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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「BanG Dream! It’s MyGO!!!!!」 6

 容赦無く新番組はやってくる。今期口火を切ったのは、なんともイレギュラーな放送日程で切り込んできたこちらの作品。「初回が90分」というと前クールの某作品のせいでやたらハードルが上がってる感があるが、こちらは「90分」ではなくてあくまで「3話まとめて」と言う扱いなので、ちょい基準を考え直す必要があるか。そして、見ての通りにバンドリプロジェクトの一環ということで、シンパの私としては触れたい(触れなければいけない)トピックがいくつかある。ダラダラ書いてもしょうがないので、今回は3点のトピックを事前に提示し、それぞれについて触れていくことにしよう。1つ目は「MyGO!!!!!」というバンドについて、2つ目はアニメそのものについて、そして最後はバンドリプロジェクトにおけるMyGO!!!!!の影響について。

 まずはバンドとしてのMyGO!!!!!の話。実は、私はこれまでこのMyGO!!!!!というバンドには積極的に触れないようにしていた。例えば昨年11月のGBPの際にはオープニングアクトとして出演していたが、そこんとこにはほとんど触れていない。距離を置いていた理由は大きく2つあり、1つは、再三述べている防衛反応によるもの。私はRoselia推しだが、同じくらいにRASのライブにも行きたいと思っているし、残り2つのリアルバンド、ポピパとモニカだってもちろん嫌いじゃない。丸山彩が健在だった時のパスパレだって熱烈に応援していた。しかし、そうして推しが増えるとそれだけに負担(主に経済的に!)が増えるわけで……これ以上アンテナを広げないように自粛していた部分はある。そしてもう1つの理由は、目に見えている情報だけだと、単純にそこまで好みだと思わなかったからである。上っ面の情報だけだと、不思議なことにこのバンドに一番イメージが近いのはモニカだった。「立て続けに似たようなテイストのバンドがリリースするの?」という疑問もあったし、歌の方もレイヤ・湊友希那のように「出てきた直後からインパクト抜群!」というほどの破壊力もない(倉田ましろよりかはだいぶ聞けたが)。以上の理由により、「またバンドリがなんか企んでるけど、とりあえず詳細がわかるまで放っておこう」と判断したのである。これは恥ずかしいから黙っていたことなのだが……そうした接し方だったために、一度は現地で直接声を聞いていたにも関わらず、高松燈=羊宮妃那という事実にも全く気づいていなかった。……しょうがないじゃん。声質はだいぶ変えてたしさ。そもそも出たてで注目してる若手声優が、まさかバンドリプロジェクトに囲い込まれてるとか想像もしなかったんだもの……。

 というわけで2つ目のトピック、この度のアニメについて。私からしたら「いよいよMyGO!!!!!が本格的に動き出したな」ってんで要精査の対象となる。事前にアプリゲームの方にもMyGO!!!!!が参戦することが発表され、これで正式に私の目に触れる「バンドリの一部」となったわけだ。アニメのクオリティはいつも通りなので何も言うことはない。1話目は柿本総監督、そして梅津さん(Morfonicationで監督を務めた人)などサンジゲンの中軸が担当しているので盤石の体制なのは言うまでもなく、いつも通りのバンドリ節を披露してくれている。私がバンドリプロジェクトを信頼する大きな理由の1つは、きちんと物語の構築に責任を持ってくれていること。そりゃま、これだけ大掛かりなプロジェクトの一翼なのだから手を抜くはずもないが、単なるキャラクター産業ではなく、1人1人のキャラの掘り下げ、バックグラウンドの鮮明化を意識的に行っており、ファンになればなるほど、その世界へ没入できるように作り込まれている。今作においてもその方向性は顕著で、ほぼ初めて対峙する「知らん子だらけのバンド物語の始まり」に少しずつ色がついて、バンドリ世界に入っていく感覚は心地いいものだ。上で「モニカに似てる気がした」と書いたが、3話目で描かれた高松燈の精神性はましろとは全く異なるものであり、他のバンドメンバーに関しても言わずもがな。こうしてまた1つ、興味深い「ガールズ」の関係性が描かれていくのだと思えば、その部分に関しての期待感は大きい。唯一気になるのは素人キャストの部分で、ことに愛音は1〜2話でしゃべりっぱなしだったので色々と頑張って欲しいとは思うが……まぁ、この辺はバンドリを追う上では必要経費である。

 最後の3つ目のトピック、もうアニメ本編とは一切関係ないが、今後のバンドリプロジェクトのあり方と、MyGO!!!!!が与える影響について。ざっと眺めてみたところ、やはりMyGO!!!!!のガルパ参入については賛否両論、特に声が大きく見えてしまう「否」の方の意見は気になるところ。過去にRAS・モニカの加入の際にも同様の議論はあったが、流石に8バンド目ともなるとキャパオーバーの懸念が強くなり、否定的な意見が出るのも致し方ないとは思う。具体的な悪影響としては、とにかくキャラが多くなることで、「自分の推し」の存在感が相対的に小さくなってしまうこと。もっと具体的に書いちゃえば「推しキャラが新規でガチャに追加される機会が減ること」であろう。これについては、流石に6年もの時間が経過しているプロジェクトなので致し方ないところではある。

 しかし、個人的にはこの部分についてはあまり問題視していない。そりゃま、私はRoselia推しではあるが、ゲームについては別にロゼ以外のシナリオも楽しんでいるし、キャラが増えたらそれだけみたことのない絡みが増えるな、というポジティブな面の方が感じ取れるタイプである。例えばモニカが加入した後の広町&氷川日菜の絡みとか、八潮瑠唯VS白金燐子の微妙な距離感とか、噛めば噛むほど味が出る配置は今作最大の魅力だと思っている。そもそも、6年もプレイし続けた作品である。いくら作中の時代を進めたからとて、そこから生み出されるドラマの数に限界があるのは誰が考えても明らかだろう。新たなコンテンツを追加して刺激を増やそうとするのは、ソシャゲという媒体を考えれば当然の措置であり、当たり前の展開なのだ。

 以上の観点により、私はこの度のMyGO!!!!!の加入についてはかなり肯定的に捉えている。なおざりなキャラの水増しだけだったら批判もしようが、今回のアニメ1〜3話を見れば、「ちゃんとここまで準備をして、生きたキャラクターを作品世界に加えて広げようとしているのだ」と思えるからである。新キャラを主軸に動かしつつ、その背景にこれまで愛したキャラクターたちが息づいている様子が見える配置も心憎いと思いません? 「この街の喫茶店は羽沢珈琲店しか存在しないのか……」とか「RINGの店内でSprechchorが流れてるの、メジャー感あっていいいな」とかさ。

 今後の楽しみとして、明らかに対人障害を抱えているであろう高松燈が、MyGO!!!!!としてバンドを成立させ、その後にコミュ力お化けみたいな諸先輩がたとぶつかった時にどういう化学反応を示すかという部分。燈VS青葉モカとか、あと燈VS美竹蘭とか……地獄絵図だなぁ。頑張れ若者たち。

 ちなみに作中ではすでに第9のバンド「Ave Mujica」との関係性が匂わされており、正体不明だったグループメンバーの「表の顔」っぽいものが登場していたりする。その辺の話は……まぁ、まだ語るべき時ではなかろう。個人的にはかつて燈を見限って別れを告げたメンバー2人が闇堕ち(?)してしまっている様子に興味は尽きない。大ガールズバンド時代の光と影、さて、MyGO!!!!!は光となりえるのだろうか。

 

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