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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 アモールさんお茶目万能、第47話。結局ここまでの戦いをまとめると、今作で一番活躍出来た黄金聖闘士はアモールさんなのであった。

 滞りなく崩壊を開始した地球。既に秒読み段階で山がぶっ壊れるなどの天変地異レベルの崩壊が起こってたんだから、カウントダウン終了して小宇宙変動がスタートした時点でゲームオーバーな気もするのだが、そこはまだ「わずかな希望」があるらしい。なんだよ、ロスタイムがあるなら前もって言っておいて欲しかったもんである。毎週律儀に残り時間を教えてくれてた古谷徹が馬鹿みたいじゃないか。しかも、何でロスタイム中がセーフなのかが全く分からないし。これだと旧作みたいに「コンマ一秒のギリギリで間に合った」的演出がやりにくいと思うのだが、クライマックスはどうやって盛り上げるつもりなんだろうか。

 さておき、そんな崩壊のさなかでも頑張って戦う光牙とエデン。ようやくメディア様との直接対面を実現し、改めて「あれ、このおばちゃんが一番悪い人だったの?」ということを認識。その割にダラダラしゃべってる時間が長かった気もするのだが、エデンからしたら実母だからいきなり叩くわけにもいかないし、光牙に至っては「誰やねんこのおばさん」っていうレベルだったので仕方ないか。子供2人がボーッと見ている中で、メディアさんはマルスの中ですくすくと育った闇の小宇宙を余裕で回収。それを弟に預けて自分はホットスポットとなった火星へ早々に移住を果たした。「私の力ではこの闇の小宇宙は」云々って言っていたのでやっぱり肉弾戦向きのキャラでないのは間違いないのだろうが、この人を倒さないことにはお話は絶対に終わらないわけで、多分ラストは光牙の中に眠っている謎の存在、アプスが光牙から離脱するから、そのよりしろとしてメディア様が立ち回る展開になるんだろうかね。

 それにしても、今回もノリノリだったアモールさんのキャラが立ちすぎていて本当にずるい。ノリと勢いで適当な必殺技を乱打するのは聖闘士星矢業界のお約束だが、ここまで多くの技を使い分ける聖闘士は割と珍しいのではなかろうか(瞬やイオはカウントしないとして)。せっかくなのでこれまでのアモールさんライブラリをまとめて置くと、こんなにたくさんの必殺技を持っていることが分かる。

1,「サイレント・ウォーター」高圧力の水流を地面から噴出させて壁を作り、相手を分断する補助魔法。魚座なので水属性、みたいな単純な設定が伺える小技。

2,「アレステッド・ジャッジメント」闇の小宇宙を具現化させた楔で相手の動きを封じる拘束技。これを打破するためには闇の小宇宙を燃やす必要があり、正義相手では一方的にボコれるようになるチート技。

3.「感覚剥奪(技名不明)」相手に優しく触れるだけで、突如身動きを封じることが出来るという拘束技。これでユナを肉人形にすることに成功した。

4.「ブラッディ・ワルツ」譲り受けた闇の小宇宙を2つの鞭状に変形させて相手をぴしぴしする。エデンに破られたので、多分大したこと無い。

5.「ブラッディ・カノン」譲り受けた闇の小宇宙を杭状にして相手に放つ飛び道具。マルスが使ったグングニルに似ているが、流星拳で全部砕かれてしまったので、多分大したこと無い。

6.「グラビティ・コンチェルト」新たな属性(?)重力を操り、相手を押さえつけたり吹っ飛ばしたりする。エデンの超必、オリオンズ・デバステーションすら余裕でチャラに出来る威力を持つ。

7.「アモール・シアター」相手の脳内に、適当に思いついたひどい話を題材にした人形劇を流し込むことが出来る。シアターを見ている間は相手はかぶりつきで見てしまうために、これもある意味拘束技と言えるかもしれない。ユナを相手にエロ妄想を流し込むという薄い本展開が期待出来る。

 更にこれ以外にも、完全に決め技エフェクトに入って繰り出された流星拳を、発動モーションキャンセルで「まともに食らうわけねぇじゃんwww」と回避するなど、本当にあらゆる局面で枠にとらわれない自由過ぎる強さがある。今回はメディア様から闇小宇宙を渡され、「あ、身の丈に合わない力を貰ってしまったせいで自滅するフラグだ!」と思わせたのだが、実際に「時間が無い!」みたいな焦りを見せた次の瞬間には、それすら光牙にパスして無かったことにしてしまった。ヤバい、アモールヤバい。出来ればこのまま死なずに引っかき回してほしいところだが、流石にここまで露骨な悪役キャラだと、最終的には殺されちゃうんだろうなぁ。

 でもさ、他の有象無象に比べたら圧倒的にキャラが立ってるんだから勿体ないよね。今回だって青銅組の残り4人はまさかのお留守番じゃないですか。今回はオープニングのキャストクレジットでちゃんと全員分記載されていたから「良かった、ちゃんと青銅にも出番があるんだ!」と思ったのに、結局「ああ!」みたいな一言だけじゃねぇかよ。次回は黄金聖闘士たちの協力を得て火星に移動出来るみたいだが……もう栄斗とかいらないからフドウさん達が直接来てくれよ。どうせ地球全体が崩壊し始めてるんだから、保全業務も必要無くなって玄武さんも暇だろ。

 ……あれ? パラドクスさんは? おねーさんまだ寝てるの? 


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3月1日 ドラフト模様(GTC×3)

ピック順 【Thraxi】→【Sangriter】→【Mei】→【Alessi】→【Metallica】→【Serra】→

 

 身体を大切にね! 真夜中の試合中にはアドレナリンが出ていて平気だったが、案の定夜明けの帰宅後、あまりの暑さに寝られず、検温したらがっつり熱が出ていたという。身体を張ってドラフトしてるんやなぁ。人間、ボーッとしてた方がドラフトには勝てるという事例。

 繰り返しの連絡になりますが、来週は私はいませんので、好きにして下さい。誰かが舵取りしないと何も起こらないと思うけど。パックはまだ残ってるはずだから、やろうと思えば出来ると思うよ。まぁ、もしやっても私は通信書けへんけどね。そして再来週はお休み、しばらく会えませんので、よろしく。


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 おかしい、シリアスじゃない、第9話。前回の「前編」はシリアスだったから、てっきりこのお話だけはそのままシリアスで通すのかと思ってたのに……開始数分で洋のケツっていう時点で駄目だった。

 結局、洋と聡明さんはタイトルの通りに決裂しましたよ、っていう話だったわけだが、聡明さんが荻さんの命を取ろうとしてるはずなのにどこまでもユルい雰囲気で話が進んでしまったおかげで、結局最終的に何が言いたい話だったのか分かりにくいのが勿体なかった。一応聡明さんは過去の刑事としての思い出を洋と荻さんの関係性に見いだしてノスタルジーに浸っていたはずなのだが、そうした「本当に真面目な要素」がどこか茶化したような空気でないがしろになってしまい、いい話なのか、それとも単なるおちゃらけなのか分かりにくく、どうにも半端である。前回と同じくらいの温度でやってくれた方がまとまったと思うんだけどねぇ。大事なエピソードだったことは分かるのだが、正直今ひとつである。

 Bパートも、そういう意味では振り切れてない部分がちょっと勿体無い。ノアと夏輝という今作でも屈指の(というか唯一の)普通の女の子2人のラブコメ展開なんだから、もっと賑やかにしたり、いっそきゅんきゅんするようなラブな話にしたり、色々と盛り上がる方向性はあったはずだが、こちらも聡明さんが色々ややこしい絡み方をしたおかげでとりあえず軟着陸、みたいな感じである。いや、ギャグ成分多めだったからこちらの方はそこまで嫌いじゃないんだけども。多分、何か引っかかると思ったのは、未だに優太君が他人に対してどういう感情を持っているのかが理解出来ないところなんだよな。今回はノアと弥太郎のデートに対して、割と正面から嫉妬で邪魔しようとしてたんだけど、結局優太君はノアと良い関係ってことなんだろうか。優太君のナンバーワンは洋で間違いないと思うのだが、ノアを取られるのもそれはそれで嫌なんだろうか。まぁ、一応弥太郎は敵側組織の人間だし、取られて快く思わない理屈は分かるのだが、ノアが幸せならそれをサポートしてあげるくらいの優しさは欲しいよなぁ。

 ただ、そんな中でも純愛属性の夏輝がやたら可愛かったので、今回のハイライトはそのへんでしょうね。弥太郎を取られるのはやっぱり嫌なんだね。影から応援しようとしてるのに色々と葛藤してる夏輝ちゃんが一番愛おしい。ノアも可愛らしいんだけど、今回だけで行ったら遥のよく分からない気遣いっぷりの方が目を引いたかな。あと無駄に家族間の暖かみが強いヴァレンティーノファミリーの団欒とかね。本当にガブリエラが単なるおっさんみたいな応援してて笑った。ただ、正直もっと首領に出番を与えて下さいよ。やっぱりヤギがいないとこのアニメは始まらないんだよ。次回はヤギ多めみたいなんで、期待して待っている。

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 良い、アツい、第8話。そうそう、こういうのが見たいよね。分かりやすいシナリオ、燃え多めのアクション。そしてそれに付随する尻作画。これが揃っての初めての完成品。孤島でのなんちゃって訓練とか、いらんかったんや。

 予想以上に重体のあかねを他所に、完全にモスラリスペクトらしいアローンは「やっぱり怪獣映画は東京タワーだよねー、あれ? もっとでかいのあるの? じゃ、そっち行くわー」ということでスカイツリーを占拠。電磁パルスバリバリの敵キャラが電波塔であるはずのスカイツリーを占拠しちゃった時点で東京色々アウトじゃね? とか思ったが、調べたら電波塔としての役割は大したことなかった。まぁ、そもそもエネルギー事情が全く異なるこの世界でスカイツリーがどういう役割を担っているのかものよく分からないんだけどね。とにかく分かるのは、「都心のど真ん中にモスラ」というシンプルなセッティングのみ。

 「あかね無しではドッキングが出来ない」というちょっとガッカリな設定がじいさんの口から明かされたおかげで、これまでのアローンのなかでも一番大人しいはずのモスラを相手に万事窮する日本。元々ビビッドシステム無しではどうせ他のアローンも殲滅出来てなかったんだから当然といえば当然だが、最後に出してきた作戦が捨て鉢の特攻というのもなんだか切ない。今回登場していた爆弾のイメージは間違いなく核なんだろうが、それを全力で注ぎこんで成功確率4%未満という絶望的な状況である。そして、「それでもやらざるをえないくらいにアローンっていうのはどうしようもない存在なのだ」という設定も、色々とキツい。どう考えてもおかしいよなぁ。世界中のエネルギーを担う要所がこんな島国の一軍隊に任されていて、もし損傷したら世界規模で終わりが来る可能性があるとか。やっぱり示現エンジンは問題ありすぎだわ。原発なんか比じゃねーじゃん。爺さんが7年前に何をやらかしたのか知らんが、流石に世界中の国々はもう少しシステムの扱い方を考えた方がいいと思う。あと、爺さんは「自己満足」とやらの過去の償いに様々なパテント料をつぎ込んでいるという設定も判明した。なるほど、世界規模の発明をした博士が何で貧乏暮らしなのか、という謎は解消したわけだが、そんな「自己満足」のために義務教育課程の孫娘にバイトまでさせているのは流石にどうかと思う。ゆとりを持とうと思えばじいさんのさじ加減なんだから、最低限孫2人が普通に学校に行けるレベルの蓄えくらいキープしておけよ。大学進学とか志したらどうするんだよ。

 まぁ、そんな設定面への突っ込みは有りつつも、今回はあかねの遺志(?!)を抱いた3人娘のアツい決意と戦いが素直に盛り上がる。なかでも今回フィーチャーされたのは無二の親友であるあおいちゃんで、彼女の想いが一番前面に出て、あかねとの共闘を想起させてくれる。単身戦いに赴こうとした時の「俺たちもいるぜ!」展開は極上のお約束だし、そこから朝日を浴びての集合シーン、そして軍用機を駆りながらの胸躍る戦闘シーンは理屈抜きで盛り上がれる名場面である。あおいちゃんはここに来てグッとキャラが良くなった。彼女があそこまでの覚悟と友情を持って戦っていることを、あかね本人は自覚しているのだろうか。

 そして、そんな麗しい友情物語の裏側に位置しているのが、今回も一人泣き濡れていたれいちゃんなのである。彼女が「ビビッドの女達」の正体を知らなかったのは意外だった。あれ? でもあの島での一件は……なんだったんだろう。今更病院の前であおいちゃんとあんなやりとりをすることになるとはおもわなんだ。その辺の設定がよく分からなくなってきてるけど、今後説明はあるのかしら。れいちゃんは彼女なりの決意を持って頑張って戦っているわけだが、あおいちゃん達がアツい戦いを演じてストレートに盛り上がれば盛り上がるほど、その対比でれいちゃんの挫折も痛々しく見える。今回のモスラアローンは、彼女にとっても勝負のタイミングだったのだろう。禁断の「矢、2本目」を覚悟してまでの対戦だったが、まさかの友情パワーになすすべもなく完敗。なかなか辛いシーンであった。この調子だと、結局最終回が彼女の救われるタイミングってことになるんだろうが、果たして全てを丸く収める方法はあるのだろうか。れいちゃんの尻を見ながら、期待して待とう。

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 酒飲んで勢いでよく分からないメンバーでカラオケになだれ込み、喉を完全に潰した状態で帰宅したら、「そういえば今日はアワードの発表の日じゃないか!」と思い知らされる。そして結果を見に行き、このテキストを書き始めるのが午前4時。むぅ、仕方がない人生だな。しかし、今年は笑わせてもらった。どんだけ笑えたかは、今年の「予想記事」を見て貰えばなんとなく分かる気がする。ちなみに去年の「結果寸評」はこちらです。


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 鴨川デルタ! 第8話。なんや、商店街から随分近いやないか。運動したいならもっと遠くまで行けばいいのに。というか、そもそも普段から羽ばたいて飛行している鳥類が今更足を使ってランニングすることに意味があるんだろうか。まぁ、意味はあったみたいだけども……疲労骨折とかしてそう。

 今週は割と面白かった! 何がいいって、特に何も動かないあたり。あとはたまこのクラスメイトがメインで活躍出来るあたり。敢えて言うならかんなちゃんメイン回であり、彼女のすっとぼけた真正直さが良く出たエピソードだと思うのだが、それ以外にも脇で心憎いサポートに回ってくれているみどりちゃんも良い味だし、控えめな史織ちゃんの存在も、全員がボケに回っている状態だと大切なアクセントとなる。このままのテンポで、特に何も無い状態を続けて延々クラスメイトの話だけしてれば結構面白くなる気がするんだけどなぁ。まだ全然個人を掘り下げてないものね。まぁ、実際学園メインにしちゃうと、本当に「何の目標もないけいおん」みたいになってしまうわけだが。致命的に足りないのは律ちゃん成分なんじゃないかと最近真面目に思い始めた。かき回し役がいないんだ。鳥だけだとちょっともの足りぬ。部長をよこせ、部長を。

 とはいえ、今回は鳥のリアクション芸も冴え渡り、いい仕事してくれてたとは思いますけどね。チョイちゃんが現れたことで今までの「なんか不遜なマスコット」キャラというだけでなくあらゆる意味で情けないヘタレな部分もきっちりクローズアップされるようになり、今回のように本当にどうしようもない状態になれば割と良いかき回し成分である。あんな鳥でもちゃんと顔芸が出来るというのは偉いぞ。しかし、どちらかというと鳥よりもチョイちゃんが加わったっていう事実そのものの方が大きいのかもしれませんけどね。褐色幼女に制服! 褐色幼女に厚着! パーカーとかコートとか色々と上に羽織らせてみても、下はワンピースだけなのでそのまま素足! 校内では裸足にスリッパ! チョイちゃんずるい。ヤバいあんこちゃんに加えてやたらと幼女成分が充実し始めた。幼女はまずい、幼女は。

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 噂の作画崩壊回、第18話。確かにアレな内容だったが、ぶっちゃけそこまで騒ぐようなものでもないけどね。あんまりキャラクターデザイン自体がこのみじゃないってのもあるけど、そこまで1枚絵で見せるような作品でも無いし、もともと朱ちゃんの顔って書くのが難しい絵だったし。まぁ、どっちかっていうと中割すっ飛ばしたような動画、動きが明らかにおかしい動画の方が問題なんでしょうね。「足を撃ってくれた」ってあとから言われてるのに、実際の狙撃シーンはどう見ても上半身を撃たれたようにしか見えないとか。個人的には、あんまりスタッフの方からこういうことを前もって言っちゃうのはよろしくない気がするけどね。「ひどいと思うなら出すなよ」って言われるのはわかりきってるんだからさ。

 さて、そんな画の話を無視すれば、話は大きく転換期を迎えて盛り上がっている。ホントにいいところなんだよ。狡噛は狡噛で自分の人生を定め、それを周りの仲間達が完璧にサポートしてくれている。朱ちゃんの心情を思うとなかなか切ないものだが、そんなたまった感情がグッと前に出るエンディングの演出なんかめちゃくちゃ恰好良かった。普通の作画で放送してればかなりの良回になったことだろう。今後の展開を想像すると朱ちゃんと狡噛が再会しないはずはないので(その時に最終的に狡噛が生きてられるかは分からないけど)、今回はあくまで一時の別れのシーンといえるわけだが、この別れが第1話の出会いのシーンと絶妙な重なりを見せているのが心憎い。狡噛は1話で朱ちゃんに狙撃されることで彼女の未熟さと、監視官としての特別な素養を理解した。そんな彼女が一人前に成長し、立派にベストを尽くせることを、再び彼女に狙撃されることで理解することが出来たわけだ。なんだか「女に撃たれまくってる相棒」って考えると情けない気もするが、命懸けの2人の関係性は良い熱量を持っている。それにしても、狙撃シーンの朱ちゃんは本当に凛々しかった。ギノさんが押し寄せてくる想定外の事態に完全にテンパってしまっていたおかげで、その対比が良く映える。

 あとは、狡噛の周りの仲間達のナイスサポートがグッと来ますわな。唐之杜さんのどこまでも蓮っ葉でイカシた別れの台詞とか、おやっさんの実は一番具体的でありがたいサポートとか。ここに縢もいてくれたら、彼はどんな言葉を狡噛に贈ったんだろう。あとは完全に追い詰められたギノさんが今後どういう動きを見せるかによって一係の存在感が決まってくると思うが……流石に今回の顛末を見たら、ギノさんも諦めざるをえないんじゃなかろうか。今までだったらギリギリ「法の秩序のためのやむを得ない行動」として納得も出来たかもしれないが、今回の局長の行動はどう考えても説明がつかないものだった。ドミネーターの異常についても誰も説明出来ず、シビュラ=局長の構図があまりにも自明。じっとしてられるわけがないよなぁ……どうなるかしら。現時点では、主人公狡噛の敵キャラはやはり槙島である。そうなるとシビュラの不正をただす仕事は朱ちゃんの側に回ってきているように見えるが、彼女には明確に「シビュラと対峙する」という姿勢がない。やっぱり局長が調子に乗って縢の話とかポロッとしちゃうのかもしれない。現時点での局長は相変わらず恰好いいままなので、槙島を立てるためにあんまり間抜けな方向には走らないでほしいもんである。

 そういや余談だが、今回狡噛が使ってヘルメットって、あくまで「周りの人間の色相をコピーする」能力なんだよね。管理局内とか、早朝に彼が外に出たときとか、周りに誰もいなかった気がするのだが……ちゃんと機能したんだろうか。


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 勇者の声で「対価」がどうこう言われると、どこぞのミセを思い出すよね、第8話。その隣にいるのが火竜公女ってのもなんだかややこしい。

 さて、今回はなんだかキャラ作画の怪しいところがちらほら見受けられるおっかなびっくりの回。サブタイトルになっている女騎士の契約のあたりなんかは割と丁寧に描かれていたのだが、特にメイド姉が絡むシーンだとなんか胡散臭くなってしまい、メイド姉は顔を見ても「誰やねん」みたいな状態だった。ま、どこの制作現場もこのあたりの話数になってくるとだんだん仕事が怪しくなってくるからね……高橋監督、「僕H」みたいな大ポカだけはやらんといて下さいね。

 画のことをさておいても、何かとハラハラし通しの回である。なにせ今回は魔王がほとんど登場しないという希有な事態となっており、おかげで視点は色々と散り気味。まぁ魔王がいる状態でもこの作品は色々と忙しいのであるが、中心に位置するのがどこか頼りなさそうな勇者だと、求心力に乏しいのでとっ散らかった印象がより強くなってしまう。今回は最後に起こった一騒動以外だと「商人との会談からの謎宴会」「女騎士との契約」「魔王の謎ダンジョン攻略」「メイド姉悩む」などのイベントが発生しており、それぞれが一切絡み合わないため、時間軸すらなんだか怪しい状態だ。なかでも女騎士の突然の行動は特に理由も明示されておらず、なんで今になってそんなことをし始めたのかがさっぱり分からないので困ってしまう。一応義理立てってことなんだろうが、そういう覚悟だったら魔王がいるうちにやっておいた方が良かったんじゃないかと思う。いや、魔王がいなくなったことでより一層彼女の存在感を痛感したとも考えられるが……何にしろ、唐突だったのは間違いないだろう。

 商人の来訪も前回までに特別予告されたものではなかったので浮いているかもしれない。勇者との関係性も、お互いに覚えてるかどうか不安なレベルの関係性だったくせに、ドラえもんばりの便利ツールである「転移魔法」によってあっちこっちに振り回され、召喚酔いしてる間に勇者に丸め込まれてしまっている。腹芸では確実に商人の方が上だと思っていたのだが、これまでアホ代表みたいな立ち位置だった勇者にうまいことのせられている図がなんだか不釣り合いな印象だ。一応勇者もここ最近は海門都市のごたごたなんかもあって精神的に成長してるのだろうが……結局商人に何をさせたかったのかがよく分からないんだよなぁ。少しでも事情を知っている仲間は多い方が良いし、どうせ仲間にするなら有能な商人みたいな人間の方がいいに決まっているが、これまで慎重にことを進めてきた魔王の計画の一環としては、ちょっと不思議な状態である。

 今回しいて面白かった内容を挙げるとするなら、(作画は変だったけど)メイド姉を取り巻く諸々のお話だろうか。前回あれだけもったいぶって引っ張った変身指輪の効果は本当に皆無だったが、嘘っこでも一度魔王と同じ状態でテーブルについたことで、彼女の心境にも変化があったかもしれない。元々「農奴」という言葉に過剰反応し、作中では一番世界のことや自分のことを思い悩んでいる風な彼女。そんな悩みを他所に周りの世界は動いていくが、少し前までは想像もしていなかった動乱の中、彼女も色々と学ぶこと、考えることが多いのだろう。魔王と比べればまだまだ小さな存在だが、何かやってくれそうな期待感がある。少なくとも単細胞な女騎士よりはね。ちなみに、冒頭でほんのちょっとだけ姿を見せた「魔王のフリをしたメイド姉」は、一応「小清水のフリをした戸松」ということでもあるが、別にあんまり似せようとはしておらず、むしろ魔王の恰好なのに木訥なメイド姉そのものだったりする。そりゃま、メイド姉に演技してみせるような才覚は無いだろうしな。芹沢ベッキーみたいにものすごいクオリティで小清水っぽくなってたらちょっと面白かったのに。


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 マルスさん良いラスボス、第47話。まぁ、実際にバトってる時間で考えたらほんの20分程度なので、画面に映ってる長さは時貞以下じゃねぇか、っていう話もありますが、仕方ないよね、どうせやること決まってるんだからね。

 冒頭、オープニング恒例のキャストでネタバレコーナーでは、ついにユナを除いたその他大勢の出番が一切無いことが明かされてしまう。仕方ない、何しろ今回は1年間頑張り続けてきた悪の親玉マルスさんの最大の見せ場。未だ双魚宮で寝っ転がっているような奴らに時間はやれない。その割にはゴールド2人して延々雑魚潰しなんて楽な仕事をしている貴鬼・ハービンジャーコンビが映ったりはしてたけど、基本的には今回のお話はマルス様がまんなか、それを賑やかに囃し立てるのがエデンと光牙の役目だ。

 2人がかりで最後のボスに挑むのかと思われたが、実はまだ正面から親父と話をしたことが無かったエデンさんが、「ちょっと水入らずで話したいから」と光牙を追い出す。おかげで光牙さんはこの期に及んでまだお使いイベントみたいなものをこなさなきゃいけない羽目に。エデンさんはその隙に父親に三行半を叩きつける。「俺がお前を倒す」「アリアの願った世界を作る」など、確実にそれは主人公が言うべき台詞だろ、というおいしいポジションをかっさらい、長らく体育座りに甘んじていたおくれを一気に取り戻した。父親に向けて最大の小宇宙を叩きつけ、外装を剥ぎ取って一時は良い試合にまで持ち込んだかに見えた。そりゃ、普通に考えたら「理不尽な方法で妻を失った男の怒り」と、「理想だと思っていた父親に最愛の人を殺された怒り」だったら後者の方が強いだろう。しかし、「あなたは僕の敵だ」というエデンの言葉に大層傷ついたマルスさんはついに闇の化身として覚醒。怒りの炎に相貌すら隠し、圧倒的パワーで実の息子をスクラップにしてみせた。ギリギリまで話を分かってくれると思っていた息子に正面から反旗を翻されたことで、ついにたがが外れてしまったようだ。マントを使って不可思議なフォームチェンジを成し、そのままアリアの杖に向かった光牙を追撃する。

 そして、「誰も触れない」というなんかずっこいディフェンスを固めた杖を相手に苦戦している光牙に、各種大技を叩きつけるマルス。いやぁ、光牙の凄い顔芸が実に活き活きしていて早朝の子供が見る番組とは思えない画面になっている。これまでのどこか嘘くさかった黄金聖闘士連中と違い、マルスさんは技の規模も派手で実にラスボスらしい。なんだかRPGのボスの第一形態みたいで、基本となる複数回攻撃スキルグングニル、理不尽な大ダメージをたたき出す最強最悪のメテオ、ダメージ自体は大したことが無いが嫌らしい状態異常を付与してくるストームと、大技を3つ使い分けてくるのだ(効果は勝手な想像です)。なんか恰好はドラクエのかまいたちみたいで微妙になってた気もするけど、世界中を飲み込んでの闇の大暴れはマルスさんの最後の舞台に相応しい立ち回りであった。

 しかし、そんな活躍も悪役ではいつか終わってしまうもの。すぐさま復帰したエデンと光牙が長年の確執を超えてついに手を結び、「主人公」+「主人公よりも主人公らしいチートキャラ」という夢のタッグが実現。雷属性と光属性を振りかざし、闇の打開に挑む。結局、最終的な実力では軍神マルス様に軍配が上がったが、それでもエデンは何とかステータスを一気に低下させる攻略法を見いだした。結局、マルスがやってることはメディアにそそのかされただけのことなので、あんたのやってること、間違ってるよ、と囁いてやればいいだけだったのだ。自らが犠牲になることで、「ほら、アリアもソニアも、みんなお前のせいで不幸になったやないか、ミーシャも同じやで」というだけで、マルス様のディフェンスはがた落ち。まるでイベント戦闘のように攻略タイミングがはっきり見えたところに、光牙は彗星拳を撃ち込むだけの簡単なお仕事。結局、闇は光に勝てないのであった。まぁ、エデンさんの作戦勝ちと言ってしまっていいと思うのだが、出来ることなら、マルスさんの理想のために散っていった仲間達の中にミケーネさんも入れてあげて欲しかったな、とは思う。何しろ光牙が思い出した「今まで協力してくれた仲間達」の中にどさくさに紛れて氷河までいたしな。友達だったミケーネさんを忘れちゃうとか、マルスさん、ちょっと薄情じゃないですか。

 とにもかくにも、戦いは終わった。マルスは思想の根本を息子に打ち砕かれ、肉体的にも光牙の光に敗れた。負けたからには責任を取らなきゃいけない、というので火星との接続装置をリセットしようとしたわけだが、当然、まだメディアさんには傷1つついてないわけで。「だけどもう手遅れ」としれっと言ってのけるメディアさんの主導で、ついに地球破壊装置が起動。悲劇は始まってしまった。かつての聖闘士星矢でも一分一秒を争う戦いはサガやポセイドンと演じてきたわけだが、まさかの「当初の予定時刻に間に合わない」という展開は初めてである。アテナだったら死んでいたところだぜ。さて、地球は無事なのか。ここからどうやったら悲劇を無かったことにできるのか。勢いに任せて待て、次回。なにやら次回予告では「新たなる戦いの場所」として火星に赴くみたいだが、もう火星が来ちゃってる時点で、何と戦えばいいのやら。ご丁寧にアモールさんが矢面に立ってくれているから当面の目標は見つかって良かったけど、まさか、教皇ポジション打倒のあとにまだ魚座がぴんぴんしてるとはおもわなんだ。ユナは何してたんだよ。これ、マジでラスボスがアモールだったら最大級のギャグだぞ。メディアさんは肉弾戦出来るのかなぁ。


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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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