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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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案外スピード落ちてない、第2話。バトルアクションでは充分に見せながら、着実に設定説明を重ね、メインキャラの掘り下げも進んでいます。これ、案外いい流れになってるんじゃなかろうか。

 多分この辺はコミックスで読んだんだと思うのだが、すっかり忘れているので初見な気分で楽しく見られております。今回登場した雨流みねねもなかなか強烈なキャラクターで、もう日記がどうとか、未来がどうとか言う話は関係無しで強い。日記所有者だけでの過酷で孤独な戦いが巻き起こるのかと思っていたら、2話の時点で早くも学校全体を巻き込んでの大規模テロリズムですよ。どういうことですか。ここ最近、こんだけ学校で暴れ回ったのなんてどこぞの多脚型古きものぐらいですよ。これ、来週以降雪輝は完全に重要人物として回りからマークされるよね。あんだけおっかない異常者に目の仇にされたわけだからね……ここまで有名になっちゃったら、正体探し云々もうやむやな気がするぞ。

 今回の見どころは大きく2つ。1つは、2話目でもがっつりディティールまで描き込み、徹底的に「細かい動き」の楽しさを見せてくれる細田さんのコンテワーク。特にこの作品の売りの1つであろう、由乃のちょっとぶっ飛んだ表情や、雪輝の恐怖に怯える表情なんかが少しずつ変化する中間段階が、いちいち「動き」として見えるようになっているのがこだわり。もちろん、その他分かりやすいモーションの取り方も、いかにも細田さんらしいうねっとした動きが癖になります。このまんまのペースで走り抜けられれば凄いんだけどね。

 そして、今回最もびっくりしたのが、実はみねねの中の人であった。今作は雪輝の中の人である富樫美鈴や、由乃の中の人である村田知沙など、若いキャストが基盤を作っている点も注目に値するのだが、今回登場したみねねについては、最初に聞いても誰だか分からんかった。というか、エンドロールを見て「相沢舞なん?!」と驚いても、まだちょっと信じられないくらい。うーむ、こういう引き出しもあったのか。ラジオで地の声を聞いたりしない役者さんの場合、ベースを知らないからちょっと方向性をいじられるとすごく新鮮になります。

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○「LAST EXILE –銀翼のファム-」 6

 サァ来た、ヤレ来た、どんと来た。ある意味、昨今のアニメ業界シーンを語る上では欠かせない存在となるであろう、期待の1本。生きているうちにこれが拝めるってんだから、人生というのも無駄にだらだらと生きながらえてみるものである。

 前作「LAST EXILE」が2003年製作。実に10年近くもの間をおいての続編である。そして、その間に起こった出来事といえば、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったあのGONZOが業務解体、GDHに吸収合併という悲しい凋落の物語。アニメ業界の商売としての難しさを、視聴者層にも実にリアルな形で突きつけてくれた。もっとも、わざわざそんな事実を知らずとも、中期GONZO作品のグダグダっぷりを見れば、嫌でも「この会社、大丈夫なんかな?」というのは伝わってきたんだけどね……ちなみに、現在私はたまたま知り合いから借りた「SPEED GRAPHER」のDVD全巻走破を実施中なのだが、まぁ、そりゃもう、凄いですよ。製品版とは思えないくらいにね。ただまぁ、2004〜2007年あたりは、本当にひどい作品もゴロゴロしてたので、何もGONZOだけに言えたことじゃないとは思うんだけどね……

 ちなみに、馬鹿にしているように見えたらまずいので補足しておくと、わたしゃあの当時からGONZO作品はかなり好きだった。「カレイドスター」の栄光は永久に色あせることはないだろうし、「砂ぼうず」「バジリスク」といったストイックな製作姿勢も、今となってはあの時代特有の怖いもの知らずなチャレンジだった。「キディグレイド」や「シャングリ・ラ」など、どれだけ好きだったかは過去の感想を振り返ってもらえば分かると思う。全てにおいて全力で振り切れるために、滑った時に取り返しがつかない愛すべき馬鹿野郎、それがGONZO。

 さておきこの作品だ。実をいうと前作の時には私はアニメを見る体勢が整っていなかったため、一応シリーズは見たはずなのだが、中身はさっぱり覚えていない。とにかく、その圧倒的なCG技術と精巧なキャラクターデザインに、「(当時の)現代アニメとはここまで来たものか!」と驚嘆したことだけを覚えている。あと、声優・斎藤千和の華々しい歴史の1ページとしての印象も強いかな。お話をあんまり覚えてないってことは、つまり単にオープニングの見事な映像なんかを見てるだけでも満足していたってことかもしれない。

 時は流れ、今や2011年。あの当時のようにちょっと頑張ったCGなんかじゃ売り物としての押しにはならない時代。改めて当世風に作り直された「LAST EXILE」の世界は、むしろ丸くなったような感すらある、ちょっと予想外のものだった。確かにヴァンシップを含むCGバリバリの空戦シーンは相変わらず。無体なまでの大規模空中戦を「それらしく」見せて、なおかつシャープで格好良いのは素晴らしいのだが、今なら他のスタジオも頑張ってやればこれくらい出来るだろう、って気もする(特にサテライトあたり)。そして、「シャングリ・ラ」までの最大の見どころであった村田蓮爾の手によるキャラクターデザインも、前作のような完全な再現度を求めるものではなく、いくらか馴染みやすいようにチューンされ、いかにも現代の「萌えも同時に狙えます」みたいな形に落ち着いた。見やすくなった上でちゃんとCGシーンとの接合もシームレスで実現させているのは流石の一言だが、あのやや癖の強い蓮爾画を楽しみにしていた身としては、ちょっと拍子抜けだ。

 しかし、やはり面白い。いや、面白そう。1話目での期待感は、かなり高いものになった。「他所のスタジオでもマネできそう」とは言ったものの、やはりこの映像美はそれだけでオリジナルの売りになるし、千明監督の手による手慣れた導入構成が見事にはまっている。前作のクラウスと比べて、あまり面倒なことを考えずに済みそうなファムのキャラクターが、無体なまでのど派手な戦艦バトルに真っ直ぐ突っ込める下地を作っているし、「たかだか空族の小型ヴァンシップ程度で戦争に行こうとしてる大艦隊に対抗できるわけないやん!」という当然の突っ込みも、いかにも「悪人」らしいこすっからい作戦を駆使して何とか打開してしまう大味さがたまらない。1話目ってことで世界観導入や歴史背景の説明なども織り交ぜつつで、1本の「戦争模様」をきちんと起承転結を含めて時間内に収めたのは、本当に見事である。魅力は前面に押し出しつつ、多少の穴や難点は見えないように勢いで誤魔化す、お手本のような1話目であった。構図がシンプルで見やすいので、次回以降も労せずシナリオが追えそうな安心感も大事です。

 そして、なんといっても中の人の話。前作は、実は喜多村英梨、花澤香菜といった今をときめく看板声優たちがこっそりと出演していたことでも有名だが、今作はメインをその花形声優たちでガッツリと固めてしまい、そっち方面にやかましい人間にも大量のごちそうを用意して待ち構えている。メインを務める豊崎愛生・悠木碧のコンビがまずワンパンチ。豊崎がここまで男の子っぽいトバし気味の役でメインを張るのは初めてな気がする。ちゃんと一番のセールスポイントである甘ったるさも残しつつ、低音域でエネルギーを飛ばし続ける演技プランが本当にお見事。パートナー役のあおちゃんは、今期よく見る「抑え気味の」役。大丈夫、はっちゃけ側は「ベン・トー」とかで補充するから。なんかもう、この2人がしゃべってるのを聞いてるだけでテンションが止まらない。

 そして王国のお姫様側に回るのが、沢城みゆき・茅野愛衣という「年甲斐もなく落ち着きすぎだろ」コンビ。ただひたすら、かやのんが過労でぶっ倒れないことを祈る。その他、前作で華々しい戦果をあげた千和が今作ではサポートに回り(またみゆきちより年下の役だ……)、敵役としても強烈なインパクトを残したディーオがそのまま登場するという嬉しいサプライズ。相変わらずの性格のままで、素敵なノダジュンボイスを聞かせてくれる。そういや彼女が大活躍した「灰羽連盟」も前作と同じくらいの時期だったっけ。何一つ変わらない声を聞かせてくれるのは本当にありがたいです。

 想い出補正半分、理屈抜きの期待半分のこの作品、はたしてどんな形で「新生GONZO」を見せてくれるのか、期待は高まるばかりである。

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○「侵略!?イカ娘」 5

 ある意味、今期最も安定感のあるキラーコンテンツ。たくさんの人が待ち望んだであろうことは間違い無いが、何で待ち望んでいるのか、と問われればそれはよく分からない。困った時の合い言葉は、「イカちゃんが可愛い」だ。

 関東から2週間遅れという待ちに待った放送スタート。こんだけ待たされて妙なもんを見せられたらキレていいとこだが、予想していたものと寸分違わぬものが提供され、逆にキョドってしまうくらいの安心感だ。一応監督は替わっているのだが、山本氏は元々製作に携わっていた人間だし、ちゃんと水島監督も仕事には参加している模様。いつも通り、期待通りの第1話と相成りました。あまりにも平然と地続きの2期目だったので、いじり甲斐が無くて面白くないレベル。一応導入に親切なエピソードを選んだ……のか? もうよく分かりませんわ。

 強いて苦言を呈するならば、オープニングの変更が挙げられるだろうか。当方、一分の隙もないスフィアファンではあるのだが、昨年のベストアニソン賞に引っ張り出した1期オープニングの破壊力はそれとは別次元のものであった。今回のオープニングも、一応タイアップを意識した内容になっていたので完成度は充分だと思うのだが、それでもあの中毒性を知ってしまった身にはどこか物足りない。映像の方は、何故かオイちゃんによるコンテだったりして1期に増したスピード感が素敵ではあるが、それでもまだ、何かもう1つ上の中毒性を求めてしまうのは致し方ないだろう。積極的に1期を「越えよう」というその意気や良しであるが、どうしても巨大な壁を前にするとひるんでしまうものである。この辺は2期であるが故の辛さはあるかもね。

 そして、もう1つ起こった変化は、なんといっても世間的な認知レベルだ。今回一番驚いたのは、放送中に挿入されたCMが、なんと全てイカ娘タイアップであったということ。DVDやCDのCMは別に構わないが、その他にもミニストップとのキャンペーン、よっちゃんイカとのキャンペーン、あげくよく分からんWEB製作会社のタイアップまで。どこまで侵略すりゃ気が済むのだ、イカちゃんは。ちなみに、その変な製作会社のCMのミニイカちゃんの愛らしさが反則級だった。ものすごい放送枠である。

 作品の中身については……うーむ、特に言うことも無いな。千鶴の登場シーンがいきなり眼を見開いていたとこが一番の笑い処でした。そういや、千鶴の中の人と、早苗の中の人、最近立て続けに体調不良でイベント参加を中止したんだよね……イカちゃんは大丈夫かしら……

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今期アニメシャワー枠は密度が濃くて、毎回全部の記事あげてたら時間とスタミナが保たないので、どうでも良くなる作品が出るまで簡易更新で手広くフォローする方向。
 

・灼眼のシャナⅢ 第2話 「来るべきもの」

 一気に新キャラ大杉な第2話。いきなり新キャラかー、と思ったらシュドナイに瞬殺されたり、初見の人間からしたら追いかけるのが大変である。そして、前期まではそんな様子はほとんど見られなかった気がするのに、一気に組織だって動き出したともがら軍団とアウトロー軍団の各々のいかにもクライマックス的なムーブが、いやが応にも盛り上がる展開に。特に素敵なのはバルマスケ率いる軍団の多彩さですかね。個人的には探耽求究が出てきただけでも楽しくてしょうがない。シリアス全開でギャグが入る要素が一切ないのに、彼が出てくるだけで全部嘘に見えてくるのがすげぇ。ドミノも元気そうで何より。その他、1期も序盤で登場していた屍拾いや、2期で大激戦を繰り広げたサブラクの姿も確認出来る。サブラクってあんとき消滅してなかったんだっけ? まぁいいや、とにかくオールスターな大感謝祭である。

 そして、それを統べる謎モードの悠二が楽しい状態に。なんせ声がランダムで速水奨になるんですよ。日野ちゃまボイスでも充分えぇ声なのに、速水奨と行ったり来たりって、どんなパフォーマンスやねん。そらベルペオル様じゃなくても不安になるわ。なんでお偉いさんなのに戦場に乗り込むのに電車通勤やねん、っていうのも気になるところ。おかげで佐藤君があり得ないくらい取り乱してたじゃないですかー。でも、不覚にもラストシーンの振り向く悠二のカットはゾワッと来ましたけどね。やっぱり蓄積があるから、何があっても仰々しくなるのがずるいなー。
 


・境界線上のホライゾン 第3話 「町中の遊撃手」

 ワカラン成分が加速しっぱなしの第3話。おっぱいでかかったら視聴者がいつまでも我慢すると思ったら大間違いやぞ! うん、もう少し観てから考える!

 いや、やっぱり分かんない。世界設定の意味が分かってないから、どこから突っ込めばいいのかがまず分からないし、一番しんどいのは「この物語が一体どこに向かって進んでいるんだろう」っていうのが全く分からない部分なのだ。例えば同じように分からなかった「C」なんかと比較すると、あっちは一応「ディールで勝ってお金儲けをして、破産しないように頑張るお話なんだな」っていうくらいは分かったんだけど、こちらは主人公(だよな)の登場シーンすら少なく、何をどう見ていいのかも手探り状態。一応中心になっているのは主人公の「告白」とやらだけど……それを応援したらいいの? 誰になんで告白するのかも分かってないんだけど。そもそも「ホライゾン」っていうのが人名だっていうこともよく分かってませんでした。なんかの暗喩的なものかと思って2話まで見てたんだけどね……今回説明された歴史的なあれこれも、来週には忘れてしまいそうな気がする。松平→アリアダストっていう転換は、単なる逆読みのバリエーションだけど、あまりにもアホらしくて逆に新鮮な気がする。アニメにして分かりにくい要素が多すぎんのよ。

 そんな状態で特にいうこともない作品なんだけどね。みゆきちの出番がそこそこ多いからいいや。他の部分も豪勢だし。うりょ子声の先生に関しては、すごくミットチルダっぽい。


 
・ベン・トー 第2話 「サバの味噌煮弁当 674kcal」

 不覚にも笑ってしまう第2話。1話視聴時点で「このネタで話作るのとか無理だろ」と手軽に諦めてみたわけだが、この勢いなら本当に1クールくらい走りきっちゃうんじゃないか、という気もしてきた。「馬鹿なことを全力でやるのは美しい」ってのは本当のことなのですよ。このどうしようもない馬鹿馬鹿しさは、監督繋がりで、あれだ。「バスカッシュ」に通じるものがある気がする。この作品は原作が既にある分、走り抜けられる可能性は高いかも……かも。

 相変わらず突っ込みどころはあり得ないくらいに満載で、「そんだけ売れる弁当なら店側も経営努力しろよ」とか、「一番出来がいい弁当っつうっても、それ売れ残りだよね、売れ残ったから半額だよね!」とか、もう、言う必要がないとこばっかり。突っ込んだら負けな空気を出せたら勝ち。

 そして、そんなバカ世界を賑わせるのが、本当に「無駄遣い」という言葉がしっくり来る、がちり練られたコンテワークと作画努力。火花を散らして迫り来る「大猪」のカゴや、グルグル回る主人公のバトルシーン、大仰に宙を舞うウィザードの戦闘スタイルなど。さらに、この作品は既製品の食糧を実名で作中に登場させることで無駄な臨場感を醸し出しており、どん兵衛だのなんだの、お馴染みの食べ物を食べるシーンにも手がかかっているのだ。どこの世界に「食べている最中のどん兵衛のカップの中からのカメラワーク」なんてものを使う作品があろうか。

 そして、あおちゃんボイスがキレッキレのヒロイン花ちゃんや、理不尽な憤怒がMにはたまらない梅さんなど、女性キャラが阿漕可愛い。乳しか出ずに顔が描かれない謎キャラ「茶髪」は、今後その正体が明らかになるんだろうか。

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 セイバーさん男前過ぎ第3話。いやぁ、そりゃぁ史実もねじ曲がって伝わるはずだわ。あんな騎士様にエスコートされたら、男の私でも濡れそぼちます。

 アサシン対アーチャーを茶番劇だとすると、正式な第1戦が開催されるところまでようやくたどり着いた、というところ。設定を追うのに必死でなかなか本筋であるところの聖杯「戦争」にまで行き着いていないのだが、それでも一切じれた感じもダレた雰囲気もないのがありがたい。7つもの陣営があって、それが各々に腹に一物かかえながらの準備段階なんだから、そりゃぁコッテコテの密度の濃さにはなりますわなぁ。その上で格好良いキャラも可愛いキャラも、全力で「応援したい!」と思わせるだけの人物像を作り上げていかなきゃならないわけで、そりゃぁ生半な仕事じゃございません。

 しかし、格好良いし可愛いな。今回描かれたのは4つの陣営。まず、前番組である「シャナ」からの流れでなんだかニヤけてしまう、速水奨ボイスを持つ時臣がギルガメッシュの御機嫌を伺うアーチャー陣営。サーバントとマスターの関係にも色々とあるが、絶対に心通わせるのが不可能そうなのがここ。お互い色々と企みすぎだろ。そして、ギルさん強すぎだろ。唯一心配なのは、ギルさんの耳飾りが重すぎて耳たぶちぎれやしないかってことだ。いかな英雄王でも耳たぶまでは鍛えられないんじゃなかろうか。

 2つ目の陣営は、なんかよく分からない企みがうまくいっている臭いアサシン陣営。流石に2話目で瞬殺はひどいだろ、と思ったら、なんか知らんけどアサシンいっぱいいた。どゆことよ。それってありなんかい。切嗣以外の他の陣営が警戒してないっぽいので、あのアサシンの死に様は聖杯戦争的には「決着」に見えるってことだよね。そりゃま、英霊を呼び出して戦うっつってんのに、集団で出てくるのはアカンだろうし。どんだけイレギュラーなマッチメイクなんだろう。綺礼の作戦は教会まで使って徹底的にルールの隙間を突く方向みたいだな。白々しい台詞を交わす言峰父子が楽しそうである。

 そして、なんといっても主人公オーラに充ち満ちたセイバー陣営。セイバーさんのスーツ姿が格好良いことに始まり、アイリスフィールのお嬢様可愛いことといったら。北欧系銀髪美女が、上は防寒具のまま、履き物だけ脱いだ素足状態で海と戯れる図は、まるで一幅の宗教画のごとく。彼女の美しさは陽光の下ではなくて月明かりに浮かび上がるタイプなんですなぁ。ほんと、1コマ1コマのカットが綺麗で、アイリスフィールとセイバーのどちらも魅力がみなぎっております。なんだか切嗣との関係性はまだまだ複雑な要素がたくさん残っているみたいだけど、とりあえず彼女には幸せになって欲しい。

 そして、そんな切嗣と接触を持ったのが、今回初登場となる舞弥。ようやくラジオパーソナリティートリオが全員集合したわけだが、恒ちゃまがやる役でこんだけハードボイルドな低音域って初めて聞いたわ。こんな役だったのかー。

 最後に、そんな3陣営の動きを文字通り高見の見物としゃれ込んでいた征服王イスカンダル率いるライダー陣営が、毎度のことながら最萌陣営。もう、ライダーさんったら本当にお茶目なんだから。そしてウェイバー君ったら本当にヘタレなんだから。この2人がいるおかげでギャグテイストが適度に混じってシナリオが見やすくなるんだよねぇ。ありがたい話だ。それにしてもライダー、煎餅喰いながらのレンタルビデオが似合いすぎるな。セイバーが「現代の知識は与えられてる」って言ってんのに、なんでライダーさんの台詞はそこはかとなくバカっぽいんだろう。憎めねぇな。

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10月14日 ドラフト模様(ISD×3)
ピック順 【Alessi】→【Thraxi】→【Metallica】→【Serra】→【Mei】
 
 イニストラード3戦目。さぁ、少しずつその全容を明らかにしているような、実際のところ全然そうでもないような、これまでにない難しさを孕んだ環境、イニストラード。色構成とかはシンプルなんだけどね。カードどうしのシナジーがあまり単純に組まれていないので、1つ1つの効果を予測しながらピックしていくのがやたら難しい気がするんですよ。構築環境はまだそこまで影響は出てないみたいだけど、リミテッドの場合は難しさもひとしおです。

 1回目の時に「弱いし地味だしおもんなーい」と言っていたわけですが、少しずつその妙味は見えてくるようになったかもしれません。特に人狼を巡るやりとりについては、「単に両面カードめんどくさいよー」というのが最初の感想だったんですが、変身を巡って「1ターンにいくつ呪文を唱えるか」っていうのは、これまでMagicにほとんど無かった概念なので(一応「エラヨウ」絡みの時とかストームが絡むと関係あったけど)、そこを考えながらのプレイというのは新鮮な部分はありますね。まぁ、面白いかどうかはまた別問題だけど。
 
・業務連絡・来週(10月21日)は毎年お馴染みの事情により、ドラフトはありません。

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 ……あ、すみません、取り乱しました、第14話。まさかこう来るとは思いませんでした。前回までの色々悩ましい展開が一旦保留されて、なんか違った方向の悩ましさが加速した気がします。ただ1つ言えることは、僕はもう、「世界一初恋」に文句を言いません、ということだ。

 今回なんだか気になったのは、なんで高倉家っていきなり情緒不安定になるんだろう、ってなことですかね。たまたまとはいえ、晶馬と陽鞠が突然ダウン状態になっちゃったんだよね。晶馬の方は、過去に抱えた大きな大きな傷跡が関わってくることとはいえ、互いに傷も含めた見られたくない部分まで見せ合った苹果に対し、あそこまでよそよそしくなるのはちょっと違和感がある。これまで苹果は「守られる側」であって、多蕗との問題が解決して面倒をみる必要が無くなったから冷たくなったのかな。苹果の気持ちはさておくとして、晶馬の中では苹果はどんな存在になっていたのか。確かに「親が姉を殺した直接の原因である」というのは非常に心苦しい事実ではあるのだろうが、これまでのような気遣いの出来る晶馬の性格ならば、許しを与えようとしている苹果の気持ちをくみ取っても良かったと思うのだが。それだけ晶馬の中で16年前の事件は根深いってことなのかなぁ。

 そして、時を同じくして突然テンションが下がっちゃった陽鞠。渡瀬とのコミュニケーションが主だったおかげであんまり心情までは読み込めなかったんだが、考えてみたらこれまでも「陽鞠の心境」ってあんまり語られる要素じゃなかったんだなぁ。彼女もあの事件の当事者である「高倉家の一員」であることは間違い無いわけで、苹果が事実を知った今、彼女の動向がどのように変化していくのか、というのも注目すべき点かもしれない。

 そして、謎のアンプル代を捻出するためになりふり構わない冠葉。いつも通りに謎の黒服軍団を介して資金調達しているが、流石にヤバい方法であることは間違い無いらしく、世界で最も冠葉のことを心配している女、夏芽が武力介入。ピング弾で黒服を一掃すると、残った弾丸で冠葉の「最愛の女」に待ったをかけるため警告を送る。禁忌であるはずのその関係に警鐘をならすのは、何も冠葉への感情が強いから、というだけではないだろう。しかし、冠葉はそんな夏芽の言葉に耳を貸す気配はないようだ。結局、こんだけ話が進んでるのに冠葉の身辺って一切が謎のままなんだよなぁ。

 しかし、そんな高倉家が鬱々としている中で、今回主役に踊り出たのは、意外や意外、サブタイトルの「嘘つき姫」、時籠ゆり嬢である。冒頭、舞台で共演した男役の誰かさんとのベッドシーンから始まり、「え? 朴璐美ボイスだけどそいつ男じゃねぇの?」という突っ込みを挟んでの女傑ぶりを遺憾なく発揮。いやぁ、全く個人的なお話になるんですが、最近「ウテナ」の再放送が始まり、ようやく噂の作品を1から観る機会を得たのですよ。んで、そのウテナを見ながらのこの「ピングドラム」で、しかも今回はかなりテイストの寄ったドラマティック百合劇場じゃないですか。……ニヤニヤしながら見ますよ。本当は格好良いはずの男装の麗人がくちゃくちゃの顔になってギャグるとこなんて、もう「ひどい」っていう言葉しか出てきませんよ。絶対運命黙示録ぅ!

 というわけで、ピングドラムこと桃果日記を奪った真犯人として名乗りをあげた時籠ゆり。これまでは苹果ストーリーのサブキャラクターだとしか思われていなかった脇役が、桃果との関係性を持ったことで一気にメインステージに上がり込んできた。あくまでもこの作品の中心はピングドラムであり、そのピングドラムを産み出したのは(現時点では)桃果なのである。その回りにいるのは、苹果、ゆり、そして多蕗。

 これまでは苹果、ゆり、多蕗という歪んだ三角関係があり、晶馬の尽力のおかげでようやくそのゴタゴタにも片が付いたと思われていたのに、その根源的恋愛感情に、更に桃果までプラス。多蕗とゆりは「幼馴染み」という関係があったわけだが、それに加えて「桃果に心酔する者」という共通点も産み出された。幸い、多蕗は「桃果本人」への思いをあの時代にきちんと置いてくることが出来たが、ゆりはそれを手放せず、気づけば16年が過ぎていた。桃果の写し鏡である苹果が立派に育つには充分な時間だ。ピングドラムに引き寄せられて、彼女は新たな桃果を産み出すために、苹果に決定的な「痕跡」を残すことを企む。

 さぁ、みなぎって参りました。もう、どうするんですか。何も知らない女子高生を相手に、百戦錬磨の百合戦士が「滅茶苦茶にしてあげる」って言ってるシチュエーションですよ。もう、どうするんですか。しかも能登ボイスですよ。もう、どうするんですか。そしてやたらめったら作画が艶めかしくて、色々と止まるところを知りませんよ。もう、どうするんですか! どんな阿漕なそっち向け作品よりもエロいな! たまらんな! 細かいストーリーとか、溜まりにたまった伏線とか、どうでもいいな! これで来週汗だくでぐったりした2人の朝チュンから始まったりしたら、冷静でいられない。あんだけ頑張って多蕗と既成事実を作ろうとしていた苹果が、まさか先に女性の毒牙にかかることになるとはねぇ……レッツファイッ!

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黒い黒い黒い黒い。第26話。ここまでしばらくは織部のドタバタ空回り失墜劇ばかりが描かれ、コミカルな面が強調されてきた本作だったが、今回は一転、ドロドロと渦巻く様々な負の感情が飛び交い、画面もひたすら黒い方へと転がり落ちていく。こいつぁ久し振りにいい刺激だぜ。

 画面が黒くなるということは、その中心に立つのは当然、黒衣の巨僧、千利休である。大茶湯での褒賞を何とか丿貫に受け取ってもらうべく足を運んだ利休だったが、丿貫は相変わらずの侘び好き。地位も金も一切必要無い。そればかりか、長かった自分の人生の終わりを感じ、この当時であれば決して安くないであろう、貴重な書物なども平気で火にくべていく。「その身とともに終わるべし」を信条として、既に身辺整理に入っているのだ。

 「あまり感心しませぬ」と口を挟んだ利休であったが、そんな彼を見て、丿貫は少し残念そうな顔をする。過去の利休は、国家の在り方にまで口を出すような人間ではなかったと。己が業を統制しているつもりかもしれないが、その実、業の炎に身を焼かれてしまっていると、丿貫は利休に苦言を呈する。唯一自分と同じ高みから侘びを語ることが出来る丿貫にそう言われても、利休は易々と自らの変質を認めるわけにはいかない。自分の行いが、日の本における侘びの浸透に貢献しているのだと、そう思うことで、突き進むしかない。それが、これまで様々なものや命を犠牲にしてつかみ取ってきた、利休の人生なのだ。

 しかし、思い立って立ち寄った帰路の茶席でも、利休は自分の望まぬ方向での「似非侘び茶人」の存在を突きつけられてしまう。丿貫の言うことは本当だったのか。自分がこれまで邁進してきた道は、はたして正しいものだったのか。これまで微動だにしなかった老僧に、初めて揺らぎが生まれる。

 そんな侘び茶の世界と同様、戦国乱世もまた不穏な風が吹き始める。天下統一が果たされたとはいえ、未だ豊臣の治世は盤石とは言い難い。北条が密かに反旗を翻さんとしているという噂は国中を走り、大阪とて気安くはない。三成、家康などの諸将が警戒に当たる中、秀吉はついに帝の迎え入れという念願を達成させた。あの信長公をもってしてもなしえなかった「国家の掌握」。それがついに、最も具体的な形で実ったのである。普段ならば手放しで喜ぶべき祝い事であり、実際に秀長は素直に嬉しそうにしていた。

 しかし、しゃにむにこの道を突き進んできた秀吉には、たどり着いた頂上にこそ、不安は転がっているのである。「信長にもなしえなかったこと」ではあるが、何故信長が果たせなかったのかといえば、それは間違い無く、あの夜秀吉が信長を討ち取ったためである。自分の天下は、信長の犠牲という巨大な墓標の上になりたっているのだ。一度成してしまったが故に、そこに現れるのは、巨大な信長の影ばかり。

 そして、時を同じくして、見事な洒脱さを見せながら、丿貫が帰らぬ人となる。あまりに見事で完成されたその人生の幕引きに、利休は隠せぬ絶望を見せる。語らう相手もおらず、迷いの生じた自らの人生を正してくれる恩師もおらず。あまりに大きな影が頭を覆うのは、利休も秀吉も同じことである。そして、この2人こそが、本能寺を企てた真の黒幕2人。信長という怨霊、丿貫という障害。助けを求めようにも、共謀した2人の天下人は、既に袂を分かった状態。お互いに助けも求められぬまま、ただ内なる悲鳴と戦い続けなければならぬ。数寄の対立などをしてしまったばかりに。

 今回は、とにかく「黒い」。冒頭の丿貫邸の絵面からして非常にインパクトのでかいものになっており、正面から光があたる丿貫に対し、常に顔に影をまとう利休の恐ろしさ。窓枠の光の「白」に切り取られ、はっきりと浮かび上がる利休のぬっとしたシルエット。そして燃やした書物の灰が舞うことで幻想的に現れる「黒の魂」の描出まで。徹底的に「黒」にこだわった演出。これが最後に秀吉が見た悪夢のイメージまで繋がり、「呪われし夜」の恐怖を執拗にかき立てる。今回のコンテは「カインド・オブ・ブラック」や「哀しみの天主」と同じモリヲカヒロシ氏という人。癖の強い本作の中でも際立った働きを見せる人だ。

 で、そんな真っ黒な世界の中でも、なんとか元気を取り戻そうと走り回る織部の頑張りが一服の清涼剤となります。数寄精神を奮い立たせようと上田と走り回る各所の名品探訪。「鳥獣戯画」は駄目だったけど仁王像なら楽しい。うむ、よく分からない。でも楽しそうだからいいじゃない。家康と仲がよさそうでいいじゃない。今回は家康と三成という関ヶ原コンビが正面からぶつかり合ったり、こそっと重要な場面が多いのだよね。

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○「世界一初恋2」 5

 嗚呼……またこの時間が来てしまいましたね。始まってしまいましたね……逃げられない避けられない、恐怖のガチタイムが。コレ見たら確かにまだ「うたプリ」を冷ややかな目で見ている方が楽なお仕事だったと思います。うん、分かってる。じゃ、見なきゃいいってことは。実際、今期は色々切羽詰まってるから視聴本数は減らそうと思ってるし、真っ先に見なくなるべきはコレだと思うんだ。…………でも…………見ちゃうんですわー。

 1クールのブレイクを挟んで久し振りにみたこの世界。一切のブレが無い元気仕様で、初回からいきなりイタシテしまっているという全力投球ぶり。これは確かに唯一無二。遊びでソフトBLやってる歌プリなんかは裸足で逃げ出す。これが欲しい客層はこれ以外には満足すまい。そして、憎らしいことに作りがエラいしっかりしてる。そりゃね、この道を進んで幾星霜の実力派スタッフが揃ってますからね。アニメとしては充分に評価に値する作品になってるんですよ。キャストも豪華ですよね。あんな良い声のあんちゃんしかいない雑誌編集って、頭おかしいんちゃうか。そりゃ掘られるし掘るし。

 そう、だからたった1点、「男同士であること」だけを乗り越えてしまえば、この分厚い壁は突破できるはず。そうだ、両方の性別が逆だと思えばパラダイスだ(片方じゃないのがポイント)。丸川書店編集部、そこは乙女の園……いや、流石に妄想力にも限度があるし。無理だし。どうすればいいのよ。せっかくのディーンのスタッフが、ここでまた私の得しない方向に消費されていく……今千秋監督。あなたは素晴らしいものを持っています。その熱意をBL以外の方向にも発揮してくれると、幸せなアニメファンはもっと増えると思うのです。そして、1話目からコンテを切ってらっしゃる小滝礼さん。あなたは私の中ではヒーローなんです(性別しらないけど)。もう、いっそあなたが監督で構わないので、オリジナルで「地獄少女」の4期を立ち上げて下さい(その際は大森監督を音響に配置するのを忘れずに)。ほんと、頼むからもう少し俺の幸せになる方向に……

 いや、しかし悲観してばかりでは何も産み出さない。今期は、1期目とは違う素晴らしいポイントがあるのだ。それは、この作品の後に森田さんがいるということ。ガチでガチな野郎たちに疲弊した後は、森田さんの5分間がきっといくらかの癒しになるに違いない。「世界一初恋」→「森田さん」→「しばいぬ子さん」。うん、いけそう! 「世界一初恋」→「森田さん」→「しばいぬ子さん」→「君と僕。」……ノーサンキューだよ! 悪魔の罠だよぉぉ!!!

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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
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