最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
Cathers’Crusade 聖戦士の十字軍 (3)(W)(W) R
エンチャント クリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたがコントロールする各クリーチャーに+1/+1カウンターを1つ置く。 最近は「清浄の名誉」がやたら活躍しているので改めて脚光を浴びているのは、白が脈々と受け継いできた全体強化エンチャントの流れ。そしてその始祖となるのが、ご存じ「十字軍(6ED)」。このカードは、そんな大先輩の名前を受け継いでの豪華版。出た瞬間には何の仕事もしてくれない5マナの置物というのは酷いが、そこから後続がやってくれば、味方の士気はうなぎ登り。何故ミラディン人たちにこのカードを分けてあげなかったのかと、遅きに失したことが悔やまれる。もう、このイニスト世界の人間どもは元気すぎるからこんなんいりませんやん。書いてあることは相当強いので、リミテッドならば凶悪カードなのは間違いない。でもまぁ、5マナで設置した後にちょろちょろとクリーチャーを水増しする展開はあまり考えられないので、構築だとちょっと厳しいか。これの後に窮地版「町民の結集」使うと突如6/6が5体立ちはだかったりするのは愉快だけど。あと「ゼンディカーの報復者(WWK)」で屋上屋を架すのもお勧め。わざわざ専用デッキ組もうとは思いにくいデザインだな。 Emancipation Angel 解放の天使 (1)(W)(W) U クリーチャー・天使 3/3 飛行 〜が戦場に出たとき、あなたのコントロールするパーマネント1つをオーナーの手札に戻す。 化け物じみた天使だらけの新たなイニスト世界において、アンコモンで手頃なサイズが出てくるとすげぇホッとします。いや、3マナ3/3の時点で既にかなり優秀なはずで、過去の比較対象なら「憑依の天使(APC)」みたいなとんでもねーデメリット持ちがいたわけで、この程度のデメリットで手軽に3/3フライヤーが手に入るのは大したもんだ。と、褒めようと思ったんだけど、性能から考えると「銀のドレイク(PLS)」とそんなに変わらないかもしれん。いや、戻せる範囲がパーマネント全部に広がったおかげで運用は相当楽になってるのは間違いないけどね。なにより、イラストがきれいだ。この世界の天使はかなりビジュアル面に気遣った連中が揃っており、「天罰の天使(TOR)」なんかのあんまり人目を気にしてない奴らとは一線を画すのだ。もう、毎ターンこいつを出し入れして「うはっ! 毎ターン天使がキャスト出来る!」とか楽しむのもアリだ。いや、すまん、無しだ。 PR
○「シャイニング・ハーツ 〜幸せのパン〜」 3
ある意味話題沸騰、突如始まった謎のパンアニメ。「それいけアンパンマン」「焼きたて!!ジャぱん」に引き続く、日本三大パンアニメの1つである(他に無いだろ、多分)。 なんじゃいなこれは。「シャイニングなんちゃら」って、元々RPGが原作でしょ? 以前も確か「シャイニングティアーズ」なんてアニメがあったし、その流れであってるんだよね? でも、このアニメは1話かけてパン焼いてた。否、パン届けてた。オープニングからエンディングまで、全部パンだ。それしか記憶が無いぞ。……というか、それ以外に中身もないだろ。何の説明もない謎のハーレムパン屋がエルフにパンをあげて懐かれるだけのお話。これでどれくらい知らない視聴者が食いつくことを期待したんだろう。謎すぎる。冒頭、主人公の布団に女の子3人が襲いかかる圧倒的ハーレム展開に「エロいアニメ?」とか一瞬期待したのに、結局そこからきわどいことなど何も起こらず、単に3人娘が「効率的なパン屋経営」をやっているだけだ。何一つ得るものが無い。そらま、キャラ絵は可愛いんだけどさ、あんまりアニメーションとしての動きに力を入れる要素も無いし、とてもじゃないけど画面での見得を気にして制作しているようには見受けられないんだ。一体何が伝えたいアニメなんだろう。パンのおいしさか。いや、パンもそこまで美味そうには見えねぇよ。 で、そんなパン屋アニメであるが、私みたいな人間からすると、もう1つ全く別の視点から突っ込みを入れたくなる。それは、このアニメが圧倒的青二アニメであるということだ。出てくるキャラが増えるに従って、戦慄してしまう。まず、冒頭ナレが桑島法子だ。桑島ボイスが聞けるというだけで視聴を続けそうになる危険性が高いが、まぁそれは置いておくとして、彼女の事務所は当然青二。続いてメインヒロイン3名は伊藤かな恵を筆頭に、相沢舞、三上枝織。「売れっ子」「隠れた売れっ子」「売り出し中」と3種取りそろえた青二ヒロイン勢だ。そしてそれを受ける主人公の神谷浩史も当然青二。4人して馬車を借りに行った魔法使いみたいなおばーちゃんは江森浩子さん、この人も青二。そして森で遭遇したエルフの兄妹は、兄貴が何故か神谷兄ぃの兼ね役なので当然青二。妹は広橋涼さんってことで、コンプリート青二。もう、青二しかいねぇ。視聴しながら、そこの部分だけがおかしくて笑ってしまった。涼さんが出てきたあたりは本当に大爆笑である。いや、こんなことで笑う人間も充分気持ち悪いのだが。 まぁ、おそらくゲームの時点でキャスティング協力が青二なだけなんでしょうけどね。「三国無双」シリーズとかも似たようなもんだし。ということで、青二声優が好きな人、もしくはパンが大好きな人はチェックするといい作品だ。どんなニーズだ。
こんなアニメなのか、第2話。御石様適当すぎだろ。まぁ、空飛ぶクラスの超常現象が可能なんだとしたら、これくらいも出来るんだろうけどなぁ。
なんか、お話としてはプリキュアでありそうな話。くっついてた2人はもう少しでマーブルサンダーが撃てるんじゃなかろうか。いやぁ、お話としてはなかなか滑稽ではあるんだけど、結局この後どこに行きたい作品なんだろうなぁ。 わざわざエントリー立ててまで突っ込み入れるだけで終わらせるつもりは無いのだが、正直、あんまりこの作品にぴんと来ていない自分がいる。元々「スフィアアニメ」として(俺の中では)鳴り物入りで始まった作品なのだが、あのね、なんかね、画作りが適当すぎるのよ。今回はたとえばくっついてる2人と残りの2人が町中で追いかけっこするシーンが割と長々とあったんだけど、全然疾走感が無い。動かしてる意味があんまりない。そして何より、走らせる意味もあんまり無い。くっついてる2人が徐々に仲良くなっていく様子を描きたいんだろう、ということは分かるのだが、あんまり上手いことその辺の段階性が描けてない気がする。技術的にも、走っているキャラクターが背景からぼやっと浮き出しているようなしっくり来ないイメージで、見ていて気持ちよさがない。なんなんだろうね、サンライズ作品ってことで作画状態については心配しないはずだったんだけど……いや、いわゆる「作画」がまずいってわけでもない気がするのだが、なんだか全てのシーンが間延びしているようで、恐ろしくテンポが悪い。2話で、しかも監督自らのコンテ回でこの状態って、大丈夫なんだろうか。
○「エウレカセブンAO」 5
昨年度の「ラストエグザイル」に続いて、こちらも長い時を経ての続編作品。確認したところ「交響詩篇エウレカセブン」の放送開始が2005年春からということなので、実に7年ぶりの新作ということになる。この7年で色々と情勢も様変わりしており、たとえば「エウレカ」の放送が始まった時のボンズの評判といえば、あまり良いものでなかったと記憶している。個人的には「WOLF’S RAIN」のイメージが強くて、他にも「絢爛舞踏祭」とかねぇ、確か「オリジナルを頑張って作ってるのに、パンチが弱くて失敗するスタジオ」っていうイメージだったんだよね。しかし、それから7年、「ラストエグザイル」のGONZOは死亡したが、ボンズは元気だった。「エウレカ」の直後が「ホスト部」なんだなぁ。今になって確認すれば、「エウレカ」に携わったスタッフには、京田監督をはじめとして難波日登志、宮地昌幸、山本秀世、山本沙代、小松田大全と、色々な名前が並んでいるのだ。改めて見返したら、また発見があるのかもしれないね。 で、そんな「エウレカ」だが、ぶっちゃけると前作はあまり真剣に見られなかった。あの当時は日曜朝にアニメを見る体勢が整っておらず、頑張って中盤あたりまで見ていた気はするのだが、1年持続出来ずに後半の視聴はぐだぐだだった。おかげで覚えてることといえば「小清水格好いい」ってことくらいである。改めて新作で旧作に触れられてもフォロー出来ない気がします。幸か不幸か、1話目の時点ではそこまで旧作に触れるような描写はなかったと思うのだが、せっかくの要素なんだから使わないと損だよねぇ。そういや事前情報では主人公のアオはエウレカとレントンの息子だって話を聞いたことがあるのだが、本当なんだろうか? とりあえず、現時点では「全く予備知識無しの新作」として追いかけるしかないかなぁ、という状態。 そして、「全く予備知識無しの新作」として見ると、まぁ、可もなく不可もなく。さすがのボンズで、動画の質は相当高いし、吉田健一デザインのキャラも相変わらずパリッとしていていい感じではあるのだが、いかんせん起点としてのお話が分からないのでついて行きにくい。ファンタジーアニメの1話目なんて大体こんなもんだと思うのだが、ちょっと視点が散りすぎていて追いにくいのである。せめて1話目くらいは中心となる少年少女にもう少しピントを寄せて欲しかったところなのだが……まぁ、次回以降かなぁ。ゆっくり追いかけるしかなさそうです。 最後は中の人のお話をするわけだが、7年前のエウレカといえば、三瓶・名塚・小清水という同い年トリオが輝いていた、あの時代の1つの記念碑といえる。今やうち1人は色気むんむんの人妻声優となり、残り2人は……±ふぃにとなり……うん、あの2人はいつでも楽しそうでいいよね。1つだけいえるのは、3人ともあの当時から本当に達者だったということ。まぁ、全員子役あがりだから。ゴールデンエイジの3人がメインクラスであそこまで絡んで共演した作品っていうと、やっぱり貴重だったのは間違いない。 そして、今回メインを務める2人も、実は子役あがり。アオ役の本城雄太郎はかつて「エレメントハンター」で割としょうもないものを見せてくれたバリバリの若手で、なんと御年15歳。残念ながら女子高生声優は評判になっても、男子高校生声優は評判にはならないのだが、久しぶりに聞いたら随分演技が板に付いていて驚いた。ひまわり出身といえば、宮野真守大先生みたいな例もあるし、これを起点にグッと名を上げてくるかもしれません。それに対して、ナル役の宮本佳那子という子は初見だが、残念ながらまだ声優の演技にはなっていない。子役あがりなのでおそらく「演じること」のイロハはある程度出来ていると思うのだが、そう簡単にことが運ばないのがマイク前である。もちろん、まだまだ若いのだからここから頑張って欲しい、という気持ちはあるのだが、1話目にメインヒロインの声で腰砕けるとちょっと残念ですよね。そして若いつっても、7年前の三瓶たちよりは年上なんだよなぁ。やっぱりあいつらおかしいな。
○「非公認戦隊アキバレンジャー」 ー
アニメじゃないのに新番チェック。いや、これ書くくらいならちゃんとゴーバスターズのことも書いてやれよ、と思うのだが、まぁ、なんだ、ノリだ。多分、「さんかれあ」を見た流れで「内田真礼は他にどんな仕事をしてるんだろう」と思って調べたら「あ! そういやアキバレンジャー始まってるやん!」ということに気づき、なおかつ「内田真礼が顔出しの仕事かよ!」ということにも気づいたので、そのままのノリで行ったんです。だから一応アニメの流れ。 で、そんなわけで、多少遅れての1話視聴となりましたが、なるほど、すげぇ力入ってる。そして「ゴーカイジャー」で戦隊に入門した私のような人間なら、多分問題無く楽しめる。極論すれば、やってることはゴーカイジャーと一緒ですよ。コレの主人公がゴーカイシルバー伊狩鎧でも何の違和感もない。コレのレッドがちょっと勇気を出して轢かれそうな子供を助けてたら、ひょっとしたらアバレキラーに大いなる力を貰えたんでしょうかね。 とりあえず、中身は事前の告知通りのもの。正規のスタッフが「非公認」というのを免罪符にしてやりたいことを片っ端からやってる、単なるセルフパロディ。1話では戦隊ヒーロー初心者のブルーをだしにして戦隊もののイロハを説明しながら、それを自虐的にネタにしている。名乗り時の爆発ネタとか、怪人倒した後のカメラ目線ネタとか、まぁやるだろうな、っていうのが分かっているので爆笑するっていうレベルじゃないのだが、やっぱりそこいじるんだよな、というのが分かるだけでも実に微笑ましい。そして細かく現れる過去の戦隊オマージュも、下手したらゴーカイジャーよりも高密度でやっている分、飽きる暇も無い。個人的には丁度今見ている最中ってコトもあり、秘密基地に鎮座しているギンガイオーの勇姿が印象的である。これ、1クールで終わってしまうのは惜しいが、まぁ、そんなに長続きするネタではないわなぁ。荒川さんたちがせいぜい楽しんで作ってくれればそれで良いのですよ。 他にも、オタク側のネタ回しもなんだか手慣れている。悪の結社ステマ乙とその雑魚兵士シャチークとか、割とネタとしても新しめじゃないですか。スタッフさん、優秀やな。さらにオープニングはなんと「ガオレンジャー」の山形ユキオとモモーイのコラボ。この作品にモモーイが参加してくれるのは当然といえば当然で、相変わらず実に器用な歌唱できっちり「戦隊+妄想」ネタを曲に昇華させているのは、桃井はるこのミラクルである。これ、マジで名曲なんじゃなかろうか。山形さんも楽しそうで何より。そうそう、内田真礼がどんな娘か、というのも確認出来たわけなんですが、顔出しの仕事でここまできっちり演技出来るのかよ。そら上手いわけだ。毎週、色んなお楽しみがあって大変な番組になりそう。 しかし、数年後にこの戦隊の立ち位置は公式にはどんな扱いになってるんだろうな……50周年記念とかだと強引に登場しそうな気もする。
○「戦国コレクション」 4
よし、ちょっと嬉しい。久しぶりに、割とどうでも良さそうなアニメだ。今期の目標は「視聴アニメ本数を削る」なのだが、現時点で「切るぞ!」と心に決めたものは、未だ「君と僕。」だけ(そのために感想も書いていない)。かろうじて「緋色の欠片」あたりは候補たりうるのだが、やっぱりアニメを切る作業はとてつもない勇気がいるのだな。そんな勇気を奮い立たせてくれたのが、この作品だ。 いや、実を言うと、別段悪いこともない。ブレインズベースに後藤圭二、揃ってみれば興味がそそられる部分も少なからずある。1話を見た感じでも、かなり意図的にソフトに作っているであろう、全体的な世界観なんかは、面白い効果を生み出しているのも事実だ。今まで通りならば問題無く視聴継続していたと思う。 でもさ、やっぱり空から女の子が落ちてくる話はさ、身構えちゃうよね。そしてこの作品の何がすごいって、「戦国である必要性が微塵もない」というところ。どうやら各武将キャラでオムニバス展開していくようだが、1話のあの娘が信長である必要が欠片も無い。単に世間知らずなお嬢様じゃないですか。たまに「やや信長っぽいこと」をいうと、完全に浮いていてこっぱずかしくなるという。これ、テーマ選びは確実に間違ってるよ。いや、確かに既に「美少女戦国もの」は山ほどやりつくした感があり、今更真っ向勝負で「美少女戦国」やっても2番煎じどころか出がらしになっていると思うのだが、だからって一番肝心な部分を抜いたら新しくなるかっていうと、流石にそんなことは無いと思うんだ。1話をまとめると、単なる見知らぬ男女の「気の迷い」じゃないですか。なんでそんなお話をダラダラ見なきゃならんのかと。 これ、元々モバゲーかぁ……流石に販促活動には繋がらない気がするのだが……来週以降に様子見かなぁ。……あれ? 結局みるんか、俺。しょうがないじゃない! 大久保瑠美の主演だぞ。ん? それなら「あっちこっち」でもいいと。確かに。
○「ヨルムンガンド」 5
今期の大原さやか担当枠。個人的にはそれさえあれば特に文句は無いのであるが、それ以外にも色々と期待出来るスタッフが揃っている作品。WHITE FOXの元永慶太郎作品ってだけで、何が起こっても不思議じゃないのです。 作品の内容は、すごく安易な印象では「分かりやすくなったBLACK LAGOON」。ブラクラのオサレ感というか、ぶっ飛んだ感じは見られない訳だが、その分だけテイストが軽くなり、1話からでも取っつきやすい。主人公が少年兵、そしてメインになるのが若い女性ってんだから、安易といえば安易な組み合わせだ(まぁ、ブラクラだって巨乳のねーちゃんがドンパチやってるんだから阿漕といえばそうなんだけど)。さらに1話目のミッションは余計な要素を省いて分かりやすくなっており、単にドンパチやってるシーンが見せたいんだろうな、というのがよく分かる構成。ブラクラのようなじっとりとした、なんだか息苦しくなるような人と人のつながりは無いものの、シンプルなので1話で大体の人間関係がつかめるようになっている。まぁ、まだ連中のメンバー構成についてはとても覚えられる段階じゃないけど……メンバーが8人とか、ちょっと多くない? しかも特徴があんまり出てないから覚えにくそう…… 顔見せエピソードとしては可もなく不可もないところで、あまり見たことのない独特のキャラクターデザインは、好みが分かれそうだが案外味がある。一番の看板となるであろうココの笑いなんかは面白い絵になっているし、女の子が女の子らしく、おっさんがおっさんらしく出ているだけでも退屈はしない。当然のことながら作画面に問題はなさそうだし、適度な緊張感を持ちながらつきあって行ければ良いなぁ、と思う。 中の人の話。私的には御前・さぁやコンビですね。この2人の飲んだくれっぷりがお気に入り。やたらと波長が合ってる感じが。最近あんまり共演がなかったから、嬉しい限り(あ、シャナはずっと一緒だったか)。そして、メインを務める田村睦心のすっかり定着した感。こうして「少年声」枠って自然に移り変わっていくのだね。いや、前任の連中も居座りっぱなしだから、単純に増えてるだけなんだけど。
○「さんかれあ」 6
少し迷ったけど6点にしてみた。今期もたくさんのアニメが右から左へと流れていく中で、この作品だけは、なんだか不思議な空気がありました。 原作未読。はっとりみつるっていったら「おとぎのまちのれな」から「ウミショー」の人、っていう、まぁゆーたらエロ漫画描きのサブカテゴリくらいの認識をしていたのだが、この「さんかれあ」は確実に絵のタッチが変わっていて、立派に「萌え漫画」「少年向け」が描けるようになっている模様。ちょっと気になってた作品ではあったんだけど、買おうかどうか迷っているくらいの時期にアニメ化が決まってしまい、「じゃぁアニメ待ちじゃない」ということでタッチしていなかった。簡潔に言えば、「あんま知らない」だけの作品なんだけどね。 1話は、安っぽいゾンビ映画の描写からスタートして、ゾンビ萌えというよく分からない主人公のお目見えとその周りのキャラクターの配置、そしてメインヒロイン礼弥との出会い。まぁ、それこそ掃いて捨てるほどあるボーイミーツガールであるのだが、視聴時に何故だか強く感じたのが、「押しつけてこないなぁ」ということ。主人公のキャラクターは、最近流行の独りよがりの似非「凡庸」でもないし、かといって少年漫画の主人公、というほどに突出したものがあるわけでもない。ただ淡々と、自分の好きな「ゾンビ」へのかすかなこだわりから、「ありそうな」動きを見せて一人で愛猫を求めるだけ。対してヒロインの礼弥も、1話の段階ではパーソナリティがそこまで明らかになったわけではなく、お嬢様属性と、それに難渋しているちょっと可愛らしい側面が覗き見えるくらい。せっかくのアニメ1話だというのに、一番のポイントである「ゾンビのヒロイン」も出てこず、本当に「出会った」だけなのだ。普通ならば、「なんか盛り上がりに欠ける1話目だな」という印象が出てくるところ。 しかし、何か不思議な魅力がある。静謐な画面から、何か惹かれるものがある。1つ1つが丁寧だ、と言ってしまえばそれまでなのだが、さりげない中に礼弥の愛らしさを見せたり、千紘の「ゾンビ愛」が見えたり。でも、別に何かものすごい動画とかがあるわけでもないんだ。あくまで「ゾンビ」がテーマということで、薄暗い画面の中で少年と少女が動いている、そんだけなのだ。不思議な演出だが、この作品の出だしとしては、これが一番なんじゃないかと、そういう気がしてくる。なんだろう、この感じ。ひさしぶりに「分からない魅力」が来たなぁ。 スタジオがディーンということで、ホラーテイスト、暗めの画面なら一日の長がある。そして監督の畠山守氏という名前は初めて見たのだが、来歴をたどってみたら、どうやらシャフト由来の人材ということらしい。なんとあの「まどマギ」8話コンテの人とかいう噂。これはマジか! と驚きつつも、なんだか納得出来る気もする。あのエピソードで印象的だった光と影のコントラストが描ける人なら、この「軽妙な闇」も意識的に描いているのは間違いないだろう。確かにシャフト演出の流れ、と言われるとそんな気もしてくる。ただ、どぎつさが前面に出やすい新房流(尾石さん、大沼さん、上坪さん、森さんあたり)と比べると、この1話は言われるまで気づかないくらいのレベルの、本当にさりげない演出法。また新しい楽しさがやってきそうです。 中の人の話。今作も主人公は木村良平。最近は本当に立派な仕事ぶり。千紘のキャラはなかなか無いバランスな気がするので、聞いていて面白いです。その他幼なじみの元気っ子役に矢作紗友里、死んでしまった猫のばーぶ役に福圓先生(まぁ、復活すんだろうしね)、このあたりがいつものお楽しみ枠。そして、メインヒロインの礼弥を担当するのが、現在売り出し中の新人、内田真礼だ。「売り出し中の」とは言っても単に今年の「声優名鑑」に特集が載ってたから知ってるだけだけど、初めて聞いた感じでは、なかなか悪くない。いや、ヒロインデビューとしてはかなり良いスタートだと思う。最初にあげた叫び声のところで発声の基本になる安定感が感じられたし、千紘と会った直後の「誰にも言わないで下さい!」の後の声にならない声(「うきゅ〜〜」みたいな)の色気がかなりクるものがあった。色々と期待が高まります。
○「あっちこっち」 5
粗製と濫造を続ける、きらら発祥のユル系4コマ。原作はさっぱり知らないが、他の漫画を読むときなんかにイラストは目にしていたので、「すごくらきすたに似た雰囲気の漫画」という訳の分からない先入観があった。最近は多少落ち着いたとはいえ、まだまだ世の中は「日常系」アニメにあふれかえっており、今更こんなベタベタなものをやられても食傷気味ですよ! と、思っていたのに、1話を見たら案外楽しかったので、本当に「俺ってちょろい!」と思いますね。でも、仕方ないよね、元々嫌いじゃないんだし。少なくとも「Aちゃんねる」の時よりも第一印象は良いので、あれよりも上に行ってくれることを願ってます。 見た目には、本当にテンプレ以外の何ものでもなく、実際に作中で使われているネタは、かなりユルい。いや、ユルいという言葉を免罪符にしてしまっては駄目なのではっきり書くと、つまらない。多分見る人が見たら「けいおん」だって「らきすた」だって「GA」だって「ひだまり」だって全部つまらんのだろうが、個人的にはこの作品の「ネタ」とおぼしき部分は、そんな中でもひとつ上のレベルでつまらないと思う。ただ、結局この手の作品ってのは「ギャグマンガ」のカテゴリにこそ入っているが、主な見せ場はギャグのネタそのものじゃないんだね。「けいおん」「らきすた」は京アニの豪腕であらゆるものを刺激に変えてしまったし、「GA」は桜井監督のフルスピード構成でかき回した。「ひだまり」は(後期は違うが)極まったシャフト演出で度肝を抜く別次元の作品になった。そしてこの作品の場合は、そうした「ひと味」を作り出しているのは監督の追崎さんだろう。 昨年度も「アスタロッテのおもちゃ!」で良いものを見せてくれたおいちゃんであるが、やっぱりこの人のかく「可愛らしいもの」は上手い。全体的な印象は「らきすた」みたいな絵柄なのに、そこに置く動画のテンポを意図的に落としており、さらにキャストの演技などについてもひたすら落としに落とし、徹底的に「ユルさ」「ぬるさ」を前面に出している。後はおいちゃんの技で「萌えポイント」を打ち込んでいけば、他作品とはまた違った味わいが出るってことだ。1話目を見た限りでも、最初は「こなたのコンパチ?」と思っていたメインヒロインのつみきが、だんだん可愛いと思えるようになってきていたのだから不思議なものである。 今作の分かりやすく特異な点といえば、やはり「男がメイン」ということだろう。上にあげた類似作品は全て、一人たりともメインで男が出てこない作品。それに対し、この作品はオープニングの歌唱にまで野郎を食い込ませ、「男がいる」ことを前面に押し出している。そして、この一見するとノイズに見えてしまうようなオリジナリティが、上手い具合にヒロインの魅力を上げるのに役立っているのだ。メインヒロインがはじめからつがいになってる萌え作品ってのは珍しいが、はっきりした恋心があるおかげで見せる可愛らしさってのがあるわけで、その辺の処理がほどよいのが、つみきのキャラ属性を盛り立てているんだろう。 その他のキャラについては、アホの子は完全につかさやな。中の人も込みで。そして博士キャラについては、なんかもう、「こんだけ若い子らの中でナバが輝いておる」ということしか覚えてない。ホントになんでも出来る人だが、ちゃんと「小憎らしいけどなんか可愛い」ラインにのせているのは流石。ナバは今期「これゾン」でもメインだし、この期に及んでがっつり若い子の仕事を喰っているのがすごいなぁ。あとは先生が岩男潤子だったり、中の人的にも色々と「ここだけの楽しみ」がありそうです。 |
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HN:
Thraxi
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男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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