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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 あそこまで騒いでたら、その間に息子さんは落ち着きを取り戻すもんじゃないですかね? 第5話。いや……若いっていいよね。

 急に下世話な話から入ってしまいましたが、あんまり記事立てするタイミングがなかったのでなんとなくあげときます。というのも、新番チェックの時にも書いたのだが、本作は期間限定無料配信の時にちょっとだけ読んでいたので、既読の部分に関してはなんとなくで処理してたのよね。今週放送分あたりからいよいよ知らない話に入ってきたので、色々と気になる要素も増えてきたというわけで。

 ちなみに、今作は今季放送アニメの中ではかなりハイクオリティな方である。これは完全に感覚だけの話なので色々と嘘まじりの話だが、ここ最近、アニメって格差がどんどん大きくなっている気がして、「良いアニメ」と言われるものは本当に予算がじゃぶじゃぶ注ぎ込まれた超クオリティを実現できるが、ショボいアニメは「ほんとに今は令和か?」と思うような、やっつけ仕事の極みで放送されるものが少なくない。その中間の「可もなく不可もなく」みたいな帯域が減ってる気がするんよね。ほんで、今作は間違いなくその区分での「ハイクオリティ」の方に入り、1枚1枚の絵の力がかなり高い、恵まれた作品になっている。

 そうして世界がガッツリ構築されているおかげで、本作の持つ独特の味わいというものがアニメになってより際立っているように感じる。今作最大の特徴はなんと言っても全く捉え所のない2点構造。大雑把に壁の「内」と「外」という認識なのだが、この内外がほんとにシームレスにサクサク繋げて放送されているのに、その接続は一切語られないおかげで色々と妄想も捗るし、不穏感が倍増している。また、今回の話をみていて改めて認識したのは、「過去の文明が滅びた気がするけど、今はまだ大人たちがその文明の記憶を持っている程度には直近の時間」というのも実に際どい設定で、ちょっとでも配分や描写を誤れば矛盾が生じて破綻してしまいそうなお話である。もちろん、現時点ではこれが本当に「成立して」いるのかどうかも知る術はないが、よくある「人類が滅びてウン千年後……」みたいな設定ではないので、いろんなところに新鮮な刺激が転がっている。

 また、そうして失われた「先史文明」というものを必要以上に神聖視していないというのも妙なリアリティがあり、文明が失われたはずの「外」の連中の方がよっぽど下世話で世俗的な生活を送っており、文字通りの純粋培養で育てられた「内」の子供たちの方が「音楽に合わせてただ踊る」「石を持ち上げることで力を誇示する」といったよっぽど前時代的な動きをしているのが面白い。この辺りの描写を挟んで、最終的にこの「壁の内外」がどのように融合していくのかが見せ場になるのだろう。

 ただ、そうして「途方も無いことをやっとる……」と感じれば感じるほどに、このアニメを追いかけることの心理的負担が大きくなっていく。だって、完結しないんだよね……原作終わってないしね……。極端な例えだが、例えば「火の鳥」の望郷編とか未来編とかの結末を知らない状態で「これから半分だけアニメにして放送します」と言われて観たいかどうか。「流石に完結してから観た方がいいな……」ってならない? わたしゃそういう気分で今作を観ているんですわ。

 ……完結してから観た方がいいんだけどな……。

 

 

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