最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
終わった? 終わった、最終話。まぁ、残った話数はまだどこかで作られることになるらしいので、とりあえず、今回のお話はこれでおしまいである。
「あ、それでいいのか」というくらいにあっさりと片付いてしまったのは、過去の2エピソードとは随分印象が違う部分。これまでずるずると引きずってきた伊織の家庭事情についての話だったので、そう簡単に片付くわけが無いだろうと思っていたのに、蓋を開けてみればこれまでの諸問題の中で一番あっさりと片付いているのだ。そういう意味じゃ正直拍子抜けではあったのだが、どうも、問題解決直前のふうせんかずらの動きがどこか奇妙だった気もするので、案外奴が陰で動いた結果なんじゃないか、なんて邪推も可能だったり。 「家庭の問題は母子の勘違いが産みだしたものだった」というオチだけを切り取ると、確かにしょうもない。ただ、そのことを切り出して確認するための段階を踏むのが今回のエピソードだったわけで、そこまで行くことが出来た伊織の精神的成長が、今回の1話に現れていると見るべきなのだろう。必死に(勘違いとはいえ)他人の望む自分を演じ続けてきた伊織。他人の顔色をうかがい続けていたせいで、自分の人生において「他人」は警戒すべき存在にしかなっておらず、誰かを信頼するということが出来ないでいた。次第に打ち解けはじめた文研部内においてもその基本姿勢は変わっておらず、このたびの時間退行で記憶がフラッシュバックすることも重なって、これまで抱え続けてきた悩みは、更にふくらんでいた。 それを打ち破るための「信頼」の現れが、前回の義文たちのエピソードであり、それを見ていたからこそ、伊織はついに最後の一線を越えることが出来たのだろう。太一との関係性はもちろんだが、お互い腹を割って話すことが出来るようになった姫子とのつながりも同様。まさに「この五人がいれば」こそ、彼女は長年の問題を打開することが出来た。これまで13話もの間くすぶり続けてきた伊織の過去についての問題は、今回をもって完全に浄化されたものだと思われる。まぁ、あのかぁちゃんの性格を見ていて、今まで何を悩んでたんだ、という気がしなくもないが。「あんな声が出せるなんて」って、そりゃぁ出せるでしょうよ。田中敦子なんだから。今期アニメのキーワードは、「田中敦子が本音をしゃべったらハッピーエンド」。 まぁ、ふうせんかずらの登場のタイミングとか、流石に今回のエピソードはちょっとご都合主義が先んじていたかな、という気はするんだけどもね。「キズランダム」までは問題の解決の仕方に常に痛みを伴っており、それなりに生々しさを感じさせるものだったおかげで魅せられる部分があったが、今回は「お話のためのお話」みたいで、ちょっと肩透かし。まぁ、こんだけややこしい話を書いてりゃ、1回くらいこういう展開もあるでしょう。冒頭でくるくるはしゃいでたロリ唯が可愛かったから、今回はそれで良いのです。 強いて心残りをあげるとするなら、結局姫子さんが時間退行であんまり被害を受けていなかったことかな。あの子こそ過去を突っついたら色んな黒歴史が転げてそうで面白いと思うのに。ロリいなばんをもっと見たかったのに。どうも「キズランダム」でやりたい放題やっちゃったせいで、ラストエピソードは彼女の影が薄かった。あんだけ幸せそうな顔されちゃ、いじりづらかったかねぇ。 PR
「織田信奈の野望」 5→5
予想以上に真面目にやって真面目に終わった「戦国もの」。頑張っていたのは間違いないし、それなりに結果を残したのも間違いない。この手の柳の下のどじょう作品の割には、最後まで退屈せずに見られたのがその証拠である。 「思いの外真面目」というのは、それこそ前例が与えた先入観によるものである。「戦国美少女もの」という謎のジャンルはいつの間にやらすっかり定着してしまっており、わざわざ挙げるのもアホらしくなるくらいに似たようなタイトルが乱立した。本作もそんな中の1つであり、しかもビジュアル面では数多ある類似作品の中でも特に「萌え」に特化した作画になっている。おかげでロリータ半兵衛やらに大量のファンがつくことになり、作品としてはこれ以上無い形で本懐を遂げたことになる。個人的には作中ではやっぱり信奈が一番映えていたと考えているので、その信奈の作画が最後まで徹底的に描き込まれ、綺麗なままだったことは、大いに評価すべきことだろう。どれだけベタだと言われても、世の中はやはり「かわいいは正義」なのである。 そんな中で、最後に不満が残った部分も。それは、「キャラ萌え」と「真面目な戦国もの」を両立させる上で発生してしまった多少の齟齬である。この作品の基本プロットは、サルが自分の持っている戦国知識を活かしてシミュレーションゲームのように出世を狙うが、後半になると歴史改変によりそうしたアドバンテージが通じなくなり、あとは男気で見せるようになる、という、いわば「タイムスリップもののお約束の面白さ」と、「少年漫画的根性もの」を加えたサクセスストーリー(かつラブストーリー)である。序盤はとんとん拍子で進んだものの、後半にサルの言動が揺れはじめると、それが元で信奈との衝突も多くなっていく。そして、信奈をみたいがためにこの番組を視聴している身としては、このメインとなる展開にどうしても辛いものを感じてしまうのだ。 ほぼ毎週信奈とサルは意見の相違で衝突していた。信奈の場合は一応「一国の主としての判断」が絡んで来るのだろうが、そこにサルという個人を介入させてしまう迷いみたいなものが不足している。毎回毎回、「サルのおかげで助かった」と思っていながら、何故か次の週にはその功績を忘れ、「サルの戯言なんか使えるわけない」と、今まで以上につんつんした態度に戻ってしまう。そうした「感情のリセット」はサルにも同様にあって、「可愛い女の子とのラブストーリー」として見た場合、その部分だけがどうしても不自然。序盤にあれだけ心を通わせたと思ったのに、中盤以降で「やっぱりお互いこれっぽちも信用してないやないか」と思うとショボンとしてしまうのである。結局、それが元でサルか信奈のどちらかが絶対絶命のピンチになるという展開もお約束だし、後半になると、サルは「どれだけの人から生かしてもらっているのか」ということを回りの人間から次々に説得されるのに、それも学習できずに「信奈のためにここで死ぬ」とわがまま勝手に暴れるばかり。どうも、キャラの考えていることが追いにくく、感情移入しにくい作品であった。 ま、どうしたって1クールのアニメ作品でイベントを繋げていこうとするとワンパターンになってしまうのは仕方ない部分ではあるのだが……もう少し話の展開にバリエーションを与えてくれた方が、付加価値がついて面白くなったんじゃないかな、と思うのである。いや、付加価値っていうのは光秀との料理対決とかではなくてね。 ただ、そうしたラブロマンスとしては不満はあったものの、真っ当な「タイムスリップもの」としての骨子は出来ていたし、落としどころとしては妥当であったと思う。ラストの比叡山焼き討ちの解題の仕方なんかは割と上手かったと思うし。ボスキャラがややショボかったのは残念だが、史実と照らし合わせるとこれは仕方ない部分だったか。あ、繰り返しになりますが、女の子は可愛いと思いますよ。ぼくは信奈ちゃんだけど、実は松永久秀も結構好き。あと、浅井とお市の性別ネタなんかはちょっと面白かった。であるか! というわけで中の人だが、やっぱり伊藤かな恵である。時点は矢作パイセンかな。ここ最近の作品で織田信長を演じた役者、っていうのも結構なラインナップだが、実は光秀を演じた人間を並べる方が迫力がある気がする。参考までに一部作品の信長→「若本則夫」「豊口めぐみ」「小山力也」「大久保瑠美」「伊藤かな恵」。光秀→「速水奨」「喜多村英梨」「田中秀幸」「日笠陽子」「矢作紗友里」。……やっぱバサラのギャグっぷりが半端無い。
「境界線上のホライゾンⅡ」 5→4
なるほど、分からんかった! なんや、そんな感想ばっかりだな。流石にアニメ視聴本数のキャパがきつすぎて1本1本の理解に割く時間が少なすぎる気がする。いや、それにしたってこの作品は無理だと思うけどさ。 やっぱり基本線は1期と一緒。それを考えると、「2期目なんだからそろそろこの作品世界にも慣れて、多少なりとも理解も深くなるんじゃないか」という期待はあったのだが、残念ながら、こちらの理解が追いつくスピードを上回る圧倒的速度で新キャラが増えていくという、あり得ない独走劇を演じられてしまった。そりゃ挫けるわ。いくらなんでもこの量は無理。もちろん、これで話に興味が湧けば、時間外の予習復習を重ねてバッチリ理解しよう、という意気も起こるのかもしれないが、この2期目はそういう意味では1期以上に弱かった気がする。いくら何でも視点が多すぎて、どこを中心に見て良いのかさっぱり分からないからだ。1期はトーリが「主人公」として(形だけでも)立っていてくれたので「トーリがホライゾンのために頑張っている話なんだな」という解釈が基盤にあったのに、2期になると全裸の主人公は本当に影が薄くなり、事態はより混沌とした方向へ突入してしまった。 バトルシーンだけでも時間的に相当長いが、それぞれのバトルが何を目的としているのか分からない、というのがまず1ハードル。1期も正純の対決で「ディベート」なんてよく分からない方式があったが、今回も作家どうしの対戦で不可思議なことをやっていたり、野球部軍団がよく分からないノックで戦っていたり、あらゆるレベルで視点が揺さぶられる。野球部軍団なんてどう考えてもギャグとして扱うべきキャラにしか見えないのに、あいつらも、エリザベスたちなどのメインの戦闘も、全て同じ温度で描かれている。正直、そこが一番理解出来ない部分だった気がする。シリアスなバトルをやっているのは良いし、忍者と傷有りのラブストーリーなんかは分かりやすいから充分見ていることが出来た。しかし、どうもそれらのシナリオラインを「メインにする」という比重の置き方ではないのだ。原作ファンから見たらひょっとしたら「どのバトルだって面白いんだから、全部がっつり描いてほしいんだよ!」ということなのかもしれないが、知識の乏しい視聴者は、寄る辺を失って途方に暮れるだけである。そういう意味では、より世界が広がってしまった2期の方が、1期よりもハードルは高かった。 まぁ、結局「分からんかった」で終わりなんですけども。忍者と傷有りメインの話は割と楽しかったんだけどねぇ。エロのバランスも良かったし、最初ギャグキャラにしか見えてなかった忍者も思ったより恰好良く見えたし。そこに集中できる構成だったら、もう少し腰を据えてみようかな、という気になったと思うんだけど。いや、腰を据えなくても良いのかな? 結局、「何かすげぇ賑やかなことが起こってるわ」というのを雰囲気で楽しむっていうのも、1つの見方だったのかもしれない。そういう意味では悪くない作品ではあるのだけど。今期は同じサンライズで「アクセル・ワールド」の方が見やすかったので、どうしても差が感じられてしまったな。 中の人については……やまとなでしこの2人が同じ顔でしゃべってたのが一番面白かったかな。この2人も本当に長いつきあいだこと。あとは……キャラが多すぎてあんま覚えてないけど……あぁ、そうそう、白鳥哲さんが相変わらず良い仕事してた。あの人の声は、ああいう癖のある人物造形で際だちますな。
初のリアルタイム視聴! 第26話。いや、だからって特に意味は無いのだが。
前回からの続き、闇の遺跡さんご提供の過去話シリーズ第2弾である。前回は3人分まとめて同時進行という無茶スケジュールであったが、今回はソニアさんと蒼摩という、お互いの因縁がクロスする2人をまるまる一本かけて描くという、尺に余裕のある構成。この2人は、今までの描写の量なんかも考えるとかなり愛されている存在な気がする。特に蒼摩は、主人公であるはずの光牙を差し置いて、一番さっぱりした少年漫画主人公体質なので、見ていて気持ちよくて良い。今回は作画も良好だったし、なんか、沙織なんか差し置いてソニアさんヒロインでこのまま進行したらいいんじゃないかって気がしてくる。まだ素顔を晒してないのが気がかりなところだけども。 だってね、ほんとに今回のソニアさんったらメインヒロイン。家庭の事情で悩む、心の成長のために努力する、そして、気になるアイツに助けられて心が揺らぐ。ほら、どう考えても主人公側。蒼摩に手を捕まれて引き寄せられるシーンは、もうそのまま2人で抱き合うんじゃないかとすら思えてしまったもの。こんなおねーさんにやられたのだから、きっと一摩さんも本望だろう。南十字星の聖衣がめちゃくちゃ格好悪くても気にしないくらいに。 でも、まさかあのソニアさんの初仕事がこんな適当な展開での白星だったとはなぁ。一摩さんはあれだけ余裕ぶっこいといて瞬殺されてるんだから、本当ならものすごく格好悪い役回りなんだよね。ソニアさんの決意が悲壮なものだからそのやられ役として映えてはいるんだけど、「小娘だと思ってよそ見してたらうっかり死んじゃったおっさん」と考えると、救いようが無い。まぁ、あれだけの衝撃事件だったからこそ、ソニアさんも一生忘れられないだけの事件になってしまったのだろうけど。「何故ソニアはたかだか一介の白銀聖闘士である一摩のクロストーンを持ち帰っていたのだろう」っていう謎は、今回のことですっきり解決しましたね。今までは必死に孤高を気取っていたソニアさんがあんなにか弱い乙女だったとはなぁ。アリアに続いての、強烈な新ヒロインへ名乗りです。今回の蒼摩との関係性を考えたら、やっぱりこのまま仲間入りするしかないな。 その他、一応残りの3人の闇試練のさわりの部分が描かれて次回へ。アリアがたくさんのアリアに囲まれてグルグルされてるシーンはちょっと可愛かったな。そして、光牙は「お前の小宇宙、闇だから−!」という、とんでもない謎かけを食らったぞ。これ、本当だったら割と面白いな。「アリアと光牙は謎の隕石が元で生まれた子供で、その精神状態によって光と闇を行き来する不安定な存在なのである」とかね。光牙ってこの期に及んでキャラが薄いから、いっぺん闇落ちしてみるのも悪くないかもな。代わりにエデンが加入すればバランスとれるだろ。 個人的に今回ツボったのは、ソニアさんの勇姿と、ショタ蒼摩の声。こにたん、無理しすぎワロタ。エデンはちゃんと別役で今井さん呼んでるんだから、蒼摩もキャスト変えたれよ。
「カンピオーネ!〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜」 4→3
なるほど! 分からんかった! 最後の最後まで「あ、へぇ、ふーん」っていう話が延々展開される話だった。ぴかしゃと花澤、キタエリが牽引してくれなかったら途中で挫折してたと思うんだけど、挫折しても良かった気がする。 「はぐれ勇者」→「僕H」とならんで放送タイミング的にはこれがラストに来る作品だったのだが、この恐ろしい三連星を全て受けきるだけのキャパが私にはなかったようで、これを見る頃にはもうヘロヘロの状態。おかげで、ただでさえ小難しいことをしようとしているシナリオを把握するなんて夢の又また夢。結局、「なんか分からんがどんどんハーレムがふくらみ続ける奴の話」という程度の理解しか出来なかった。…………でも、それで大体あってるよねぇ。一応「神の争乱」というのがメインテーマとしてあり、古今東西、様々な歴史、神話に刻まれた「神」が戦いを挑んでくる、っていうのがこの作品なりのこだわり、というかメイン設定。かろうじて覚えているだけでもアテナと戦い、オシリス神と戦い、そしてペルセウスと戦った。んで、その神話の設定によって相手の能力が分かったり、もしくは相手の性質が変わって作戦を変更したり、なんかちょいちょいタクティクスなことをしていた気もするんだけど、結局いつも決着は「女の子が助けてくれたよ! ありがとう!」だった気がするのは気のせいだろうか。そもそも、これの主人公が気持ちよく誰かに勝ったシーンってあったっけ? ……分からんなりに観ようとしたら、結局分からなかったというオチでした。割と早めに思考放棄しちゃったからなぁ。毎度毎度「しんどいなら観るなよ」と自戒しつつ、一応ゴールインしたから感想的なものを書いておかなきゃ、というレベルの接し方ですよ。 結局これ、どうだったんでしょうね。原作ファンは満足したんだろうか。アニメから観てファンになった人はいるんだろうか。「古霊による戦争」というと、ちょっとニュアンスは違うが最近は「Fate/Zero」という大看板があった。あちらはシナリオラインもさることながら、とにかくufotableの超絶作画でバリバリ見せる、というのが最大のセールスポイントで、あれだけの「大戦争」をコントロールしきったあおきえいの手腕には惚れ惚れしたものだ。こちらの監督は草川啓造、アクションシーンの演出統制なら手慣れたものだと思うのだが、どうも今作のバトルエフェクトは今ひとつだった気がする。大量の剣が乱舞する技(通称アンリミテッドブレイドワークス)なんかも、あまり個々の武具にこだわりがあるように見えなかったから単なる散弾レベルだし、かといって「駆け引き」みたいな面でみせようとしていたとも思えない。そもそも主人公の能力(山ほどの動物)の効果と制限を視聴者が知らない時点で、何をされたって「ふーん」どまりなのである。「ホライゾン」みたいに設定に溢れすぎてギブアップしたいラノベってのはちょいちょいあったが、これはそんな「設定溺死」作品の中でも、ちょっと制作者側に配慮が足りないと思える残念なものだった。設定とかさ、バトルの制限なんかを観ていたら割と厨二心をくすぐられるものだとは思うんだけどねぇ。作るだけ作っておいて、それを活かすだけの筆力がないんじゃなかろうか。 草川作品ということで応援したかったのは山々なのだが、残念ながら今回はスルーで。中の人的には、「はぐれ勇者」とは違って「いつも通り」のぴかしゃがおり、狂言回しとして花澤・キタエリらが配置されているというのは基本形。似たようなセッティングで「オカルト学院」だったらすごく面白かったのに。あと、小倉唯が順調に仕事を重ねており、ここではクール系の役で一稼ぎ。悪い仕事じゃなかったとは思うが、流石にあのエンディングはどうかと思う。何事も向き不向きはあるんやで。あ、でもアテナの中から出てきたメティスがきゃりさんだったのは笑った。わざわざ同じ顔のキャラ演じなくてもええやん、っていう。
9月28日 ドラフト模様(ABR×3)
ピック順 【Thraxi】→【Mei】→【Alessi】→【Sangriter】→【Serra】→ 環境最終戦! でも! あんまり! 感慨深くない! そりゃねぇ、ラージエキスパンションとは言っても、あんまし回数重ねてない環境だからなぁ。記録上はこの環境になってから16戦やってるんですが、そのうち2回がM13、3回がキューブなので、事実上11回だけなんですよ。そう考えると縁の薄い環境だったなー。本来なら環境最終回だからこの環境の戦況データとかを書いていくのがいつもの仕様なんだけど、5つもノイズがあって、そこを区別しないで記録しちゃったもんだからあまりデータとしての価値がない。まぁ、なんだか思い入れの無い環境になっちゃったみたいなので、そっとページを閉じることにしましょう。
「だから僕は、Hができない。」 5→4
今作の場合、なんと放送途中で「製作が間に合わない」というギブアップ宣言を出して堂々と総集編を流すという失態をやらかしてしまった記録が残されているわけだが、これを是と見るか非と見るかで最終的な評価も分かれそうである。 まぁ、そんな些細なこと以前に、「結局安定の紳士枠じゃねぇか」という意見が真っ先に出てくるのは間違いないことで、序盤の数話は本当に同じことを延々繰り返しているだけにしか見えなかったのでびっくりした。「良介が何かしでかす」→「イサラが怒る」→「脈絡があったりなかったりする触手モンスター登場」→「イサラが退治に向かうも、途中であっという間にエナジーが切れる」→「エナジーさえあれば……」→「良介が補充」という流れ。まぁ、主人公の最大の特徴が「無尽蔵なエネルギー補給」なのでこういうシナリオにしないと二人の仲が進展しないのは事実なんだが、流石にもうちょっとひねれや、と思うような天丼っぷりに、「いくらなんでもこれどうなのよ」と思うのは致し方ないところ。 休止も挟んで後半はグッとシナリオも進むのだが、結局のところ主人公が「選ばれた存在」だったし、異世界に突っ込んでの雰囲気バトルというセッティングも他のラノベ作品と完全に同じになってしまい、この作品にのみ期待されているものなんて結局無かったのか、と失望することに。筋立てとしては本当に「ハイスクールD×D」なんかと一緒やん。主人公が配下かエネルギータンクかの違いだけだ。そういう見方をしていれば、この作品は本当に取るに足らない、あかん作品だったと思う。 ただ、それでも何故か嫌いになれない部分があったのは、果たして何故なんだろう。いや、一番大きな要因は「キャラクターデザインが嗜好にマッチしていて、画が一番エロかったから」というのに落ち着く気もするんだけど。居並ぶ「カンピオーネ」や「はぐれ勇者」などと比べても頭一つ抜き出たおっぱい全開ぶりは、間違いなく今期エロアニメ筆頭である。そして、主な乳出し要員であるイサラの裸体が、スレンダーなりに良く描けていて、割と好きだったのである。毎週脱げるのを見ながら「ほんと、貧乳をネタにされる割にはちゃんとあるよな」と鑑賞していた。どう考えても美菜やイリアがでかすぎるだけなのである。しかも片方は偽乳だし。とにかく、「今期一番エロかった作品はどれか」と問われたら、素直にこれでいいんじゃなかろうか。 そう割り切ってしまえば、冒頭で問うた「番組休止は是か非か」という問題も、自然に答えが出る。シナリオがどうでも良く、とにかく作画面で勝負しなければいけない作品なら、多少の失態はあったとしても、とにかく映像の精度を高めるのが第一の使命。それなら、適当な作画状態でお茶を濁すのではなく、諦めて1週落とそう、という方が正しい気がする。その結果として、今作は作画面がしんどかったエピソードは無く、毎回きちんとエロ要素が堪能出来るようになっていたのである。なら、頑張った方じゃないかと。私の中の高橋丈夫評が、どんどん「確実なエロ作画」の方に向かっているよ。違うんだけどなぁ、この人の画作りは不純な要素抜きで好きなんだけどなぁ。ま、いいか。 というわけで、それなりにお仕事は出来たと思われる今作の中の人の話。褒めるべきは……下野かな……「インビジブル・ディクショナリー」のくだりとか、かなり飛び抜けたアホ要素もあった今作、主人公の良介の無茶苦茶っぷりを引き受けられる役者はなかなかいないだろう。ここしかない、という下野起用である。そして安定のエロさを誇る遠藤綾はもちろんであるし、脇を固めたきゃりさんや福圓先生も良い仕事をしてました。キュール役の西口杏里沙だけは初めて聞く名前で、実際に演技の方も「あ、新人だな」っていうレベルではあったが、そこまでひどいものではなかった。一応覚えておきましょうね。
「貧乏神が!」 5→6
ひょっとしたら、今期感想を書いてない作品の中では一番楽しんでいたかもしれない作品。「じょしらく」からの続きの時間帯だったが、同じギャグなのに方向性が全然違うから、いい刺激が2つ続く時間だったんだよね。 中身としては、ごくごく普通のギャグアニメ。なんだけど、本当に「ジャンプ漫画」っていうのは良くも悪くも安心して見られるなーというのがよく分かる出来になっていて、適宜挟み込まれるシリアス要素が実に分かりやすい。いかにもジャンプ(月刊誌だけど)で描かれそうな、適度な長さの「イイハナシ」に、なるほどよい「友情・努力・勝利」が織り込まれている。「いきなり学校の倉庫が火事になる」とか、近所にものすごい落差の崖を持った公園がある、とか無茶苦茶なとこもあるんだけど、分かりやすくするためだから。ベタだろうがなんだろうが、こういうのを見ると安心する部分ってあるんですよ。映像面もすごくきっちりしていて、シリアスとギャグがボーダーレスに繋がっているんだけど、きちんとそれぞれでやりたいことが分かりやすい画作りになっていて、「ここは笑うとこ」「ここはストーリーを見るとこ」っていう区別がしやすい。各々のキャラクターが存分にギャグったあとに突然シリアスに移行したりするんだけど、そこに違和感がなくてドラマが観やすいのですよ。 どんな温度でも見やすいドラマ作りが出来ていたのは、ひとえにキャラクターが魅力的だったおかげ。中でもメインヒロイン二人の勢いだ。市子は「トバし系花澤キャラ」の代表選手みたいな風格があり、えげつない黒さで作品の根幹を成した。なんだか妙な生い立ちのキャラなので最初のうちは「あんまり共感出来ないキャラだよなー」と思っていたし、実際に彼女がどういう交友関係を築きたいのか、今になっても謎めいたところもあるのだが、「変形ツンデレ」みたいな歪んだ根性はいつでも刺激的であった。 そして、そこに仇なす紅葉。素直でまっすぐな鬼畜キャラであり、便利道具を出してくれるドラえもんポジション。貧乏神という特性があるのでデフォルトで引っかき回す役のくせに、作中ではちらほらと市子を気遣って友情パワーを見せてくれちゃうあたりがいかにも憎らしくて良い。今作の加速力をもたらしているのは市子の方だろうが、基盤を作って市子が走る土壌を整えているのは間違いなく紅葉であろう。 他にも、ラブコメ要素があるので当然男性キャラには石蕗もいるが、こちらも朴念仁キャラかと思わせておいて意外と守銭奴っぽさが出てきてかき混ぜたりするし、途中参加の龍胆も他キャラに負けないだけのインパクトが出ていた。エロ坊主みたいな本来ならものすごく濃くなるはずのキャラがあくまでサブポジションで賑やかすだけになっていることからも、メインがちゃんと活きていたことは分かるのですよ。あ、でもうんこ神だけは結構強烈だったけども。こういうシンプルな作品がちゃんと面白いアニメになるのは良いことですよ。同じ感じで2期目があるなら是非ダラダラやってほしい。アニメオリジナルとかもやろうと思えば作れそうだしさ。実をいうと原作絵はアニメに比べるとそこまで好みじゃないので、あんまり原作を手にとって見ようかという気にはならないのだが、何故か原作者が描いていたアニメエンドカードはすごく好きだった。あのテイストの1枚絵の集合体で何かやってほしいなぁ。 中の人については、とにかく花澤・内山というメインの2人だ。特に内山夕実については今作で初めて注目することが出来たので、中盤以降は本当に紅葉のあれこれを見てるだけで楽しかった。ここまでしっかりとキャラを作れる役者だという認識は全く無かったので、是非、今後は多方面で活躍してほしい。これだけの仕事が出来て音域も広い役者なんだから、かなり使いやすいし、いじり甲斐があると思うんだけど。そして花澤というと、セットで戸松も出てくるわけですよね。花澤・戸松が二人で暴れるアニメは名作。そういや、「撫子が!」っていうコーナーをずっとやってた謎キャラは一体何だったんだろう……
「じょしらく」 6→5
今期の核弾頭。なかなか評点が難しい部分はあるんだが、まぁ、無難なとこで。新谷良子さんの正しそうな使い方!(最終回感想。エンディング映像に一瞬だけ映ってたのが笑えた) 視聴の途中でしばしば思っていたのが「そういやこれってシャフトじゃないんだなぁ」ということ。どうしても一番強く出るのが原作者の久米田のテイストなので、その方向性で馴染んでしまっているシャフトのイメージがよぎることが多かったのだが、これってれっきとしたJ.C作品(作中でお参りにも行ってたしね)。そして水島作品。久米田テイストのあくの強さでもって膨らませたネタに、折りを見てはっとするような、取り返しがつかないような、水島製の加速装置が混ざるという。よくもまぁ、ここまで無駄に放送コードにチャレンジする気になったものだ。誰が偉いかっていう話になると、最終的には「ここまでのネタにGOサインを出した上層部が一番偉いんじゃないか」っていう気もする。 基本的には、作中でひっきりなしに言われている通りに「女の子の緩い会話を楽しむための作品」でしかないので、合わない人にとっては本当にどうでもいい作品だったと思う。楽しんでいる私みたいな人間でも、途中で「本当にしょうもないな」と思うこともちょいちょいあったし、全編を通じて笑いの勢いが維持出来たとは思わない。突拍子も無い話の展開は無駄に振れ幅が大きくてついて行くのが大変だったりするし、シャフトのように「話がしょうもないからとにかく画面で虚勢を張ってそっちでごまかそう!」みたいな姿勢でもないので、本当にだらだらしている時の平坦さは尋常じゃない。そういう意味では、どちらかというと「常日頃のテンション」よりも「あがる時と下がる時のギャップ」で楽しむべき作品だったのかも。こういう無茶なことが出来るのもやっぱり水島さんだなぁ、という気はする。 この「どうせダラダラしているだけなので、何をいじっても許される」という流れを好きなように使ったのが、Bパートの東京観光パートだろう。首都圏に縁がない私のような人間にはよく分からないお話だったはずなのだが、アニメ版の「アド街」な「ご当地の面白いネタをとにかく放り込んでいきます」スタイルは実は新しい。「聖地商法」が賛否に割れて色々と問われている昨今、「別に聖地巡礼を狙ってるわけじゃないし」というユルい目的意識で「ついでにどこかに足場を固めておこう」という程度の拾いものを狙ったのは面白い効果だ。きちんと「落語」っていうテーマと繋がってないわけでもない……わけでもないわけでもない。落語の持っている「粋」「洒落」みたいな空気だけちょいともらって味付けしておくっていうバランスが良いね。いや、雰囲気ってマリーさんだけかもしれないけども。 あとは中の人。今作はメイン5人(6人?)のみの作品。株を上げたのはマリーさんの中の人とキグちゃんの中の人だろうか。個人的に一番注目度が高いのは手寅さんの中の人なんですけどね。作中でもなかなか美味しい「防波堤体質」というキャラ付けをもらった「まともな」側の手寅さんだが、中の人・山本希望の抜けっぷりは割と貴重。5人の(若手の)中では一番腕があると思うので、話題作に出演したことから更にステップアップを狙いたい。中の人の愉快さで対抗できるのは当然マリーさんの中の人ってわけだが、こちらは中の人のインパクトが強すぎてマリーさんの印象が薄いです。いや、嘘だけど。マリーさんはキャラにも助けられて結構面白い味が出てきたかも。佐倉綾音の今後も楽しみですね。そしてびっくり新人小岩井ことり。最近は新人声優のデビューの仕方も固まってしまっているので、こういう出方をするっていうのはかなり珍しいパターン。声質のおかげで今後もチャンスはありそうな人材だ。うむ、こういう話題がちゃんと出せるのは良いキャスティングだと思う。毎回一言二言しかしゃべらなかったマスク役の中の人は、一体どんな気持ちでスタジオに通っていたんだろうね。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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