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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「百花繚乱 サムライブライド」 5→5

 後半になってから感想をあげ始めたことからも分かるように、なんやかんやで結構楽しめてしまった作品である。結果だけを見れば、1期よりも楽しめたのは間違いないだろう。トータルで1期よりも2期の方が面白くなるというのは、キャラの賑やかさを出した作品にはよくある傾向なのだが、きちんとそれが実現されただけでも嬉しいもんである。

 正直、序盤はそこまでのもんではなかったと思う。シンプルに切り分ければトゥルーシャドウ編が盛り上がらなかった、ということになるのだろうが、まぁ、元々萌えとシリアスのバランスが胡散臭い作品ではあったし、メイド喫茶経営奮闘記のくだりとか、謎の海辺での対決エピソードとか、今のご時世では既に懐かしい風味すら感じさせるクソアニメテイストである。幸村や千姫の熱烈なファンとかが見る分には問題無かったのだろうが、そういうニーズが無い人間からすると、「やっぱり2期グダるわ〜」と思ってしまうのも仕方ない。既に1期の終盤からグダっていた作品なのだからなおさらだ。グダった空気の中でも必死に刺激を提供してくれたぐつぐつさんに感謝である。

 そんな中、2期の中心としてストーリーを切り盛りしてくれたのはやはりダークサムライたちということになるだろう。彼女たちのキャラのおかげでトゥルーシャドウの経営も何とかお話として成立したし、「まだまだ何かがあるぞ」という期待感をギリギリまで持たせて引っ張ってくれたのは、良い新キャラライバルが登場したことによるものだ。後半の展開も普通にバトルものとして見られるものになっていたし、悲劇の中心としてダークサムライ4人の関係性を置いたことで1期ではなあなあだったシリアスパートが締まったのは間違いない。

 アニメ全体の出来としては、1期で見どころだった墨汁演出による新規性が薄まってしまい、あまり新しいチャレンジが見られなかったことは残念。特にシーンごとの繋ぎが非常に単調になってしまい、毎回毎回太鼓の「ドドン」と場所の書き文字だけ、っていうのがちょっと味気ない。墨汁も要所でバトルを盛り上げる要素にはなっていたのだが、「こういう作品だから一応使っている」程度のもので、「墨汁アニメならでは」という気概が見えなかったのは勿体ない。一応ラストのサムライブライドの白を引き立たせる効果を狙ってたんだろうけども。

 ただ、だからといってバトルがつまらなかったかと言えばそういうわけでもなく、ダークサムライ4人の変化に富んだギミックに加え、今回は一気にマスターサムライが増えた事で個々の持ち技のバリエーションも増え、きちんと「マスターサムライとなって手に入れた力」が見えるようになっていたのは悪くない。どうせ特に理屈はいらないアニメなので、思い切って振り回すシーンを理屈抜きで見られるようになっていればそれなりのものである。最後が尻すぼみだったことも含めて、「まぁ、この作品ならこれで」という着地点だったのではなかろうか。

 あとはやっぱり中の人。難点をあげるとすれば、ダークサムライ4人がおいしすぎたおかげで、既存のキャラが完全に食われてしまったことくらいだろうか。幸村とか非常に珍しい「くぎゅ解説キャラ」という立ち位置なのだが、流石に今回はサポートに回ることが多かったのであんまり目立ってない。千姫も同様だし、新キャラのはずの佐助なんかもメイン回1回やったあとは完全に空気であった(ラスト除く)。毎回「うきー」しか台詞が無い現場で赤﨑大先生はどんな収録に臨んでいたのだろうか。あとはもう、戸松劇場、日笠劇場、しゅが美劇場などなどを堪能する。良いアクセントになる進藤尚美の京都弁に加えて、ちゃきちゃきのキャラクターをやる能登麻美子、そして相変わらず上下に振れ幅がでかくて大変そうなあおちゃんの十兵衛など、相変わらずキャスト的ご褒美の多い作品でございました。

 3期、やってもいいんだぜ?


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 一週お休みしたけど玄武さん! 第62話。来週も休みだけど、この狭間のタイミングでがっつり印象に残るお仕事をしていくあたり、流石玄武さん如才ない。

 聖闘士星矢の世界では非常に珍しい、武器対武器の対決である。基本的に拳で勝負するこの世界において、剣と剣がぶつかり合う普通の斬り合いはものすごく新鮮。過去に武器どうしがぶつかった事例って、元祖では紫龍VSクリシュナくらいしか思いつかない(あのときもどっちかっていうと素手だしな)。フリージングコフィンすら断ち切る絶対的な力を持つライブラソードを手にして、玄武兄さんがその存在感を見せつける。

 しかし、恰好いいオーラを出し続ける玄武さんを相手取っても一切ひるまず、むしろその禍々しさが際だつのが「天地崩滅斬」。そこからあふれ出す小宇宙は玄武をひるませるほどで、その一撃は世界を破壊する。そして恐るべきはそのおまけ能力。なんとクロノデストラクションをぶちかまして小宇宙のない一般兵どころから光牙達ブロンズ聖闘士の時間すら奪い去ってしまう。今回はあくまでエーギルさんが借り物で粋がっていただけなのでこの程度で済んでいたかもしれないが、ハイペリオンさんが振り回したら下手したら玄武でも固まっちゃったんじゃないかと思える迫力である。前回までの時点で黄金>二級>三級>白銀という図式は明示されていたわけだが、今回は残念ながらこれに一級>黄金という不等式も成立させてしまうことになった。この絶望感はなかなかのものである。

 こんな絶望的な戦況においても、玄武兄さんの格好良さは一歩も引かない。押されっぱなしでいいとこなしやな、とか思っていたら、なんと彼の狙いは雑魚敵エーギルさんなどではなかった。クロノデストラクションによって封じられた若者達を救うため、「聖剣」の破壊を第一に狙っていたのである。自らの身体を犠牲にしてエーギルさんから聖剣をむしり取ると、全力全開廬山焦点覇。やったぜ! これで4本ある剣が早速1本壊れた! ……壊れない!! これは更なる絶望感。「黄金聖闘士が命を賭してまでの一撃を放ったのに目的を果たせなかった」というこの展開、パラサイト軍がハーデス軍に匹敵する実力を持っていることの証明である。この序盤戦でそこまで強い設定にしちゃって大丈夫なん? と不安になることしきり。今回の展開だけを見たら玄武さんは素敵に恰好良かったわけだが、後々になって2級パラサイトが光牙達に一蹴されるようになっちゃったら、「玄武さん、無駄死にだったんじゃない?」とか言われないか心配。いや、今からそんなこと考えても仕方ないのだが。

 とにかく、現時点では「あの聖剣にヒビを入れた玄武さん強い!」ということにしておこう。命を賭けた後輩へのメッセージを受けて、若手聖闘士達も大きな成長を果たすことが出来たようである。そして、番組開始から1年3ヶ月、初めて作中で「Ω」という謎の言葉が。てっきり光牙の覚醒を見て「おっ、セブンセンシズのことか?」と思ったが、玄武の口から出てきた言葉は意外や意外、「オメガ」という胡散臭い響きの言葉であった。果たしてオメガとは一体何なのか。それに目覚めると、ゴールドすら粉砕してしまった一級パラサイト相手に戦うことが出来るというのか。これだけのサプライズを残して、来週も放送お休みです!

 次週はついに星矢が出撃とのこと。「ついに」っていうか、今まで何してたんだろう、って話だけども、多分アテナがまだどうするか悩んでるのに付き合ってたんだろうなぁ。今回玄武が果てたことで、流石のアテナも重い腰を上げ、星矢はその先陣を切る役割ってことだろうか。星矢が頑張ってくれるのは嬉しいのだが、もっと昔の仲間をかき集めて戦力拡充しましょうよ。玄武の星が落ちた瞬間を世界各地で見届けたレジェンドの皆さん、早く戦線復帰して下さい。謎の男さんは氷原で何をしてたんですかね。あと、今回テーベさん何してたんですかね。


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6月21日 ドラフト模様(DGM,GTC,RTR

ピック順 【Mei】→【Metallica】→【Thraxi】→【Serra】→【Sangriter】→【Alessi】→

 

 ドラフトする夜は涼しいの法則。おかげで何とか精神に異常をきたさないでピック出来てます。いや、異常は既に起こっているのかもしれない。全部導き石が悪いのかもしれない。彼らは一体僕らをどこに導こうとしているのか。少なくともハッピーエンドじゃないのは間違いないと思う。まぁ、世界を導いているのは導き石なんかじゃなくて分割カードなんですけどね。

 


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 終わっちゃったな……最終話。まぁ、ラスト1話でまとめるならこれくらいの流れになるんだろうな、という覚悟はあったわけだが、思いの外あっさりと片付いてしまいました。出来ればもう1話欲しかったところかなぁ。

 想像以上に強かった、なんか分からん「ラスボス」。その力は天草など比べものにならないレベルで、ダルタニアンと義仙は「どっかにぶっ飛ばされた」という。更に各機撃墜任務に当たった幸村・千姫軍団もぶっとい触手でガンガン殺戮。ラストの台詞を聞く限りでは、どうやらマジで殺していたらしい。なるほど、サムライブライドの生成には「命に関わる気のやりとり」が必要だったわけだが、既に死んでしまった人間が集まるならば問題無いということだったのか……うそォ。せっかく今期のエピソードでじっくり数を増やし続けたマスターサムライ達が、まるで備蓄食糧のようにガツガツ消費されていく姿は、実にあっけなく、物足りなさを感じさせてしまう。一応、個々のバトルと散り様はきちんと描かれており、千姫を守って犠牲になる半蔵の献身的な姿や、最後まで抗った幸村・又兵衛コンビの奮戦など、いかにもラストバトルっぽい見どころは多い。互いに思いあう兼続と佐助の獣コンビの友情も、初めて見られた良いシーンである。

 しかし、いくら気合いで乗り越えようとも、敵の強さは圧倒的。味方陣営は次々と飲み込まれて残されたのは宗朗と十兵衛のみ。そしてこの2人も割とあっさりとワンパンでのされてしまう。結界破壊もとんとん拍子で進み、最後の最後は嘉彦自ら出陣して防衛に当たるところまで行く。まぁ、嘉彦も戦力としてはものすごく大きいわけで、もう少しもったいぶらずに最初から出てきてくれれば戦局も作りやすかったんじゃないか、という気もするのだが、司令官ポジションは簡単に動くわけにもいかないからな。ラスト数分、もう駄目かと思われたところで、胤舜の最後の願いを受け取った十兵衛が覚醒。これに宗朗も続き、ラスボス体内で「殺された」仲間達と合流、めでたくノリと勢いでサムライブライドが覚醒するに至った。まぁ、細かい説明はいいじゃない。とにかくしぶとい連中が、ピンチになったからスーパーサイヤ人理論で目覚めたんだよ。きっと。あそこまでの窮地じゃないと、他の連中も十兵衛に力を注いで団結しようとは思わなかっただろうし。

 最終回最大の見せ場である「剣妃」、サムライブライドの誕生。この作品ならやるかもしれないと思っていたが、衣装のコンセプト、そして攻撃方法に至るまで、マジもんの「花嫁」である。「お二人の初めての共同作業です、それでは、入刀!」(ラスボスザクー)。なんだろう、あの攻撃で昇天させられた又右衛門と小次郎が凄く不憫に見える……二人とも、既に邪悪な意志に操られているという事実に辟易していただろうし、安らかに眠れるようになるのだったらそれは「救い」なのだろうが、あまりにもあっさりしてたので「それでええんかい」という散り方。せめてもう1シーン欲しかった。胤舜は自らの意志を貫いて最後の最後に十兵衛との友情を確認出来たのでそれなりの扱いだし、武蔵も(今までのプロセスはなんだったんや、という気もするが)一応ラストにもう1度十兵衛と剣を交えることが出来たのだからギリギリ良かったと思うことにする。いやぁ、でもやっぱりあっさりしすぎたなぁ。武蔵はもうワンシーンくらい丁寧に十兵衛と別れを惜しむシーンがあっても良かったはずだ。ただ、今週はただでさえ駆け足だったわけで、削れるシーンもない。……やっぱりもう1話欲しかったなぁ。

 最後に何故か佐助が美味しいところ(?)を持っていっての幕引き。これってひょっとして、「鎮護石はまだ安定してない状態なので、充分3期やれるで」っていうことなんでしょうかね。今回完全に置いてけぼりだった義仙の存在もあるし、一度は平定したと思われたこのタイミングで、再び天草の侵攻、っていうのが良い3期の流れかもしれない。その時には、何らかの陰陽道的なものでダークサムライ4人との共闘が見られればパーフェクト。ちょいと消化不良ぎみなので、なんとかそういう企画が通らないもんですかね。あ、でも史上2本目の「しゅが美がラスボス」作品だったので、それはそれで満足したいと思います(ちなみに1本目は「K」である。「三鼎」も一応そう言えなくもないけどさ)。

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 なんかもう、色んなキャラが中の人に毒されすぎだろ、第12話。女性声優いじられ代表、日笠陽子。男性声優いじられ代表、下野紘。

 事実上のクライマックス。魔王が主人公のアニメなんだから相手取る悪役は天使であるのは当然。まぁ、最近のアニメではやたらと悪魔が主役で天使やらなんやらが悪役になってる気がするけど。いや、昔からかな。とにかく、散々ヒロイン勢に罵倒された変態天使がラスボス格ということに。大胆なカットインから2大ヒロインにたたみ込まれるように罵倒されてたのはなかなかうらやましいシチュエーションである。まぁ、バトル中のエフェクトとかを見る限りだと多分お強いキャラなんでしょうけどね。いかんせん相手にしたのがオレツエー状態の魔王だけなので……何がやりたいのかはよく分からないキャラになってしまった。っつうか、正直言って今回のバトルで何が起こってたのかがよく分かってない。鈴乃ちゃんは改心して一体何をしたのか。暗躍していたっぽいオルバはどういう風に絡んでいたのか、それを相手に漆原が何をしたのか、魔王は何故力を得ることになったのか。そもそも変態天使の目的はなんだったのか。どうもギャグ中心に笑いながら見てたせいで、色々と設定が追いついてない部分があるらしい。

 でも、天使の目的ってちゃんと説明したっけ? 勇者の身体に宿った聖剣を奪いに(取り返しに?)来たとのことだが、その過程で何でケンタッキーの店長をやる必要があったのかが分からん。魔王に嫌がらせするような恰好になってたのはたまたまなのか狙ってやったことなのか。そもそもエンテ・イスラにおける天使っていうのがどれくらいの存在なのか。オルバや鈴乃ちゃんは単なる人間で、教会所属の人間ってのは天使から直接的に指示を受けて行動するものなのだろうか。でも、あんな下衆い天使だって知ったら信仰心なんてなくなりそうなもんだけどな。もっとどす黒い何かなのかな。鈴乃ちゃんの回想シーンをもう少し真面目に見直すと分かるんだろうか。謎である。

 まぁ、とにかく魔王がぶん殴っても問題無いような悪人がそこにいるよ、ということさえ分かればそれでいいんだけどさ。鈴乃ちゃんは過去のしがらみのせいで天使の言うことを聞いていたが、魔王の人柄や千穂ちゃんとの関係性を振り返ることでそれを打開し、無事にころげて魔王側につくことに。まぁ、「人間側から魔王にころげる」という仕事は既に勇者がやってしまっているわけで、ヒロインの座争奪戦ではあんまり説得力が無いのだけどもね。今回は魔王が千穂ちゃんを助けるために颯爽と現れて色んなところに格好良さをにじませていたわけだが、結局、行き着くところは勇者との熟年夫婦みたいな漫才である。以前は単にキャッチされただけで見事なエルボーをぶちかまして自爆していた勇者ちゃんだが、今回は魔王にお姫様だっこされたときにも大人しくそれを受け入れていた。しかも、「胸はだけてるぞ」と言われても激昂したりせず、ちょっと恥じらいながらもさりげなく直す仕草が可愛らしい。なかなかいい物を見せてもらいました。

 その他にも、相変わらず良いリズムを刻んでくれるアクションシーン、漆原が謎の高速移動からアッパーをたたき込むコンボ発動など、クライマックスなりの盛り上がりは随所に見られた。巨大ハンマーに変形する飾りを外して髪を下ろした鈴乃ちゃんの流れる黒髪とかも綺麗で、やっぱりこのアニメは作画で1段上にいってるなぁ、と感心。今回は流石の監督コンテ回なのである。いい仕事するなぁ。そういや「入院着を来たジジイとへろへろの患者のバトル」なんて珍しいものも見られたし、相変わらずシリアスしながらの空気の抜き方が上手い。唐揚げ食べたい(オチ)

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 マジェプリだと思ったらジャイロゼッターになった、第12話。いや、嘘だけど、キャスト的にちょっと近い。超速で変形してたのも事実といえば事実。

 圧倒的日常エピソード、これまでもギャグとシリアスのめりはりははっきりしてる作品ではあったが、バトル要素一切無しでの日常回はなんだか久しぶりな気がする。一応おまけ程度にワイドショーの「MJP特集」でマシンの出撃シーンは流れてたけどね。どうなんだろう、この世界の地球人はああいう情報を求めているのだろうか。チームラビッツたちが英雄としてもてはやされているということは、やっぱりウルガル侵攻による危機感は全世界にあるのだろうが……あんまりそういう緊迫感って伝わってこないよね。軍部は劣勢続きの戦局に焦ってるのは間違いないだろうが、報道ではどうしても偏った情報しか出てこないから、多分大衆にまで危機感が伝播しにくいんだろう。まぁ、軍事統制下でのマスコミなんてこんなもんなのかな。

 そして、そんな政府の思惑に動かされるのが我らが残念ファイブの皆さんというわけだ。宇宙でバトるお仕事はそうそう頻繁に起こるわけではない。そういや前回も潜入ミッションだけだったから、2週続けてウルガル人たちはじっとしていたということになる。ウルガルからしたら慌てて地球に侵攻する必要も無いんだから、当たり前なのかもしれない。何せ数億年単位でのミッションのほんの一部だからね。しかし、ウルガルの侵攻について、地球側が楽観視する理由は何一つ無い。救国の英雄をあんなプロパガンダ興業のためにほいほい使ってしまっていいものなのか。流石に前線では常に厳戒態勢でウルガルの動向は監視してんだろうけどさ。世論から「軍人は遊んでないで現場で仕事してこいよ」っていう不満が出そうでちょっと心配。CMやら1日なんちゃらとかの名誉職はギリギリ分かるとして、幼稚園に出向く営業は流石にどうなんだろう。この辺も単なる宣伝活動だから仕方ないのかなぁ。

 というわけで、今回の(今回も?)主役はタマキとケイである。逆に言うと、野郎どもはアサギ以外は可哀想な扱いである。多分2人とも一言もしゃべってないな。イズルの方はまだ何してたか分かったけど、スルガに至っては何してたかもよく分からんし。延々宇宙空間に突っ立って6時間て、どんな罰ゲームだよ。最後に出てきた謎の戦艦は一体なんなんでしょうね。単に軍の虎の子の兵器で、スルガはオタスピリットがかき立てられて写真を撮りたかっただけなのか。でも、お前も軍人なんだから後でお願いすればいくらでも写真は撮れただろ、とは思う。初登場シーンを何としても収めたかったのかな。サブタイの「シークレットミッション」っていうのがひょっとしたらスルガのお仕事……ではないだろうなぁ。

 ちなみに、スルガは何してたかよく分からないところが可哀想だが、イズルは何してたか全部分かるだけに更に可哀想である。あんなになおざりな扱いの主人公もなかなか無いわな。唯一男性陣でそれなりの活躍を見せられたのがアサギで、どうやらロリっ子相手だったら余計なストレスを抱えずに活動出来るらしい。しかも行動の全てがイケメン風味である。これでちゃんと同年代の女の子にも同じような対応が出来てたらねぇ……よし、ロリっ子と結婚しよう。お父さんもOK出してるぞ!

 で、そんな野郎共の惨状を尻目に大活躍だった女性陣2人。しっかりとキャラを守りつつ2人の間に明確な友情タッグも成立したようで、いいことずくめのお話だ。どちらさんも可愛らしいのにへちょ絵が実に輝いており、先攻のタマキが練乳を吹いて猛アピールをすれば、返すケイも中の人の怨念が籠もったかのような恐ろしい長口上でやり返す。一進一退、どちらもコメディリリーフとしてのスタンスを譲ろうとしない名勝負であった。やっぱり、この作品の最大の見せ場は、平井絵からへちょ絵へのシームレスな接続だと思うんだよね。いや、めっちゃ継ぎ目はあったけども。

 結局、ラストに着ていた水着はヒモでもシースルーでもなかったが(まぁ、アレでも充分アウトな気もするが)、果たして依頼した企業側は、どの水着を誰に着せるつもりだったのだろうか。製品版の映像特典にその映像がついたりしないものだろうか!

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 完全に宗教アニメになってしまったよ、第11話。これまで延々「宗教」「信教」という言葉を使ってきたのだが、ここまでダイレクトに方向性が定まるとは。ある意味必然だったってことかしらねぇ。

 突如現れたレドの元上司、クーゲル中佐。どうやらレドが巻き込まれた謎の時空現象の犠牲者は1人だけではなかったということらしい。一応気になるのは「じゃ、一体何人巻き込まれてたんだろう」ということだが、2人が地球に流れ着いてから、レドの救難信号をクーゲルが受信して到着するまで一切他の仲間達が出てこないことを考えると、おそらく同盟の人間はこの2人だけと考えた方がいいだろう。つまり、このアニメのクライマックスは同じ教育、同じ信教を持っていた2人の同盟戦士のイデオロギーのぶつかりあいということになるはずだ。うむ、急に視界が良くなった。

 ついでに、これまでクーゲルさんが何をしていたのかを勝手に想像してみると、地球に落ちた直後の状況はレドと同じようなもんだろう。何が起きたのか分からず慌てふためき、必死に宇宙に帰る算段を模索したに違いない。しかし当然帰れるあてなどなく、レドはそこでふさぎ込み、ガルガンティア船団という新しい仕事先に慣れていくことに全力を注いだ。しかしクーゲルは違った。地球人類が「戦い方も知らない遅れた人類」であると認識し、習うことを選んだレドに対し、全ての環境を自らの支配下に置くことを選んだ。マシンキャリバーの力があれば船団の1つや2つをあっという間に制圧出来ることはチェインバーを見ても自明であり、クーゲルだってコクピットからろくにでなくてもそれぐらいは余裕である。そうして自分の主義主張を邪魔する人間は全て片付け、地球上で動く当座の人員も確保。統制を取るために、同盟仕込みの限界まで簡略化された「幸福」論でコントロールを得ることになった。いかにも怪しい宗教のスタイルを借用しているのは、地球の文明レベルに合わせた時にいちいち科学的なところを説明するとメンドイというのもあるし、過去の蓄積から、宗教的な道具立てというのが人心をコントロールするのに最適なものであることを理解していたためだろう。おかげで、臣民達の内心はどうあれ、完全な統制を持った1つの船団が一糸乱れずに完成している。

 クーゲルが産みだした船団宗教と、レドが暮らしたガルガンティアには天地の差がある。さて、このような違いは一体どこから生まれたのだろうか。中佐とその配下という役職の違いはあれども、基本的にはレドとクーゲルに与えられた状況はほぼ同じものである。2人は全く同じような方向に進んでもおかしくなかったはずだ。2人の行く先を変えた原因は大きく2つあるように思える。1つは推測でしかないが、「ヒディアーズと出会うタイミング」。レドはすっかりガルガンティア船団に溶け込んだ後にクジライカに遭遇したため、大きな混乱はあったものの、その混乱期が、のちに自分の行動を振り返り、迷いを生じさせる役割を果たした。おそらくクーゲルは、地球に降りてまもなく、あのヒディアーズを目撃したのではなかろうか。「殺さなければいけないもの」を見て、それに対して一切の対策を講じない地球人に焦りと同情を覚えたからこそ、彼は組織を作り出すことを思いついたのだろう。

 ただ、結局そんなことは些事であり、最大の違いは、やはり2人の人間性なのだろう。お互いヒディアーズの真実については地球に降りてきてから知ったはずなのに、レドは迷い、クーゲルは歯牙にもかけなかった。「本能のままに動き理性が無いヒディアーズは既に人類ではない」というのが彼の言い分であり、これまた「そうとも言える」ものである。もちろん、レドだってそのことは知っているだろうし、そう思い込んで吹っ切れようとしたこともあるはずだ。しかし、結局それは彼の1人では処理出来なかった。エイミーたちの主張を聞いてしまったあとでは、どうしても割り切って考える方向には結論づけられまい。しかし、今回クーゲルとの情報交換を行い、あっさりと彼の説得に同意してしまっている。もちろん迷いはあるだろうが、自分よりも強い「信教」を叩きつけられてなお跳ね返せるほど、彼の躊躇いは根強いものではない。心に疑問を抱えつつも、「先輩が言うならそれはそうなのかも」というくらいの気持ちで賛成することになるはずだ。

 暴れん坊のピニオンもクーゲル船団の理念に取り込まれ、「とりあえず非の打ち所がない」クーゲル理論には、レドは逆らうことなどありえない。このまま行けば、地球には2人の手による第2の同盟支部が出来上がる……はずだったのだが、残念ながらそんなに簡単にお話は終わらない。クーゲルの掲げる幸福論に真っ向からぶつかる存在、それがガルガンティア船団である。ガルガンティアの断片ともいえるフランジ船団は為す術もなく飲み込まれたわけだが、レドにとって、ガルガンティアは特別な存在である。それを脅かそうとする存在がある今、彼は再び悩まなければならない。生まれてからずっと浸かってきた同盟の教えに帰依するのか、それとも、地球にたどり着いてから新たに手に入れた不自由な幸福論を守るのか。ほんと、若い子には酷な選択であることよ。

 今回1つ気になった存在に、久しぶりに登場したラケージ海賊団がある。てっきり彼女たちもクーゲル船団に飲み込まれたのかと思ったのだが、ラケージたちの顔には、レドやピニオンが押しつけられた顔面の「刻印」がない。つまり、彼女たちはクーゲル船団にいながら、彼らの「教義」に則っていない。クーゲル教団が彼女たちのような異分子を放っておくはずがないと思うのだが、何か上手いことやって逃げ延びているのだろうか。ラストの筋書きがどう転がるのか、最後まで引っ張ってくれる。

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 キャットファイト上等、第10話。今週は世紀の腹パンアニメである聖闘士星矢がお休みなので、その分の腹パン成分を、こちらのキックで補うことにする。御坂さんたらご飯食べてなかったせいで戻さずに済んだらしいですよ。流石、メインヒロインは戻したりしないのです(割と色んなヒロインdis)。

 先週に引き続き、御坂VSむぎのんのガチバトル。小賢しい能力も多い学園都市において、こうした大砲どうしのぶつかりあいってのは案外珍しい。残念ながら御坂さんは満身創痍なので防戦一方だが、空気を読んだように麦野も適度な能力解放でお付き合い。メルトダウナーって、最初のうちはごんぶとの奴撃ちまくってたんだから、近接戦闘になったらあのごんぶとだけで勝てそうな気がするんだけどな。何故か今週は細いのをファンネル状の奴から飛ばしてくる戦法が主流。まぁ、麦野さんもごんぶとばっかりだと疲れてしまうのかもしれないけども。そんなんじゃフラッシュマンステージにゃ勝てないぜ。

 戦っているのは麦野なわけだが、陰の主役とも言えるフレンダの活躍も忘れちゃいけない。タマの取り合いでぴりぴりした雰囲気の中、彼女のおまぬけのおかげで御坂さんは助かるし、麦野さんは吠えるし、いいことずくめである。それにしても人形多すぎるよな。テープはったり人形並べたり、割と直前に仕事の依頼が来た割には、フレンダの準備万端っぷりは恐ろしい。多分あの工場内をかけずり回ってセッティングしたはずで、大量の人形を担いで駆け回るフレンダを想像するだけでちょっと笑える。そのくせ御坂を待ち構えてるときは「暇だわー」とか言ってたわけで、実はものすごく働き者なんじゃなかろうか。ま、それでも負けるときは負けるんだけどさ。結局主人公補正なわけよ。

 アホなお仲間のせいで面倒かけられた麦野さんは、今週が一番の見せ場。口汚い台詞を吐きながらビームを乱射するご尊顔は実に活き活きしている。ナイスバディのおみ足から繰り出される蹴り技などもダイナミックで、ホントこのアニメは作画、構成に恵まれているな、と惚れ惚れする次第。このバトルが終わったことで今期アニメ化の4割くらいはお役目を果たしたと言ってしまってもいいかもしれない。そして、なんと言っても麦野の中の人の活躍であろう。もーね、ホントに汚い台詞を吐いてる時の小清水は輝いている。中の人はあんなんなのに、割とお利口な役もきっちり回ってくるのだが、この麦野さんの場合、学園都市第4位という実力に裏付けられた知性を伴った実力を持ちながらも、基本的には下衆なので台詞がイカしているという、実にご褒美な設定。もっともっとこのキャラで活躍して欲しいのだが……もうアイテムの出番って終わりなのよね。

 次回からはずっと当麻のターン。……じゃぁ、もう、いいかな……。あ、でも弱ってる御坂さんを見るのは楽しいかもしれない。


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6月14日 ドラフト模様(DGM,GTC,RTR

ピック順 【Metallica】→【Serra】→【Sangriter】→【Thraxi】→【Mei】→

 

 5人戦ですよ。この世界ではやっていけないと言われていた5人戦ですよ。でも仕方ないよね、なんか知らんけど感染クリーチャーが1体いたらしいし。試合前までは現れるのかどうかもよくわからんかったけど、連絡をやりとりした結果、大分病によって酩酊状態らしいということが分かったので、大人しく5人でやることになりました。「わぁい! ただドラや!」(一同談)

 でもなぁ、今回のドラマは5人戦とかそういう次元の問題じゃないと思うなぁ。テーマは「友情と劇場」。


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