「血溜まりの洞窟/Bloodfell Caves(M20)」 C 「花咲く砂地/Blooming Sands(M20)」 「陰鬱な僻地/Dismal Backwater(M20)」 「ジャングルのうろ穴/Jungle Hollow(M20)」 「岩だらけの高地/Rugged Highlands(M20)」 「磨かれたやせ地/Scoured Barrens(M20)」 「急流の崖/Swiftwater Cliffs(M20)」 「茨森の滝/Thornwood Falls(M20)」 「平穏な入り江/Tranquil Cove(M20)」 「風に削られた岩山/Wind-Scarred Crag(M20)」 3色環境ってことで、タルキールで生まれたこれらの土地もまとめて帰還。これがコモンのスロットから出るなら多色化もいくらか楽になるだろう。ちなみに、私は「タルキール覇王譚」の初めてのドラフトでこれらの土地をかき集めてクソみたいな多色デッキを組んで優勝したことがある。まぁ、あの環境は変異もあったから本当に雑にマナ基盤組んでもどうにかなったんだけどさ。かき集められると、この土地の1ライフゲインが地味に効いてくるのよね。 「進化する未開地/Evolving Wilds(M20)」 というわけでこちらも当然収録されている。現在構築では「寓話の小道」という超絶上位互換があるので見向きもされないが、リミテッドなら大切な1枚だ。3色土地(トライオーム)は別に基本土地ではないのでサーチできないことには気をつけましょう。
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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