忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[102] [103] [104] [105] [106] [107] [108] [109] [110] [111] [112]

 こうしてみるとメイドとサクナのビジュアルって結構似てるな? 第8話。もしかしてコマリ様に惚れてくっついてくる女には何か特定の属性があるのだろうか?

 案外あっさりと解決してしまったサクナ編。元々サクナ本人がコマリに対して抱いている感情が激烈ポジティブなものだったし、すでにコマリの烈核解放が奥の手でもなんでもなくなってしまったので、無双モードに自在に入れるならそりゃチートでワンパンよ。可哀想な稲田さん(オディロン)は本当に無惨な殺され方だったし何一つ救いがなかったが、どう考えても同情の余地がないのでここはチートでボコボコもやむなしと言えるだろう。それに対して世間全般がサクナに対しては甘すぎる気もするのだが……逆さ月への関与って、そんなに重い罪にはならないってことなんでしょうかね?

 コマリの武器である「幼さ」というか、「変なとこでの真っ直ぐさ」みたいなものがサクナに刺さったのは、以前の「後先考えずにヴィルのことだけを思ってミリセントに喧嘩売った」時と心根は同じ。普段はあんな態度なのに何故か大事な時にだけイケメン精神を発揮して損得抜きで愛する者を救えるのは「主人公気質」というべきか「キャラがブレとる」というべきか。正直こんだけ観ててもいまだにテラコマリという人物の根っこが見えてこないのでその部分は違和感も残っているのだが、普段のぐだぐだ精神が要所での高潔さの反動だと思えばこの二面性もなんとか許容できるか。まぁ、メイドにもサクナにもベタ惚れされるような人物ではあるのだから、やはり根っこは「高潔さ」の方に置いていると考えるべきなんでしょうけどね。

 相変わらずの座りの悪さがあるのはもう1点、この世界の魔核による死亡キャンセルの扱い。今回のように命懸けの切った張ったがあったところで、「まぁ、どうせ翌日には生き返るんですけどね」があるとどうにも興が削がれる。というか、オディロンのような極悪人ですらコマリが誅滅しても次の日にはケロッと生き返ってくる世界だと司法とかがどうなってるのかもよく分からんよな(ミリセントは形の上では幽閉されているようだが)。よりによって死闘を繰り広げている傍らでサクナが「みなさん以前は殺してごめんなさい」なんて言ってるせいで余計にこの世界の「死の軽さ」みたいなものを意識せざるを得ず、せっかく格好いいバトルを繰り広げてコマリが見せ場を作っているのにいまいち締まらない。サクナが仕組んでいた策もかなりエグいのに、それが純然たる恐怖にも結びつかない。この感覚はもう、今作を観る上ではぬぐいきれないものなのだろうが……なんか釈然としないよな。神器の存在があるのに、今回のバトルには何一つ絡んでないからなぁ(まぁ、ポンポン出てきたら結局ふつーの作品になってしまうわけだが)。

 まぁ、食い合わせの悪さには相変わらず首を傾げつつ、最終的にはコマリハーレムの増築という結果に至ったのでよしとしましょう。どこぞのアニメを見習って、そのうちヴィルとサクナのディープキスシーンとかがあればいいじゃない。


Amazonアフィリンク

拍手

PR

 クフフさんもいいキャラだなぁ、第9話。今期の日高里菜貯金がどんどん溜まっていくのですわ〜。今期特に聞く声はちゃんりな以上だと村瀬ボイスくらいかな。

 さぁ、だいたい想定通りの展開になってきたが、想定通り=最悪ってのがアマラリルクの手管である。「心をめぐる戦いが主戦場であるなら、ふつーにスピリッツの精神を攻めるために身内を使うこともあるだろ」と思われ、多分そのままの流れだった。もちろん現時点でスピリッツのマーマが何故幼少期の姿で北極に眠っていたのかってのはさっぱり分からないのだが、何かしらネガティブな心を感知して引っ張り上げるのがスティグマのやり口なので、ママさんがいつかどこかで現実に打ちひしがれている状態を冷凍保存でもしていたのかもしれない。……まぁ、この展開がアリになっちゃうと、マジでスティグマはなんでもありになってしまうのだが……。

 現状、まだそこまで非情になり切らない要素が残ってるんだか、かえって外道なのかよく分かんないのがトリックスター・クフフさん。彼女の立ち振る舞いは本当に道化のそれであり、デザイン全般がどこぞのオートスコアラーを想起させる。ただ、「人を笑わせたい」という思いはどうやら嘘ではないらしく、単にシャイを相手にふざけてはいるが、もしもシャイにもうちょい余裕があって、クフフさんの振る舞いに笑いで返していたらどうなったか気になるところ。ツィベタちゃんとは仲が良いようなのだが、それが彼女と笑いのセンスが合うから……なのかどうか。アマラリルクの組織形態も本当に謎なので、この2人が前線兵としてヒーローにぶつかってる状態が計画性を持ったモノなのか、本当に気まぐれなのかすら分からないんだよな。流石にヒーローチームにスピリッツがいて、そのマーマを担ぎ出してきたんだったら(少なくともスティグマ視点では)なんらかの企みがあると考えるのが自然だけども……。

 先週時点では、おそらくツィベタちゃんのスタンスを一番わかっていなかったのはツィベタちゃん本人だったのかもしれない。しかし、実の娘(?)との戦いや孤児院の景色を通じて、何やら色々と取り戻し、着実にプランを進めている。見事にスピリッツを怒らせ、そこからどう言う原理なのか、転心輪へと介入する機会を得た。ヒーローの力の要は間違いなく転心輪だろうから、そこに付け入る隙を許してしまったのはだいぶ致命傷。現時点ではスピリッツに異常は見られなかったが、来週あたり、倒れるのか、飲み込まれるのか、はたまた闇堕ちするのか。ヒーロー2人体制で乗り越えられる事態とは思えないのだが……援軍とかきてくれないのかしら。

 アマラリルクの思想についても、ツィベタちゃんの意識がだいぶはっきり見えてきたおかげでなんだか伝わってくるようになった。「成熟とは腐敗、ずっと変わらぬ楽園で幸せになればいい」というのは、私のような人間にはとても甘美に思えてしまうし、弊害なく実現できるなら、それこそ真の世界平和なのかもしれないとすら考えてしまうが……まぁ、ヒーローものでこういう思想は受け入れられないよねぇ……テルさんにはなんとかレスバで勝ってひねた子供の夢想を打ち砕いてほしいもんだが、こんなに不向きな役回りもないな。

 

 

拍手

 俺たちはいったい何を見せられているんだ……第8話。いや、サブタイトルに書いてあるものをそのまま見せられているだけですけどね。「キスゾンビたちのイラストスタンド販売中!」じゃないが。

 地上波でここまでキスとかチュパ音を出しまくった作品がかつてあっただろうか(案外あったかもしれない)。5人のヒロイン全員に向けて、なんやかやと理由をつけてディープにキスしまくるという、今作のイデアが詰まりまくったエピソード。漫画で読めばそこまで飛び抜けた話じゃなかった気もしたが、こうしてアニメになり、執拗な画や音が入ってくるとだいぶ病巣が深い。あまりの病気っぷりにナノの時には次元が歪んでしまうほどだ。マジでテレビがぶっ壊れたかと思って不安になったわ。しかもあの演出はそのまんまスルーされてたし。ほんとにクスリでもやってないと作れないテンションのアニメになってきたな。

 同時に襲いかかるゾンビを振り払うバイオハザードな設定ながら、「ゾンビにも多少の知性はある」とのことで気づけば五月雨式に襲撃する順番待ちゾンビが完成。きちんとそれぞれのヒロインの特性に合わせたシチュエーションを用意してくれるのは丁寧と言えるような、そうでもないような。特に静の場合はフィジカルに全く有利な点がないため、今回も可愛さを武器にゴールに辿り着くという反則技を見せた。彼女がマスコットとして愛されていることはすでに不動の事実であり、ゾンビ化した4人でもちゃんと静がついてこられるよう、ナノが手を引きながら襲撃してるあたりは芸が細かい。現状、静の面倒を一番みてくれるポジションにナノが入ってますね。

 そして一番の禁忌感があったのがハカリ&カラネのキスで……この2人、最終的にどうなってしまうのだろうか。「史上最もキスを執拗に描いた作品」かどうかは定かじゃないが、多分「史上最も執拗なレズキッスを描いた作品」ではあると思う。カラネの感情が常にバグってるせいで、この2人の間にどういう関係が成立してるかはいまだによく分からんのよね……なんかもう、お幸せに。

 そしてナノとの対決は前述の通りにトリップムービーとして描かれた。彼女がゾンビの進軍戦略の指揮をとっていたわけだが、最終的に恋太郎が来ると予想していた化学室に自分がスタンバってたのは抜け駆けだったんじゃなかろうか。その辺はスペックが高い故の小狡さと言える。ゾンビ化した後のフィジカルについて恋太郎が「元の性能に準拠するのか」と分析していたので、おそらく知性についても「元の性能に準拠」でしょうからね。だとしたらハカリ&カラネがあんな作戦で打倒されたのも納得いくわ(?)。

 最終的にはクスリの身体特性を活用して(?)のミッションコンプリート。騒動をきっかけに仲を深める歪なN股関係も随分安定してきたもんですな。とりあえず今回のアニメではこの5人でヒロイン終了のはずなのだが……残りの話数はなにやるんでしょうね?

 

 
Amazonアフィリンク

拍手

 比嘉ちゃん!? 第6話。いや、ごめん、いきなり中の人の話で。比嘉久美子の名前をすげぇ久しぶりに見た気がするから……。ちなみに知らない人のために補足しておくと、比嘉久美子は私が声優に積極的に興味を持ち始めた2000年代序盤〜中盤でそれなりに活躍していた声優。結婚やら何やらを機に仕事を減らしており、正直引退したと思っていたのだが……まさかこんなところで久しぶりに名前を見るとは思わなんだ。

 今回は新規の顧客が(ほぼ)いなかったので中の人ネタがなさそうなところだが、せっかくなので中の人ネタでもう1つ面白かったところに触れておくと、律佳役の甲斐田裕子、女子高生時代まではそのまま担当してて「ちょっと声が高い甲斐田ちゃん」が楽しめたんだけど、小学生になると「流石に甲斐田ちゃんは無理か……」ってんでキャスト変わってるのおもろかった。普通、女性キャストだと幼少期まで全部担当することが多いんだけどね。あ、そんだけです。

 そんな中の人ネタにやたら引っ張られてしまったけど、ふつーに引きがめちゃめちゃ気になるお話。丹羽のあまりに切なすぎる「成り立ち」のエピソードが語られ、彼の抱える「犬絶対主義」のバックボーンが理解できて、その上で頑なだった丹羽が専門学校時代に多少なりとも人との繋がりを得られたところまで行ったのだが……そこから、師匠となった藤原との別離がどのように行われるのか。最後の一幕を見るに、「犬絶対主義を貫いてくれると思っていた師匠も、いざとなったら犬を裏切るのか……」ってのが原因なんだろうけど、丹羽のピンチでその行動を取るのはそこまで無茶なことでもないしなぁ……それでも許せなかったのだとしたら、これって一方的に丹羽の方に問題がありそうな話なんだけど、後の時代の律佳の反応を見るに、どうにも藤原の方にも悪かった部分があるかったようにも見える……うーむ、トレーナー間でも「犬をどう扱うべきか」っていう哲学には差があるのだろうし、次回はその辺が語られることになるのかしらね。


Amazonアフィリンク

拍手

 ヤッター! アルテマティア様に出番あった! 第9話! ……いや、流石に今回のお話でそこを掘り下げるのは筋違いなのは分かってますが……ほら、週に1回くらい情けなく挫けるうえ虐ボイスが聞きたいっていうニーズに応えてくれたのだから喜んでもいいじゃないですか。

 てなわけで、今回は王都のお話はほぼゼロでチームクリムゾンVS銀気姫・スターリア様の対決である。そして、今作では初めて、全編ギャグテイストで突っ走った異色のエピソードでもあり、正直、最初から最後までほぼ笑いっぱなしでした。これまでもクリムゾンのエグすぎる様子とか、主にゴーレムさんとの掛け合い、他にもラグナ・スライムコンビとかちょこちょこギャグっぽいくすぐりはあったものの、ここまで徹底してふざけた空気を貫いたのは今作の構造を考えれば異常事態。そして、これがちゃんと面白いのだからやはり良い作品世界が構築できているということ。まぁ、冷静に振り返れば序盤のクリムゾンの仕掛けは命懸け(?)の騙し合いのシーンなのだからギャグでもなんでもないのだが……クリムゾンがどこまでもゲスな立ち振る舞いをしており、それを姫さんがひっくり返す痛快さ、いつものクリ虐に加えて姫様のトンチキなキャラがいい具合に絡まり、「ほんとこの世界の強者にまともなやついねぇな」という絶望感が伝わってくる。強さレベルでそこそこのレオですらおかしな奴だったもんなぁ……。

 銀気姫のキャラクター、想像以上にキワモノだしほんとの意味でイカれてんだけど、その上できちんと「強い」「気高い」「可愛い」が維持されている絶妙なライン。個人的に日高里菜ボイスの刺さり具合を評価しすぎてるきらいはあるが、直近の別アニメでちゃんりなボイスのどこぞの鳥が酷い目にあってたし、今週は色々と見たことないキャラが炸裂しててとても良い。ラグナ復活時の姫のきたねぇ声、これまで散々日高ボイスを聞いてきたけど初めて聞いたやつやぞ。ノーブル具合が1ミリも感じられないギャップがたまりませんね。

 現状、あくまでも姫様の強さは「人間の枠をはみ出た最強クラス」と認定していいのだと思うが、残念ながら相手にしているのが竜くずれのバケモンと人間くずれの超バケモンの2人。流石の姫様もこれまでに培ってきた人生観を色々とひっくり返されてしまったようだ。有能な教育係のおかげで最終的な軌道修正はできたみたいだが、あのままぶっ壊れ状態の姫で突っ走ってラグナ相手に支離滅裂なことを言い続けるのも見てみたかった気もするな。いや、次にラグナに会った時にどう反応するかは知らんけど。部下の連中も個性は揃いで、可哀想な爺さんやメガネなメガネなど、苦労人も多そうなので是非とも姫様には立ち直っていただきたい。

 そのほか、スライムの復帰(私も先週時点でいないことを忘れてました)やネビュリムさんのイケメンな様子など、次につながる情報も追加されつつ、やっぱり最後はアルテマティア様の精神崩壊で締め。……時操魔法を失ってしまったのだろうか。ここから恐怖を乗り越えて精神修行から能力を取り戻し、ラグナを凌駕するとかいう主人公ムーブ見せてくれないかな。現状、やっぱりクリムゾンがアレすぎるのでどうしてもアルテマティア様側を応援したくなってしまう。いや、竜側のやった凶行を忘れちゃダメなんだけどさ。

 

拍手

 めちゃめちゃ遅くなりましたが、水木先生100thアニバーサリーおめでとうございます。この人と荒木飛呂彦だけはマジで死なねぇもんだと思ってたんですが……まぁ、妖怪もいつかは死ぬってことですからねぇ。その代わりといっちゃぁなんだが、水木先生の遺志を受け継いで新しい作品は生まれ続ける。今作は、そんな記念すべき「誕生」の物語。令和の世に描かれたまた新たな鬼太郎の姿が、こうして印象深い新作として名を残すというのは素直に喜ばしいことだと思いますよ。僕の幼少期の夢は妖怪博士になることだったのさ。小学生時代の自由帳には大量のべとべとさんとぴしゃがつくの絵が残っています。どちらも下手くそでも描けるシンプルな妖怪だったからね! 今作でも元気に躍動する「さがり」なんかが見られて嬉しかったです。

 

<以下、一応ネタバレ注意ですが、思いの外話題になってるのでみんなもう観てると思う

 


拍手

 だから毎回妹ちゃんの闇で落とすのやめロッテ! 第8話! しかも前回に比べてさらに闇度合いが上がってんじゃねぇか! 流石にその路線は誰も得しないぞ!

 などという刺激も含め、今週は割とマジで面白い回になってたんじゃないでしょうか。まずはAパート、望が自分の想いを意識してしまったせいでどうしても固くなっちゃうところに見事にばくれつくんが絡んでくるややこしい展開。この「チャット三角関係」ってのは今までにない新しいドロドロの描き方で実に興味深い。まぁ、いうても望と悠宇はまだお互いを尊重しあってる状態だからドロドロってとこまではいかないんだけど(一部妹を除く)。ばくれつくんの分のアドがあるので情報戦では悠宇がリードしているはずなのだが、ばくれつくんがばくれつくんでしかないのでそこから積極的なアプローチもかけられず、得られた情報が主にフラストレーションのもとにしかなってないのが実にもどかしくて良い。望も望で幼馴染というアドを活かそうとして頑張ってはいるのだが、そこを強調すればするほど瞬にその気がないことが分かるばかりで……あと、せっかく幼馴染アドで洗剤の匂いを植え付けても妹ちゃんにキャンセルされるし。まぁ、とりあえずあっちでやきもち、こっちでやきもちな女の子コンビを見ているのは楽しいし可愛い。悠宇の間抜けヅラが見られると実にほっこりしますな。

 そんな展開からのBパートは、うってかわってゲームの方にウェイトを置いた展開。なんだかまるでe-sportsをテーマにしたアニメみたいじゃぁないか。多分今作始まって以来の快挙ですよ。いや、「プロチーム結成してしばらく大会でも活動してたのに、今更素人みたいなこと言ってる時点でおかしいだろ」と突っ込まれるかもしれないが、まさにその「今まで素人みたいなことしかしてなかった」ことをギャルに突っ込まれたわけで、作品世界でも何も間違ったことは言っていない。今回のギャルの指摘が実際のe-sportsにおいてどれくらい正当性のあるものかは私にはさっぱり分からないが、少なくとも素人目で見て「まぁ、確かにそういうところが大事なんだろうなぁ」と丸め込まれたし、とにかく今作で初めて「e-sportアニメを見ているのかもしれない」という気分になったのだ。それだけで描写としては正解だろう。

 実際、店長があんなだからこれまで指導者がいなかったってのは多分事実で、おそらく先代FOXONEも何もノウハウは残していかなかった。そんなところから急造チームを作っても、何をどう練習したらいいかも分からないってのは当たり前の話なんじゃなかろうか。ダネコや悠宇が勧誘された時に「超絶個人技を持つ連中」だと言われていたのに、あっさり負け展開に入っていた理由もこれで納得が行く。確かに2人(多分瞬も合わせたら3人)は個人技だけを見ればプレイヤーとして優れたスキルを持っていたのだろうが、メタが周り、相手に対策されず、こちらが対策できないとなれば、そりゃ戦績は落ちる。そんな当たり前だけど克服するのは大変な「プロの洗礼」を、ようやく乗り越えることができたという話。

 そして、そんなスキルアップを果たしたのが謎のギャルというのもどこか愉快。今まで客席でずっとガヤを務めてきた謎のギャル。結局彼女がなんでそこまで指導力を持っていたのかは明かされずじまいだったが、もしかしてひたすら推しにスパチャしながら実況見てたから学んでしまったんだろうか。世間の配信者ファンの中には、そうして熱心に推してるうちにゲームに詳しくなる人も結構いるみたいだしね。まぁ、だとしても指導者としての素質はかなり高いと思うけども。憎まれ口を叩きながら見下してゲームにアドバイスしてくれるギャル、概念存在としてあまりにカルマが高い。

 ようやく作品テーマにマッチした描写が増え、一応ゲームアニメとしての体裁を保ちつつ、望と悠宇のラブコメ展開でもお話を回すという両輪が揃った綺麗なシナリオ。これだけだったら清々しい気持ちで視聴を終えられたのに……妹ちゃん、絶対に話数が進むごとに精神が壊れてきてるよね? 最初の方はおかんが怖い人で妹ちゃんは理解者だと思われていたのだが……え、望の家の洗剤でもダメなの? 望姉ェすら否定し始める妹ちゃんのヤンデレっぷり、お兄ちゃんは早く気づいて更生しないと手遅れになるぞ……。

 
Amazonアフィリンク

拍手

 少年漫画的展開! 第20話。「ここは俺に任せて先に行け!」を真っ先にやるのがゾーイだったのはびっくり。ザッケローニがついててサムズアップしてるのもなんか笑っちゃった。

 さぁさぁ盛り上がってまいりました。Aパートはこれから始まる決戦の準備段階としてフィロメラ一家の過去が描かれる。フィロメラの苦闘というよりは、どっちかっていうとアルキュオネさんの戦いという方が正しいだろうか。妙な一家に生まれてしまったが反骨心と道徳心を持ち合わせた男・アダムによって生み出された悲しき人造精霊。実験体の少女と駆け落ちしたアダムは事前にアルキュオネを製造しており、フィロメラが生まれた際には子育てを最重要タスクに認定。アルキュオネはそんな主人の命をひたすらに一位専心で守り続けてきた。そこには人造精霊なりの「変わらなさ」もあったかもしれないが、アダムも見てくれていた通り、きちんとフィロメラの存在を大切なものだと理解し、それをなんとか守りたいという意志から少しずつ変わっていった不器用な精霊の生き様があった。残念ながら一介の従者ではフィロメラのことを守りきれず、両親を失った状態で、再び本家に戻してしまう結果になったわけだが……こんな状態だからこそ、アルキュオネの最後の戦いがこれから幕を開けるのだということが伝わってくる。……それにしても実にの通ったご両親でしたな……こんなクソみたいな一族に生まれていなければ、親子ともども幸せな良い家庭を築けただろうに……。

 しかし過去を悔やんでも仕方がない。結果としてフィロメラは最悪の状態になってしまっている。しかし、かつてのアダムたちとの決定的な違いは、そんな彼女を救おうとするおせっかいすぎるたくさんの仲間がいること。そんな愉快な学院チームを率いるのが我らがチセさんなわけだが……なんか変な人()に絡まれてしまった。最終的に「モリガン」という名を受けた不可解な神。彼女がなんでチセの前にひょいと出てきたのかは正直よくわかってないのだが、エリアスの口ぶりからすると、どうやらチセはその膨大な魔力を持つ特異存在として、神様に何かしなきゃいけない予定があった模様。それを履行せずにいたもんだから神様自ら取り立てに来たんだけど、ほんとにタイミングが悪すぎたもんでチセさん周りは命懸けのゴタゴタが。でもまぁ、神様もある程度柔軟な顧客対応がこなせるらしく、「大変そうだから捧げ物はもうちょい待ってあげるし、この機会に顕現させてくれるなら、サービスでちょっと敵性勢力削ってやってもええで」とのこと。結果、どこぞの英霊の如く降り立ったモリガンの領域展開により、哀れ追っ手たちはボロ雑巾になるのであった。……この神のクラスは間違いなくセイバーだなぁ(声だけで判断)。

 そうして第1ステージを突破した一行をまとめ上げたのは意外なことにアイザック。彼の冷静なまとめによって、妙な6人組の目的が明確化し、それぞれに意思をもって活動することができるようになった。そんな中で面白い動きを見せたのがゾーイで、どうやら彼の最大のモチベは「ルーシーの前でいいカッコ見せたい」だったらしい。健気な男の子が多い学院だなぁ。急襲した人狼を相手に、ゴルゴンとしての異能解放。下手したら制御できなくなる可能性があるので引率にはザッケローニがついてくれた。まぁ、あまりに綺麗なジャンプ漫画展開に、「やっぱ世の中の子どもたちはみんなこの台詞がいいたいのかなぁ」とか思ったり。

 こうなってくると残り4人でどうマッチメイクしていくのかは気になるよね。まぁ、敵勢力がどれくらい残ってるのかわかんないけど。アイザックが残っててこの場にリアンがいないのが気になるよねぇ。彼が駆け付けずにフィロメラを対処してしまっていいんだろうか……。

 

Amazonアフィリンク

拍手

 ここでシャルアミ!? 第20話。以前ちょろっと登場した時になんだかやけに気になるキャラだな、とは思っていたが(CVの影響もあるが)、まさかこんなところで鍵を握ることになるとは。いや、まだどんな鍵を握ってるかはさっぱり分かりませんけどね。

 前回、ようやくヴァミリオとアズドラの接続に成功し、いよいよ事態が進展すると思われたが、なんと今回へルクチームの描写は一切なし。さらにアズドラ軍も描かれはしたが、こちらも前回宣言した通りに「何もせずにただ持久戦」の構え。つまり、2つの局面が何一つ動かないという想定外の展開であった。魔族チームは順当に天使を返り討ちにしているが、天使の成長ペースがどの程度かが予測不可能なので、どこかでしんどくなってひっくり返される可能性が常に付き纏っているのが怖いところ。幸い、ヒュラさんの戦いっぷりなんかを見ているとまだまだ余裕そうではあるが……アズドラが「気になる人間がいる」と言っていたので、まだ天使勢にも隠し玉は残されていそうである。でもまぁ、こんだけ不穏な空気が漂っている中でも、常にユルい空気を忘れないのが魔族勢なんでそこはありがたいですけどね。ホンさんにちょっかい出して遊んでるアズドラさんかわいい。簡単に踊らされて慌てるホンさんがもっとかわいい。

 そして、2つの局面が動かずに唯一動いたのが、これまでもちょいちょい登場していた魔族軍スパイのアスタであった。彼女にここまでスポットが当たる回が出てくるとはね。いや、なんか同じような「隠れる→逃げる」を延々繰り返してただけのような気もするけども。あのいっぺん通りかかった書斎とかはのちの伏線になってくるんでしょうかね。あんだけ駆けずり回って、道中手に入れた情報って途中に天使たちが話そうとしてやめちゃった「最終フェイズ」のことだけだよなぁ。まぁ、もしかしたら建物の構造自体が何かしらの情報になっている可能性もあるけど。「人間界では特異すぎる規模の大建築」「過去に人間同士でこの城を巡って争いがあった」などの情報はどこにどう効いてくるのかはよく分からない。

 そして、そんなアスタさんが最後に辿り着いたキーパーソンこそがシャルアミ。幼少期から様子のおかしな子ではあったが……それは大人になった今でも変わらないようだ。……大人に、なってるよね? へルクたちに初めて出会ったあの頃からあんまり変わってないようにも見えるのだが……ただ、やはり不思議なのは彼女が未だ覚醒に至らずにのほほんとしているという事実。まぁ、ラファエドの娘なら彼から何かしらの特別待遇を受けて覚醒の雪の被害を受けずに済んだという可能性はあるのだが、だとしてもあんな妙なところで幽閉状態にされている意味もよく分からない。父親目線で、「娘を無惨な天使の姿にしたくない」は分かるけど、その後の処置として天使たちに面倒を見させて軟禁状態ってのはいいんだろうか。他に方法がないとかかなぁ。でも、幽閉されてるシャルアミ本人に全く危機感も緊張感も無いのが解せないんだよな。あれはもう、この子の持って生まれた性格からくるものなのか……。謎は深まるばかり。

 まぁ、調子のはずれたヘンテコゆみりキャラがたっぷり堪能できたのでそこはヨシとしましょう。次回予告はかなりシリアスめの人間勢、そしてアズドラさんあたりの姿が。「フェーズ2」ということで、ぼちぼち天使軍団に大きな転機が訪れそうである。

 

Amazonアフィリンク

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
27 28 29 30 31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[01/27 デュッセル]
[01/21 デュッセル]
[01/20 NONAME]
[01/20 NONAME]
[01/19 NONAME]
バーコード