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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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電結の投槍兵/Arcboud Javelineer
 「時のらせん」でタイムシフトにも選ばれた「アイケイシアの投槍兵」のリメイク。イラストはあんま似てないな、と思ってたけどPWデッキで再録された新規絵の方は割と似てた。「+1/+1カウンターの使用効率悪すぎでは?」と思うかもしれないが、もともと「投槍カウンター」とかいうよくわからんカウンター1つしか使えなかったところを、接合技術によって次弾の装填が可能になった分だけ汎用性が高くなっている。それにしても、アタッカーかブロッカーにダメージ飛ばせる能力(専門用語でいうレンジストライク)のクリーチャー、久しぶりに見たな。
 
 
電結の試作機/Archbound Prototype
 なんの特徴もない無味無臭の電結クリーチャーかぁ、と思ってよく見るとクリーチャータイプが組立作業員という小ネタ。想像するに、ミラディンに接合能力が誕生するきっかけとなったのがこのクリーチャーだってことなんだろうね。もともと「組み立てる」ことを使命とした機械がいて、そこから系譜が別れていった的な。
 
 
逆刺の針/Barbed Spike
 基本セットで作られて成功した「色付き装備品+トークン」セットの新作。こちらは素で2マナ2/1フライヤーというのが優秀。ただ、0/0トークンを出す生体武器と同じセットに入れるのは分かりにくくないか、という気もする。イラストを見ればこの装備品がカラデシュの製品であることが分かるので、トークンが健全なカラデシュ、不健全なミラディン(ファイレクシア)という違いがあるのは面白いかも。
 
 
鍛冶屋の技/Blacksmith’s Skill
 カードとしては別にどうでもいいのだが、イラストに描かれた「鍛冶屋」はダッコンの在りし日の姿らしいというのが今回のセットの特徴。この時点ですでにムキムキ。
 
 
花咲く沈静/Blossoming Calm
 これ、地味にエグくモダンレベルなカードよね。ハンデスや本体火力に対して1マナでカウンターになり、それが2ターン持続する(こちらのアップキープに動ける相手には隙があるが)。なんらかのサイドボードとかに使えそう。
 
 
金属山羊/Caprichrome
 しれっと「アーティファクトの貪食」とかいう新能力(?)が記載されている。このくらいの捻りはモダホラなら当然ということなんだろうか。
 
 
太陽の信奉者/Disciple of The Sun
 「え〜っと、これの元ネタは……」って考えようと思ったところで、フレーバーに答えが書かれてた。コモンとして作られたちょっぴり「太陽のタイタン」なクリーチャーだ。この感じだと他の色にもサイクルがいるのかと思ったけど白だけだった。一応リアニテーマだからなのかしら? だとしたらせめて戦場に戻す部分はキープしても良かった気がするが……。
 



 
博覧会場の巡回員/Fairgrounds Patrol
 フレーバー的にはどう見てもカラデシュ出身のクリーチャーなのに、使ってるギミックは「不屈の聖戦士」などのイニストラードの墓地ギミックという重ね合わせ。出てくるトークンの種類がスピリットから飛行機械になるだけでこのスイッチができるのが面白い。一応墓地ギミックとしてもアーティファクトギミックとしても活躍できるハブ的な役割を果たすコモン。
 
 
マイアの騎士/Knighted Myr
 白いマイアなのにシミック生まれの順応能力を持っているという倒錯。さらにこれが今回セレズニアに与えられた+1/+1カウンターギミックに絡み、誘発タイミングはボロスの接合ギミックにも関わってくる。マジでパズルのような能力の組み合わせである。そりゃかの有名な覇者様だって褒めたくなるってもんだ。
 
 
大理石のガーゴイル/Marble Gargoyle
 ガーゴイル料理に一家言あるアスモラノ(略)さんにかかれば、大理石だろうがなんだろうが食材になるという。当然、元ネタになっているのは全く同じ能力を持つ「Granite Gargoyle」。このクリーチャーのフレーバーからアスモラノ(略)さんの名が広まったということで、きちんとアーティファクトギミックに絡めながらの擦り直し。「granite gargyle」は過去に「時のらせん」でも「玄武岩のガーゴイル」というオマージュが作られてるし、黎明期の代表選手だったのかしらね。
 
 
貫く光線/Piercing Rays
 予見もあるよ。もともとコントロールカラーの申し子みたいなデザインだったアゾリウスに作られた能力だったので受け一辺倒だった予見だが、こうしたデザインだとある程度攻めの姿勢に更新できるというのが面白い。まぁ、トータル5マナかかるし、過去の同型カードと比較してもモダンレベルには見えないが。
 
 
信仰の復活/Resurgent Belief
 今回多数製作された「ヤバめの呪文も待機設定にすればマイルドに」呪文群の1つ。なんとこちらは古の強豪カード「補充」の待機版である。わずか2マナで設置できて、発動が4ターン目と待機呪文の中でもかなり早い。何かコンボデッキのキーとなりうるだろうか。ちなみにイラストに登場しているのはタッサとイロアスだが、なんでこの2人なのかは謎。せっかくだからこの2人を墓地においといて一気に呼び戻すデッキを作れってことか?(色もシナジーも無茶苦茶や)
 
 
ヴェクの聖別者/Sanctifier en-Vec
 古豪カード「ヴェクの聖騎士」をモダン仕様でさらにマシマシにしたもの。一応先制攻撃が消えたので上位互換ではないが、2マナでこの能力は相手次第では涙目である。ついでの墓地掃除はやりすぎじゃない?
 
 
砂漠の浄化/Scour the Desert
 このカードのために砂漠に「怒り狂う島嶼、キャリクス」を埋めておくと大量の鳥が群がってくる様子、「まぁ、カニは美味しいからな」みたいな説得力があって好き。
 
 
家宅捜索/Search the Premises
 捜索されてんのがゲラルフさんちなのが笑う。そりゃ手がかりだらけだろうよ。
 
 
スレイベンの見張り/Thraben Watcher
 イニストラード出身の天使で、能力が同じくイニストラード起源の「無形の美徳」と対になっている。いや、狙ってるかどうかは知らんが。
 
 
解放された潜在力/Unbounded Potential
 双呪もあるよ。今回はキーワード能力が1枚だけポロっと収録されていることが多いが、双呪は何故かこれと緑にもう1枚ある。さておき、上のモードがリミテッドブレイカーとして名高い「旅の準備」と同じ。「旅の準備」はフラッシュバックを使っておかわりが可能だったが、こちらの呪文は総コストが同じで、増殖を使うことで似たような結果を生み出すことが可能になった。単にカウンター4個バラまける4マナインスタントっていうだけで結構ヤバい。
 
 
天使の学芸員/Angelic Curator
 なるほどこんな再録もあるものか。こいつが印刷されたウルザブロックは「ウルザの名を冠してるならアーティファクトブロックっぽいと見せかけて、実はエンチャントの方が派手」というよくわからないブロックで、こいつに意味ありげに書かれたプロテクションもほとんど意味がなかったという過去を持つ。改めてこの時代のリミテッドで、そこに意味を見出すことができるだろうか。装備品つけられないのが地味にキツかったりするんだよな。
 
 
積み過ぎた空中要員/Burdened Aerialist
 フレーバーが想像しやすい、面白いデザイン。「宝物つきの3/1フライヤー」だとコモンにしてはカードパワーが高すぎるというのでこうしたデザインになったのだろうか。身軽になった時だけフワッと飛べちゃうアホ海賊が可愛いといえば可愛い。しかし、このイクサラン製のグライダー、いまだに仕組みがよくわからない……。
 
 
堅固な証拠/Hard Evidence
 今回は青緑が「トークン関連」というテーマで、こうして1マナでトークンが2つ得られるカードは案外いい仕事をしそう。そしてフレーバーに伺えるカニの存在感が可愛い。カード名の「Hard」という形容詞は、「確信が持てる」という意味の「証拠」の決定力も表してもいるし、多分カニが見つけたので物理的に「硬い」証拠でもあるのだろう。
 
 
避け難い裏切り/Inevitable Betrayal
 なんとあの「袖の下」の待機版。当時散々蹂躙された身としては実に苦々しいカードである。素のコストが5マナだったので3マナ待機だと1ターン発動は遅くなるが「裏切りまでのカウントダウン」がスタートするのは精神的にキツい。
 
 
焦点の喪失/Lose Focus
 ありそうでまだ無かった、複製付きのカウンター。ゲームの進行に合わせて通常のカウンターとしての確度が調整できるほか、今回ギミックとして採用されているストームの対策になるのも渋いセールスポイントだ。
 
 
濁浪の執政/Murktide Regent
 「執政」の名を冠するドラゴンってことはタルキール出身。探査を持ってるので「スゥルタイの」と言いたいところだが、「執政」サイクルはタルキール龍紀伝での登場なので、一応所属は「シルムガルの」ということになるだろうか。探査はかなり危険な能力なので、製作チームも新カードを作るときはかなり慎重になってはいるはず。その結果がこの「サイズ以外に取り柄がないドラゴン」。デッキ次第では爆裂サイズになることはなるが……。
 
 
マイアの小包/Parcel Myr
 なんか、クルーメイトっぽくない? ……いや、それだけなんだけど……って思ってよく見たら、なんとタイプが「手がかり」!  つまり食物トークンと「ジンジャーブルート」と同じ関係。今回のセットではあまり意味はないが(むしろトークンじゃないことがマイナスになることが多いが)、イニストラードの手がかり系のカードとはシナジー形成が可能。
 
 
標本収集家/Specimen Collector
 1/1と2/1と0/3と、5マナで3つのパーマネントが稼げた上に死亡時に居住能力が起動できる。強いんだか弱いんだかよく分からん能力だが、疑問なのはなんでこいつが死んだら居住するのかという部分。「俺自身が……トークンだったんだ……」みたいなことに気付きながら死ぬんだろうか。自分が「標本」になるっていうフレーバーだとしたら結構怖い。
 
 
思考の監視者/Thought Monitor
 最初見たときに「親和がついた『熟考漂い』かぁ」と思ったが、テイストの近さでいうと「機械の身体を得た『物読み』」と考えた方が近いのかもしれない。
 
 
激浪の形成師/Tide Shaper
 これ、指定がないけどキッカー払ったかどうかって何かマーカー置いて記録しなきゃいけないんだよね。「水大工の意思」みたいに洪水カウンター置く仕様じゃダメだったのかな。こいつが死んだときに島じゃなくなる必要があるのかね。
 
 
残虐の執政官/Archon of Cruelty
 黒い執政官って史上初じゃね? と思ったが、確認したら「灰塵の乗り手」がいたので残念ながら史上2枚目。一応、黒単色に限定するなら史上初。というか、「白くない執政官」が史上初。相変わらず能力に種族的一貫性はない。
 
 
氷砕き/Break the Ice
 さらりとデンジャラスな土地破壊。モダン環境の場合、「アーカムの天則儀」が禁止されたとはいえ、基本的に氷雪土地は「入れ得」な存在だった。そんな状況に待ったをかけるための強烈にメタる1枚がこれ。相手がもし土地を氷雪で固めていたら一方的ハルマゲドンが実現する。まぁ、6マナはあまり現実的なコストではないが……実は2マナの土地破壊としても意外と優秀な可能性。
 
 
陰謀団の新入り/Cabal Initiate
 スレッショルドだって当然ある。マジでオデッセイのコモンにしれっと混ざってても違和感がないくらいに普通のスレッショルド・共鳴者である。オデッセイ大好き人間には、この程度のカードでも何かが響く。「異形の這うもの」君たち、元気にしてるかなぁ……(俺のストレージボックスで寝てるよ)。
 
 
滅ぼし/Damn
 こりゃまた……歴史も色も超えた、世にも珍しいコラボレーションが実現。メインモードだとソーサリー版の「殺害」(再生不可)。この時点で既にコスパはいいのだが、なんとこれを超過で唱える時のコストはまさかの白マナ。名前を見ればその効果が「滅び/Damnation」になることが明白なのに、あえてそこを元祖である「神の怒り」にしたのである。なんのこだわりやねん。追加のラスゴとして使うべきなのか、白黒デッキで汎用性を上げるために使うのか。さてどうなる。
 
 
ダウスィーの虚空歩き/Dauthi Voidwalker
 シャドーまであるんかい、というツッコミも大事かもしれないが、それ以上に気になるのは日本語訳の「いずこかから墓地に置かれるなら」。今までそんな表記あったか? 置いとくだけで「虚空の力線」の仕事までこなせる2マナ3/2シャドーって、流石に盛りすぎでは?
 
 
残響する復活/Echoing Return
 これまた面白い翻案。「残響する/Echoing」の名を持つサイクルはダークスティールに各色1枚ずつ存在し、「場にある同名カード全てに影響する」という特徴を持っていた。今回はそれを戦場ではなく墓地に適用させたのである。フレーバーテキストも当時のサイクルと共通した「一つの〜が……を解き放つ/A single -- unleashes ...」のフォーマットに従っている。文末が「解き放つ」ではなく「解き放った」になっているのは、このテキストが揃いのものであるという意識がなかったせいなのか、意図的なものなのか。
 
 
地獄の雑種犬/Hell Mongrel
 当然、オデッセイ大好きおじさんに「雑種犬/Mongrel」なんて名前のカードを出したら、それだけでドキッとしちゃう。まぁ、残念ながらあまり面影はないが、一応アレのオマージュではあるはず。自身にマッドネスがつくという進化はニクい。
 
 
橋の大魔術師/Magus of the Bridge
 「大魔術師/Magus」サイクルは時のらせんブロックで3部作として作られた壮大なシリーズ作品。第1作「時のらせん」では過去の強力アーティファクトをモチーフにしたクリーチャーが5体生み出され、その後「次元の混乱」では土地をテーマにした5体、ラストの「未来予知」ではエンチャントをテーマにした5体が作られている。その流れで言えばこいつは「黄泉から橋」の大魔術師なので「未来予知」のサイクルの1枚ということになるのだが、その「黄泉からの橋」自体が未来予知のカードであるというタイムパラドクスみたいな状況が愉快である。流石にクリーチャーであることに意味を設けるために、能力の誘発場所が墓地から戦場に変更されている。3マナ4/4と無駄にパワフルなのが皮肉が効いてる。
 
 
悪意あるヒトデ/Sinister Starfish
 なんとあの「印象持ちのヒトデ」の黒バージョンが登場。色が変わるに際し、占術だった部分が諜報へとグレードアップ(?)している。フレーバーで確認できるが、当然このヒトデの出身はテーロスである。
 
 
突然の布告/Sudden Edict
 刹那まであるよ……。もう、キーワード能力の博覧会やね。ちなみに刹那能力は時間の断層が生まれた「時のらせん」期のドミナリアでの現象を表したものだが、こちらのカードもウィスパーさんがフレーバーを寄せているところからちゃんとドミナリアに合わせていることが確認できる。
 
 
悲劇的な落下/Tragic Fall
 軽量除去の雄、「悲劇的な過ち」のオマージュ。あちらが陰鬱を使っていたのに対してこちらは暴勇で黒さをアピール。流石に暴勇の方が使いにくいギミックなので、素の性能が「最後の喘ぎ」と強力なのがセールスポイントだ。
 
 
害獣喰らい/Vermin Gorger
 ソリンさんもがっかり、人の血も吸えない落ちぶれた吸血鬼一族。能力からすれば別に人間を生贄に捧げても問題ないのだが、このセットのことを考えると、黒はおよそリスを生贄に捧げそうなのでフレーバー通りになりそう。
 
 
不快な納墓役/Vile Entomber
 その名の通り「納墓/Entomb」の能力を持つゾンビ。コストは4倍だが、禁止されたこともあるカードなのでしょうがない。ちなみにイラスト後方にちっちゃく手が埋もれているのが確認できるが、これが新盤イラストの「納墓」で描かれたシーンと一致してる。なんなら、多分この人らも「納墓」のイラストに登場してる。
 
 
陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion
 守りたい、この笑顔。やっぱりオデッセイ大好きおじさんは(略)。このカードについては、当時まだまだ初心者だった私が「なんやこのレア、使えへんやんけ!」とバカにしてたら、後になってきっちり活躍するデッキが作られてレアのプライドを守ったことで、Magicの奥深さを教えてくれた1枚だったりする。
 

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