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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「最果てのパラディン」 6

 いつもの人の情報によれば、これが今期最後のなろう作品ということになるだろうか。そして、ここまで2点から5点まで割とバリエーション豊かだったなろう作品のラインナップの中で、また1つステージが違う作品かな、という気にさせてくれるアニメが出てきた。

 まぁ、身も蓋もない言い方をすると「ちゃんとしている」。すごくちゃんとしていて、なろうにありがちな嫌悪感がほぼ無いというのが最初の加点要因。「減点が無いのが加点要素」ってのも倒錯した話だが、「なろう系」と常々一括りにまとめてはいるものの、そこに気に食わない要素が混ざってくるのは実はかなり偏屈な先入観と過去の体験による制限がかかっている。少し深呼吸をして振り返ってみれば、なろうを総括する「なろう的要素」などというものは幻想であり、結局は広く「なんかファンタジー作品」とくくるくらいしかまとめる手段は無いのだ。そして、「なんかファンタジー作品」で真っ当な切り出し方をしてくれるなら、そのアニメを評するのに別にネガティブになる必要もないということである。

 今作は一応「異世界転生」を起点としてはいるが、今のところ転生要素はあまり影響せず、ただ1点だけ、「赤子の時点で意識があり、自分の身の回りの異様な環境が認識できた」という部分だけが主人公の特徴ということになる。これ、別にアンデッド連中が現地で生まれた子供をさらってきてもそこまで大きな差は出なかった可能性もあり(多少理解が早かっただけで、元からセンスがある子供なら、物心ついた後に指導を初めてもこの3人の教示があればそれなりに成長できただろう)、あんまり「主人公の過去」は重要ではない。まぁ、こうして「転生した意味ないやんけ」と思うのも典型的「なろうあるある」ではあるのだが、本作は赤子の時分から世界の見え方をゆっくりと紐解いていき、ただ純粋に「世界への感動」から主人公のモチベーションを引き出し、生きることに前向きにするという脚本である。あとは単に「剣と魔法をマスターした強い主人公が活躍するファンタジー」なれば良いのであって、これってとても模範的なファンタジー小説なのである。

 そんな模範的な世界を作り出しているアニメ製作スタジオは聞いたことがないスタジオだったが、それもそのはず、直接の経営は中国のビリビリ動画らしい。一応履歴を辿ったら過去の元請け作品に「はてなイリュージョン」が出てきたりしてめっちゃ不安にはなったが……少なくとも1話目の画面は充分に先に期待が持てるものになっていた。ぜひ、このまましっかりと世界観を維持して良いファンタジーへつなげて欲しい。間違っても大量の女の子を侍らせて正ヒロイン争いとかさせるなよ。頼むぞ。

 

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