最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「RE-MAIN」 5→5 人間の脳ってすげぇな、っていうアニメでしたね。どうなんだろ、実際にこういう症例ってあるものなのかしら。記憶喪失ってあまりにもフィクションで便利に使われるもんだから魔法みたいなイメージが定着してるけども……案外、実際に起こりうることだったとしたら……怖いな。 というわけで、「強い主人公」と「視聴者に優しい初心者向け主人公」の2つの側面のおいしいとこ取りしようと思ったら、主人公の脳のスイッチがカチカチと入れ替わることになってしまったややこしいアニメ。そこはもう、いっそアニメ的に振り切れて二重人格とかにしちゃう手もあったような気はするのだが、ドラマの筋立ての関係上、「記憶喪失→記憶復活とともに人格消失」というよりおっかない設定で展開する必要があったのだろう。多分この設定で一番残念なのは、戻ってきた本来のみなとの人格が一番のクソ野郎だったことだ。ただでさえ馴染みの薄いジャンルの話だというのに、主人公の設定についていけないどころかついて行きたくないと思わせるようなとんでもない奴を中心に置いてしまったため、視聴者目線の乖離が甚だしく、なかなか入り込むことが出来ないアニメになっている。 ただまぁ、そもそも「水球少年」に感情移入することが難しいってのは当たり前の話なので、そこは諦めて思い切りお話的に便利な性格設定にしちゃったというのは案外良い判断だったのかもしれない。好感度は下がるが物語の中での盛り上がりというか「どないやねん」度数は跳ね上がることになったし、水球のあれこれが分からない視聴者目線でも、そんな馬鹿馬鹿しいような記憶障害アニメとしての理不尽さを楽しむこともできたのだ。まぁ、逆にそこで離れていった人もいるとは思うが……私は、アニメならこれくらい振り切れてるアホ設定でも良いとは思う。 「水球アニメ」として水球の競技人口やファン人口を増やす役には立ってない気はするが、逆にいえばそこまで本質的に水球に触らずに「なんとなく水球アニメ」として最後までやり切れてるし、これはこれでありなのではないかと。ずっと観てて思ったのは、「やっぱ水球キャップつけると誰が誰だか分からんようになるからキャラもんのアニメには向いてないよな……」ってことであった。
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