たほいや譜（22／03／18）

　今回は1年ぶりくらいに、陽性で隔離されてるやつが参加しています。つまり参加者が全員濃厚接触者です（自宅隔離期間中に地震に見舞われて結構困ったらしい。確かに東京大変やな）。

 

 

Round１・「うろじ」

１、あまり覚えてない路。日頃から通っていても、関心がなく記憶に残っていない場所。

２、（ら抜き言葉）裏路地。

３、→モノトーン。

４、平安京における二十四条通の別称。

５、互いに尻を強く嚙みあうことで発症した痔。

６、（野球用語）ウルトラロジンのこと。コルクバット、ステロイドと共に外道野球の三種の神器の一つとされる。圧倒的な摩擦力で投球に強烈な回転を与えることでストライクゾーン周辺に真空状態を生み出し、周囲の全てを巻き込むと伝えられる。

７、煩悩が多い者のいる世界。

　①出題前の雑談で、よくある「あのお店の場所って、前に何があったところだっけ」っていう話題を出してたのでそのまんま使わせてもらった。　②そういうことじゃねぇよ。まぁ、ん抜き言葉とかもあるからね。　③事前情報として「うろのたたかい」という言葉がお題候補として出されており、「黒と白の戦いだから囲碁のこと」という説明があって、そこから「白黒の地」というつながり。　④これも「白黒」がらみで「しろく＝２４」とやっちゃばられたが、実際には「いろは」で「い路地」からカウントしていったら24番目だったらしい。偶然変な噛み合い方をしたのは面白い現象だが、二十四条通りが実在したとしたら平安京の規模が倍以上になっている。　⑤しばらく議論されたが、きちんと「ウロボロス痔」にたどりつました。やったぜ（やったぜ？）。　⑥今日もあいつは来ていますが、もうみんなしてそういうもんだからほぼスルーしています。　⑦「有漏路」と書くらしい。今度から住所に「うろじ」って書いといて。

　ちなみに、以下は某奴が間違って主題者以外に誤送信しちゃった解答。

⑧右脳の働きで導き出した回答。⇔さろじ

 

 

Round２・「すごきむすび」

１、綱の結び方の一つ。

２、→玉の輿。

３、歌舞伎において、壮絶な責め場を経て至った陰惨な結末をいう。演じるのが難しく、この板を踏むことが大看板の証であるとされた。

４、剣道の防具の結び方。元々は、鎧兜の紐の結び方に由来する。

５、ボーイスカウトが日常的に使用するロープの結び方。デイリー・ノット。

６、白米と漬物。

７、未完に終わった「南総里見八犬伝」最終巻の構想として、滝沢馬琴の創作帳に書き残された言葉。

８、明治期の凄キムチ料理研究家。本名不詳。韓国料理であるおむすびを日本に広めたことで有名。著書「朝勃ちのチゲ」、「黄身のスンドゥブが食べたい」。

　①④⑤さぁ、正しい結び方があるかな？　流石に①は文章が短すぎて「もうちょい説明してないと不親切すぎるし、流石にそんな出題せぇへんやろ」ってメタでスルーしてたのだが、なんとこれ、「挿絵で全部説明してるから」という理由でこんな短文１つだけだった。メタをうまいこと覆されての頭脳プレイ（？）。まだたほいやの戦略は奥が深い（我々はどこへ向かっているのだろう）。　②語義の説明でさらに別な概念を持ち込むのってどうなんだろう。　③「せめば」は過去のお題ワードだったのだが、出題者に認識されてなくって誤読された。　⑥すぐき・おむすび。　⑦ミステリ作家のプロットに書かれてる「ここで驚天動地の大トリック」みたいなメモ。きっとすごかったんだろう。　⑧例によって奴の答え。事前に「キム」の部分で韓国ネタにするやろ、ってのは潰してたのだが、キムチは潰し損ねた（潰し損ねるとは？）。ちなみに「朝勃ちのチゲ」の元ネタが誰も分からず、なんとか解明しようとしたのだが答えには至らなかった。こいつ、説明してくれねぇから永遠に闇の中なんよ。

 

 

Round３・「むぐっちょ」

１、〔動〕カイツブリの異称。

２、（九州地方で）鳰の異称。

３、（津軽地方で）稲刈りの際に鎌を持つ方の手。多くは右手を指す。

４、リスのように食べ物を頬張る様。

５、面倒くさくて誰かに押しつけたことを、忘れていないかどうか尋ねられること。

６、バレンタインデーのこと。ムードがグッドなチョコレート。

７、高度経済成長期の流行語。了解の意。マイ・ガッチャ。

８、伝説の傭兵、武蔵坊ぎっちょの異名。当時右利きしかいなかった戦場で、サウスポーの有利を活かし多くの敵を屠った。

　①②ちなみに②の「鳰」の漢字は一般的な「ニオ」以外に「カイツブリ」とも読むらしい。私が出題者だったのだが、送られてきた答えについて一応読み方を確認したらこれが出てきたので、余計な混乱を招くだろうと思ってあえて「カイツブリ」と読ませてもらった。作成者がどこまで意図してたかは知らん。　③「ぎっちょ」じゃなくて「みぎっちょ」。「なんで稲刈りの時なの？」「なんか、津軽でやりそうなことってそれくらいだから」。　⑤詳しく説明を求めたところ、「過去に聞いていたラジオのコーナー名を２つ組み合わせたもの」という複雑怪奇な答えをいただいた。１回説明聞いただけじゃ分からんなー、と思って今ググったら、ちゃんと一発で該当案件にヒットしたのでGoogleすごい。そしてたまたま「むぐっ・ちょ」が並んでるのもすごい。……意外と長寿番組でワロタ。　⑥⑦勢いで勝負だ！　割とウケてたぞ！　⑧勢いだけじゃねぇぞ。でも、完全にスルーされてたな……。最近はもう、この程度だとスルーされてしまう。俺が出題だと俺が拾えないので……申し訳ねぇ……。

 

 

Round４・「しちもくれん」

１、ロクでもない話のこと。

２、燻製シーチキンのレモン添え。

３、シーチキンモーモークレーンのこと。マグロと牛の運搬に特化した、世界的にも稀有な水陸両用の重機であるが、畜産漁業建築業界では極めて一般的に用いられる。

４、ろくでなし。

５、めんどうなさま。うるさいさま。

６、東西南北に位置する恥目の総称。特に東恥目は仏閣における尼廟の意。

７、人生で七回目のひとめぼれ。

８、他人の恋の行方は、当事者よりも傍で見ている者の方がよく分かるということ。

９、→六文銭

　「一目連」と「目目連」は知ってる。あと「もくけんれん」も知ってるけどこれは知らない。　①④ここで被るのか……。ちなみに①の方は「７なので６でもないし、８でもないんですよ」と頑張って小ネタを回してくれたようだが、当然誰にも回収されずにひとまとめで消された。　②「スモーク・シーチキンですね」「いや、モクモクシーチキンかもしれん」。　③モーモークレーンについて我々は何も知らないが、残念ながら畜産漁業建築業界に明るい人間がいないので当然といえば当然である。　⑤調べても意味も成り立ちもよく分からないといういつものやつ。だからさ、出典が１箇所だけの語彙って収録して後世に残す意味あるんか？　将来的に「トロピカってる」とか「ホビロン」とかが掲載されることがあるのか？（ホビロンは載ってる）（載ってない）　⑥「恥目（ちもく）」という言葉はかつて「あまのいぬかい」で爆誕した謎の言葉。せっかくなので復活させてやろうと織り込んだが、きちんと伝わるべき人には伝わって「あまのいぬかいやんけ」と即答された。時代を超えて残る文化。プライスレス（無価値）。　⑦かなり惚れっぽいようです。　⑧岡目は八目だけど、恋は七目なのでちょっと不利になってる。　⑨なぜ六文銭なのかと議論が続き、「７もくれん（あげない）から」という答えや「いやいや、三途の川の渡し賃だから、死地が関係したのかも」などの意見が出され、最後に確認したところ、「全てを織り込んで何重にもかかった今日一番の答えです」とのことだった。まぁ、後から合流したから１問しか答えてないんだけどな。

 

 

今回はこの後ウミガメのスープイベントを開催したので少なめ。あいつが来ないと、どんどん火が消えていく。