最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「ブルーピリオド」 6 おい「ぐらんぶる」! なにしてくれてんねん! ……いやぁ、あの雰囲気で突入したCMでぶっこんで来たのはさすがですわ……。観てない人はこちら参照。 ま冗談はさておき、いろんなところで名前は見たことがあったけど中身は全然知らなかった作品。書店で平積みされてるのを見たり、なんか受賞したみたいな話題を聞いたりはしたんだけど特に触れる機会が無かったな。その上で何故か、なんも知らんもんだから「サッカー漫画かなんかじゃね?」って勝手に思ってた(多分表紙の主人公の顔のイメージだけだ)。その上でこの1話目冒頭もサッカーから始まったので、そこからあれよあれよと別方向に行ったのでちょっと面食らった。どんな驚き方やねん。 なんかね、とても肌に合う作品という気がしますね。一番大きいのは、主人公のキャラクター設定じゃないかな。彼の気持ちはすごく共感できるというか、彼と「美術」との出会いがすごく羨ましく見える。自分語りをする必要もないのだろうが、私という人間はおっそろしく「言語」に依存している人間で、物を考えるときに言語に依存する傾向が人より強い。とにかく文字としてアウトプットしたいと思うし、説明するなら言葉を尽くせと思いながら人生を生きてきた。そんな人間だからこそ、作中の言葉を借りるなら「言語以外の表現手段」というものに憧れることがある。絵心が全く無いから絵を描ける人間は羨ましいし、絵画美術なんて理解できないから理解してる風の人種が妬ましい。これまでの人生で何度か、「美術を理解してやろ」とか思って入門書とか解説書とか、そういうのを読んでみたこともあるのだが、結局そこに並んでいる「文字」を理解したとて、絵への理解には及ばない。そんな悔しさってあるじゃないですか。そういう歪んだ羨望が、もしかしたら私をアニメに縛り付けているのかもしれませんね。 閑話休題、そんな目線で見て、今作の主人公の心の動きというのは、羨ましくもあるけど、不思議と理解も及ぶ気がするんだ。「これまで人と対話できてた気がしない」という思春期丸出しの厭世的な物の見方からスタートしたおかげというのもあるが、偶然にも見えた景色、偶然描いた景色から世界に接続し、今まで想像もしなかった手段での自己表現が実現した。それがあまりに衝撃的なパラダイムシフトであったために、参考書を投げ出してでも美大に行きたいと思ってしまった。その無謀すぎる心の動きは、充分に主人公として格好いい。タバコは吸うけど別に悪い連中というわけではない取り巻きとか、主人公と関係根深そうな花守ボイスの子(結局あれって男の娘なんだろうか、単なる変な名前の子なんだろうか)、控えめながらも美術愛に満ちた丸っこい先輩、そして声の力もあって存在感と説得力に満ちたオーラを感じさせる美術のおばちゃん。キャラの配置がよくて嘘みたいな出会いの物語がすんなり入ってくる。きちんと合間に美術知識を絡めたオリジナリティもあるし、「続きが見てみたい」と思わせるだけの1話目になっていたんじゃなかろうか。 アニメーションとしても色々と気が利いており、何と言っても1話目で見るべきは作品タイトルにもなっている「青」の見せ方。「美術」をテーマにした作品ということで他作品よりも画面の説得力が重要になってくるわけで、コンテ1つで台無しになるリスクも存分に孕んでいる。1話目コンテはなんと「総監督」としてクレジットされている舛成さんではないか。1話目の制作理念がきちんとスタッフで共有されていれば、今後も楽しい画を見せてくれるんじゃなかろうか。唯一懸念点があるとすれば、製作スタジオがセブンアークという部分だけだが……。確認したら「Seven Arcs」名義になってからは「アルテ」「トニカクカワイイ」の2作品だけで、そこまで悪い仕事ぶりじゃないのか。「アルテ」とこれって、何故か美術関連の作品に縁があるのは面白い偶然だな。
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