忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[998] [999] [1000] [1001] [1002] [1003] [1004] [1005] [1006] [1007] [1008]

AMNESIA」 4→5

 凄い作品だった。もう、何がすごいって、とにかく凄い。「ひどい」と書いても良いし、「恐ろしい」と書いてもいい。多分、一番この作品を的確に表す言葉を探すと、最終的に「キチガ○」に落ち着くんじゃなかろうか。穏当に言っても「荒唐無稽」が正しい。

 乙女ゲー原作、そっち向け作品てのは、えてして我々の理解の埒外にあることが多い。最も真っ直ぐだったのは「世界一初恋」のホモしかいないという脅威の出版社の存在であるが、もちろん「マジ恋」の学園の設定なんかもなかなか飛び抜けていた。ただ、このくらいならば性別を逆転させれば萌え作品にも存在しうるものなのだ。百合しかいない世界なんてごまんとあるし、妙な目的の学園なんてものもハーレムものならお手の物。結局、どれだけ「腐女子向けって引くわー」と嘯いてみても、それらは男性向け作品の裏返しでしかないはずなのだ。

 しかし、本作の場合にはそうした理解すら及ばない。いや、ひょっとしたらあるのかもしれないが……流石になぁ。まずループの使い方が潔い。何しろ単に「男をとっかえひっかえする」という目的のためだけのループ。これにはオカリンもほむほむもびっくりだ。もちろん、全ての世界において男が違っていることについての理由付けは特にない。更に、最初のうちは記憶喪失で怯えるだけだったメインヒロインがどんどん場慣れして色々とどうでも良くなる設定のぶちこわし方が素晴らしい。今これ書いてて気付いたけど、あの娘ってひょっとして名前すらないのか。「わたしちゃん」ですらないのか。すげぇな。始めは本当にオロオロして何も出来なかったはずの子なのに、流石にあれだけ同じ8月をループしたら何回口説かれようが、何回いじめられようが、何回殺されようが気にしなくなった。「愛しちゃいすぎて監禁するよ」「へー」「俺、二重人格だけどもう1人の俺が君を殺したがってるんだ」「あぁ、そう」「何回も君の為に死んだんだ!」「私もやん」てなもんである。強いなー。やっぱりかもさんボイスの女の子は芯が強いなー。

 いやいや、強いとかそういうレベルじゃない。もう、世界が一切「それらしさ」を保とうとしていない。状況はどうなってもいいのである。とにかく「主人公がなんかそれっぽいイケメンといちゃいちゃしてるんだけど、最終的には命に関わるよ」という事象だけを示せればいいのである。…………いやぁ、もう少し気にしようよ……周りの世界は一応普通の日本のはずなのに、こいつらの周りだけ異次元なんだよなぁ。みんなとてもじゃないけど8月とは思えない恰好しかしてねぇしなぁ……オシャレは我慢っていうけど、こいつらみんな修行僧か何かか。いや、オシャレなのかどうかもよく分からないけどさ。

 もう、視聴者側も主人公ちゃんと同じようにして、どんどん何が正しいのか分からなくなってしまう。「もうどーにでもなーれ」ってなもんで、主人公ちゃんが不幸になったり、意味不明な言葉で口説かれたりするのをげひゃひゃと笑いながら見守るだけである。ある意味、実に潔い作品であり、ひょっとしたら方向性としてはいい男を望み続ける正しい視聴者層のニーズに応えているのかもしれない。しれないが……そう何回も使える手段じゃねーぞ。もっかいやられたら……見るかもしれねぇ。これ、真面目にやってたら「まゆしー視点でのシュタゲ」みたいなもんなんだよな。男のとっかえひっかえさえなければ、割と色々面白いギミックは組めそうな気がするんだけども。

 何故、こんな荒唐無稽な作品を最後まで見続けて、笑いにまで昇華させることが出来たのかといえば、それはやはり映像面が頑張ってくれていたおかげだ。野郎は判で押したように分かりやすいものになっていたので(デザイン上はね。みんなキチガイには違いないが)どうでもいいのだが、やっぱり主人公ちゃんの儚げな感じが実に嗜虐心をそそるのである。そりゃ確かに押し倒したり、髪の毛切ったり、恫喝したり、監禁したり、ビルの上から放り投げたりもしたくなる。まぁ、後半どんどん図太くなるのを見守るのも1つのご褒美ですよね。これで名塚ボイスってんだから、全盛期の五十嵐亮太なみの球速は出ていたと思う。どこかで見た彼女の感想に「土下座して頼んだらおっぱいくら揉ませてくれそうなところがいい」って書いてあった。なんか分かる気がする。

 結論、乙女ゲーだろうがキチガイアニメだろうが、女の子が可愛ければ関係無いよね!


拍手

PR

「さくら荘のペットな彼女」 4→4

 少し前の「ココロコネクト」と同様に、とても可哀想な理由でケチをつけられた非常に不幸な作品。相変わらずああいうムーブメントを見ているとネット文化ってのは一切プラス要素が無いな、とはしみじみ思うのだが、自分もそうしたネットの恩恵を受けまくっている層の人間なので痛し痒し。出来ることならば他山の石を置いて賢明なアニメ視聴者でありたいものだ。

 で、個人的には余計な誹謗中傷については一切考慮していないつもりではあるのだが、それでも点数を加点する気は起こらなかった。まず、「減点の必要がなかった理由」を先に挙げておくと、その独特の美術設定の面白さがあげられるだろう。亀井幹太氏を彷彿させる(つまり同時期ならば「俺修羅」がやや近い)パステル調の彩色に、藤井昌宏氏のキャラクターデザインのメリハリが相まって、「絵」としての完成度は悪くない。「さくら荘」という名前の通り、最終回近辺ずっと桜に彩られた世界になっており、淡い桃色がごく自然に画面にマッチする風合いは素直に良いものだと思えた。アニメーションとしての質も一定以上のものを維持しており、大きな驚きは無いものの、確実に「描きたい対象」を良い形で描けていた作品といえるだろう。女の子前提の話なのだから、基本的に女の子が可愛く描けているかどうかで1つめの採点基準が出来上がるのは間違いないのだ。

 そうした「絵」としての出来は文句を付ける部分が無いのだが、それでもやはり、ドラマとしてのシナリオ部分の辛さが足を引っ張ってしまっている。今期は2クール続く作品も多く、周りに配された2クール作品は確実に後半から勢いを増して面白くなっていたのだが、この作品の場合、前半から首をかしげ続けていた要素が、そのまま首を捻り続ける要素にしかなっておらず、長めの尺もプラス方向に転がらなかった。1話目視聴時に懸念していたのは「いかにもラノベ風の設定で、さくら荘には変人の天才ばかりが集まるとか言ってるけど、天才なんて書くだけの力量があるんだろうか」というありきたりなものだったが、案の定、その辺の要素が違和感の温床になっていた。学園祭のイベントなんてどこをどう盛り上がったのか分からなかったし、卒業式での感動イベントも、「流石にそれは感動のさせ方として間違っているんじゃないか」という疑問が先に来てしまった。作者がどういう方向に筋を運びたいかが見えているだけに、「その方向性で行くには色々足りてない」ことが見えてしまうというのはどうしようもなかったのではなかろうか。途中からましろの「ペットな彼女」要素も一切無くなって、普通にパンツも穿くし自分で行動出来るキャラになってたし。多分、最初の設定は扱いきれないっていう判断だったんだろうけど、特徴が無くなると作品としての立ち位置も同時に失ってしまうんだよね。

 1つだけシナリオ面で「おっ」と思ったのは、中盤、空太がコンペで落とされ、更にましろの方にだけ絵の仕事の依頼が来てどん底に落ちるっていう展開で、ここまで主人公を突き落とすシチュエーションはなかなか無いだろうし、唯一「天才」(というか、いる世界が違う人間)の存在感を出すのには良いシナリオだと思ったのだが、これもその後の収束がパッとせず、単にもやもやが残るだけの結果になった気がする。確かに「辛いシチュエーション」をちゃんと書く、というのは大切なことだし、面白いものにもなると思うのだが、やはりドラマなのだから「辛くした理由」と「解決」を提示してもらわないことにはすっきりしないだろう。何が辛いって、それまでの描写が不足していたおかげで、空太の失意が伝わってこず、単なる「わがままの八つ当たり」に見えてしまったこと。頑張って頑張って失意に至った七海がまるで同じ存在のように扱われているのも違和感があった。最終的に「才能が及ばずに失意に至った普通の人」が上を見上げているだけ、という図式は変わらず、この作品全体で何を描きたかったのかも分からずじまいだったし。どうにも焦点の見えにくい作品であった。もちろん、先のましろの「ペットな彼女」設定も合わせて考えれば、この作品の最大のテーマは「若さと成長」であったことは理解出来るが、目標として設定されている「天才」のキャラクターの説得力が不足しているために「発展途上であることは美しいことである」というテーマ性が描ききれなかったのは勿体ない部分だ。

 繰り返しになるが、個々の要素で面白い部分も少なくなく、最終回の締め方なんかは、非常に清々しくて気持ちの良いものだった。それでも「尺があったが故の不満点」は解消されなかったので、最終的なジャッジは「今ひとつ」になると思う。2期目のエンディングテーマと映像とか、そういうのは好きだったんですけどね。あと、美咲先輩のキャラも好きだった。あそこまで真っ直ぐなトラブルメイカーヒロインってのも珍しいと思うし、中の人の仕事も見事だった。卒業式の謎演説が無ければ,もう少しキャラが立ったまま終えられたんだろうけどなぁ。


拍手

 魔王っていうかフリーザ様、第11話。いや、どっちかっていうと魔王の中の人的にはノイズ様か。小清水はつくづく中尾隆聖ボイスのボスキャラに縁があると見える。

 さて、相変わらず場面転換が激しくて何がなにやら分かりにくい作品ではあるのだが、一応、今回描かれている冬の国の戦争が、今作のクライマックスということで良いのだろうか。それぞれの世界でそれぞれの戦いが描かれており、一応、前回のサブタイのように「魔王の蒔いた種が各所で実を結んでいる」という大きなくくりが出来ている……気がする。

 そんな中でも一番分かりにくいのが商人絡みの経済談義のところ。通貨の変更を画策する中央国家に対し、先んじた商人は不安定な貨幣をはき出して現物である麦をキープした。そして、貨幣価値が維持出来るかどうか怪しい状態であることも考えると、冬の国は現行の貨幣から切り離した存在にしてしまうほうがよく、つまり通貨が二種類ある状態になると言うことも分かる。しかし、どうやら商人の思惑は更にもうひとつ先、つまり魔族との商談まで進んでいるのだという。これは正直よく分からない。というか、この世界で人間と魔族がどういう関係を構築してるのかが未だ分かっていないのである。今回、復活した魔法使いの働きでゲートが破壊され、更に「魔界=地下世界」という驚きなんだかどうなんだか分からない事実も明かされたわけだが、それ以前に、まず魔族と人間の前線がどうなってるのかもよくわからねぇよ、と。こないだ極光島でぶつかったところなので、そのあたりで小競り合いが続いているってのが大体の構図なんだろうが、そんな相手に商取引なんか出来るものなんだろうか。火竜公女の力添えと海門都市という存在があったとしても、大量に備蓄した麦を右から左に動かすわけにもいかないと思うのだが。この辺だけよく分かりませんわ。

 その他の「戦い」に関しては、そこまで難しいことはしていない。一番分かりやすいのは女剣士やたっつん(中の人)が率いている冬の国と外敵との戦争部分。中央との正面衝突は、いかにも戦記物では出てきそうな奸計でもって時間稼ぎを行っているだけだし、たっつん率いる弩部隊が芳忠さん率いる軽騎馬を打倒したところなんかは、いかにも「賢い少数が愚かな大軍を負かした」という分かりやすいエピソードであり、なおかつ「魔王の弟子は何しても優秀やな」ということを表すファクターにもなっている。まぁ、今回の戦争を見る限りでは、少なくとも指揮官が賢いんじゃなくて、相手がアホ過ぎるだけのような気もするのだが。ま、シンプルな戦争ものなんてこのくらいのバランスになるのかしらね。そもそもたっつん兵士は魔王のところで軍学を学んでいたのかどうかすらよくわからねぇし。

 そして、残る一つが、突然登場した魔族を打ち払うために出撃した勇者のお話だ。久しぶりに再会した同僚の魔法使いの指示に従い、そのまま精神汚染に抗えなかった魔王の居城に突撃した。ほんと、この魔界って警備がザルだよな。まるでディスガイアだよ。1話で勇者が乗り込んだときもそうだったけど……なんでこんな魔王に人類は苦戦してたんだろうな。ま、とにかく初めてこの作品では正しい関係の「魔王と勇者」の対峙が実現出来たわけだ。ある意味すごく正しいクライマックスだが、魔王を殺すわけにもいかないし、どうせこの2人のことだから最終的にいちゃいちゃするに決まってるので、あんまり緊張感は無いよね。傍で見てる片腕もがれたメイド長がちょっと可哀想になりそうだ。ちなみに、今回ようやく出番があった魔法使いだが、相変わらず福圓先生が荒ぶっているので、そこは文句なしで聞きどころである。なんでだろうね、福圓先生が口汚く暴言はいてるのを聞くと、それだけできゅんきゅんするわ。BLOOD-Cが悪いのか、Anotherが悪いのか。


拍手

「閃乱カグラ」 4→4

 なんか、わりかし真面目やったな。いや、悪いわけじゃないんだが、乳作品っていうともっとぶっ飛んだものを予想してたもんだから、「あぁ、こういう路線か」っていう納得が、なんだか軟着陸みたいになってしまった。最終回のドラマなんかは割と面白かったんだけどね。

 初見の段階から、監督が渡部高志なんだってことは分かっていたわけだから、これくらいのウェイトになることはおよそ予想は出来ていたはず。それこそ金子ひらくやらの作品と違うわけで、どちらかというと「エロ作品」というよりも「学園青春バトル」という方向性に力を入れる作りになっていた。話の筋は至極分かりやすく、最終的には「善」と「悪」をぶつけるために「善から悪へ転げた抜け忍」の存在を1つのキーとして、その上で「やはり正義は勝つのだ」という勧善懲悪の理念を明らかにし、更に善悪を超えた友情を描くところまでやっている。まぁ、余計にこねくり回されるよりはシンプルで良いだろう。終盤の半蔵VS蛇女の4つのタイマン勝負は「理屈はねぇけどとにかく正義が勝つんだよ!」という勢いで押し続けてくれていたので、実は案外面白い部分だったと思う。割と個々のキャラクターが立っているので、個別にバトルしてるシーンだけを見ると割と見応えがあったりするのである。

 ただ、そうなると、やっぱりこの作品の原作が持っていたはずの「乳浪漫」が薄れるかなぁ、というのが引っかかったポイント。まぁ、色んな動画とかを見る限りでは元々のゲームだってポリゴンバリバリなんだから大したエロさではないのだが、それでも「このゲームは乳を前面に押し、脱がせることを主目的とします」ということが明示されていた。アニメの場合、そこまで「脱がせること」に主眼をおいておらず、むしろ中途半端に挟まった水着回なんかが「別にいらない気がする」パートに見えてしまったものである。最終回なんかを見れば、ほぼ脱ぎっぱなしなのだからエロいといえばエロいはずなのだが、あんまりそういう描写に力が入ってないんだよね。「設定上脱いでますが、別にエロいことはしないです」と言ってるような。どうせなら、飛鳥と焔の因縁とか、普通のドラマとして見せられるものがあるのだから、もういっそのことエロ要素には特に触れず、友情物語として見せるのが良かったのかもしれない。どうも、中途半端で振り切れなかったなぁ、というのが正直なところである。

 ただ、最終的に「この作品ならでは」があまり得られなかったとはいえ、筋立ては真っ直ぐなので見ていて退屈ということはない。特にどちらかというと蛇女の面々のキャラが立っていたことが見ていて楽しく、途中からはヒールの方にばかり目がいくようになっていた。もやし娘のあり得ないキャラとか、関西弁の突き抜けたダークっぷりとか、阿漕といえばそれまでだが、最近では珍しく分かりやすさが重視されたキャラになっていたので、初見で取っつきやすかったのは嬉しいポイントだった。2期目とかが作られれば,もう少し楽しめるようになっている気がします。やっぱり大きなドラマをやろうとすると1クールじゃ短いよね。

 あとはまぁ、中の人ですよ。最初はダチャーン推しアニメなのかと思っていたのだが、飛鳥は単なる「駄目そうに見えて才能の塊」という、ありがちかつ目立ちにくいポジションだったため、主人公なのにあまり面白さを出せなかったのは残念だった。それでも、キタエリとぶつかれたおかげでバトルシーンでは良い仕事してましたけども。半蔵側ではゆかちとミズハスのコンビが百合百合しい上に目立っていたので面白かったかな。あの雲雀のレイプ眼(仮)はいくら見ても馴れないよな。そして、敵側・蛇女は全員が全員良いキャラだったので甲乙付けがたい。上で書いた通りにうりょこがやってた日影は「ステロタイプの関西人」なのにどこかヒネてて面白かったし、後藤(弱)さんや茅野君など、エロ作品というよりも「なんか可愛い」作品になっていたのが憎らしくていい。キタエリも良い仕事するしなぁ、めぐーはまだまだ高校生やってていいんだなぁ(まぁ、春花さんは高校生には見えませんけど)。


拍手

 星矢だったら仕方ない、第50話。おはよう主人公。いつぶりのお目覚めだろうね。あくまでこの作品のタイトルは「聖闘士星矢」だからな! 主人公はユナじゃないのさ! あれ? あ、先週の私の質問に拍手コメで律儀に答えて下さった誰かさん、ありがとうございます。おかげでより絶望的な気分になれました。一輝兄さん、今週も嘘回想にしか出てきてないし!

 さて、クライマックスはクライマックスだが、やってる中身はホントに大したこと無い。まとめると「ユナ復活」→「ユナ敗北」→「星矢復活」→「光牙復活」→「聖衣譲渡」。あれ、割と大変なことは起こってるか。とにかく星矢の復活が今回の一大トピックである。ただ、その前に開始10分を使ってユナが色々やっていたところから一応スタート。「最後に残った聖闘士は私1人だけ」って、単にお前さんが1人でもたもたしてたからやないか。そしてわざわざパブリーンまで引きずり出した回想を使って、「光牙を止める決心」をたっぷり5分近くかけてやったのに、その後で倒されるまでは一分もかからないっていう。そりゃな、蒼摩たちが瞬殺されてるわけで、今更ユナ1人が頑張ったところでどうしようもないわ。しかし、同性が頑張っていることに感化されたのか、なんとアテナが直接語りかけてくるという特別サービスを実施(ユナとアテナは初対面)。これにより、別にユナには何のオプションもつかなかったが、「沙織さん、起きてるやん」ってことで地の底に封印されていた星矢がついに復活した。要約すると、ユナは星矢復活のための触媒だったということに。

 さぁ、いよいよ復活したレジェンド。ただ、地球では4人の黄金聖闘士が必死に滅亡を食い止めているわけだが、それと同じレベルの星矢が今更出てきてアプスを止められるのか、という。何しろ「黄金聖闘士の実力はみな伯仲している」というのが過去にシャカさんが言っていたセオリー。まぁ、時貞なんかはおいとくとして、これが本当ならば星矢≒ミケーネだって成り立つわけだ。そのミケーネはアモールに瞬殺されており、そのアモールも今や雑魚扱い。つまり、星矢単体でもアプスに勝てる道理はない。案の定、渾身の流星拳も特に問題にはならず、魔傷に冒されていた星矢はやっぱり勝てない。「ひょっとして、面倒だと思わずに黄金聖闘士オリジナル技を考えてたらもう少し戦えたんじゃないの? せめて名前だけでもペガサス流星拳からサジタリウス流星拳に変えておけよ」とか思ったけど、多分関係無いぞ。

 しかししかし、レジェンドの復活で再び立ち上がったのが、何故か一人だけやたらアプスからエロい技ばかり喰らってしまう不幸体質のユナ。初対面の星矢に檄を飛ばされ(多分、星矢は内心「お前、仮面つけろよ」とか思ってたはずだが)、再びブロンズ&ゴールドの共闘態勢。2人で飛びかかるも、やはり瞬殺。一体何度目だ、このやりとり。わずか15分の間に手を変え品を変え3度も瞬殺されて流石にマンネリだと思ったのか、星矢は「この一撃に全てをかけて」三度の流星拳。最初から全てを賭けてくれよ、と思わないでもないが、今度はこれが何故か通用し、ついに光牙の光を呼び覚ますことに成功した。どうやら、単にアプスの中にいた光牙の寝起きが悪かっただけの模様。とにかく、ずっとガングロで数週間一言もしゃべれなかった光牙がようやく復活することが出来た。めでたしめでたし。

 さぁ、いよいよ最終決戦である。……それにしても、本当にわかりきった展開を延々やられている感がたまらないな。これ、普通のアニメやったら光牙は2〜3週前に目覚めてないとブーイングものやぞ。最終的になんで覚醒できたのかもよく分からないし、多分地に伏した蒼摩たち3人は「結局女の子に声かけられると起きるのかよ……」と不満たらたらだろう。まぁ、勘弁してあげようよ。ユナも今週かなり無理してたせいで、魔傷が随分進行しちゃったみたいだし。白い聖衣にじわじわ黒い影が浸食するデザインは、なんかキュアブラックみたいで恰好いいな。ひょっとして暗黒聖闘士ってこうやって作られたのだろうか。黒死拳を使えたブラックペガサスって、実は時代を先取りしたかなり優秀な闇属性のキャラクターだったのかもしれない。……ということは、今魔傷に苦しんでる連中も、紫龍に頼んで悪血を抜いてもらえば復活出来るのでは……おい瞬、ちょっと五老峰行ってこい。


拍手

「キューティクル探偵因幡」 6→6

 楽しかったですよ。基本的に、1話で与えられた面白さをそのまま最終話まで持ってきてくれただけの作品。でも、それってなかなか簡単なことじゃないんです。こと、こうした勢い任せのギャグの場合、どこかで刺激に馴れて飽きが来ちゃうからね。

 今作の場合、「ギャグの勢い」はもちろん大切な要素だったわけだが、そうした要素だけは不可避である息切れに対しても、キャラクター間の関係性を無駄に濃くすることで上手い具合に回避していた。まぁ、関係性なんて言葉でお茶を濁さずストレートにいうと「愛憎劇」になるので、更に言葉を換えると「ホモォ┌(┌ ^o^)┐ 」ということになるわけだが、普通は忌避してしまうそうした腐った要素の臭いを極力抑え、男でも見られるギャグの因子にしてしまったのはこの作品独自の売りといえるのではなかろうか。……まぁ、実際に臭いが消せてたかどうかは知らないんだけどね。個人的には気にならなかったから「た〜のし〜」としか思ってなかったけど、自分の好きな作品については世間の評価も気になってしまって、ちらほら聞こえてくる感想だと「受け付けない」っていうのも結構多かったんだよね。それって腐要素がマイナスだったのか、それとも単にギャグのノリが受け付けられなかったのか。どっちもいると思うけど、腐要素が原因だった人も少なくないんだろう。そう考えると、私も随分こっち方向への耐性がついたもんだと思う。ありがとう、「世界一初恋」。

 で、そうした腐った要素を「好きあった連中の血みどろ抗争劇」という訳の分からないジャンルに転化したおかげで、毎回様々に姿を変えたドタバタを楽しむことが出来たことが今作最大の売りだってことだ。1クールものにしちゃぁ多すぎるくらいのキャラがぽんぽん出てきてたはずなのだが、特に混乱することもなく、「あぁ、こことここがくっついてて、こっちは殺し合う仲か」というのがすんなり入ってくる。そして、基本的に殺しても死なない(約2名に限るが)のでギャグにしても問題無し。あとはとりあえずヤギ追いかけとけ。やっぱり首領のお力はでかかったなぁ。マスコットキャラがコロコロ動くだけでも画面の楽しさは2割増しですわ。小動物マンセー。こういう瞬発力のあるギャグは馴れが必要なものだが、今作が初監督となった満仲勤氏は見事な仕事だった。チーム水島の動画班の要だったみたいだし、テンポ芸はお手の物でしたね。

 そして、そんなドタバタ活劇を彩った中の人たちはいかにも腐向きで贅沢な面々。やっぱり諏訪部順一が本気でギャグに回るとパワーがあるわ。そこに森川・小杉・子安(時々杉田)とか、重すぎるわな。入野君も大変だったろうね。女の子たちも賑々しく、女性の少ない現場でも負けじと主張する濃い面子が素敵でした。ぴかしゃはブレないよなぁ。なんかおっちゃん達にいじられながら愛されてるイメージ。そして、そんなめちゃくちゃな世界の中心に、可愛いヤギさん、大川透。なんか、すごく可愛い気がしてきたよ。


拍手

 久しぶりの「たほいや」でした。おかげでみんなして解答作りの腕は確実にブランクがあった気がするんだけども、今回はやたらと語句のセレクトが秀逸だったし、ニーズがあったので一応記録をここで全世界に向けて発信しておく。まぁ、ドラフト通信とかと違って、勝ち負けをいちいち記録してるわけじゃないんだけど。当然のように正解も載せていないので、分からない言葉は(多分ほとんどそうだろうが)ググったりして調べる前に考えてみるのも面白いでしょう。ちなみに、今回も広辞苑ともう一冊別な辞書を併用しているので、ひょっとしたら広辞苑の表記とは異なった正解があるかもしれませんのであしからず。

 

 

 

Round1・お題「ねびごたち」

1:スズラン科の一年草。

2:乳離れ、断乳。

3:経験豊富なおんなたち。

4:トルコ西部の都市。ウイグル朝時代にガラス工芸で栄えた。

5:若馬の毛刈りの時期。

6:先の曲がった刀。

 

 

Round2・お題「もっぷる」

1:高圧下における分子運動の一種。モップル現象。

2:尻にしかれること。

3:馬の放牧地。

4:イギリスの大手製紙会社。

5:奮起する、奮発するの意。

6:革命運動の犠牲者の国際的な救援組織。

 

 

Round3・お題「かぴらばすとぅ」

1:アフリカ北部の民間療法の一つ。土を口に含むことで舌を刺激する。

2:アマゾン川流域に生息するソウ類。

3:ヒンドゥー語で蛇の脱け殻の意。

4:釈迦誕生の地。

5:ヒンドゥー教の儀式で用いられる宝剣。

6:間引き、中絶を禁止する人口政策の一つ。

 

 

Round4・お題「えーれんすれーやー」

1:20世紀初頭の冒険家。北極海の単独横断に成功。

2:デンマークの詩人、劇作家。北欧ロマン主義の先駆者。北欧詩壇の王者と称された。

3:分光器と光度計を兼ねた計測器。

4:フグの脾臓にある毒素の透過器官。

5:アメリカ空軍に配備された地対空砲の名称。スカッドミサイル。

6:20世紀初めイギリスで流行した髪型。

 

Round5・お題「たこらばっちょう」

1:江戸時代の質屋の形式。物々交換で清算を行う。

2:戦国時代燕の将軍。

3:幼児をあやす、舌を出し入れする遊び。たこらば。

4:番匠笠の別称。

5:キューバの伝統的な醸造酒。やし酒。

6:中国清代の医学指南書。

 

Final Round・お題「さもわーる」

1:宝石の彫刻技法の一つ。

2:男性のトップバレエダンサーに与えられる称号。

3:インドの軽帆船。2世紀頃から主に交易用に使われた。

4:南米で起こった植民地支配に対抗した運動。

5:ロシア特有の湯沸かし器。

6:アフリカの生息する肺魚。別名「コブラフィッシュ」


拍手

3月22日 ドラフト模様(GTC×3)

ピック順 【Serra】→【Metallica】→【Alessi】→【Sangriter】→【Thraxi】→

 

 諸々あって2週間の休憩を挟んで久しぶりのドラフト。久しぶりなのに、一番ドラフトに飢えてた人間がいないせいで5人戦になっちゃったのは謎。日本国内では確か拉致誘拐は法に触れていたはずなのだが、なにやら誘拐されて遥か山口県を彷徨っていたらしい。どういうことやねん。

 そして次週からしばらくは、別な面子が欠けるので5人戦が続く予定。とりあえず残り2週間については、残ったメンバーが1人でも欠けるとドラフトが成立しないことになるので、欠席の場合には早めの連絡をお願いします。


拍手

 福山=中二病、最終話。これは実に綺麗な最終回。このアニメに望んでるものっていったら、やっぱりこのテンションだよね。

 シリーズ中盤以降は少しずつ変則構成も増えていったのだが、今回は初心に返って非常に真っ当な2部構成。15分で短めにぽんぽんと出てくる方が笑いのテンションが維持しやすいので助かります。そしてAパートは、初心に返る意識を強めにするためか、洋のキューティクルへのこだわりが前面に出るお話になっている。しかし、髪の毛からダイヤが作れるなんて知らなかったわ。試しに調べてみたら、割とちゃんと商売としても成り立っている上、ダイヤとしての質もいわゆる天然物に比べて大きく劣ることもないとか。割と面白いところに眼をつけたじゃないですか。流石ノアちゃんやで。まぁ、単に「狼に嫌がらせしたいから、何かヤツが大事にしている髪の毛を使って悪だくみをするであろー」っていうことだったんだろうけど。

 しかし、残念ながら毛に関する諸々は、洋のプライベートの中でも触れてはいけない逆鱗だった。泣き狂った洋は復讐の鬼と化し、なんと最終回に至って初めて、荻さんとヤギという夢の共闘態勢が繰り広げられることに。おかげでヴァレンティーノファミリーにもたっぷりとスポットがあたり、毎度のことながら変態度の高いロレンツォの性癖や、あれだけ恰好いいはずなのに最終的にギャグキャラ以外のなにものでもないガブリエラの活躍などが楽しめることに。……ヴァレンティーノのマントって、「全裸」と「それ以外」を分ける大切なファクターだったんだな。確かに、マントを脱いだらただのヤギだしな(まぁ、着ててもただのヤギだけど……)。荻さんと洋のいちゃいちゃも確認出来て、めでたしめでたしである。

 そしてBパート。のっけから聞き慣れた厨二テンションの福山ボイスで吹くが、もう、本当に期待を裏切らない。キャラとしては「スケットダンス」のダンテとまるきり同じ方向じゃねーか、という気もするが、まぁ、中二病キャラの設定なんてこんなもんだ。本当にルルーシュ式高笑いは聞いてて満足感がありますね。最終回だ最終回だと洋が散々愚痴っているメタっぷりも相変わらずひどいが、最終エピソードなのにどこの誰とも分からない「ぽっと出の新キャラ」が全部持っていくという人を食ったシナリオも予定調和である。ちゃんとヴァレンティーノファミリーが求人広告出して丁寧な人材雇用をしていることも分かって一安心ですよね。……ガブリエラとかノアもああやって面接で採用したんだろうか。まぁ、やっぱり雇うにあたって新人の前科は大事ですからねー。ちゃんと求職雑誌に広告が掲載されてたってことは、あの可愛らしいビラとかも全部首領が作ったんだろうか。なにそれ可愛い。

 しかし、「ヤギならいいや」という軽い気持ちで自宅警備員崩れが面接なんかに応募しちゃうと、今の日本の就職事情の厳しさが突然牙を剥く。いや、あの出で立ちで面接に行って門前払いされなかっただけでも有難いと思うが、せっかくヤギ(取締役)が良いこと言ってるのに、となりの袋で台無しである。圧迫面接かー、こわいなー。そりゃルルーシュだって勇太だって引きこもりたくもなるわなー。CV小杉さんだもんなー。めげるよなー。で、オチに向かうシーンでは最終回らしく突然洋の自己紹介が入り、結局シーズン中に何回使ったんだ、っていうレベルの秘孔刺激からの追いかけっこ構図で幕。ちゃんとキャラクター総出演でそれっぽいエンディングになってるのはいいけど、流石に塀の向こうの秋吉とかは登場出来なかったな。とりあえず荻さん一家が出てきてくれたのでそれだけでいいか。

 なんだかさっぱりあっさりの最終回だったが、この作品はこれくらいが一番いいや。2期に期待を寄せて、とりあえずは満足です。

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
12
25 26 27 28
29 30
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[06/23 デュッセル]
[06/23 名無し]
[06/22 NONAME]
[06/06 とみしの]
[06/04 とみしの]
バーコード