最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「ソードアート・オンライン」 5→3
今期と昨期を合わせて、世間的に随分盛り上がっていたのがこの作品。しかし、私の回りでは寒風しか吹いておらず、一体何がウケているのか、さっぱり分からない状態であった。映像の質を考えればそこまで点数を落とす必要も無いのかもしれないが、1話を見て抱いた期待感の損失や、世間との温度差を鑑みて、この作品にはやはりきちんと「否」という意見を提示したい。 先に贔屓しておくが、私はこの作品の監督を務める伊藤智彦は良いクリエイターであると思っている。「オカルト学院」で見事な仕事を成し遂げた、という第一印象が強いこともあるが、その後ちらほらと仕事をしているのを見ても、割と好みに合致する、良い画を構築してくれていることが多い。「見得」を大事にしてきちんと「面白い画」を作ることを意識している人だと思うし、何より仕事が丁寧だ。今回もA−1Picturesとの仕事ということで、作画状態は常に安定しており、時にハッとするような映像も見ることが出来た。いくらか「動かすために動かしている」という、技術に引きずられている感じはあったものの、「この話ありき」で構成を評するなら、やはり上手い作品だったのだと思う。梶浦音楽なども良いバランスで配置されており、「本当ならこれは好きになって然るべき作品だ」と何度となく思ったものだ。それでは、何が受け付けない要素になったかといえば、それはやはり、脚本しかないだろう。 この現象は、「氷菓」で起こったものに非常に近い。あちらも、京アニ画質が相変わらず高品質なものだったにもかかわらず、それがどうにもお仕着せのものに見えてしまい、最後までネガティブな印象をぬぐえなかった。ただ、あの作品の脚本を受け入れられないことはある意味仕方ない部分もあったので、「まぁ、好きな人がいるのは充分理解出来る」という範囲で留まったものである(だからこそ配点は維持していた)。しかし、この作品の場合、冒頭1話部分以外、どこを面白がったらよいのかが分からない。どこかに視聴のモチベーションを維持しようと思って必死に手を伸ばしても、進みゆくシナリオに一切のとっかかりが無く、掴みようがなかった。 今作の原作者は「アクセル・ワールド」と同じ人である。なるほど、言われてみればそれも分かる気がする。「アクセル・ワールド」の感想では、作品について「せっかく設定を作ったのに、それをまったく活かそうとしていないのが謎過ぎる」という趣旨のことを書いた。その上で、あの作品は「まぁ、それはそれで」と設定を放置し、次々に目先を変えて新しいお話を繋げていた。おかげで見ている方としては「じゃ、いいか。意味わかんねぇけど」と気持ちをスイッチして画面を見続けられた。ただ、今になって思うと、この作者はおそらく「設定を活かそうとしていない」のではなく、「設定を活かすことが出来ない」のではないか、という気がする。作った時点で満足し、もう、それが筋立てと有機的に結びついて物語を積み上げる、という発想が無いのではないかと。 「アクセル・ワールド」は、「設定を活かしていない」のはそうなのだが、フォーマットとしては分かりやすい「友情・努力・勝利」の筋立てだった。その上で、思いついた行き当たりばったりなネタでも出しては爆発させ、出しては爆発させ続けて推進力を維持していた。心意システムなんて適当なパワーアップイベントあたりが分かりやすい部分で、ドラゴンボールなどの古き良きジャンプ漫画と同じで、とにかく何となく「今より大きくなった」ことが分かればそれで良い、という姿勢。それが正しいかどうかは別として、物語は一応成立する。しかし、こと「ソードアート」においては、そうした推進力は何も無い。最初から強い主人公が、最初から強いから活躍する、というだけで、けれん味が欠片も感じられない。 そうなってしまったら後はメインプロットで主人公すら凌駕する「神の手」を使うしかないのだが、これがまるで、小学生がアドリブだけの勢いで作ったRPGみたいになっているのである。確かに、私も小学生の時に初めてテーブルトークの存在を知って、形だけ作って口から出任せの謎ゲームを友達にやらせたりしたもんである。思いつきで敵を出し、思いつきで強い武器を出し、思いつきでエンディングを迎える。つじつまを合わせる気なんかさらさら無いわけで、当然終わり方なんかはめちゃめちゃだ。まさに、この作品の1クール目がそれである。「100層のダンジョン」なんて、この作者が作れるわけもないし、「100層の果てに到達する巨大な敵」なんて夢のまた夢。何となく飽きたし、主人公が御しきれなくなったら、そこで冒険は終わってしまう。これのどこに物語があるというのだろう。「死の恐怖があるRPG」なんて設定、どこにも必要無かった。「仮想世界の結婚」なんて概念、新しさは生まれなかった。「仮想世界での殺人事件」に、共感出来る要素は見あたらなかった。1シリーズ目で全ての期待を裏切られた後には、「羽根で飛べる時間が限られている新しいネットゲーム」で延々空を飛び続ける、ルールも何もかも忘れた主人公たちをぼんやり見ているしかなかった。いかに監督手ずから「広大な空」の画を作ってくれたとしても、そこに動くキャラクターの意志が寒々しいと、やはり応援はしにくいものだ。 敢えて評価するなら、やはり「空を飛ぶことが主眼となった世界」が後半に登場したことで、映像作品として色々と趣向を凝らした画面を見ることが出来たことくらいだろうか。「空の広さ」を見せてくれる画作りは非常に面白かったと思います。後は当然中の人の評価かな。こんだけブーブーいうてもアスナは可愛かったと思うし。仮想世界で戸松嫁と結婚する妄想を堪能するアニメ、と割り切れば、あの辺の数話は面白かったかもしれない。娘がかな恵ちゃんだし。 PR
「CODE:BREAKER」 5→4
すみません、あんまり真面目に見てないです。今期アニメシャワーは一本目で満足してしまうから、その後に続く3本は本当に印象が薄くてなぁ。しかもこの作品、現段階でもマガジンで連載が続いてるんだから2クールあるもんだとばっかり思っていたのに、気付いたら終わりやがった。しかもなんか続編なんてない感じで。原作ファンはそれでいいんでしょうかね。 ま、大体どんな内容の作品なのかは知っていたわけだが、その枠からはみ出るようなことは一切無いままで終了した。もちろん、予想を裏切ることは義務ではないし、期待さえ裏切らない出来なら問題無いわけだが、やっぱりちょっとパンチが弱い作品だったと言わざるをえないかなぁ。リアルで「爆ぜろリアル・弾けろシナプス」やってる漫画なわけでしょ、なかなか「ここがすげぇ面白い!」って言って食いつくようなもんではない。映像面はかなり頑張っていて、複数ある異能の視覚的な効果もかなり丁寧に描かれていたし、個々のキャラクターの表情なんかも面白い箇所は多かったのだが、それらの頑張りが活きるシナリオラインが出来上がってない、というのが勿体ない。最初から最後まで「悪を裁くこと」が一貫してテーマになっていたので分かりやすい反面、その先の進路が全て見えてしまっていて、どんでん返しのようにひっくり返してみても、「あぁ、そりゃそうなるよね」という納得が先に来てしまい、驚いたり盛り上がったりする要素としてついてこなかった。また、ヒーローものなのに「主人公が恰好いい!」という要素があまり強くなく、じゃぁ他の連中が目を引くのかというとそうでもない。今更火だの電気だのといった素材の味をそのままな能力バトルを真正面から出されてもなぁ、という感じです。 いや、これってやっぱり原作をぼんやりとでも読んでしまっていたのが悪かったのかな。先の展開を知らなければもう少し集中して見ることが出来たかもしれないし、そうなればもう少し作画面での頑張りにも注目できたかもしれない。適当な視聴体制からは適当な感想しか出てきませんね、すみません。 中の人については、後半の印象がどうしても強いので、ミキシンが頑張ってたよね、というのが第一印象なのだが、女性キャストだと齊賀・甲斐田といった渋い面々が活躍してたのは割と好印象。特に甲斐田さんは普段強気な役ばっかりなので、今回みたいにちょっと守られてる側に回っているのは新鮮だった。
12月21日 ドラフト模様(RTR×3)
ピック順 【Mei】→【Serra】→【Thraxi】→【Alessi】→【Sangriter】→ メリー。特にないよ。来週は28日開催予定になるわけだが、約1名、首都圏の方の日本最大のお祭りに行く人間がいるから、今回同様に発生しても5人がマックス。流石に年の瀬にやるのはしんどいわ、という人は、事前に連絡して下さい(もしくは日程を木曜日にするなどの対応が必要な人)。欠員が出しだい、然るべき手段で連絡します。特に連絡がない場合は、一応5人開催となります。誰か面倒な人がいたら、発生しません。ギルド門侵犯のリークが1枚出てたから、それを見て来年に思いを馳せればいい。
「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」 4→5
怒濤のように過ぎ去っていった、謎のあるるん、あり得たときあるタイム。あかん、何で俺点数あげてんねん。違う、こんなん違う。 でも、凄い作品だったと思う。「妹萌えもの」のジャンルとして、これは一体どこに向かい、何を失って何を得た作品だったのだろう。この異質さは、どこから出てきたものなのだろう。およそ、他作品との最大の違いは1話の時点でほぼ出きっていたと思う。徹底的な要素の排除と、簡略化に簡略化を重ねた「関係性」だけの人物描写。いや、「関係性」なんてあいまいな言葉じゃなく、「主人公がひたすら4人(大家さんや編集さんも加えると最終的に6人)に迫られるだけのシチュエーション」が描かれ続ける。そこには理由は無いし、感情の機微も無い。そして見事なまでに、主人公サイドに恋心もエロ心も無い。ひたすらすらに女の子が男の子を取り合って毎回同じ手管でもって迫ってくる様子を、狭い下宿屋の中の、狭い人間関係の中で淡々と描き綴っていく。はっきり言って、蛮行だ。毎回ヒロインが変わるといえば「アマガミ」とかもやや近いニュアンスがあるといえばあるが、普通は恋愛をするイベントは、学校があり、家があり、遊園地がありプールがある。そして当然季節や親密度に即したイベントがある。しかし、この作品にはそれすら無い。強いて言うならば銀兵衛やアナはそこそこ過去話をやってくれたから一応フォローがあった気がするが、秋子は無い。もちろん会長も大家さんもない。なーんも無いけど、気付けば1クール秋人を追っかけるだけで成立させた。 シナリオ構成だけではない。ほとんどが下宿屋の中で展開される上に、やることにそう大きな差があるわけじゃないので、画面がすこぶる地味になるのだ。ほぼ会話だけ、なんてこともザラだし、最近は定番と言ってもいいような、シャフト的な「嘘っこ画像で適当に間を保たせる」なんてこともしない。いわばヒロインが「そこにいる」というただ一点だけを押しつけて、それで逃げ切っただけなのだ。そして、少なくとも私はそれだけで逃げられてしまった気がするのだ。この構成は、よっぽど勇気がないと出来ない蛮行である。多分ここまで「どうしようもない」作品は、今後もなかなか出てこないだろう。 まぁ、多分私が点数を上げてしまったのは、そんな端正な(?)画面を彩った中の人についての評価が多いだろう。とにかく終始作品を支え続けたのは、脅威の中学生、木戸衣吹。1話の時点で既に堂に入った演技を見せてくれていたが、この作品の象徴とも言える暴走特急秋子を、一切気後れすることなくやりきってくれた。もちろんまだ拙い部分もあるのだが、年齢を考えれば尋常ではない仕事だと思う。学業を考えればなかなか声優業に本腰を、というわけにはいかないと思うが、今回の仕事をきっかけにそういう芽が出てくれば良いな、と切に思う。また、芸歴ならば圧倒的に上だが年齢は更に下、脅威のロリっ子諸星すみれちゃんまでもが、こんなひどい作品に参戦。戦慄のティーンエイジャーたちの仕事ぶりには、回りのおねーさんたちも戦慄したのではなかろうか。すみれちゃんの場合はガンガン声優業にも身を入れてくれそうだし、期待大ですよ。あとはもう、他の連中はつつがなく。ポジション的にキタエリがなんか損してるいみたいな気もするけど、まぁいいや。個人的には編集役で活躍してくれた高本めぐみが一番です。めぐたん、もっと活躍の場を増やしてほしいのです。
今年最後の放送の最後のカットがまさかの老師、第38話。改めて見るとヨーダみたいなファービーみたいな、完全に妖怪やな。
タイトル通りにエデンさんの反逆覚醒をたっぷり描くお話かと思ったら、Bパートで衝撃の展開が幕を開けるという、盛り上げ方としてはなかなか良い構成。とりあえずAパートは予定調和気味のエデンさん参加イベントだ。しかし、ここまで2クールに渡って対抗し続けていたエデンさんのこと、流石に易々と裏切りから仲間入りって訳にはいかない。「何で来たん? 別にええけど、お前さんなら素通りしたらええやん」というフドウの質問に対して、「親父に反逆したからもう通れへんのですわ」と正直なご様子。あんだけ決意を胸にしたというのにそこだけは律儀か。っつうか、結局今までどこにおったんや。ソニアさんやメディアさんに諭されてたわけだから、彼女たちの近くにいたはずなのに、エデンは下から処女宮に登ってきて、メディアさんは宝瓶宮で悪だくみ、一体どういう構造になってるんだよ、この十二宮は。 とりあえず律儀道を貫き通すエデンさんは「マルスに反逆するぞ!」と決めたらいっぺん下まで降りてからのぼり直す行程を選んだものと考えるべきか。その場合に下の方で盛り上がってた貴鬼&ハービンジャーコンビをどうしたのかっていう謎が出てくる気がするけど、そこはスルーしておく。とにかく、真正面からフドウにぶつかりにいけるのはエデンさんくらいのものだ。一応最強キャラとアウトローキャラのぶつかりあいといえば、原作段階から処女宮での大切なイベント。相変わらず腰が重くて動こうとしないフドウに向けて、とりあえず色々打ち込むエデン。しかし、やっぱり所詮はブロンズなので、フドウに傷を負わせることは出来ない。「やっぱり駄目じゃないか!」と思いきや、「私をわずかでも動かすとは大したもの」とかいって動かないアピールしていたフドウさんが何の前振りもなく突然自分から立ち上がるというサプライズ。最終奥義でも繰り出すのかと思ったら、「三輪身」なんて地味な解説から突然懐柔に移行するという謎の行動に出た。ちなみに「三輪身」ってなんだろう、と思ったらちゃんとネットに解説があったので、興味がある人はこちらを参照。これによるなら、今までは敵対する人間を打ちのめす「教令輪身」だったが、突然シフトして「自性輪身」となったらしい。あそこまで頑なに反逆してた連中を雰囲気だけで押さえつけようって、無理に決まってるやん。いや、約4名ほど引っかかりかけてた奴らがいたけども。 フドウの悟り説得にも惑わされなかったのは、アリア愛好会の熱心な2名。この2人の意志は固く、懐柔などされなかったが、残念ながら一枚岩ではない。「お前何もしてなかったじゃねぇか!」という光牙のもっともな突っ込みに対し、エデンは「そうだ」と返答。お詫び代わりの一撃を見舞い、光牙達を処女宮の先へと進ませる。え? 進ませんの? いいの? フドウさん、そこ止めなくていいんですか? みんなして何事も無かったかのように走り出しましたけども。……意外とザルだな。エデンさえ叩きのめせればいいのか。しかも、そのエデンさんもろくに打ち倒せてないし。タイマン勝負でやっつけようとしたのに、例によって魔法の言葉「アリア」を唱えて覚醒するエデン。あっさりとセブンセンシズミッションをクリアし、必殺技「オリオン・デバステーション」を炸裂させる。確かに、なんか強そうな技ではあった。エデンさんならアリアを思うだけでセブンセンシズに目覚められたのに、光牙さんはアリアのことを思えば思うほど闇の小宇宙に飲まれていくっていうね。主人公ェ……。まぁ、流石にフドウさんもこれで終わりじゃないだろうし、次回、どんな言い訳でエデンを通してくれることになるのかを期待して待ちましょう。 そしてもう1つの山場は、意外にも天秤宮の前に訪れた。相変わらず怪しさ満点で暗躍しているメディアさん。彼女が目を付け、悪そうにチューンナップした水瓶座の聖衣を渡したのは、栄斗の兄者を亡き者にした白銀聖闘士、時貞である。……ごめん、出てきた時に「誰?」って思ったわ。お話を聞いて「あぁ、いたっけ、そんな奴」と何となく思い出せたレベル。一応確認したら登場したのが22話で、そこから1回も出てないキャラだ。しかもその22話でもちょろって出てきて兄者ぶっ殺してさっさといなくなっただけだ。玄武さんも似たようなもんだが、まだあっちの方がインパクトあったからなぁ。とにかく、そんなパッとしない奴が突如アクエリアスの聖衣を譲渡されるという謎展開。しかも、聖衣にはなんだか悪そうな髑髏が付属しており、聖衣を身にまとった者は聖衣の下僕になってしまうという。なんじゃそのひどい設定。今まで水瓶座が悪者だったことなんてないじゃないですか! 呪われた聖衣なんて設定なかったじゃないですか! どこぞの蟹座に人が最終的に聖衣にすら見放されるっていうコントを演じたことはあったけど、あの聖衣はむしろ高潔な印象だったじゃないですか! 水瓶座が何をしたっていうんですか! いやぁ、驚きですね。しかも自分の持ち場でじっとしてればいいのに、わざわざフライングで出張ってきて、光牙を階段からたたき落とすという、「やればいいと思ってたけど少年漫画でやっちゃいけない感じのこと」をあっさりと決行。光牙はどこまで落下するんでしょう。ひょっとしてここからエデンと共闘とかになるのかな。とにかく、時間を操る水瓶座の聖闘士はなんだかやたら強いらしい。よし、ここでいよいよ栄斗のお当番回なんだな、と思ったら、次回予告で玄武乱入ですよ。どゆことー、しかも黄金対黄金のぶつかり合いってなんやねん。玄武さんは一応敵ポジションじゃねぇの? でないと龍峰が因縁を解決出来ないやん。なんで「栄斗の因縁の相手」と「龍峰の因縁の相手」が戦ってるんだ。単なるエキシビションなんでしょうかね。それとも、玄武さんはようやく自分の出番だと思ってたのにちゃちゃ入れられて怒ってるんでしょうかね。「なんで水瓶座って連中はいっつもいっつも天秤宮で邪魔ばっかりするんだよ!」って、先代アクエリアスの分の恨みも含めて。 いやぁ、凄い展開になってきましたね。個人的には、やっぱり時貞に水瓶座はふさわしくないと思うわけさ。どうせあの黒髑髏はメディアさんの差し金なんだろうし、ザコ臭い時貞はさっさと退場してもらって、宝瓶宮にいったら正式に聖衣から認められた真の水瓶座が待ち構えている、っていう展開希望。氷の能力ならやっぱりパブリーンさんに出てきてもらうのが本命。この期に及んで色々妄想出来るのは楽しいなぁ。
一応最終回? 第11話。まぁ、予定通りの進行でしたかね。来週番外編っていう編成はここまでキツキツで展開してきたくせにどうなんだろう、とは思うが、もし最終回で今回のエピソードだとあまりにも尻切れになっちゃうからね、多少無理してでも最後の一本にせず、アニメ特典としてのうまみを出すっていうのは間違いではないんだろうな。
一応アブノーマル編のクライマックスなはずの、めだかVS王土戦。ただ、都城先輩って登場の仰々しさのわりにはかの石動雷十太先生に負けず劣らずの噛ませ犬。原作でもわずか1話で絶頂から覆されるという醜態をさらしているわけだが、アニメでは更にカットされた部分が多いので得意げにしてられた時間はものの数分である。古賀ちゃんが犠牲になったのが可哀想なレベル。時間の割き方だけを考えたら、このバトルよりもめだかVS古賀戦の方が長かったくらいだしなぁ。分かっちゃいたことだが、これはこれで仕方なし。かてて加えて王土の過去エピソードも色々とはしょられており、彼の苦悩や失墜もアニメ視聴者にはよく分からないレベルになっていた気がする。彼が能力に「使われて」いたことを描写する回想としては、いささか物足りなかったんじゃなかろうか。一応、このバトルの見どころとしては、クライマックスでめだかを徴税しようとしたシーンからの怒濤の流れがある。泣きわめく王土を描いた荒々しい筆致はいかにもガイナックスな感じのざらっとした質感が気持ちの良い、力の入った作画。怯え叫び回るシーンで一番力を入れてもらえるっていうのが何とも切ない王様ではあるが、ある程度活躍してくれたんだからこれはこれでいいことにしましょう。 その他、親友を傷つけられた名瀬ちゃんが身も世もなく泣いてしまうシーンなんかは「沢城みゆきの真骨頂」という看板を付けてしまってもいいかもしれない。一呼吸で空気を持っていってしまう存在感は流石。出来ることならもっと尺を長くして演技の幅を見せて欲しかったのだが、なんだか駆け足だったので勿体なかったな。ま、最近じゃあまり見られない「お兄ちゃんの助けを求める妹キャラなみゆきち」が見られたので良しとする。また、改神モードになって王土を圧倒するめだかちゃんは、1期ラスト以来久しぶりの「本気のめだかボイス」が聞けるシーンでもある。今期は中盤以降なかなか見せ場の無かっためだかちゃんであるが、こうして化け物を超えた強さを見せつけられたのだから、一応主人公としての面目は立っただろう。ま、アニメ最終話を持っていかれてる時点で面目もクソも無い気もするが…… というわけで、次回は最終回、「グッドルーザー球磨川」である。しかも今回のためのアニメオリジナル脚本を西尾維新が書き下ろしているとのこと。1期最終話のオリジナル回も割と面白かったので、これには期待したい。キャスト情報が出たことから安心院さん(水樹奈々)と須木奈佐木さん(日笠陽子)が登場することは確定しているので、当然水槽学園でのお話になるだろう。先頃発売されたノベルス版の「GL球磨川」は、当初期待されていた「水槽学園を廃校に追い込んだ球磨川と須木奈佐木さんのバトル」では無かったので肩透かしをくらってしまったが、出来たらこのアニメ版でそのエピソードが見たいな。ほんのちょっと、ほんのちょっとだけなんだけど。あー、でも流石に30分でやれる中身じゃないのかなぁ。個人的には、水槽学園が舞台なら焼石さんに登場して欲しい。CVかな恵ちゃんあたりで。しかし、本編で出てきてもいねぇのにこっちで安心院さんが活躍するのはいかがなもんかなぁ。
コミケまであと1週間! 今回の商品、まだ通販の詳細出てないけど、大丈夫だよね(カルタは通販確約されてるけど)。CDは是非買わなきゃいけないからなぁ。
というわけで、そんな中身の「ギリギリ!コンプライアンス」第6回目。クリスマス間近でリア充に嫉妬する福岡と、こういうお祭りごとでは率先してホスト役を務められるリア充代表名古屋犬のトークから開始である。 1件目のメール、お互いの嫌いなところ、好きなところをあげる。こんなお題で無事に済むはずがなく、名古屋の先制攻撃にたたみ返す福岡。名古屋は福岡が暴れたときにスルーしてあざ笑うパターンもあるのだが、今回は彼の発言に真っ向からキレた。どうも「胴長短足」は彼女に対しては禁句であるらしい。まぁ、確かにね47犬の中でも屈指の胴の長さではあるからな(長崎の完成品バージョンにつぐ長さかもしれない)。「なんだとテメェ……」で幕を開けるリアルファイト。「ギリギリコンプライアンス」史上屈指の名シーンである第3回の乱闘シーンを彷彿させる再びの放送事故。本当に名古屋は言葉が汚いよな! 2件目、私も興味津々、静岡犬の野球愛と、都道府犬野球についての詳細を語る。まず、静岡はメンバーの中でもトップレベルの野球好き。チームのキャプテンを任せることは満場一致、さらにどんなポジションでも任せることが出来る実力の持ち主だそうな。まぁ、割れるけどね……。そして、福岡が組んだオリジナルの都道府犬打線が発表されるという嬉しいサプライズがあった。以下にそのオーダーを確認しよう。 ・1番(中)兵庫犬 リーディングヒッターは素早さ255でカンストのプリン犬。彼女が走っている姿はまだ目撃されていないが、確かにあの瞬発力は出塁すれば脅威だろうし、守備範囲も広そうだ。打撃については未知数。 ・2番(二)山梨犬 自己犠牲の精神で川相につぐ送りバントの鬼を任される山梨犬。実は野球するシーンでは愛媛のようにレギュラーの女の子が参加しているシーンもあるので、案外経験値も高いのかもしれない。 ・3番(右)秋田犬 ・4番(三)高知犬 ・5番(捕)名古屋犬 福岡曰く「火力重視」。見た目にゴツくて迫力がありそうな面々で揃えたクリンナップ。4番にしてようやく男の子が出てきたことから考えて、おそらく高知はそれなりに打力も高いのだろう。まぁ、友達いないようだから野球やったことあるかどうかは分からないけど。秋田は普段からアクティブだから運動能力は高そう。名古屋は当然の打撃力。彼女が野球をやるシーンでは、大体打球はいいところに飛ぶ(主に残念な方向に)。ちなみに、名古屋は過去実際にキャッチャーをしている場面も描かれているぞ。 ・6番(左)山形犬 ・7番(遊)大分犬 ・8番(一)埼玉犬 突然福岡の好みが炸裂したオーダーで、単に「ちっちゃい女の子を集めた」だけのメンバーである。一応、山形は好きなスポーツを聞かれた時に「野球!」と答えた実績はあるけどね(片方だけ)。大分は野球とか出来るのかなぁ……埼玉に至っては確実に割れるイメージしかねぇしな……あいつ絶対足遅いだろ。山形とかどうやってバッターボックスに入るのかすら謎である。 ・9番(投)広島犬 これは当然、唯一「魔球」を持つ彼がチームのエースなのは疑う余地がない。ちなみに彼の新開発魔球「さみだれおろしボール15号」は相手チームを存在ごと抹消出来る最強最悪の必殺技なので、他のメンバーがどうあろうと絶対に勝つことが出来る。そして、ピッチャーをまでのオーダーを並べると9人中7人が女の子というとんでもないチーム編成になっているのだが、まぁ、それでもそこそこ戦えそうだからいいか。ん? キャプテンの静岡はどこにいるの? という疑問で……次のお題へ。まぁ、監督ってことで。 3件目のメールは、匿名希望のフグ犬から来た嘆願メール。名古屋の暴力を何とかしてくれ、というお祈りである。まぁ、確かに作中で一番手を出しているのは確実に奴ですけども。当然のように名古屋の鬼畜な対応が楽しめるわけだが、その相手をしている福岡も負けじと鬼畜。「くれぐれも匿名希望でお願いします」「そのメール誰だがね!」「山口犬(即答)」。可哀想だろ、流石に。しかし、名古屋は謂われのない(?)誹謗中傷に、「あれは暴力ではなく突っ込みである」と反論。確かに、1話の「名古屋犬名古屋犬名古屋犬名古屋犬」に対してのパンチはむしろ正当防衛だし、宮城犬相手の「持ちネタか!」は理想的な突っ込み。そう考えれば「そぉい!」も突っ込みと言えなくもないのか。しかし、ここで衝撃の発言。山口に突っ込んだ理由を問われた名古屋の回答は、「存在! 山口犬の、あの存在! なんなの! あのフグみたいな犬! どっちだがね〜! ありえないだがね〜!」………………Ow、お前らの世界全否定かよ……。結局、山口犬は白目剥きながら名古屋の報復に怯えることになりましたとさ。山口って作中では割と年上のキャラのはずなんだけどなぁ。 ○「ギリギリ! パラディン福岡犬」 毎度お馴染みおまけコーナーは、福岡の妄想劇場。「パラディン」という単語も今作の定番台詞の1つになってきました。中身はいつも通りのノリです。気持ち悪い赤スライムがどれだけ中二病を振りかざしても恰好良くはないよね。一番の楽しみ方は、これを1人でレコーディングしてる中の人の顔を想像すること。
「中二病でも恋がしたい!」 6→7
良かったDEATH。最終的にどのくらいの評価にすべきかは割と悩んだところで、11話あたりの単発の破壊力を考えればもっと高い配点もあり得るし、最終話まで含めた1つの小さな流れとしてはそこまで手放しで褒められるわけじゃない部分があるのも事実。あげようか、維持しようかで悩んでいたら脳内で六花ちゃんが可憐に踊り出してしまったので、最終的に「Lite」の方も含めての評価ってことで加点させて頂いた。この得も言われぬ達成感こそが、京アニ厨たる由縁であるのかもしれない。 今作は実に色々な見方が出来る作品だと思うのだが、1つの話題になっていたのは「シリアス部分の是非」というトピックだろう。7話で六花の生い立ちが判明するまでは、徹底的に中二病という題材を茶化して笑いや萌えに繋げるコミカルなテイストだったのだが、六花が中二病へ向かった原因が明らかになった後は、そうしたコミカルな要素はやや少なくなり、過去と戦う六花、それを守る勇太という2人のラブストーリー中心にシフトした。これを見て「余計なシリアス要素はいらない」と切って捨てている意見を少なからず見たことがある。そうした意見で言わんとすることは分かる。確かに、7話を見たときに戸惑ったのは事実だし、「中二病」という題材をそうした「物語作りの1パーツ」として埋め込んでしまうことで、本義を曲げ、笑うことすら出来なくなってしまうという懸念があった。何より、それまで楽しんできた笑いの要素が無くなってしまうという明らかな変化が、許容しにくい視聴者もいたことだろう。 しかし、そういう見方っていうのはやはりちょっと勿体ないんじゃないか、とも思う。元々「恋がしたい」がタイトルなのだからラブロマンスに繋がるということは分かっていることだし、どうせ物語を作りならば、やはりそれは筋を通した「作品の中心」にあるべきだ。新しい形のラブストーリーを模索する中で、「中二病」というテーマを再解釈し、効果的なツールの1つとして使いたい、というシナリオラインの挑戦は、やはり評価すべき部分であろう。六花にとっては逃げ道でもあったが、それと同時に辛い時期を乗り越えるためのエネルギー源にもなった「若い力」としての中二病。これが近所に住む勇太の手から渡されたものであり、恋の架け橋として機能しつつも、2人が最初に乗り越えなければならない試練としての役割も果たしている。せっかく「誰もが患うかもしれない若さ故の症状」という身近なネタがあるのだから、そこに共感と理解を求めつつ、最大級のフィクションとして大きすぎる役割を付加して物語りを膨らませるというのは、脚本作りを考える上で至極真っ当な方向性だっただろう。「理解を深める」「試練を乗り越える」。どちらもラブストーリーならば必須の要素なわけで、今作は単にそこに「中二病」というファクターを合わせただけなのだから、シリアスだとかギャグだとかいう以前に、「有り得べき物語」だったという話なのだ。 シナリオラインについて、ある程度制作者の方向性が理解出来れば、あとはいかにも堅実な筋運びである。まぁ、最終回の締め方については他にもやり方があったかもしれない、というのはあるのだが(特にくみん先輩のくだりね)、さりとてもっと効果的な代案がある、というわけでもない。12話という尺の中で収めるべき部分を収め、盛り上げるべき部分は盛り上げた。それだけで充分ではなかろうか。六花の心中は充分推察出来たし、勇太が置かれていた何とも珍妙なジレンマについても、不思議なことにきちんと理解出来るレベルまで感覚を共有出来ていた。こういう無茶な部分でもある程度牽引出来るのが、数々の「泣かせる」ドラマを組み上げてきた石原監督の手腕であるし、京アニ作画の強みである。 大筋については、考える部分も多かったので「可」として見たとしても、その上にのっているキャラクターについては、もう「優」でいいだろう。実に阿漕に設定された4人のメインヒロインたち。気付けばまぁ、お互いに綺麗に補完し合いながら引き立っていたのが見事。個人的には、「序盤はずっと六花のターン、六花がドラマ部分に本腰を入れ始めてからはずっと凸守のターン」というイメージ。六花さんは本当に希有な、「正面から可愛がれるメインヒロイン」だった。やっぱり京アニ作画のくせに強さは、六花みたいにコロコロと丸いキャラで活きてくる。執拗に繰り出された下段攻撃のモーションの美しさたるや。同じことは後半の主役(?)である凸守にも顕著。彼女もコロコロしたアクションやダイナミックな表情の変化が見どころなので、画の際だちがダイレクトに魅力に繋がる。11話で風に揺られる凸守とか、すげぇ破壊力だった。森サマーは最初ひどいキャラだと思っていたら、本作には他に替えが利かない「抱擁するキャラ」であることが判明し、少しずつ魅力を上げていった。「クラスのアイドル」→「腹黒鬼畜」→「実はやっぱり素直で良い人!」という変転が小ずるくてよろしい。くみん先輩については…………えーと、畜生です。一色は幸せになるといいね。 などなど、楽しい女の子について話をすれば、最後は当然中の人の話。こちらはメイン4人、一歩も譲らないデットヒートを繰り広げた。森サマーで新たな魅力を見せつけてくれた「永遠の織部やすな」こと赤崎千夏、代表役っていうと今までは雪歩くらいしか浮かばなかったがくみん先輩でぐいぐい押し出してきた浅倉杏美、どちらも期待通りの仕事だろう。また、最近ぐいぐいあげてきているといえば、なんと言っても上坂すみれ。まぁ、凸守の場合はキャラで得をしている部分も少なくないだろうが、それでも11話の演技を含めた「パーフェクトヒロイン凸守」が出来上がったのはすみぺの力があったのは間違いないだろう。流石に中二病への造詣の深さは一線級である。そして、そんな並み居る新鋭たちの中でも堂々の主役を勤め上げた内田真礼こそが、この作品の空気を決定づけた最大の功労者であろう。六花の2つのカラーを出すことが前提にありながら、結局「どちらの六花も六花なのだ」ということが分かるよう、根底に流れる小鳥遊六花を完成させた。よくもまぁ、これだけのキャリアで大役を果たしたものである。最近は若手でもガンガン来るからこういう大仕事も珍しくないのかもしれないが、今作のように1つ1つのキャラ作りが全体の空気を大きく左右する場合には、余計に際だって見えるのである。まあやは大きくなりそうな気がします。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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