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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 バカだねぇ……実にバカだねぇ……最近の東映さん、大丈夫? なんか平成をぶっ壊した映画とかに引き続き、色々と突っ走り過ぎている気がするんだが……想像していた内容の45倍くらい馬鹿だったわ。これをやっちゃえるのが東映の強みといえば強みなのかもしれない。

 

 

<以降、重大なネタバレを含んだり含まなかったりします。未視聴の方はまず視聴してからだ>

 




 

 先に残念な点を上げておくと、これまで「スーパー戦隊&ライダー」の合作映画は色々あったけど、その中でも今回は確実にライダー寄り。というかセイバー寄り。明らかに戦隊ファンでしかない私はそこはちょっと物足りない部分で、お祭り要素は過去の合作映画と比べてもやや控え目だった印象。こればかりは、コロナ下での撮影ということもあるだろうし、あまりおおっぴらに役者を集めてお祭り騒ぎをするって展開にもしにくかったのだろうから致し方ない部分だろうか。まー、ほんのちょっとのシーンだけでわざわざ呼んでる人たちもいるので、これでも充分贅沢といえば贅沢なのだろうが。オーナーはまだしも、鴻上会長はいくら何でも贅沢すぎる出演。お祝いのために駆けつけてくれたらしいのだが、どうせだったら一緒に誕生を祝うプロの方にもきて欲しかったもんである。まぁ、我が魔王が「魔王っていうか仙人じゃね?」みたいな状態になっていたので、遠慮してしまったのかもしれないけども。

 しかしまぁ、それはあくまで「45戦隊出すのはゼンカイジャーが主役の映画まで取っておけばよかろう」と思えばそこまで問題じゃない。今作最大の問題点にして話題点は、ついにやっちまったメタ&メタの「先生登場」である。うーむ、このタイミングでセイバーの主人公が作家だったというのは狙ってやったことなのか、後付けでたまたまこの映画の脚本に繋がっちゃったのか……そしてその先生役に鈴木福という、「明らかに忖度した結果の配役やんけぇ!」みたいなところも笑ってしまう。いや、別に下手ではないので全く問題ないんだけどね。「青年時代の先生」の写真は流石にずるいわ。そして、今回は「作中人物が自分がキャラだと気づいてしまう」という禁断の設定。これ、展開次第では確実に「作品世界の崩壊」に繋がってしまうのでかなり危険なデザインなのだが……まぁ、戦隊側は幸い今年はお祭り野郎の集まりであるゼンカイジャーなので「細かいこと気にすんな!」ってんで騒いでるだけだったのはむしろラッキーだったのかもしれない。これでもし主人公が朝加圭一郎とかだったら、世界の構造に頭を悩ませて知恵熱でぶっ倒れていたかもしれん。並べてみると、戦隊側からのゲストキャラは割とお祭り感の強い連中が多かったので……みんなして「お前の世界、物語なんだけど」って言われてもあんまり気にしないみたいで良かったよ。下手したら一番繊細なのが千明だった説まであるな(多分一番真面目なのはデカマスターだろうが、彼はなんか、こういう事態にあまり慌てない気がする)。

 そうして「物語の結末が決まってるけど俺が決める風」でのお話、果たしてセイバーサイドはこれをうまいこと飲み込んで落とし前をつけられるのか? と思っていたら、なんとラスボスにとどめを刺すのがまさかの新ライダーってので笑ってしまった。結末、お前らじゃなくて後輩(未物語化)が決めちゃってんじゃん。トウマの野郎、ここでも決め手に欠けるのか……しかしリバイズが面白そうだからなんかそれはそれでもいいや、ってなっちゃったな。今回のトウマの役割って、バトルで活躍するよりも「作家という視点に立って、同業他社である先生を説得すること」だったんだもんなぁ。いや、でも冷静に考えてさ、学生時代に必死に「自分の中のヒーロー」を探してるってのにいきなりグランドジオウにぶち当たったら、そりゃ「こんなの僕の考えるヒーローじゃない」って思うよね。誰だってそうだわ。グランドジオウ、ワンタッチで出てくるライダーがやたら強化フォームだったのずるい……(ただ、ビルドはスパークリングだったし、最強フォームではないのか)。多分、今回のゴタゴタがあってもソウゴは全然気にせずに引き続き魔王への道を目指しているのだろうし、もう3年後の40作品記念の時に改めて暴れることを期待しよう。いや、お前あんまり暴れすぎると世界観壊れるかもしれないからほどほどにしてほしいけども。考えてみるとさ、今回はトウマが「作品外」に触れちゃったし、ソウゴはソウゴで全てのライダーの歴史を塗り替えられるし、通りすがりの仮面ライダーもいるし、ライダーサイドは世界の破壊者ばっかりだな。

 あと、今回の一番の感想は何と言っても「スーツアクターさえいれば何とかなるから非人間型の戦隊メンバーは便利やなぁ」ということ。たくさんゲストが出てきたように見せかけて、実は戦隊側のゲストキャストって千明と時雨のアニキの2人だけなんだよね(ジェッタの姿を確認してないけど、キラメイチェンジ出来てたってことはどこかで繋がってたんだろうか)。他は全員スーツキャラっていう。良く考えるとドギーとショウ司令のタッグって結構な事件なんだけどな。あと、小ネタとしては今回ゼロワンのアルトとラプターの共演が実現してて、ラプターの中の人、ゼロワンで終盤に出てきた箱型AIと同じなんですよね。ちゃんとAIにしたがってアルトギャグの説明入れるくだりがあったのがちょっと嬉しかった。M・A・Oネキは終身名誉戦隊キャスト。

 その他、今回残念だったことが2つあって、1つは敵側の怪人の存在感が薄かったこと。いや、ワルドとメギドはいいんだけど、それ以外の戦闘の多くが雑魚敵ばっかりだったので、間にちょいちょい大事な奴が混ざってるのに全然スポットが当たらなかったんだよね。あまりに画面が忙しなくて誰がどこにいるのかがさっぱり分からなくて、しょうがないから「あぁ、時代劇空間だとやっぱりドロドロ&マゲラッパが似合うよなぁ」くらいで諦めた。あと、そうしてあまりにごちゃごちゃし過ぎてたので苦肉の策として「全部ロゴ表示で片付ける」っていうあの戦闘シーンが作られたんだろうけど、もう、あの程度の触れ方だったら諦めた方がよかったかも。まさかの「全員に1つは台詞を言わせる」という展開だったのだけど、オリジナルキャストじゃない台詞はあんまり説得力がないし、それぞれの台詞のチョイスが「あんまり中身知らなくても出てくるくらいのおまけ」だったので無くてもよかったかな、と。昔なんかの作品でブラックがシャドームーンにぶつかって「信彦!」って言ってたのを聞いて「そこはそうなんかい!」って突っ込んだ記憶があるんだけど、そういう「分かってると思わず突っ込んでしまう」くらいのネタ回しがほしいのよ。別にゴーカイレッドがすげぇ軽くて「誰だお前?!」みたいな声で「派手に行くぜ!」っていうのが聞きたいわけじゃないのよ。そこんとこは、もうちょいメリハリ効かせて欲しかった。あとツーカイザーのあまりの適当さな。何しに出てきたんだあいつ。出さなきゃいけなかったんならせめてもうちょい前のシーンからからんどけ。一番緊迫したシーンでヨホホイされても。

 ……とまぁ、なにぶん無茶な映画なんで細部にはアラが多いんだけど、そんなんどうでもよくなるくらいにメインの筋がメチャクチャだったので「もうどうでもいいかぁ……俺たちの令和も醜くなりそうだゼ!」ってよく分からない達成感のある作品だった。そしてまさかのたっぷり1話分くらい見せてくれたリバイズ……楽しそうよね(だいたいライダーの第一印象は楽しそう)。いや、でも秋から毎週ニチアサでいいカラダのお風呂シーンが楽しめるようになるかもしれませんよ? 絵に描いたような細マッチョ、あれはお母さん方も大満足に違いない……と思ってたら、主人公に妹もおるんかい。……大満足……させたらまずいな。

 結論:ジュランとモモタロス、言うほど被ってない。

 

 

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