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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 センスで乗り切れ第10話。まさかの開闢の物語。そして、前回に引き続いての妖精さんフェスタと相成った。前回同様ながらも、初対面ということでそのでたらめさが際だつ妖精さん達の悪行と、あっという間に順応するわたしちゃんの「神がかった」活躍には、この作品で求められている全てが詰まっている。

 わざわざ時系列をいじって今回出会いの物語が出てきたことにも、きちんと意味がある。今回の無茶苦茶な展開も、わたしちゃんの変化も、「最終的にどのような関係性になるか」が分かっているからこそ安心して見ていられるもので、これが1話目だと「なんかやりたい放題だな」で終わってしまう可能性がある。1話完結の短い話だし、やってることが「野放図」だけでは、案外笑い飛ばすだけで終わってしまう可能性があった。妖精さんのフリーダムさと、それを乗り越えられるわたしちゃんの強靱な精神力を認識して改めて観ることによって、この出会いの物語の妙味が増すというものだ。いや、今観ても「野放図」以外の何物でもないんだけど。

 観ている間は、「なんだ、妖精さんってコンタクトも捕縛もコミュニケーションも簡単なんじゃん。わたしちゃんが特別優れた人間にも見えないし、前任者達は一体何してたんだよ」と思っていたのだが、最後のおじいさんの話からすると、前任者たちも全部このくらいのルートは通っていたってことで至極納得。みんな真面目に仕事をしていなかったわけではなく、真面目に働いた結果、真面目なことに意味が無いと気付いただけだったのだ。そりゃぁビフ酒にもなるわ。調停官が心配すべきは、実務の内容とかじゃなくて、多分摂取カロリー。まぁ、前回の島エピソードのことを考えると、ビフテキだろうが酒だろうが、一体何から作られているか分からないから気味が悪いのだけれども。

 今回も妖精さんは非常に愛らしい。初対面のわたしちゃんが繰り広げる名付けや意思疎通といった通過儀礼によって、充分分かっていたはずの妖精さんのでたらめさがますます印象強く刻み込まれていく。こいつら、言語は通じるし、デフォルトで神の概念はあるはずなのに、何故か文化が(長期にわたって)成立しないんだよなぁ。国の概念、個の概念が生まれる土壌は充分あるのに、いつまで経っても「流される」まま(まぁ、前回エピソードでいじめは発生してたけど)。人間とサイズ以外に決定的な相違点があるのは間違いないのだが、ソレが一体どういう要素なのか、はっきりと言い表せないのが何ともムズかゆい。妖精さんには何かが「欠けている」のか、それとも「足りすぎている」のか。まぁ、考えても分からないけどね。彼らの言葉で説明するなら、「ニュアンス」です。

 そういや1つ不思議だったのだが、衰退が激しい「旧」人類は人口も減っているし、エネルギー事情などもなかなか厳しいはずなのだが、既に戦争をする気力も残ってない割には、案外産業は残っている。スパム缶なんかは市場に出回っていたし、今回キーとなった金平糖なんかも普通に売られている(閑職のわたしちゃんが買えるくらいなのだから、そこまでの高級品じゃなかろう)。金平糖って、製造過程を考えるとかなり高度なお菓子だと思うんだけど、まだ世界のどこかに製造ラインが残ってるってことなのかね。本当に緩い世界だなぁ。神様いちぬーけた。

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<以下の文章は、放送当時に執筆されたものである>
 
○第10話「鏡の中の金魚」
 脚本・国井桂 絵コンテ・大畑清隆、藤原良二 演出・神保昌登 作画監督・石川洋一

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<黒>

 

Alter’s Reap/祭壇の刈り取り(ISD)」 C

 まだまだイニスト産。嫌いなカードじゃないが、どっちかっていうと「血の署名(M13)」再録が誤報だったという事実の方がショック。「労苦/苦難」だとやっぱり重いのよね。

 

Child of Night/夜の子(M12)」 C

 この子も好きですよ。「税収飲み」のせいでちょっと扱いが軽いが、このコスト域に求められてるものってそんな大層なもんじゃないと思うの。

 

Corrupt/堕落(M11)」 U

 これか「魂の消耗(M12)」が交代で基本セット、っていうイメージだったけど、そういやM13ってどっちもいなかったんだな。ギルドランドがあるから沼の枚数は稼ぎやすい時代ですぜ。

 

Dark Favor/闇の好意(M13)」 C

 エンチャント推し環境でなくとも、割と簡単に人を殺せるオーラの入門編。でも今回ベストフレンドの「苛まれし魂(M13)」が姿を消してしまったのが残念。

 

Diabolic Tutor/魔性の教示者(M12)」 U

 前回は何故かレアに変なカードがいたせいで一回休んでの復帰。やっぱり黒いデッキ組むと入れたくなるんだよなぁ。

 

Doom Blade/破滅の刃(M12)」 U

 アンコモンになっとる……コモン除去が「泥沼病」でアンコモンがこっちか。まぁ、確かにリミテッドならアンコクラスではあるんだよな、これ。

 

Duress/強迫(M13)」 C

 黒スキーがほっと一息。何はともあれ、1マナにコレがあることで黒は戦える。

 

Liliana of the Dark Realms/闇の領域のリリアナ(M13)」 M

 闇アナさん、なかなか出番無い……ヴェールがいなくなった後にどうやって権威を維持するかね。

 

Mark of the Vampire/吸血鬼の印(M13)」 C

 生まれて1年の若造カードだが、リミテッドバランスが割といいという評価なんだろう。まぁ、使ったこと無いですけど、多分使ったらそれなりに満足するんだろうなぁ。

 

Mind Rot/精神腐敗(M13)」 C

 「予言」が再録されてこれが入らなかったら嘘ですよね。まぁ、ラヴニカと同時にスタン落ちするセットですけども。

 

Nightmare/夢魔(M10)」 R

 久しぶり。多色環境のあとにいきなり単色推しが帰ってくるあたりが基本セットらしい。まぁ、ギルドランドがあるうちは沼並べやすいけどね。

 

Nightwing Shade/夜翼の影(M11)」 C

 今回のシェイド枠。「リリアナの影(M13)」が2年連続登板はならなかったか。この子はコモンのくせに色々まとまってて、たまにリミテッド決めちゃうお茶目さん。

 

Quag Sickness/泥沼病(M11)」 C

 コモン黒除去枠は2年ぶりの復帰組。「ひどい荒廃(M13)」は悪くなかったけど立ち位置が微妙だったので、分かりやすいこちらの方が基本セットっぽくて使いやすそう。

 

Sanguine Bond/血なまぐさい結合(M10)」 R

 急げ!「極上の血(AVR)」と一緒に使える期間はものすごく短いぞ! ギルド魔道士さんがこっちを見ている!

 

Sengir Vampire/センギアの吸血鬼(M12)」 U

 セラ天は必ずいるのに、この人は何故かちょいちょい休みをとっていなくなるタイミングがある。やっぱりいっぺんレアになった人はちょっと態度がでかいな。

 

Shrivel/減縮(ROE)」 C

 微妙なところから全体修正呪文の再録。イラストがそのまんまなので、この世界で唯一エルドラージの姿を拝むことが出来ます。

 

Vile Rebirth/不快な再誕(M13)」 C

 誤植が直るよ! やったねゾンビちゃん! でもそのままのデザインなので、ゾンビトークンがタップ状態じゃないあたりにやっぱり空気読めてない感。

 

Wring Flesh/肉体のねじ切り(M12)」 C

 ひどい荒廃(M13)」とのバトンタッチ。これが一昨年登場した時は「まぁ、リミテ用除去だな!」とか思ってたものだが、まさかスタンで活躍するとは思ってなかったよ。


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泣きっぱなしで第9話。あ、僕がじゃなくて、六花さんがね。流石にこんだけ毎週生きた死んだの話をしている作品で、いちいちお涙してはいません。しかし大変な回である。何せ後半は六花さんずっと泣きっぱなし。これは中の人の負担もものすごかったはずだ。そして、プレスコの恩恵である生々しい音声がずっと流れ続けるわけだ。すごかったです。泣きの演技の難しさは言わずもがなだが、こういう嗚咽を漏らすシーンで一番しんどいのは、やっぱり「本当に泣いたらそれはそれで駄目」っていう部分だろう。感情移入しすぎてマジ泣きするとノイズが強くなるからNG出ちゃうらしい。適度に感情移入しつつも、その上で明瞭な「演技」にならなければいけないというギリギリのラインで仕事をし続ける役者の皆さんには頭が下がる。そういえば、同じく松尾監督のプレスコ収録だった泣きの演技で見初めたのが「紅」で紫役をやっていたあおちゃんだったなぁ、なんてことも思い出したりするのです。

 味も素っ気もない中の人トークから書き始めてしまったが、相変わらず本筋の方はじりじりするばかりで進みはしない。今回はいよいよもって六花さんが島尾の存在を確信して接触するという一大事件が発生しているのだが、視聴者からすれば「ようやくか」という話であり、しかもその出会いのシーンもまた次週に引いた。この接触が物語のラストステージってことなんだろうなぁ。ファンタジー世界にいる亮介にも異変は起こっているわけだが、果たしてどういう収束を見せるんだろうか。気になるような、「どう考えても無難に終わるしかないだろ」という気持ちがあるような。

 今回は(今回も?)とにかく島尾と六花さんの思い出ばかりが積み重なっており、どんどん島尾の存在感が増している。数々の記憶の中にはそれぞれの場面で新しい姿の島尾がおり、その横には新しい姿の六花さんがいる。木登りのシーンのあけすけな会話なんかは、島尾の病のことを覚悟の下で受け入れながらも、どこか冗談めかして笑い飛ばしてやろうとする2人の関係に、誰も立ち入れないような絆が感じられるし、病室での離婚届のくだりでは、六花さんの「分かれ方を知らない」というしれっとした台詞に、この2人の世界がどれだけ満たされて、どれだけ完成しているかがにじみ出ている。「終わった世界」には違いないものだが、ここに亮介が立ち入るのか、と思うと彼の苦労を思ってげんなりしてしまう。亮介は亮介で「島尾の世界」に立ち入っているのだから権利は充分あるはずなのだが、やはり「培った過去」が、「あり得べき未来」よりもよほど現実的で、今という時間に比較するものとしては不充分に見えてしまうのである。

 島尾なのか、亮介なのか。様々な意味で揺れ動く2人の男の存在が、今回は今作には珍しい忙しいコンテワークで刻一刻と切り替わっていく。もちろん画面自体はゆっくりしたものではあるのだが、「走る島尾」「追う六花」という基本的な構図もあり、次第にあがっていくボルテージは静かな画面の中にも変化が生まれているようだ。今回のコンテ演出は神保昌登氏であるが、切り替わる「顔」の演出がなかなか印象的だった。あと、不覚にも笑ったのは「ガラスの棺をぶち破って目覚める姫」のシーンね。パワフル過ぎる姫様に振り回される亮介君が本当に大変そうだ。

 そういやあのシーンで童話に習ってたくさんの小人が出てきたわけだが、時節柄妖精さんに見えないこともない。「姫起きぬです」「目覚めぬです」「遅刻確定ですか?」「ままならぬです」。このアニメでこんだけキャストが増えたの初めてだな。

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 先週に引き続きの報告。まぁ、やっぱりこんだけのプールから多少抜いたところで誤差ではあるのだけども。少しでもキューブの練度を上げるための精進ですよ。

 前回指摘を受けたんだけど、何か枚数の計算が間違っていて、先週の時点でのキューブの枚数は965枚。各色ごとの配分は157枚ずつだった。今回は更に、ここから全色を18枚間引き、139枚ずつになり、更に無色群からもカードを減らしたので全体では847枚となった。少しずつ正しいキューブに近づいてる感があるね。

 今回も具体的な退場カードについては一覧表を参照して下さい。各色の下の方に削除したカードの一覧があります。

   
 今回の改訂は枚数だけで見たら前回と同じくらいだけど、コンセプトに大きな変更はないです。ピック中にどうしようもなくグルグル回っていたものを間引いたり、シナジー期待で入れたけど感覚的に無理っぽいと判断したものなどが抜けています。あと、冷静に見て「お前はキューブの器じゃねぇな」というカードも少しずつ姿を消していっています。ただ、前回の結果を踏まえてライブラリ削りカードも減らしたのかというと、そうでもないので注意が必要です(一応「ラクァタス大使」と「寺院の鐘」が抜けているけども)。公式キューブと比べると異様にライブラリを攻めるカードが多いのは、当然仕様ですので。
 
 で、今回の特徴としては、実は減らすだけでなく、増えたカードもあります。これも一覧に差分を掲載しているので見てもらえば分かりますが、何でこの期に及んでカードが増えたのかというと、公式で用いられていたキューブと対照させたためです。公式がオンラインで使っていたキューブに入っており、まだ入れていなかったカードから、いくつか面白そうだと思ったものを採用しました。また、「太陽のタイタン」や「メリーラ」など「何故入っていない?」と言われたカードも今回採用しています。
 
 ちょこちょこ入れ替えてはいますが、毎回45枚×人数分のカードは使っているわけで、6人戦だと270枚のカードを見ることになる。キューブが800〜900枚程度だと、ボチボチ新鮮味も薄れてくる頃かもしれません。あとどれくらいこのキューブで遊べるものかしら。
 
 ちなみに、今日付でアヴァシンのパックも発注したんで、多分今週末はアヴァシンもいけると思いますんで、好きな方を。

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 若いって良いわよね、第9話。太一に続いて、義文まで「良いアイディア」といって馬鹿が極まった作戦を提案するという。そらま、こんなふざけた状況を理知的にクリアしていく手段なんてないんだろうけども。

 前回のミッションでひとまず太一が脱却。「どうしようもないわがまま野郎」であることを自覚し、それを伊織と義文に謝罪することで、中心となる面子3人の友情タッグは回復した。あれだけ好き放題言っていた太一相手にすんなり仲直り出来るあたり、今回の立役者は実は義文の方だった気もするのだが、彼らの普段の会話からすると、どうも太一というのは視聴者が見て感じる以上に人望の厚い人物のようである。義文と直接喧嘩になった前回の騒動は、何度見ても太一が一方的に悪いようにしか見えないんだけどね。私なんかは勢い任せに謝られても、「いつも通りの直情馬鹿が何か思い直したらしいぞ」という醒めた印象しか出てこない気がするのだが、義文は納得してくれている。多分、彼にしても普段から「太一の主人交代質がうらやましい」っていう嫉妬心はあっただろうから、伊織に指摘されたことで逆上してしまったという負い目はあったのかもしれない。まぁ、お互いに自分の方が弱いと思っているのだったら、これはこれでいいコンビなのかも。

 伊織は結局大きな問題も孕まずに野郎二人と結託することに成功したので、次の攻略対象は唯である。義文が、太一から以前の話を聞いて編み出したのが、今回の山場となる「ラブホ作戦」だ。うむ、馬鹿馬鹿しい。ある意味太一の股間キック作戦以上に男子高校生である。そして、最終的にそれで納得しちゃった唯ちゃんも、また救いようが無いくらいに女子高生である。あんな訳の分からない説得で籠絡されてしまったのは、やっぱり少なからず義文を信頼してることの表れなのは間違いないだろうけども。まぁ、設定だけを考えたら確実に薄い本が捗る設定である(このアニメはそんなんばっかだけども)。「唯を傷つけることだけは絶対にしたくないという欲望」ということだが、どうせ「実は唯だって喜んでるんだろ」の欲望とか、むしろ逆に唯の方の欲望が解放されちゃうネタとか、そういう設定が無尽蔵に。個人的には後者のMシチュだな。武力では唯の方が上だからソレが自然。

 いや、我ながらアホな妄想だとは思うが、この作品は本当に「そういう妄想」との紙一重の所を渡り歩くのが見せ場の作品ですよ。欲望解放なんてトンデモ設定を知っている人は誰もいないわけで、端から見たら完璧にただれた男女関係しか無いわけですよ。唯ちゃんの親御さんだって、不登校の娘のところに男2人が押しかけてきた時点で「うちの娘も隅に置けないわね」とか思って悦に入っていると思うのだが、2階から聞こえてきた声が娘の「ラブホ!」でしょ。一体どんなお気持ちなんでしょうか。「もう高校生だからそれくらいあるかなー」って思ってるのかな。しかも翌日に娘が財布をすっからかんにして帰ってきたりする。確実に宿泊費だ。とりあえず、夕食の席で「どっちの子が本命なの?」って確認されたに10ペリカ。

 で、いつも通りのアホテンションで賑やかに唯のミッションもクリア。その後に起こった欲望解放が全員で食欲祭りだったことも、都合の良い「ハッピーエンド」の表れであろう。義文たちのアイディアが本当だったかどうかは知らないが、今後唯が暴力絡みで悩むこともあまり無くなるはずだ。相変わらずこの作品は「完璧に問題が解決した」というところまで到達しないのでやきもきする部分はあるのだが、問題の質がそういうものなのだから仕方ないところか。

 そして、そんなすっきりしない問題に取り残されたのが、我等が姫子さんなわけだ。ふうせんかずらの個別訪問という反則気味の技によって打ちのめされた稲葉さんは、これまで一番認めたくなかったものと向き合わざるを得なくなった。わざわざふうせんかずらが「揺さぶりに」来たということは、姫子が選択していた「精神的な関わりを減らす」という作戦は欲望解放対策としては意味があったということだが、残念ながらそれでは「面白くない」ので終わらない。彼がわざわざ「揺さぶって」作り上げた野外学習の場が、どうやら今回のクライマックスとなりそうだ。姫子の抱える人間不信と恋心のアンビバレント、そして伊織とのややこしい関係性。これで誰も傷つかずに乗り越えるのは不可能に見えるが……若さで乗り切って欲しいもんである。


 
 と、最後に蛇足とは知りつつも、この「ココロコネクト」に関する例のことについても付記しておこう。わざわざ触れる時点で踊らされているみたいで癪なのだが、この期に及んで見て見ぬふりも不自然だし、軽く触ってそれで手打ちとしたい。ことの顛末はおよそ理解しているつもりだが、当然、これだけ大きな騒ぎになっていることには非常に憤慨している。もちろん、運営側ではなく、煽りたいだけで騒ぎ立てている連中に対してだ。元々ネット世界なんてお行儀の良いもんじゃないのは承知だが、こんなくだらないことが「騒ぎ」になる時点で、本当にアニメ界隈を取り巻く人間の質というのが幼稚になっているんだな、と改めて思う。個人的には放っておいてもいい問題だとも思ったのだが、そういやキタエリがツイッターをやめたり、私にも実害が出ているのである。もちろん、キャストの人たちもそうだが、一番の被害者はせっかくの作品にけちがついた制作者側の人たちだ。特に監督の川面さんなんて、これが初の作品だというのに(そして、きちんと良いものを作ってくれているのに)、こんな理不尽な形でけちがついてしまい、非常に気持ち悪いだろう。精一杯良いものを作ろうとしてくれている人たちのためにも、アニメを素直にアニメとして楽しむ、そういうシンプルな姿勢を、きちんと確認したい。そういう意味では今一度自分たちのスタンスを振り返るためのいいきっかけになるのかもしれない。

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 「ショ〜ウテンジャー!」のかけ声は「カ〜レンジャー!」と同じ、第10話。カレーがバイキンと戦う時点で戦隊ヒーローじゃない気もするけど、ガンバライジャーを参考にしたんならしょうがないよね。……ちょっと待てよ、大智はいいけど、何で残りの三人がガンバライジャーのテーマ歌えるんだよ。どこで練習したんだよ。あんだけ息あがってる状態で伴奏まで歌おうとすんなよ。和奏が歌ってたソプラノパートとか普通に考えたらオリジナルだよ。こんなところで彩陽の本気だよ。

 というわけで、前回からの引き、そしてサブタイなどから見るに、今回はショウテンジャー回ということになる……のだろうか。実際Aパートはショウテンジャーのクオリティの高さを見せつけられることになった。序盤はウィーンだけが乗り気で残り4人が及び腰、いざやってみると息も合わなくて素人芸っぽい、というところまでは予想通りだったのだが……いや、でも上手いなこいつら。初回から結構クオリティ高かったぞ。最初はバラバラだった名乗りも、終わる頃にはほぼ合うようになってたし、恥ずかしいとか言ってた割には台詞も良く通る発声で怖じ気づかずに言えてたし。まるで声優みたいじゃないか! あのクオリティなら想像以上に話題性は出るかも。そもそも「顔出し少年少女ご当地ヒーロー」の時点でかなりレアだし。ウィーンなんて割とイケメンだから固定ファンもつきそう。このままアクション俳優デビューとかして、2年後くらいの戦隊で大抜擢され、それを見たヤンと連絡がとれるようになる、というハッピーエンドはどうだろうか。マジでありそうだからウィーンは怖いんだ。

 さて、サブタイトルの「燃えたり」の方はウィーンのエピソードが片付いたショウテンジャー要素のことだったわけだが、さて、もう片方の「萌えたり」とは何のことなのか。まぁ、こっちの萌えもウィーンのことだと言われりゃそうかもしれないが(来夏たちの話が嘘だと言われた時に漏らした声は実に可哀想だったが)、少なくともぴっちりスーツでエロい肢体を見せびらかす沖田親子のことではないだろう。となると、「萌え」の対象は今回のもう1人の主人公だった教頭ということになってしまう。少しずつデレ化が進行している教頭だが、前回のバイト申請の時があからさまに上の空だったことも判明し、どんどん弱い部分が見えてきている。メインヒロインと言われる(?)由縁である。そんな萌えキャラが今回はいよいよ和奏とのタイマン勝負に挑むことに。

 2人を繋ぐ役割を果たす故・まひるさんの存在感も少しずつ増してきており、2人の見ている「まひる像」は共通の目標として表れている。ただ、同じ人物を見るにしても、娘と親友ではその意味が大きく違っているのは確かだ。和奏の探しているまひるさんは、あくまでも「歌作りの目標」として。いきなり作曲しろなんて言われてもそうそう簡単に素人が満足行く結果を出すコトなんて出来るはずがない。志保さんのアドバイスに従い、微妙なタイミングではあるが、和奏は在りし日の母親像を、今現在の目標として追い求める。

 それに対し、教頭が思い起こすまひる像は、過去の面影だ。学園で一体何の計画が進行しているのかは未だはっきりしていないが、Cパートの測量の様子なんかを見ると、どうやら学園の存亡にも関わる事態になりそうだ。教頭が守りたいと思っているのは、はるか過去の思い出、自分が一番楽しかったあの時代のこと。それが上からの圧力で壊されようとしている今、必死に目を伏せているところに上がり込んできて思い出を掘り起こそうとしている和奏の姿は、彼女にはどのように見えているのだろうか。必要以上に思い出されるあの頃の記憶と、全く違った性格の中にも、どこか芯の強さが通じているように見える不思議な母子の存在。教頭の心が解凍される日もまもなくだろうか。

 結局、この作品って、「教頭が昔の気持ちを取り戻すお話」なんだよなぁ。既にその目標地点には到達しつつあり、声が聞こえた瞬間に慌ててカセットテープを止める教頭なんかは実に可愛らしい。そして、どんどん彼女の本心が見えてくるにつれて、まひるさんから直接お別れの言葉を言われた彼女の心情も分かるようになって辛いのである。まひるさんは気丈な人なので、自分の死期が近いことを、決して娘には告げなかった。だからこそ和奏は母親の気持ちに触れるまでにあんな遠回りをしてしまったわけだが、教頭の方は、そんなまひるさんが本音を漏らしてしまった数少ない人物なのである。彼女が「良い人」であることのこれ以上無い証明だろう。

 もうまもなくこのアニメも終わってしまうことになるわけだが、是非とも最後には和奏と教頭が笑って一緒に歌っている姿が見たいものだ。

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<赤>

 

Act of Treason/反逆の行動(GTC)」 C

 まぁ、ほら、そういう枠だし。

 

Canyon Minotaur/峡谷のミノタウルス(M13)」 C

 ミノタウルスが集まるセットと聞いて、こいつが黙ってるわけがない。たとえ3マナで能力が2つもついてる別なミノタウルスが世界にいようとも。

 

Chandra’s Outrage/チャンドラの憤慨(M12)」 C

 チャンドラの怒り方が元に戻った。まぁ、憤怒の方が使いにくかったし、リミテッド的にはありがたい判断である。

 

Chandra’s Phoenix/チャンドラのフェニックス(M12)」 R

 お怒りとともにこちらも帰還。結局そこまでの活躍は見せなかったカードだが、イゼットが頑張れる今ならラルさんとの共闘もあり?

 

Demolish/破砕(AVR)」 C

 もう土地を壊す呪文で贅沢言わない。このカードがまだ使えるだけでも感謝することにした。

 

Dragon Hatchling/ドラゴンの雛(M13)」 C

 史上最小ドラゴンの再録。ちなみに最軽量ではないのがポイントである。

 

Flames of the Firebrand/炬火の炎(M13)」 U

 チャンドラのご威光を示す強力なアンコ火力。まぁ、強力っつってもあんまり構築とかで見かけた記憶はないんだけどさ。

 

Goblin Shortcutter/ゴブリンの近道抜け(ZEN)」 C

 一部の赤単で実績があったりする名脇役。ゴブリンが頑張れる世界になれば日の目を見る可能性はあるのだが……

 

Lava Axe/溶岩の斧(M12)」 C

 そらよっ!(2年ぶり)

 

Lightning Talons/稲妻の鉤爪(ALA)」 C

 なんか意外なとこから地味なオーラ。いや、当時もそれなりだったんだろうけども、アラーラ当時は除去が多くてオーラは割と空気だったんだよなぁ。

 

Pitchburn Devils/燃え投げの小悪魔(ISD)」 C

 リミテッドではそこそこ人気があった歩く火力。「ボガーダンの炎魔(10ED)」が基本セットリミテッドで強かったんだから、そりゃこいつだって。

 

Shiv’s Embrace/シヴの抱擁(M11)」 U

 抱擁サイクルでこれと白のセラだけ何回か再録されているのはなんでなんだろう。まぁ、被覆付与とか、今更再録されないだろうけどさ。

 

Shivan Dragon/シヴ山のドラゴン(M10)」 R

 実は意外と久しぶりの復帰。今見ても、地味ではあるが弱くはないのが偉い。ただ、今回神話の新人とキャラが被りすぎているという難点が。タッグを組めということなのだろうか。

 

Shock/ショック(M12)」 C

 おかえり! 

 

Smelt/溶解(M13)」 C

 「摩耗/損耗」入れておけばいいんじゃないかな。あ、でも今回はダークスティールも復活してるので、フレーバーのコスさんの台詞の意味が分かりやすいぞ。

 

Thunder Strike/雷の一撃(M11)」 C

 火をつける怒り(M10)」(修正が+1)→「雷の一撃(M11)」(修正が+2)→「殺戮の叫び(M12)」(修正が+3)→「火をつける怒り(M13)」→「雷の一撃(M14)」。なにこの誰も得しないローテ。

 

Volcanic Geyser/溶岩噴火(M13)」 U

 意外にも2年連続登板になった。リミテッドでパック開けた時のコレ引くしかない感は異常。

 

Wild Guess/野生の勘(M13)」 C

 これ、出た当初はすごく好みのデザインだと思ったんだけど、いざ使ったらやたらしょんぼりだった記憶がある。イラストの穴の奥にいるのが「概念泥棒」とかだと立ち直れないだろうな。

 

Wild Ricochet/野生の跳ね返り(LRW)」 R

 いつもなら「余韻(M13)」がいるはずのコピー枠に、突如ローウィンの巨人のおっさんが登場。書いてあることは弱くないんだけど、ローウィン当時も大して使われておらず、「公式ハンドブックで真木孝一郎が効果を勘違いして書いていた」という妙な記憶しか残ってない。


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 突っ込み不在、第22話。そりゃね、栄斗回っていう時点でネタ回として使い捨てる覚悟はあったけども……結局徹頭徹尾「忍びww」っていうだけのお話だった。あからさまに作画チームも休みじゃないですか。忍者ばっかりだと頭巾のおかげで口元を描かなくていいから、作画的には楽なはずなんだけどな!

 とってつけたような栄斗の過去エピソードと因縁を作るという、見本のような脇エピソード。ちゃんと友情・努力で勝利しているわけだからテンプレ的には何の問題も無い展開となっているが、それにしたっておざなりだよなぁ。結局忍びの謎も何一つ解明されなかったし……多分そのへんの設定についてはもう説明は無いだろうな。とにかくこの世界には忍びがいるんだよ。そして聖闘士もいるんだよ。お互いに「妙な装束」って思ってるんだよ。世間一般の人たちは聖闘士の存在を知らなかったはずなんだけど、栄斗の兄者がまるで甲子園でも目指すかのように「俺、聖闘士になるわー」って言ってたことを考えると、忍びの里では聖闘士っていうのは常識として扱われてたんでしょうね。まぁ、情報に長けた集団のはずだから、裏ルート情報でそういうことも知ってたんでしょう。兄者がなんで聖闘士になりたいと思ったのかはさっぱり分からないけど(そしてちゃんとなれてるのがすごいけど)。

 結局、「お前は忍者なのか? 聖闘士なのか?」という訳の分からない問いかけにまるまる費やした30分であり、その答えは「どっちでも胡散臭いことには違いないわ!」というもの。「両立して何の問題があるんだよ」と思っている視聴者に対し、栄斗は「俺は聖闘士だ!」と叫び、次の瞬間に「水遁の術!」と叫ぶという大ネタを披露。番組ラジオで中の人も笑っていた「技のデパート(爆)」としての本領発揮である。ほら、やっぱり聖闘士って両立できるもんなんだよ。過去には坊主聖闘士や修復師聖闘士だっていたんだし。忍者ぐらい余裕ですわ。

 強いて今後に影響するポイントをあげるなら、兄者を誅殺しにきた謎の聖闘士の存在があげられるだろうか。パライストラで蠢いていたイオニアさん配下の者だと思われるが、CV速水奨の時点でザコではないだろう。終始バックに時計をぶら下げているという謎の演出持ちだったので、まだ披露していない何らかの必殺技もあるんだろうし。ただ、見たところゴールドではないんだよね。今後の展開としては蒼摩に対してのソニア、龍峰に対しての玄武のようなライバルキャラスタンスになると思われるのだが、他の連中が敵幹部、ゴールドであるのに対し、今回のキャラは素性がさっぱり分からないのであんまりピンと来ないのである。ネタキャラ栄斗のライバルもネタキャラなんだろうか。時計が絡む能力ねぇ…………いっそ時間を戻して生命を維持出来るから不老不死の聖闘士っていうのはどうだろう(中の人的に)。「また速水奨殿が死なない役で出ておられる!」

 まぁ、今回みたいに光牙は完全お休みで回りの要素を潰していく回も大事なので、箸休めとして見る分には悪くない話でしたよ。この作品の馬鹿さ加減は遺憾なく発揮されていたわけだし。龍峰が突っ込みキャラとして成立しないっていうこともよく分かったし。やっぱり蒼摩がいてくれた方が画面が締まるなぁ。蒼摩、一体誰に殴られていたんだろう……。しかも次回で全員集合ってことは、蒼摩の単独エピソードは無しか……がんばれ不遇のライオネット。

 余談だが、今回の栄斗の兄者の中の人は、「三国無双」シリーズの司馬懿役、滝下毅氏。最近全然ゲームやってなかったもんだから久しぶりに声を聞いたのだが、何となくググったらちょっと前に同じく無双シリーズのガラシャ(鹿野潤)と結婚していたことを今更ながら知った。そしてガラシャの親父が光牙の中の人である。ややこしいな。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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