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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 こういう作風なんかな、第4話。3話目に続いてやたら鬱要素が強く押し出されたストーリーだったけど、ずっとこれだとある種のホラー作品みたいになってくるわね。「当初の想定と違う!」って思ったけど、冷静に考えると2話目もあんまり性根の良い話でもなかったのだし、ずっとこうして「微妙に胸糞悪い話」が続いていくのかも。それはそれで意義はあるか。

 基本的に、1話完結で「オチ」をつけなきゃいけないデザインなので、割と序盤で「今回はこう落とすんやろな」みたいなところの目星がついてしまうのが難点。今回だって、ミラロゼさん登場時点で「この人が冒頭でネタ振りされてたお姫様なんだよね」ってのは分かるわけで、そうなると化け物退治の展開も悲恋の果てのバッドエンドなのだろうということはおよそわかってしまう。ぶっちゃけ、バケモノの正体が実は恋人、っていうオチになるかと思ってたのだけど、そうすると前回との重複も多くなりそうなので、今回は余計なひねりは無くした形か。まぁ、それでも一応ミラロゼの記憶が戻ってエンディングに向かうまでの流れでそれなりのカタルシスは生み出しているのだけど。

 そうしてネタ部分というか、お話の肝はおよそ見えている状態で話が進むので、正直中盤が退屈になってしまっているのは残念。気を持たせるような引っ張り方で話が進むので、結末のどんでん返しが綺麗に決まらないと冗長な印象になってしまうのは致し方ないところだ。ただ、今作の場合はそうして淡々と進む「仕込み」パートに関しても、やたらめったら練度の高いアニメ映像部分で引っ張り続けてしまうという力技で解決を見ている。背景美術を含めた1つ1つのシーンが絵として完成していて、「そういうイメージ世界のビジュアルブック」みたいなものとしても成立してしまうのである。イレイナはちゃんと可愛く描けているし、さしたる動きがないシーンが続くことで、魔法がほとばしって思い切りモーションで見せるシーンとの差異が際立つのも狙ってやっている部分だろうか。そして今回は特に、気持ち悪いくらいに食事シーンの食べ物が描き込まれていたのが印象的。おそらく、今回のお話の場合には食べ物をなるべくうまそうに描くことで、「ミラロゼさんのお料理は色あせたこの世界において異彩を放つ美味しさである」→「王女を名乗っているくせにむやみに料理がうまい」→「それだけ相手への愛情が深く、失った彼の思いを引きずり続けているのだ」という接続で彼女の重さを表してもいる。そのあたりの「画」の使い方には見るべき部分のある作品である。

 流石に「イレイナちゃんは畜生可愛い」だけでは引っ張れないだろうし、こうしていろんな要素から魅力を見出せるのは良いアニメと言えるのかもしれん。

 

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