最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
よろしい、ならば決闘だ、第11話。譲れないものがあるなら力でねじ伏せろ。それこそが王道であると、王女は宣うのである。 クソみたいな国のクソみたいな体制に踊らされ、若者たちは苦闘を続ける。アニスはすでに自分の人生を諦め、全てを犠牲にしてでも王室を保とうと決意したわけだが、想像以上にキツいジジイたちが集まっていた精霊魔術信仰派閥。まぁ、これまで散々描かれてきたので「魔法にこだわる」はいいとしよう。その上でアニスを侮蔑し、とてもじゃないが王族に向き合っているとは思えない態度で上からくるのもまぁ、しょうがないと思えるかもしれない。しかし、最後に一発ぶちかましたセクハラ部分がたまらない。あれは吐く。そりゃしょうがねぇ。この世界のこの時代にセクハラとかいう概念もないのだろうが、普通に考えて国の為政者に向かっての下世話な話題はアウトオブアウトな気がする。それをやっちゃうあたりが下衆な連中の下衆さの表れなのだろう。一筋縄じゃいかないこの国の旧態依然とした体制が嫌というほどに滲み出している。 一応、彼らが言ってたことで気になるのは「現国王もまだ世継ぎ作れるんじゃね?」発言の部分だろうか。まだ40手前だとさ。まぁ、晩婚化の進む現代社会とはずいぶん違う社会体制だろうし、10代とかで子作りしてても不思議じゃない。アニスが17歳らしいので王様も女王様もなんとかもうひと頑張りできないものか……とは思うけど、今更新しい弟ができてもアニスもちょっと困る。どこぞの漫才師に「めっちゃエロいやん」とか言われそうで王様が尻込みしちゃうのもしょうがない。やはりアニス目線では「もう立派に大人なんだし、自分が背負い込むしかない」というのが正直なところだろう。 ただ、意外だったのはそうして渋々「ならざるを得ない」王位継承だったはずなのだが、アニスがそこに存外の意味を見出していたという部分。おそらくアルガルドの放逐後に随分思い悩んでもいたのだろう。一度は破棄したはずの継承権が舞い戻り、「自分がやるしかない」という立場に置かれて苦しんだこの数日間。そこでの決意は、もはや「それが私の生きる道」という強迫観念にまで凝り固まってしまったようだ。いざ横槍が入ったら、それはそれで寄る方がなくなってしまう。 それこそ新しい弟でも出てきてくれたらよかったのかもしれない。もしくはアル君が突然放免されても復帰とかなら万々歳。姉弟で手を結び、各方面からこの国の改革にも着手できたはず。しかし、よりにもよって出てきたライバルがユフィである。アニスは自分の今後の夢を代償に王権を握る。そしてユフィは、自分の命、人生全てをかなぐり捨てて王権を簒奪しにくる。どちらがより大きな代償かなどと比べられるものでもない。互いが互いを思い合った結果の、自己犠牲のぶつかり合いだ。共通するのは、どちらも「相手に譲る気は全くない」という頑固な部分だけ。 ユフィの申し出が無茶苦茶なものであるのは間違いない。先例のないとんでも話だし、犠牲の大きさも尋常じゃない。その場の一同が「頭おかしいやろ」とざわつくのは当然のこと。しかしユフィ目線は単純で、別に自分が死ぬわけではないし、すぐさま苦痛を伴うこともない。自分が愛する人が夢を追いかける手助けができて、自分の才を国の発展のために捧げることができる。王位が手に入れば、それから先にアニスとの生活だってしばらくは続けられるだろう。精霊への献身というその後の代償にしても、ドラゴンとやり合って遺産としての知見を押し付けられた「人ならざる」アニスにとやかく言われるようなものでもないとも言える。どう転んでも化け物同士、これまでの常識ではこの2人は意見を変えない。 「わからないだろうな……この次元の話になると」を地でいく2人。話がわかるのはせいぜいティルティくらいのものか。そう、ことここに及んでも、アニスにはユフィ・ティルティという、決して見捨てない親友が2人もいる。もちろんレイニだって彼女を信じてくれているだろうし、イリアも言わずもがなである。バッドエンドしか待ち受けていないかのような現状であっても、アニスは充分に報われている。であればこそ、彼女はユフィにこれ以上の苦役を課すつもりは毛頭無い。対するユフィは、自分の犠牲など屁とも思わず、自分の選択したルートが唯一の正解と疑わない。 よろしい、ならば決闘だ。正面からぶつかり合う百合物語の顛末は、少年漫画的に決着せよ。
PR |
カレンダー
ブログ内検索
リンク
最新記事
(02/04)
(02/03)
(02/03)
(02/02)
(02/02)
(02/01)
(02/01)
(02/01)
(01/31)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧 |