最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
<白> 「Ajani,Caller of the Pride/群れの統率者アジャニ(M13)」 M 群れアジャニが続投。軽量プレインズウォーカーなのにそこまでのニーズが無いちょっと可哀想なカード。時代さえ合えばなぁ。
1年前に「アヴァシンの巻物」を起動しようとして、「コイツ天使だから5点……違うわ!」ってなってた。紛らわしい。
1回休んでの復帰、今回はエンチャントギミックがちょいちょいあるから、お仕事多そうですよ。こいつもレベッカ・ガイのイラストが変わらんな。
「Blessing/祝福(4ED)」 U 再録ですって言われても「知らんがな」としか答えられないカード。流石に4thってのは無理だなぁ。なお、カード自体は割と馬鹿にならない能力の模様。呪禁持ちにぺたんこ、二段攻撃持ちにぺたんこ。
「Brave the Elements/精霊への挑戦(ZEN)」 U 意外なハードカードが再録。デッキ選ぶけど効果は絶大。白ウィニーを推すカードとか、個人的にはヘイトの対象。プロテクションの説明のせいでテキストが無闇に長い。
「Capashen Knight/キャパシェンの騎士(USG)」 C また絶妙なところからの再録。書いてあることはすげぇちっちゃい「真火の聖騎士」みたいなものだが、絶妙なコモン感。
マローが公式に「ちょっと失敗しちゃった」と語るカードが、ここにきて復活。世はまさに大ライフゲイン時代。このカードの爆発力が、何か事件を起こすかもしれない。ちなみに、ボクの中でこのカードは「パンチラ」という印象しかない。
3年連続、3回目。悪いことは何1つ書いてないけどリミテッドでも割と地味。
「Fortify/補強(TSP)」 C 「時のらせん」当時は主にサリッドや巣穴から総出してきたゴブリントークンなんかのサポートで一撃必殺を演じたカード。単にモードが増えた「ラッパの一吹き(M13)」だが、ラッパが充分戦略を支えたのだから、これだって。
「Griffin Sentinel/グリフィンの歩哨(M12)」 C M10で初登場して、1年休んでM12,更に1年休んでもう一回。オリンピックイヤーが好きなMagic業界の日暮である。
ルール改正による「破壊不能」の説明のために久しぶりの登場。やっぱり「破壊不能を持つ」ってなんか変。
何年連続だか分からん、何回目かも分からん。ひょっとしてスタン落ちしたことねぇのか、こいつ。
世紀のダルダル環境だったオデッセイリミテッドでは、青白の純正ダルデッキに投入されることもあったカード。まぁ、「励まし(ODY)」の代用品としてだけども。ぺいのーひーど! と名前を叫びたくなるのが不思議。
「Pillarfield Ox/柱平原の雄牛(M13)」 C あまりに自由なテキスト欄を謳歌するためか、年々フレーバーが長くなってるんですが。しかもM13版と今回、台詞言ってるの同じ人だ。
「Planar Cleansing/次元の浄化(M13)」 R ハズレっていうなよ! 今回は「もぎとり(M13)」も無いから、安心してこのブロックのラスゴを名乗って良いぞ!
リミテッドでの「とりあえず1引きしとけ」感は異常。
去年からの新規組が続投。「保安/奉仕」の片方だけ、って言われるとちょっとしょんぼり。いや、コスト違うけどさ。
「Siege Mastodon/包囲マストドン(M12)」 C この象の復活にアヴィトーラ将軍もお喜びである。
「Silence/沈黙(M11)」 R カウンターを失った「静寂宣告」。嘘。多分こっちの方が強い。
「Solemn Offering/真面目な捧げ物(M11)」 C いっつも思うんだけど、逆に「不真面目な捧げ物」があるなら見てみたい。
「審判官の使い魔」に勝てる部分を考える、っていう遊びをすると、3分ぐらいなら時間を潰せる。リミテッドだと、これにオーラ張るだけでも割と戦えたりする。
基本セット常連だったのに、しばらくお休みしてた。6thでMagicに入門したとき、なんか知らんけどやたらコレに愛着を持っていた記憶がある。当時から壁好きだったんだろうなぁ。もちろん「氷河の壁(7ED)」も好き。 PR
最後までこの作画! 最終話。もう、結局なんだったのよ……そんなに難しいキャラデザにも見えないんだけどなぁ。今回なんて特に使い回しのカットが多かったんだから、時間使って作ってくれよう……
とまぁ、結局最後の最後まで作画面でのグダグダばかりが目につく作品だったが、懸念されていたシナリオ面での幕引きは思いの外綺麗に。「そりゃそうするしかないな」という終わり方ではあるのだが、4人のメンタリティがきちんとまとまっていて、それぞれが「終わらないこと」と「終わらせること」にちゃんと意味を持たせて、それが全員の絆になる、というのは非常に端正である。一部で不安視されていた「紗季引っ越し取りやめエンド」とかじゃなくて本当に良かった。あと、オーディションも受からなくて良かった。しかしものすごい早さで結果が届いてたな……芸能のオーディションってそんなもんなんか? 「終わらない夏休み」ってことで、当然頭をちらつくのは「エンドレスエイト」なわけだが、こちらの「エンドレス十数回」については、基本的に作中で4人だけがループを認識しており、それが子供の夢であるエンドレスサマーを演出しつつ、最終的にはループからの脱出が「奇跡からの卒業」を意味するようになり、子供が大人になる「夏の終わり」の風景と重なっているのが気持ちいい。優香に関しては本当に相変わらずだったので何とも言えないが、一番うじうじとくすぶっていた夏海が、強制的に背中を押されて自分から別れを選択せざるを得ない状態まで持って行くってのは、多少の残酷さはあるものの、まっとうな「成長」の描写といえる。最後の夜のタイムループ脱出が夏海視点から描かれたのも、そうした「卒業」の風景をはっきりと描くためだろう。こんな終わり方なおかげで「日常系」アニメにありがちな「アニメが終わっちゃうんだなぁ」感はよりいっそう強くなっていてちょっと寂しい部分もあるのだが、中盤のグダグダ感に比して「ちゃんと終われたな」という印象が強く残ったのだから結果オーライであろう。 しかし……やっぱり今回一番存在感があったのって凛子のご母堂だよね。エンドレスエイトにおける長門的存在とでもいうべきポジションなのだが、母親の持つ包容力と「全部分かってる」感が何とも言えない。あの局面で選んだ一言が「いつ帰ってくるの?」っていうのが、すごいセンスだと思う。正直、ゾワッとしたもの。実はこの作品、人妻萌えの要素も結構強い。
気付けば最近、小見川に対する嫌悪感は大きく低減されている気がする第11話。これってようやく慣れただけなのか、それとも彼女が相応のスキルを手に入れはじめたからなのか。……後者じゃない気がするんだけどなぁ。
前回はイビチャ回、そして今回はエレナ回。これでようやくパイドパイパーの面々に一通りスポットが当たった形。前回はなんだかなぁな出来だったけど、今回は割と「らしい」仕上がりになってますね。ナルの寝取られ回とかもそうだったけど、こういうぼやっとした不安定な話を書かせた方が、ここのスタッフの場合は面白いものが出てくるのかもしれない。まぁ、ディティールを考え始めるとやっぱり色々と気になる点はあるんだけども。 今回のお話は、カテゴリとしては一人二役もの(そんな名前の付け方があるのかどうかしらんが)、もしくは二重人格ものということになる。この手のサスペンス要素が強いお話は、過去に「銀の靴」(「妄想代理人」の3話)やその元ネタになっている某作品(ネタバレになるので一応名前は伏せる)が面白かったので無条件に好印象を持ってしまう。今回のお話も、ガゼルが「エレナ=ミラー」であることに半ば確信的なところからスタートし、「何故、アメリカの諜報員であり、売れっ子だった歌い手のミラーが、あんなオタクっ娘になってしまったのか」という謎からお話がスタートする。しかし、そこからイギリス諜報部などの働きかけ、そして実に都合の良いタイミングで襲撃してきた微粒子シークレットの働きを通じて、「あれ? 実は別人だったんじゃん」という解答へと導かれる。若者のトラパー遺伝子に働きかけて妄想を見せる悪戯シークレットの力によって、エレナはミラーとの逃走劇を夢想してしまい、そこには「自分とは全く違うミラー」がいたのである。 しかし、「幻想」「妄想」というのは便利なもので、そこにいたミラーはあくまで幻。一緒について来たアオも認識しているから実在しているのかと思いきや、実は彼が見ていたのはエウレカとナルという故郷の幻想でしかなかった。拠り所を失い、シークレットの呪縛も弱まったところで、エレナはようやく「ミラー」の幻影を解き放つことに成功する。 結局、じゃぁミラーってのは何者だったんだろうね、というエンディングになるのかと思いきや、ここでもう一捻りが今回のエンディング。ガゼルたちの調査はぎりぎりで打ち切られてしまったが、もう一踏ん張りしていれば、エレナ・ピープルズは既に死亡しており、現在知られている人間とは全くの別人であったことが分かったはずだった。つまり、現在の「エレナ」は、結局「エレナ」ではなく「ミラー」だったわけだ。いや、正確には今現在のミラーはアメリカ政府が送り込んだ「ミラー」ではないので、「ミラー」でも「エレナ」でも無い、という結論。どこで入れ替わったのか、何が起こったのかは想像するしかないが、元々ミラー自体が虚勢・偶像であったことを考えると、元来ミラーという人格そのものが単なる厨二病で人格を生み出すオタクっ娘だったのかもしれない。やりよる。 というわけで、謎が全て片付いたわけじゃないんだが、二転三転して揺さぶられるサプライズはなかなか興味深い筋書きだった。アメリカがミラーの重要性をどの程度見ているのかにもよるけど、今後彼女の正体に言及されることはあるんだろうか。正直、無くても問題無い、というかこれ以上掘り返されても蛇足な気がするんで、気になる人は考察をして見るといいんじゃなかろうか。 今回はメインシナリオ以外にも、ゴルディロックス再登場からの謎のサービスシーンなんかもあって、退屈せずに見ることが出来た。冒頭でフレアが父親絡みで荒れるところも面白かったしね。エレナに「他に好きな人がいるんだよね」と振られたとき、何故か一瞬イビチャが固まってたような気がしたんだが、イビチャさん、実の娘みたいに気にしてるんでしょうかね。実父はあんななのに。あと、すっげぇどうでもいいことが気になったんだけど、エレナたちがエア・カーを爆破してイビチャが駆け寄ってくるシーン、あのときのノアってどこに隠れてたの? ひょっとしてイビチャの後ろをものすごい勢いで追いかけてきたとか……何それ、怖い。
「ZETMAN」 5→5
始まりはゼロ、よろしかったんじゃないでしょうか。いかにも読売系、っていうまとまり方だったと思う。なかなか他の局だとこういう作品のアニメ化ってしてくれないしね。 振り返ってみると、話の筋立ては本当にシンプルで、「正義とは何か」という永遠の命題を、黒と白の2人のヒーローの正義感、生き様を対比させ、そこに絶対悪を紛れ込ませることで問うていく形。結局どちらが正義か、とか、どちらが勝つのか、といった終わり方にはなっていなかったが、そりゃまぁ、たかだか13話であっさり理解されても困るしね。1クールで終わってしまうのは意外だったのだが、この尺にしては案外内容も豊富だったし、原作ファンからもそこそこ満足してもらえるくらいの出来にはなっていたんじゃなかろうか。いや、実際には原作が続いてるみたいなので、どの程度の「未完」っぷりなのかはよく分からないけども。 基本的に主人公2人の「正義」が揺れ動くものとして描かれているおかげで、この作品は「悪」の方が際だった存在になっている。2人のヒーローを形成しようと躍起になるおっさんどもがこれでもかと素敵な不幸を提供し続けてくれるため、どこまで言っても胸くそ悪い展開しか待ち構えていない。あっさりと人が死ぬし、あっさりと仲間には裏切られる。生真面目に生きようと高雅がもがけばもがくほど、その先には絶望しか待ち受けていない。何となく予想をつけながら見ていても、なかなかやるせない気持ちになれるお話である。ただまぁ、視聴者視点からすると高雅の幼稚な「正義」感にも同調できるわけでもないし、当然無頼を気取ったジンに感情移入するでもない。2人があーでもないこーでもないと大人に振り回されてどんどん追い込まれていくのを見ていると、「悲惨だなー」という気持ちはありつつも「そうなれば、そうなるやろ」という、なんだか腑に落ちる部分も多かったりするのである。なんだろうね、この微妙な歯がゆさが気持ちよくなる感覚は。 あとはまぁ、このどうにもならないお話をそこそこ楽しみつつ、存外出来の良かった映像面でのまとまりと、おっさんフェスティバルな中の人祭りを楽しむだけ。やっぱりね、おっさんが活躍出来るアニメって素敵だと思うんですよ。最近だと「Fate/Zero」もおっさん声優が贅沢に共演していて話題になったが、実はおっさん濃度で言ったらこちらの方が圧倒的に上。個人的に「親父にしてみたい声優」第1位(?)の菅生さんが活躍してるだけでもたまらんし、奇人変人おっさんパワーでは右に出るものの無い堀勝之祐氏も大大大好き。飯塚昭三氏がいて、広瀬正志氏がいて、石井康詞がいる。もう、アフレコ現場の加齢臭がすごそう。たまりません。千和を放り込んだら発狂するレベル。 終わりならゼッ。
「ヨルムンガンド」 5→5
最終話がちょっとナニだったのでややとっ散らかった感はあるものの、シリーズを通じての評価で言えば充分今期では上位に入る出来の作品。今から秋が楽しみではある。 本当に、惜しいとしたらシナリオの詰め込み具合だけ。話の筋はシンプルな作品だから、これにプラスアルファでアニメならではの良さを出すとしたら、独特の「悪漢たちの社会」を描くすれっからした感じを引き出す方向になると思うのだけど、急いてしまうとどうしてもそうした「おおごと感」が薄れてしまって、本当に武器商人が淡々と武器を売って回るだけの進行になりかねない。もちろん、ほとんどの話数ではそんなことは無くて、きちんとココたちの個性を押し出しながら、ピカレスクならではの爽快感もあったし、ココのふざけたキャラクターもいい味になっていた。最初は「尖ってるな!」と思ったキャラクターデザインも、ココがよくやる百面相を見ているうちにどんどん馴染んできて、独特な「隈取り」フェイスも面白味になっていたと思う。考えてみりゃ、あんだけ大胆に顔が変わるシーンはアニメにするとなかなか見せ方が難しい要素だったんじゃなかろうか。 あとはいつかも書いたことだが、この作品独自の長所は「武器商人」という立ち位置がそのまま見せ場に出来ること。「この武器ならこう使え」といった見せ方もそうだし、バトル要素も「多分みんな色んなことに精通しているからこんな風になるんだろうな」というよく分からない説得力の持たせ方でオリジナリティが出る。今時のアニメだったら、刀だろうが銃だろうがバズーカだろうがミサイルだろうが、扱うのが華奢な女の子だったりするんだが、この作品は基本的におっさんとムキムキだけだから安心だ。カレンさんがちょっと細身だったくらいだろうか。そうなると、自然に最萌えキャラがヨナ坊になるというのが恐ろしい。別にショタの気はないのだが、屈託無く笑えるようになったヨナは本当に「普通に利口な男の子」だよね。ラストエピソードでのバルメを通じたココとの関係性は良かったと思う。メインヒロインのココがあまりにも完成された人格なもんだから、回りにいるヨナやバルメの精神性を成長させることで物語としての進展を生み出す流れなのでね。次のシリーズではヨナが何をやらかしてくれるんでしょうか。 その他、レーム、ルツなどのメインスタッフ、スケアクロウやショコラーデなどの賑やかしも短いスパンできちっとキャラを出してくれていたし、どこまでギャグになっても一線は越えずにきちんと「命の取り合い」という路線をキープしている舵取りのバランスもよい(考えてみりゃ、阿澄ボイスが聞こえてきたのに殺し合いの現場、っていうのはすごい設定だと思うよ)。このあたりは流石の元永さん、といったところか。個人的には、「刀語」の時にも面白い起用のされ方をしていた音楽担当の岩崎琢氏の仕事も大きかったんじゃないかって気もする。これ書いてる今日この日、丁度サントラが発売されたらしい。…久しぶりにサントラ欲しいなぁ。 そして音響といえば中の人ですよ。最初は当然バルメの中の人目当てで見ていた部分が大きかったんですが、最終的にはきちんとメインヒロインであるココがお気に入りになってました。御前は良いお仕事をしてくれる。デビュー当時は割とお堅い役や包容力を求められる役が多かった気がするけど、最近は(本人のキャラのおかげか)こういう飄々とした得体の知れない役も増えたね。本当に、いい歳の取り方をしていると思う。
「緋色の欠片」 4→4
いやぁ、2期目、おめでとうございます。良かったね、ほら、何がアレで、そんな感じだからさ。…………いや、見てたよ。うん、ちゃんと……いや、ばっか! 違うって、そんな、適当にアニメ見るなんて申し訳ないこと出来るわけないって………… スミマセン、あんまり本気で見てませんでした。流石にシナリオがフラット過ぎて、割とあっさり飽きました。いや、でも毎週ちゃんと流し見程度はしてたんですよ。「杉田とか浪川が相変わらず楽しそうに仕事してるなー」とか。……映像もろくすっぽ見てなかった可能性もあります。だからあんまり評点する権利はないんです。ファンの方々には申し訳ないです。 やっぱりこういうのは向き不向きなんだよなぁ。実にストレートな逆ハーレムものなので、なびく要素が何1つないのが辛いとこ。この手の作品で一番真面目に見られたのは多分「薄桜鬼」だと思うんだけど、アレはメインヒロインの中の人のパワーが大きかったから。そう考えると途中で脱落した「歌プリ」がフォロー出来なかったのは、まだ私に中の人への愛が足りなかったからなんだろうか。沢城先生、すみません。 というわけで、完全に水があわず、モチベーションが上がる要素が特に無かったので書けることが無いです。ただ、ちらちら見ていた感じだと、やっぱり「人気タイトル」なんだろうな、というのが感じられるくらいの品質ではあったと思う。能力バトルも含めて作画は綺麗だった。並べてみたら今千秋や福田道生、川瀬敏文といったディーンでは重鎮と呼ばれるポジションの人たちが参加していたし、プロップ作監でずっと岡真里子がついていたので、割と全体的なイラストレーションは嫌いじゃないのよ。元々ディーン好きなんだけども、今期はこっちよりも「さんかれあ」の方を優先してしまったものでね。 というわけで、最後まで一応見通したのは中の人パワーがあったおかげで。具体的にはフィーアさんの中の人ですよね。もう金髪巨乳美人声優を名乗ってもいい頃合いだと思う。途中から緑髪だったけど。あと、メインヒロインを演じた三宅麻理恵も充分頑張ってくれてたと思いますよ。
「アクエリオンEVOL」 6→6
はい、終わりましたよー、半年、長いようであっという間ダッタナー。 ……この作品、基本的に感想で触れてはいなかったんだけど、毎週、結構な楽しみ方してました。正直、配点をもう1点上げるかどうか考えるレベルでは。ただまぁ、前作を飛び越えたかと言われりゃそうでもないだろうし、ある意味「予定通りの」楽しみ方が出来たという見方もあるので、一応優良可で言うところの「良」くらいにしておきたいと思います。でも、全部終わった今、またちゃんと1から見直したら評価も変わるかもしれない。あまりにも多忙過ぎる月曜・火曜の時間枠にいなくてゆっくり腰を据えて見られてたら、多分加点出来てたと思う。それくらいの作品。 終わってみると、例によって何が起こったのかよく分からんような終わり方である。ただ、この作品の場合、「シナリオがなってない!」なんて叩くのも無駄な話で、1期の頃からさっぱり分からんレベルでとにかく好き放題やっていた。ただ、前作は脚本段階で割と河森さんがガッツリ絡んでいたおかげで彼独特の「地球感」とか言ったものがギャグとして昇華されるという、本当に捉えどころのないスピリチュアルな笑いがあまりに新機軸だったが、今作のメインライターは変態淑女でお馴染みの岡田麿里。彼女の投げる球も魔球以外のなにものでもないが、河森監督の変態さよりはよっぽど俗っぽい部分で荒ぶってくれるので、シナリオを追うのにさほどの疲れは無かった。 もちろん、だからといってつまらんとはこれっぽちも思わない。確かに投げ捨てるような無茶苦茶なお話だらけだったのだが、毎回毎回ここまでの純度でギャグが突き抜けるというのも、生半可な変態性で出来るもんではない。2期目ということは、我々はある程度「慣れて」しまっているわけで、そんな視聴者達を相手に、「お約束」以外の要素でもきちんと「どないやねん!」と突っ込ませることが出来たら、それは脚本家の勝ちと言ってしまっていいのではなかろうか。ホントに、毎回的確にイカれたところがあるってのはすごいと思う。最終回に向けての盛り上がりも見事だったが、今思い返してみると、毎回同じぐらい盛り上がっていた気もする。個人的には、最近だと1人で変形しただけのくせに合体って言い張る無茶苦茶さが好き。「お前に出来たんだから俺に出来ないわけがねぇ!」って、そもそもまずお前が出来てない。 そして、投げっぱなしな不条理ギャグばかりに目を奪われて忘れがちだが、今作が地味にすごいのは、あれだけ無茶なキャラクターたちが大挙していたというのに、いつの間にかそれぞれのキャラが個々に描き込まれており、いわば全員が「おいしい」状態まで成長していた部分。初期にスポットが当たったユノハやらシュレードといったメインポジションのキャラもそうだけど、最終回を見たら本部にいる全員がちゃんと最終回には自己主張が出来ているのである。1人1能力の設定のおかげもあったろうが、これだけ不条理が蔓延している世界で、誰一人として埋没せずにどこかしら「笑わせる」要員として機能していたのはすごいと思う。まぁ、結局一番美味しくなかったのがアマタとミコノのカップルだったっていう話もあるんだけども……ゼシカはどう考えてもカグラとくっつく理由はないよなぁ。 今更感はあるが、サテライトの作る映像の安定感も見事、一時は「AKB」と同時制作ってことで人手がそっちに割かれるんじゃないかと不安になったときもあったんだけど、なんのなんの、最終回を見ても分かる通り、相変わらずの大迫力CGパート。元々アクエリオンは無茶苦茶な合体シークエンスの面白さから始まった作品だし、「不条理ギャグをくそ真面目な作画でやる」面白さは健在だった。個人的には、夢に出そうだった「ずっとそこにいる不動」の映像がトラウマ。こえぇよ。 脚本は(どうでも)良い、そしてキャラは軒並みおいしい、映像にも文句がない。そして、この作品の特徴、最大の武器の楽曲面は今期もぶっ飛んでいる。相変わらず楽しそうだよ菅野よう子。そして今をときめくキャスト陣が大活躍の中の人ブーストも充分。個人的には、最終的に中村悠一と融合して見せ場が一気に増えたゼシカの中の人、花澤香菜が実は一番楽しんでたんじゃないか、という気がする。意外と珍しいんだ、ゼシカみたいな役回りは。後はMIXとアンディのカップルも楽しそうで良かった。相変わらず藤村ボイスというと「固っ苦しい委員長タイプ」なわけだが、MIXの場合はMIXYっていうオプションがあったり、エロネタの恰好の餌食にされたり、中盤戦はどう考えてもメインヒロインだったり、いいところ取りすぎた感がある。最終的にビッグバンが戻ってきてて本当に良かった。 さて、「2期目」でここまで外さずに良作になったオリジナルアニメってのも本当に珍しい存在だと思うのだが、今作でもってひとまず「アクエリオン」の世界は収束、ということになるんだろうか。それとも、また7年後に戻ってきたりするのか。また1万2千年経過した世界をやればいんだから、何とかなる気もする。ミカゲさん、もう一回嫉妬に駆られて目覚めてくれませんかね。
おうん? なんか終わっちゃったぞ? 最終話。うーむ、ここまで非常にテンポ良く楽しませてもらっていただけに、今回はなんだか色々と想定外。うーむ。
はっきり言ってしまおう。今回はあまり面白くない。出来が悪い。一応分割2クールと分かっちゃいたとしても、流石に構成がうまくない。色々な箇所がちぐはぐで、この1話だけを見たらかなりお粗末な結果と言わざるを得ない。確かにこれまでの話数でもキツキツで明らかに急いでる部分はあったけども、ここまであからさまなことはなかった。サブタイトルもあんまり最終回っぽく無いので本当に「あくまで小休止」程度の「ラスト」だったと考えることも出来るけど、やっぱり節目の1話になる部分なんだから、もうちょっとどうにかしてくれなかったものかなぁ。 一番まずいのは当然シナリオ構成。原作がどうなっているのかは知らないけど、何もかもが駆け足で、説明のための説明だらけだ。前回登場した殺し屋3人組があまりにもあっさりと退場してしまうし、その際にココたちがどう機転を利かせて危機を乗り越えたのかが分かりにくい。今回最大の見せ場が作れたウゴの激走シーン、アスミスをぶっ飛ばしたココのドアタックルなど、1つ1つのシーンは面白かったのに、全体として「見せる」意識が薄く、オーケストラの時のようなけれん味がない。結局あの3人組はどこでどう余生を送っているやらなぁ。 そして、ある意味最大のクライマックスとなるはずだったバルメの復讐劇。こちらも1つ1つのアクションは悪くない。一瞬で見張り2人を切って捨てるバルメのナイフアクションなど、いつも通り見せてくれている部分もあったとは思うが、肝心のクライマックスがなんだか印象の薄い描写になっており、こちらも駆け足だった上にカレンのアイデンティティの問題と同時並行で描かれてしまったために、バルメの物語としてのカタルシスが弱い。ほんと、もっと尺があれば「バルメの因縁」「カレンの生き様」、そして「ココの部下との接し方」など色々と美味しそうなテーマが転がっていた部分なのだが、全て一緒くたで流れてしまった。せめて「こんな世界なんて」のところはもう少し溜めを作って欲しかったもんだが。 そして、それ以降の流れも全てテロップで「数日後」などと説明を加えることで最低限の処理をし、2期へ繋げるであろう、謎の男の素行を追ったところで終わった。いっそのこと、最後のくだりはまるまる切って、バルメとココのイチャラブで1期目をめでたしめでたしにすることは出来んかったもんだろうか。それならもう少し締まったと思うし、時間を割ける分だけ個々のエピソードが彫り込めたと思うのだが。うーむ、何か原作未読者には分からない事情があるのかなぁ。それにしたって不親切じゃないか? あと、今回はコンテを監督自ら処理しているわけだが、なんだかカットつなぎが妙なところが多かった。最初はバルメの回想あたりから気になったので何らかの演出意図があるのかと思ってみていたんだけど、後半の病院のシーンあたりで「ひょっとして単に時間が無くて演出の帳尻あわせが出来てないんじゃなかろうか」と思えてきた。いきなり何の前触れもなくカットが飛んだり、音響演出もブツッと切れたり。作画面ではバルメの腹筋運動のところが明らかにおかしかったし。あれは流石にギャグとしての演出ではないよなぁ。画と台詞のつなぎがちぐはぐで、せっかくココがバルメに対して良いこと言ってくれたのに、あんまり頭に入ってこなかった。WHITE FOXの制作でこんな状態は初めて見たぞ。 うーむ、本当に勿体ないラスト1話である。まぁ、これを見たからといって今まで築き上げてきたものがなくなるってわけでもないのだが、最後の最後でこれだと、2期目の尺が大丈夫なのかと、余計な不安も出てくる。この3ヶ月できちんと準備して欲しいもんだけどなぁ。
まややん、どっとあいのパーソナリティ決定おめでとうございます、第11話。流石にのりにのってるなー。本人がどういう方向性で行くのかまだ決めかねている感はあるけど……アイムだから正統派路線なのかなー。
さておき、存外あっさり決着してしまった、親父さんVS千紘の直接対決。ハーフゾンビ化した人間相手に「武力」で挑もうとした親父さんの運が悪かったとも言えるのだが、それにしたっていくら何でも折れるのが早すぎる気がしないでもない。先週展開したあの重々しい過去話は一体何だったんだ。こんなに早く団一郎から憑き物が落ちてしまっちゃ、一人取り残された亜里亜さんが可哀想過ぎる気がする。 まぁ、元々団一郎の方が確実に「間違った」存在なわけで、それを打破するのは正攻法ならば無理な話ではない。千紘は一貫して「礼弥の意志を尊重せよ」と言っていただけだし、団一郎側のメンタルを考えれば、あの場に礼弥本人が現れてしまったことも敗因だったかもしれない。結局、今まで誰一人としてやってこなかった「面と向かって正論を吐く」というのが、一番簡単な打開策だったってことなんだろう。また、礼弥がこれまでになかったとんでもない状態になってしまっているというイレギュラーも、十数年間凝り固まってきた団一郎の妄執を解き放つのには一役買っていて、「死してなお逃げ出したかったもの」であるという事実を突きつけられたら、さしもの団一郎も折れるしかなかったと。……うーん、やっぱりそれならもう少し早くに気付いても良かったと思うし、そこまでこだわったなら、もう少し折れずに狂乱しそうな気もするんだがなぁ。 敢えて千紘のオリジナルの強さをあげるとしたら、多分、あの信じられないような緊張感の無さこそが最大の武器なのかもしれない。普通に考えたら、突然見ず知らずのおっさんに拉致られてサーベル突きつけられたら、そりゃぁ萎縮するでしょう。あの時点ではハーフゾンビの毒については一切自覚症状が無かったわけだし、礼弥から団一郎の狂気については漏れ聞いている。何故ああもあっけらかんとおちょくることが出来たのかはよく分からない。この世界で一番強いのは千紘のゾンビなみに鈍感な図太い神経だったってことなのかしら。ある意味、器のでかい男ではあるよね。だからこそ団一郎も愛娘を任せる決心がついたのかもしれないけれども。「死姦だけはするなよ」って、親父さんも悩ましい忠告をしていったもんである。ラストで飛行機に乗って団一郎が飛び立つシーンの映像がやたらと美しかったのに感じ入りましたわ。 というわけで、一応本編は決着がついた。次週は後日談ってことで諸々の後片付けになるんだろうか。片付いてない問題といえば、今回ラストでなんか不穏な空気になったわんこと礼弥のライバル関係とかか。いや、あと1話2話で解決する問題じゃないけど。わんこの思い切りの良い行動は見てて気持ちが良いですよね(あとエロいよね)。個人的には、礼弥には適度に天寿を全うして幸せな末期を迎えてもらい、最終的には千紘がわんことくっつけばそれでいいと思ってるんだけど。あんまり千紘は乗り気じゃないのかなぁ。ゾンビバニーであそこまでテンション上げる奴だからなぁ。 ゾンビバニーといえば、今回前半で無駄にテンション高めでお送りした礼弥のコスプレショーはメイドコンビのテンションも相まってなかなか楽しいシーンだった。桑島メイドは加虐が似合う、ってね。しかし、地下牢まで用意されているとは、おそろしい家だぜ散華家……。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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