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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
どないやねんのオンパレード、第11話。10話もの間悩まされ続けてきたものが雰囲気で打開されるという、ある意味ありがちな展開ではあるのだが、この突っ込み待ちな感じはなかなか容赦無い。「封印なんて気で吹き飛ばしちまえばいいのさ!」「なるほど、そうか!」→かめはめ波。おい宗朗。 教科書通りの最終回1話前。この「もうとにかくまとめちゃうから」感は戦隊シリーズの最終回前に繋がるものがある。敵の強さがどうとか、味方の窮状がどうとか、これまで築き上げてきた一切合切を、とにかく「最後に巨悪と戦うから、その1点に集約させますね」という容赦無いまとめっぷり。正直、今回だけを見ても分からないことが目白押しである。まずは上で突っ込んだ宗朗の封印。ずっと悩んできた今期最大の問題であり、わざわざ武蔵が大切に持ってきた呪符を目の前で焼き捨てられてしまうという絶望的なシーンまで演出しておきながら、「いや、それ気合いで解けるから」という恐ろしい回答。そりゃま、確かにこれまで「気合いでどうにかしよう」と思ったシーンは無かったかもしれないけども。でも慶次との気の修行の間とかに気付いてもよさそうなもんだけどな。それとも、十兵衛たちのピンチを見て宗朗のヒーローパワーも一気に成長したということなのかしらね。 そして、もう1つ分からんのが鎮護石を巡る駆け引きである。ややこしい奸計を巡らせていたのは相変わらずの嘉彦様で、①あからさまに胡散臭い罠的なロケーションで又右衛門を釣る、という作戦は冷静な小次郎が荷担したことによって失敗。しかし、②実は鎮護石を攻められても大して問題じゃなかった、という驚きのどんでん返しを披露。どうやら鎮護石そのものはやたらとディフェンスの高い物体だった模様。まぁ、そうじゃないと大日本悠久の歴史を支えたりは出来なかったんだろうけども。そして、そんな鎮護石本体に相手が手こずっている間に、完璧な防御結界を完成させる手はずが整い、ものの一時間で誰にも破壊出来ない完璧な結界が出来上がるとのこと。素晴らしい段取りである。 で、相手方の巨悪(以下正体もよく分かってなくて面倒なので『ラスボス』と呼称)もそのことに気付いたのかどうなのか、これまで単独活動を認めて諜報や破壊活動を任せていたダークサムライたちを結集させ、最後の大決戦に挑む巨大化形態を準備。それこそ戦隊シリーズのラストバトルである。ラスボスの目的は、鎮護石の破壊よりも嘉彦が画策する結界の破壊なのだろうか。結界呪法を打ち砕くためには何をしたらいいのかよく分からんし、さっさと鎮護石本体を叩いた方が早いんだろうけど。小次郎たち単体ではかすり傷しか付けられなかったが、あの巨大ロボの破壊力だったら何とかなるだろう。 結局、ラスボスは「大日本に仇なす邪悪な意志の集合体」ということでいいのだろうか。その中心に具体的な人物が居る様子はないのだが、意志自体がちゃんとしゃべってるんだから、誰か歴史的な大悪人をまとめ役に用意していてもいいと思うのだが。ラスボスの声はエフェクトのせいで誰なのかよく分からないんだけども、キャスト表に乗ってないから誰かの兼ね役だよな。ちなみに、キャストが他にいないおかげで嘉彦配下オペレーターのキャストが無駄に豪華なのがちょっと笑えるのである。 で、そんなこんなで無茶苦茶な展開になっているのだが、悔しいことにそんなことはどうでもいい程度には盛り上がってもいる。特に、これまでこの2期シリーズで培ってきたダークサムライ達のヒロイズムがクライマックスを迎えており、今回は「全てのダークサムライたちが、復活に際して身体のどこかを犠牲にしている」という事実が明かされた。前回の又右衛門の四肢についてはなかなか衝撃的だったが、他の3人も各々五感を犠牲にして現世に舞い戻ってきたということである。Wikiを見ると原作だとそのあたりはもう少しフィーチャーされていたらしいのだが、アニメでは4人とも万全の状態で戦っているように見えたので、まぁおまけ程度の設定だ。むしろ小次郎なんて視力を失ったせいでもっと強くなっちゃったきらいがあるし。ただ、それでもやはりみんながみんな又右衛門と同じような負い目を感じているというのも事実なのだろう。結局「自分たちは死から舞い戻った自然の摂理に反する存在である」ということを自覚せざるをえないわけで、そこには操り人形として戦わなければいけないことへの悲嘆がある。吹っ切れて快楽を求めるために暴れる又右衛門、そんな彼女の悲痛な思いを理解して協力する小次郎の2人はまだ幸せなのかもしれない。 悲劇の渦中に巻き込まれたのは残りの2人。武蔵は、仲間達が辛い現実の中で散り散りになる中、1人約束を果たすために柳生道場へ。対決を前にしてラスボスが動き出してしまったために彼女の願いは水泡に帰すかと思われたが、それに応えたのは十兵衛だった。エンディングでは十兵衛も「もっと戦いたかった」と語っていたが、わずかながらでも宿願を果たせた武蔵は満たされたのか、それとも、なまじ戦うことが叶ってしまっただけに、その後に待ち受けていた抗えぬ運命に絶望を深めるだけだったのか。結局、彼女も駒の1つでしかなかった。そして、武蔵よりも明確な形で運命に抗う決心をしたのが胤舜であった。彼女は元々他の3人ほど好戦的な性格では無かったこともあるのだろうが、おそらく十兵衛との交流を経て、自分たちが復活した意味を考え直したのだろう。同じ運命を抱えた又右衛門達に真っ向からぶつかる決意を固め、単身戦地に赴いた。しかし、彼女は元から依り代として選ばれた身。願いもむなしくラスボスのコアとなり、最後の望みを十兵衛に託す他はなかった。 ここまでしてもらったからには、次回は何とかして4人に救いを与えて欲しいものである。彼女たちの不完全な状態を見るにつけ、もう静かに眠らせてあげるのが一番の救いであるように思えてならないのが悲しいところ。サムライブライドには彼女たちを救えるような力が与えられるのだろうか。そういえば、今回ぎったんにはそれなりの見せ場があり、ダルタニアンと組んでの白墨タッグはなかなか恰好良かったのだが、結局彼女は中途半端な立ち位置のまま終わってしまうのだろうか。それはそれでなんか勿体ない気がするんだけどな……。 PR 芦屋という存在を考える、第11話。もう、なんかあいつ放送されてる時間の半分ぐらい寝込んでる気がしてきた。 一気にラストに向けての締めに向かう展開。当然最後は「魔王は魔王だから倒さなきゃいけないよ」派と「魔王だけどもう単なるフリーターだから放っておいてもいいよ」派の抗争ということになる。その争いに「地球での魔王はいい奴だから殺すなんて許さないよ」派が加わった3人の絡みが今回のメインであり、その全部の派閥がヒロインで固められているのが実に阿漕であることよ。見やすくていいんだけどね、今回はAパートの作画が割とへなへなだったので、対比してBパートの議論部分は見応えがありました。やっぱり「迫真の顔を描く」っていうのがこれまでの顔芸で培われてきたので、シリアス顔もちゃんと溶け込むようになっているのが良いね。 そんなヒロインたちの関係性だが、魔王に対する立場が二元的なものだとすると、その両端にいるのが鈴乃と千穂ちゃんということになる。鈴乃は、あの怪しげなケンタッキー店長にそそのかされたこともあり、エンテ・イスラでの記憶を鮮明にさせ、やはり何が何でも魔王の悪行を許すわけにはいかないという思想を固めた。これまで穏健でやってこられたのは勇者の顔を立てていた部分が大きかったのだろうが、流石に外野から突っつかれると辛抱たまらなくなったということだろうか。テンションとしては初期の勇者と全く同じなのだからおかしなところはないのだが、これまでずっと潜伏していた思慮があるだけに、最後に突然エンジンがかかっちゃったのはやっぱり違和感はある。裏付けを作るための回想シーンだったわけだが、回想に対して抱えていた思いはこれまでのギャグシーンでもずっと同じだったはずだからねぇ。どっちかっていうと回想で浮き彫りになったのって魔王軍以外の人間側が一枚岩じゃない現状だし、鈴乃も「人殺し」には違いないという事実であるから、あんまり裏付けにもなってなかった気がするし。むしろ鈴乃は魔王の存在を通して自分の過去の罪を見てしまっているのかもしれない。 それに対して、ちーちゃんの立ち位置はとても明確。「何も悪いことしてないんだから魔王が殺される理由は無い」。すごくもっともなご意見。そして、今回嬉しかったのは、この二項対立の図式の中で、きちんと勇者ちゃんが自分の立ち位置を表明したことだ。「地球人としての千穂」「エンテ・イスラの急進派としての鈴乃」という2極の間に、「エンテ・イスラの穏健派としての勇者」というポイントが出来たわけだ。元々は急進派代表だった勇者が、様々なコミュニケーションを経て穏健派へと回ることの説得力は、これまでのシナリオできちんと補強されてきた。勇者も単なる妄信的な正義の提唱者ではなく、魔王という1人の人間を見た結果の判断として現在の立ち位置にたどり着いたことが分かるし、その上で監視をやめずに地球に滞在していることで使命も満たすことが出来ている。無茶苦茶だと思っていた勇者ちゃんのOL生活も、実は割と理にかなった選択だったってことですね。あとは、鈴乃が訴える急進的な(そして真っ当な)主張を退けるだけの実際的な証拠がフォロー出来れば完璧なのだが……こればっかりは魔王があの調子だからどうしようもないよな。 ぶっちゃけ、ここで突然魔王が鈴乃の思っていた通りに本性を現して暴れ始める、っていう展開だったらものすげぇ面白いんだけど(千穂ちゃんのレイプ目とか見られそうだし)、残念ながらこの作品でそれは絶対にあり得ない。残りの話数でとりあえずのハッピーエンドに落ち着くためにも、魔王は鈴乃を背中で説得できるような良い仕事をして欲しいものです。あと芦屋は寝てろ。 今までのミッションの中で一番死にそうで緊張したよ、第11話。対人戦(対ウルガル戦)だとチート級の能力でどうにかなるだろ、って思えるけど、相手が自然トラップだと何が起こってもおかしくないからなぁ。チームラビッツだとどんなアホな理由で死んでもおかしくないしなぁ。 火星に落ちたウルガル母艦の調査という、実に地味なミッション。ダニールさんと一緒ということで、更にテンションを上げる理由もなく、淡々とミッションは進んでいく。しかし、そんな低テンションではこの作品の名折れ。嫌でも盛り上げるために、今回は何故かタマキメインの描写が多いという、地味なんだかやかましいんだか分からない構成になっている。一応面倒な酸化鉄の嵐が吹き荒れる火星の地表面でのミッションということで、一番タフなローズスリーが活躍するのは自然な流れではあるんだけども。タマキちゃん、いくら何でもモニタに表示されてる機体熱暴走についてのアラートを理解してないのはまずいんじゃないだろうか。よく無事で帰ってこられたもんである。ピットクルーの3人はもそもそ動いてないで、もう少しタマキとコミュニケーションを取って大事なことは教えてあげよう。でないと彼女はどんどんイケメンの方にばかりいっちゃって仕事のことなんて何一つ覚えようとしないから。まぁ、そのあたりのむらっ気が残念ファイブの残念なところなのかもしれないけどさ。あいつ、塩辛で釣れるぞ。 タマキのにゃんにゃんコントを横目に、今回は通信作業が捗らなくて蚊帳の外のケイさん、そして指示された通りに狙撃してるだけなもんだから本人はテンション上がってるのにいまいち活躍が目立たないアタルと、日頃突発的な活躍とコントで見せていた残念ファイブには珍しい、単独行で見せ場を作らなきゃいけない状況。残ったアサギとイズルに至っては、マシンの外装すら無いのでホント地味。こうして使い分けられてるのを見ると、本当に5人の機体って全然違う目的で作られて、全然違う機能を持ってるんだろうな。 単なる潜入ミッションなので、こないだチームドーベルマンと一緒にやった例の作戦みたいな終わり方になるかと思ったのだが、アサギとイズルはウルガル母艦の中であまり見たくないものを見てしまっていた。下級兵卒役のウルガルは、なんと自我を持たない「生きた機械」であるという。ダニールさんは懇切丁寧に説明してくれていたわけだが、まぁ、確かに地球人ならば抵抗のある状態なのは間違いない。そして、ダニールさんもイズルたちの生い立ちは知ってるはずなのに、デリケートな問題をオブラートに包まずにガンガン突っ込んできやがる。そりゃま、気にしたって仕方ないし、ダニールさんだってウルガルなんだからそういう倫理観なのは分かるのだけど、一応あのお嬢さんの配下なんだからもう少し気を使ってもいいと思うんだけどな。それとも、「もうこいつらには色々ばれちゃったし、いっそのことウルガルの知識は徹底的にたたき込んでおこう」と思って包み隠さずに実情を話したのだろうか。どちらにせよ、イズルとアサギのテンションが下がるのは避けられない。 そして、そのままそっとしておけば単なる暗い気持ちで終わったものを、アサギさんってば、わざわざイズル相手に真正面から掘り返しちゃうからね。まぁ、「戦うモチベーション」が一番大事な連中なのだから、自分たちの戦う意志に少しでも疑問が生まれてしまったら大きな問題になりかねないのだろうけども。「戦うために作られた、命令に従うだけのクローン」って、やっぱりテンションの下がる響きだわな。早くタマキみたいにそれどころじゃない生き甲斐を見つけて欲しいものである。ちなみに、ウルガル軍の下級兵卒の実体が判明したことで、少しではあるが、前回までの疑問も解けた部分がある。「ウルガルの母星、あの連中しかメンバーおらんのか」と思っていたが、遺伝子操作云々が進み、身分の低い連中から自由意志さえ剥奪されたのであれば、やたら荒涼としてたのもあり得る事態なのかも。まぁ、それにしたって文明の香りが感じられない場所だったけどな。 「宇宙イカ」なんてものが登場して「こんなところでもヒディアーズと交戦せにゃならんのか」と妙な因縁を感じさせつつの次回である。今回がやや沈んだ印象のエピソードだったので、次回はなんかかっ飛んだ次回予告だった。ナースコスのタマキ・ケイはなかなかよろしい。そしてアサギのピットクルーのあの子が活躍しそうな予感。頑張れロリっ子、頑張れ日高里菜の精神で応援しましょう。 大量生産されて居並ぶチェインバーの図が怖すぎる第10話。そりゃ同盟はアレを大量生産してたのは間違いないんだろうけど、ジムとかと同じレベルの生産量であのスペックのマシンが配備されてるって、恐ろしいぜ。全部CV杉田とかだったら恐怖過ぎる。それとも、アナウンス音声は好きなように選ぶことが出来るのかしら(実際、中佐のマシンは声が違った)。 さておき、今回もずっしり重たい話が満載である。終始フランジ船団の駐留している「霧の海」がベースだったこともあり、今作前半で彩りを見せた碧い海の姿は無く、暗く煙った世界が話の重さに拍車をかけている。ここからどうやったら幸せになれるのかがさっぱり見えてこないのが怖い。最終的にレドを救えるのはエイミー(姉弟)しかいないと思うのだが、レドがどうやってガルガンティア船団と接触できるというのだろうか。 今回話の中心となったのは、まずはなんと言ってもピニオンである。ただ、今回のピニオンは正直言ってなんかよく分からないところまで突き抜けてしまい、見ていて嫌悪感を抱くレベルになっていた。彼の心情も理解出来るし、主張に理がないわけではないのだが、やはりやり過ぎだ、という回りの声が正直なところなのではなかろうか。フランジさんが思いの外思慮深い人だったので、その差が更に如実に表れている。 亡き兄の面影を追ってクジライカ殲滅を誓い、それをかなえたところまではいいだろう。地球人のモラルからするとクジライカの討伐はタブーに近いものにも見えるが、これはあくまでも「信教」の一環でしかなく、チェインバーという武力が手に入り、打倒できるようになったのだから、「意思疎通の出来ないケダモノ」を狩り、旧文明の遺産という大きな見返りを求めるのは自然な行動である。フランジさんたちだって、そこまでは理解があったからピニオンについてきたのだ。しかし、そこから先は考える必要がある。ピニオンが選択したのは、サルベージした遺産の独占と、その武力による版図拡大である。元々「他の船を打倒して勢力を拡大する」というところまでは意識していなかったようだが、元々「弾はいくらでもある」と武力をひけらかしていたのだから、遅かれ早かれ「侵略」というルートを取ったことは間違いないだろう。現時点では「攻めてきた勢力を返り討ちにし、その見返りとして船団を大きくする」程度に留まっているが、更に軍備と人員が整えば、積極的に他者を侵害し始める可能性は高いだろう。 彼がそのような行動に走った理由は、現時点では存在しない。先週まで大きな動機となっていた「兄の敵討ち」は既に果たされており、そこから更に独占と侵略に傾いたのは、ただ単に「野心」以外のなにものでもない。元々理解可能な目的である仇討ちにのみ使われていた武力が、目的を見失って暴走し始めている状態である。持ちつけぬ力を手にしたがために更なる欲求を持つというのは人として自然なものではある。「守らねば討たれる」という大義名分も、一応は理のあるところだろう。しかし、彼の場合にはそうなるだけの後ろ盾がいささか不足気味で、単に浅慮であるが故に先のない道を選んでしまっているように見える。ここから先はレドが思い悩む「人類どうしの争い」しか待っていないわけで、普通に考えれば挫折は早いだろう。 ピニオンが「人類どうしの争い」へ突き進むとするなら、現時点でレドはそれを止めるはずである。深海で知ってしまった秘密に思い悩むレドは、ついに自らの目的を自問するようになった。今までただ1つ抱えていた目的意識は、喪失するだけでなく、真っ向から否定すべきものになってしまったのだ。レドがきちんと自分の言葉で「殺せない」と言ったことは、非常に大きな変化である。しかし、そこに怪しい影を落とすのがチェインバーの存在である。チェインバーの厄介なところは、彼の主張には齟齬が無いところだ。確かに、レドが訴える「戦えない理由」は共感出来るものであるが、それを説き伏せたチェインバーの主張も、反論の余地はない。エイリアンだろうが人間同士だろうが、結局は異なる目的を持った勢力が存在するからこそ戦争になる。ヒディアーズと人類は、折り合いを付けられない根源的なところで袂を分かった「完全に別種の存在」である。たとえオリジンがどうあろうとも、チェインバーの製造目的にそぐわぬものではないし、彼が主張するように、「ヒディアーズの存在を認めれば、人類の叡智たるマシンキャリバーは存在出来ない」のである。もちろん、純粋培養で同盟の兵士として産みだされたレドだって、アイデンティティの喪失という意味ではチェインバーと大差ないだろう。 しかし、それはあくまで「機械的に」判断した場合である。現に地球人類はクジライカとの共存共栄の道を選んでおり、チェインバーの唱えるような「教義の相違」は現時点では存在しない。チェインバーはあくまで「全てを知り、互いを主張し合うからこそ起こる必然」について語っているのであり、互いに不干渉を貫くことさえ出来れば、2つの種が共存することに問題は無い。あとは、「知ってしまった」チェインバーとレドがどのように問題を処理するかだ。現時点でレドはまだ揺れている。いかに「殺せない」と悟ったとしても、長年養われてきた「教育」の成果はそうそう簡単に覆るものではない。そしてここに、更なる追加要素として同盟からクーゲルが登場する可能性が出てきた。もう、何がなにやら分からない状態になってしまったが、2台のマシンキャリバーが存在しているということは、一番恐ろしいのは「人類どうしの争い」で台頭する可能性が出てきてしまったこと。混乱しっぱなしのレドにこの状況を丸く収めることが出来るのだろうか。 早く、ガルガンティアに、帰りたい。 パラス!パラス!パラス!パラス! 第61話。いや、パラサイト兵多すぎだろ。アテナの聖闘士や雑兵軍団だってあんだけの密集陣形組んだの見たことねぇし、「アテナ!アテナ!」とか言ってるのも見たことない。果たして今までの時代は一体どこに眠っていた連中なのだろうか。それぞれの雑魚にオリジナル武器を支給してるあたり、パラサイト兵の方が待遇良さそうな気もするな。 今週は頭から尻まで、ナイスポージングとキメ顔に彩られた「玄武様超恰好いいだろ」回である。頼りなさそうな問題児が多い現役黄金聖闘士の中で、唯一問題無く「先輩」として使える便利なキャラだ。長年童虎さんが守り通した伝統ある天秤座聖衣の説得力も充分だし、このおにーちゃんなら跳ねっ返りの光牙だって叱られても黙っていられる。まぁ、言うに事欠いて「虫の居所が悪かったんだろ」って、なかなか光牙は精神的な成長が見えにくいのが難点だけども……。とにかく、玄武先生の披露する「戦いの心得」を学んで、また青銅聖闘士も一段上の実力を身につけられるといいですね。……いやぁ、あの「心得」どうなのよ。「その1! 戦いは数ではない! 小宇宙で決まる!」……うん、まぁ、そうだね。時には聖衣すらいらないからね。その後心得その4まで披露されたわけだが、多分教科書に書いてあったら苦笑いするしかない内容が取りそろえられている。ロビン戦法と大して変わらない説得力。いや、基礎は大事だよね。そんなことすら忘れてたのだとしたら、光牙たちには改めて指導したくなるのも当然だよね。 結局、玄武さんの「俺は強いから強い!」という身体を張ったメッセージに、敵も味方も文句は言えない。考えてみれば、玄武さんって1期シリーズでもそこまで劇的な活躍をしたキャラではなく、今回同様に「俺は強いから強い!」と叫んでなんちゃって黄金聖闘士である時貞に辛勝したのが唯一の戦果。作中キャラクター同様、我々もあんまり彼の人となりを知らないのである。その上で、彼の言動にいちいち説得力が出るように、今週のエピソードだけで「玄武さんってきっと凄い人だったんだろう」感を溢れんばかりに盛り込みまくった。もう、これ以降は玄武さんは旧シリーズで言うムウやアイオロスのようなレジェンドクラスに認定されたものとして扱っていいのだろう(まぁ、旧シリーズのムウさんだってハーデス編までは一切バトってなかったのに大物感半端なかったからな)。聖闘士ってのは上下関係の厳しい世界なのだと思うのだが、なんだか納得いかなかったのは檄先生が「玄武様」って言ってたことである。そりゃ、パライストラの先生なんだから率先して黄金聖闘士に敬意を示さなきゃいけないのは当たり前だと思うのだが、玄武は紫龍の弟弟子である。そして、檄先生は紫龍の同期である。世代的には檄の方が上なんだよ。でも、ブロンズ引退組と黄金の間にはそんな些細なことは無視出来るほどの隔たりがあるのだなぁ。 上下関係といえば、こちらもなかなか厳しいものがあるのだろう、パラサイトサイドのお話。今回は雑魚・3級・2級・1級と、全ての階級のパラサイトがそろい踏みした。再登場枠は「男らしさ」にこだわりを見せるハンマーのテーベさん。独特のデザインのおかげで並み居る3級の中でも特に異彩を放つナイスガイだが、前回は相手がチートキャラのエデンさん、そして今回は黄金相手に陣頭指揮を押しつけられるという、どうにも仕事に恵まれない可哀想な人。一応シルバー聖闘士だったらタイマンでぶったおした実力の持ち主なのに、ちょっと可哀想。今回も、玄武に初撃でぶっ飛ばされた雑魚兵士を見つめる表情が哀愁を帯びており、いきなり炸裂させた超必殺技も片手であしらわれて実に切ない。「3級では荷が重すぎる」って、出てきた時点で分かってたやん。わざわざぶつけないでさっさと引っ込めてあげてよ。 テーベさんの直接の上司となるのが、初登場2級パラサイトのエーギルさん。これで4人目となる2級だが、直接的なガチバトルに挑むのは初めてのこと。便利そうな能力で玄武に真っ向からぶつかるも、しつこく「強さとは武器の強さではない!」って叫んでる人の前で武器の自慢をするというあまりに分かりやすい死亡フラグをぶら下げていたために特に理由もなく完敗ムードである。流石に黄金相手ではいかに2級と言えども分が悪いということだろう。現時点では、テーベさんがエネアドさんを(ハンデありとはいえ)たたきのめしていたことから、およそ3級≧白銀聖闘士くらいの図式があるわけだが、どうやらその上のレベルにいくと黄金>2級というのが実情のようだ。まぁ、やっぱり黄金は特別な存在だからね。なんとかこの穴を埋めるべく、ハイペリオンさんがあっさりと文字通りに「伝家の宝刀」をパスしましたよ。聖闘士でも数少ない「実体剣を持つ相手」をソードパラサイトの初戦の相手に選ぶあたり、なかなか心得ている。ま、どうせ2級に聖剣なんて扱えるわけがないので、来週は「剣の力で玄武を追い込んだけど最終的に剣の力を扱い切れずにエーギルさん自爆」っていうオチになるだろうし、聖剣の存在感をアピールするには丁度良い展開である。そろそろパラサイト側にもリタイアするキャラが出ていいころだろうよ。 ま、今回の目立ちっぷりを鑑みるに、玄武さんの無双モードは次回で一段落して、しばらくは黄金も退場する流れになるだろう。今回教わった「心得」をブロンズ連中が実戦の中で身につけていく流れも必要だろうし。修行と進化を描くために、今後は1期シリーズにおける十二宮みたいな盛り上がるセッティングって出てくるのかしら。そして、イチさんはあれでちゃんと仕事が出来ているのかしら。 6月7日 ドラフト模様(DGM,GTC,RTR) ピック順 【Sangriter】→【Alessi】→【Serra】→【Mei】→【Metallica】→【Thraxi】→
ドラフト、寒かったです。屋外でドラフトする時に限って夜間冷え込むのは日頃の行いが悪いせいだろうと思いました(記憶が曖昧なので適当な前振り)。そういえば、さっき気がついたんだけど、「誘導稲妻」ってアフターサービスとして開発された「4マナからでも間に合う」ネズミ対策カードっていうコンセプトだったのかもしれないな。 次回予告の嘉彦・ダルタニアンこむちゃコンビがあまりに馴染み過ぎてて違和感が仕事しない第10話。ダルタニアンが作中で一番サムライっぽいのってどうなんでしょうね。 サブタイトル通り、これまで蓄えられてきた謎が一気に判明したお話。大日本の礎となった鎮護石の存在と、その破壊を目論む悪の存在。1期の物語との接続説明に、ダークサムライたちの正体も判明するなど、ようやく「ドタバタメイド喫茶萌えアニメ」でしかなかった本作が「サムライアニメ」としての形を成し始めた。エロギャグとシリアスでどっちがいいかは議論の分かれるところかもしれないが、ここまでたっぷり時間をかけてキャラを積み上げてきたおかげで、割とテンプレ通りの分かりやすい物語も、それなりに見応えのあるものになっているとは思う。 嘉彦から明かされた現在の状況は、決して明るいものではなかった。天草の陰謀による義仙と十兵衛の対決を経て、鎮護石を守護する結界は甚大な被害を受けたという。いかなダルタニアンといえども、全ての迫り来る悪を排除するには至らなかった。未だ見えぬ敵側黒幕の手によって目覚めさせられた4人のダークサムライは、これまでの歴史が積み上げた武力の粋である。4人がかりで挑まれては、いかに将軍の騎士であるダルタニアンも退けることは出来ない。嘉彦の入れ知恵により、彼女はいったんダークサムライたちの視線を十兵衛に逸らし、その間に結界再構成の時間を稼ぐことに。十兵衛が覚醒出来なくなっていたことは誤算だったが、結果的には武蔵のキャラと相まって一ヶ月の時間を稼ぐことには成功した。しかし、惜しくもあと1日というところで時間が足りなくなるかもしれないという状況。果たしてダークサムライとの対決に打ち勝つ打開策はあるのだろうか。 それぞれの使命を持って決戦の日に向かう柳生道場の面々。将である宗朗は胤舜に施された結界と抗うも、結果は出せず。千姫と半蔵は武芸の稽古。半蔵があそこまで露骨にサムライブライド絡みでデレることになってるのはちょっと意外である。お前さん、ここまでの流れで大して宗朗とフラグ立ててないやん。まだべーたさんの方がありそうな気がするで。幸村と半兵衛は嘉彦から引き取った資料を漁り、ひたすらサムライブライドについての資料集め。ようやくその手がかりを掴むことには成功したが、その内容はあまりに衝撃的なものであった。これから先の戦いでキーとなるであろうサムライブライドの存在は、果たして8人が一致団結して導き出せるものになるのかどうか。そもそもマスターサムライって、今7人じゃなくて6人と1匹なんですけど、それはいいんですかね? 兼続、飯食ってる場合じゃない。 そして、今回「7人のマスターサムライが」と数に言及されたことで完全に宙ぶらりんの状態になったのは義仙である。結界崩壊の一因となっていたことも明かされ、またもグレーな状態に転がり込んだ義仙。回想シーンで久しぶりに見せてくれた白墨を見ると、やはり彼女は異端の存在であるという気がしてくる。彼女も対決の日までに「何か」を狙っているようなのだが、それは宗朗を守護するための方策なのか、それともダークサムライとはまた別の、「悪の」企みを持つものなのか。最後の最後までやきもきさせやがる。 そんな柳生道場の面々との対決を控えるダークサムライ4人衆の存在こそが、今回一番のトピックスといえるだろう。巨悪の正体は未だ闇の中だが、ついに明かされたダークサムライ誕生の目的。そして、4人が4人とも異なった意志をいだくことになってしまった悲しい過去など、今期の主役はどちらかというと柳生の面々ではなしにこの4人であると言ってしまってもいいだろう。 現在の状況を作り出した最大要因である武蔵。「対決バカ」と言われた彼女の場合、本当に全く裏が無かった。とにかく「強い奴と戦いてぇ」だけが行動理念であり、それ以外の部分では生前に持ち続けた無骨な「武士道」を貫き通す。「最も強い敵を倒す」という目的意識は黒幕の願っていたものであるはずなのだが、やはり曇りのない志のおかげで、大日本転覆を企む悪の意志とは多少ずれてしまったようである。改めて小次郎や又右衛門から復活の目的を聞かされても、おそらく彼女はさほど動じないであろう。そんな武蔵に振り回され、彼女の背中を追い続ける小次郎。策謀を巡らし、影で動くスタイルを維持していため、真っ先に自分たちの境遇を知ってしまった不幸な立ち位置である。又右衛門の不遇を見て逡巡する彼女も、「敵を打ち倒す」という目的そのものに不平不満は無いだろう。しかし、彼女が第一に理念として掲げるのはあくまでも「武蔵のため」という部分である。邪悪な思惑によって武蔵の信念が崩れてしまうような事態になれば、彼女はきっと自分の意志で動くことになるだろう。 残された2人は「悲劇のヒロイン」と言ってしまっていい。前回まで必死に又右衛門の暴走を抑止していた胤舜は、どうやら「黒幕」の影響を最も強く受ける人物である。「依り代」と呼ばれていたことからも分かる通り、ラスボスの最終的な顕現先はおそらく胤舜だ。彼女は自らの意志でそれに抗い続けているのだろう。十兵衛との友情を守るために、彼女は厳しい自分との戦いを続けなければならない。そして、胤舜よりも一足先に「堕ちて」しまった又右衛門。復活が完全な形ではなく、それ故に悪の意志の影響を一番強く受けてしまう「操り人形」。全ての事実を知っても呵々と笑って戦乱へと進み始めた又右衛門の真意は、果たしてどこにあるのか。そして、そんな又右衛門を残りの3人はどのように見るのか。今回の又右衛門のネジの外れた演技は、エネルギーの塊、戸松遥の真骨頂。やっぱりこういうブチギレ方が最高にクール。 今回のことではっきりしたのは、ダークサムライ側も間違いなく「サムライ」であり、大日本という舞台を長いスパンで観れば、間違いなく主人公側に回るべきキャラである。おそらく辛い戦いが待っているのだろうが、何とか邪悪な楔を解き放って、サムライとしての活躍を見せて欲しいものだ。一応、宗朗側のマスターサムライを除いて残りの戦闘要員をカウントすると、ダークサムライ4人、ダルタニアン、義仙、そして少々無理矢理だが前田慶次。一応、もうワンセットサムライブライド分の7人はかき集められるんだ。全員の友情の矛先は十兵衛にしか向かないから、十兵衛を加えて慶次を外してもいいかも。つまり、柳生道場7人でレベル1サムライブライド、残り6人を更に突っ込んでレベル2サムライブライド。……そうなったらアツいんだけどなぁ。流石に無理かなぁ。 人が飯食ってるのにあの距離で腹壊した奴がトイレって、流石にキツくないだろうか、第10話。あの造りだと仕方ないんだろうけども……あと、魔王のたまごごはんの食べ方が納得いかない。あの割り方だと絶対茶碗からこぼれる! そして、ご飯の上に割るとその後潰すとき混ざりにくいだろ! あなたは溶いてから入れる派? それとも魔王と一緒で直接割る派?! (どうでもいい導入) まぁ、このアニメで別にどうでも良くない内容ってあんまりないんだけどね。今回は一応「水着回」かなぁ。多分ちーちゃんの水着で眼福った紳士たちがたくさんいたのだろうなぁ。なんやねんあのハンバーガー水着は。でも勇者派の僕にはあまり関係無い。奇乳はちょっと引く派。そしてぴかしゃのナイムネンタープライズを見てるとホッとする派。ま、こんだけ色んなところで活躍しているとぴかしゃの巨乳キャラも山ほど居るんですけどね。幸い木曜日のぴかしゃは綺麗にひんぬーである。 さておきさておき、そんな水着姿でアトラクションを楽しむご婦人を見て心いやされるエピソード、相変わらず変顔、へちょ顔が見られるのでそっち方面でも心が和む。個人的に好みなのは「あ〜、ですよね〜」の時のちーちゃんとか、ちーちゃんの水着を横目で見てものすごいフラットな表情になっちゃう勇者とかがツボ。最近、勇者ちゃんもだんだんアカン方向に落ち着いて来たよなぁ。もうちーちゃんが魔王にうつつを抜かしているのを見ても「頑張れ若者」くらいのスタンスにしかなってないやないか。流石にこんだけ長いこと今の魔王を観察してたら、「もういいかなぁ」っていう気分になってるのかもしれない。一応鈴乃に対する外面とかもあるから「魔王許すまじ」の姿勢は崩してないけどね。でも、とげとげしてない勇者ちゃんを見ても今ひとつ盛り上がらない……今回は久しぶりに「勇者バージョン」の勇者ちゃんも見られたので、そちらのイメージだけでとりあえず満足しておくことにする。まぐろバーガーな勇者ちゃんでも凛々しくしてれば可愛さ倍増ですよ。 結局、今回は事件も大きく動くことなく、タイトル通りに日常を過ごしただけで終わった。それでも作画的に不満が出ず、ダラダラ見てても飽きずに愉快っていうのは良いことである。ぶっちゃけ、お化け屋敷の中身、わたしも怖かったです。水着着用で防御力が低いところにあんなクオリティのお化け屋敷は絶対に無理。泣く自信がある。「水着だと漏らしても処理しやすいから都合がいいね!」って開き直るまである。ちなみにお化け屋敷絡みで楽しかったのは、すげぇ微妙な距離感で並んでる勇者ちゃんと鈴乃ちゃんの関係性だけどね。「こいつ、勇者なんだけどなー」とかどういう風に処理していいのか困ってる鈴乃ちゃんがなかなかよろしい。 ちなみに今回のコンテ演出は小林智樹氏。好きなクリエイターさんなのでもっともっと仕事を見せて欲しいところなんだけど、最近監督任されないよなぁ。 ウルガルって「得る狩る」なんだろうか、第10話。いや、そんな適当なネーミングじゃないだろうけどさ。適当なこと考えるぶんには楽しくていいじゃない。「ラマタ」っていう呼び方も下から読むと「球ら」やで。大体「地球人」。こじつけ以外の何ものでもないけども。 前回ガッと真相に近づいたと思ってたけど、今回でおよそ答えは出そろった感がありますな。特にウルガルと地球人の関係性はなかなか分かりやすいもので、王子様が「原生種族」と呼ぶのも致し方ないこと。そりゃ、ウルガルに比べたら億じゃきかないくらいの隔たりがある歳月分出遅れてますからな。ただ、その割にウルガル連中もあんまり進化の頂点を極めた感もないんだよね。メカニックなんかも「ギリギリ間に合った」地球文明が敗戦とはいえそこそこ渡り合っちゃってるし。「久しぶりに活きのいいラマタ」らしいので、地球人の発達レベルはウルガルさんたちもびっくり、てなことなのかしら? この数億年間何してやがったんだ。いや、そもそも「種として停滞し、衰退期に入った」から遺伝子ばらまきプロジェクトを実施したわけで、既に「俺たち衰退しそう」って思ってから数億年だ。随分時間の感覚が違う連中だが……まぁ、今のところ元気よく歩いてしゃべってるウルガル人って10人にも満たないんだよな。ひょっとしてあの宮殿の外は既に全滅してるとか……いや、そんな状態であの王制は無いわな。ウルガル人、よく分からないよ。 そんなウルガルと地球の関係は、司令が使っていた「家畜・魚の養殖」にたとえるとそれなりに分かりやすい。もっと近いのは科学者がとりあえず見つけたバクテリアなんかを色んな試薬に突っ込んでるような状態だとは思うが、天然物のぴちぴち遺伝子を育むために数億年規模の特大養殖場を経営していたというのも辛うじてイメージ出来る。ただ、そうなるとジアートさんは養殖場の飛び抜けて優秀なお魚に「好敵手と認めよう」って言っちゃったことになるんだけどね。釣り吉か。いや、たとえるならオオカミ王ロボみたいなもんで、「狩りを通じて他の生き物と命懸けで戦うけど、お互い敬意は表するよ」みたいな状態かもしれない。何にせよ、勝手に目を付けられたチームラビッツにはいい迷惑だけどさ。そもそも異なる環境下での遺伝子育成実験が目的なんだったら、わざわざ物騒な侵攻作戦なんかせずに、「ごめーん、ちょっと遺伝子ちょうだーい」って言えばいいと思うんだ。ほら、また薄い本が捗る設定に……いや、多分戦争を起こして生存本能を刺激することに意味があるんだろう。今のところはテオーリアさんの顔を立ててそういうことにしておく。今回唯一残された謎はテオーリアとイズルの関係性だけだけど、まぁ、そこはおいおいね。そういえば、テオーリアさんのお母さんは上の比喩を使うと「養殖場の鮎を釣るなんてとんでもない!」って言って鮎にも釣り竿を渡す動物愛護協会の人。……そうして考えると、人類は滅んでも仕方ない気もするよな。 ま、お互い目的ははっきりしたわけだし、視界がクリアになったので今後は純粋に「宇宙戦争ロボもの」として楽しく見られるでしょう。今回はわざわざご丁寧にウルガル陣営までへちょ顔になってくれたので、こんだけ緊迫してるはずのサバイバルアニメなのに、ユルい雰囲気は相変わらずである。今回もタマキはかっ飛ばしてたなぁ。その勢いのままにシャワーシーンでおっぱいもかっ飛ばしてくれればよかったのに、やっぱりガードが堅い……なんで男の乳首だけ解禁やねん。ベッドでゴロゴロしてるタマキも愛らしいが、本当にあの乳は寝るのが大変そうである。うつぶせもキツかろうし、仰向けも重かろうし……リアル爆乳の人って、横向きがデフォらしいですけど(ソースは声優ラジオ)。 タマキは分かりやすくていいんですけど、相変わらず分かりにくいのはケイなんですよ。テオーリアさんの出現で確実にイズルに対してやきもきしてるはずなんだけど、あんまり表に出てこないんだよね。どうなのよ、気があってイライラしてるの? それは単なる友情なの? なんなのよ? 「馬鹿の中に混ざってるはずなのにそれなりの思慮深さがあるキャラ」っていう面倒な立ち位置のせいで、ケイの中身ってなかなか見えてこないのよね。前回まではアサギの部屋に乱入する流れだったのに、今回は何故かケイの部屋にみんなして押し寄せて来てて、彼女は「人を部屋に招き入れるのが嫌」って言ってた。多分、掛け値無しの本心だろうが、だからって仲間達を嫌ってるわけじゃないんだよね。押しかけられたら追い出すわけでもなくそのままだし。そもそも、彼女も前回までアサギの部屋に押しかけてたわけだし。アサギもアサギで、前回まで自分がされて嫌だったことをケイにしてやるのは可哀想だと思うのだが……多分彼のことだから、自分だけ置いてかれると寂しいんだろうな。もしくは「ケイの部屋? じゃぁ行く」とか言ってるのかもしれない。面倒臭い青春だなぁ。 |
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HN:
Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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