最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-」 6→6 好きな作品でした。「お前こう言うの好きだろ」って言われたら、異世界おじさん並みのいい笑顔で「ウン!」って返事出来る程度には。 最終回感想で書いたこととなるべく被らないようにしなきゃいけないので色々端折るが、今作の良さをまとめるなら大きく2点。1点目はなんと言ってもそのテーマ展開の絞り方だ。「女子高生におっさんの趣味をやらせる系作品」とまとめられる(?)これらの作品は、どうしてもその「珍しい趣味」の扱い方が難しい。そこまでメジャーな趣味が扱われないこともあり、ゴリゴリに専門っぽい仕様にしてしまったら視聴者がついてこられないし、「女子高生が触れている」という新鮮さが薄れてしまうリスクもある。かと言って撫でる程度の雑な扱いをしてしまうと、今度は「その程度の扱いでわざわざタイトルに冠してるんじゃねぇよ」と、「そのジャンルを餌にして女子高生を見せたいだけ」みたいな印象を持たれかねない。描きすぎてはクドくなり、描かなすぎては存在意義を問われる。なかなかバランスの難しいところ。 しかしドラマ作りってのはやはりノウハウがあるものだろうか、昨今の類例としては「ゆるキャン」を皮切りに「やくならマグカップも」「放課後ていぼう日誌」などの成功例がいくつか出てきており、今作もその列に加わることになる。今作での「DIY」というテーマの扱いは「押し付けすぎない」方に寄っているような気がしていて、画面の中ではガッツリ工具を使って作業している状態でも、あまり専門用語連発の台詞などで素人さんにプレッシャーをかけず、「まぁ、なんか楽しそうにしてるからいいでしょ」程度で見守ることができる。具体性を持って「製作」を丁寧に描くシーンは限られているが、要所で「きちんとDIYに向き合ってますよ」というニュアンスも出せるバランスだ。 また、そうした「趣味アニメ」の中心にせるふとぷりんの友情物語を置いているのも無難といえば無難な作り。個人的にはこのくらいの関係性は「百合」とはもうちょい違った言葉を使いたいところなので、「女の子どうしの真面目な友情」くらいにしておこうか。これを中心に置いた時にややもすると嘘くさくなりそうな各々の精神性について、「まぁ、せるふは大して成長なんかしてないんだけどねー」という容赦ない見せ方でもってリアリティを醸している。ほんと、こんだけ頼りなくていい加減な主人公、かなり珍しいんですよ。平沢唯も後藤ひとりもあれだけ1話目と最終話で違う顔を見せるのに、結愛せるふは絆創膏の数まで一緒だ。それでも許される主人公像を生み出した時点で、この作品の勝ちである。 2点目の良さは、そうして生み出された緩やかな友情ドラマにピタリと寄り添うようなだらっとしたアニメーション。1話目でこのキャラデザを見た時点で「これを抜け抜けと出してくるってことは、よっぽど描写に自信があるんやろな」と思っていたのだが、まさにその期待に応える展開であった。超絶作画、実写と見まごうモーション動画などが話題になりやすい昨今だが、アニメーションってのはあくまで適材適所。この作品の、このテーマの、この世界に合うデザインってのはあるものですよ。見れば見るほどにどんどんキャラが可愛いと思えてくる緩やかな埋没感。日常系に求められるものがぎっちり詰まってますよ。米田和弘+PINE JAMという座組み、是非とも次の作品も期待したいですね。 当然最後は中の人の話。周りを固めるお歴々の中で頑張ったせるふ役・稲垣好にまずはお疲れ様。せるふは本当にこの声がついたからこそ成立したキャラだと思ってるので、やはり「座長」と言ってしまっていいと思う。佐倉・和氣・市ノ瀬・果林ちゃんといった豪の者たちを相手によく渡り合った。あと個人的にはジョブ子役の大森日雅の進化も刺激的。今になって思うと、この人と長縄まりあを同時にデビューさせて送り込んできた「六畳間の侵略者」って凄まじい作品だったんだな。 PR |
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Thraxi
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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