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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「聖剣伝説 Legend of Mana -The Teardrop Crystal-」 5→4

 1話目視聴時の印象「なんも分からん、なんで今になって?」→最終回視聴後の印象「なんも分からん、なんで今になって?」

 結局、誰に何が伝えたいアニメだったんでしょうね? やったはずなのに忘れてしまった原作ゲームのことをちょっと調べてみたら、どうやらゲーム中ではいくつかの中心に据えられるべきクエストストーリーがあり、そのうちの1つがこの「珠魅」編だったらしい。つまり、本来ゲームをやると有象無象のサイドストーリーをちょいちょいとこなしつつ、いつしかこのストーリーの結末へと収束していく作りであるようだ。となると、このアニメを見るってのはまだらになったシナリオラインの端々をつまみ食いしてるような状態になるわけで……あんまりゲーム自体の面白さを伝える役割は果たせないのでは?

 そうして紡がれたお話は、物語の類型としてはとても普通というか、あんまり引っかかるポイントがなくて右から左に流れてしまうようなお話。一応は御涙頂戴の悲しいお話ではあるのだが、キャラがどんどん出てきて通り過ぎていくせいであんまり残らない。キャラの造形はモブに至るまでいちいち濃いのだが、そのキャラ造形の濃さにシナリオがついていってないというか、わざわざここまで際立った絵を描いてまでやる話でもなかったというか。お話を前に進めるのに労力のほとんどを費やしてしまったために、「この世界にはこんな愉快な連中がたくさん生きてるんですよ」っていうバックグラウンドを補強する時間がなかったのよね。それこそ、10年以上前のゲームのくせして現代ソシャゲアニメが抱えてる問題をそのまんま持ち出してきたかのような、そんな残念さがある。

 映像部分についても「キャラ造形の際立ちがすごい」とは言ったものの、それは元のキャラデザがクドいという意味であり、アニメとして際立ってるということではない。というか、イロモノ要素の強いごちゃついた画面については、コントロールしきれずに持て余してる感すらあった。色の数や絵の細やかさが売りになった当時のプレステゲームならばこれだけの鮮やかさを見せられる世界は純粋にセールスポイントになったのだろうが、アニメにした時にそれが見えやすいかどうかは全くの別問題。これがメディアをまたぐことの難しさか。

 キャストはやたらと豪華だったので聞いてる分には楽しかったのだが……それだけではなぁ。色々と勿体無いアニメ化だった気がするが、やっぱり根本的には「あんまりアニメ化に向いてる作品じゃなかった」ってことなんじゃないかなぁ。

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