最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
「C3 シーキューブ」 5→6
加点するかどうかちょっと悩んだのだが、諸々の頑張りを評したら少しくらいひいきしてもいいかと思っての点数。くせのある演出を堂々と繰り出せるクリエイターは、発表の場が増えた方が嬉しいですよね。 大沼心監督作品ということで、今期たまたまおやすみだったシャフト系列の演出が見られる貴重な枠。大沼さんの場合は既に新房流からは独立独歩で自分なりの形式を固めつつあり、これが見ていて面白かったのは間違い無い。独特の「間を削った作劇」は本来バトルものにも萌えがメインのキャラものにもぴったり合うという類の方向性ではないのだが、大沼流の場合、そこにグルグルと目の回るようなアクションの捻りも入れてくるために、ことバトルでの「異質さ」の演出は際立っていた。まぁ、この作品で本来最も注目すべきなのはフィアの変形バリエーションだったはずなのに、そのあたりはCG処理で割と適当に流されてたのは気になるとこだけど。いや、造形に気合いが入ってるのは分かってますけど、出来たらCGに逃げるんじゃなくて、もう少し動画部分で見せてもらえた方が大沼流にはマッチするんだよねー。 ちなみにシナリオについては、一言で言うなら「ラノベクオリティ」。そこまで入れ込むような要素も無く、どこかで見たことがあるような流れで今更感がある中身。フィアを中心としたカースの設定が一番やりがいのある設定ポイントだったにも関わらず、そのあたりのファクターが直接お話の面白さに繋がっていたかというとそうでもなくて、お世辞にも褒められたものではなかっただろう。中盤のサヴェレンティ・エピソードは嫌いじゃなかったけど、何だか打ち切り漫画みたいにして引いちゃった最後の対決要素については、「ラストに持ってくるにはちょいと消化不良だな」という感じ。せっかく周りにあれだけの数のヒロインをはべらせていたのだから、そのあたりを上手く使ってもう少し感情移入しやすいシナリオにしてくれても良かった気もするのだが。まぁ、フィアの設定がアレじゃ、なかなか「普通の」お話で調整するのは難しかったのかな。 でもまぁ、シナリオに文句がありつつも最後までちゃんと見られていたということは、それだけ画的に良かったってことだと思う。個人的に大沼演出が肌に合うっていうのもあるんだけど、例えば1クールのくせに強引に行ったオープンエンドの変更とか、エロを入れてロリを入れてグロを入れて萌えを入れて、とにかく1話1話で視聴者を引きつけようとしていた意欲は素晴らしい。ここまでつくってもらえれば、ラノベ原作者も本望なんじゃなかろうか。いや、原作知らないからどんな状態なのか分からないけどさ。 でまぁ、中の人ですよね。個別記事で書いちゃったけど、千和・ゆかちの合わせ技で1本、そしてさぁや単体で1本。今作は敵に回るキャラが本当にピンポイントで俺を狙ってきているかのようで最高でした。大量にかき集めたロリっ子共演陣も見事でしたね。年の差ダブルスコアのロリ声声優対決とかね……この作品の集め方は美味しいなぁ。ちなみに忘れがちだけど、ピーヴィーさんの中の人(人妻・お母さん声優のイメージ)と、フィアの中の人(永遠の17歳アイドル)は、同い年ですからね。忘れがちだけど。 PR
「たまゆら〜hitotose〜」 6→6
今期最初にゴールインしたのは、「もう終わってしまうのか」と悄然としてしまうこの作品。やはり、明確な終わりが無いだけに「日常系」と言われる作品は去っていくのが辛いもの。この作品に描かれた竹原の風景も、気づけば毎週そこに居てくれるだけの、立派な「日常」の権利を獲得していた。 「チームサトジュンの良い仕事」(本作ではサトジュミスになってたけど)、と言ってしまえばそれでおおよその説明がつくのがこの作品。女の子、日常、ほのぼの、しっぽり、これだけの内容で、毎週毎週一切退屈させない「お話」になるというのは恐ろしいことで、しかも今回はヒット作である「ARIA」や、安定した面白さを見せてくれた「スケッチブック」とは違って完全にアニメオリジナル。明確なバックボーンが無いだけに、途中で失速したり、見当違いの方向に行ってしまってもおかしくなかったのだ。しかしそこは流石のサトジュン。吉田玲子や山田由香といった信頼の置けるライターに脚本を任せており、シリーズの統一感を出すと同時に心配りの行き届いたストーリーを成立させた。画作りにおいても、おいちゃんや安田賢司監督あたりは阿吽の呼吸で作品意図が伝わるだけの技量と関係性を持ち合わせているスタッフだし、「今サトジュンがやりたいことをやるなら、こういうスタッフになるんだろうなぁ」というのがよく分かる。 ま、実をいうとスタッフ的には「うみものがたり」と似たような部分があるのだが、何故か個人的にあっちは刺さらなかったんですよ。メインとなるシナリオラインが強すぎたのか、それともパチンコ産業作品なのでどこかから横やりが入っていたのか。今回この「たまゆら」を見て、久し振りに「これが見たかったんだ」と再認識できた。最初に見た時には「狙いすぎちゃうんか?」と苦笑いしていたようなキャラクターたちも、気づけばそれぞれの人生の厚みが見えて、憎めない連中になっているんですよ。まぁ、ラスト間近の展覧会の流れはちょっとどやねんとは思ったけど、田舎の女子高生が巻き起こせる最大級の「事件」としては身の丈に合ったものだったのかしらね。昔ながらのベタな「ハートフルストーリー」としての立脚点が明確なので、金字塔を打ち立てた「けいおん」あたりと比較して「萌えの類型論」を分析してみるのも面白いかもしれない。これからも意欲的に他人では到達出来ない「萌えの頂点」を目指して作品を作り続けて欲しいものである。改めて考えると、原作無しのオリジナルでほのぼの萌えアニメに真っ向から挑むのってものすごく勇気が要るよなぁ。 そして、この作品の場合には全力で表に出てきたせいでもう『中の人』とすら言えないような、中の人達の話。以前も書いたけど、竹達メインの作品の中では、今のところこれが一番好きかもしれない。もちろんあの独特の「なので」しゃべりがうざったい、という意見も出てくるだろうが、そういう部分ではなく、音域のレベルで今作の楓ちゃんは良い竹達であった。その他の周りを固めるキャストも鉄板盤石、圧倒的サトジュンファミリー。大原・広橋・千和・松来さん。まぁ素敵。葉月絵理乃ももっと他のところで声が聞きたい役者なんだけどね。 そしてなんといっても、ゆかもこだ。現代声優界でも屈指の完成度の高さを誇るコンビ芸である井口とアスミスの絡みは作品の内外という枠を飛び越えての一大エンターテインメント。公式HPのネタ動画とか、ほんと酷かったしね(褒め言葉)。アスミスが突っ込みキャラという珍しい立ち位置も、この2人の関係性が絡むとすごく自然になるので、珍しい配役がまた際立つのですよ。たまらんばい。
・「それは昔祖母の家で食べた温かで優しい味わい。心にも体にも優しい和の料理。梅とちりめんじゃこご飯と季節の野菜たっぷりの煮物弁当 480kcal」
・「ポカリスエット 125kcal」 関西では2話まとめてだよ第10話、第11話。まぁ、この勢いなら2話まとめて見ても良かったかな、というくらいのまとまりではありましたね。1時間番組だと思うとちょっと山の用意の仕方が難しいけど。 クソ長いタイトルとなった10話は、ついにあの槍水先輩が敗北するという衝撃的なエピソードで、オープニングも2番の歌詞を使用しての「オルトロスバージョン」にマイナーチェンジ。ほんと、改めて思うのは「Live for Life」はナイスな曲だって事だ。 そしてもう、クライマックスに用意されたアクションシーンの馬鹿馬鹿しさに尽きるだろう。この作品は過去にもアクションシーンでガッツガツ見せてくれていたわけだが、最後の強敵として立ちふさがったオルトロスのツープラトンとあり得ない攻撃手段には、笑いを通り越して感心してしまう。「カゴ便利!」「カゴ堅い!」「カゴ強い!」「カゴダークマター!」と、あのカゴに賞賛の嵐ですよ。あの漆黒の波動は一体何だったのかよく分からないが、とにかく前後からカゴに挟まれたら確実に人は死ぬということだ。この馬鹿馬鹿しいまでの「技の見栄えへのこだわり」と「理屈抜きで説得にかかる無茶苦茶さ」は、どこかでみた覚えがあると思ったが……多分、キン肉マンのノリだ。最後に倒れ伏す槍水先輩の姿には、キン肉マングレートの風格がある。そしてオルトロス双子姉妹には……なんか、歪なツープラトンのためだけに生まれたケンダマンとスクリューキッドの面影があるような気もする。あのカゴコンボは、一体何が起こってるのかさっぱり分からん(コマ送りにまでして見たけど、どこがどうダメージに繋がるのかもよく分からんかった)が、とにかくすげぇことだけは分かった。クロスボンバーや地獄のねじ回しと並ぶ幻のツープラトンとして殿堂入りさせても良い気がする。今回はわざわざ板垣監督がコンテ切ってアクション演出を担当していることからも気合いの入りようが分かる。まぁ、馬鹿でした。 そして11話。狂乱の10話から比べるとバトルが無いので大人しいエピソードで、石田彰ボイスの最終キャラ登場という、なんかよくわからねぇけど盛り上がるに違いない最終回への布石だ。一応、オルトロス姉妹の過去の因縁が臭わされるなどのストーリー面での補強もしてるんだけど、正直この作品でそのへんの絡みは気にしなくてもいいな。どうせ真面目に見たってついていけないし。 シナリオ面を置いておいても、嬌声を上げる双子姉や、風邪でダウンしていつも以上にしおらしく可愛い槍水先輩など、バトル以外の要素で見せる部分は少なくない。この手の主人公キャラが憧れの先輩の風邪の看病であっさり女の子の部屋に入れるっていうのは、なかなか珍しいシチュエーションかもしれない。槍水先輩は自然態が可愛い。でも、なーんか色気とは繋がりきれない残念さがある気はするんだけど……この作品のエロは梅花コンビや双子姉妹の百合で補充するのが正しいのかもしれない。 そうそう、今回は2話続けて登場シーンが少なかったけどしっかり笑わせてもらったのは、相変わらずの花ちゃん劇場。何とも自然な様子で拉致られました。梅さん、手慣れすぎてます。あの後寝不足でぶっ飛んでぐしょぐしょだった花ちゃんは一体どうなってしまったのか……まて次回!(いや、多分なんもねぇけど) すごくどうでもいい話だが、最後に次回予告をしてくれた薬局のおねーちゃんが少し気になった。中の人の名前は小堀友里絵さんというらしい。発声はどこか拙いので新人だろうということは分かるのだが、ぱぱっとしゃべった中に、何だかちょっと惹かれる要素もあった。いや、それだけです。
ギルガメッシュさん楽しそうにしゃべりすぎ、第12話。いや、言いたいことは分かるし、すげぇわっふるしてるのも見えるんだけど、それならいっそもっと簡単な言葉でしゃべってくれよ。「綺礼さん、英雄王のここ、空いてますよ!(空いてないけど、すぐ空きますよ!)」って。
さて、今回はバトル無しなので全編抑えめ。とは言っても、画が地味でもひたすら台詞で埋め尽くす回だったので、ストーリーとしての密度はむしろ濃いくらいのもの。まぁ、ドラマCDでやればいいじゃん、と言われるとそんな気もするんだけど、前回がちょっと不安な作画だったので、ラスト前に一回「描きやすい」回を挟んでもらった方がなんか安心できるんですよ。 Aパートはセイバー陣営のお引っ越しイベントが気になるポイント。セイバーとアイリさんが仲睦まじくしているだけでも割と平和な気持ちになれる。日本家屋を見てちょっと浮かれてぴょんぴょんしてるアイリさんが本当に可愛いです。これならあの娘も生まれるってもんだ。なんだか体調悪いみたいだけど、なんか聖剣の鞘があると大丈夫なんじゃなかったっけ? あれって怪我は治るけど根本的な体調不良には効かないのかしら。セイバーさんはしっかりと護衛の任務を果たしておくれよ。そういや、あのアイリが気に入った土蔵って、「Stay night」で士郎がセイバーと出会ったあそこらしいね。切嗣があの家の縁側で士郎とお話してるシーンもあったし、なんだか歴史の流れを感じさせるだけのバックグラウンドがあるのはずるいね。 Bパートはまるまるおっさん2人の会話である。調査報告を事細かに語らされた綺礼が、アーチャーにあの手この手でいじられるという、なんかよく分からんけど雰囲気満載のシーンだ。普段から鉄面皮で感情を読み取ることが出来ない綺礼だが、流石に年の功がある英雄王には勝てない様子。言葉尻捕まえられ、揚げ足取りからの詭弁に振り回され、気づけばすっかり金ぴかペース。最初はイライラしていた綺礼さんも、少しずつ崩される自分のスタイルに困惑を覚え、最後にはあんまり見せたことの無いような想い詰めた表情になっていた。ここまで直接的に影響を与える「他所様の」サーヴァントっていうのもなかなかいないんじゃなかろうか。あそこで令呪が発現したのも、結局は綺礼がアーチャーの思い通りの感情にたどり着いてしまったことの表れってことなんだろうなぁ。ま、こちとら「stay night」で綺礼さんが何をしでかすか知ってますからなぁ…… さて、次回予告は色んな人が荒ぶっていたのでなかなか盛り上がる回になりそうですよ。キャスターさんもライダーさんも、ファイト。
鷹の爪団とファビュラスマックス、第23話。どんなコラボやねん、いや、ちょっと楽しそうだったけれども。
ここ数話は、「風呂敷をたたむ話」になっているのでそこまで詰め込んだ情報の多くないエピソードが続いている。様々なキャラクターが複雑に絡み合った状態から、1つずつ解きほぐされて中心となる面々に収束し始めているからだろうか。今回も、そこまで新たな情報が多いわけではなく、確実にゴールしたい、という意志がしっかり見て取れるだけの内容になっている。 まず、今回一番大きかったのは、概念的な意味ではなく、渡瀬医師と荻野目桃果は対立関係にあったということ。これまでも様々な局面で「桃果と、その日記がある限り自分は勝つことが出来ない」と繰り返していたわけだが、そうした相互関係が、明確に二人の対面を含めた対立関係にあることが示されたのは意義がある。冒頭の、渡瀬がモノローグを入れる電車の車内が心象風景であるならば「直接の対面」があったかどうかは定かでないが、どちらにせよ、二人は互いに自分の「敵」を認識し、直接手を下す形の対決に至った。渡瀬は自らを「呪いのメタファー」と名乗った幽霊であり、桃果に対して「封じる」方策を狙い、桃果は「運命を書き換える呪文」でもって渡瀬を排除しようと試みた。そして、その動機は、渡瀬が「この世の全てを壊す」ことを目的としており、桃果はそれを阻止しようとしたためであることも分かる。これまで、渡瀬たちの軍勢を「もう1つの正義」と表現してきたが、どうやらここに来て、彼は純粋に「悪」と受け取っても良さそうな状態になってきた。 「呪いの幽霊」渡瀬と「呪文の魔女」桃果。超越的な存在である2人は互いの力をぶつけ合い、結果は痛み分けとなった。桃果の力は2つのペンギン帽へと分化され、渡瀬も2体の黒ウサギへと分断される。おそらく、この2人は、分断された状態では力を発揮出来なくなったと考えるのが自然だろう。そして、渡瀬は自らを分断する呪文の力を持った日記帳を無き者にしようと奮戦し、桃果(ペンギン帽)はなんとかして日記を手に入れて呪文を完成させようと、高倉兄弟を使って「ピングドラム探し」をさせていたわけだ(この期に及んでピングドラム=日記帳かどうかは定かでないが)。互いに不自由な状態からの捜査活動であり、これまでは様々な人間を巻き込んだ乱戦模様だったわけだが、その最終的な勝敗が今回決したことになる。渡瀬の陰謀により、冠葉の罠にかかった苹果がついに日記を焼失させてしまったのだ。これで、一見すると桃果側の完全敗北にも見える状態になった。しかし、ついにペンギン帽の中から動き出した桃果は、まだ負けを認めてはいないようである。「運命の至る場所」へと向かう高倉兄弟。彼らを待つ対決は、一体どのようなものになるのだろうか。 渡瀬は「悪」である。しかし、冠葉はまだ分からない。彼は渡瀬が「人の命を救える」ということを信じ、陽鞠を守りたい一心でテロ活動を含めた彼の命令に従っている。それは純粋な悪意ではなく、やはり未だに「もう1つの正義」ではある。しかし、既に渡瀬の行動には「もう1つの正義」はみとめられない。「自分が世界を嫌いであった」というあまりにも利己的な理由から、彼は世界を壊そうと企んでいるのだ。彼の「悪」を巡って、冠葉と晶馬が今一度激突するようだ。桃果の言によれば、彼女に必要なのは、晶馬と冠葉の2人。プリンセスオブクリスタルが一番最初に「生存政略空間」に引き込んだ2人だ。彼女が渡瀬の存在をどこまで理解し、どれだけ対策を施そうとしているのかは定かでないが、「別々の正義」を持つ兄弟が「失われた未来」である陽鞠を奪い合う展開は、「どちらかの勝ち」という終わり方にはならないかもしれない。まぁ、本気で「正義」と「悪」でぶつかるつもりなら、あそこで晶馬が撃たれないはずが無いしね。次に明かされる2人の兄弟の出会いが、最後のファクターとなりそうだ。 しかし、渡瀬はあの2羽の黒ウサギに分化したはずなのだが、どうもウサギとは別々の個体として存在しているように見えるのだが……まぁ、「幽霊」に何を言っても無駄か。渡瀬が見せた「黒い列車」は運命を突き進む「黒い未来」、そして、彼が壊したい世界に残し、苹果を手にかけた黒いテディベアは「黒い破壊欲求」。プリンセスの見せる「白いテディベア」とは対象型になっているということか。さて、次はどんなパーツが解題されていく事やら。
どこに行くのかよく分からなくなってきた第10話。雰囲気は維持されてるし、見ていたら退屈することは決して無いんだけど……なんだろ、この捉えどころの無さは。やっぱり一番最初に不安だった「デスゲーム設定はグダグダになる」が現実味を帯びてきたのか……
前回までのおいぬ様騒動が一段落して、次なる日記所有者とのバトルに続くのかと思ったら、なんだかそういうわけじゃない。今回はスタートしたのがいきなりみねね視点だ。しかも過去の回想で、ムルムルが介入しやがったおかげでどこまでが本当で何が伝えたいエピソードだったのかよく分からない。原作を読んでないから分からないんだけど、ちょっと調べてみたら、「未来日記」を冠する作品は何重かに用意されており、それらからつまんできた内容なのかもしれない(分からんけど)。結局みねねが過去に何を行い、今の彼女の生き様にどのような影響を与えているのかはよく分からない。彼女の生い立ちを考えればシリアスなものなはずなのに、ムルムル視点だとギャグにしかならないのがちぐはぐだ。そもそも、このタイミングでなんでみねねの心境を追う必要があるのかも見えてこない。ただでさえ秋瀬の存在のせいでベースとなる人間関係がややこしいというのに、そこに注力しないで脇のエピソードに行かれると筋が追いにくいのだ。 確か2クールものだったはずなので急がなくていいっていう理由はあるのかもしれないけど、こういう作品の胆はいかに緊張感を維持して引っ張るかなのだから、もう少し主線を見やすくしてもらえると助かるんだけどね。一応、最終的には或、雪輝、由乃の3人に収束するようにエピソードが組んであったので、多分構成してる側は意識してるとは思うんだけどねぇ。 でもね、すごく駄目なことだとは思うんだけど、この作品の女の子は可愛いから見入ってしまうんだよね。よく分からんエピソードのみねねも、普段の様子からは想像も出来ない顔を見せてくれたりして、不覚にも「案外可愛い子か!」と思ってしまった。完全にウェディングムードを固めつつある由乃もしおらしい様子ならば実に可愛らしいもので、雪輝が「何で好きになっちゃいけないんだっけ?」と悩みはじめた時点で「You つきあっちゃいなよ」と思ってしまう。由乃と家庭を持てば将来も安定だよ(まぁ、血の気は多かろうが)。 そして、何回か書いてるけど、やっぱり相沢舞の演技プランが楽しい。ここでしか聴けないテンションなのに加えて、今回はコロコロと表情を変えてくれたので、これまた新鮮な部分を楽しむことが出来た。今作はメイン二人の中の人とかムルムルの中の人とか、新人もたくさん頑張ってるし、そっち方面でも興味深い作品ではあるんだよね。
タイトル通りです。いや、実は今月頭には既に開設してたんだけどね、記事にしようと思ってずっと忘れてたらー。しかし、何でまたこの時期になって突然……ねぇ。これってひょっとして次の展開を期待していいのかしら? かしら? 再びのアニメ化? 「Say you Say me」再開? 誰か細谷と名越アナにお仕事を!
現時点でのコンテンツとしては、原画の人が描き下ろしコンテンツを提供してくれているのが注目ポイント。結局、これの原作絵(?)を描いている人が一体何者なのかは分からないままなのだが、アニメ版よりも絵が7割増しでキモいのだ。ブログトップで踊り狂う名古屋と福岡は、アニメでも「一体どんな構造の生き物なんだよ……」と思ったものだが、それに輪をかけてひどい。そして、いくつかアップされている漫画(イラスト?)を見ると、他のキャラももれなくどこかキモい。多分ねー、目のラインが何故か下だけ太くなってて、クマがあるみたいに見えるのが問題なんだよね。いや、どんな造形でもこいつらのおかしさは変わらないから別にいいんだけどさ。邪悪さが増した方がより「らしい」とも言えるしな! 一応現段階で出ているネタをいじっておくと、真っ先にあげられた2コマ漫画(「ぶどう100%」)がいきなりひどい。お前、それ既にアニメの4話でやったネタのはずでは……いや、今回はダイレクトに頭部分から行ってるからよりひどいオチではあるのだけど。このひどさ、久し振りに「都道府犬」を見ている実感が湧きますね。 その後にあげられたのは、意外にも鳥取犬メインとなる「砂遊び」2本。こちらはネタとしての強度は弱めだが、「鳥取犬が体積可変であること」、そして、福岡が無駄なスキルを持っていることなどが明らかになった。せっかく作ったマジカル明太小町ちゃんだが、作品の中に鳥取犬の顔パーツが混ざっているのでなんか微妙な造形。しかし、小町ちゃんってこんな巨乳キャラじゃなかったような気が…… そして、一番最近あげられたのが「桃太郎祭り」と題した1枚絵。まぁ、正確には「桃太郎祭り」ではなくて「桃太郎と行くお祭り」でしかないのだが、いきなりこの世界唯一の人間キャラである桃太郎先輩と岡山犬が登場するというのも無茶苦茶で楽しい。一応小町ちゃんやらなんやら、この世界にも人間型のキャラクターはいるんだけど……一体どういう世界になってるんだろう(お祭りの屋台経営してるのも千葉犬だったりするしなぁ)。ちなみに、本来メインであるはずの岡山は桃太郎先輩の添え物みたいな扱いになっているが、それでも「食べるお尻」はなかなか可愛らしい。「焼きそばとかのお料理」+「金元寿子ボイス」っていうキャラだと、どっちかっていうとエビ炒飯が好きなあの子になりそうな気もするけどね。個人的に、声が愛らしい岡山や埼玉、そして宮城あたりに頑張って欲しいです。
トバし気味のキマシ回になったが、ここは敢えてウェヒヒ回と呼称したい、第9話。梅×花メイン! 圧倒的花ちゃん! そして圧倒的梅ちゃん! 誰得と聞かれれば俺得と答えざるを得ない。地味にあせびも可愛いけど気にするな!
この期に及んで、特に大きなストーリーがどうこう言う必要がないのはありがたいのか困惑するべきなのか。ここ最近ほとんど出番が無かった白梅梅さんが突如メインで立ちふさがるサービス(?)回だ。槍水さん、今回ほとんどしゃべってないじゃないですか。シャガさんはそこそこだけど、流石にナイスバディキャラがメインで2人以上でしゃばると被るからな! 今回は大人しく梅回ということで納得してもらおうじゃないか。主人公は……「まるで穴の空いたちくわね!」っていう訳の分からない言葉攻めされてたこと以外は別にいいや。 まず、ここで梅さんについて少し語ろう。世間的には「単なる暴力女」「Mの人間でもあれは無いくらい不快感がある」と言われることがある白梅さんだが、今回のエピソードが純粋に彼女のプラス方向の魅力を発揮しているように見えたのは、別に私がM気質だからというわけではない。梅さんの純愛と有能さという、ふたつのポジティブな属性が前面に押し出されたためだ。ちょいと性能に難ありのゆかりんボイス生徒会長を相手に一歩も引かぬ策謀と度胸。梅さんは、人としては色々と問題もあろうが、基本的にはデキる人なのです。こんなアホな世界観でなければ、普通の黒髪ロングキャラとしていいポジションを維持できるくらいのキャラなはずなのだ。いや、そんなifの話をしてもしょうがないけど。 そして、彼女がいるからこそ、この作品では百合の花を拝むことが出来る。かなり重度で「百合」を通り越して「レズ」の段階まで行ってしまうきらいがあるのがナニだが、どこまで行ってもギャグにしかならないこの作品のこと、少しくらい無茶をしてもいいじゃない。憧れの花ちゃんのことになると周りが見えなくなって猪突猛進しちゃう梅さんの純愛っぷり、そしてヤンデレっぷり。一言でいうと、百点満点なら満点だな! 何が凄いって、こんなキャラのかやのん見たことないってことさ! そして、そんな毒牙にかかってしまう花ちゃん。こちらも百点満点なら満点だな! この世界のキャラクターはリビドーを隠そうとしないのが凄まじいのだが、あれだけの直球勝負で百合攻めされながらも、その熱意の全てをBLに注ぎ込む熱意の高さが素晴らしい。すれ違いがあってこそ、純愛は燃え上がるものだしね。何が凄いって、とにかく声があおちゃんってことさ! 「あたしの齋藤がぁ〜!」って、よく分からない台詞が楽しくて仕方ないし、悲鳴なんかの細かい声の出し方がいちいちツボ。基本がギャグキャラなのにエロに絡められて、素直に可愛いと言えるだけの愛嬌がある。悠木碧キャラに捨てキャラなどいないが、この花ちゃんの位置取りは奇跡的な配分である。 結論としては、「みんな、CD買おうぜ!」ってことだ。まぁっするでぇかぁ〜〜〜。レッツゲディ!
もう……ライダーが王でいいんじゃないかな……第11話。ほんと、圧倒されるだけの存在感だった。これは他の連中が奴のインパクトを乗り越えて勝ち抜くのは難しいぞ。いや、最終的にライダーじゃないのは知ってるんだけどさ。
単なる宴会に1話。そう言ってしまうととんでもない話なのだが、これが立派に見どころとして際立っているのは凄い。そして、そんな無茶苦茶な脚本で見せられるだけのスタッフが凄い。恵まれた作品なのは間違い無いだろうが、今回はこの作品の良さが一番良い形で出た回なんじゃなかろうか(唯一、キャラ作画だけがちょっと気になったけど)。 「問答」と称しているように、今回ライダーが持ちかけた酒宴は、1つの正解を求めての相談事ではない。あくまで「正しい多数の答え」がぶつかり合い、その「強さ」を競う競技だと考えた方がいいだろう。今回の展開だと圧倒的にライダーの言うことが正しかったかのように見えるが、当然セイバーの信念だって一切間違った部分はないのだし、アーチャーのいうことだって、「お前がそう思うんならそうなんだろ。お前の中ではな」という話だ。外野が乱入してどうこう言えるようなものではない。そして、そんな「揚げ足の取り合い」「屁理屈のぶつかり合い」が、何だか立派な王としての振る舞いに見えてしまうのが、この作品のキャラ立ちということだ。 一流のエンタテイナーとして名乗りを上げてしまったアーチャー。ライダーが「たまたま町で見かけた」時点でどんだけ緊張感のねぇ連中だよ、と思ったが、この人は綺礼との談話もそうだったけど、とにかく楽しそうだとノッちゃうだけの軽さがある。今回の酒宴だって、この性格なら「何を意味のねぇことグダグダやってんだよ!」と一閃して2人をボコボコにしてしまう選択肢もあったはずなのに、「酒がまずい、もっとうまいの知ってるぜ!」と、たべログみたいなご奉仕に出ちゃっているのだ。同じく王位に立っている海原雄山でもそんな親切心はなかなか見せてくれないぞ。しかも中空から取り出した酒も杯も、全部宝具と来てやがる。「持ったもの全てを宝具にする」バーサーカーもひどいが、「持ってるものがとにかく宝具」っていうのも想像以上にチートだ。恥ずかしげもない金ぴか鎧で出てきて「お前のものは俺のもの」と言い出した時点では「ジャイアンか!」と思ったが、その実は便利な道具ならなんでも出せるドラえもんだった。そして、中の人はスネ夫だった(2段オチ)。 そして、今回(も?)すっかり株が下がった感のあるセイバー。もう満場一致で小娘扱いされているのは本当に可哀想だけど、無茶苦茶な奴らの中に一人だけ真面目ッ子が混ざっちゃうと、どうしたってそっちの方が損な役回りになっちゃうんだよね。彼女の願いがいいか悪いかは別として、1つの時代を生きた為政者としての志は本当に立派なものだったはずなのだ。ライダーの唱える支配者観は、彼女の在り方を否定しているかのように捉えられたわけだが、彼女だって、生きていた時代には「自分が一番成したいこと」をなしていただけであり、それは「王の意志」として立派にあった。唯一の問題は、セイバーがそれを「過去として認識できる」という聖杯戦争にしか起こりえない状況に置かれてしまったことであり、「過去の自分を評価すること」と、「過去の自分の正しさ」はまた別なものなのである。セイバーは、そのへんの意識にきちんと自分で折り合いを付けられるかどうかが今後のモチベーションに関わってくるんだろうなぁ。今回ランサーさんが居てくれたらもう少し違う議論も出来たんだろうけどね。 そして、そんなこんなが有りつつも、やっぱり今回はライダーさんだ。「あなたのお住まいの近くでよくもまぁそんな樽酒見付けたもんだな」とか思ったけど、それ以前に「酒盛りやろう」っていう発想がまず斜め上。そして、相手を強引に巻き込んで酒宴を成立させる迫力と、その中で行われた問答でも相手の弱点を的確に突いて揺さぶっちゃうしたたかさ。まぁ、彼の場合は全部本音でしゃべってたらたまたまセイバーが打ちのめされちゃっただけなんだろうけど、おそらく彼が当初狙っていた以上の「成果」が得られたことだろう。器のでかいおっさんを徹底的にでかくでかく。このあたりの思い切りの良さが、この作品のキャラが愛される理由なんだろう。最高のタイミングで最強の宝具を見せ付けて、胡散臭い問答なんかじゃなくて武力でも存分に個性を見せ付けられるタイミングも二重丸だ。まぁ、なんであんなとこにアサシンがのこのこ出てきたのか分からんけどな。あいつら、自分から表に出てきたら駄目な能力だって事くらい分かってるだろうにね。 こうして描かれたライダーの勇姿、そしてアーチャーの圧倒的存在感。とにかくアゲられるところは全力で上げる展開。アサシンは便利道具みたいな扱いだし、キャスターは確実に前半の噛ませ、というか共通イベントみたいな扱い。これで残りは不遇のランサーと沈黙を守るバーサーカーだけだ。ホント、出し惜しみがないから毎回クライマックスですがね。7人決戦っていう設定自体が色々とハードルが高いはずなのだが、少ないキャラクターでガッツリ見せ付ける手管がずるいね。これ、もういっそ2クール一気に駆け抜けて欲しかったなぁ。 |
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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