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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 おっそろしい終わらせ方してきた、最終話。これは流石に予想外、Cパートがあるのか、と思ったら無かったのが怖い。色々と考えることの多いラストエピソードである。

 内容としては「後日談」だが、冒頭で千紘が独白しているように、この後日談はハッピーエンドを迎えた幸せカップルを祝福するためのものではなく、新たに生まれた不安と責任を、現実として描いていくことにある。前回ヒーロー然として活躍して見せた千紘だが、いざ礼弥が散華の家を離れて1人の女の子になってしまえば、それを守っていくだけの器があるのかどうかは自分でも分からない。いや、今回の様子を見る限りでは、現時点では荷が重いと言わざるを得ないだろう。考えて見れば当然のことで、どんな変態性癖を持っていようが千紘は単なる男子高校生。1人で何が出来るわけもない。しかし、あのとき団一郎と交わした約束を嘘にするわけにもいかないし、何よりも、目の前には守りたいと思った女の子がいる。千紘の悩みは、意外と根深い。

 そして、悩みというなら礼弥も同じだ。彼女の望みは「普通の女の子として生活したい」だが、それが叶わないことは本人が一番よく知っている。食卓では馴染むことが出来ないし、学校にだってなかなか行けない。そんな身で思わず言ってしまった千紘への「願い」の重さに、礼弥もどう感情を表していいものかと思い悩んでしまう。互いが互いを思うあまり、どうにもよそよそしく、口を突くのは謝罪の言葉ばかりだ。

 しかし、それでも時間は進んでいく。2人はとにかく、自分の中にあるものを包み隠さず出しながら、少しずつ歩いていくしかないのだ。回りを取り囲んだ「家族」たちもそれを応援してくれている。萌路もわんこも、ちゃんと礼弥のいる生活を受け入れ、彼女を1人の人間として見てくれている。それが分かったからこそ、礼弥は少しだけ前に進めたのだろう。そして、ラストシーンでは半ば強引ながらも、2人の関係性は成就することになった。千紘の流す血の一滴が、礼弥との間をつなぐことになった。互いの「不幸」と「幸福」が入り交じり、ようやく、「それぞれの思い」から「2人の思い」になった。そんな余韻の残る幕引きである。「後日談」の後の後日談が、きっとこの先もずっと続いて行くんだろう。来年の花火大会は2人で見られると良いな、と。そう思える終わり方。

 ブツリと切れたような終わり方に見えるが、実際は今回の1話で大きなまとまりが構成されている。千紘の「理解」と礼弥の「決意」という2つの要素で関係性は大きく回り始めているし、どこまでいってもイレギュラーな関係なのだから、普通じゃない状態でも受け入れてこその幸せもある。そういう「妙な関係」が分かっただけでも、2人にとっては大きな進歩であったのだと思う。少しずつ募っていく2人の関係性は、今回実に鮮やかな「光」の色彩に彩られており、ラストシーンの崩れたボーリング場のシーンは、あり得ないほどの光の渦が実に印象的だった。これまでずっとエンディングテーマの時に礼弥が歩いていた奇妙な場所だったのだが、ラスト1話で眩しく輝くことで、2人の門出を祝しているようにも見える。また、今回は冒頭アバンで千紘が黒のインクを紙面に垂らすところから始まっており、その真っ黒な滴に何とも言えない先行きの不透明さ、不安の要素が現れていたが、最終的に、この「滴」は千紘の熱と命がこもった「血の一滴」になった。血で繋ぐ関係性、というのもなかなか生々しいものがあるが、おそらく2人の関係を表す最もシンプルなツールなのだろう。

 最終話ということで、当然の監督コンテ回。今回も実に様々な意匠がこらされており、「光」の見せ方が実に印象的。花火のシーンでの二人を彩る眩しい明かりと、最後に礼弥が落とした「小さな花火」の滴もなかなか象徴的である。元々「命を失ったものの命」を描かねばならないという、無理難題に挑んでいた本作であるが、こうした様々な表現でもって、礼弥という存在の異質さを維持しつつも、そこに感情の通った1人の人間を「生かす」ことに繋がったのではなかろうか。何とも象徴的な、奇妙な後味のお話でした。

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○「トータル・イクリプス」 4

 色々と予想外だった新番組2本目。予想するほど予備知識があったのかって言われるとそうでもないんだけど、さて、どう見たものか。

 まず、色々と誤解があったのは、はっきり言って全部ラジオのせいである。分かるだろ、あのラジオでこのアニメは絶対出てこないだろ。ここ最近のアニラジ業界でも明らかにおかしい系筆頭のラジオ「ラジオトータルイクリプス」。中原・生天目の絶対に混ぜちゃいけない最高のカオスは、私の見るべき声優業界のど真ん中ストライク。そりゃ聞くさ。そりゃ見るさ。おかげでちゃんとコミックス版の「トータルイクリプス」は買って読んださ。それくらいの知識は持っているんだ。

 まぁ、「ラジオと雰囲気が違う!」っていうのは戯れ言なので置いとくとして、それ以外に持っていた予備知識はコミックス版のもの。でも、それとも違った。主人公の唯依が出てきた時点で大丈夫、と思っていたら、なんと、ボクの知ってる篁中尉ではなかった。なんとまぁ、女学生時代である。そら分からんわ。そしてことここに及んで、この作品の世界観も未だによく把握していなかったことが判明。こんなに末期的だったんだなぁ。1話から重い重い。ここまでがっつりと深刻な「戦時」が描かれる作品って久しぶりなんじゃなかろうか。

 ただ、まぁ、だからって新鮮かって言われると、そうでもない。どっかで見たシチュエーションだし、どこかで見た映像ではある。「新番組だなぁ」って感じがあんまりしない。1話目からどこまでも突き抜けたもんが出てくることなんてそうそうないだろうが、「こいつぁ楽しみな新番組だ!」っていう感じでもない。メカ作画についてはサテライトの本領なので決してわるいもんじゃないんだけど、まだバトルが始まったわけじゃないので見るべき点としては定まってない。キャラ作監も悪いことは何一つ無いと思うけど、膝を打つほどでもない。ん、まぁ、普通の新番ってそんなものか。

 でも、このシナリオって、ナバはちゃんと出てこられんのかな。キャスト表にはいるから大丈夫だと思うんだけども……クリスカが出てくるのって、どこになるんだろう。あくまで導入だけが過去話なのかな。色々と早く見たいキャラ・キャストもいるので、しっかりはっきり進行して欲しいもんだ。

 結論・「中原麻衣がロボットにのったり命の取り合いし始めたらただ事じゃすまない」。脅威のまいまいパワーに期待てんこ盛りなので、きっとここから何かが起こるはずさ。1話目でいきなり植田佳奈と殴り合ったのは笑ったけどな。いつの時代も大体一緒におるな。「咲」だと姉妹だけど。

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「謎の彼女X」 4→4

 1話を見たときからの印象は大きく変わらず。良い意味でも悪い意味でも、とにかくフラットに進行した作品。

 正確には、1話時点よりも「やや上げ」くらいのバランスだと思う。一番大きかったのは丘の存在。図抜けて可愛い。中の人の尽力も大きかったと思うが、原作を読んでる時点ではやっぱり卜部のインパクトがでかくて丘にはそこまで目がいってなかったので、アニメになって丘の存在感が圧倒的になっていたのが最大の発見だった。つまり、そのあたりがアニメになったことによって得られたプラスアルファなのかな、というところ。

 結局、この「プラスアルファ」というのが最終的な評点を左右する部分。原作が嫌いじゃなかったので、どうしても「漫画でいいんじゃないか」という印象がぬぐい切れなかったのは勿体なかったかなぁ、と。ほとんど悪い点は無くて、あの独特のイラストレーションを非常に忠実に再現していたのは素晴らしいと思う。特に髪の毛のグラデーションなんかの色彩はこの画に違和感なくフィットしており、世界観を壊さずに動かすことに貢献している。この作品の最大の肝であるよだれの表現も、無難なレベルで落ち着いていて思ったほど不快感には繋がっていなかった。諸々を見ると「まぁ、アニメ化する最大公約数はここなのかしら」という気はする。

 でも、これって結局イロモノ要素がプラスに転じてないんじゃないか、という気もする。よだれ要素なんかは引く人は当然引くわけで、その部分はなかなか「プラスアルファ」にはなれない。アニメで魅せるとしたら「動く」ことに言及しなければならないわけだが、期待していたハサミアクションなんかについては、特に見栄えがあったわけではなくて普通の処理だったのが残念。あの画で他の見せ方をするのは難しかったと思うが、あそこまで忠実な再現にこだわったスタッフなら、何かもう1つ上のものが見られても良かったんじゃないか、と思うのだ。当然、原作ファンだからこその高望みではあるのだが、あの画だったら不可能ではなかったんじゃないか。

 とまぁ、色々とあるが、普通に考えたら加点要素こそあれ、大きくマイナスになる点なんかないならば平均点以上の作品だとは思う。毎週見ていて決定的に足を引っ張るのは……中の人なんだよなぁ……やっぱりそっち方面の影響が大きい人間なのでね……慣れるかと思ったけどやっぱり駄目だった。何でこんな大事なところで素人を引っ張ってきてしまったんだろう。丘さんが可愛く見えれば見えるほど、卜部がどんどん残念に見えてきて……。そこさえなければなぁ。

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フルスポ出ましたね。とりあえず急ぎ未出分だけ。
フルスポイラのまとめは出来たら明日くらいまでにまとめたい。いや、新情報ないけども。
しかし魅力の薄いセットになった気が……



Angel’s Mercy/天使の慈悲(AVR)」 C
 ハハッ、こやつめ。
 
 
Erase/消去(ULG)」 C
 これまで「啓蒙(M12)」がお約束だったが、今回はワンランクアップ。「別にリムーブとかいらなくね?」とか一瞬思ったが、同時に収録された「怨恨」が流行るとこいつにも光が当たるという、露骨すぎるマッチポンプ。
 
 
Intrepid Hero/剛胆な勇士(8ED)」 R
 「大物潰し」撃ち放題。出番があるかどうかは環境次第だが、こいつさえ立っていればトラフトさんが単なる呪禁のおっさんになると考えれば悪くないのかも。
 
 
Planar Cleansing/次元の浄化(M10)」 R
 全世界をがっかりが覆う再録。ラヴニカには良いラスゴが収録されるのかなぁ。これで「報いの時(RAV)」だったら白の沽券に関わるぞ。
 
 
Rain of Blades/刃の雨(8ED)」 U
 そういやこれ、一回だけ基本セットに入ってたことあったんだ。うん、使った記憶が無いな。6マナ以上がテーマのスカージで1点火力って、いじめか。
 
 
War Priest of Thune/テューンの戦僧(M11)」 U
 ナイスサポーター。「解放の天使」との相性の良さも見るべき点か。

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○「TARI TARI」 6

 今期記念すべき一本目を飾る新番組は、この期待の一枠。1期空いて登場した、あのP.A.Worksのオリジナル新作である。カテゴリとしては、女子高生が寄り集まってきゃっきゃしているわけだから萌え寄りの作品になるわけだが、一筋縄ではいかないのがここのオリジナル作品。ガチンコ泥沼愛憎劇が話題を呼んだ「true tears」に、女将三代旅館奮闘記「花咲くいろは」。単なる日常系萌えものでは済まされないだけのガッツリしたドラマが期待出来る。

 今作でまず目を引くのは、あらゆる点にばらまかれた「新しい」切り口の数々。メインテーマとなるのが合唱部っていう時点でいきなり珍しい展開だと思うが、個々のキャラクターにいたるまで、「はいはい、そういうキャラクターね」と紋切り型では済まされない、こそばゆい違和感みたいなものがちりばめられている。メインの視点となっている土産物屋の娘さんこそ割と理解しやすい部類だとは思うが、騒動の中心となる茶髪の子は、登場直後は天然系のボーッとした子なのかと思ったが、絶妙なぶっ飛ばし具合が台風の目となりそうなエネルギーを感じさせる。そして、現時点ではまだ動きが無い弓道部の巨乳さんは、いきなり(オープニングから)馬、という訳の分からないインパクトを与えつつ、「馬術に弓道の大和撫子キャラなのか」と思いきや喫茶店のシーンではどっかおかしな方向のファッションセンスを見せている。その他、音楽科が併設された高校の外観なんかも珍しいデザインになっているし、一人バドミントン部なんて謎の活動をする男子も異彩を放つ存在である。1話目ってことで何かと型にはめて見た方が楽だとは言え、ぽんぽんと見たことのないものが出てくると、それだけで良い意味で裏切られた気がしてくる。

 シナリオに関しては、ここから先は純粋に合唱部を絡めた青春ものになっていくであろうことは予想出来る。茶髪の子が去年のコンクールで何をしでかしてしまったのか、土産物屋の子は何が原因で音楽科をやめて普通科に移ってきたのか。そのあたりの過去話から少しずつ「本気で歌うこと」についての認識を深めて、最終的にコンクールで歌う、というのが目標なんだろうか。ただまぁ、やはり本当に真面目に歌いたいなら声楽部に在籍して進むのが真っ当な道であるはずなので、そこをハズして敢えてアウトローな道を進むだけの動機は欲しいところだ。何はともあれ、しばらくは退屈せずに済みそうだ。

 P.A.Worksのお仕事ってことで、ビジュアル面については一切不満が無い。というか、相変わらずため息が出るぐらいの仕事っぷり。今回の「聖地」はどこなんだろうか、背景のビジュアルはもちろんだが、個人的に圧倒されたのは、どこかモダンな印象もある校舎のデザインだ。教室の扉なんかに分かりやすいが、とにかくディティールまでがホントに綺麗。他にも職員室のプロップ、土産物屋の陳列品、キャラクター1人1人の私室まで、とにかくそこにある生活が、1枚の画からにじみ出てくるような配置が徹底されている。このこだわりは本当に素晴らしい。1つ1つの要素について、分け隔て無く作り込んでいるおかげで、あからさまな「聖地」商法に関わっているはずなのに、その部分が押しつけがましくなく、「生活の舞台」の一部としてすんなり受け入れることが出来るのである。

 キャラクターデザインは当然の関口可奈妹。なんやかんや言ってもやっぱり女の子メインの「萌え」作品であるので、キャラが可愛いというのは必要不可欠な要素である。こちらも心配ご無用といったところか。実を言うと今作の監督は知らん人なのだが(代表作はレイトン教授、とある)、1話目を見る限りではなかなか悪くないバランス感覚の持ち主だと思われる。細かいところだと、多分今後のシナリオ展開で色々変化していくんだろーな、という期待感が募るエンディング映像が色々楽しみ。

 そして当然キャストの話。今作は「合唱部もの」ということで、メインを張る3人はあまりにもガチな面子が招集されている。モノホンの声楽科出身、P.A.といえばやっぱりこの人、高垣彩陽。彩陽が目覚めてソロで歌ってくれるエピソードが絶対にどこかで入ってくるはずなので、それだけで今から正座待機である。1話目で流れた合唱曲が「リフレクティア」の時点で噴いたが、彩陽としてもまたあの古巣に帰ってきたという実感が湧く一場面だっただろう。それにしても、富山やら下田やら、彩陽は聖地が増えて大変だな。

 引っかき回し役に選ばれたのは、若手期待の星、瀬戸麻沙美。彼女の歌唱力については既に「ちはやふる」で証明済み。この1、2年での躍進ぶりはめざましいものがある。そしてトリをつとめるのはリアルお嬢、四方の巫女代表の早見沙織。こちらも歌唱力については絶対的安定感を誇る。この3人(あと男声も絡むだろうが)がコラボすることでどんな広がりが生まれるのか、今から楽しみで仕方ない。その他、お局様のような厳しい教頭先生役が田中敦子というだけで圧倒的なラスボス感が漂っているのも良い。そういや、唯一帰国子女役の子だけ知らん名前だが、1話目を聞いた限りでは特に違和感は無かった。最低限、歌唱力を見てのキャスティングになっていると思うが、どんなもんでしょうね。

 ちなみに、作品の本筋とは一切関係ないところだが、この作品で一番最初に声を出したキャラが誰かというと、冒頭のアバンで登場した主人公の今は亡き母親だったりする。「故人」「母親」ということは、それすなわち大原さやかなのである。こんなところにもさぁや旋風。日本は、支配されている。さぁやと彩陽の親子って、少なくとも炊事だけは任せたくないな!

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 ロリユナかぁいい、第14話。今回は(今回も?)馬越キャラ作画バリバリで色々気持ちいい回。シナリオ云々は放っておいて、この画が見られるだけでもいいような気がしてきた。今回はコンテも神保さんで、色々神がかったシーンが多かったですよ。

 今回はサブタイトルの内容で全て。これまで最もイケメンポジションを維持してきた美闘士ユナと、輪をかけて女性の魅力を加速させるその師匠ピーコックのパブリーン様。この2人のプリキュア聖闘士の戦いが見られるだけで眼福もの。……でもやっぱりプリキュアだよなぁ。パブリーンさんなんか仮面はずしたら完全にキュアムーンライトだったし。ユナは今回聖衣装着シークェンスをたっぷり見せてくれたのだが、装着後には是非「雪原に咲く、一輪の花!」と叫んで欲しかったものである。キュアアクィラ。

 パブリーンさんの必殺技は「ピーコックブリザード」。どう見ても氷河と同じ系統なわけだが、水属性なんだろうか、風属性なんだろうか。流石にユナの師匠なんだから風かしら。きちんと師匠としての威厳もありつつ(声とか!)、ちゃんと弟子の成長と信念を信じてあげられる器の大きさも見せる。仮面を巡っての問答で意思の疎通を行い、最後には弟子の成長を最大限に認めるために仮面を外す、っていうのも良い演出。「男の前で仮面を外すってことは、そいつら皆殺しにするっていう証」って、原作でやったこと無いのが勿体ないくらいに鉄板だ。もう、相手にした3人は確実に助からない。まぁ、残り3人の雑魚っぽさを考えれば当たり前と言えるし、むしろあんな3人と相果てたかと思うとパブリーンさんが不憫でならんが。ちなみに、今回登場した3人組はサジッタ、アウリガは分かりやすかったのだが、もう1人が何座なのかよくわからんかった。調べたら「レチクル座」とやららしいのだが……なんで1人だけオリジナル起用なんだろう。サジッタなんて原作ではあれだけ重要な役割だったのに使い潰されちゃって不憫。結局、この世界で一番不憫なのは、シルバーなのである。

 で、せっかくのいい話だったのに……次回予告!! 全部もっていきやがった! イチさん流石やで!! こりゃぁ来週は荒れた展開になるな……オラすっげぇワクワクしてきた! え? 来週休みなの? ……イチさぁん! 「迫る毒牙」て!

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6月29日 ドラフト模様(AVR×3)
ピック順 【Metallica】→【Serra】→【Sangriter】→【Mei】→【Alessi】→【Thraxi】→
 おそらく史上最も遅い時間、2時半から開始されたドラフト。まぁ、既に時間が遅くなることは覚悟の上だったし、この大きく空いたブランクの中で仮眠を取っていた人間が結果を残すという、「遅らせたかいがあった」結果になっているのだから、これはこれで良しと見るべきか。気付けば夏至も回って朝日の登る時間は少しずつ遅くなっていくのだから、今のうちに朝日を出迎えながらの清々しさを味わっておけばいいじゃない。クソ暑いだけだけどさ。

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「這いよれ! ニャル子さん」 5→5

 よし、大丈夫。おおかた予想通りに推移した。改めて、人間の叡智に感謝するとしよう。

 ことアニメ視聴に関しては、パターンによる解釈は一長一短であり、個人的にはあまり短絡的になってはならない、という自戒もあり、なるべく機能させたくないと思っている部分はあるのだが、今作に関しては、予測していたパターンとの合致部分が多く、「やっぱり経験って捨てたもんじゃないな」と思ったものだ。12話の視聴を終えた後に残った感想は、1話を見た時に予測されたこの作品の大体の到達地点に一致していたのである。やはり、この作品はラノベアニメであった。粗製濫造のこの世の中、思いつきだけで作品を飛ばすことは大量消費の世相に合致しているので決して悪いことではない。悪いことではないが、そこから何か未知の面白さが出てくるかといえば、それはなかなか難しい。あくまでも「思いつきで出てきた新規性」なので、その部分の熱が冷めてしまえば、後にはどこかで見たもの、取り立てる価値のないものが残ることになる。

 本作についていえば、「思いつきで現れた新規な部分」は大きく2つあると思われる。1つ目は原作の手柄である、ニャル子のキャラクター設定。クトゥルフ関係の設定なんてほとんどが意味をなさなかったが、あけすけな痴女設定のメインヒロインってのは存外新しい。痴女のくせに別にエロいわけでなく、時に苛立たしいくらいなのにどこか可愛い。結局この作品は「ニャル子可愛いよね」といえばそれで済んでしまうほどに、ニャル子に依存した作品だった。そして、それはそれで価値があるものだ。そして、もう1つの新規性はアニメスタッフの力によるもので、「とにかくオープニング」である。史上希に見るオープニング詐欺とも揶揄されるように、とにかくオープニング。これは決して詐欺ではなく、「一番良いものを一番目立つ場所に陳列する」のは商売の基本であろう。うまく客が引き込めればあとはどうとでもなるのだし、最も客の目に入る玄関口を豪華に飾り立てるのは真っ当な戦略である。この部分に関しても、充分に機能を果たしていた。

 でもまぁ、あとは至って普通。いや、最終話の流れを見る限りでは、1話1話の区切りで盛り上がる部分が特になかったのだから、褒めるべき部分が少ない作品とすら言える。しかし、それも仕方あるまい。元々この作品が生まれた時点で、アニメ12話分の持久力を目的としていなかったのだから。ド派手に現れてひっそりと消えていく、7割方余韻みたいな作品のあり方ってのも、日本古来の詫び寂びを思えば案外風情のあるものなのかもしれない。

 あとはまぁ、中の人劇場のミラクルさを堪能するだけ。結局、その要素が楽しすぎるから、散々悪口みたいなことを書き綴ってみたものの、全く嫌いなわけじゃないのである。特に作中で挟まれたニャル子と真尋の入れ替わりシーンなんかは、アスミス・キタエリのスペックを確認出来るぜいたくなエピソード。元々「ニャル子ってどう考えてもキャラ的にキタエリだよね」と思っていたので、あの起用は本当に楽しかった。回りでやいのやいの言っているまつらい先輩とくぎゅの配置も完璧。もう、それだけでいいじゃない。バウムについては作中での出番が予想以上に少なかったのは残念だけど。

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「夏色キセキ」 5→4

 今期の、「心残りだったで賞」が贈られるべき作品。色々とみそがつきつつもそれなりにいじられるこういう作品がいいのか、それとも完全に空気のまま終わってしまうような作品がいいのかは難しいところだが。

 最終回がそれなりにまとまっていたおかげでシナリオ面についての不満点はあまり無い。日常ものでありつつもメインテーマの一端を担う「奇跡」要素を中心に女子中学生の生活を引っかき回し、毎回毎回毛色の違うハプニングの中でドタバタさせつつも「日常」の枠を出ず、最終的にはそうした「奇跡」の効果を「紗季の転校」という、奇跡でも何でもない「日常の大事件」へ収束させていく。少なくとも1クールもののシリーズ構成としては破綻無くまとまっていたし、毎週適度に興味を維持しつつ見られるだけの刺激もあった。考えてみりゃ「超常的な力でもって主人公が毎回全然違う種類の怪奇現象にもてあそばれる」っていうのは、ドラえもんとかキテレツみたいな藤子ワールドのテンプレートと同じなんだ。そう考えると、御石様というやっかいなドラえもんに捕まった4人ののび太のお話が面白くなりやすかったのは当然といえるのかもしれない。そのあたりの「単発としてのシナリオ」と、「シリーズとしてのシナリオ」の組み合わせの妙が、今作の見どころであったと思う。

 ただし、やはりどれだけひいき目に見ても、現代アニメでは珍しいほどの絶望的な作画状態をフォローするまでには至らない。結局、シナリオ面で明確な誘致要因を見いだしにくい「日常系」作品の場合、どうあがいても「萌えもの」のレッテルを取り払うことは出来ず、最低限必要なものは「作画の安定」である。もしくは、多少なりとも崩れたとしてもごまかせるような、強力なキャラクターのプッシュなどでとにかく視聴者の目を引きつける必要があったはず。本作の場合、どうやら「女子中学生4人の何気ない日常」という素朴なテーマにこだわり過ぎたきらいがあり、演出面での(過剰なまでの)売り込みはあまり望んでいなかったようで、そうした淡々とした進行を支えきるだけの「質」が維持出来なかったのは不幸である。どうしたことだったんだろう。あれだけばしばし放送前にCMを打っていたことを考えればそれなりに準備期間と予算はあるもんだとばかり思っていたのだが。天下のサンライズとは思えないお粗末な結果である。おそらく製品版では大量の修正がはいってもう少しまともなものが出てくると思われるが、とどのつまりは「質が低いことを理解した上でそれを垂れ流していた」わけで、怠慢の誹りは免れまい。種々の期待感があり、各方面から注目されていた作品だっただけに、この致命的な「不足」は残念至極である。もう少し各制作会社でリソースの割き方を考えて欲しいもんだけどなぁ。

 あとはまぁ、当然中の人的な盛り上がりを見せられるという売り方には注目すべき。「第2のスフィアクラブ」とも言える本作であるが、「女子中学生の永遠の友情」テーマをそのまま中の人への願望に転化するのは声オタの宿命。スフィアのユニットとしての活動はいつまでも続けて欲しいものです。そして、個人個人のスペックについては何もいう必要はない。役柄の差分もありつつ、相変わらず一番いいところを持って行ったのは戸松には違いないのだが、入れ替わり話での彩陽・美奈子の連携なんかはなかなか面白かったし、アイドルを目指すオーディションへの物語という側面もあったので、その辺の微妙な重なり具合から各人の隠しきれない個性が出てきているのは興味深かった。4人とも基本的にスペックが高いので、どっかで「全員役を入れ替えての再録」とかも見てみたい気がする。絶望先生のシャッフル話数みたいなやつを毎回やるっていう手もあるな。誰が優香をやるかで雰囲気ががらっと変わりそうだ。

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