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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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なんやこの展開(驚愕)……第7話。えーと、えーと……

 いや、嫌いじゃないんです、正直言って。やっぱり強引な筆力がものを言っているのか、不覚にもラストの「爆ぜろリアル」は割とグッと来たりしたんです。六花が涙を流すシーンが右側アングルっていうのもなかなか面白い部分で、今までギャグとしてしか描かれて来なかった六花の涙が、彼女のトレードマークである眼帯と合わさる演出はキました。相変わらず京アニの「泣かせ」っぷりが堂に入っている。石原さんも狙ってやってるだろうから質が悪い。

 ただ、この展開は果たして正しい方向性なんだろうか? 以前も触れたことなのだが、この作品における「中二病」要素っていうのは、「一切理由があっては駄目」なものだと思うんだ。中二病にかかるのはそういう年齢だから、という以外の何ものでもなくて、それ以外の要素は普通の青春物語が構築できる、っていうバランスが面白いと思うんだ。だから、多少無茶苦茶なキャラクターであるはずの六花に対しても、回りのみんなは明るく接してくれるし、引いたり、いじめたりという無駄な現実感が排除される。そこで残るのが「中二病と素のギャップ」という六花独特の武器であり、それを見るためにこの作品は作られているのかと思っていた。

 しかし、今回のエピソードがまるまる本当のことだとすると、もう誰も六花の中二病を笑い飛ばすことが出来なくなってしまう。もちろん、設定として「どないやねん」と思う部分も多々あるわけだが、とにかく彼女の精神構造が、本当の意味で「リアルを許容出来ず」に結界を張ってしまっているのだとしたら、それはもうネタでも美点でもなく、純粋な「弱さ」にしかならない。それを見せられても、もう今までのようなほほえましさは無くなってしまう。回りにいる人間、勇太や森サマーや凸守はそんなバックグラウンド無しでの「純正」中二病だったわけで、六花だけがそこにノイズを挟んでしまっては、回りの人間の立つ瀬もなくなってしまうだろう。残りの話数は5話残っているわけだが、このままの路線だと、勇太は本当にあった六花の「結界」を打ち破るために頑張ることになるのだろうか。シナリオラインとしてアリだとは思うのだが、これまで見てきたものとは違う作品になる、ということは覚悟しなければならないだろう。さて、どう転がしてくるのやら……。

 ま、個人的にはこっちのシリアス路線でもきちんとゴールが見えているならば見たいという欲求はあるのだが、もちろん、そんな面倒くさい悩みを抱えずに済む方法もある。「全力で凸守に逃げる」という方法が。相変わらず、彼女のスロットルレバーが一番押しやすい。いつの間にやら森サマーともすっかり仲良くなって、ブレない彼女のエネルギーが最大の清涼剤である。がんばれ凸守! ぼくらの凸守! なんでそんなに乳を恐れるんだ! 中の人の胸部装甲を考えると相変わらずの違和感だぞ! 

 あと、他の面子も順調に個性を振り回し始めているのは良い兆候。くみん先輩のあざとさはどうかと思うのだが、執拗にカメラが迫っていたあの尻のだらしなさが凄く気になるところ。まぁ、寝てるだけの人がナイスバディの森サマーと並んでしまうと差が出るのは仕方ないところだけど。なんだかんだで一番楽しんでた森サマーも、突き抜けたらだんだん可愛く見えてきたぞ。しかし、今作のメインヒロインはあくまで六花のはずなのだ。六花、お前のメンタルはそんなもんじゃないはずだ。何とかこの暗く淀んだ空気を吹き飛ばして、また僕たちの前で華麗な盆踊りを見せてくれ。

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だからココ(の中の人)に酒飲ませちゃ駄目なんだってば、第18話。ココさんはまだ膝蹴りぶちかましてこない分だけ中の人よりはマシだけども。そろそろ1人でスパークリングワイン飲んで晩酌してる場合じゃないだろうにさ……

 さて、この作品で「phase.2」というサブタイトルなんだから、そりゃぁ戦況が煮詰まって壮絶な銃撃戦が繰り広げられるフェイズなんだ、って思うじゃん。実際、先週の時点で「どれだけ狡猾な作戦が、どれだけ強靱な軍隊が待ち構えているのだろう!」っておののいたわけじゃん? でもね、無かったですわ。まさに「亡霊」。出てきたのは枯れ尾花。騙されたのはトージョだけじゃない。視聴者全員スカッと振り回されておしまいだ。日野木さんに全員が全員はぐらかされたわけですわ。

 一応、SR班の最期を彩る銃撃戦はあったものの、ただでさえ残っていなかった人員を日本とジャカルタに割いたもんだから、大した人数はいない。うっかりやさんのトージョのおかげでちょっとはピンチな雰囲気も作ったが、お互いに致命傷に至らないというお約束のカーチェイス兼銃撃戦を抜けると、ヘリから無表情のレームたちに蜂の巣にされてしまうというあっけない幕切れであった(今週のバルメさんの出番ここだけ……)。なんとも尻すぼみな結果である。

 ただ、期待したのはこっちの勝手、あちらにはあちらの都合がある。日野木さんはとにかく「亡霊」であり、相手の裏をかくのが大好きなスパイである。SR班をどのように処理するか、というのは彼に一任されていたわけだが、もっとも「全員が幸せになれる」方法を選択し、我々を欺ききった。亡霊は戦いを求め、ココたちは安寧を求めた。その結果が、今回の「万歳突撃」だったわけだ。普通に考えたら納得出来るはずもない展開なのだが、少なくとも先週チェキータさんに殺された女性(黒坂さん)は最期まで笑顔を絶やさず、満足げに散っていった。そんな様子を見せられちゃ、これしか無かったのかもしれない、と思うじゃないですか。結局、「裏切り者」トージョが隊の本懐を一番全うしていたというのは、何とも皮肉な結末である。

 なんだか釈然としないこの気持ちを向ける場所が無いのが悩ましい。日野木は間違ったことをしてない。トージョは完全に踊らされていたが、最終的に彼の人生において残されたしがらみもなくなった(日野木の別れ際の誘い文句は意味深であるが)。ヨナも日本に来られてご機嫌だったし、ココもキャスパーも、商売の見通しが良くなって万事OK。だったら何も問題無い。強いて文句を言うとするなら、「そんな自然消滅寸前の幽霊部隊をキャスパーが疎ましがっていたのは何でだろう」ってなことだが、おそらくその疎ましさこそが「歪んでしまったSR班」の正体だったんだろうと思えば納得も出来てしまう。うん、やっぱり間違ってないんだ。……でもなぁ、前回からの引きのせいでなぁ。もうちょっと緊迫感のあるシーンが欲しかったけどなぁ。

 結論、タイ風幼女が可愛い。そしてそんな相手にまごまごするヨナきゅんも可愛い。今週の一番のハイライトは、海ほたるで観光したくなっちゃって一瞬任務を忘れてたヨナです。仕方ないよね、男の子だもの。なんで太鼓の達人やってた子のお母さんが無駄に巨乳だったんだろう。

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 嘲笑ゆのっち! 第6話。各種コラや煽り画像でお馴染み、あの屈指の愛らしさを誇るゆのがついにアニメに! わー、全然できてなーい。

 前回は一年生コンビのお当番回だったが、今回は打って変わって2年コンビ、3年コンビの友情タッグを描くお話。それぞれの学年にきっちりと性格が出ており、実に良い「ひだまりらしさ」が出ている名エピソードである。AパートとBパートでは温度差が大きいのだが、どちらのスタイルでもしっくり来るだけの受け皿があるあたりに、「ひだまりも本当に大きくなったなぁ」という感慨もひとしお。

 Aパートはゆの・宮子による2年生回。普段から仲の良い2人であるが、久しぶりにフルで絡んでおり、仲の良さが一層際だっている。3年生コンビがあからさまに「夫婦」としての仲の良さを発揮しているせいでこの2人の関係性っていうのは案外形容しがたいものになっているのだが、それでも、今回のエピソードを見ていると、「そういう関係性なんだな」っていうのがたっぷりとにじみ出てくる気がする。2人が知り合ってからまだ1年半しか経ってないという事実には改めて驚かされるわけだが、高校時代の1年半って、恐ろしい密度だからなぁ。それまでの十数年間の蓄積と同じくらいの価値があるのかもしれません。

 ま、相変わらず宮子にとってのゆのってどういう存在なんだろう、っていうのは謎めいたままなんだけどね。今回の会話からしても、宮子は完全に天才気質なので、彼女の内面を知るのって本当に難しい。そんな難物相手に友情を成立させるゆのっちも大物ではあると思うけど。過去には才能の差に思い悩んだこともあったけど、尊敬出来るほどの努力型であるゆのは、その友情をプラスに受け止めて成長の糧にしている。偉い、ゆのっち偉い。お風呂シーンでは、以前出来なかった水鉄砲が出来るようになってたよ! ちゃんと成長しているゆのっち偉い。まぁ、身長の方は……ね。でも、144㎝っていうほど小さいんだろうか? 近くにそういう人がいないからイメージが湧かないけど……声優でいうとあおちゃんクラスか。……ちいさっ!

 そしてBパート。こちらは進路に悩むヒロさんを描いたもので、中後期ひだまりの、ある程度シリアスな部分も切り取った代表的なエピソードである。ファンもその動向を戦々恐々としながら見守っている「卒業」というイベント。それに向けて確実に選択を迫られる高校生の悩み。個人的に、人生で進路ってものに悩んだことが無いのでその部分に共感は得られないのだが(人生って転がり落ちるだけだと選択しなくていいから楽なんですよ)、「今が楽しいからそこから動きたくない」っていう気持ちは痛いほどよく分かる。変わることっていうのは何にしたってエネルギーが必要。変化を受け入れるには強さが必要。だからそこに尻込みしてしまう気持ちというのは誰にでもあるもの。ヒロの場合、相方の沙英が既に何歩も先を見ていることもあり、そうした変化への反応がどうしても過敏になってしまうのだろう。決して弱い人ではないはずなのだが、どうしたって気分は沈む。

 そんな悩み多き若者に力をくれるのが、教師という仕事であった。普段はアレな吉野屋先生だが、回りの大人達からは「悪い先生ではない」と言われている通り、本当に生徒のことを考えて話をしてくれる。そういう裏表の無さはちゃんと教え子にも伝わっているようで、やはり何よりも後押ししてくれたのは先生の言葉だったんじゃなかろうか。そして、揺れるヒロさんを支えてくれるひだまり荘の面々。原作では描かれなかった他の4人の動向がアニメではきちんと描写されており、住人どうしでの信頼感が見えるようになっていたのは嬉しかった。まぁ、1年生コンビの関わり方はなんとも不器用な気もしたけど。基本的に「ヒロさんのことは沙英さんに任せるのが一番」っていう部分があるので、仕方ないところだろうね。あーいう局面で料理に関してはノータイムでゆのに任せられる沙英さんが男前。

 さて、結局ひだまりはどこで終わることになるのかなぁ。ゆのの物語だと考えると、沙英たちが卒業した後も1年続けられる可能性はあるのだけど……最上級生のゆのっちはちょっと想像がつかないよなぁ。やっぱり今の6人体勢が終わるタイミングで終了してしまうのだろうか。でも、沙英さんたちの卒業で完結して、ゆのっちたちが「さぁ、3年生だ!」で幕引きってのもなんだか半端な気もするけど……どうなんでしょうね。長く続けて欲しい気もするし、満足行くところで締めて欲しい気もする。こうして見ると、やっぱり「あずまんが大王」の構成って神がかってたなぁ。

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見てきました。本当は経済状態が苦しいので、これについてはスルーしようかとも思っていたのだが、回りの人間の評判が無闇に良くて(まぁ、そういう連中が集まってるから)、やはり見ておかないと寂しいってんで、休日に、雨が降ってるのにも関わらず頑張って行ってきました。出不精の私としてはかなりの努力。せめてこの努力の報いとしてパンフくらい下さいよ。最近必ず完売してるじゃないですかー!
 
 さておき、ギャバンである。毎週戦隊シリーズはYoutubeで欠かさず視聴しているのだが、残念ながらメタルヒーローには一切触れたことが無い。触れてみたい気もするのだが、これ以上カバー範囲を増やすとフォローしきれないので手を出さないようにしている。おかげで、ギャバンについての予備知識は、昨年度のゴーカイジャー映画、そして今年のゴーバスコラボでほぼ全て。そんな状態でも、まぁ特に視聴に問題が無いのは特撮作品の良いところですね。だって、恰好よけりゃいいんだから。
 
 先にちょっと大変だったところをあげておくと、普段慣れ親しんでいる戦隊ものとは時間配分が違うので、なんだかリズムが合わせられなかった、ということを挙げておく。何しろ戦隊ものといえばバトルの時間配分が完全に定式化されているわけで、残り時間から何が起こるかが全て予測出来て、それに備えて見られるのである。その点、ギャバンはどこでどういうバトルになるのかが読みにくく、盛り上がるためのクライマックスがちょっと合わなかった。具体的に言えば、たとえばロボ戦が無いのでどこが最終幕になるのかが想像しにくい。結局、遠矢を「ギャバン・ハイパーダイナミック」で切って捨てるところがラストなわけだが、そこまでの繋ぎがやたらあっさりしていて、ドン・ホラーの復活もなかったので肩透かしを喰らってしまった。それと絡めて、結局今作では、十文字撃という主人公の活躍パートがほとんどなかった、というのも悩みどころ。もちろん、アクションの主人公なのだから時間的には一番動いているし、恰好いいところも見せてくれているのだが、最終戦も含めて、その時間の8割を悩みに悩み抜いているのがちょっと重たい。何かに吹っ切れて根性でぶち抜くパートがもう少し長めに見られるとすっきりしたのだが。まぁ、元々元祖「ギャバン」だって重たい物語ではあるし、そういう方向性がメタルヒーローの根底にあるものなのかもしれないけど。知らなかっただけに、ちょっと物足りなさは感じてしまった。
 
 しかし、そうした不満点というのは「敢えて探すなら」というくらいのもので、やっぱり、あの銀色ヒーローが動き回っているだけで、もうそれでいい気がする。そう考えると、一番盛り上がったのはやはり2代ギャバンの同時変身シーンってことになるだろうか。感心したのは、最初の登場シーン(こちらもめちゃくちゃ恰好いい)が闇夜で、クライマックスの2人変身とは綺麗に対比しているというところ。最初の登場シーンは、薄暗い中でも嫌というほどに目立つメタリックボディの煌めきが暗い画面の中で容赦無く映えるし、2人変身シーンでは、陽光の下で堂々と着飾った2人のギャバンの並びが実に絢爛。あのデザインは、そりゃ強そうだわ。同様に、登場シーンはほとんど無くておまけ程度の存在だったシャリバン・シャイダーの2人も、出てきてそのボディを晒してくれただけで充分なご褒美である。「シャイダー赤いわ!」「シャリバン青いわ!」と突っ込みを入れるだけでも満足至極。
 
 戦隊との差異がシリアス目のドラマパートだったので、ひょっとしたら正しい客層のお子さん達は退屈なシーンも多かったかもしれないが、役者の年齢層がやや高かったおかげか、ドラマ自体の完成度は割と高い。中でも撃をやってくれたメインの人は実に良い「2代目ギャバン」像だったと思う。適度に濃い顔のおかげで、なんかそのまんま歳を重ねて宇宙刑事職が全うできそう。多分、キャスティングではその辺も意識して選ばれたんだろうなぁ。これで、イケメンでも薄い顔の人が選ばれたら「なんやねん」てなもんですよ。また、面白かったのはライバルの遠矢役をやった人。あんまりラスボスっぽい顔じゃないのでどこか抜けてる感もあったのだが、仮面を付ける関係もあって、声の演技が面白かった。単なるガリ勉タイプの人間バージョンのときと、仮面を被ったブライトンモードのときで、声の差がきちんとキャラに反映されていたのは良いと思う。2人の間に入ったメインヒロインの子も、なかなかエロくて良かったと思います。冒頭でイジリー岡田に襲撃されたときには、そのまんまギルガメるかと思って冷や冷やしましたよ。
 
 そして、なんと言ってもこの映画の主役(?)は、先代ギャバンですよ。烈さん、期待通りの、いや、期待以上の大活躍。渋くて恰好いいのにどこかお茶目。そこまで身体が大きくないはずなのに、実に動きの映えるアクション。もう、本当にステキ。いつもの廃工場で撃がやられそうになったときに颯爽と突っ込んできたのを見て、ちょっと泣きそうになりましたよ。久しぶりにお世話になったマクー空間で楽しそうに遊んでいるのも印象的で、なんかもう、この人が楽しんでくれれば他はどうでもいいや、ってな気になってしまった。「アクションスター」っていうカテゴリーって日本の芸能界だとあまり聞かないけど、きっと大葉健二のことを言うんだろうな、としみじみ感じた。あれ、でも去年の映画では連呼してた「よろしく勇気」って、今回は一回も使わなかったな。マーベラスにだけしか送らない言葉なんだろうか。
 
 そして盛り上がりを後押ししてくれたメインテーマ。今回はわざわざ串田アキラが録り直した別バージョンまで収録してくれている。エンドロールが、この手の作品にありがちな「総集編的な繋ぎカット集」ではなく、ただひたすら黒バックにメタルスーツのアップっていうのがまたしびれる。上映後の帰り際、私よりもずっと年上の2人組(多分リアルタイム世代なんだろうね)が「テーマソングが30年前と同じだった!」と興奮気味に盛り上がっていた。やっぱり、それくらいの破壊力があるんですよ、あれは。どこかで絶叫オフみたいな企画が無いもんでしょうかね。あー、カラオケ行きたい。
 
 やっぱり、メタルヒーローは恰好いい存在であるということがよく分かった。今回の劇場2作品で下地が出来たんだから、いっそ新ギャバンで新しいテレビシリーズを作ってくれないものだろうか。ギャバンだけで無理なら、いっそのことシャリバン・シャイダーも混ぜて「宇宙刑事3人組」で一年とかさ。せっかく新キャストが決まってるんだから、使わないのは勿体ないと思うんだけどねぇ。東映さん、お願いしますよ。

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 キャンサーさん、いらっしゃい! 第32話。アメリカ大統領選挙なんかよりもよっぽど世間の注目を集める「新たな蟹座像」(俺調べ)、一体どんな奴が登場するのか!

 
 牡羊座・ただのコネ
 牡牛座・ただのチンピラ
 双子座・ただのミーハー 
 蟹座 ・ただの蟹座←New!

 
 というわけで、先週のパラドクス戦など無かったかのようにつつがなく進行する十二宮攻略戦。毎度お馴染みオープニングロールのネタバレ部分では、主人公サイドのキャストが光牙とユナしかおらず、「龍峰一週間おねんねかよ!」と思わず突っ込んだのである。そして同時に明かされる蟹座の名前とキャスト。奴の名はシラー。キャストは松野太紀である。松野氏は、現在Youtubeで視聴中の「救急戦隊ゴーゴーファイブ」では名脇役ピエール役としても活躍中。「やたらと死人を復活させたがる人やな」とか思ったが、単なる偶然である。

 さて、正直言って光牙や龍峰と比べるとバックグラウンドが薄く、誰と対戦するにしても今ひとつインパクトに欠けるのがユナだ。ディバイントルネードなどの技も見た目に地味だし、せっかくの蟹座劇場にどうやって絡めばいいんだ、と思ったら、なんとシラーさんはちゃんと因縁が作れるように、パライストラの学友達を操ってマリオネットにしているという親切心。これならユナさんも遠慮無く義憤に燃えることが出来るって寸法だ。シラーさんは特に捻ることもなく、割とシンプルなネクロマンサーキャラとして描かれており、「死の香りが大好き」なんて変態チックなことも言ってはいるが、過去の蟹座のことを考えればかなり普通。そもそもこれまで出てきた黄金聖闘士が「骨を折るのが好き」「とにかく紫龍が好き」とイロモンしかいなかったわけで、単純な殺し屋タイプならばむしろ常識人と言っても過言じゃない。一応、パライストラ生徒たちを封じ込めて小宇宙採集装置にした「トゥーム・スクイーズ」(Tomb squeezeだろうか)の作り手がこの人だっていうことも判明したので、マルス軍における悪役レベルはかなり高いのだが、そもそも今回のゴールド連中は誰も彼もマルスに従っている時点で悪い奴なので、あんまり気にならないのである。下衆レベルでいったら権力志向のイオニアさんの方が薄汚いし。

 むしろ、シラーさんのデザインは割と恰好いい部類なんじゃないかと思う。蟹座って実は聖衣自体が結構良いデザインであることに加えて、シラーさんは自分用にデザインをいじったのか、あのギャグ要素強めだったマスク部分をちょいとしたおしゃれデザインにカスタマイズしている。美形外道キャラとしてみると、散り様が美しかった「ハトプリ」のコブラージャさんと遜色ない。歴代蟹座キャラの中では多分2番目の立ち位置である(デスマスクさんは3番目な)。決め技である積尸気冥界波のエフェクトも抜群に恰好良かったし、おざなりに使われたグレートホーンよりもよっぽど先輩思いのキャラであった。車田漫画って、「一本指」の使い方が恰好いいよね。多分ユナが相手だと決着は釈然としないものになってしまう気もするのだが、残った活躍の時間で、せいぜい素敵な悪役像を作り上げてもらうことにしよう。今思いついたアイディアとしては、ユナが黄泉比良坂でアリアと劇的な再会を果たし、それがきっかけでセブンセンシズに目覚めるっていう展開が良いと思うのだが、どうも地獄でアリアにあっても「イッペン死ンデミル?」って言われる未来しか想像出来ない。

 さて、アリアが必死にフラグを回収している一方で、長きに渡る金牛宮の戦いもついに決着(?)。全身を粉砕骨折させるという徹底した加虐に耐えた光牙が、なんか分からんがハービンジャーさんに認められてしまったようである。「もっと強くなってから俺に倒されろ」は割とよく使う台詞だと思うのだが、それってせめて一回ちゃんと勝ちをカウントするか、最低限相手と理念が一致していることを確認してから使う台詞だと思うんだけど。今回のシチュエーションでそんなことを背中に叫ばれても、「ひょっとしてハービンジャーさん、光牙のことが怖くなったんじゃね?」と思われても文句は言えない。いや、実際はアルデバラン戦と同じようなシチュエーションのはずなんだけど、多分問題は光牙がハービンジャーさんと会話する気が一切無いことだと思う。おっさん、完全に独り相撲でしたやん。ちょっと勿体ない。まぁ、登場直後の印象よりかは良いキャラだったとは思う。ただ、グレートホーンは「腕組みから光速の居合い拳」だったはずなのに、グレーテストホーンは腕組みするそぶりすら見せない単なるエネルギー波だったのはちょっと頂けないけど。

 ま、とりあえずこれで光牙は前進出来たよ。次週、一回休んだパラドクスさんとの1対2のハンデマッチ。女性相手に2人がかりとか、正義のヒーローもえげつないな。ところで蒼摩と栄斗はどこ行った? ……栄斗はもういいとしても、一応サブ主人公扱いのはずの蒼摩がここまでお休みなのは可哀想な気がする。このまま行くとミケーネさんとの「獅子座対小獅子座」根性どつきあい勝負になるのかなぁ。

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11月9日 ドラフト模様(RTR×3)
ピック順 【Mei】→【Sangriter】→【Alessi】→【Thraxi】→【Serra】→【Metallica】→
 
 秋の夜長のドラフト模様。個人的に辛いのはねぇ、パックが高いことなんですよ。通販とかの方が安かったのかしら。もう少し仕入れ先を考えた方がいいのかもしれん。あとは、えーと、えーと……特に新しい話題はありません。なんか新しい話題ないかなー、と思って「ギルド門侵犯」でググってみたら残りのギルドの魔鍵や土地の画像だけあがってましたね。キレーだった。今環境もボチボチ安定期。ここからがドラフト真の勝負、とか適当なことを書いてみる

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常時乱神モードのめだかちゃんが別キャラにしか見えない第5話。リサラとかリアスとか、そっち系の赤・ピンク髪系のヒロインだよ。今回は戦闘場所が屋外(仮)で明るかったせいで、余計にそれが目立つ気が。

 さて、毎度毎度「速い」「切りすぎ」とぶつぶつ言ってるわけですが、その流れは変わることなく、なんとまさかの加速。これまでは原作3話分を一気に消化していたわけだが、なんと今回は4話強である。コミックスが紙束のように消えていくよ! でもまぁ、今回は仕方ない部分もあるかな、という気はする。おそらく原作を知らない人が見ても、「これで4話分もあるの?」と疑問に思うくらいのものだろう。基本的に善吉のバトルだから内容は地味……なのさ。一番少年漫画らしい戦いといえばそうなのだが、バトル自体に今作らしい嫌らしさが出てるわけではないのでね。そういう意味では、このスピードで流しても視聴に耐える展開だったのは事実だろう。なお、前回からひょっとしてそうなんじゃないかとは思っていたが、対馬兄弟は既にいない模様。誰も損してないからこれは構わないな。

 ただ、やっぱり「見られる」とは言っても、カットされている部分は少なくないわけで……今回の宗像VS善吉戦の場合、本当に描かなければいけないのは、バトルの展開そのものではなく、宗像の捻れまくったキャラ設定のほうにある。原作時点でも既に「なんじゃいそら」という程度の無茶苦茶な設定で、正直今に至っても一番訳の分からんキャラだと思うのだが、その捉えどころの無さや、めだかの理念との対比を描いておかないことには、宗像の存在意義は無くなってしまう。そうした面では、やはり今回のカットされた宗像はかなり弱いと言わざるを得ないだろう。回想シーンもカットされていたし、善吉と互いのアイデンティティを確認し合う手順も薄い。わずか30分で暴れたり、騙したり、正体を現したり、忙しいメンタル状態だったわけで、アニメ視聴者には「訳が分からないけどとにかく薄っぺらい奴だな」という風に思われてしまう恐れがある。そう考えると、やっぱり「殺人衝動」についてはもう少し彫り込んで欲しかったように思う。ま、見せ場として「だから殺す」がノーカットでやってもらえたのだから、あまり文句を言う部分でも無いとは思うんだけど。

 結局「バトルとして地味」というのはアニメになる時点で一番のビハインドなので、肉体派の高千穂・古賀に挟まれたポジショニングが不幸だったと思うしかないだろう。一応メインパーティー側は善吉の奮闘ぶりやめだかちゃんと善吉の関係性もある程度は描けたわけだし、そういう物語だと思えば割と良いバランスなのかもしれない。どうせアニメじゃ宗像再登場まではやらないわけだしな。次回はいよいよ名瀬ちゃんのメイン回。こっちこそきっちりやってもらわないと、後々マイナス編まで関係するキャラなので影響は大きいだろう(ま、マイナス編がアニメ化されるのかどうかはしらないが)。古賀ちゃん・名瀬ちゃんのベストカップルの活躍に期待したい。

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<以下の文章は、放送当時に執筆されたものである>
 
 
○第18話「スペシャルレディオ」
 脚本・三重野瞳  絵コンテ/演出・渡辺正樹  作画監督・星野尾高広、門智明

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すおうみことってなんか聞き覚えのある名前だと思ってたけど、スクールランブルか、第6話。こんだけ珍しい名前で読みが被るってのは珍しい現象だな。しかもそれなりにメジャーな作品だと思うのに。ナバがやってるのは周防美琴、ツダケンさんは周防尊。要注意だ。

 今回は赤のクランを大きく掘りさげるお話になった。ず〜っと「赤のクラン」って書き続けるのもアレなので、ぼちぼち「吠舞羅(ほむら)」という名前で呼んでいくことにしよう(俺の辞書登録にまたどうでもいい単語が増えていく)。これまで疑問だったことがいくつか解決されることになったのでありがたいっちゃぁありがたいのだが、説明回とも言えるので、これまでみたいな急激な動きもなく、かといって愉快なシーンがあるわけでもなく、粛々と地味な印象のエピソードになっている。構成も非常に抑えめなのだが、ラストであのエンディングの演出があったので、一本のシナリオとしての落としどころは理解出来る。過去を語るエピソードのコンセプトは綺麗にまとまっていたんじゃなかろうか。我々視聴者は「これからどうなるのか」ばかりが気になるところだが、今回はひとまず、セピア色になった過去の話に一区切りである。

 クラン、という言葉もよくわからなけりゃ、王ってのが何なのかもはっきりしない。それは今でも変わらないことなのだが、一つだけはっきりしたのは、吠舞羅というクランは、周防尊が作り上げたものではなく、実質的に、そのカリスマを見いだし、祭り上げた十束多々良という存在が産みだしたものであるということだ。喧嘩も弱いし、どこかふざけていて威厳も説得力もない。あげくチンピラに絡まれたり周防をおちょくって怒らせたりと、どこかズレた側面ばかりが見える謎の男、十束。彼は見た目通りのことしかしていないはずなのだが、結果的に彼の存在が周防を王として立たせ、その周りに人を集めることになった。青のクラン・セプター4が警察組織として規律で集っているのに対して、吠舞羅の方は完全に家族として、仲間としての繋がりで集まっている。周防を十束が持ち上げ、それを草薙がサポートしたところに、八田などの仲間が集まった。つまり、無色の王に十束が殺害されたあの事件は、吠舞羅にとっては存在意義を揺るがしかねないほどの大事件だったわけだ。現時点では、赤と青の関係性が明確でないので周防が何を考えているかは不明だが、どうもそうした「赤と青の抗争」の根本には、「十束を失った吠舞羅」という状態が関係しているように見える。

 こうして、「吠舞羅の成り立ちと現在の状態」についてはある程度の理解が得られた。現時点で分からないのは、セプター4との関係性くらいだろうか。草薙は淡島さんと非常に親しい間柄のようだが、各々の組織が対立し続けていることについては深くは触れなかった。周防が軟禁されていることにより現在の平穏が保たれているらしいが、なんか面倒くさそうな単語も出てきていたし、その辺は置いておこう。また、前回暴れた猿比古というイレギュラーなメンバーの存在も気になる。今回、周防が手から「赤のエネルギー」を発して何かをやらかしているシーンが描かれていたが、どうもあのオーラ的なものこそが「王」であるための、もしくはクランに所属するための条件としてあるようだ。それを2つ使える猿比古の存在は、今後どのように揺さぶりをかけていくのだろう。

 そして、もう1つの謎といえば、今回ひたすら鬱々とし続けたシロ組の方である。前回ラストで菊理ちゃんから「知らない」と言われた「無色の王」。何故そんなことを言ったのか、というのが謎だったが、まさか社の記憶ごと抹消されているとは。そして、彼に関する記憶・記録が消えていくだけでなく、彼自身の記憶もどうやら怪しくなっているという。果たして何が起こっているのか。菊理の記憶が消えるというリアルタイムの現象が起こっている時点で、「全てが社の妄想だった」という落としどころはあり得ない。現時点でも、社を取り巻く世界で何かが起こっているのは間違いないだろう。それは一体誰の力なのか。少なくとも、吠舞羅やセプター4が関係しているとは思えないし、本来の「無色の王」であるはずの三輪一言も、今回の事件に関わっているとは思えない。となると、首謀者として考えられるのはやはり社自身ということになってしまう。彼が、赤と青のクランの関係性を揺さぶるために十束を殺害したことと、現在社が置かれている状況の謎は、何か繋がりがあるのだろうか。

 「自分についての記憶・記録が消えていく」という現象は、古今東西の様々なメディアで展開されるモチーフであるが、やっぱり何度見ても薄ら寒いものが感じられる。しかも社の場合にはその出自について視聴者も知らなければ本人も知らないのである。拠り所を失った主人公が今後どうなっていくのか、しばらくは鬱々とした空気が続きそうだ。何が辛いって、社との関係性が切れてしまったら、もう菊理ちゃんに出番が無くなってしまう気がすることである。いっそ彼女がどこかの王として立ち上がるくらいの展開希望。

 次回は淡島さんメインでセプター4と社の絡みになるんだろうか。クロは今のところあのどうしようもない人の良さのおかげで社に味方して空気を和らげてくれてはいるが、セプター4と刀どうしでぶつかり合ったらどうなるんだろう。とりあえず、そんなむさ苦しい対決よりもネコと淡島さんの破廉恥対決希望。なんだよ、あの次回予告の全裸連行シーンは。

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Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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