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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 というわけで、夏コミに向けた販促番組、「ギリギリ!コンプライアンス」の第1回が、なんとWeb上でも配信が開始されました。なーんだ、これで慌てて夏コミで入手しなくてもラジオは聴けるんじゃん! と一瞬思ったのだが、現在発表されているラジオ配信は4本のうち3本目まで。さらに販売されるDVDには新作映像も6話分収録される予定とのこと。結局買わなければいけないのは間違いないのだが…………6話…………時間にしたら3分だな。いや、買わなきゃいけないのは確定なんだけど。引き続き、夏コミ派兵を募集しています(身内で)。問題は、10話じゃなくて8話収録ってところなんだよな。うち2話は福岡(と栃木)の話だったわけで、今回も本放送のエクストラと同じようにレギュラー5人がある程度中心にはなってくると思うのだが、その場合、1人2話の担当だと話数が足りない。誰かが割を食う形になるってことなのか。それとも、レギュラーとか関係無しに適当なキャラのエピソードを突っ込んでくることになるのか。個人的には、前にも書いてた気がするけど宮城・埼玉・神奈川・兵庫・徳島の5人でバンド組む話が見たい。その場合の問題は、メインボーカルが徳島だと確実に歌は「えーじゃないか」になるってところだが。
 
 せっかくなのでラジオの第1回放送にも触れておきたいが……単なるいつもの名古屋だったな。たっぷり10分のおしゃべりが聞けるという初の機会だったわけだが、特に印象が変わることもなく。2人してラジオ慣れしてる感があるのはムカつくけどな。福岡はこういうところだと割と回し方気にして普通になっちゃうところが可愛い。中の人とちょっと違うコントロールになっている。以下、台詞。
 
○「みんな嫌いだがね!」
○「微塵にも好みじゃないだがね!」
○「私に釣り合う犬はそうそういないだがね! アヒャヒャヒャ!」
 
 畜生の顔ですわ。確かに名古屋が恋愛してる様子は想像出来ないな。となると、エクストラ1話で福岡をぶっ飛ばしたのは、横恋慕とかじゃなくて単にイラついただけなんだろうな。
 
 
○「山梨犬が狩人の罠にかかってね!」
○「名古屋犬がふかしこいとるだけー」
 
 「かりゅうどの罠」っていう響きだけでちょっと面白い。名古屋のこの発想はどこから来るんだろう。
 
○「楽しかったとー」
○「人を楽しませる前に自分が楽しんでしまう、素人根性丸出しだがねー!」
 
 ラジオの定番台詞にまでこの返し。鬼である。
 
 
・「ギリギリ! ヤンデレ妹愛知犬!」
 一体どこに向かおうとしているのだろうか……
 
全体を通じて、相変わらず戸松遥という脅威を遺憾なく思い知らされる番組になっている。もう、最後のコーナーなんて名古屋はどっかいって、とにかく戸松だ。そういや戸松のヤンデレってのは見たことなかったかもしれない(まぁ、コレをヤンデレと言っていいのかどうか微妙だけども……)。繰り返し聞いて、どんどん変な部分を浸食されていこう。

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<以下の文章は、放送当時に執筆されたものである>
 
○第4話「兄貴」
 脚本・広真紀 絵コンテ/演出・神保昌登 作画監督・萩原弘光

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引き続きライフ0,第3話。まぁ、元々スライムなみのHPしかないんだけどさ。これで成仏出来るなら一片の悔い無し。今期は最悪週にこれ一本でも食いつなげる。

 さて、ストーリーの方はゆっくりしっかりがこの作品。前回で倒れてしまった六花さんとそれに絡む亮介に対して、ついに島尾のパワーが覚醒するのが最大の見せ場である。これまではチープトリックのごとく「囁く」だけしか能の無かった浮遊霊が、本気になるとポルターガイストまで引き起こせるようになるという。これは、邪魔なんてレベルではないパワーアップである。実質、亮介は島尾邸の中では身動きが取れない状態なのだから。もっとも、島尾も単なる悪霊ではないので、常時能力を起動し続けているわけではなく、感情が高ぶり過ぎた際にのみ妨害行為に及べるということらしい。生者と死者が直接インタラクション出来るようになったこの状態、今後どのように変化していくのだろうか。

 ということで、この作品の大命題の1つであり、今回フィーチャーされたテーマは「生者と死者」という2人の主人公の関係性である。「死んだ人間とのさや当て対決」というテーマはこれまで少なからず生み出されてきたモチーフであり、実際に中の人的には「ハチミツとクローバー」で完全に同じようなシチュエーションが展開されていた。この場合、お話としては基本的に生きている人間が勝つ。その方が「前を向いて生きている」ことになるし、感情移入する方も過去の人間よりも今を生きる者に頑張ってもらった方が気持ちが良いからだ。過去の記憶、思いは決して嘘ではないが、それを乗り越えて、新しい出会いと関係を大切にしていこう、というのが、基本的な結論になる。

 この作品も、もちろん最終的にはそうなるのだろうと思うが、ここで普通と違うのは、「死人に口あり」なところである。死んだ人間は、思い人にとって大きなアドバンテージとディスアドバンテージを持っている。前者は「思い出が綺麗」であるところ。「死人が相手じゃかなわない」と匙を投げるシーンなんかもよくあるもので、どれだけ生きている人間が説得したとしても、既に死んだ人間の美化された思い出はどうあがいても覆らないもの。あがるばかりでさがりようのない「綺麗さ」は、死者の側の最大の武器といえる。実際、六花さんが思い出すのは島尾の恰好いい姿ばかりで、彼女の思い出が本当の気持ちだったことが伝わってくる。

 他方、ディスアドバンテージは、やはり「死人に口なし」である点。どれだけ綺麗な思い出を残そうとも過去は過去。新しい人生からの強いアプローチがあれば、動かぬ思い出だけではいつか退く時も訪れる。「動かないこと」は、最大の利点でもあるが、弱点にもなり得るのだ。そして、この作品の死者は「口がある」とはいうものの、この「口」が機能するのが思い人当人ではなく、相手の亮介だけ、というのが実に面白い。島尾→六花という直接的なインタラクションが取れないばかりに、彼が出来るただ1つの選択は、「生者の心を折る」ことだけなのだ。

 そう、島尾は結局、亮介の邪魔ばかりしている。これまでもちょくちょく冗談めかして妨害してきたわけだが、結局はその嫉妬心、未練は根深いものだったらしく、六花が幸せかどうか、などという相手のことは考えない一方的な思いが、ついに暴走してしまった。ポルターガイストはその最たるものであり、彼の隠しきれない本心が亮介に暴かれてしまった形になる。そんな「理不尽な嫉妬心」から亮介の妨害を働く島尾であるが、もちろんその気持ちは分からなくもない。目の前で最愛の人が転げようとしているのだから、冷静に見ていられるとしたらそれはそれで人間じゃないだろう。自分が死んでしまって役立たずになったことが受け入れられるようなタマなら、そもそも残留思念がさまよったりしないだろうし。

 「心折られる側」の亮介は、どうやってそんな障壁を突破すればいいのか。今回感心したのは、亮介は単なるぶっきらぼうなフリーター風情だと思っていたのだが、いざ動き出すと案外機転も利くし、根性もあるってことだ。六花の寝室での一幕も不測の事態に冷静に対処出来ていたし、島尾の「悪行」に対し、正面からたしなめる姿勢を貫いている。そして、ミホさんから見せられた思い出の写真に一度は心を折られかけたわけだが、そこから逆転してむしろ「思い出の上書き」にチャレンジしようという気概はお見事である。「旦那がかつて最高の笑顔を作った同じ花屋敷で、自分はそれを塗り替えて新しい笑顔を作ることが出来るか」。かなりハードなチャレンジには違いないが、あの性悪旦那を打ち砕くには、これくらいの「ギャンブル」に出る必要があるということだろう。ドライフラワーか鉢植えか。異質な勝負はまだまだ続く。

 蛇足とは思うが、今回画面を構成する上で効果的に使用されたツールとして、「手」というモチーフがある。六花にとって、亮介にとって、「手」というものは「何かをするための道具」として現れ、それはつまり「生きている者の証」として機能している。六花は思い出の中で生きている頃の島尾を振り返り、彼に背負ってもらった時の「手」の記憶に「生きた島尾」を集約させている。同様に、島尾の身体と対比して「生きた人間」である亮介を感じ取ったのも「手」だし、亮介は、「土を掘り、種をまくことが出来る」武器として自分の手を見上げた。対する島尾の「手」は、亮介を掴もうとしてもすり抜けるばかりだし、いざ直接関与しようとした時には、一切手を動かさずにポルターガイスト現象を起こして暴れるだけである。こうした分かりやすいモチーフを中心にテーマを描いてくれると、見やすい上に色々と読み込みが出来てアニメとしての満足度も高い。今回のコンテは神保昌登氏。相変わらず良い仕事をしている。

 中の人のことは……もういいかな。酔っぱらい演技が板についているのは面目躍如。何故だろうね。我々はさぁやが本気で酔っぱらった時にどうなるか、割と知ってるんだよ。そんな声優、なかなかいないと思うのだが。そういやミホさんはオリゼーの中の人である。オリゼーと長谷川さんがノイタミナ枠を通じて出ずっぱり。確かにこの作品も、色々とかもされそうである。

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 ひゅんっってなる、どことは言わないけどひゅんっってなる第3話。そらぁあんた、あかんで。愚地流にでも入門して何とかして回避する手段を身につけないと。

 2話目までの展開もなかなかスピーディーではあったが、3話目も内容はがっつり気味。「人格入れ替わり」というありがちなネタ回しだったのでそこからどういう風に膨らませてくるのかと思っていたが、なかなか興味深い方向性だと思う。

 人格入れ替わりを面白く描くために本来欠かせないはずの手順として、個々のキャラクターの掘り下げがある。誰が誰に入れ替わっているかも分からなければ何も面白くないわけだし、入れ替わったところで、ギャップが生まれないことにはそこに妙味は生まれない。本作の場合、そうした部分をかなりさっ引いた段階から入れ替わりが起こっていたが、そこは脚本・演出面である程度フォロー出来ており、「よく分からないけど気になる」という一定のレベルをキープしていた。そして、今回ようやく、本格的に「個人を規定する要素」が描かれ始め、1人1人が人間としての背景を与えられたように見える。まぁ、本来ならそれだけでも1話かけていいくらいの中身なのだが、テンポ重視のおかげで唯については悩みまで解決するスピード展開になっているわけだが。

 今回ほとんど登場しなかった伊織は置いとくとして、残りの4人は様々な方向から「個性」が描かれた。1番楽観的に見えている義文。彼の場合は未だフォロー役としての側面が強いが、ある意味刹那主義であり、入れ替わり自体についてもそこまで重きを置かずに楽しんでいる様子は大きな個性といえるかもしれない。また、グループ中では唯一「特定他者を想うこと」が明示的なキャラクターでもあり、「惚れた女のことだから」なんて台詞が臆面もなく出てくるのも特徴。彼のおかげで本来ならもう少しドロドロしてもいいはずの関係性が、かろうじて笑えるくらいのレベルに留まっているのは大きな効果だろう。

 前回爆弾発言でかき回してくれたのが姫子。ただ、実は今回の事件で重荷を背負っているという意味では、彼女もなかなか業が深い。現時点では何か大きな悩みがあるようには見えないが、一番の常識人であり、一番大局を見ることが出来る人間なだけに、今回の事件のマイナスの側面ばかりが見えて一人で背負い込んでしまっている様子だ。「自分が何とかしなければ」という意識が先行してしまい、あくまで自分自身も他の4人と変わらない高校生でしかないことに考えが至らない。それを背負い込めるだけの強さもあるのかもしれないが、太一と2人で会話している様子を見る限り、彼女自身も充分に揺れ動くだけの隙間は空いてしまっている。ひょっとしたら一番面倒な存在かもしれない。

 そんな姫子に心配されているのが、今回メインとなった唯だが、彼女の場合は、過去のトラウマという非常に分かりやすい傷を抱えており、5人の関係性においては、それを隠し通して見せてこなかったという、表面上の強さが最大の背徳感にも繋がっていた。信頼出来ると思われていた仲間がそうではなく、最も強いと思っていた自分が小さな存在である。2つも抱えていた微妙な距離感が、入れ替わり事件のせいで強制的に暴かれてしまう。端から見れば奇妙なジレンマではあるのだが、確かにこの歳の女の子にとっては色々と根深い問題だったのかもしれない。これまでのお話でも、彼女だけはどこか距離が空いていたように見えていたのは、今思えば非常に明示的で丁寧な心証描写だったといえるだろう。

 「唯の悩み」という1つ目の大問題が浮かび上がった文研部内で、彼女の悩みを想定外の方向から解決してしまったのが、「最低の自己犠牲野郎」こと太一ということになる。彼の場合、視点人物であるという都合もあるかもしれないが、どうやら大きな秘密や隠された中身はなさそう。非常に分かりやすい彼の特性は、冒頭で姫子が洗いざらい説明してくれた。馬鹿がつくくらいに鈍くて、目的が分からないほどに利他的な自己犠牲の化身。彼がどうしてそんな風になったのかは分からないわけだが、とにかく彼はそういう存在だ。そして、禁断の「自己犠牲」キックにより、彼は唯の抱える2つの「距離」を一気に解消することに成功する。ものすげぇアイディアだとは思うが、長期間にわたってランダムの入れ替わりを繰り返した結果として、自然に出てきたのだとしたら恐ろしいことだ。もう、この5人の中では肉体的な境界性が曖昧になり始めているのかもしれない。「男と女が入れ替わったら……」なんてもしもストーリーでは必ず持ち上がる「男性のオリジナリティ」であるが、まさかこんな形で活用する馬鹿野郎がいるとは。いや、面白い。「入れ替わりストーリーで出せるオリジナリティ」としては、アリの方向性だったんじゃなかろうか。

 まぁ、痛かったですけどね……。それにしても、ああいうアクションが直接行えるほどの関係性ってのは、実はものすごくインモラルなんじゃないか、って気もする。だって、あの瞬間に唯は確実に「ソレ」の存在を意識したわけでしょう。文字通り痛感したわけでしょう? 経験上予想がつくけど、多分とっさに握ってますよ、あれ。少なくとも押さえ込んではいますよ。男性恐怖症を謳ってる人間にそんなことさせていいんでしょうか。そして太一君、今後大丈夫なんでしょうか。事ここに及んでも、まだエロいことっていくらでも考えられる。それが「入れ替わり」ネタの恐ろしいところです。

 次週、姫子さんに何かが起こる? 相変わらず声の存在感のおかげで絶対的な強さを感じさせる姫子だが、ラストで倒れたところの映像なんかを見ればやっぱり女の子。なんだろ、最後のシーンはやたら色っぽく見えたな。

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 ジジイが活躍するアニメは良いアニメ、第4話。やっぱりじいさんが語ると重みが違う。「ステージを譲ってなんかやるもんか」のくだりなんか、すっごい好き。まさに老若男女が「歌う」アニメよな。

 順調にペースが落ちずに毎週楽しめる作品になっている今作。今回はメインとなる合唱部(時々バドミントン部)の「歌」の要素はそこまでクローズアップされなかったが、その分、メインの3人の心情部分が丁寧に彫り込まれており、今後形成されるであろう合唱部の完成形がより密なものとなる布石が打たれている。唯一立ち位置を異にする教頭が一切登場しなかったおかげで、ちょっとツンケンした仲にも不思議な安心感があり、ジジイパワーも相まって非常にハートフルなお話。「true tears」や「花咲くいろは」の時もそうだったけど、何故かP.A.Works作品は放送時期と作中の季節がガッツリと噛み合うようになっており、視聴者側も夏の湘南の空気を充分に堪能することが出来るのも良い。海のシーンが素晴らしく綺麗で、うろこ雲のたなびく映像なんかは感心を通り越して圧倒される出来だ。

 今回は大きく分けて2つのテーマを見たい。1つは、和奏が出会った新たな母親の姿。ながしかと思われた謎のラテン軍団コンドルクインズは、実は和奏の母親、まひるの知己であり、彼女から様々な思いを受け継いだ伝達人だった。未だもって何故音楽をやめてしまったのか定かでない和奏だが、彼女には「音楽をやめることはできない」と言い残したまひるさんの血が流れており、実際、現時点ではトラブルメーカー来夏に引っ張られる形ながらも、少しずつ合唱部に歩み寄る形になっている。時代を超えて伝わる母親の思いに和奏はどのように応えていくのか、それが、この作品の最大の焦点となるのだろう。

 しかし、現時点において和奏はまだ「歌わない」ことを頑なに守り続けている。そのことは、出てくるキャラクターが片っ端から歌い始める本作において異質であり、その「距離」は明確に意識して描出されている。今回それが最も顕著だったのは、合唱部4人が別々の場所、別々の時間に各自で歌の練習をするシーンが繋がるカットに現れており、全員が口ずさむ歌が綺麗に繋がるかと思いきや、最後の和奏のカットだけは、ご丁寧に沈黙を守ったままだ。これだけ打ち解けた空気でも未だ動かぬ和奏の思いは、果たしてどのように変化していくのだろうか。そして、ここまでもったいぶってあがったハードルを、和奏(の中の人)は飛び越えて歌うことが出来るのだろうか。まぁ、出来るんですけど。

 2つ目のテーマは、そんな和奏も絡んだ女子高生3人の友情の構図。具体的には、和奏と来夏、来夏と紗羽の2つの関係。和奏と来夏については非常に分かりやすい。独自に動き始めた和奏が、来夏を思って合唱曲の楽譜を通じた交流を図り、そこに来夏は自然に「近さ」を感じた。下の名前で呼び合うことが出来るようになり、関係が進展したことは非常に分かりやすい。言ってしまえば「下準備が整いつつある」状態だ。

 そして、旧知の仲である来夏と紗羽については、見ていてニヤニヤ出来る力強い友情の結束力が見て取れる。コンドルクインズにご執心ですっかり元の志を忘れてしまうお調子者の来夏。それを見て、せっかく誘われて付き合ってやっている紗羽は不機嫌になり、彼女を叱咤するために実にストレートな言葉をぶつけることになる(怒っている紗羽ちゃんも可愛い)。一見すると「友情にひびが入ったシーン」に見えるのだが、ここで見事なのは紗羽の状況把握能力である。怒鳴るだけ怒鳴っておけば、あとは来夏がきちんと方向修正を行い、やるべきことをやってくれるのだ、ということについて、一切の疑念を持たずに信頼しているのである。合唱の練習に顔を出さなかったことについて、普通なら「サボりやがった」と思ってもおかしくないはずなのだが、「来夏はきちんと自分の思う通りに動いてくれている」ことを確信しており、実際、夕方に出会った時のサムアップについては、一言も言葉を交わさずに来夏に合わせていた。当然、来夏の方もそんな紗羽のことを理解しており、勝手に動いて、勝手に片付けたのである。こういう「言葉を必要としないコミュニケーション」ってのは、画で見て映えるのできゅんきゅんします。それにしても、合唱部について一番真面目にやってくれてるのって紗羽ちゃんなんだよね。弓道部は大丈夫なんだろうか。

 あとはまぁ、たっぷりと素敵な画面を堪能すればいいと思うよ。紗羽ちゃんが馬可愛い女の子だとすれば、和奏は自転車可愛いのである。そして、これが一番大事なのだが、まひるさんは人妻可愛い。結局世界を統べる最大の原因となるのは、大原ボイスの人妻なのですよ。彼女もそれなりにお歌は出来るのだ。

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 今週の標語は「アテナを救うためのバイト」、第16話。何度反芻してもひどいフレーズだ。全盛期のジャンプマンガだったら「ピッコロ大魔王を封印するバイト」とか「DIOを倒してホリィを救うためのバイト」とかもあったに違いない。

 「今週はギャグ回だ」。そういってしまえばカテゴライズは終了なのだが、この作品の場合、狙って作ったギャグは一切面白くないというクオリティが奇跡的である。冒頭のマーシアン襲撃のあたりから「今週は緩い空気で行くんだな」ということは分かるわけだが、光牙たちがバイトで色々と失敗するところなんかは、(特に画もグダグダだったこともあり)見ていてクスリとはしないのだ。まぁ、あくまでも正しい時間帯のお子様向けぬるま湯ギャグなのでこれくらいでも特に問題無いとは思うのだが、一応間には「聖闘士が生きる運命」なんて真面目なテーマを挟もうとしてるんだから、メリハリつけてもうちょっとギャグをギャグとして徹底させる方向でも良かったと思うんだけども。たとえどんなシナリオだったとしても、あのアリさんマーシアンに苦戦しちゃ駄目よねぇ。

 しかし、そうした「狙ったギャグ」の適当さはさておいても、冒頭で引用した台詞のように、謎が更に混迷する世界設定故の突っ込みどころは多い。結局、聖闘士ってのは一般市民に知られていない存在であるということなのだ。……うそぉ、だってマルス様がサンクチュアリぶっ壊した時とかものすごい衝撃だったじゃない。あれで世界中が気付かないのか? この世界の教皇って、単に聖闘士達からあがめられてるだけで、実はめっちゃ知名度が低いとか? いや、そんなわけねぇよなぁ、確か原作版だと「教皇は万人から愛されて……」みたいな記述もあった気がするし。聖闘士育成っていう目的が周知されてなかったら、城戸光政の大量の養子縁組はマジキチ所業だろうさ(まぁ、実際には全員血を分けた息子なわけだが)。いや、そもそも「Ω」の中でも、パブリーンさんは仮面のままで地元住民と交流してたぞ。あれはどう考えても聖闘士のことを知らないと成立しないだろ。それとも、あの雪すさぶ町の住民たちは「パブリーンさんは良い人だけど、なんでずっと仮面つけてんのかなぁ」とか思ってたんか。それはそれですげぇよ。

 まぁ、とにかく、そんな聖闘士と一般市民の落差がよく分かるお話でした。前回の次回予告で、てっきり光牙が「一般人はあんなに楽しそうに生活してるのに、なんで俺たちは血みどろの戦いを続けなきゃいけないんだ!」ってグレる話かと思ってたのだが、そんなこともなくあっさり「星の運命」を受け入れてましたね。まぁ、バイトに向いてないってことを痛感してしまった後だったから、それはそれでいいのかも……あれだけ聖闘士になるのを嫌がってたのにね。光牙はやたら器用に皿を割るスキルを持っているのに、蒼摩とやった配膳ショーでは一切割らずにアクロバティックなパフォーマンスを見せられるという謎特性の持ち主です。もういっそのこと、このままバイトに精を出し続けて一般人に溶け込んでいくという、新たな路線の聖闘士星矢の物語でも面白かったかもしれないぞ。ペガサス流星皿洗い。

 次週は圧倒的アリエス臭がする聖衣修復エピソード。いや、修復も何も、まだ光牙たちの聖衣は傷ついてるようには見えないけど……まぁ、ムウさんなら目に見えない傷も全て看過してみせてたし、色々とこれまでの戦闘のダメージは蓄積しているのかもしれない。次回予告で出てきたロリっ子が何者なのかは謎だが、もう、眉毛からしてそっちの人である。「へぇー、お前それジャミールでも同じ事いえんの?」

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7月20日 ドラフト模様(M13×3)
ピック順 【Alessi】→【Metallica】→【Sangriter】→【Thraxi】→【Mei】→【Serra】→
 夏ですね。世間的にはこの環境、どういう評価になっているんでしょうか、M13。先週お伝えした通り、我々の中では予想通りに「面白くない」と言うことになってるわけですが、基本セットならそんなもんだって。しかも、普通のセットだって開始から数回は大体つまらんっていうものなんだから。きっとここから面白くなっていくよ! 次はないけど!
 ということで、半ば無理矢理ねじ込んだ2度目の基本セット。皆さん、充分に堪能出来たね。そいつぁ何よりだ。ピックはつまらんかもしれんけど、試合自体は目先が変わるから案外悪くないと思っとる。

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 衰退しろや! 第3話。なんかもう、下手なファンタジー世界より人類によっぽど活気があるやんけ。しかも救いようのない方向に。いや、これが人類の迎えるべき姿という、気の利いた風刺なのだろうか?! ……人口減少してるのにこんな非生産的な文化がなぁ……。

 はい、もう突っ込みは終わり。突っ込んでも何も解決しない、それがこの世界だ。だから、「折角の貴重な紙資源を何に使っとるねん!」とか、「どっから来た! その人の波はどこから来た!」とか、「政府機関じゃないサークルも元気過ぎるだろ!」とか、「無料頒布ってことは、もう経済回す気もないじゃねぇか!」とか、そんなことは言いません。このどうにも徒労感ばかりを重ねる執拗なネタ回しは、本気を出した時のギャラクシーエンジェルみたいな嫌な刺さり方するんだよ。GAの場合は、短く、後腐れなく、スパッと短時間で見せるのが美点だったが、この作品の場合、こんな救いようのないセッティングでまさかの「次週に続く」である。壮絶過ぎる。

 いやぁ、先週までの内容で「生臭ファンタジー」という言葉は使ってたんだけど、まさか生臭いだけじゃなくて腐ってしまうとは思ってもみませんでしたね。色んな要素が現代日本と比べても「惜しい」世界なのだが、何故か「腐る」という単語だけはきっちりと伝播している。そして技術と歴史が失われた世界でも、そちらの方々が持つ驚異的なバイタリティと探求心は全く変わっていないようで。これが人類普遍の性質だとしたら、すごく嫌だな……。それにしても、腐女子っていうターゲットは本当にネタにしやすいものだ。今となってはすっかり知名度が上がった層であり、発言力もいや増しているわけだが、端から見て「うわぁ」と思うだけでも立派に機能する。別に同じことは男性のエロに対する探求心でも言えることであるはずなのだが、腐女子根性の方が、何故か拗くれてて笑いになりやすいんだよな。次第に支持層を拡大し、それだけで現代における文学界そのもののように肥大化するBL文化ってのは、おぞましくはあるのだが、「ひょっとしたらそういう未来もあるのかもしれないな……」という、奇妙な説得力も持っているのである。くわばらくわばら。

 そして、そんな腐女子文化に先鞭をつけ、我が道を切り開いたのが今作では新キャラとなる「Y」氏である。名前の付け方の基準が全く分からないが、とにかくそこに沢城がいることだけは分かる。最初に聞いたときには「腐女子の役にみゆきちはちょっとどうなんだろうか」と思ったのだが、どちらかというとYの場合は「腐女子キャラ」ではなく「野心家」キャラであり、「求道者」である。なるほど、こうなってしまうと、沢城ボイスの不必要なまでの説得力とストイックさが彼女に嫌な息吹を無尽蔵に吹き込んでいく。だんだん、「ひょっとしたらこれって高尚な趣味なのでは」と思えてくる。主人公さんがいなかったらあのままYの弁論に丸め込まれて「人類は腐女子が救うんだな」とか思い込まされるところだったかもしれない。ありがとう孫さん、ありがとう中原麻衣。

 中原劇場だけでも致命傷になりうるだけの破壊力があったのに、そこにこんな想像の埒外からみゆきちまで飛んでくるという……ひたすら声の説得力ばかりが積み重なっていく恐ろしい作品である。もう、これだけずっと聞いてればそれでいいレベル。ちなみに、今回他のサークルの代表役でこっそりと山本麻里安が出ていたりしたのだが、中の人も腐女子だからこその起用だろうか(んなわけないけど)。このぎりぎりのところでしぶとく生き残ってる姿勢には敬意を表します。

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オープンエンドが変わった! 第14話。これは素直に良いね。オープニングは確実に「DAYS」を意識してリメイクしたと思われるFLOWの新曲。サビ前の間の取り方とか、曲終わりの流し方とか、完全に「DAYS」と同じ。懐かしいのう。前クールが悪かったとは思わないけど、やっぱり「エウレカ」はこちらの方がしっくりくる。そしてエンディングはデビュー直後のユニットのようだが、歌がどうこうよりも映像が良い。1期目でいうと映像のイメージは3rdエンディングに近いかな(女の子が色っぽいという点で)。ノアさん大活躍ですよ。本編中、アオがアルバムあさってるところで無心に読みふけってるのも笑った。

 さておき本編。相変わらず怒濤の展開過ぎて、1期目をきちんと見てなかった身としては何が起こっているのかさっぱりである。しかし、とにかくエラいことになっているという事実は伝わってくる。あらゆる物事を引っかき回したエウレカが一時退場し、その代わりに覚醒したナルが大暴走、おかげで今までなあなあでくすぶっていたゲネラシオンブルと日本軍の関係性も急速に動き始めた。更にはエレナがなんだかよく分からない状態で暴走まで始めているし、シークレットやスカブの存在意義についても根底から揺るがされることに。もう、何がなにやら分からないので、黙って見守るしかない状態です。気が休まる暇がないので、非常にエキサイティングである。ここに来てエウレカが空中でニルヴァーシュに投げ出されて、それを滑空しながらのシェイクハンズさせる「あの」シーンが登場するとか、やっぱりビリビリ来ますがな。こういうのがあってこその2期目よね。

 今回も見るべきシーンはたくさんあるが、やはり旧作から追いかけていた人間にとってはエウレカを巡るあれこれが気になるところ。ナルの言葉を信じるなら、レントン達がいた「あの地球」は現在のアオたちがすむ地球の「未来の姿」ということになる。そして、スカブはそんな2つの地球を結びつける不可思議なゲートの役目。シークレットの存在は未だ謎のままか。ナカムラら日本軍の公式発表を通じた「シークレットは友好関係にある」は流石に信じろという方が無理だが、考えてみればこれまで一度も意思の疎通を試みたことは無いわけで、無機質な謎の闖入者が何を考えて行動しているのかはまだ分かっていないのだ。シークレットが何者かを理解出来れば、更に謎が深まるトゥルースについても見えてくるものがあるのかもしれない。そして、トゥルースが分かってようやく、ナルが何者なのかが理解出来るようになるわけだ。こりゃぁ大変だ。

 ナルといえば、結局「アオの姉」とは一体誰なのか、という問題もある。一瞬「実はアオってば女の子だったのか!」なんて考えも浮上したが、じいさんの行動を考えるに、その正体はナルということ。ただ、ナルには特にエウレカの面影もないし、彼女の行動がエウレカとは袂を分かってしまっているのも気になる部分。実際は、「アオの姉」はこの世界に存在しているのかどうかもはっきりしていないわけで、答えはまだまだ謎のまま。ここで突然エレナの謎の行動が関わってくる可能性も大いにあるわけだし。あかん、何一つ分からん。分かるのは、とにかくナルはアオと話し合いが出来ていないということ。そして、ニルヴァーシュが改めて障害として立ちはだかったこと。初代シリーズのメインメカが敵として立ちふさがって息子を遮る。なかなかアツい展開である。

 でもまぁ、今回は何を差し置いても、エウレカの出産シーンが全部持って行ったよな……あのシーンの作画の気合いの入りようったら。おかげでその後の甲板上のシーンなんてやたら適当な画になってたじゃないか。……エウレカさんは若いころからエロかった。それが今じゃ、人妻としての能力まで兼ね備えた無敵の存在になっているのである。困った、中の人とまるきり同じじゃないか!

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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
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