最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
合宿編つづくんかいワレ! 第18話。もー、普段と違う舞台でますます歯止めが効かなくなるというのに……いや、でもさ、テニス部&チア部しかこないから結局まいら&ことこ先輩が不在なわけじゃん。贔屓目に見積もってもカオス度合いは削がれて、
だと思ったのに、全くそんなことはなくてな……。新キャラ追加でシンドイーネさんが出張してきてるのがびっくりだよ。モフルンもいたけど。 もう、ツッコミ入れるのも限界なのでほとんど全ての要素が右から左に流れ去ってしまうのだが、つくづく思うのは、演出って呼吸なんだな、ということ。今作の場合、とにかく不条理を積み重ねて独特の異次元を生み出していくわけなんだけど、そんな不条理のラッシュに拍車をかけているのは、ネタ回しの中身そのものよりもリズム感というか、「呼吸」なのだと思う。 桜井ワールド的早回しで我々の脳がぐちゃぐちゃになるのはもちろんなんだけど、緩急のつけ方までもが本当に不条理で、急ブレーキをかけられると慣性でそのまま吹っ飛んでしまうのだ。以前も「絶対にこのカット入れる必要ないやろ!」みたいな無駄カットを贅沢に挟むことの不条理を訴えたが、今回そうした緩急が痛感できたのは、ババアがそこらじゅうに出没して「岬に行ってはいけないよ」を連呼するホラーシーン。ここで初めてババアが登場するのが男子テニス部なのだが、朝陽が渾身の力を込めてショットを叩きつけるカットが、それまでのマシンガンと打って変わってスローモーションで描かれるのである。普通のテニスアニメ(スポ根アニメ)ならこれは試合を決定づけるシーンで使われるべき演出であろうが、今回の場合、単に先輩と練習してる一打なので別に意味はない。そんな無意味なショットに思い切り含みを持たせて引っ張り、さらに、先輩の驚愕の視線があさっての方向に向かっていることがわかるカットに切り替わる。そしてその視線の先にズームアウトすると、審判台の上のババアに行き着くのである。この一連のカット割り、本当に意味がねぇんだ。しかし、ここまでぽんぽんと刻んできたギャグに突然ブレーキをかけて、そこにホラーテイストを混ぜ込んだババアの存在感を植え付けるためには(無駄と言えるくらいに)効果的。さらにここから女子テニス部でもババアは同じように現れて同じセリフを繰り返し、ただでさえ冒頭で「今回のサブタイトル、おかしくない?」という違和感が頭に残っていたところを刺激する(ほんで、ババアが返したボールは当然キャッチしない)。そうして、問答無用でホラーっぽさを引き上げていくのである。不協和音というのはわかりやすい「不安」の現れだが、こうしてリズムを強引に揺さぶり、呼吸を合わせてこないことによる「不安」の演出ってのは、ただ漠然とやろうと思ってできるものではないだろう。 まぁ、ここまで必死に演出論みたいなことを言っておきながら、結局やることはいつも通りの夢シンクロなわけだが……。ときわちゃんがどんどん余計な要素を開花させて「こいつも結局やばいやつやんけ……」という蓄積を確実にこなしている。これ、真っ向からことこ先輩にぶつけたら先輩の純粋理論が勝つのか、ときわちゃんの野生&フィジカルが勝つのかが気になるところだ。まぁ、少なくともゆめちゃんが太刀打ちできないのは間違いないだろう。プチトマトの相手させられた翌週にお化けとの対面……つくづく充実した夏休みである。 今回のお化け騒動は、本当に単なる「そういう事態」が岬に根付いていただけなのだろうか。それとも、こうした不思議のタネはブラックスキーマありきで発生しているのだろうか。ゆに様が完全に被害者側だったので今回の一件に悪意の入る余地はなさそうだが、前回のプチトマトマン具現化がなんらかの「異界との接続」であるなら、こうして「実態化した幽霊」とのコミュニケーションが発生したことだって、何か関係がある可能性は残る。夢シンクロのたびにきちんと個々の事象の経験値をストックしといた方がいい気がするのだが……みゅーもゆめちゃんもそういう予防策を張るタイプの主人公じゃないからなぁ……。
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