最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
Jumpstartの情報はスルーやな……(プレイはしたいけども)。 選定された聖歌員 Anointed Chorister (W) C クリーチャー・人間、クレリック 1/1 絆魂 (4)(W):〜はターン終了時まで+3/+3の修正を受ける。 急に歌うよ! 1マナ1/1絆魂の時点で最低限の仕事はしてくれるが、声出しが終わっていよいよ本番を迎える頃に彼の本領は発揮される。高らかに5マナを歌い上げれば4/4絆魂パンチ。めでたく白黒ライフゲインの目指す「3ライフ以上ゲイン」が達成される。いくらなんでも毎ターン5マナは払っていられないのであくまで他のプランが叶わなかった時の保険程度ではあるが、こうした何気ないコモンからでもデッキの軸を支えることができる選択肢は悪くない。ただ、どうしてもリミテッドの場合は1マナクリーチャーって評価が下がるので、よっぽどゲインに寄せたデッキでない限りは、わざわざ採用する必要はないかもしれない。 エイヴンの鳥群使い Aven Gagglemaster (3)(W)(W) U クリーチャー・鳥、戦士 4/3 飛行 〜が戦場に出た時、あなたのコントロールする飛行を持つクリーチャー1体につき2点のライフを得る。 白青飛行応援団の分かりやすい1枚。「指定のもの1枚につき2ライフ」というのは、例えば門デッキにおける「アーチ道の天使」を思い出すと近いかも。門と違って「飛行クリーチャー」は戦闘だの除去だのと世知辛い荒波に揉まれて数が減ってしまうので並べるのは難しいが、その分こいつ自身のステータスが5マナ4/3と優れているのがポイント。最低でも自身をカウントして2ライフが保証されているので、先輩格の「慈悲の天使」と比べても優れたクリーチャーだと考えていいだろう。地上クリーチャーとのすれ違いにおけるダメージ格差をどのように解消するかが飛行デッキの永遠の課題だが、地上を気にせずフライヤーをガンガン並べて殴り続け、最終的にこれでちゃぶ台をひっくり返すというプランは理にかなっている。高めの配点で問題なさそう。 「協約のペガサス/Concordia Pegasus(M20)」 C 続投決定。今回は(今回も)白青のギミックに「飛行ビート」が推奨されているため、飛行を持っているというだけで人権(馬権)が発生している。意外にやり手。 夜明けの突撃獣 Daybreak Charger (1)(W) C クリーチャー・ユニコーン 3/1 〜が戦場に出た時、対象のクリーチャーは+2/+0の修正を受ける。 2マナ3/1バニラはここ最近メキメキ数を増やしてきた「もっとも同型カードが多いデザイン」の一角。かつては緑の2/2が最多だったらしいのだが、白3/1がものすごい勢いで追い上げて肩を並べたのは、ひとえに「もう緑で2/2バニラなんて刷られないから」という理由も大きな部分。そしていよいよ、その現象が3/1にも訪れる。もう、コモンであってもバニラじゃ満足できない。「失われた群れのレオニン」の時点でその傾向は確認できたわけだが、いよいよバニラにも改革の時。場に出しただけで味方を+2は2マナなら文句なしの能力だが、こいつ自身の軽さもフル活用するならばなんとか1マナクリーチャーを用意したいので、デッキの方向性は自ずと制限される。ブン回った時のダメージ量は2マナの基準値を超えており、リミテッドでのうのうと序盤に土地を置くだけの対戦相手なら踏み潰すことも不可能ではないだろう。先手なら3ターン目に2枚目のこれを出して5/1の馬が突撃するプランだって現実的なレベルだ。さぁ、ボロスでビートだ。「栄光の頌歌」の活躍が見られないかなー。 「叙爵/Dub(DOM)」 C 「使うと割と強い」という不思議な評価軸にあった増強オーラ。実際、増強と先制攻撃の組み合わせは純正クリーチャー戦闘だけで対策しようとすると案外難しい。今回はオーラを応援したり騎士を応援したりするギミックはないため、純粋にカードパワーでの勝負。ちなみに今回のセット内でのエンチャントの壊れやすさは、だいたい並。 「抵抗の妙技/Feat of Resistance(KTK)」 C タルキールはアブザン原産の高性能支援呪文が初めての再録。今回はアブザンの風味をそのままに、緑白がカウンターギミックを支援しているので利用できる幅はかなり広い。入れ替わりで秋に落ちる「神々の思し召し」とは役割が微妙に違うので完璧な代用とはいかないかもしれないが、候補たりうる1枚だろう。 強風の襲撃者 Gale Swooper (3)(W) C クリーチャー・グリフィン 3/2 飛行 〜が戦場に出た時、対象のクリーチャーはターン終了時まで飛行を得る。 「突撃するグリフィン」に能力を上乗せした完全上位互換クリーチャー。4マナパワー3のフライヤーという攻め手に加えて、登場時にさらにダメージを稼ぐ有用な飛行支援。コモンにしては出来過ぎの理想的なパッケージである。今回はこうして「既存のベースクリーチャーに能力ちょい足し」みたいなデザインが多く、いやでもクリーチャースペックの向上が見えるようになっている。これが「インフレ」でなければいいのだが……まぁ、今更かぁ。 「軍団の裁き/Legion’s Judgement(XLN)」 C イクサランでもそこそこ使われた白のデカブツ対策。最近はこの手の効果が必ずコモンに1枚くらいは入るようになっており、それに呼応するようにして緑を中心に「パワー4以上」のギミックが盛り込まれているのは分かり易すぎるマッチポンプ。サイドボードスタートでもいいとは思うが、リミテッドならあんまり無駄になる心配もないかな。 「間に合わせの大隊/Makeshift Battalion(WAR)」 C 灯争大戦からやってきた「ボロス頑張れ」を掲げる大隊クリーチャー。1ターン目に出せる1マナクリーチャーがいれば、2ターン目に3/1ユニコーン、3ターン目にこれで怒涛の攻めを継続することが可能。その爆発力はすでに灯争大戦のリミテッドでも証明済みだ。ちなみに今回珍しく、白には「鼓舞する突撃」系の全軍増強インスタントが用意されていない(全軍にカウンターを置く呪文ならアンコモンにある)。横並べで押し込むには赤の「燃えさかる炎」が必要になるのでボロス確定。まぁ、狙うなら迷わずにすむだろうが。 現場保存 Secure the Scene (4)(W) C ソーサリー 対象の土地でないパーマネントを追放する。そのコントローラーは1/1で白の兵士・クリーチャー・トークンを1体生成する。 アンコモンの「天使への昇天」に続き、コモンにも「除去として優秀だけど相手にボーナス」系のカードが。ただ、こいつは随分趣が違い、除去としての優秀さに対して相手へのお詫びが本当にどうでもいい。まぁ、5マナソーサリーなんだからこれくらいのバランスでもいいのだろうが、そんな微妙な誠意なら見せない方がマシなんじゃないか説。「天使の布告」と比べると、コストそのままでアーティファクトやPWに対応できるようになったのは純粋に強化であろう。これさえあれば大体の局面はなんとかなるわ。それにしても、現場の保存の仕方がめっちゃ雑。 堅牢な盾仲間 Staunch Shieldmate (W) C クリーチャー・ドワーフ、兵士 1/3 これまたびっくり。いよいよコモンも1マナ1/3の時代だ。一応ステータスが強いということに若干の警戒はあるのだろうか、およそ種族ボーナスが発生しそうにないドワーフになっているあたりは微妙な配慮が伺える。上述の通りに今回の白は前のめり方向のコモンクリーチャーも割と揃っている。2ターン目に馬が突っ走れるようにするための1マナクリーチャーとしては悪くない。まぁ、そうでもない場合は、あんまり。もう1マナ払ったら飛ぶんだし。 素早い反応 Swift Response (1)(W) C インスタント 対象のタップ状態のクリーチャーを破壊する。 これすごいなぁ。「タップ状態のクリーチャーを殺す」系除去は、「攻撃クリーチャーのみに対処できる」という文脈の白の系譜なのだけど、もともと4マナソーサリーの「復讐」という呪文だった。これが様々な品種改良を加えて、もっとも軽量化に成功した事例が、このカードと似た名前の「迅速な報い/Swift Reckoning」。2マナソーサリーなのだが、魔巧というちょいめんどくさい条件を達成することでインスタントで使えるようになるというもの。つまりこの呪文の下位互換なのだが、これがなんとアンコモン。そして、当時はアンコで当然だと言えるくらいには優秀だったのだ。今回登場したこれ、コモン。2マナ。インスタント。つまりあれだけお世話になった「神聖なる矢」などの様々なカードをなぎ倒す圧倒的上位種。こんなもんが基本セットで印刷される時代なのか。白とは思えない堅実な除去力で、下手したら構築でも使えるレベル。これだから白って嫌いさ。ただ、イラストはなんか愉快。テーロスのサイクロプスっていっつも扱い悪いよな。 護法の要塞 Warded Battlements (2)(W) C クリーチャー・壁 0/3 防衛 あなたのコントロールする攻撃クリーチャーは+1/+0の修正を受ける。 前のめりに後ろ向き。「俺は殴らないがみんなに頑張って欲しいものだ」の精神。攻撃クリーチャーのパワーだけ増強する効果は、もともと赤の「オークの軍旗」の能力。長い歴史を経ていろんな上位互換が誕生しているのでそれと比較してもしょうがないが、こちらの壁は、3マナと軽量化した上で一応ブロッカーの任も担当できるクリーチャーにそのまま搭載しているのである。まぁ、除去されやすいデザインなので信頼性は微妙なところだが、並べれば並べるほどに勢いを増すデザインは案外怖い。まぁ、殴りたい気持ちでいっぱいのデッキが壁を出してる時点で行動矛盾ではあるのだが……筋を通すわかりやすい方策は、やはり白青のフライヤー戦術だろう。これで地上を幾らかでも抑えながら、空を行くアタッカーの力を増してやるという使い方。飛行クリーチャーのパワーは貴重なのだから、壁を使ってでも押し上げてやるのは理にかなっている。まぁ、そんなうまく行かずにこの壁だけ2枚3枚と並べて絶望する光景も容易に想像できるのだが(そんなに入れるな)。 「取り消し/Cancel(M19)」 C 最後に収録されてたのがM19ってことは、実は今のスタンにはいなかった呪文。上位互換がごまんとあるので全然気づいてなかった。とりあえず帰ってくるらしいです。入れ替わりで落ちるカウンターが「火消し」「本質の把捉」あたりの2マナ枠なので、できればそっちを埋めてほしかった気がするが……。あれ、そういえば今回「否認」が再録されてないのね。ゼンディカーで収録されなかったらスタン落ちの可能性が出てきたぞ。 「捕獲球/Capture Sphere(IKO)」 C 着実に青の定番を狙おうとしているらしく、立て続けの再録。イラストはイコリアの「恐竜と人間の友情物語」版じゃなくてラヴニカ版。 「霜のブレス/Frost Breath(M14)」 C 基本形だと思ってたけど、M14以来とかなり久しぶりのカード。過去にも再録は1回だけなのね。実は同型の中でもコストと効果のバランスがよくて使いやすい方だったりする。イラストに描かれている「霜のタイタン」は再録されないんですかねぇ。 幽体のこそ泥 Ghostly Pilferer (1)(U) R クリーチャー・スピリット、ならず者 2/1 〜がアンタップ状態になるたび、あなたは(2)を支払っても良い。そうしたなら、カードを1枚引く。 いずれかの対戦相手が自分の手札以外の領域から呪文を唱えるたび、カードを1枚引く。 手札を1枚捨てる:〜はこのターンブロックされない。 今回ちょっとだけいるスピリット応援団。親玉に加えてこの2マナスピリットという陣容を考えると、どうやらリミテッドでどうこうするよりも、下の環境のスピリットデッキに選択肢を増やすのが目的のようである。手札を捨てて殴り、おきた時に回収するというのは「街の鍵」と全く同じムーブなので、幽体の割にはちゃんと鍵を使って出入りしてんじゃないか疑惑。ドローに費やすマナが重いので、こいつはあんまり構築向けではない気がする。真ん中の能力がピンポイントのメタなのは案外役に立つかもしれないが、現状一番叩きたい「舞台照らし」が間も無くお別れだからなぁ。 厳しい滑空指導員 Keen Glidemaster (1)(U) C クリーチャー・人間、兵士 2/1 (2)(U):対象のクリーチャーは、ターン終了時まで飛行を得る。 フレーバーを見る限り、指導法はかなりの脳筋。あんまりお願いしたくないタイプの教官だ。指導してる割にお前は飛ばんのかい、と思ったけど、まぁ、飛びながら指導するのは難しいか。M20にも再録されて使ってほしそうにこちらを見ているカードに「西風の突撃」があったが、結局仕事がニッチすぎてわざわざ1枚のカードを費やしたいと思う人は少なかった。今回は似たような仕事を、2マナ2/1というクリーチャーに搭載しての再チャレンジ。これならとりあえず入れておいても無駄になることはないし、たまに起動して勝ちに貢献することもありそう。飛行シナジーのサポートになるかとも思ったが、飛行シナジーが使いたいデッキは最初から飛んでるクリーチャーを使うよな。 北風の歌姫 Mistral Singer (2)(U) C クリーチャー・セイレーン 2/2 飛行 果敢 これも地味に有能な1枚。果敢が初めて作られたタルキール次元において、リミテッドで活躍したのが「ジェスカイの風物見」である。これと同じコスト、同じ能力だが、タフネスが1低かった。その後同型の「薄暮のニブリス」もそれなりに活躍し、リミテッドでの存在感を示していたわけで、同じコモンから純正上位互換が生まれたのは驚くべきことだ。まぁ、たかが1点だが、されど1点。相手は果敢の存在を考えると、何点火力で落とせるかを悩むことになるだろう。文句なしでリミテッドの花形だ。ちなみに歌姫は自称しているが、フレーバーは寂しい。原文だと綺麗に韻を踏んでるのだけど、日本語だとそれがわからないな。 「選択/Opt(ELD)」 C まだまだ現役。まぁ、エルドレインに収録されてるから落ちるのは同じタイミングなんだけど。今回はテフェリーセットってことで、ドミナリア版のイラストで再録されている。 潮読み Read the Tide (5)(U) C ソーサリー 次のうちから1つを選ぶ。 「カードを3枚引く」 「最大2体までの対象のクリーチャーを、そのオーナーの手札に戻す」 「潮目を読む」という言葉には2つの捉え方があり、1つは当然海流を読んで航海や漁の役に立てるという意味。そしてもう1つはもっと抽象的で、物事の時勢や傾向を計るという意味。この呪文はそのどちらにも対応できるようにモード選択になっており、「物事の行方を予測する」という意味の方なら、未来のことを考えたのでカードが引ける。そして実際の海面を見ていたのなら、海の神の力を借りて相手クリーチャーをバウンスできるわけだ。青は何故かバウンス呪文に「海の力」を使うことが多いのでこのようなデザインになっているわけだね。どちらのモードにしてもコスパはそこそこ。専門呪文に敵うものではないが、コモンであることを考えれば決して法外なコストでもない。クリーチャーが展開されていないならドローで問題ないが、問題は対象が2体あったとしても、それをソーサリーでバウンスするのが良いのか、ドローしてもっと直接的な対処法を得るのかの二択の場合だ。ただしく潮目を読めるだろうか? うろつく光霊 Roaming Ghostlight (3)(U)(U) C クリーチャー・スピリット 3/2 飛行 〜が戦場に出た時、最大1体までの対象のスピリットでないクリーチャーを、そのオーナーの手札に戻す。 意外なことに、今回青には「軽量のバウンス呪文」が存在していない。あるのは上述の6マナソーサリーだけで、「引く・戻す・打ち消す」の青の三種の神器はやや偏った配置になってしまったといえる。ただ、そうして軽量バウンスが無いのもこいつのせいだと思えばうなづけるだろうか。3/2フライヤーという文句なしの戦力がバウンスを提げてコモンにいるのである。一番近い例は4マナ2/2の「霧鴉」だろう。リミテッドでは文句なしの活躍を見せたボムとなるコモンであり、今回のスピリットはさらにパワーが上がって脅威度がアップしている。青をやるなら、とりあえず高マナ域は全部これで埋めてしまっても構わないくらいである。ちなみにイラストはなんとなくクラゲじみている。これが元祖バウンスクリーチャーである「大クラゲ」リスペクトなのは言うまでもない。知らんけど。 初心者の過ち Rookie Mistake (U) C インスタント ターン終了時まで、対象のクリーチャーは+0/+2の修正を受け、他の対象のクリーチャーは−2/−0の修正を受ける。 いつでも愉快な構図で楽しませてくれるジェスカイ道スチャラカ拳法家の皆さん。今の名前は「オジュタイ道」なんだろうけど、どうしてもジェスカイって呼んじゃうな。まぁ、とにかくそんな拳法修行の真っ最中の新人さんへ命に関わる技術指導している先輩の呪文。優しさと厳しさが両立しており、その効果は海賊における「船慣れ」に似ている。毎度のようにパワーを下げるだけの呪文ではなかなかデッキインされないのだが、さらにそこに防御呪文としての性能も組み入れたらどうだろう、というチャレンジだ。これによって戦闘中以外でも意味を持つようになるので、赤が相手なら火力への実質的カウンター呪文として採用してみてもいいかもしれない。ちなみに必ず対象は2体必要なので、1体だけの時はパワーを下げる方も、タフネスをあげる方も使用できないので注意すること。 秘本のアニマ Tome Anima (3)(U) C クリーチャー・スピリット 3/3 〜はあなたがこのターンに2枚以上のカードを引いているならブロックされない。 過去に「アニマ」という語が使われたカードは全てアラーラ・ナヤ次元のクリーチャーだったのでナヤの固有名なのかと思っていたのだが、こちらのカードは背景を見る限りではどうみてもナヤではない(そもそもナヤに青マナはない)。アニマってのは一般名詞での「魂」を表す語であると見るべきなのだろう。つまりは「本の精霊」みたいなものということ。4マナ3/3は青でも普通レベルだが、ドロー促進でのアンブロッカブル能力で積極性をアピール。3/3アンブロッカブルは確かに悪くない選択肢だが……これのために頑張ってドローエンジンを組むかと言われると、そこまでの魅力とも思えない。青でブロックされたくないなら、空を飛ぶ方が手っ取り早いのだし、その手のデッキで無骨なアタッカーが欲しいかどうかは微妙なところだ。まぁ、中盤の肉が足りないときの穴埋め、あとは万が一スピリットシナジーができた時の人数合わせか。 「ヴォーデイリアの秘儀術師/Vodalian Arcanist(DOM)」 C ドミナリアで初登場したイゼット応援マナソース。実際に使ってみると「色マナが欲しいのに!」って思うタイミングも少なくなかったりするのだが、何はともあれマナ加速なので決して弱くはない。でもまぁ、やっぱり中盤以降に引いちゃった時の寂しさは埋めがたいものがあるのよねぇ。今回はウィザードシナジーもないので、そこまで求められる仕事ではなさそうだ。 「ルーンの壁/Wall of Runes(WAR)」 C こちらは灯争大戦からの再録。ほぼ能力なしとはいえ、やはり1マナタフネス4は硬い。飛行戦術の先陣を切るカードとしては常に検討に値する。今回は灯争大戦のときみいたいなサクっておいしい目をみる戦術には組み入れにくそうなのが残念だが、青黒ならワンチャンあるかしら。 「賽銭ガニ/Wishcoin Crab(GRN)」 C こちらは「ラヴニカのギルド」から。間も無く去りゆくラヴニカから継続決定がちょいちょい出てきているな。まぁ、いつの時代も「別にデッキに入れたくはないんだけど……入れるとそれなりに強い」と言われるタイプのやつ。最近までの選択肢が「晶殻ガニ」だったので、それと比べたら多少のやる気は感じられるかも。 錬金術師の贈り物 Alchemist’s Gift (B) C インスタント 対象のクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+1の修正を受けるとともに、接死か絆魂のうちあなたが選んだ1つを得る。 毒なのか薬なのかよくわからないものをくれる錬金術師怖い。1マナで接死を付与する「毒塗り」の亜種とみるといいだろうか。保証は最低限なので相打ちになる可能性も高く、その場合にアドバンテージを失ってしまうわけだが、いざという時に大量のライフを稼いで引き離す役割もまかなえる可能性でそこを補っている。そして今回の黒はクリーチャーの死を感じ取る能力が多いので、相打ちでもなんでも死ねばOKという考え方もできるだろう。そこそこの順目で、お守りがわりに1枚くらいなら。 血の暴食 Blood Glutton (4)(B) C クリーチャー・吸血鬼 4/3 絆魂 確実に和訳ミスってるだろ、と思ってしまう日本語名が気になるクリーチャー。確かにGluttonはこれまでも「暴食」という訳をつけているが(「暴食する」の場合は形容詞のGluttonousになる)、このカードはどうみてもGluttonの方が特定のクリーチャーを指しているのだから、「血の暴食者」「血の大食者」などとすべきだったんじゃなかろうか。最近はこういう訳は減ってきてたのだが……なんか突然で違和感。とりあえず、殴ったらほぼ4ライフが入るので白黒ライフのトリガーとしては合格。こんなもんを生かしといたらろくなことがないので相手は絶対に最初のアタックで殺しに来るだろうが、1対1交換+4ライフ+なんらかの能力誘発なら悪くない取引きになるだろう。もしくは白で「叙爵」のようなオーラを貼りまくるデッキとか。素材はいいので、色々と調理してみたいクリーチャーではある。 檻の中のゾンビ Caged Zombie (2)(B) C クリーチャー・ゾンビ 2/3 (1)(B)(T):各対戦相手は2点のライフを失う。この能力は、このターンにクリーチャーが死亡した場合にのみ起動できる。 檻の中にいる割には普通にアタックもブロックもできるという不思議なゾンビ。そもそもなんでゾンビが収監されてるんだ、って思ったけど、フレーバーを見て納得。さておき、3マナ2/3は平均以下の数字だろうし、能力も起動マナを考えればそこまで強力なものではない。ついでに陰鬱条件で制限もかかっているし、積極的に採用したい理由は見つけにくいクリーチャー。一応、毎ターントークンを継続的に出せる、とかなら、そのトークンでチャンプブロックしつつこいつで削っていく、みたいなプランもなくはないが、普通に攻撃した方が早いだろう。 墓所に潜むもの Crypt Lurker (3)(B) C クリーチャー・ホラー 3/4 〜が戦場に出た時、あなたはクリーチャーを1体生贄に捧げるか、手札からクリーチャーカードを1枚捨てても良い。そうしたなら、カードを1枚引く。 決してアドバンテージではないが手堅い選択肢を提供してくれる気遣い屋さん。4マナ3/4のバニラでも黒ならば最低限の仕事だが、ついでにリソースを一つ循環させる権利がもらえる。トークンなどのいらないクリーチャーをドローにできるのも悪くないし、墓地にクリーチャーカードを仕込みながらのルーターも使いどころは多いはず。特にリアニ系の呪文との絡み、もしくは陰鬱条件の達成でシナジーが見込める場合は価値が高まることになるだろう。ちゃんと捨てるカードがクリーチャーに限定されることで、「べっ、別にルーターは黒の仕事じゃないんだからねッ」っていうカラーパイを維持しているところは強調するあたり、今日も色の役割委員会はちゃんとお仕事しているのである。 「死花のサリッド/Deathbloom Thallid(DOM)」 C 「ドミナリア」で活躍した名脇役が堂々の再録。素体もそこそこの戦闘力を持ち、死亡時に手厚い保証がもらえる気配りはスライムフット君も大喜びだった。残念ながら今回は苗木支援がないので純粋に戦闘力で勝負だが、陰鬱条件が確保しやすいのでやっぱり緑黒用のクリーチャーといえるだろう。 「異臭のインプ/Fetid Imp(ORI)」 C こちらは「マジック・オリジン」からの再録。確実な相打ち要員として守備的なデッキでは除去と同じ活躍をすることから、一部のライブラリを削りたい私に人気であった。今回は一応、白か青と組んだ時に飛行シナジーも支援できるという加点要素があるし、レアにいる接死の親玉の配下としても出番が。 憂鬱蒔き Gloom Sower (5)(B)(B) C クリーチャー・ホラー 8/6 〜がクリーチャー1体によってブロックされるたび、そのコントローラーは2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。 黒にあるまじきでかさを誇る新世代クリーチャー。まぁ、7マナもかかるんだからでかくて当然だとは思うが、実は黒はコモンでこうしたサイズ自慢を打ち出すこと自体があまり多くない。調べてみたら過去に「黒の」「コモンで」「パワー6以上」というクリーチャーはほとんど存在しない。近年の事例で一番近いのは6マナ6/5の「沼踏み」だろうが、そこから1マナ増加しただけでサイズが2段階あがり、能力まで付与されたのはかなりの大盤振る舞いだ。まぁ、問題は結局このマナ域に到達するかどうかだが。出せてしまえばパワー8は冗談じゃないし、相手がなんとか押しとどめようとすれば能力が聞いてダイレクトにライフを奪う。8ダメージを嫌がって2体以上のクリーチャーでブロックして殺そうとすれば、結局ライフ差が8点以上広がるのである。これ、世が世ならアンコモンでもおかしくなかったスペックだよなぁ。コモンからでも狙える手軽なリアニメイト候補として。 「冥府の傷跡/Infernal Scarring(M19)」 C 基本セットらしい手軽なオーラ。かつて収録されていたM19では白黒のアーキタイプがオーラ支援だったためにそちらのニーズがあったが、今回は残念ながらそうして積極的に採用する理由はない。純粋にパワー増強目当てで押しきりたいデッキ向けか。 仮面の悪党 Masked Blackguard (1)(B) C クリーチャー・人間、ならず者 2/1 瞬速 (2)(B):〜はターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。 進化し定着を図る「黒瞬速」の新たな1枚。2マナパワー2の瞬速の時点でそれなりだし、コスパは悪いがいわゆる「シェイド」能力で中盤以降にも活躍の目を残した。一応ならず者シナジーの補強要員という可能性もあるが、まぁ、2マナ域をなんとなく埋めるのが主なお仕事だろう。構築レベルだと「狡賢い夜眷者」に勝る点がほとんどないのでしょうがない。 「精神腐敗/Mind Rot(M20)」 C 今回のイラストはカラデシュ版。ぼちぼち再録回数ナンバーワンの座が見えてきたんじゃないかという気がする、手札破壊の顔も顔。試しにWikiを確認したら、回数はわからないが「最も長くスタンダードに存在し続けるカード」という記録を持っているらしい。すげぇぞ精神腐敗、戦え精神腐敗! 再命 Rise Again (4)(B) C ソーサリー 対象の、あなたの墓地にあるクリーチャーカードを戦場に戻す。 こちらも地味に革命的なことをやっているカードである。効果はリアニ呪文の基本形である「ゾンビ化」と全く同じで非常にプレーンなもの。コストも5マナと基準値であり、なんの変哲も無いカードなのだが、実はこれ、直接墓地から釣る形式のリアニ呪文としては初のコモンなのである。これまで黒は「手札に戻す系がコモン、直接場に出すのはアンコ」という形で差別化を図っていたのだが、いよいよその区別にメスが入れられたのだ。これによりリミテッドでも積極的にリアニ戦術を取ることが可能になり、ルーターなどでデカブツを捨てて釣るという動きが手軽に楽しめるようになった。イコリアにおける絆魂タイタノスに蹂躙された経験がある人も多いと思うが、リアニは綺麗に決まると反撃の余地を与えないスカッと戦術の1つ。狙ってみる価値はあるのでは? 血なまぐさい耽溺 Sanguine Indulgence (3)(B) C ソーサリー この呪文を唱えるためのコストは、あなたがこのターンに3点以上のライフを得ていたなら(3)少なくなる。 対象の、最大2体までのあなたの墓地にあるクリーチャーカードを手札に戻す。 というわけでこちらは「手札に戻す」系のリアニ。2枚戻せるようにしてアドバンテージを狙うのが最近の主流だが、今回は「魂回収」を1マナ重くする代わりに、ライフゲインデッキではわずか1マナで使えるという刺激的なギミックでの登用を狙う。1マナで2枚回収できるのは間違いなく強い。あとは3点以上のライフを得るタイミングがどれだけあるか、という問題で、ぶっちゃけ専用デッキを組まなければなんとなくで達成するのは不可能だろう。そうなると4マナの呪文にはさっぱり魅力がないわけで、このカードはライフゲインデッキを狙っているプレイヤーまでぐるぐる流れることになる。ピック中の程よい後押しになりそう。それにしても、イラストに描かれたこの設備っていったい……。血液凝固剤でも入れてるんでしょうかね? 「骸骨射手/Skelton Archer(M20)」 C M19では「死の男爵」との謎シナジーが人気を呼んだスケルトン。今回はそうしたお友達もおらず、ただ黙々と細やかな射撃を行うだけの寂しい骸骨。サイズが並なので1枚くらい入れておく分には問題なく、相手がトークンデッキだったりしたらサイドから増員するのがいいかな。 「酒場の詐取師/Tavern Swindler(RTR)」 C おっぱいはあるけど、どうみてもゲイバーにしか見えない酒場。フレーバーには「彼女」って書かれてるから間違いなく女性なんだろうけど……(LGBTに配慮してるかどうかはしらない)。初登場時のラヴニカでは「こんなことして遊ぶ理由がない」ってんで特に出番もなかった残念アンコモンだが、今回はライフゲインギミックでお客を楽しませて一発逆転を狙う。コイン投げ次第なのでどこまでいっても運ゲーではあるが、一応50%の確率で能力を誘発させることができるわけで、起動に余計なコストがかからず常に狙ったタイミングまで待機できるのも明確な利点。さぁ、夜の街で密な接触を。 「歩く死骸/Walking Corpse(M20)」 C ただ黙々とお仕事を遂行する健気なゾンビ。今回はゾンビ支援がアンコモンに1枚だけあるので、そこを積極的にアピールしたいならちょい加点。とはいえ大したフォローでもないので、2マナ域が足りないなら瞬速持ちの「仮面の悪党」の方が優先度は高いだろう。 魔女の大釜 Witch’s Cauldron (B) U アーティファクト (1)(B)(T)、クリーチャーを1体生贄に捧げる:あなたは1点のライフを得て、カードを1枚引く。 猫を焼き上げて50年、でおなじみ「魔女のかまど」とややこしい新たなアーティファクト。過去には「泡立つ大釜」なんて類似品もあり、魔女キッチンも設備が充実してきた。そのうち「魔女のノンオイルフライヤー」みたいなカードも登場するかもしれない。さておき、大人気の「かまど」と違って起動にマナが必要なのが最大の課題。毎ターンマナを確保しながら動き続けるのは大変なので、やはりかまどとはお仕事が異なると考えるべきだろう。手間がかかる分報酬はでかく、何をサクってもドローできるのでチャンプブロッカーの処理や除去で狙われた仲間の再利用手段としては大いに活用できる。釜に入れる材料は、同業他社である「野生肉の密猟者」が持ってきてるんじゃなかろうか。当然、緑黒系で陰鬱を推し進めたいデッキなら大きく加点。そうでないのプレイヤーにも使えるカードなので、多少早めに押さえに行ってもいいかもしれない。 PR |
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Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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