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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ドールズフロントライン」 4

 メイドのスカートには重火器を。いつだってそれが世界標準。

 ソシャゲ原作のアニメってことで、どうにもわかりにくいスタートになってしまった感のある1話目だった。最初に「戦術機が女の子の形をしているよ」っていう時点で「どないやねん」というツッコミ待ちなのだが、こちらが勝手に「まぁ、一応対人戦を考えたら女の子の方が油断させられる場合も多かろうし、意味のあるデザインなのだろうか……」とか勝手に解釈しようとしていたのだが、ぶっちゃけその辺にあまり意味はなくなった。何しろ、作中にはその女の子人形しか登場していないのだから。

 面白い部分として、この手の擬人化(?)ソシャゲには珍しく「量産機」という概念があるようだ。同じ顔の機体が複数体で行動しており、「キャラ」としてそれぞれの個体を立てることを放棄し、その分世界観に説得力を増している。そりゃま、兵器として開発された人形だったら、量産することが前提にあってしかるべきなのだ。そうした展開自体は一応有意義ではある。ただ、結局そこにこだわったとて、キャラもののアニメとしてはデメリットの方が大きくなってしまう。「人形の量産が可能」であれば、「主人公に位置する機体」たちにも同様のことが言えるわけで、それぞれのキャラのアイデンティティが失われてしまうからだ。必死に人間のように「考えている」「感じている」ように見せかけても、それってあくまで機械たちの身勝手である。ドラマの背景に「こいつが死んでも代わりがいるもの」がちらついてしまうと、そりゃ生き死にを賭けたバトルに身が入らないのも致し方ないことだろう。

 おそらく今回戦っていた部隊の4人くらいがメインのストーリー展開になっていくのだろうが、画面が暗かったこともあるのだろうか、あんまり個々のデザインに個性を見出せなかったのも痛いところ。声のおかげで識別は容易だが、見せ方としてはやはり絵による説得力が欲しい。「ソシャゲアニメにありがちなキャラの大量投入」ではなかったので、この部分に関してはここからの2話3話で盛り返しが可能な部分ではあると思うが……正直1話目の印象は薄め。

 製作の旭プロはあんまり実績がなく、監督の上田繁についても経歴を見ると「なんかトリッキーな(割に効果が薄い)構成が好きな人やなぁ」くらいなので掴みが弱かったことには不安がある。ここから起死回生の一発があるだろうか。

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