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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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Chromanticore 彩色マンティコア (W)(U)(B)(R)(G) M

クリーチャー、エンチャント・マンティコア

4/4 飛行 先制攻撃 警戒 トランプル 絆魂 

授与(2)(W)(U)(B)(R)(G)

エンチャントされたクリーチャーは+4/+4の修正を受けるとともに飛行と先制攻撃と警戒とトランプルと絆魂を持つ。

 ぼくのかんがえたさいきょうの5色かーど。その割にステータスが4/4と普通だったりするけど、これ以上つけちゃうとアクローマさんサイドからクレームが来るからしょうがない。5つの能力がついてるので一応色ごとに分けてみると、緑のトランプル、白の警戒は確定なので、青が飛行、赤が先制攻撃、黒が絆魂ってことになるんだろうか。何故赤は速攻を提供してくれなかったのかと小一時間。出てきたターンに何かしてくれないと、色々と捗らない。何しろこの子、「狩人狩り」に狩られ、「異端の輝き」に消し飛ばされ、「闇の裏切り」にぬっ殺されてしまう虚弱体質なのだから(もちろん「反論」で打ち消されもする)。まぁ、「破滅の刃」「究極の価格」は効かないけどさ。やっぱり授与モードで命を2倍にするのが確実だよなぁ。このコストなら2マナの増加なんて大して問題じゃないし。1パック目で見て引いちゃったら、ひたすら緑に突き進んで「ナイレアさん助けて!」「ケイラメトラさんマジリスペクト!」「ユニコーンは何処!」って探し求める生活を送ることになるんだろうなぁ。

 

 

Ephara, God of the Polis 都市国家の神、エファラ (2)(W)(U) M

伝説のクリーチャー、エンチャント・神

6/5 破壊不能

あなたの白と青への信心が7未満であるかぎり、〜はクリーチャーではない。

各アップキープの開始時に、その直前のターンにあなたがあなたのコントロール下で他のクリーチャーを戦場に出していた場合、カードを1枚引く。

 今回サイクルで用意された「サブの神様」シリーズ、アゾリウス版。ちなみに公式でアナウンスされていたが、信心カウントの際に(W/U)の混成マナは1回しかカウントされないらしい。まぁ、赤白の神様が出てきて牛さん1体で達成されたらたまったもんじゃないからな。テーロスの神はシングルシンボルで信心5が必要だったので残りが4つ、こちらの神はダブルシンボルで7必要なので残り5つ。2色で組めばこちらの方がクリーチャー化はしやすそうだ。メインの神と比べると流石に控えめで、持っているのは常在型能力のみだが、普通に展開し続ければ延々追加の手札が供給されるのはやっぱりチート。瞬速までフル活用すればものすごいアドバンテージに繋がったりも。「クルフィックスの預言者」を活用した「クルファラコンボ」が今後来る。かな?

 

 

Ephara’s Enlightenment エファラの啓蒙 (1)(W)(U) U

エンチャント・オーラ

エンチャント(クリーチャー)

〜が戦場に出たとき、エンチャントされたクリーチャーに+1/+1カウンターを1つ置く。

エンチャントされたクリーチャーは飛行を持つ。

クリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、〜をそのオーナーの手札に戻しても良い。

 張って戻して張って戻して、とにかく何度もエファラさんに蒙を啓いてもらうことに必死。単発使用だと「雨雲の翼(ZEN)」よりも弱いという残念極まりないオーラだが、出し入れ可能なところにこの世界なりの気遣いが。ちょっとカウントしてみよう、2ターン目に「戦識の重装歩兵」、3ターン目これをつける、4/4フライヤーパンチ。4ターン目、1マナクリーチャー出してこれを戻す、もう一回つける、6/6フライヤーでパンチ。多分次のターンにゲームが終わるよ。まぁ、そこまでブン回さなくてもいいが、とにかく、何度でもヒロイックを味わうことが出来るという、白青派には垂涎のお宝カード。カウンターで処理するのでエンチャント破壊されても平気っていううまみもある。「試練」サイクルなんてキチピーがあるのでちょっと出遅れる印象はあるが、こっちはあくまで大器晩成型。「波濤砕きのトリトン」でものすげぇ嫌がらせしてみるとか、お勧め(俺がやる分には)。

 

 

Fanatic of Xenagos ゼナゴスの狂信者 (1)(R)(G)

クリーチャー・ケンタウルス、戦士

3/3 トランプル 貢納1

〜が戦場に出たとき、貢納が支払われていない場合、〜はターン終了時まで+1/+1の修正を得るとともに速攻を得る。

 アンコモンでバランスの取れた貢納クリーチャー。貢げば3マナ4/4という重量級、拒否れば4/4になるのは一瞬だが、速攻でワンパン入れてくる。単純にダメージ計算するなら、貢納バージョンが未貢納を越えるのは4ターン目ということになり、ボコられ続ける予定がないなら、貢納しておいた方がダメージは少なくてすみそうな気がする。しかし、額面通りにいくわけがないのがMagicであるし、そもそも4/4と3/3では処理しやすさが段違い。となると大人しく速攻パンチを甘んじて受けておく方が賢いとも見られるが……と、考え出せばきりが無い。まぁ、この環境はタフネス4のブロッカーはそこそこ存在するので、最初のワンパンは「ミノタウルスの頭蓋断ち」に噛まれたと思って諦めるしかないだろう。自分のデッキがどのように対処すべきかを考えて選択しなければならないため、貢納クリーチャーってのは(出されると)ダイレクトにプレイングスキルが問われるカードだね。

 

 

Karametra, God of Harvests 収穫の神、ケイラメトラ (3)(G)(W) M

伝説のクリーチャー、エンチャント・神

6/7 破壊不能

あなたの緑と白への信心が7未満であるなら、〜はクリーチャーではない。

あなたがクリーチャー呪文を唱えるたび、ライブラリから森・カードか平地・カードを探し、それをタップ状態で戦場に置いても良い。その後、あなたのライブラリを切り直す。

 生めよ増やせよで、年貢の取れ高ばかりが気になるセレズニアカラーの神様、ケイラメトラ。侍祭のせいですっかり「マナを出すしか能のない奴」という印象なのだが、そんな期待(?)を裏切らず、5マナで登場した後にももりもりとマナを増やして地質改善に貢献してくれる。起動が遅いこともあって、他の神様に比べると割と地味な能力ではあるのだが、アドバンテージはアドバンテージである。使えば使うほどにライブラリ密度は濃くなるし、多少無茶なデッキプランを作っても、これだけの加速力があるならば応えてくれることもあるかもしれない。お勧めは「ガラク」とのタッグで、ガラクサーチからのクリーチャー連打が次のクリーチャーを呼ぶためのマナへと次々に連鎖していくことに。「ザル=ターの古きもの」との「マナ垂れ流しコンビ」を結成するのも乙なもの。

 

 

Kiora, the Crashing Wave 荒ぶる波濤、キオーラ (2)(G)(U) M

プレインズウォーカー・キオーラ

<+1>:あなたの次のターンまで、対象の、対戦相手がコントロールするパーマネント1つに与えられるダメージと、与えるダメージを軽減する。

<-1>:カードを1枚引く。このターン、あなたは追加で土地を1つプレイしてもよい。

<-5>:あなたは、「あなたの終了ステップの開始時に、9/9で青のクラーケン・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す」を持つ紋章を得る。

【2】

 だいぶ前からその存在のみが確認されていたプレインズウォーカー、キオーラさん。新エキスパンションが出るたびに「今度こそくるか?」と青を愛する兄貴たちが待ち焦がれており、そのたびに「ヴラスカ!」とか「ドムリ!」とかいって腰砕けていたものだ。そんなマーフォークのおねーさんが、ようやくこうしてカードになった。予定通りのシミックカラーで、見目麗しいイラストも皆の期待を裏切らないものだ。さて、その能力は。

 4マナプレインズウォーカーがそもそも弱くは無いのだが、それでも第一印象が微妙なのは、ひとえにどこぞのエルフのおねーさんと同じ忠誠度2というスタート地点だ。着地後即プラスを起動しても「稲妻の一撃」圏内に入ってしまうというのはやや不安。もちろん、それでも別に損をするわけではないのだろうが、様々な期待を背負って出てくるプレインズウォーカーとしては今ひとつの印象はぬぐえない。プラス能力はアジャニやタミヨウに近いディフェンス能力。敵クリーチャー1体を逆巻く波濤に飲み込んで無力化出来るが、何故かタップするのではなくて無敵のブロッカーにも仕立て上げる親切設計。まぁ、守る算段のデッキならば気にならないデメリットだが、なんでタミヨウさんにここまで水をあけられたのかは謎だ。

 やはり、その他大勢のプレインズウォーカー同様に、焦点となるのは小マイナスということになるだろう。効果としては「探検(WWK)」なので弱いはずが無い。もう、いっそ登場後に2回「探検」して消えてもらうプランでも問題無いくらいだ。それで生き様として正しいのかは定かじゃないが、いかにこのマイナス能力を安全に起動出来るかが勝負の鍵だろう。そうなっちゃうと、せっかく用意された最終奥義が無駄になってしまうわけだが……イカ好きならば何とかここをゴールにしたいよね。「侵略してやるでゲソー」といいながら出すと、割とひかれると思うよ。オリジナルのイカちゃんトークンとか用意するのがお勧めだ。

 

 

Kiora’s Follower キオーラの追随者 (G)(U) U

クリーチャー・マーフォーク

2/2

(T):対象の、他のパーマネント1つをアンタップする。

 これまで、他所の次元からやってきたプレインズウォーカーというのは完全に世界観から浮いていることが多くて、タミヨウなんかは「なんでお前そこにおんねん」感が半端無かったのだが、キオーラさんはこの世界にもフォロワーがいるらしい。ニッチなニーズだよな。さておき、青と緑が力を合わせて、効果範囲がぐぐっと広がった「天光を求める者(7ED)」みたいなカード。実はタイプを問わずにパーマネントをアンタップ出来るクリーチャーというのは過去にも非常に珍しく、探したらわずかに「潮水の下僕(RAV)」が見つかるだけである。2マナと軽いのでとにかく利用範囲が広く、なんと言っても「旅するサテュロス」の上位互換機としての働きがすごい。優秀なマナ加速であり、不要な時は3ターン目から熊としてアタックにいける。もちろん、神啓サポーターとしても超一流。まぁ、特別なギミックを用意しないデッキならば「サイズのでかいマナソース」と思っておけば間違いないだろう。

 

 

Mogis, God of Slaughter 殺戮の神、モーギス (2)(B)(R) M

伝説のクリーチャー、エンチャント・神

7/5 破壊不能

あなたの黒と赤への信心が7未満である限り、〜はクリーチャーではない。

各対戦相手のアップキープ開始時に、そのプレイヤーがクリーチャーを1体生け贄に捧げない限り、〜はそのプレイヤーに2点のダメージを与える。

 ミノタウルスを焚き付けるラクドスゴッドのモーギスさん。どう見ても彼の容姿自体もミノタウルスなのだが、あくまでクリーチャータイプは「神」である。多分、信仰している層のイメージが具現化してるんだろうな。主たる神であるパーフォロスさえ上回るパワー7を持ち、クリーチャー化したときの破壊力はトップレベル。加えて、エンチャント状態でも毎ターン欠かさず相手に嫌がらせをしてくれるナイス「くすぶるタール(INV)」。なかなかクリーチャーはサクりにくかろうし、毎ターン2点と考えればパーフォロスさんよりも安定起動出来ると見ることも出来るだろう。その分爆発力は無いわけだが、リミテッドならばこれでも十二分に。2〜3ターン目に「炎樹属の使者」「パーフォロスの槌」と並べておいて、これとパーフォロスさんのマジゴッドコンビネーションを見舞ってやるとすげぇことになるかも。見た目的にはネプチューンマンとバッファローマンのタッグみたいだな。何千万パワーズやねん。

 

 

Phenax, God of Deception 欺瞞の神、フィナックス (3)(U)(B) M

伝説のクリーチャー、エンチャント・神

4/7 破壊不能

あなたの青と黒への信心が7未満であるかぎり、〜はクリーチャーではない。

あなたのコントロールするクリーチャーは、「(T):対象のプレイヤーのライブラリを上からX枚墓地に置く。Xはそのクリーチャーのタフネスである」を持つ。

 来たぜゴッド! 我らがゴッド! 我らディミーアに天啓の光を! いや、マジでこの削り力ったら半端無い。こういうXを持つ能力ってパワーを参照する場合が多いのに、ちゃんと性格を考えてタフネスにしてあるのも芸が細かい。青にはこのカードのために与えられた駒が無数にある。「門衛(RTR)」は3マナ払う必要が無くなり、同じ2マナには「つぶやく幻(DGM)」、3マナ払えばタフネス7の「霜の壁」だって立ちはだかる。こうして壁をガンガン並べていけば、この神だって目を覚ます。ゴッドサイクル最小のパワー4だが、どうせ殴らねぇなら関係無い。タフネス7という素敵サイズはライブラリを削るためにあるのだ! 任意でタップ出来るから実は神啓と相性がいいなんておまけもあるし、動くのはターンエンドになるから余裕の待ち戦術でガッチガチさ。え? 「トリトンの戦術」まで使っちゃうって? うひょーーーアンタップする上にタフネスが上がるなんて、どんなご褒美ですか! 実際、「波濤砕きのトリトン」を2枚並べて、「トリトンの戦術」があれば、1ターンに削れる枚数は7×4で28枚!!! うわ、これもうたまんねぇ。組むぜぇ、超組むぜぇ。シングル買いも辞さない。

 

 

Ragemonger 憤怒売り (1)(B)(R) U

クリーチャー・ミノタウルス、シャーマン

2/3

あなたの唱えるミノタウルス・呪文は、コストが(B)(R)だけ少なくなる。この効果は、あなたの支払う色マナのみを軽減する。

 新たな形で提供されたミノタウルス支援装置。過去のロードでは「戦長」サイクルが似たようなコスト軽減を持っていたが、こいつも展開力のサポートを担当し、増強の方は「クラグマの戦呼び」や「怒血のシャーマン」の方に任せる恰好になるだろうか。赤も黒も軽減するので、「国境地帯のミノタウルス」「怒血のシャーマン」以外のミノタウルスならほぼ全てカラーレスで呼び出せるようになるのだが、こいつ自身が赤黒なので色拘束条件は似たようなものか。あとはここからの大量展開を目指せばいい。ミノタウルス種族デッキの大きな難点は、その全てが3〜4マナに密集していて使いにくいことにあったが、これさえいれば、4ターン目に3マナミノタウルスを2体キャストすることが可能になる。4ターン目「頭蓋断ち」×2が魅力的だし、キャストした後にも「死呻きの略奪者」の再生マナが維持しやすくなる。なんと言っても恩恵を最大限に受けられるのが黒赤をコストに持つ「クラグマの戦呼び」で、なんとあの能力でわずか3マナに。これはミノタウルスデッキが捗るな! と期待しかけたが、考えてみりゃテーロスのパックが減るから戦呼びとの遭遇率が落ちちゃってるんだね。ままならぬものよ。

 


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 沢城出撃、第3話。小清水、千和、沢城、戸松……国の1つや2つ容易く滅ぼせるキャスティングになってまいりました。

 作品は順調に進んでいる模様。ただ、間に挟まるCMで「狼と香辛料」のBD−BOXの報せなんかが入ってくるもんだから、より強く「狼と香辛料」との差を感じざるをえないのがなかなかのビハインド。とてもとても予断ではあるのだが、多分この作品があれを超えることは無いだろう。キャラデザの違いなんかはナンボでも埋め合わせは効くと思うが、残念ながらシナリオラインが……なんだか似たような内容をやっているはずなのに、その密度や描き方が全然違う。まぁ、この作品も原作だともう少し密度が濃いのに、アニメは1クールでやるためにガンガンはしょってる、なんて話も聞くし……どっちにしろアニメとしての質は無難に落ち着くんじゃなかろうか。

 今回のお話で一番はっきりしたのは、知識が無くて隣でボーッとしている勇者の存在価値である。前回までで「なんでコイツいるんだろう?」と思っていたのだが、どうやら勇者の仕事は、単なる魔王のご高説の聞き役だ。勇者がいないと読者(視聴者)に魔王が何をやっているか、伝えることが出来ないのだ。元々がSSであるということを考えれば、会話のみで行動を説明するための「発信口」である勇者は必要だったのだろう。しかし、アニメになってしまえばそうした存在も必要不可欠というわけではなくなってしまう。今作の場合は「魔王がベタ惚れする対象」という存在意義があるので完全に無駄になっていないのは救いだが、やっぱり根源的に必要とされていないのはなかなか辛いところである。ここから先、経済云々やらのご高説を控えめにしてもらって、今回の女剣士との修羅場みたいなのがもっと多くなれば、勇者の存在感も出てきて面白くなるんだろうけども。

 で、そんな勇者の存在を危ぶむのが経済云々やらを絡めたメインシナリオなわけだが、こちらはいくら何でも魔王が便利すぎるのが難点となる。そりゃ「魔」なんだから少しくらいは超人的な能力を発揮してもらっても構わないのだが、今回のお話を見ていると、何から何まで全て1人でまかない、人類が本来時間をかけて行っているはずの進歩と発展を、全て(特に後ろ盾のない)独力で補ってしまおうとしている。別にそういう設定なのだから構わんといえば構わんのだが、それって結局、バトルものでいうところの「オレツエー」である。理屈も何も無しで、魔王は世界を操り、思い通りに振り回していく。それだけのプロセスを見たところで、特に面白味には繋がらないのである。こうしてみるとやっぱり「狼と香辛料」は上手かった。ホロは賢狼で人智を越えた力を持っていたが、あくまで知識と機知、そして身体能力の特異さは限定されており、ロレンスが商人として戦う時には苦戦もしたし、敗北もした。ホロの神性は、本当にここぞという時の秘密兵器だった。今作はスタート地点からして「魔王と勇者」なのでそこまで苦労させろとは言わないが、せめてもう少し魔王にも悩んでいる様子を見せて欲しい。今後の展開でそういうことも出てくれば……いいんだけどなぁ。

 相変わらずシナリオに不満たらたらなわけだが、それでも楽しく見てしまうのが何とも。今週も監督のコンテ回。ホントにね、落ち着くんですよ。ダラダラと魔王がしゃべっているだけのパートでのバックの画の流し方とか、そういう1つ1つに目が行き届いている。これ、下手な人に任せていたらとんでもないアニメになってた可能性もあるはず。この内容で、充分見ていて飽きない画面が出来ているだけでも重畳である。ま、キャストの力も大きいとは思うけど。あみっけ本当に強い。


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 ( ゚)o°ピスケス!ピスケス! 第41話。わぁい! クズ魚座! あかりクズ魚座大好き! オープニングのキャスティングで新キャラ石田彰の時点でひとしきり笑わせてもらったわ! これで新生黄金聖闘士が全員出揃ったね!

 

牡羊座・貴鬼→先代からのコネ枠、雑兵相手に手一杯。

牡牛座・ハービンジャー→スラム生まれのチンピラ、骨折りマニア。

双子座・パラドクス→元紫龍のおっかけのヤンデレねーさん、巨乳。

蟹座・シラー→ネクロフォリア。クズアンドクズ。

獅子座・ミケーネ→お人好しの手駒。悲惨な……

乙女座・フドウ→引きこもり、偉そうなのに浅慮。

天秤座・玄武→紫龍の弟弟子、兄貴ポジションだけど共闘出来ず。

蠍座・ソニア→コネ採用、実力不足で憤死。

射手座・星矢→名誉永久欠番、お前さえしっかりしてれば。

山羊座・イオニア→崇高なる裏切り者? 権力志向のジジイ。

水瓶座・時貞→聖衣に操られる雑魚、シルバーふぜい。

魚座・アモール→純粋悪、石田彰声。

 

 すげぇラインナップになったな……こうしてみると、ハービンジャーさんってかなり上位存在だったことが分かるよ。しかし蟹座と魚座はこのままだとカーストがまたどん底固定ですか……まぁ、今回のラインナップでカースト的に恵まれた枠はあんまりないんだけど。天秤座だけずるいなぁ。

 さておき、今回は色々なところで動きがあった、非常に忙しい回。1つずつ要素を片付けていこう。まず、先週謎の死を遂げてしまったソニアさんの後片付け。結局天蠍宮は崩壊もなにもせずに綺麗な形で残っていたらしく、そこに駆けつけたのは既に姉の末期を感じ取っていたエデン。力なくソニアに寄り添う草摩を見て全てを理解したのか、姉の亡骸を見ても眉1つ動かさず、草摩に先に進むように促した。草摩は悲痛な表情のまま、ゆっくりと先へ歩き始める。思い募った女性を失ったことで、草摩もまた1つ、強くなったのかもしれない。姉の死を眼前に涙も流さぬエデンは一見すると薄情にも見えるが、彼もあれだけ自分のことで悩み抜いた後である。姉がどれほど苦悩し、どれほどの覚悟で聖衣をまとったのかは、理解しているのだろう。その上で、ソニアの最期は「穏やかな顔」だったという。そのことに、不出来な弟は多少なりとも救われたのかもしれない。出来ることならば、生きているうちに2人で幸せを掴んで欲しかったものだ。

 一方、ソニアの損失を嘆くもう1人の人物は十二宮の頂上にいた。メディアの判断に激怒し、娘の死を悼む軍神マルス。地球崩壊のためのコンセントレーションで手一杯のマルスは、メディアが勝手に動くことを止められず、愛娘をむざむざ失ってしまう結果となった。既に目をかけていた息子の裏切りも発覚しており、一人孤独へと追い詰められていく。彼の心痛を他所に、メディアはソニアの死に一切感情を動かさず、次なる計画へと歩を進める。どうやら、彼女の狙いは光牙の闇の小宇宙にあるらしい。確かに小宇宙の性質は生得的な部分が大きい。マルスと同じ闇の小宇宙を持つ人間はそれだけで新世界の礎となる資格があるわけで、一度光牙の莫大な小宇宙を見ているメディアは、彼の小宇宙を発現させ、更なる悪だくみを狙っている。そのために手っ取り早かったのが、マルスの行ったアリア殺害であったし、その後も光牙の仲間達を討ち果たすことで、彼の闇化を加速させようと狙っているらしい。

 そんなメディアの暗躍に、ようやく気付いた一人の男。イオニアの守る磨羯宮をどうやって抜けてきたのかは謎だが、メディアの居室に乗り込んできた獅子座のミケーネさんである。青銅との対決で「どちらが正しいのか見極めさせてもらう」と宣言した黄金には他にもハービンジャーさんやフドウなどもいたが、直接「メディアが悪である」と察知して乗り込んできたのは、やはり正義の象徴たる獅子座の聖闘士であった。マルスの旧友として、彼の傍らで悪事を働き、マルスすらも侵害している魔女を無視することなど出来るわけがない。

 細腕の女ごとき、黄金聖闘士の力で一捻り、と思いきや、彼女の背後に立ちはだかるのは最後に残された黄金聖闘士、魚座のアモールである。メディアの弟と名乗った怪しげな聖闘士は、「黄金どうしの対決は千年戦争になるぞ」と危ぶむミケーネに対し、「実力差が歴然であればそんな心配は無用」と彼を挑発。挑みかかるミケーネに対し、闇の小宇宙を発動させ、なんと一瞬のうちにけりをつけてしまった。まさかの魚座超強い展開。アフロディーテもアルバフィカもびっくりである。いや、多分一番びっくりしたのは全国の魚座の皆さんだろう。あのアルバフィカ様が必死の思いで立て直した魚座の立ち位置。「十二宮最後の砦」という要所を守る聖闘士のくせに、完全にイロモノ扱いが長かった魚座という存在。紆余曲折を経たそんな概念が、今再び「純粋悪」に返り咲いたのである。実力はあるのだろう。そりゃもう強いのだろう。何せ声が石田彰なのだから。しかし、黄金聖闘士を名乗っているくせに堂々と闇の小宇宙を発動してしまった時点で……メディアさんのご親族、ほんとひどい。旧友を失ってしまったことでますますマルス様は絶望しており、嫁のせいでどんどん肩身が狭くなっていく。史上稀に見る毒婦である。

 さて、そんな魚座のあれこれはさておいて、もう1つ救われないポジションが、水瓶座である。「時間の果て」というよく分からないステージに飛ばされ、いい加減この展開に慣れてきた栄斗から「フィールド変更は黄金聖闘士の専売特許」とかいう訳の分からないお墨付きをもらった時貞さん。捨て身の覚悟で自らを異空間に飛ばしたはずなのだが、その結果小宇宙は戻るわ、空間との相性が良くて世界征服まで狙えちゃうわ、もうエラい騒ぎ。そりゃまぁ、時間操作能力なんて本来はトップレベルのスキルなわけで、もうちょっと性根が強けりゃボスキャラにもなれただろうさ。しかし、それでもなお漂い続ける小物臭。今回の戦いにしたって、時間操作で色々と遊んではいるものの、よく見てみると龍峰のドラゴンの盾で攻撃を防がれたりしている(一応ヘッドギアだけ吹っ飛ばしたけど)。弱っている相手を罵倒して怒りに火をつけ、その結果セブンセンシズを目覚めさせるなんて一番やっちゃいけないことまでやっている。当然、とってつけたような栄斗のセブンセンシズによって、玄武さんですら真正面から地道に削るしかなかったはずの時貞パワーは一瞬で瓦解。時間の力に飲み込まれ、ヨボヨボになった末に消滅。救われなさでは蟹座に続いてトップレベルの末路であった。あ、ちなみに「絶対に出られない」領域は、玄武さんが片手間でちょちょいと開けてくれましたよ。ホント時貞ショボい。

 残るは、次の戦いに向けてひたすらかけ続ける光牙とユナ。流石に人馬宮は今回ボーナスステージということで素通りする模様。何か星矢絡みでイベントがあるかと思ったが、あまりに事態が混迷してしまったので、今回はアイオロスの遺言を見るというちょっとしたサービスどまりである。あの十二宮はやっぱり元の十二宮と同じものではあるんだよな。下の方の連中が自分勝手にリフォームしすぎてたせいであんまり実感沸かなかったけども。金牛宮はでっかい牛がいたし、双児宮はお花畑だったし……まぁ、とにかくアイオロスの言葉を貰って、多分光牙もちょっと元気が出たんじゃなかろうか。そして次なる磨羯宮は、久しぶりの登場、「崇高なる裏切り者」、イオニアじいさんである。なんと「最強の黄金聖闘士」であるらしい(ソースはアモール)じいさん相手に、光牙は再び真正面からぶつかることに。次回予告では完全に闇堕ちしてたんですけど、大丈夫なんですかね。


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○「ささみさん@がんばらない」 6

 放送局がナニなおかげで、久しぶりにBS-TBSのディレイ放送の影響をくらってしまったタイムラグ番組。まぁ、昔はまるまる一ヶ月遅れてたんだから、一週間ちょいの遅れなんで屁でもないぜ! ……もう一息頑張ってくれればいいのに。

 で、こちらの作品、どんなものなのかはさっぱり知らない作品だが、制作がシャフトってことは知っている。そしてこれがまた、久しぶりに随分濃厚なシャフト作品になっている。ディレクションが龍輪さんだし、脚本は高山さんだ。もう、シャフト好きからすると、この布陣で繰り出されるヒネた画面を見ているだけでもちょっとラリってくる。今作で特徴的なのはなんと言っても淡く散らされたささみさんの自宅背景。なんだかスーファミ時代のノベルゲーとかにあったような雰囲気なのだが、これが動画部分に対して最大限の違和感を出しながらも、バラバラに散らない不可思議なバランスが維持されており、なかなか面白い味になっている。もちろん、そんな奇策・目立つパーツだけではなく、日程に余裕があったのか、最近はシャフトの売りにもなってきているみなぎった動画部分もかなり力が入っている。もう、そういう画面を見ているだけで本当に楽しいのである。

 そう考えれば、話の中身がさっぱり分からないことなんて気にならない! (うん、ならない!) とりあえずタイトル詐欺だよね、ささみさん、割と頑張ってたやんけ。もうちょっと徹底した引きこもり描写なのかと思ったら、割と精神的にはまっすぐな部分もあったしね。いや、そりゃ風呂場にお兄ちゃん入れたりはしてたけども。あれはどっちかっていうとささみさんがおかしいんじゃなくて兄の方がおかしいよ。確かに引きこもってはいるけど、外に出ようとしたら吐いちゃうっていうのは不可抗力だからなぁ。今期はヒロインがよく吐いてる気がするな。ささみさんのキャラは1話を見ただけじゃ固まらないし、その他の3人についてもなんだかよく分からないのだが、とにかく兄君のキャラだけはよく分かった。それだけでひとまず充分なんじゃないかな。あんまり細かいこと考えてもしょうがないし。というか、原作者が「狂乱家族日記」と同じ人だとするなら、あんまりシナリオに期待しない方がいい気がするし。今回みたいに「訳が分からんけど楽しい話」だけしてくれりゃいいなぁ。ちなみに今回一番感じ入ったのは、エンディングにも使われていたささみさんが急いで制服に着替えるシークエンス。細かい動作の1つ1つに説得力があって、単に着替えているだけなのに見ていて楽しかった。ああいう動きがもっと見たい。

 あとは、他のヒロイン勢とかがどういう風に出てくるかですかね。今回登場した謎の三姉妹、中の人的には千和・花澤・野中という、一歩も引かぬシャフト声優陣。花澤キャラに至っては本当に色んなところで見たことがあるぞ、あれ。千和は割と久しぶりにロリ(ババア)だ。やっぱり千和といえばにしし笑いだ。色々楽しいキャスト陣、もちろん阿澄さんも大変頑張っていらっしゃいますが、まぁ、今作は芳忠さんに全て持っていかれているのが正直なところで……これ、1話の現場は女性キャスト4人が芳忠さんを囲んでる図だろ。……さて、気まずいのはどっちだろうか。芳忠さん1人で小娘たちなど圧倒できそうな気がする。


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○「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」 3

 まだこういうラノベ文化って生きてるんだなぁ、という哀愁すら感じさせる作品。現代社会において、アニメ化とは一体どういうラベル付けなのかを考えさせられますな。

 冒頭、主人公がいきなり退屈を謳うところからしていわゆるラノベが始まり、集まった3人の「問題児」の説明不要のテンプレ性、寄り集まったオレツエー属性に、「とりあえず能力バトルだからファンタジー世界だよな」ってな企画書に雰囲気で付けたような世界設定。どこかに新しい部分は無いものかと探してはいたのだが、結局、予想を裏切るようなものは特に見いだすことが出来なかった。いや、こういう作品が出てきたこと自体、ひょっとしたら予想以上だったのかもしれない。あ、でも感想も何も書いてないけど「蒼い世界の中心で」も似たようなもんだったな。すげぇ文化だなぁ。

 総監督は草川啓造、そして監督に山本靖貴という、ちょっと記憶にない組み合わせ。制作がディオメディアなので山本監督は分かるのだが、草川さんに声がかかったのは何故だろうと思ったら、前作の「カンピオーネ」はディオメディア制作だった。確認したら「カンピオーネ」の現場で山本さんとも仕事してるわ。ちょっとずつパイプが出来ているのかもしれない。ただ、この2人の組み合わせっていうのはちょっとイメージしづらいので、今後どういう方向で画面に力が入るのかはよく分からない。まぁ、初見での印象は「ホントに草川さんは異世界に飛ばされやすいなぁ」と。冒頭だけ見たら「DOG DAYS」と見間違う可能性も……無いか。正直、背景にしろキャラデザにしろ、やっぱり気合いが入っていたのは「DOG DAYS」の方だ。個人的にはアレもそこまで好きだったわけじゃないのだが、今作を見る限りでは、ちょっと比べちゃいけない気がする。別に動きが悪いとか、作画が崩れているとか、そういうわけじゃないんだろうけど、そもそもキャラクターに魅力を感じるのが無理なので、何をされても画面に身が入らない。こればっかりは、作品を預けられた方もお手上げだとは思う。

 ここから面白くなるようだったら大人しくごめんなさいだが……なるかなぁ。下手したら「ソードアート・オンライン」よりもショボい可能性だってあるぞ。SAOはシナリオはひどかったけど画面作りに金がかかってたし、映像を見せるための作品だと思えば価値もあったが、こっちはなぁ。グリードアイランド見てればいいんじゃないかな。


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 乱れ飛ぶ第3話。なんだか毎話毎話新キャラが出続けている気がする。結局誰が主人公なのかもよく分からないぐらいにごっちゃごちゃやぞ。まぁ、その方が面白いから一向にかまわんのだが。

 Aパートはバレンタインに絡めたチョコレート話で、もう色々歪んだ愛憎が飛び交っておる。基本的にはどこを拾っても修羅場しかないのだが、そこに性別という概念が一切入ってこないのはどういうことなんでしょうかね? 考えてみりゃ純粋な女性キャラってガブリエラしかいないのか。なんでこんなに色んな関係性が生まれているのか……なるほど、確かにBLものと言われるのは理解出来る。理解出来るが……いや、これBLっていうくくりじゃなくてもいいだろ。強いて言うなら……「動物愛護」? 主人公が犬、そして割と犬らしい可愛らしさが出る時があるんだから、もうそういう愛し方でいいんじゃないかな。視聴してても特にBLものに持つような嫌悪感は沸いてこないんだよな。こんな贅沢なキャスト陣を集めて、一体何をやらせているやら。

 そしてBパートにはロリっ子ステラちゃんが初登場。犬っ子可愛いじゃないですか。怒った後の状態ですらやっぱり可愛い。このアニメはなんだか不思議な擬音が書き文字としてコロコロ出てくるのが良い味になってますね。キャラが等身を維持することが出来ず、あっというまに丸っこくなるのも見ていて楽しい。ノリと勢いしかないんだけど、それだけでも笑えたり可愛かったり。なんで野郎ばっかり出てくるアニメでこんなに「可愛い」っていう単語が出てくるのかは謎です。

 ちなみに、ステラの中の人、深田愛衣っていう名前は初めて見た。どうやらバオバブの若手みたいであるが、割と可愛い。いや、ステラが可愛かっただけなのかもしれないけど。こんだけ毎回新キャラばっかり出てくるアニメだとどうなるか分からんけど、ステラは今後も活躍の機会があるんでしょうかね。

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Archetype of Endurance 忍耐の元型 (6)(G)(G) U

クリーチャー、エンチャント・猪

6/5

あなたのコントロールするクリーチャーは呪禁を持つ。

あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーは呪禁を失い、得ることも持つことも出来ない。

 元型サイクルの緑は、めでたく最強キーワードの1つである呪禁を獲得。やったぜ! とガッツポーズを取るものの、そこに書かれた無情のコストは8マナ。そのコストは駄目だ、7枚引ける悪魔や3体殺せる天使と同じコストだ。まぁ、4/5呪禁の「水底の巨人」で6マナなんだから、これだけ大盤振る舞いして相手に機能不全をおこさせるカードが8マナってのは安いくらい。他の元型と違って、「こいつを除去られると突然世界が変わる」という心配もほとんど無しだ。……だからってこれはなぁ……リミテッドで使いたい気にさせてくれないのが残念無念。まぁ、出したら壮絶だよ。しかし、なんでクリーチャータイプが猪なんだろう。猪って「固い」イメージがあるのかね。

 

 

Aspect of Hydra ハイドラの血 (G) U

インスタント

対象のクリーチャーは、ターン終了時まで+X/+Xの修正を受ける。Xはあなたの緑への信心である。

 Magicの5色には、それぞれその色を代表する巨大クリーチャー枠というのがある。ご存じの通り、白は天使、黒はデーモン、赤はドラゴン。これは古くから決まっていたものだ。微妙だったのが青と緑で、青はジンやリヴァイアサンあたりをしばらく彷徨っていたが、最終的には、知性と巨体を兼ね備えたスフィンクスという存在を見いだし,今に至る。意外にも最後まで難航したのが緑。何しろ大体のクリーチャーはでかいので、特徴を出しにくい。ビーストがいいんじゃないか? という案には、ビーストはありふれていて特別感がない、と言われ、ワームはどうだろう? という案にも、ワームは他の色と比べると神聖さや崇高さが無いと言われた。そして、最終的にたどり着いたのが、赤から譲り受けたハイドラという存在だったのである。今では必ず基本セットにはハイドラ枠があり、無事に緑の巨大クリーチャーとして定着した。めでたしめでたし。このカードは、そんなハイドラの力を借りて何となく大きくなったり、すげぇ大きくなったりするスペル。最軽量からの瞬殺モードもありなので、デッキ次第ではヤバいことも。

 

 

Charging Badger 突進するアナグマ (G) C

クリーチャー・アナグマ

1/1 トランプル

 アナグマくんといえば、「ぼのぼの」ではかなり初期から登場していたキャラクターで、作品序盤ではとにかくでんぐり返ることにしか興味が無いという、非常にストイックなキャラだった、でんぐり返る以外にやることといえば、シマリスくんをいぢめるのが関の山。そんなアナグマくんだが、しばらくぶりに登場したら、えらく達観した考えをするエキセントリックなキャラに変貌していた。元々表情の変化は乏しいヤツだったが、あの狂信的なでんぐり返りの裏にこんな闇を抱えていたのかと思うと驚きであった。そんなアナグマくんが突進してくるんだから怖いに違いない。……「果敢なエルフ(LGN)」の種族変更再版です。ヒントとしては、「森林守りのエルフ(LGN)」がいたあの環境ですら、「果敢なエルフ」は出番が無かった。つまり、そういうことだ。

 

 

Courser of Kruphix クルフィックスの狩猟者 (1)(G)(G) R

クリーチャー、エンチャント・ケンタウルス

2/4

あなたはライブラリの一番上を公開した状態でプレイする。

あなたは、それが土地カードであるなら、ライブラリの一番上のカードをプレイしても良い。

土地があなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは1点のライフを得る。

 新たな姿を手に入れた「ムル・ダヤの巫女(ZEN)」。土地追加プレイの能力が無くなったので当時のように「原始のタイタン(M12)」なんかと組んでうひょー、ってなことは出来なくなったが、代わりに1マナ軽くなり、ステータスも上がってかなり生存率が上がっている。ライブラリ上から土地がプレイ出来ればアドバンテージにも繋がるし、その土地がライフになるのでどれだけ野放図にマナが伸びても全て無駄ということもない。トップが見えている状態なので、無駄な占術1を使わずに温存する役割を担うことも出来るだろう。難点といえば相手に手札が全部ばれてしまうことだが、これだけの恩恵があるならば安いもの。充分1引けるレアである。

 

 

Culling Mark 選別の印 (2)(G) C

ソーサリー

対象のクリーチャーは、このターン可能ならブロックする。

 いわゆる挑発能力を一部だけ切り出したもの。最近だとこれを更に突き詰めて用途を広げた「死相(GTC)」が赤に与えられていたが、今回はコモンだし、緑なので、シンプルにブロック強制だけを盛り込んだ。緑ならば充分除去として機能するわけだが、格闘させた方が話が早いのだから、何故これが「食餌の時間」と同じコストなのかはちょっと理解に苦しむ。ブロック先を指定するわけではないので「寄せ餌(M12)」のような使い方も出来ないし、タップしたら逃げられるし、合体ブロックを邪魔するわけじゃないのでアタッカーが死ぬことも多いし……どこかこのカードだけの利点があればいいのだが、ほとんど思いつかない。味方クリーチャーが先制攻撃や二段攻撃を持っていれば一応格闘よりも強い可能性はあるが、それって緑の領分じゃないしなぁ。

 

 

Fated Intervention  宿命的介入 (2)(G)(G)(G) R

インスタント

3/3で緑の、ケンタウルス・エンチャント・クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。これがあなたのターンであるなら、占術2を行う。

 「宿命的」サイクルの緑はトークンを生む。レアにしてはやや地味ではあるが、「象の待ち伏せ(ODY)」のことを思い出せば、そりゃやっぱりレアである(つまりは「獣群の呼び声(TSB)」って強いよね、ってことである)。インスタントで繰り出せるので、上手くいけば相手の計算をかなり大きく狂わせることが出来るだろう。最近の緑は怪物化のためにターンエンドまでマナをキープしておくのも割と自然なアクションなので、案外読みにくいカードになってるんじゃなかろうか。占術2も魅力的には違いないが、やっぱりこのカードなら瞬速優先かなぁ。

 

 

Graverobber Spider 墓荒らし蜘蛛 (3)(G) U

クリーチャー・蜘蛛

2/4 到達

(3)(B):〜はターン終了時まで+X/+Xの修正を受ける。Xは、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードの数である。この能力は1ターンに1度だけ起動出来る。

 敵対色起動サイクルの緑。色の関係が逆だった「毒々しいカトブレパス」は正直使えないカードだったが、こちらは素のステータスだけでも「大蜘蛛」なので文句なし。「蒸気の精」も「先見のキマイラ」もピタリと止められるし、すぐに上を飛び越えていきそうな「天馬の乗り手」ですら、能力が起動出来ればガッチリ止められる。終盤にはアタッカーとしても大迫力のダメージをたたき出せるだろう。これを見ると、確かにゴルガリカラーは相変わらず墓地戦術を応援しているようには見えるのだが、どうしても戦術が線として繋がらずに点で終わってる気がするんだよね。勿体ない話だ。「神々との融和」をもっとうまく使いこなさないと駄目なのかなぁ。

 

 

Hero of Leina Tower レイナ塔の英雄 (G) R

クリーチャー・人間、戦士

1/1

英雄的 - あなたは(X)を支払っても良い。そうしたなら、〜の上に+1/+1カウンターをX個置く。

 サイズアップ系ヒロイックの親玉。流石に緑の面目躍如、まるでハイドラのごとく、手塩にかけた分だけ見る見る大きくなる。ただ、普通のヒロイックと違って対象に取る以外にもう1つサポートが必要なのは注意が必要。今まで通りに授与クリーチャーとかを集めて満足していると、成長率が「信条の戦士」以下だったりする場合も多いだろう。なるべく軽い対象にとる手段、「タイタンの力」とか「エレボスの加護」とか「神々の思し召し」あたりでの単発特大増強を狙っていきたいところだ。リミテッドで中盤まで生き残れば、相手は怖くてろくにブロックも出来なくなるだろう。結局、序盤に大きくするのが難しいから、1マナである恩恵があんまりないんだよな。2ターン目試練ゲーだったら何出してもいいわけだし。

 

 

Hunter’s Prowess 狩人の勇気 (4)(G) R

ソーサリー

ターン終了時まで、対象のクリーチャーは+3/+3の修正を受けるとともに、トランプルと「このクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、その値に等しい数のカードを引く」を得る。

 イラストが伝説の戸松ジャンプを彷彿させる。いい反り方。コレを見ると、緑というのはドローの第2色なんだよな、ということが思い出される(黒は痛みを伴うので別枠ね)。そういえばテーロスでも「戦士の教訓」なんて手軽なアドバンテージカードがあったが、とにかくクリーチャーを介してドローするのが緑の矜恃。とはいえ、これはちょっとやり過ぎな感もある。「信条の戦士」からこれ、7点トランプラーなんて止められるわけないし、突き抜けたダメージがあれば、1枚じゃなくて点数分ドロー。キレていいところだ。無闇にタッチしやすい設定にもなっているので、3ターン目「天馬の乗り手」から、4ターン目「残忍な発動」、5ターン目これ。えーと、9点トランプル飛行。多分9枚引く。投了していいところだ。そこまで上手くいかずとも、回避能力持ちに打てれば最低4枚は引けるわけで、確実に相手はやる気を無くすだろう。やっぱり戸松はすげぇや。

 

 

Karametra’s Favor ケイラメトラの好意 (1)(G) C

エンチャント・オーラ

エンチャント(クリーチャー)

〜が戦場に出たとき、カードを1枚引く。

エンチャントされたクリーチャーは「(T):あなたのマナ・プールに好きな色のマナを1点加える」を持つ。

 今回はサイクルっぽいようなそうでもないようなものが入り交じっていて色々分かりにくいのだが、このカードは「タップ能力付与」オーラのサイクルであり、キャントリップオーラのサイクルでもある。いや、キャントリップは多分サイクルじゃねぇな。とにかくそういう色んなものが集まったカード。今回アーティファクトに「バネ葉の太鼓」が与えられているがあちらは残念ながらアンコモン。人生の全てをマナ創出に賭けているケイラメトラ様がそんな状態に満足するはずもなく、「楽園のマントル(5DN)」的なオーラを作ってくれた。どんなクリーチャーでも「極楽鳥」になれる素敵オーラ。これまでなら「バーパラはバーパラが1ターン目に出るから意味があるのであって、カード2枚使ってやる仕事じゃない」と文句を言っていたところだが、今回はキャントリップだから大丈夫。「ナイレアの存在」や「豊かな成長(AVR)」と違ってちゃんとマナ加速にもなる。なるほど流石のケイラメトラ印である。今後多色に広げたいなら引き続き緑にいくべきであるし、「乳白色の一角獣」も減るので、マナ加速したいならなんとか確保したい。

 

 

Myschief and Mayhem 悪戯と騒乱 (4)(G) U

ソーサリー

対象の、最大2体までのクリーチャーは、ターン終了時まで+4/+4の修正を受ける。

 重たい上にソーサリーと、巨大化スペルとしてはあまりに使いづらい設定ではあるのだが、その修正総量は「樫の力(M10)」をも凌ぐ合計8点。洒落になっていない。おまけに2体同時に対象にとれるなんておまけもあり、これで「ケンタウルスの戦上手」と「威名の英雄」を同時に巨大化させると、合計ダメージが24点に到達する。なんだそれ。悪戯ってレベルじゃねぇぞ。流石にヤバいと思ったのか、フレーバーではエルズペス先生からの警告文が出されている。ゼナゴスってここ最近じゃ珍しく、本当に野心だけで成り上がってる悪役で、回りのサテュロス連中の刹那的な享楽主義と相まって、なんかどんどん物語が薄気味悪くなっているのが良いね。

 

 

Mortal’s Resolve 定命の者の決意 (1)(G) C

インスタント

対象のクリーチャーは、ターン終了時まで+1/+1の修正を受けるとともに破壊不能を得る。

 白にもあった、定命頑張るシリーズ。白は絆魂を与えたが、こちらはなんと破壊不能。「死への抵抗(SOM)」にプラス修正がついたプチ豪華版といったところ。死ななくするだけならば「神々の思し召し」でも充分だったが、これがあれば多少なりとも戦闘の結果を動かすことが出来る。緑マナだけで「どうせ増強なんだろ」と高をくくって打ち込んできた「一口の草毒」なんかを華麗にかわせると気持ちいい。いけるぞ定命。まぁ、あんたらの「宿敵」は気付くと10/10になってたりするので、+1程度じゃどうしようもない場合も多いんだけどさ。

 

 

Nessian Demolok ネシアンのデモロク (3)(G)(G) U

クリーチャー・ビースト

3/3 貢納3

〜が戦場に出たとき、貢納が支払われていない場合、対象のクリーチャーでないパーマネント1つを破壊する。

 M14に時代が変わった時に衝撃的だった事件の1つに、「酸のスライム(M13)」の退場があった。土地を割りたくてしょうがないタイプの人種には、彼のナイスバディが消え去ってしまうという事実は認めがたいものであり、未だに「瓦礫の調査」を放りこんだランデスデッキなどを回して、壊れちゃったドリアンのごとくに「ランデスくれないの、僕はたくさんほしいのに!」と烈海王におねだりする日々である。そんな我々に吉報となるかならないか。スライムと同じコストで登場した貢納ビースト。効果範囲が広がってプレインズウォーカーも壊せるようになったが、カウンター3つもらうと満足して大人しくなってしまう日和見主義な奴。そりゃ6/6は強かろうが、5マナアンコモンだとそこまでおかしな値ではなく、相手だってプレインズウォーカーを壊されるくらいなら間違いなく6/6を選ぶ。リミテッドで土地しか選択肢がなければ3/3で出てくる場合も少なくないが、結局大したダメージを与えられないわけで。もう少し無茶してくれても良かったのに……ねぇ、スライム頂戴。

 


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○「僕は友達が少ないNEXT」 5

 1年半ぶりに帰ってきた2期目。何故か関西では一週間以上遅れるところまで完全再現。個人的には1期目も割と好きだった作品なので、制作スタッフもそれなりに維持した状態での2期目は素直に嬉しい。

 正確には、分割2クールとかではなかったためか、スタッフは微妙に変わっている。監督だった斎藤久の名前が無くなり、助監督ポジションだった喜多幡徹が監督に持ち上がり。シリーズ構成も浦畑さん1人から平坂読との連名に。どのように変化するか、シナリオ面のことはまだ分からないが、画面は少し変化している。具体的にはキャラクターデザインがいじられており、以前のグリグリと線の太いデザインから、多少シャープになり、全体的なまとまりが出た。個人的にはクドいくらいの際だった1期目のデザインは好きだったんだけど、これもこれで落ち着いて見られるかな。

 1話目は2期目にありがちな復習パートなどもほとんど無しで、当たり障りのない隣人部の日常エピソードからの幕開け。考えてみりゃとても「非リア」の代表とは思えない連中ばかりである。今作の基本骨子である「とにかく肉をいじり回す」という部分ははっきり出ていたし、夜空のゴミクズっぷりも清々しい。ほんのちょっとではあるが、マリアと小鳩も出てきてくれたし、ここからまた賑やかなお話が始まるかと思えば、結構マジで楽しみなのであった。個人的な好みは1期終了時点では小鳩≧夜空>理科≧マリア>肉>幸村の順だが、割とひっくり返ることもありそう。1話目では肉の気持ち悪いくらいの変態性癖がストレートに出ており、キマシ期待の分だけポイントアップしてるし。夜空は髪の長いバージョンの方が好みだったからなぁ。小鳩は……多分ずっと可愛い。理科も良いよね、全く打ち合わせ無しで夜空の暴虐に乗っかれるこいつの方が実は外道だっていう話もあるけど。

 中の人的には、気付けばキュアマーチとキュアハッピーが「友達がいない」と叫び回る可哀想な展開になっていた。やはり麻里奈は「馬鹿」で「ドS」が良い。普通の作品なら個人的には夜空がダントツになるはずなのだが、今作の場合は回りに「ド変態福圓先生」や「アホさ炸裂のかな恵ボイス」やら「井口以上に井口なうんこ」や「絶対無敵花澤」が林立しているのでホント大変。どこから聞いてもパラダイス。こんだけ集まると、いくら山本希望が頑張っても流石に影が薄くなってしまう。頑張れゴリラの人! のぞふぃすも良いよね!


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