最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
Akroan Horse アクロスの木馬 (4) R アーティファクトクリーチャー・馬 0/4 防衛 〜が戦場に出たとき、いずれかの対戦相手はこのコントロールを得る。 あなたのアップキープの開始時に、各対戦相手は1/1で白の、兵士・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。 Magicのブロックの作り方は大きく2つの方向性がある。1つは、セットのメカニズムを中心に世界を作っていく方法。たとえば「土地がテーマとなる世界」だったらゼンディカーという次元が生まれるし、部族システムを中心にすればオンスロートやローウィンが作られる。逆に、世界的なテーマを先に作り、それを表現するためにメカニズムを開発する方向性もある。「トップダウン式」と言われるこのデザインの草分けは神河世界だが、最近ではイニストラードが「ゴシックホラーの世界」にチャレンジし、様々な味のあるカードを産みだした。今回のテーロスは当然後者。「英雄と怪物が戦う神話の世界」を描くために、どのようなシステム、どのようなカードを作るか、というところからデザインがスタートしており、状況が目に浮かぶような、愉快なカードがいくつも産みだされている。この木馬も、そんな「分かりやすいモチーフ」のカードである。あの「トロイの木馬」の逸話を出来る限りMagicの文脈で再現したらこんなカードになった。場に出たときに敵側がうっかり自軍に持って帰っちゃうように出来ており、相手が気付かないとその中からポロポロと援軍を呼び出してしまうのである。ぶっちゃけ「やりたかっただけやん!」の極致であり、レアとしての性能がそこまで高いとも思わないが、とにかく相手に押しつけて「ほれ、早く気付かないと貴様の軍が内部から崩壊するぞ!」と煽るだけでちょっと楽しいカード。ま、相手にクリーチャーを1体送り出しているのは間違いないので、相手の「祭壇の刈り取り」で美味しくいただかれたり、「消耗品の弾幕」でぶん投げられたりしたらホントに何がしたいのか分かりませんけどね。万が一このカードが流行るようなら、俺の「門衛」デッキが火を噴くことになるぜ!!(ここまで夢)
Anvilwrought Raptor 金床鋳込みの猛禽 (4) U アーティファクトクリーチャー・鳥 2/1 飛行 先制攻撃 このセットに収録されるアーティファクトは全部で13枚。「魔鍵」や「印鑑」のようなサイクルがあるわけではないので、この数は普通のセットとしてはやや多い枚数である。そして、このクリーチャーのような「すげぇ普通」がちょいちょい含まれているのがかなり謎。なるべく単色で組めるように、無色の余剰分を残しているということなのだろうか。たとえばこのクリーチャーは、色つきでいうと「突撃ペガサス(9ED)」とまったく一緒。つまり、白ならおよそ3マナというクリーチャー。それがどんな色でも4マナで使えてしまうのだから、飛行色の白や青はやや割を食った形になる。何しろリミテッドの雄である2/2フライヤーがあっさり止まるのだから。まぁ、だからこそこのカードがアンコになっているのだろうが……でもあんまり積極的に使いたいと思わないデザインだよなぁ。「千年王国のガーゴイル」がコモンだったわけだしなぁ。アーティファクトクリーチャーのデザインって難しいね。
Bronze Sable 青銅の黒貂 (2) C アーティファクトクリーチャー・黒貂 2/1 こちらも「なんか普通のアーティファクトクリーチャー」シリーズだが、良く見ると特別おかしなことが1つある。そう、クリーチャータイプだ。「貂(テン)」とな?! ビーストでもないし猫でもないし狐でも猟犬でもない。あくまでテン。なんで突然そんなクリーチャータイプが現れたのかはまったくの謎。当然これが史上初。ひょっとして、これも何かギリシャ神話に云われがあるのだろうか? うーむ、謎だ……これがアーティファクトなのも謎だ……誰か、元ネタ知ってたら教えて下さい。ちなみに、テンなんて動物はなかなか普段接する機会が無いので、画像検索して改めて見ると、あら可愛い。
Burnished Hart つややかな雄鹿 (3) U アーティファクトクリーチャー・大鹿 2/2 (3)、〜を生け贄に捧げる:あなたのライブラリから最大2枚までの基本土地カードを探し、それらをタップ状態で戦場に出す。その後、あなたのライブラリを切り直す。 謎アーティファクトクリーチャーシリーズはまだ続く。今度は金属製の鹿。これも何か元ネタがあってこんな能力なんだろうなぁ。さっぱり分からない自分の教養のなさが悔しいね。「ギリシャ神話 鹿」でググろうにも、割と色んなところに出てきているらしくて特定出来ないしさ。まぁいいや、とにかく、なんか豊穣を表したりするんじゃなかろうか。出してサクればどんな色からでもお手軽に「爆発的植生(ONS)」。トータル6マナかかるが、この効果ならばそこまでやる価値はある。何しろ怪物を雇うならばマナがいくらあっても困らない世界なのだし。今回緑に土地サーチがほとんど無いので(変則型の「ナイレアの試練」のみ)デッキスタイルを整える上では割と重要なカードになりそう。
Colossus of Akros アクロスの巨像 (8) R アーティファクトクリーチャー・ゴーレム 10/10 防衛 破壊不能 (10):怪物化10を行う。 〜が怪物的である限り、それはトランプルを持ち、防衛を持たないかのように攻撃出来る。 これは何となくイメージが分かるね。巨大な石像とかが暴れ出すイメージか。書いてあることは色々とアホなので、基本的にはロマン枠。世界初、公式に20/20トランプルクリーチャーなので、そりゃまぁ、達成出来ればゲームには勝てます。8マナ10マナなんてアホか! と思うかもしれませんが、過去にはコジレックさんやエムラクールさんだって普通に唱えていた時代があったんですから。うっかりこいつを1引きしちゃったら、後は何とかマナを伸ばすカードを引きまくるしかない。まぁ、緑のコモンにアーティファクト追放するカードがあるんだけどね。
Flamecast Wheel 炎放ちの車輪 (1) U アーティファクト (5)(T)、〜を生け贄に捧げる:〜は対象のクリーチャーに3点のダメージを与える。 これも多分元ネタがあるんだろうなぁ。どんな色でも火力が使えるようになるぼったくり品。過去には似たようなジャンルで「ツキノテブクロのエキス(LRW)」てのがあったけど、3マナで設置して即起動出来たアレに比べて、このカードはアンコモンのくせに随分弱体化している。プレイヤーに飛ばせないし、起動マナがやたら重いし。こんな出来でも3点火力なら使わなきゃいけないこともあるのだろうが……なんかこの世界のもっさり感を全て体現したようなカードである。
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「もやしもん リターンズ」 6→6
先に言っておくと、本作で一番納得がいかなかったのは、途中でエンディングが変わってしまったことである。多分歌っているアーティストの宣伝の意味も込めて、正式なバージョンも流しておかなければいけないってことだったんだろうけど、せっかく作った特別版なのだから、最後まであの愉快な歌詞で通して欲しかったものだ。あと、出来たら2番以降もちゃんと作詞して一本の楽曲として完成させて欲しかったっていうのもある。カラオケで歌っても90秒で終わっちゃうのがなー。まぁ、最終回はきちんと戻してくれたので、そのあたりの気遣いはありがたかったけども。 などとどうでもいいことに言及してはいるが、作品の内容的に不満は無い。エッジの効いた作品の多いノイタミナの中では「安定して人気のある原作を安定したアニメに」というだけのものなので取り立てて驚くような部分は無いのであるが、1期と2期の間の充電期間も長かったおかげか、品質は常に高いものを維持してくれていたし、シナリオラインも1クール分でしっかりとメリハリが効いていて非常にまとまった作品であるという印象を受けた。原作ファンからすると今回のフランス編がどの程度のウェイトを置くべき話なのかは定かじゃないが、遥さんの結婚話がメインというだけでも、わたしはそれはそれは満足なのです。どうなんでしょうね、原作が続いてるってことは、ちゃんとここから3期もあるものなのかしら。あの引き方だと、案外遠くない未来に3期目も見られるのかもしれませんな。 映像面などでも不満点は無いし、シナリオも手堅く、(おそらく)原作ファンにもきちんと応えるものになっていた。それだけで充分といえば充分なのだが、まぁ、いかんせん地味ではあるよね。結局原作つきのアニメってそういう見方になってしまうのが辛いけれども。逆に言えば「そういう見方が出来ればソレでいい作品」というジャンルもあると思う。この作品はその代表ってことで良いのではなかろうか。個人的には、この作品は非常に珍しい「大学のキャンパスライフを中心に描いた作品」という特徴があり、「研究室の仲間達の結束」っていうのが楽しめるだけで、充分オリジナルな作品だと思うし。あ、あとは菌たちですね。この作品のありがたいところは、最後の最後まできちんと「菌が主役」っていう部分を貫いてくれたところ。オリゼーがクニクニと悩ましく蠢く様は、いつ見ても可愛らしかったです。 中の人については……「夏雪ランデブー」の方に詳しく書けばいいと思う。いや、違うか、他の人について書けばいいんだ。個人的な興味から言えばやっぱり沢城ですかね。短いフレーズではあったが、フランス語でも何の違和感もなくまくし立てられる「発声・調音」の妙。そしてサブキャラとして参加するというハンデをものともしない存在感。相変わらずの無双っぷりでした。また、今作は野郎3人組の相性がやたらによくて、「恰好いいキャラ」じゃないので男の方が映えるという希有な作品。阪口さんにこにたん、杉山さん。今回は杉山さんも美味しいところを持って行ったけど、渋声関西弁のこにたんが実に良いのですよ。ちょっとしたラッキーシチュエーションにドキドキ、なんてのもあったし。遥さんと美里の関係性って、今後どうなっていくんでしょうね。そして他の研究室メンバー、かんち、麻美子、樹教授役の西村知道氏。やっぱりこの研究室は良いなぁ。 是非ともこのままのキャストでの3期に期待したいところですな。
終わった……終わりましたよ、最終話。はぁぁ……
何から書けばいいだろうか。予想通りの展開で終わるかと思ったらエピローグがぶっ飛んだこととかに触れるべきだろうか。でもなぁ、もう終わってしまったら、なんだか放心してしまってなぁ。 いや、書こう、とにかく、最後の最後に島尾がやりきって逃げたのは、なんと「六花さんを誘う」という恐ろしい選択だった。いや、島尾は既にかなり早い段階から(おそらく亮介に出会う前から)、もし六花と意思疎通がはかれたときにどうするか、ということは決めていたのだろう。彼は自分が「いてはいけない」ことを知っていたし、六花が不幸になってはいけないとも思っている。あそこで彼女を「伴う」ことだけは、彼は間違ってもしないはずなのだ。それが分かっていながらも、六花さんのどこか虚ろな決心を見ていると、「もしかして」と思えてしまうのが恐ろしいところ。亮介もあり得ないくらいに取り乱し、その「万が一」が起こってしまわないかと果敢に飛び込んだわけだ。 結局、島尾は自分のやるべきこと、やりたいことをやりきった上で「脱出」し、残された二人に全てを任せた。彼はひょっとしたら、自分が出てくることで半ば強引に六花さんを前に進めることを狙っていたのかもしれない。彼があのタイミングで行動に出て、無理矢理存在を気付かせたからこそ、六花さんは亮介への想いも確認してしまったのであるわけだから。「昔」も「今」も本当なら、当然退くべきは「昔」の方。それでもあの亮介に素直に明け渡すのもちょっと癪だったので、置き土産代わりに吸血鬼のまねごとをして、島尾は去った。多少の荒療治ではあったものの、六花さんが正しい道を進むための、彼なりの最善策だったのだろう。 結局最後まで亮介は傍観者になってしまっていたのはなんだかなぁ、という気もするのだが、彼が六花さんに向けて漏らす言葉っていうのは、1つ1つがこっぱずかしいくらいにまっすぐで、あけすけだ。彼のこういうどうしようもない性格があったからこそ、六花さんも向き直ったし、島尾も安心して任せられると思ったのだろうけど。なんや、終わってみれば単に一組のバカップルが出来ただけやないか。くそう、お幸せに。 いや、違う、お幸せだったんだよ。もうそこも片付いたんだよ。エピローグの部分は、これまでのじわりじわりと推し進むシナリオラインとはかけ離れた大ジャンプだったおかげで、正直ぽかーんだった。しかし、あの山中のシーン以降、亮介も六花も一言もしゃべってはいないのに、彼らの生涯がどうなったか、というのが全て分かってしまうというのも、すごいといえばすごいエピローグである。娘さんの年齢を考えるとあまり大往生って歳でもなかったみたいだが、きっとあの店で過ごし続けた六花さんは幸せだったんだろう。そして、「彼女の生涯全てをもらった」亮介も、当然幸せだったのだろう。「恥ずかしい台詞を飛ばし続けるバカップル」だとイラッとするのに、「生涯二人で幸せだった老夫婦」だとすごく良いものに見えるのは不思議なものである。 最後に残されたのは、全てを見続けた島尾だけ。一瞬、「結局成仏してないんか、ひょっとして六花さん達の新婚生活はずっと監視し続けたのか?! 亮介もおちおち家庭が作れやしない!」と思ったが、流石に島尾は彼女たちには干渉せずにいた、もしくはきちんと還るべき場所に還ったんだろう。「開かずの間」が在り続ける限り彼の存在も現世に残ってはいたようだが、少なくとも「島尾の未練」はあの山の中で断ち切れたわけで、それから先は現世に関与することは無かったはず。あのシーンで再び舞い降りたのは、おそらく「六花(と亮介)の未練」であるところの島尾の最後のパーツ、つまり「開かずの間」が、完全に必要無くなった、ということを子孫に知らしめるためだろう。それをするのは六花たちの仕事ではなく、やはり島尾が蹴りをつけるべきだったのだ。まぁ、あんなちっちゃい子に処分を頼んでも伝わったとは思えないが……どうなるんでしょうね、あのお花屋さんは。 なんだろう、結局、11話分はものすごい密度で、じわりじわりと牛歩の趣だった今作が、最終話で一気に数十年分を巻き返し、しかもそこに取り立てて違和感も残さなかった。語られるべきは、全て語られていた。何も後腐れがない。空に消えていった島尾みたいに、多分この「お話」もすっと消えていくものになるんだろうなぁ。そう考えると、満足感の中にも、やっぱり寂しさが残ります。
「氷菓」 5→5
最後の最後まで、結局苦しんで見続けた作品だった。何がしんどかったかというと、何とか自分の姿勢を正しく保とうと意識するのが大変だった。どうにも、視聴前から「批判ありき」の姿勢で見てしまっている気がして、なるべくフラットに、フラットにと思いながら毎週見ていたのだが、結局、その苦しさは解消されないまま終わってしまった。これは私がふがいなかったのか、それとも作品がそれを許さなかったのか。現時点ではそこは分からないままだ。 まず、新番チェックの時と全く同じ確認だが、この作品は京アニ製作である。加えて、「佐藤聡美単独主演作品」でもある。この時点で、もう最大風速はハリケーンなみだ。楽しくないはずがないのだ。実際、期待していた部分については期待していた通りのペイがあった。京アニの作る動画はいつ見ても素晴らしく、本当にどうでもいい部分にまでこだわり抜いた作画は、圧倒的存在感を示すものであった。キャスト面にも不満などあろうはずもなく、メインヒロイン千反田えるは、立派にそのつとめを果たしただろう。そういう意味では何の不満もない。 何が受け付けなかったかといえば、全ては脚本だ。「京アニが全力でやってしまった」ことで、かえって拒絶要素までもが強くなってしまったのかもしれない。「けいおん」「らきすた」といった「原作時点で何も無いもの」を、京アニが肉付けして色づけしてコテコテに盛りつけるのを見るのは非常に楽しい。アニメスタッフがやりたい放題出来るので、京アニの楽しい部分が全てプラスに働く。しかし、本作の場合はどうやら「揺るがしてはいけない原作」というのがあるらしく、あくまで京アニはそれをサポートする立場だ。そして、「会話がメインの推理劇」という素材は、京アニの味を活かすための素材としては完全にはずしている。どれだけ効果をちりばめたところで、どれだけ画面を賑やかにしたところで、淡々と進めるだけの会話の本質には触れられない。「画と中身が一致しない」といえばいいのだろうか。極端な話、奉太郎がしゃべっているときの映像というのは、彼の話す内容を簡略化して表したものであることがほとんどなのだが、それが全てであり、プラスアルファが現れてこない。そこを事細かに描いても仕方ないだろう、という思いが先に来る。 似たようなデザインはシャフト+西尾維新にもあるわけだが、西尾維新の場合、基本的に並べ立てられた言葉には、1割も意味など無いと言っていい。まくし立てるだけまくし立てて、それはとにかく「しゃべりたい」だけだ。それなら、話の内容を無視して画面は好き放題に遊ぶことが出来てしまう。そんな「張り子の脚本」と、シャフトの「あさっての演出」は、本当に水があった。 しかし、今作の場合はそうはいかない。極論してしまえば、この作品の脚本は「京アニに演出されることに耐えられない」。アニメで必死に意味づけをしようとあがけばあがくほど、その脚本が拙いということが露呈してしまい、ボロが出ることになってしまう。 いちいち例を挙げられるわけではないが、近いエピソードだとバレンタインチョコの話なんかはそのもやもやが分かりやすい回だった。あのエピソードで脚本が描きたかった(と思われる)のは、里志の珍妙な悩みであろう。しかし、あのエピソードを見て、彼の持つ悩みに共感出来る人間がどれくらいいるだろう。彼の取った行動、そしてそれを見て奉太郎が取った行動を理解出来る人間がどれくらいいるだろう。里志の場合にはデータベース云々というキャラ付けがもう色々と無理をしていることもあるが、あまりにも突拍子も無いことしかしないために、「どう演出したって分からない」のである。こればかりは、結局最後の最後まで「そういうものだ」と思って見ることが出来なかった。理屈をこねるアニメのはずが、何故か理屈に合わないことしか言わないし、明らかにおかしいことを言っているはずなのに回りはそれに感心しながら話が進む。こればかりは、画をどういう風につけるか、という問題ではなかったように思うのだ。 繰り返しになるが、当然、スタッフはやれることを最大限にやっていたと思うし、「京アニのアニメ」として、その部分に不満は無い。ただ、やはり何事も向き不向きがあるわけで、今作脚本はどうあがいても「アニメ向き」ではなかったと、そう言うことだ。いやしかし、中の人は贅沢だったなぁ……ほんとにちょい役で色々と驚く名前が出てたからなぁ……。
この破壊力、ロリみゆきち、第11話。「ヒトランダム」での入れ替わりシチュ、「キズランダム」の感情暴走シチュにつづいて、今回はそっちの道でのファンも多そうな「ロリっ子シチュ」である。なんだこれ。すげぇな。
前半パート。いきなりの初詣から始まって何が起こったのかと戸惑ったが、ロリ化した3人を見て季節とかどうでも良くなる。藤島さんに助けて欲しいくらいのカオス設定である。すげぇな、ふうせんかずら(的なもの)の仕業にしちゃえば何が起こっても不思議じゃないんだもんな。とにかく愛らしいロリ唯、ロリ伊織、そしてロリいなばんというハイパーな布陣で、「うわぁ、今回のコレ、いっそ映像特典とかそっち系のノリなんじゃねぇの」と思えるくらいの幸せ展開。そりゃ実際被害に遭っている人間は大変だろうが、回りからみたらほのぼの展開で幸せ満載ですよ。実際、伊織と唯もテンションあげてやがったしな。 しかし、これが一転、後半になるにしたがって、実は今まで以上にえげつない「遊び」であることが次第に判明してくる。新たな刺客が繰り出してきた神技「時間退行」は、身体が縮んで衣類が絡んでエロい目に遭うとか、知人に知られると都合が悪いから身を隠さなきゃいけないとか、そんな直接的な影響は大きな問題ではない。嫌らしいのは、「退行した時間の記憶をひっさげて戻ってくる」という部分である。確かに、これまであったどの事件よりも抽象的で、とてもイメージ出来るようなものじゃないので難しいが、「今の自分と過去の自分の記憶・感情が共有している状態」って、多分ものすごく怖い。義文が悩んでいた事例もそうだろうが、「過去の自分が何を思っていたか」っていうのは、励みになることもあるだろうが、往々にして「齟齬がある」という事実の方がマイナスに働くんじゃなかろうか。「過去の自分」が知らないことを「今の自分」は知っているわけで、そのギャップが埋まらず、理知的に調和を求めることが困難であるということ。1人の人間の中にも簡単に矛盾が生まれることは、一定の時間軸の中で慣れて、鈍って、帳尻を合わせている人間ではなかなか経験出来ないもの。それが押し寄せてくるというだけでも、それは恐怖だ。 また、姫子が言っていた通りに、「完全なる過去の自分がそこに居る」ということも恐ろしくある。誰だって「今の仲間達」に過去の自分を見られるっていうだけでも恐ろしい。ましてそれが恋愛感情まで含んだ複雑な関係にある仲間たちであり、過去に様々な火種を抱える人間だったらなおさらだろう。おそらく「過去が見える」ことでダメージを負っているのは姫子と伊織の2人、そして「過去の記憶が同居する」ことにダメージを負うのは義文と唯ということになるだろうか。唯の方は、なんだかとってつけたように「昔の空手のライバル」が登場したのでそちらの悩みということになるし、義文はこれまでアイデンティティとして維持してきた「唯への想い」の出所について、改めて自問しなければならない。 ほんと、地味で難しい制約でもって揺さぶりをかけてくれる作品。よくもまぁ、こんな嫌らしい設定を思いついたもんだ。太一が一人だけ退行しない、っていうのも、確かに設定上の必要性もあるだろうが、更に太一を個別化し、分離させるという働きもあるのだろう。退行の恐ろしさを知らない太一は、これまでのように「俺も頑張るからお前もがんばれ」という単細胞な自己犠牲論が使えない。あくまで傍観者として、残った4人の苦闘を追いかけなければならないのだ。なかなか気の利いたハンデマッチではないか。 それにしても……良いロリだな!(改めて) まぁねぇ、沢城さんは元々ロリキャラから芸歴が始まった人ですし、豊崎もロリ、というかユルキャラはホームグラウンド。ひーちゃんだって幼児みたいな役はお手の物ですよ(妖精さんとかな)。見て可愛い、聞いて愉快なトラウマ保育園の次回に期待。あー、でも若返る幅はランダムなんだよなー。中学生くらいだと大して変わらんなー。正直、高校生が14歳に若返っても大してかわらんやんけ、とも思うのだが、これくらいの年齢での1〜2年って本当に大きいんだろうなぁ。もう、おっちゃんくらいの歳になるとさっぱり覚えてないけども。 今回からシリーズがスイッチということで、当然のようにエンディングが変更。今回も、曲も映像も刺激的である。映像は初見の印象で「なんかピングドラムみたいやな」とか思ったら、コンテ演出がマジで幾原さんだったから吹いた。わかりやすすぎるやろ。
馬でふんだ後に本人も踏んでくれるなら無問題な第12話。うわー、気持ち悪ーい、アニメキャラに踏まれること考えてるなんて気持ち悪ーい。中の人に踏まれたいに決まってるじゃないですか。
さておき、順調に予定通りに進んでいるな、という流れで、最終話までの最後の橋渡しとなった1話。今回のお話の中だけだと特に大きな事件はないが、順調に合唱部の面々が自分たちのやりたいことの下拵えを整えている様子が描かれていく。「あの子達が頑張っているんだから」といって回りの生徒や大人達も巻き込んで次第に大きなムーブメントに……というのが分かりやすい筋だと思うのだが、いかんせん尺の短さもあって、たかだか5人ではあまり大きな影響力は出せていないように見えるのは残念なところ。今のところ、紗羽ちゃんが土下座したことにより、志保さんを巻き込んで町内会くらいは引き込めたかな、というのが最大規模の変化である。次回予告を見るとどうやら白祭当日は雨になるみたいなので、果たしてお客さんは来てくれるのかどうか。 もっと残念なのは、他の生徒達への影響力。結局部長会議では否決されてしまったので白祭の開催自体はどうしようもないし、校長を奮い立たせる程度の影響はあったが、それも理事長相手では簡単にはねつけられてしまった。来夏が部長会議で言ってたのと全く同じ台詞を繰り返すという、校長の精一杯の反抗だったにも関わらず、理事長にはワイン一本でおしまいである。 普通の青春ドラマなら、次回予告であったように理事長に「帰れ!」と突っ返され、停学を突きつけられたところで後押しをするたくさんの仲間が駆けつけてくれて盛大な白祭が巻き起こる、という展開が待っているはずなのだが、そこまでいくにはちょっと規模が小さすぎる気がする。せいぜい、商店街のおっちゃん達が野次馬代わりに覗きに来て、あとヘルプしてくれるのは声楽部のツンデレ部長あたりに期待が持てる程度だろうか。服飾部や美術部も見に来てはくれるだろうけど、あいつらそこまでテンション高くないから、理事長に怒られたらさっさと帰りそうだし。 となると、最後の期待は教頭に託されることになる。来夏の働きかけにより、今回ついに声楽部の広畑部長を揺さぶることに成功。奇しくも同時にまひるさんの墓前で教頭と和奏の感動の和解劇も展開したおかげで、声楽部についてはかなりの深度で侵略に成功している。校長が役立たずであることを考えると、やはり理事長クラスを押しとどめられるのは教頭しかいないだろう。出来たら教頭には一緒に歌うところまでいってもらいたいのだが(当然エンディング映像にも入ってもらう)、どの程度食い込むことが出来るだろうか。声楽部も部活一同で頑張って欲しい気もするが、いざ歌うシーンで合唱部5人が喰われちゃうと困るから、まぁ、とりあえず伴奏の上野さんだけでいいや。 以上が、白祭に関わることが出来そうな全要素である。さぁ、この陣容でどれほどの感動を生み出せるというのか。はなはだ不安ではあるが、頑張ってくれたウィーンに報いるためにも、何とか涙が止まらない大団円を迎えて欲しいものだ。あと、エピローグ部分に紗羽ちゃんと大智のちょっといい感じの後日談とかいれてもらえるとちょっとニヤッとするかもね。紗羽ちゃんにそんな気は無いだろうけど、大智はまんざらじゃないぜ……いや、あんな子が近くにいたら、そら黙っちゃいられないと思いますけど。 今回のお話を見ていて上手いなと思ったのは、ちゃんと合唱部5人が5人分のがんばりをしているというところ。来夏は一番直接的に活動しており、声の大きさが一番なので回りへの影響力は大きい。白祭への思いも人一倍であり、冒頭でオープニングに繋がる演出なんかは、分かりやすいがグッと来るものがある。紗羽は大道具の仕事が捗る一要因になり、町内会を動かす大きな役割を果たした。大智は言わずもがな。積極的には何一つ必死になっていないように見える和奏も、教頭とのパイプを繋ぐのに手を尽くしていた。ウィーンだけは「小道具作り直し」という一番地味でしんどい仕事が回ってきていたが、実は彼の一番の仕事は「合唱部内での不和の解消」だったりする。こういう役割が1人いてくれると、集団ってのはスムースに回るもんなんですよね。 さぁ、次回が泣いても笑っても最終回。一体どうなることやら。次週の活躍予想は、本命は当然和奏・教頭。時点で紗羽のお父ちゃん。大穴でヤン。
私服シャイナさんは本当にお綺麗ですよね、第24話。若かった頃のつんつんした感じが無くなって、今じゃすっかり良いおねーさんですやん。いや、いくつなのか知らないけども。今週はキャラ絵がビビッと決まっていたので、シャイナさんもアリアさんも可愛らしくて素敵でした。
全員集合で最後の遺跡。先週の予告で引っ張られていた「光牙の宿命が明らかに!」の部分がまず1つ目の山場だったはずなんだけど、結局のところ「シャイナさん、あんたもあんまりよく分かってませんやん」みたいなもっさりした印象。マルス対聖闘士軍団の過去の戦いの時に、隕石が降ってきて勝敗がうやむや、そのときに副産物として(?)生まれたのがアリアと光牙で、片やマルス陣営に、片やアテナ陣営に分配されたとのこと。……まぁ、それって結局「出生不明」っていうだけではないんだろうか。一応光牙とアリアに「血の因縁」が出来たと考えられるけど、兄弟なのかどうかもはっきりしないしなぁ。ただ、拾われっ子だとすると、少なくとも光牙・アリア組の方がエデン・アリア組の偽りの兄妹よりは関係性は深いってことになるのかな。三角関係で血みどろだったけど負けてしまいそうなエデンさん涙目である。いや、血縁がない方がひょっとしたら幸せなのかな? この中に一人、兄がいる! そういえば、シャイナさんが話していた回想シーンでは、5人の聖闘士がマルスと対決している様子が描かれているのだが、きちんと本編未登場のフェニックスの姿も描かれていましたね。他の4人が青銅聖衣で戦ってるのに、一人だけしれっとサジタリウス聖衣を着ている星矢さん鬼畜。 とにかく、光牙とアリアが何かというと光の小宇宙をばらまいていた理由はちょっと判明。すっきりしたところでいよいよ雷の遺跡である。最後の遺跡はこれまでのなおざりだった遺跡群とは違って、いかにもラストバトル出来そうな気合いの入った造形。おかげで行く道には3人もの白銀聖闘士が待ち伏せているという大盤振る舞いである。まぁ、ここに光牙達が来ることは明らかだったわけで、今までサボりまくっていたマルスさんだって流石に人員は配備するよね。おかげで綺麗に「ここは俺に任せて先に行け」展開が実現。もちろん、今回の主目的はエデンと光牙の対決を描くことなので、残り3戦なんて描いてる時間は無い。「白銀聖闘士3人組」というだけで不安になったわけだが、予想通りの「瞬殺三位一体」を披露。かつてのヘラクレス・ムスカ・カリスマヨルの噛ませトリオもかくやという見事なやられっぷりであった。ちなみに今回は牛飼い座、キリン座、鯨座とのこと。ホエールってことはモーゼスの後釜じゃないですか。カイトス・スパウティング・ボンバーをみせて下さいよ!! で、外野がやいのやいの言っている間に、エデンと光牙は一人の女をめぐってのドロドロ痴話喧嘩。ここに来てアリアが今更昔の男のことを気にしだしたりと、なかなか火種は消えないが、シャイナさんの説得もあり、なんとかコアの破壊には成功。アリアが自分になびかないと判断したエデンは逆上し、とにかく今の男だけはぶっ殺す宣言、最後の殴り合いに突入。しかし、そこにアリアが介入したことで謎の闇エネルギーが発生し……というところで次回に続く。うーむ、何故闇の小宇宙が現れたのか、ってのは謎として興味深いところだ。出生の秘密を考えると、光牙やアリアは闇と光という相反する小宇宙を内在させた存在で、負の感情が高まると2人して闇に転げる可能性もある、とかいう設定なんだろうか。それとも、単にマルスさんが仕込んだ罠なのか。どうも今回の演出を見ていると闇の小宇宙は光牙の身体から出ていたように見えたのだが……なんなんでしょうね。「次回が楽しみだわー」と思ったのに、次回は脇役3人のお話じゃないですかー。だから今更栄斗の過去の悩みなんて興味ないんだって。 ま、とにかくお話的には一区切りですかね。今後はマルスさんがどういう風に動くかが楽しみです。とばっちりで闇空間に飲み込まれてたソニアさんは大丈夫なんでしょうか。そういえば、作中のCMでPSPソフトが紹介されてたんだけど、PSPのシナリオ、ポセイドン編なのかよ。ポセイドンさん、この時代にまた復活しちゃったの? この世界の神様連中は本当に面倒ごとしか起こさないな。ちょっとプレイしたいよ。 <その他>
「Accorder’s Shield/調和者隊の盾(SOM)」 C アーティファクト王国ミラディンからコモン装備品。当時はそれなりに使っていたので、多分リミテッドならあのときと同じ鬱陶しさ。装備品って、やっぱり存在自体が強い。
「Darksteel Forge/ダークスティールの溶鉱炉(DKS)」 R 何故帰ってきたのかよく分からない特大置物。今回からダークスティールがキーワード能力になったから、その記念だろうか。ちなみに、ミラディンの覇権は現在ファイレクシアのものなので、フレーバーもそんな世相を表したものになっております。
「Darksteel Ingot/ダークスティールの鋳塊(DKS)」 U こちらのフレーバーも……泣けるなぁ。アンコに格上げされたのは、ひょっとして純正のダークスティールが汚染のせいで貴重になったからか? まぁ、これがコモンだった方がちょっとおかしかった気がする。あの当時は普通に使ってたけど。
「Door of Destinies/運命の扉(MOR)」 R これも帰ってきたってことは、スリヴァーは抜きにしてテーロスは部族環境なんだろうなぁ。
「Elixir of Immortality/不死の霊薬(M13)」 U 地味に再録を続けるライブラリ修復マシン。別にそんなに毎回いらんだろ、とは思うのだが、必ず現れるリミテッドでライブラリを狙う不届きものに釘を刺すために、毎回頑張っている。つまり、私にとっても目の上のたんこぶということ。ま、地味に色んなデッキのコンボパーツとして活躍したりもするのだが。
数多の装備品が存在するミラディン世界から、何故か地味なこいつが復帰。でも今見ると装備コストは軽いし、案外強そうだな。暴行者捨てます、焦土歩き捨てます、突然の死!
なんと、実は5年ぶりの帰還。去年「狂乱病の砂」が作られるまでこの業務は空席だったわけだが、せっかく作った上位互換新人も一切注目されなかったので、ここはやはり大看板である彼に帰ってきてもらうことに。1引きミルからの無慈悲なジェイス戦法。
ミラディンからやってきた「樽二世」な全体除去。当時はウィニー殲滅や、エンチャントなどの汎用除去として活躍。トークン相手にべらぼうに強いため、今後の環境次第では充分メインで狙える実力派。
お久しぶり。かつては基本セットと言えばこいつ、というくらいにひたすら我々の視界に入り続ける鬱陶しい奴だったが、しばらく居なかった期間があり、3年ぶりなのでやっぱり鬱陶しい。
これが再録はちょっと意外。この手の「ぽっと出の新作強いカード」って1年で消えるイメージがあったから。やり過ぎず、デッキの作りがいもある、良いデザインだったってことかね。でもリミテッドで出されるとマジで苛つくぞ。
基本セットパックの値上げに貢献するサプライズ。まさかここでミシュラランド筆頭候補のカードが帰ってくるとは。一応スリヴァーとのシナジーを見込んでのことなんだろうか。ラヴニカにあった種族ギミックっていうと……えぇと……ネズミ?
「Simmering Grotto/ゆらめく岩屋(ISD)」 C こちらもローウィン原産ですね。コモンにいるせいで地味だけど、実は結構便利よね。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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