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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 坊主ばっかの世界、第2話。男女を問わず坊主が多いので、キャラクターの識別が大変。まぁ、声が個性的なのでそこで区別すればいいんですが……でも尼僧4連打は結構キツくない?

 まだまだ見方の定まらぬ作品なのだが、やはりというか当たり前というか、もっとお勉強しないとなぁ、と痛感させられる。そもそも今作は山田尚子曰く「抒情詩としての平家物語を描きたい」とのことだったわけだが、見ている方が物語の全容を大まかにでも把握していないと、なかなか「情」に回せるリソースが増えてくれない。まぁ、デザインとしても結局「叙事」の部分は避けて通れないわけで、そこをいかにしつこくなく提示し、最低限の知識でフォローできる程度の物語でバックアップしていくか。やはり教養が試されるのは間違いなさそうだ。

 もちろん、「最終的に平家は滅亡すんねん」くらいを知っておけば大筋で支障はないわけだが、それだけだとせっかく編まれた今作のあれこれを楽しむこともままならない。例えば今回のお話で言えば「白拍子」とはなんなのか、「今様」とはどんな文化なのか、その辺がちゃんとわかってないと、後白河法皇や清盛のキャラクターを完全に理解するのは難しいだろう。もちろん、この坊主2人に関してはクドいくらいにキャラが描かれているので、要素としては些事も些事なのかもしれないが……せっかくだからこの微妙な「境目の時代」の文化が如何様なものかっていうのは知っておきたいじゃない。個人的には後白河がプレイしてたボードゲームなんかは気になるところ。「盤双六」という、見た目通りにバックギャモンのようなゲームらしいのだが、日本に伝わったのは遅くとも7世紀のことらしい(Wiki調べ)。となれば後白河がプレイしているのはごく自然な光景のようだ。

 他にも、彼の歌った今様の中に「かたつむり」という言葉が出てくるが、かたつむりの名称と言えばかの柳田國男の論考でも知られる通り、呼び方によって時代差があるはず。こちらも調べてみると「かたつぶり」の名はすでに平安期に確認されているとのことで、ここもなるほど時代に即している。様々な面から「この時代はどんな時代だったのかな?」という興味が引っ張られるため、やはり「叙事」の部分を追うだけで手いっぱいな感じがあるな。まだ序盤も序盤だってのに。

 とりあえず、ここまででびわ・徳子・重盛あたりの関係性は固まってきた。「驕る平家」が出来上がっているわけだが……さて。

 

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