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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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死ぬなぁ、第4話。まぁ、そういう話なんだから人が死ぬのは仕方ないと思うのだが、死に方にけれん味がないというかなんというか。

 いや、チナツの死に方はそれなりにドラマティックだ。荘厳なBGMに従って見送られる不幸な少女の末路は、今回のエピソードのクライマックスとなるべき部分。夜中の屋上で相対する2人の少女という、いかにも見栄えがしそうなシチュエーションも悪くない。ただ、それでもやっぱりどこかあっさりめ。結局チナツがあれだけ吠え猛った恨みつらみはどこへいってしまったのか、と思うような結末であった。まぁ、現代兵器による殺し合いなんて本当に描いたらこんなものかもしれないけど……

 笑ってしまったのは、「オーケストラ」の師匠の方(汚い小山さんの方)があまりにあっけなく死んだこと。前回の銃撃戦ではどう考えても真正面から機関銃を撃ちまくり、ヨナと相対していたはずなのに何故か全く弾に当たる気配が無かったのはそれはそれでシュールだったのだが、今回はそんな防壁など無かったかのように、綺麗なスナイプを喰らっている。まぁ、そりゃぁ警戒のしようが無いから喰らうときは喰らうんだろうけど、その程度の「普通の人」なら今回の狙撃の前に死んでる気がするんだけど。それにしてもココはほとんどのミッションを遠距離スナイプで片付けてるじゃねーか。その割に、自分は狙われてるっていう意識が薄いのか、平気で窓辺に立ったり町中歩いたりするんだよね。今回の敵が不用心きわまりないオーケストラじゃなかったら即死レベルじゃなかろうか。

 などとまぁ、どうしても「殺し合い」のご都合主義が目立つ本作だが、だからといって決してつまらないわけじゃない。今回出てきた調子乗りのアメ公のキャラなんかはまっすぐだし、相変わらずおちゃらけながらも死線をくぐり抜けるココは可愛いままだ(目つきが厳しくなる時の謎の隈取りは気になるけど……)。出来たらそろそろココ以外のメンバーにもスポットを当ててほしいね。現状じゃヨナすら目立たなくなってきてないかね。やっぱりあの人数をアニメの流れの中で描くのは難度が高いのう。

 ま、結果的にはノーパンの殺し屋さんが憎めなかったので良しとするか。なんでココはあんなにパンツにこだわったのか。もし正当な理由でチナツがノーパンだった場合には、今後彼女もノーパンで仕事に臨むようになっていたのだろうか。もしそうだとしたら、チナツにはもう少し頑張ってもらいたかったものである。残念至極。

 そういやどうでもいい話だが、次回予告の時に流れているBGMが気になる。なんかずっと「ココ」って言ってる気がするんだけど、どういう歌詞なんだろうか。サントラとかに入るたぐいの曲なんだろうけども……これのサントラは別に買わないかなぁ。

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 ある意味このアニメこそ上級者向け、第4話。ついにめでたくゾンビとなった礼弥であるが、それを見る千紘のテンションが……まったく理解出来ないな! やっぱりゾンビっ娘萌えってのはあり得ない性癖だと思うんだけど。多分ネクロフィリアとは一線を画す概念なんだと思うのだが……

 さて、今回はついに畠山監督コンテ回ではなくなった。視聴中にも「これは監督じゃないな」っていうのは何となく分かったのだが、一体誰の手によるものか、というところまでは考えが回らずに見ていた。これまでのコンテ演出に比べると多少落ち着いたトーンになり、少しずつ朽ちていく(はずの)礼弥の身体の状態などが、ゆっくりと染みいるように刻み込まれていく。「大人しい演出だ」と思って観ていたら、なんと、コンテ担当は小滝礼氏であった。うぬぅ、気づけなかったのが悔しい。言われてみれば確かに小滝さんがお得意とする1枚1枚刻むような理知的な構成、これまでこの作品が築き上げてきた「得も言われぬ感じ」を引き継ぎつつのお仕事っぷりは見事なものである。そうかぁ、今期はディーン作品でもう一本「緋色の欠片」があるから、てっきりあちらに回っているかと思っていたのだが。また1つこの作品を見る楽しみが増えました。

 さておき、礼弥が生き返ったという大事件がそこまで騒がれることもなく、こっそりと千紘の家に撤収する作業だけで終わった今回。大きな動きは3つほど。1つは、実の娘を殺してしまったことで茫然自失の親父さん。謎の「愛娘写真館」となっているだだっ広い浴室で「そっちこそ死ぬんじゃねぇか」と思えるくらいの放心っぷりだったが、奥さんから渇を入れられて嫌な方向に復活。まだまだ敵キャラとして立ちはだかることになりそうだ。奥さんの方も、先週分ではちょっと良い人要素が見えたような気がしたけど、今回はなんか微妙なスタンス。散華の家はまだまだ面倒がてんこ盛りである。ちなみに、1つだけ妙に気になったのが、親父が奮起して立ち上がった時の奥さんの視線の動きである。あのタイミングで、明らかに旦那の「アレ」に目がいってるんだよね。どういう表情になるのかと思っていたけど、特に変化は無かった。一体どういう含意があったのか分からないが、男漁りもお盛んな人みたいだし、自然とそういう動きになるってことなのかしらね。

 2つ目の変化は、千紘が現状を把握したこと。まだ夢見がちな礼弥と違って、いきなり女の子(の死体)を自室に運び入れることになった千紘にとっては、どこまでも面倒な現実。そのはずなのに、「礼弥は実は自分が夢にまで見ていたゾンビっ娘である」ということに思い至ると、想像以上にテンションがあがっている。うわぁ、真性だぁ。流石にその心情だけは絶対に理解出来ないんだけど、彼の一切迷いのない盛り上がりっぷりを見ていると「まぁ、本人が幸せならいいけどさ」と思える。いや、まぁ、ゾンビ云々以前に礼弥は素の状態でも見目麗しい女の子なわけで、そんな娘があられもない姿で自分のベッドに転がってりゃ、誰だって冷静じゃいられないとは思うけど。初めての共同作業は、断裂した腹部を縫い付けることです。夢もキボーもない。

 そして3つ目の変化は、礼弥が死んだことによる、具体的な化学変化である。最後には死後硬直が訪れていたわけだが、結局、あんな手段で復活しただけで死体は死体。このまま放っておいたら腐ってしまうかもしれないという。もちろんそこまで受け止めてこそのゾンビ萌えだとは思うが、現実問題として腐敗が進行する死体は隣に置いとくわけにもいくまい。多分この先腐敗を食い止める方策が出てくるとは思うのだが、「あくまでもゾンビ」というポイントをはぐらかさずに観ていくことがこの作品唯一のオリジナリティなわけで、今後とも容赦なく描いてほしいものである。現時点で既に、青白すぎる肌なんかは綺麗を通り越してやや気味が悪いくらいの色彩にはなってますけども。でも、何で照れた時に頬が紅潮するんだろうな。血は流れてないはずなのに(アニメ的な表現だから仕方ないと思うけど)。

 4話が終わっても、まだまだ「設定の下準備」みたいな段階な気もするが、毎回きっちりその話のポイントが押さえられるので、すごく観やすい作品になっています。蘭子ちゃんも可愛いし、エロさが安定していて本当にありがたい。どこをどう間違ってもゾンビ萌えは広まらないと思うが、この作品から別な新しい萌えが生み出される可能性はあるのかもしれない。

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「アマガミSS+plus」 5→5

 ようやく訪れた、冬番組ラスト一本はこれだ! ……もう4月も終わるよ……BSの一ヶ月遅れは今後絶対に解消されないのかねぇ。全国共通で見られる枠こそ足並みそろえてほしいもんだけどね。あ、でもこれの後枠はもうないのか。

 というわけで、毎週毎週「リア充爆発しろ」という台詞を吐くためだけにみるアニメでしたね。1期の頃から何が変わったかって言われたら、基本的になーんも変わってない。変態紳士代表の橘君が、常のように思いつきでとんでもねぇことをし出すというだけのお話。前作は2クールだったために1人あたりの話数が長かったが、今回はあくまで各ヒロインの追加エピソードでしかないので、短く2話ずつでまとめられているおかげで軽いテイスト。ギャルゲーアニメなのに出会いやら途中経過はすっ飛ばせるので、本当にいちゃいちゃ成分のみを抽出してお送りするという、血反吐を吐くような内容である。でもねぇ、見てしまうんだよなぁ。旦那が幸せそうにしてるのを見ても、別に腹が立つわけじゃない。そりゃぁうらやましくはあるだろうけど、基本がギャグなので、どこまで言っても引き笑いみたいな状態になる。この何ともいえないニヤニヤ感は、他のラブコメ、ギャルゲーものじゃぁ出てこない、突き抜けた部分だ。熟年夫婦みたいなバカップルだからこその安定感かねぇ。

 ギミックとしては、今回は前作のヒロインの並びをほぼ逆順に並べてあるというのがちょっと面白い。まぁ、2代巨頭である裏表のない絢辻さんとラブリー先輩をトップとトリにおいときゃいいってことなんだろうが、森島先輩編のエンディングが、こんだけとっ散らかった内容だったのにちゃんと「最終回」っぽかったのが心憎い。まぁ、その後に待ち構えていたみゃー編のせいで全部吹っ飛んだけどな。他にも、紗江編のナレーションのおぢちゃんとか、色々と「2期だからこそ」っていう楽しみ方もあって、実にファン思いな良い作品でしたよ。こんな作品(失礼)なのにほんとにスタッフが贅沢でねぇ。小林監督は毎度のごとく良い仕事をありがとうございます。

 中の人については……問答無用です。そういや一時期話題になってたけど、確かにこの作品のヒロイン陣の巨乳率が半端じゃない。絢辻さんの中の人まで仲間入りしてしまったものだから、キャストの8割が巨乳というエラい騒ぎに。御前はこの中だとスレンダー系だ。驚き。

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 見事な安っぽさ、第5話。友情物語に成長物語。少年漫画に必要な要素は全て揃ってるんだけども……それしかねぇなぁ。何か「ジャンプ漫画自動生成装置」にキャラクターぶち込んで作られたみたいな話だよ。まぁ、考えてみりゃ元々の聖闘士星矢だって中身は無い話なんだが。

 目標達成のためにミッションを完遂しよう。分かりやすい今回のイベントは、シンプルな登山である。だが、ここにもちょっと油断すると見落とす訳の分からない設定が。その1,「聖闘士ファイトで優勝したらシルバーになれる」。へぇ、そういう仕組みなんだ。将棋の段位戦みたいな話なのかしら。ってことは、過去に活躍したシルバーの方々も、どこかで似たような認定試験を受けてたってことなの? いや、でもさ、「運命正座は1人1つ」じゃない。そして「どの聖衣がどの階級か」は決まってるわけじゃない(少なくともゴールドは)。なら、昇段試験っておかしくね? 「今はシルバーのペガサスです」とか言うわけ? それとも、昇格したら聖衣が変わったりするの? よく分からないよ。

 その2,「コスモ放出地帯」。何それ、どういう仕組みなの? 聖闘士にとって死活問題だろ。辺り一帯を調べて原因を突き止めて兵器として実用化しようぜ。ワンピースの海楼石みたいに対聖闘士戦の決定力になるし。いや、まぁ実際は大した消費速度じゃなかったみたいだけどさ。結局ゲキ先生は何の苦労もなく登ってたみたいだし(そしてイチは迷ってたし)、先生だけの特別ルートとかあるんだろうか。それとも、ゲキはああ見えてキャリアに見合った実力者になっているんだろうか。「シルバー聖闘士でも苦労する」云々っていってたけど、そんなところに平気で登ってるアンタは何者なんだ、っていうね。

 そして今回最大のトピックは、なんと言っても蒼摩の父親の話である。最初にトビウオの人から「知らないのか? こいつの親父のこと」と言われた瞬間に「父親? 父親も聖闘士? ってことはこいつライオネットだから蛮の息子なの?!」と思ったが、次の瞬間に「シルバー聖闘士だった」と判明し、「何? 蛮じゃないのか……ってことは誰だ? ん? シルバー、負け犬、炎……さてはバベルさんか? ケンタウルス正座なんて訳の分からないステータスの噛ませ犬、バベルさんなのか!?」と思ったが、結局、答えは「南十字正座」なんて訳の分からない聖闘士だった模様。なーんだ。もっと初代とのクロスオーバーをやってほしいのになー。

 で、結局「永久氷壁」というよく分からないミッションをクリアしてめでたしめでたしです。しかし、あのくらいの高さで氷壁があるって、パライストラって一体どこにあるんだろう。「南十字正座がほぼ天上にくる場所」ってある程度絞られる気がするんだけど(少なくとも南半球だろうし)。真面目に考えたら負け。それは知ってる。さて、次回はいよいよ謎のイベントである「聖闘士ファイト」が幕を開ける。それにしても、光牙の一回戦の対戦相手のモブ臭が半端無い。

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 ぜぇつぼうてきにきっみは綺礼さぁぁぁん! 第18話。そらまぁ、そうなるよ。知ってたよ。でも、やっぱり直に見せられるとすげぇ話だな。

 既にサブタイトルでネタバレ済みの今回の展開。世間的には「今世紀最大のNTR展開」などと称されておりますが、なるほど、確かにNTR属性所持者の私としては、ちょいと感じ入るものはあります。でも、この場合にNTRの主導権が間に挟まってた英雄王にあったわけで、どっちかっていうとNTRじゃなくて単なる不倫ものだ。そういう意味では純度はそんなに高くないな。それにしても、本当に2人とも楽しそうで何よりだ。私室で密談する2人の会話は、本当に白々しい上に「楽しんでます」感が出ていて、外道フェスティバルのこの作品の中でも屈指の最低っぷりがよく出ている。ギルガメッシュって、あんな性格だけど英霊なんだよなぁ。どこぞの騎士道馬鹿たちとは違うからあれはあれでカリスマなんだろう、というのは分かるけど、それにしたって遊興が過ぎるってもんじゃないですかね。

 ギルさんはずっっっっとアプローチかけてた綺礼さんにようやく振り向いてもらえたわけで、いわば念願成就のハッピーエンド回である。そして、綺礼さんも視界クリアでようやくやりたいことが出来るようになったというお話だ。今までの三白眼の状態だと繋がらなかったが、今回のノリノリうきうき状態なら、確かに「Stay night」の時の琴峰神父に繋がる。まぁ、結局SNの流れになるってことはこの先のオチも大体想像出来るわけで、この2人が繋がった時点である意味この「Zero」の物語もゴールインしちゃったといえる。末永くお幸せに。

 まぁ、今回はそれが全てのお話だな。一応アイリスフィールのお話とかもあったけど、楽しげなアーチャー陣営と違ってセイバー陣営はどんどん重苦しくなるし、楽しそうな要素もなくて可哀想である。女の子だらけの陣営なのに、どうしてこうなってしまったんだろう。まぁ、時臣さんのやるせなさに比べたらどうってことないのかもしれないけど……いや、ちょっと待て、時臣さんは結局最後の最後まで愛弟子が優秀で誇らしいと思って死んでいったわけで、ある意味幸せだったのかもしれないぞ。今のところ、最悪なのがランサー陣営、そして一番幸せそうだったのがキャスター陣営か。「飛び入りのよそ者」のライダー陣営は、この後どうなるんでしょうね。

 どうしても時臣さんの死にっぷりや密室でのアーチャーたちのいちゃいちゃぶりにばかり目がいってしまう今回だが、個人的には出番がほとんど無かったセイバーさんの勇姿に注目したい。バイクを手に入れて子供のようにはしゃぐ騎士王様のシーンの作画が半端じゃないのです。以前は単車にまたがったセイバーのフィギュアのCMなんかもやってたし、やっぱりセイバーといえば颯爽とバイクに乗る姿が見せ場ってことなんだろうか。恰好いいのはいいんだけど、「帰路の安全を確認してきます」って、アンタ、目の前の教会にアーチャーさんがいるけどそっちは警戒せんでいいのか。休戦協定結んだから大丈夫、とか思ってるとしたら、ランサーの一件があったのに何一つ学んでないことになるんだが……このまっすぐさがセイバーのいいところなんだろうなぁ。……切嗣さんが心労で倒れそうだな。

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4月27日 ドラフト模様(DKA ISD×2)
ピック順 【Thraxi】→【Serra】→【Mei】→【Sangriter】→【Metallica】→【Alessi】→

 約半年のお付き合いだったイニストラード環境にも別れの季節がやってきた。これが今セットの最終戦。次なるアヴァシンの飛躍に向けての、旅立ちの時である。この環境はラスト2回がカラオケボックスドラフトという訳の分からない幕引きになったわけだが、闇が隆盛したというこのイニストラードが我々の手向けのために送り出してきたものは、想像を絶するプレゼントだった。今回開封したパックの1つを見てみよう。「意志の詐欺師」「塔の霊」「嵐縛りの霊」「捕海」。うん? なんだこれ。全てのレアリティに綺麗に偏ってないか? まぁそんなパックばかりのはずはない。隣の人間が開けたパックはこうだ。「流城の隊長」「溺墓の隊長」「ゲラルフの精神壊し」「悲劇的な過ち」「魂を捕らえるもの」「死の愛撫」。……何これ。そうか、これが闇が盛り上がった証拠だったのか。おかげで最終戦は阿鼻叫喚。薄暗いカラオケボックスは、混沌のなかで幕を閉じたのであった。

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今回は特に大きな動き無し、第4話。いや、毎回別に大きな動きとかないけども。

 今週は対阿久根戦の原作第6話と、阿久根導入ミッションの第7話。つまり、阿久根メイン回と言っていい。そして、阿久根がメインということは、浪川阿久根がしっくり来ていない身としては、何とももやっとしたお話なのである。やっぱり何かむずむずする。今週で言うと、たとえばラブレターの代筆を完成させてめだかちゃんに見せに行った阿久根のリアクションとか、そういう部分に違和感がある。プリンスはそんなにナルシーでキモいイメージじゃないんだけどなぁ。まぁ、慣れるまでは愚痴っぽくなるのも仕方なし。しばらくは狂言回しの役割しかないんだから、これくらいでもいいのかもしれない。

 慣れ、といえば、今回はついにあのめだかちゃんの「きゃる〜ん」が披露されたエピソードである。ほら、やっぱりこういう時のための豊崎ボイスなんだよ。可愛いとか可愛くないじゃなくて、面白い。「こんな風に言われたら、そりゃ善吉は頑張るしかないわな」というよく分からない説得力がある。今後のエピソードではどんどん人間離れしていくだけのヒロインなので、今のうちに女の子要素はしっかり味わっておきましょう。

 今回のゲストキャラは、普通人代表の八代先輩。このエピソードは原作でもあんまりぴんと来なかったお話なので正直アニメでもなんだかなー、というレベルなのだが、八代先輩の中の人は、予想だにしていなかった中尾衣里。中尾プロ、最近お仕事してるの見かけなかったんですが、元気そうで何よりです。やっぱりこの人の声はいちいちおかしい。八代先輩のキャラだとなんか違う気もするのだが、そんな些細な違和感をぶっ飛ばせるのが、プロのお仕事です。

 そして、今回もちゃんと活躍するよ、半袖の勇姿。個人的には、原作でお気に入りだった「わっしわっし」(コミックス1巻でいうと198ページ3コマ目)が再現されていなかったのは残念なのだが、ポテチの袋を開けたときの「あひゃ!」っていう音が面白かったので良しとする。あれ、ひょっとしてえみりんのアドリブかしら。ほんと可愛いなぁ。

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ハイレベルなスフィアクラブ! 第4話。ようやく、このアニメがスフィアアニメである意味が(ファンにとっては)訪れました。

 超常現象アニメとしては定番の現象、入れ替わり。そして、入れ替わるのなら一番ギャップがでかい方が良い。そこで入れ替わるのはユカとサキということになるわけだ。これまでのシナリオでも唯一盛り上がりを作ってくれていたのは狂言回しのユカだったくらいだし、彼女がメインになるのが一番分かりやすく楽しくなるのである。

 先に気に入らないことも書いておこう。このアニメ、サンライズ作品のくせして本当に作画が安定しない。今回はやたらと顔が大きく見えるキャラデザだったのは作監の癖と思って諦めるしかないが、どうにも動画がショボいのである。中割すっ飛ばしたような珍妙な動きや、明らかにずれる目線の動かし方など、どうも「今時のアニメ」らしからぬ拙さが目立つ。せっかく色々と宣伝を打って、それなりに売りも多い作品のはずなのに、この制作体勢は本当に勿体ない。たまたま2話とかこの4話が力及ばなかっただけだと思いたいのだが……なんだか一事が万事になりそうで怖い。

 で、愚痴った後は楽しかったことだ。もう、とにかくスフィアクラブだ。いや、毎回そうなんだけども、今回は「入れ替わりもの」ということで、中の人らのハイスペックさが存分に堪能出来るようになっている。贅沢をいえばもう少し4人のキャラが固まってからの方がよりギャップが大きくなって面白かったと思うのだが、現時点でもある程度は笑いになっている。中でもメインとなった戸松←→彩陽の入れ替わりは、2人のポテンシャルが遺憾なく発揮されていて耳を疑うレベル。このクオリティで「入れ替わり」が実現するのは、この数年間ずっと一緒に活動を続けてきた4人だからこそ出来る、本当の「物まね」であろう。

 声優業界は、その性質柄「物まね」が発生する頻度は多い。「日本三大まねされる声優」といえば「若本・金朋・能登」だと思うが(旧ドラえもんとかもそうだけどさ)、最近だとあいなまも結構な頻度だ。しかし、「戸松のまね」「彩陽のまね」ってのはあんまり無い。そりゃね、物まねするにしても分かりやすい特徴を出すのは難しいからね。しかし、そんな難行も、このメンバーなら無問題。特に、「戸松を演る彩陽」がすごい。笑い方の癖とか、声を引きつらせて裏返すタイミングとか、本当によく心得ている。声質は全然違うのに、一瞬本当に戸松なんじゃないかと思えるという。そして、それを負けじと返してみせる戸松。こちらも、本当によく彩陽のことを観察している。

 そして、そんな中の人のネタもひっくるめながら、ちゃんと「演技として」ユカとサキのラインにものっているのは当然のことなのだ。こうした「入れ替わり」が刺激として面白いものになる背景に、「スフィアの面々は役の幅が広い」というのも一要因としてあげられるだろう。このアニメのキャスティングが決まった時に、どのキャラも「まぁ、こういう配置になるのか」と納得したような、そうでもないような印象だったと思うのだが、「このキャラにはこの人!」というどんぴしゃりの当て方が無いのは、ひとえに「誰が誰をやっても成立する」からなのである。仮に今回の放送のように最初から「ユカ=彩陽」「サキ=戸松」でも何の問題も無いし、別に「サキ=あいなま」「ユカ=美奈子」でも問題無く成立していただろう。一番特徴が面倒な凛子役ですら、4人が4人、全員似たような役を経験したことがあるのだ。

 スフィアファンならば永久保存版の1話ですよ。まぁ、中の人に興味がない視聴者にどういう風に映ったかは想像も出来ないけど……。個人的には、これを延々実写でやる、という新たなスフィアクラブが見てみたい気もする。15分延々、戸松が彩陽をやる。どうせなら彩陽にはあいなまをやってもらって、あいなまが美奈子をやって、美奈子は戸松をやることになる。最大の難所は、「身長差」。

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ほぼ説明だったよ第3話。とりあえずアオの生い立ちの謎は割と明らかになった感じですかね。エウレカさんも絶賛出演中ですよ。

 2話の勢いは流石にお預けながら、入り乱れる色々な主義信条がコロコロと入れ替わりながら「アオの旅立ち」へと収束していく様は、思いの外分かりやすく仕上がっている。その起点にあるのが「ガイジンへの差別意識」だったりするので話としてはどうしても重たい方向に行ってしまうのが難点ではあるが、島の人間も悪い奴ばかりじゃない。よさげなところでちゃんとアオの「地元愛」を維持しつつ、それでも「外へ出る」という理由付けに繋がるのは、このぐらいのバランス感でいいんじゃないでしょうか。まぁ、あたしゃその辺の事情は疎いからさっぱり分からんけども、沖縄舞台のお話でガイジンがどうこういうのはどの程度セーフなのか分かりませんけども。独立云々とか、いいのかしらね。

 まぁ、現時点で推察しても仕方ないことばかりなので、ある程度長尺でのお話を予定しているこの作品の場合、しばらくは黙って動向を見守るのが良いのかもしれません。個人的に楽しいのは、パイドパイパーの面々ですかね。前シリーズのゲッコーステイトもなかなかファンキーな連中が揃っていたが、最初のうちはどうしてもギスギスするところばっかり見せてたからねぇ、今回は割と色んなところがすっとぼけてる連中ばっかり。愉快愉快。あ、違うか、ゲッコーステイトに対応するのは運び屋3人衆の方か。まぁ、どっちにしても愉快愉快。

 なんだか不思議な感覚なんだよね。確かに諸々のパーツは「エウレカ」なんだけど、形作られてる空気は随分違う。この違和感は、割と楽しい。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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