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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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Abhorrent Overlord 忌まわしき首領 (5)(B)(B) R

クリーチャー・デーモン

6/6 飛行

〜が戦場に出たとき、あなたの黒への信心に等しい数だけ、1/1で飛行を持つ、黒のハーピー・クリーチャー・トークンを戦場に出す。

あなたのアップキープの開始時に、クリーチャーを1体生け贄に捧げる。

 なるほど、この世界にはハーピートークンなんてのもいるのか。「あー、そういえばギリシャ神話が出典なのかー」と思って一応ググり、ウィキを見に行ったら、なんか全く萌えずに気持ち悪いイラストが載っててちょっと萎えた。ハーピーが萌えキャラだったりエロキャラだったりするのもジャパニーズの魔改造なんですかねぇ。まぁ、どこぞの波打ち際漫画みたいに羽根以外に手もあるのは邪道だと思いますけど。いや、違う、ハーピーじゃなくてデーモンの話だ。7マナ6/6飛行は、今の基準だと割と普通。更に毎ターンお食事が必要になるデメリットもついているので、単体で使うとそこまで大きな売りがあるわけじゃない。最低2体のハーピーが登場するので食糧難で餓死する前にゲームは決められるだろうが、出した次のターンに除去られると残るのがハーピー1体だけだったりしてちょっと寂しい。やはりここはなるべく信心を高めて大量のハーピーを迎え入れる準備をしたいものである。幸い黒は単色推しのカードも多いし、狙ってハピハピハーレムを作るのもそこまで難しくはないだろう。まぁ、「電謀」みたいな呪文で阿鼻叫喚の焼きハーピー定食が出来上がる可能性もあるけども……ハーピーとコウモリが同スペックってのはなんか釈然としないよね(最後までハーピーの話題しかない)。

 

 

Agent of the Fates 運命の工作員 (1)(B)(B) R

クリーチャー・人間、暗殺者

3/2 接死

英雄的 - (各対戦相手はクリーチャーを1体生け贄に捧げる。)

 黒の英雄はいちいち物騒な連中が揃っているわけだが、こういう奴らはどこから英雄的だと祭り上げられているのだろうか。この世界のゴルゴみたいなものなのかな。これまでのMagicに登場した暗殺者といえば、大体は狙ったターゲットを直接殺しに行く奴らだった。そりゃそうだ。暗殺者なんだから。標的を決めて、そこを狙撃して初めて「暗殺」である。しかし、この暗殺者の斬新さは目に余る。何しろ、誰を殺すかやってみないと分からない。というか、相手が選ぶ。それって暗殺じゃなくて「無差別殺人」というのでは……。しかし、そんな無差別っぷりは過去に例がなかったのでかなり強い。何しろ対象を一切取っていない、プレイヤーさえ対象に取らないので、一度呪文でこいつをサポートすることが決まれば確実に相手陣営からクリーチャーは減っていく。普通のヒロイックは「結局カード1枚使ってまでやることかな」というのが引っかかるのでなかなか実用レベルかどうかが怪しいが、こいつの場合、全ての補助カードが「悪魔の布告(TMP)」になるのだから、「残弾全部こいつに回せ!」という作戦も上等。リミテッドではかなりの存在感だろうし、もしバランス調整が実現するなら、構築だってこの砲台は欲しいだろう。黒のアサシンのくせに3マナ3/2接死なんて高品質にまとまったボディを持っているのも憎らしい。この世に英雄数あれど、この人が一番デンジャラスかもしれない。

 

 

Asphodel Wanderer アスフォデルの放浪者 (B) C

クリーチャー・スケルトン、兵士

1/1

(2)(B):〜を再生する。

 重い(直球)。仕方ないとはいえ、「蠢く骸骨(M10)」先輩を上回る再生スケルトンはなかなか現れないものだな。まぁコモンだしね。オーラの土台にはそれなりに、っていういつも通りの再生クリーチャーコメントしか出てこないよ。

 

 

Baleful Eidolon 悪意の幻霊 (1)(B) C

エンチャント クリーチャー・スピリット

1/1 接死 授与(4)(B)

エンチャントされたクリーチャーは+1/+1の修正を受けるとともに接死を持つ。

 白と黒にだけ存在するEidolon。白は絆魂だったが、黒は接死を与える。授与して誰かに付けた時の効果が大きいのは白の方だろうが、その後1/1として舞い降りた時の存在感はこちらが上。「訓練されたカラカル」は単体ではなかなか出番が無かったが、「チフス鼠(ISD)」だったら単体でも充分活躍出来るのである。これ単体で10/10とかの怪物をなぎ払うのは気持ちよさそう。

 

 

Blood-Toll Harpy 血集りのハーピー (2)(B) C

クリーチャー・ハーピー

2/1 飛行

〜が戦場に出たとき、各プレイヤーは1点のライフを失う。

 顔が怖い。永井豪作品みたいな顔してやがる。そんな物騒なハーピーだが、クリーチャーとしては至って穏当。「ケリノアのコウモリ(M10)」にメリットだかデメリットだかよく分からない能力がついただけの大人しい鳥だ。まぁ、黒を使ってて青とか白に対抗したい時には必須だろうし、何はともあれアタッカー。なんか黒でこのテイストのカードは久しぶりな気がするな。

 

 

Boon of Erebos エレボスの加護 (B) C

インスタント

対象のクリーチャー1体はターン終了時まで+2/+0の修正を受ける。そのクリーチャーを再生する。あなたは2点のライフを失う。

 エレボスさんは「死と富の神」なので、代償さえ支払えば生死を動かすことが出来るようだ。ただ、彼の住む死の国には黄金が溢れかえっていて価値が無いものとみなされるそうなので、ここで必要な代償はライフである。2ライフ支払えばクリーチャーが死を免れ、ついでにパワーアップして戦闘結果もひっくり返せる。うまくひっくり返せたなら「ゴルゴンの凝視(RAV)」クラスの効果になるわけで、1マナインスタントの効果と考えるとかなり強い部類。2ライフくらい余裕で差し出せるでしょう。お兄ちゃんは賢いから、これの使いすぎで死ぬなんて馬鹿なことにはならないんだよね?

 

 

Cavern Lampad 洞窟のランパード (3)(B) C

エンチャント クリーチャー・ニンフ

2/2 威嚇 授与(5)(B)

エンチャントされたクリーチャーは+2/+2の修正を受けるとともに威嚇を持つ。

 ニンフサイクルの黒は威嚇を与える。こちらは素の状態だと4マナ2/2威嚇ということで、基本セットの「呪われたスピリット」以下のカードである。ただ、やっぱりオーラの土台としての素質が問われる環境ではあるので、多少重くとも回避能力持ちというだけでもそれなりに仕事はありそうな気がする。6マナ溜まれば他の4/4くらいにはり付けてゲームエンドが狙えるし、一度張り付いてしまえばアドバンテージは約束されたようなもの。授与能力と噛み合った特性が多いのは良いことではないかしら。

 

 

Cutthroat Maneuver 殺し屋の行動 (3)(B) U

インスタント

最大2体までのクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+1の修正を受けるとともに絆魂を得る。

 地味ながらも色々ひっくり返せる黒らしからぬトリック。黒はヒロイック持ちが少ないので2体対象に取れるうまみはやや薄いが、純粋に2体に影響が及ぶだけで充分強い。たかだか+1の修正とはいえ、2体同時絆魂と合わされば大体5〜6点のライフは動くと見ていいはずだ。「素早い正義」のライフゲインであれだけイラッとしたのだから、こちらは更にその上である。せせこましく稼ごうライフ。まぁ、物騒な名前の割に平和なのは間違いないが。

 

 

Dark Betrayal 闇の裏切り (B) U

インスタント

対象の黒のクリーチャー1体を破壊する。

 同色ヘイトサイクルの黒は、シンプルにクリーチャーを破壊する。まぁ、黒ならそうなるやろ(「黒いカードを手札から追放」もありだった気もするが、「強迫」とあんまり変わらなくなりそう)。緑と白が殺せる「死の印(M12)」がソーサリーだったので、より対象が狭くなったこのカードはインスタントである。一応「破滅の刃」の裏返しカードといえるので、サイドと合わせて両方入れておけばクリーチャー対策はバッチリ……なのかしら。メインに「破滅の刃」4,サイドにこいつ4枚っていうのはすげぇ分かりやすいし綺麗だと思うけど、流石にこれにそんなスロットを裂けるのかどうかはよく分からん。幸い黒には呪禁なんて鬱陶しいクリーチャーはほとんどいないので、これさえあれば大体対策出来るってのは助かるけども。あ、でも黒って再生の色でもあるのか……白がリムーブなのはちょっと贔屓じゃないですかね?

 

 

Disciple of Phenax フィナックスの信奉者 (2)(B)(B) C

クリーチャー・人間、クレリック

1/3

〜が戦場に出たとき、対象のプレイヤーはは、あなたの黒への信心に等しい数の手札を公開する。あなたはその中から1枚選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。

 信心を利用したハンデススペル。ついでにクリーチャーもおまけでついてくる。こいつ自身がダブルシンボルなので、最低限「脅迫状(9ED)」くらいの効果は見込める。この時点でアドバンテージにはなっているのだから、他の信心持ちとは違い、さほど熱心に信心稼ぎせずとも単体で使って損はない。固め取りして4ターン目から連打出来れば、地味な見た目以上に相手を締め上げられるだろう。当然、こいつで溜めた信心を「アスフォデルの灰色商人」で運用するのが黒コモン流の信心生活である。

 

 

Erebos, God of the Dead 死者の神、エレボス (3)(B) M

伝説のエンチャント クリーチャー・神

5/7 破壊不能

あなたの黒への信心が5未満である限り、〜はクリーチャーではない。

あなたの対戦相手はライフを得られない。

(1)(B)、2点のライフを支払う:カードを1枚引く。

 黒のゴッドは、ながーい鞭も艶めかしい、死の国の支配者エレボスさん(男性)。パワー/タフネスの合計は緑のナイレアと並んでトップだが、だからタフネスが多くてもそんなに意味はないんだってば。まぁ、このコストでこのステータスなのだから文句を言うのはおかしな話だが。そして、ステータスは優遇された分、常在型の能力が謎である。相手のライフゲインを禁止する能力って、元々赤の能力な気がするんだけどね(黒赤のマルチなら何枚かあるけども)。そして、この能力がどの程度有効なのかも謎。最近はライフゲインカードが多いけども、わざわざ神話レアの力を借りてまで対策するほどにメジャーな効果では無い気がするのだが……せめて「スラーグ牙」がいるうちに出てきてくれれば良かったのに。しかし、常在型が微妙な分、起動型の方はガチンコ。何しろ「強欲(7ED)」がそのまま体内に埋め込まれている。「強欲」は流石にカード1枚を使ってまでやりたい効果ではなかったが、このカードならば「殴れるドローエンジン」としての働きが期待出来るのである。引いてきたカードに黒いものがあれば、信心を伸ばす難度が下がるだろう。せいぜい払いすぎに注意しつつ、死の神の教えに耳を傾けてガンガンドローすればいいと思う。

 

 

Erebos’s Emissary エレボスの使者 (3)(B) U

エンチャント クリーチャー・蛇

3/3 授与(5)(B)

クリーチャー・カードを1枚捨てる:〜はターン終了時まで+2/+2の修正を受ける。〜がオーラであるなら、代わりにエンチャントされたクリーチャーはターン終了時まで+2/+2の修正を受ける。

エンチャントされたクリーチャーは+3/+3の修正を受ける。

 黒の使者サイクルは蛇。一体どんな能力がつくかと思ったら、意外や意外、なんと「吸血犬(EXO)」である。素体の状態でも3/3から無制限にパンプアップが可能なクリーチャーということで、このサイクルの例に漏れず単体運用で充分強いクリーチャーだ。ただ、その分授与でオーラにしたときのうまみはさほど大きいわけではない。オーラの時点で+3しているわけで、更に手札を捨ててもそのパワーは余剰になりかねない。そもそも、6マナ出る段階で手札に余分なクリーチャーカードがたくさんあるとも思えないのである。理想的な運用は緑と組んでトランプル持ちにつける方向性か。

 

 

Felhide Minotaur 悪魔の皮のミノタウルス (2)(B) C

クリーチャー・ミノタウルス

2/3

 お前、つい最近死んでなかった? あれ違う人? おかしいな……よく似てるけどな……。

 

 

Fleshmad Steed 肉飢えの馬 (1)(B) C

クリーチャー・馬

2/2

他のクリーチャーが死亡するたび、〜をタップする。

 緑はクリーチャーの色だからバニラが強い。黒はそうじゃないから同じコストでもデメリットがあるのだ。そんなこと言われてたのも今は昔。そこらのゾンビやらネズミやらが散々熊ステータスを謳歌しているご時世である。何しに出てきたんだ、この馬。多分何か元ネタがあるんだろうけどさ。まぁ、アタッカーとしてならデメリットはあんまり無いですし。黒ならやっぱり使うのかな。

 

 

Gray Merchant of Asphodel アスフォデルの灰色商人 (3)(B)(B) C

クリーチャー・ゾンビ

2/4

〜が戦場に出たとき、各対戦相手はX点のライフを失う。Xは、あなたの黒への信心の値である。あなたは、この方法で失われたのに等しい値のライフを得る。

 最初に見た時に「灰色商人/Grey merchant」ってなんやねん、という疑問を書いたわけだが、どうやら彼が持っている「灰色のもの」は、死の国で使われる通貨のようなものらしい。つまり、彼は死の国との両替商ってことになりますね。さておき、実は割と洒落になってないクリーチャーである。黒で187ドレインを行うクリーチャーってのはそれなりの数がいるが、基本設定は「血狩りコウモリ(M13)」の2点ドレインあたりだろう。カード1枚で4点のライフ差なら結構なインパクトなのだ。その点こいつはというと、自身がダブルシンボルなので2点が確定している。更に前座次第ではその値はぐいぐい上がっていく。4点ドレインに2/4クリーチャーが5マナコモンだと割と事件。更に、こいつを2,3枚かき集めると、1体目で2点、2体目は4点……あれ、凄いぞ。こいつに冥界探索に行ってもらうのがすげぇ魅力的な旅行プラン。

 

 

Hero’s Downfall 英雄の破滅 (1)(B)(B) R

インスタント

対象のクリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を破壊する・

 どう見ても「戦慄掘り」です。本当にありがとうございました。いや、マジでありがとうございました。あの「戦慄掘り」が黒単になり、しかもインスタントになって帰ってきた。これで黒は赤の手を借りずに憎きプレインズウォーカーに対処出来るようになったのである。そもそも赤に触るくらいだったら火力突っ込めるんだからソーサリー除去増やす必要なんてねーよ、ってなもんで、黒はどうしようもないプレインズウォーカーに対処出来る「強迫」以外の手段が欲しかったのです。今回のセットでは、めでたくコレと「思考囲い」が手に入り、黒のプレインズウォーカー耐性はグッと増したことになる。まぁ、あいつらは出た瞬間に一仕事しやがって結局アドバンテージを取られてしまうので、どうしても1対1交換するカードは抵抗があるが、インスタントで動けるならストレスは最小限。別にプレインズウォーカーがいなくても、「殺害(M13)」を入れられるならばこれだって問題無くいれられるだろう。たが、「このカードがあるからプレインズウォーカーは多少強くしても大丈夫だよね!」みたいな発想はマジ勘弁。

 

 




Hythonia the Cruel 残酷なハイソニア (4)(B)(B) M

伝説のクリーチャー・ゴルゴン

4/6 接死

(6)(B)(B):怪物化3を行う。

〜が怪物的になったとき、全てのゴルゴンでないクリーチャーを破壊する。

 名前をそのまんま打ち込んだら「敗訴ニア」って出てきてちょっと残念な感じになったが、とにかくゴルゴン界に君臨する神話ゴルゴン王。そして非常に歪んだ形ではあるが、「このセットのラスゴ」でもある。ゴルゴンの中には他人にプロテクション(ゴルゴン)をプレゼントしちゃうなんて奥ゆかしすぎる奴もいたが、いよいよラスゴが背負える時代になったのだ。しかし残念ながら、この王様ったらなかなか腰が重い。怪物化が8マナなのはその威力を考えたら仕方ないとしても、まず現場に到着するのが6マナ、その時点では「ちょっと強い地上クリーチャー」程度なので、既にデーモンやドラゴンが怪獣大決戦を繰り広げているマナ域ではちょっと影が薄くなってしまう。何とかスピーディーに怪物パワーが発揮出来ればデッキの主軸になり得る効果ではあるのだが……ゴルゴンデッキは……多分はやらないだろうなぁ。

 

 

Insatiable Harpy 強欲なハーピー (2)(B)(B) U

クリーチャー・ハーピー

2/2 飛行 絆魂

 「2倍になった短剣広場のインプ」って書くと割と強そう。而してその実体は、「凶眼のコカトリス」と2人で「吸血鬼の夜鷲(M13)」に文句を行くタッグチームである。……黒クリーチャーで飛行+絆魂はレアなんだぜ。適宜増強して「オーラ張ると強いな!」っていう準備をしておけばいいじゃない。ぼそっと「オルゾヴァがくれた羽根、強かったよな」とか言えばいいじゃない。こいつ、アンコなのか……。

 

 

Keepsake Gorgon 形見持ちのゴルゴン (3)(B)(B) U

クリーチャー・ゴルゴン

2/5 接死

(5)(B)(B):怪物化1を行う。

〜が怪物的になったとき、対象の、対戦相手のコントロールするゴルゴンでないクリーチャー1体を破壊する。

 ゴルゴン業界の中ボス担当。アンコモンのゴルゴンで2/5接死というのは、圧倒的壁として立ちふさがったあの「コロズダのゴルゴン」と同じセッティング。パワー4以下のクリーチャーはこいつを前にして全員沈黙しなればならないのだから、その防御性能は恐ろしい。このクリーチャーはゴルガリの親戚のようにカウンターを利用して相手を狙撃する能力は持っていないが、代わりに一生に一度の怪物睨みを使うことが出来る。ほぼ制限無しの単体除去がインスタントで飛び、更に場に残るのが3/6の接死。たった1点上がるだけのくせに「怪物化」って大仰じゃね? と文句を言いかけたが、タフネス6の接死持ちって確かに怪物である。こいつを出された時に「ゴルゴンの気配が?!」、こいつに除去られた時に「ゴルゴンの仕業か!?」などと反応すると色々捗るかもしれません。

 

 

Lash of the Whip 鞭の一振り (4)(B) C

インスタント

対象のクリーチャーは、ターン終了時まで−4/−4の修正を受ける。

 普通除去。痛そう。「X=4で固定しただけの『死の風(AVR)』」って書くとしょんぼり。大切なコモン除去だよ。今回の黒除去は、2マナで2ダメインスタント、6マナで確定除去ソーサリー、そしてコレの3枚(あと−1するオーラもある)。……うーむ、これ、大事だな。

 

 

Loathsome Catoblepas 毒々しいカトブレパス (5)(B) C

クリーチャー・ビースト

3/3

(2)(B):〜はこのターン可能ならブロックされなければならない。

〜が死亡したとき、対象の、対戦相手のコントロールするクリーチャーはターン終了時まで−3/−3の修正を受ける。

 「他の色の起動型能力」サイクルの敵対色黒版。世代にもよるだろうが、日本の子供たちが初めて「カトブレパス」に出会ったのは、FF5の森の中っていう人が多いのじゃなかろうか。なんかキモい外観のクリーチャーで、せっかく取ったのにその後ほとんど使うことが無いガッカリ召喚獣として、ゴーレムなんかとの差が印象深かった。ここにそのカトブレパスがいるということは、これもギリシャ神話由来ということなのだね。ちなみに、元々こいつの目の魔力は「石化」ではなく「即死」らしい。そのためにMagic的にも接死ではない能力になっているのかしら(石化だとゴルゴンと被るしな)。戦闘ではユルいルアーがついてるだけの3/3。ぶっちゃけショボい。死んだ時に相手クリーチャーを除去することが出来るが、6マナもかけた割に死なないと仕事しない時点でどうやねん、という気もする。「燃え投げの小悪魔」でいいんじゃなかろうか。

 

 

March of the Returned 蘇りし者の行進 (3)(B) C

ソーサリー

対象の、最大2枚までのあなたの墓地にあるクリーチャー・カードをあなたの手札に戻す。

 「蘇りし者/Returned」というのは、エレボスさんが支配している死の国から出戻ってきたゾンビ達のことである。他の次元のゾンビみたいにボロボロになってない代わりに、記憶能力が低下し、生前の技術はあるが意志が乏しい状態にあるとか。そんなゾンビ連中がぞろぞろと出歩くことで「墓暴き」出来るらしい。2枚戻せるのでアドバンテージに繋がるが、効果としては3マナの「病的な略取(MBS)」と完全に一緒。環境が遅いならこれでも充分使えるかしら。ここ2年の環境と違って墓地絡みのギミックが一切無い環境なので、割と地味な存在である。

 

 

Mogis’s Marauder モーギスの匪賊 (2)(B) U

クリーチャー・人間、狂戦士

2/2

〜が戦場に出たとき、最大X体までの対象のクリーチャーは、ターン終了時まで威嚇と速攻を得る。Xは、あなたの黒への信心の値である。

 信心を利用した決戦兵器。最低限3マナ2/2速効威嚇持ち(1ターン限定)であるが、多分そういう使い方はあんまりしないだろう。黒いクリーチャーならば確実に威嚇を手にすることが出来るので、黒単でデッキを組めばこのクリーチャーは「不敬の命令(LRW)」のようなエンドカードになる。アンコモンなのでそれなりの頻度で出会うことになるだろうから、黒を相手にしている時は常にコイツに注意を払いながら戦わねばならないだろう。「戦慄の葬送歌(ONS)」がびしばしゲームを決めていたオンスロートが懐かしいなぁ。

 

 

Nighthowler 夜の咆吼獣 (1)(B)(B) R

エンチャント クリーチャー・ホラー

0/0 授与(2)(B)(B)

〜とエンチャントされたクリーチャーは、+X/+Xの修正を受ける。Xは、すべての墓地にあるクリーチャー・カードの数である。

 「夜の」ってつけるとなんでもエロくなるシリーズ、ではなく、いわゆる一つのルアゴイフ能力を持つホラー。最近はイニストラード産の「骨塚のワーム(ISD)」や「裂け木の恐怖(ISD)」など、自軍の墓地だけを参照するカードが多かったわけだが、流石にこの世界ではそこまで墓地も肥えないだろう、ってことで、どちらの墓地もカウントしてもらえるようになった。「ルアゴイフ(8ED)」が4マナなのだから、3マナでこれなら充分である。ただ、実際はこいつの比較対象はルアゴイフではなく、もっと最近活躍した「骨溜め(MBS)」の方だろう。クリーチャーになるのとサポートになる順番が逆だが、大体同じようなコストで、ルアゴイフ役をこなしながら、他人のサポートにも回れるデザインである。どっちが良いとはあながち言い切れないが、一応こちらのクリーチャーならば、装備先のクリーチャーが死んだとしても1点サイズアップが出来るのは売りになるかもしれない。授与コストも比較的軽いし、そこまで気を遣ってデッキメイクせずとも、単体で充分活躍出来るスペックである。

 

 

Ordeal of Erebos エレボスの試練 (1)(B) U

エンチャント・オーラ

エンチャント(クリーチャー)

エンチャントされたクリーチャーが攻撃に参加したとき、その上に+1/+1カウンターを1つ置く。その後、その上に+1/+1カウンターが3個以上置かれていたなら、〜を生け贄に捧げる。

あなたが〜を生け贄に捧げたとき、対象のプレイヤー1人は手札を2枚捨てる。

 エレボスの課した試練は青のタッサと正反対。丁度「予言」と「精神腐敗」の関係性にあり、どちらも3マナソーサリーなのだから効果としてはとんとん。まぁ、例によって手札破壊ってのは相手次第なので、こうして見えてしまうと一気に弱体化するっていう難点はあるのだが。むしろ、このカードも青と同様、黒にはそこまで多くない増強呪文が単色で使えるという部分に注目すべきなのかもしれない。どんな色でも2マナからいきなりカウンターで増強出来るロケットスタートがあるわけで、1ターン目に2/1の「苛まれし英雄」あたりを出してこれをつけられればそれだけで色など関係無しにビートは成立する。また、黒には再生クリーチャーという武器もあり、なかなか長い道のりの到達が面倒な試練サイクルの達成にも一役買ってくれるかもしれない。相手はジリジリとにじり寄るハンデスの脅威に、分かっちゃいるけど止められないもどかしさを抱えることになるわけだ。なかなか嫌らしいサイクルだよな。なお、「ロッテスのトロール」につけると、1回殴るときにクリーチャー2枚を捨てて「俺も捨てるからお前も捨てろ」とかいう無茶ぶりが出来る模様。やりたいかどうかは知らんが。

 

 

Pharika’s Cure ファリカの療法 (B)(B) C

インスタント

〜は対象のクリーチャーに2点のダメージを与え、あなたは2点のライフを得る。

 ソリンの渇き(M12)」の名義変更再録。いや、だからこんな基本的な呪文に次元を制限する固有名詞使ってるんじゃねーよ。前述の通りに、この世界の黒除去はコモンに3枚。そのうち最軽量で一番使いやすいのがこのカードである。これが引けないと序盤に相手陣営に触れず、相手に好き放題暴れさせることになってしまうので、何とか1枚はキープしたいところだ。

 

 

Read the Bones 骨読み (2)(B) C

ソーサリー

占術2を行う。その後、カードを2枚引き、あなたは2点のライフを失う。

 占術つきの「血の署名(M13)」もしくは「労苦」。相手のライフを削るモードがなくなり、純正ドロースペルとして生まれ変わったものである。占術+ドローというと過去に先輩の「予感(M11)」があり、あちらは占術4という大きな数字のおかげで、最大6枚もライブラリが掘れる強力な掘削装置としてリミテッドで活躍した。こちらのカードはそこまでの爆発力こそないものの、手頃なコストで手頃なお仕事が出来るので、より手軽にデッキで運用しやすくなっている。黒ユーザーならば潤滑油として是非デッキに1,2枚忍ばせておきたいところだ。まぁ、黒の場合は「いっそ墓地に落としてくれたらもっと強かったのに」とかいいそうだけども。

 

 

Rescue from the Underworld 死の国からの救出 (4)(B) U

インスタント

〜を唱えるための追加コストとして、クリーチャーを1体生け贄に捧げる。

次のアップキープの開始時に、対象の、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードと、生け贄に捧げたカードをあなたのコントロール下で戦場に戻す。〜を追放する。

 シーンをイメージしやすいフレーバー優先のリアニメイトカード。インスタントでのリアニというのは割と珍しいが、対象が帰ってくるタイミングが微妙にずれているので、インスタントならではの悪さというのは難しい設定になっている。何故こんな妙なデザインかというと、「生者が死者の国に行って仲間を連れて戻ってくる」という、どこの国にもある黄泉路神話を再現しているためである。ちょっと冥府で相手を探すのに時間がかかるので、戻ってくるのが次のターンになるのだろう。召喚酔いが解けるのが1ターン遅れるのが残念ね。ただ、この妙なフレーバーはもちろんゲーム自体にも大きな影響をあたえる。「クリーチャーが1体必要で、結果的に2体が墓地から戻ってくるリアニメイト」というと「犠牲(USG)」と同じデザインだが、このカードはサクったクリーチャー自身が再び戻ってくるところがオリジナリティ。相手の攻撃をブロックしてから黄泉路を行けばロスが少なくて済むし、2人して187能力があれば当然どちらも誘発する。なんらかのコストの重い187を仕掛けて時限爆弾のように起動させることも出来るのだ。リアニとしてもそこそこ優秀だし、何か独自のギミックを利用した悪用法が開発されそうではないか。

 

 

Returned Centaur 蘇りしケンタウルス (3)(B) C

クリーチャー・ゾンビ、ケンタウルス

2/4

〜が戦場に出たとき、対象のプレイヤーは自分のライブラリを上から4枚墓地に置く。

 今セット2枚目のライブラリアタックカード。青のドロー呪文が6マナ、そしてこのなおざりな削り方をするケンタウルスが4マナ。……もう、いいよ、そんな適当なサポートするくらいならいっそ無い方が諦めがつくわ。それでも俺に頑張れというのか。「ライブラリ破壊デッキにぴったりのディフェンシブなステータスだよ」って、やかましいわ。とりあえず集めるところから始めるわ! 誰か欄干にいる吸血鬼呼んできて!

 

 

Returned Phalanx 蘇りし者の密集軍 (1)(B) C

クリーチャー・ゾンビ

3/3 防衛

(1)(U):〜は、このターン防衛を持たないかのように攻撃出来る。

 他色起動サイクルの友好色。現在同じカラーリングは「ディミーア家の恐怖」なわけだが、こちらは予想の斜め上のクリーチャーがやってきた。2マナ3/3のナイスステータス壁。そして能力を起動してパンチである。確かに青いカードだとこういうタイプっていたけど、まさかサイクルの中の能力で入れてくるとはおもわなんだ。手間はかかるが、2マナで3/3なのは紛れもない事実。黒単色で他の色に堂々と対抗できるサイズであり、間違いなくニーズはあるだろう。「殴れたらラッキー」の精神。

 

 

Scourgemark 災いの印 (1)(B) C

エンチャント・オーラ

エンチャント(クリーチャー)

〜が戦場に出たとき、カードを1枚引く。

エンチャントされたクリーチャーは、+1/+0の修正を受ける。

 キャントリップオーラサイクル。いや、キャントリップでオーラの時点で文句は無いが、せめてもう少しなんかないか。……ないのか……。

 

 

Sip of Hemlock 一口の草毒 (4)(B)(B) C

ソーサリー

対象のクリーチャーを破壊する。そのコントローラーは2点のライフを失う。

 これが最後、3枚目のコモン除去。「殺害」にライフルーズのおまけをつけたら3マナ重くなった上にソーサリーになるという、信じられないレベルアップを果たしてしまった奇跡のコモン。……「暗殺者の一撃」と同じコストだから、やっぱり使うんだけど。ものが無い世界だからってぼったくる詐欺まがいの行為である。

 

 

Thoughtseize 思考囲い (B) R (ローウィンより再録)

ソーサリー

対象のプレイヤーは手札を公開する。あなたはその中から土地でないカードを1枚選び、そのプレイヤーはそのカードを捨てる。あなたは2点のライフを失う。

 マジでっ!?(ホロ略) あの、環境を席巻した最強ハンデスがまさかの帰還。これが本当なら、大きく値下がりするのでモダンやレガシーのプレイヤーも大喜びである。強さについては本当に説明不要。何があろうがたたき落とす1マナの特大リードジャブは、あらゆるデッキに意味があり、あらゆるデッキが嫌がるものだ。2ライフの損失が痛手にならないデッキならば、このためだけに黒に触る可能性すらあるし、ライフの損失が痛手になるデッキだって使いたくてしょうがない。これでまた、1ターン目からうんざりする季節がやってくるのだなぁ。

 

 

Tormented Hero 苛まれし英雄 (B) U

クリーチャー・人間、戦士

2/1 

〜はタップ状態で戦場に出る。

英雄的 - (各対戦相手は1点のライフを失い、あなたはこの方法で失われたのに等しい値のライフを得る。)

 2マナパワー2は正義の印。ただし黒だから「戦墓のグール(ISD)」と同じで登場時はおねんねしている。いや、グールはゾンビだから墓から上がってくるのに時間がかかるのは自然だけど、こいつは何でゆっくり出てくるんだ? 低血圧か? さておき、黒に与えられた時点でこのパワー2はバニラだろうが充分仕事がある。「ラクドスの哄笑者」と違ってちゃんとブロックも出来るし、どんなデッキでも採用しやすい大切なウィニークリーチャー。ついでにヒロイックもついているが、わざわざ軽量クリーチャーにサポートカードを使うタイミングってそんなに多くないから、運が良ければ、程度に。本当の本当に1,2マナあたりで勝負を決めたいっていうデッキなら、1ターン目こいつ、2ターン目「エレボスの試練」みたいな攻め方でこの能力を活かす方向性もあるのかもしれないけど……やっぱりウィニーデッキなら補強呪文よりもクリーチャー優先するよなぁ。あ、そうか、呪禁バントみたいなデッキか。……くろぉ?

 

 

Viper’s Kiss 毒蛇座の口づけ (B) C

エンチャント・オーラ

エンチャント(クリーチャー)

エンチャントされたクリーチャーは−1/−1の修正を受け、起動型能力を起動出来ない。

 英語名を見ても「毒蛇」が噛むのであって「毒蛇座」は関係無くないか? と思ったが、フレーバーを見ると確かに星座に噛まれたと書かれている。どういう状況なのかよく分からないのだが、これもコモン除去といえばコモン除去。−1のオーラってことは最近だと「ひどい荒廃(M13)」が割と良い仕事してたし、このカードも除去とまではいかずとも相手の能力を奪ってくれるのだからそれなりに使用範囲は広いはず。なにせ怪物化は起動型能力だからね。この蛇さえ仕込んでおけば、とりあえず怪物に鉢合わせする可能性は低いってことで。

 

 

Whip of Erebos エレボスの鞭 (2)(B)(B) R

伝説のエンチャント・アーティファクト

あなたのコントロールするクリーチャーは絆魂を持つ。

(2)(B)(B)(T):対象の、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を戦場に戻す。それは速攻を持つ。次の終了ステップの開始時に、それを追放する。それが戦場を離れる場合、他の領域に置く代わりにそれを追放する。この能力は、あなたがソーサリーを唱えられる時にのみ起動出来る。

 死と富の神であるエレボスさんが振り回していた鞭。これまで数々の武具、装備品が作られてきたが、鞭単体のカード化ってのは意外と少ない。そして、何故か黒絡みが多い印象がある。今回の鞭は、多分ドMの人たちばかりが集まるデッキに投入されるのだろう。そこにあるだけで心癒され、何かがたぎってくるおかげで、みんな狂喜乱舞して絆魂が手に入る。うん、鞭の効果としては謎過ぎるよな。恒常的に全体に絆魂がつくカードってのはなかなか存在しないので比較対象が難しいのだが、インスタントで付与する「大天使の霊堂(DKA)」あたりは4マナかかったので、全自動でこの効果が4マナは多分お得な買い物である。更に、エレボスさんが鞭をひとたび叩きつければ冥府の死者も元気に起き出す。無理矢理たたき起こしているので1ターン限りの使い捨てだが、当然187能力との相性は抜群だし、繰り返し運用出来るのでデッキ次第では莫大なアドバンテージになることもある。是非ともデッキを組んでみたくなる楽しいカードである。まぁ、全ては「漁る軟泥」をどうにかしてからの話になると思うけども……。

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