忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[105] [106] [107] [108] [109] [110] [111] [112] [113] [114] [115]

「異修羅」 6→6

 楽しかったですよね。個人的にはバトルロワイヤル形式とかデスゲームと呼ばれる概念が好きなんだと思うけど、今作もごちゃっと主人公候補が大量に登場して「誰がどうやって生き残るんだァ〜!?」っていう興味をひいてくれたと言う意味では似たような部分はあったのかもしれない。

 正直、もう1点あげたろかと悩んだくらいには好きだった作品。一応今後の展開が読めないこと、そして導入時に2話目あたりで「これ、何をどうやって楽しみゃいいんだ?」とぽかんとして乗り遅れてしまったことなんかがやや気になったので一応据え置き。まぁ、5話までの「選手入場!」展開の長さと、臆面もなくそれをやり切る胆力はコンテンツ消費の速度がどんどん上がっている現代ではかなりの異端児。決して悪いことじゃないとは思うが一応は一長一短と解釈しておこう。

 そこさえ乗り切れば、あとは「なんか無茶苦茶な能力を持ったやつがいっぱい出てきてダイレクトに殺し合うよ」という分かりやすい異能バトルもの。ただ、それにしたって万能無制限魔法のキアとか即死チートのナスティークとか、どう考えても処理しきれねぇだろ、と思うような設定がてんこ盛りで、扱い方を間違えればあっという間に設定崩壊して単なるクソなろうに堕してしまうリスクがある。実際、この後どうなるかを全然知らないのでクソなろうに成り下がってる可能性もあるのだが……少なくともこの1クールは成立してたし、面白かった。現時点でこんだけ盛り上がった要因としては、まずキャラを飾り立てる文脈の作り方がこなれていることが1点。即死チートを即死チートとしてへろっと紹介する凡百のなろうと違い、なんかよく分からん設定でケムに巻きつつも、「すげぇ奴が出てきたぜーーーッ!」ってなテンションで見栄えを良くする技術がある。そしてこれが盛り上がったもう1つの大きな要因として、やはりアニメ作りがうまったというのが一番の評価ポイントだろう。

 個人的にはどうしたって注目しちゃう高橋丈夫総監督作品。彼の作りの上手さは「狼と香辛料」の時からベタ惚れしていて、少し前にも似たようなファンタジー設定(?)で「六花の勇者」というコケおどしから見せてくれる作品を印象的に描いてくれた。今作はそんな「コケおどし」の重要性がさらに増しており、たとえ翌週に瞬殺されちゃうようなキャラであっても、とにかく強そうに、化け物じみて紹介することで刺激がグッと増す。この世界で「強さ」がどれほど重要なファクターであったかは最終回感想で書いた通りで、とにかく異次元の強さを発揮させることで「弱い奴」の悲哀が対比的に鮮明になるのだ。そのあたりの「世界の見え方」を作るのがとてもうまい。最後まで完璧な作画クオリティで走り切ったパッショーネの仕事ぶりがお見事だ。

 そして、実はパッショーネだけでなくて作画クオリティを下支えしていたのは、おそらくCG制作を担当していたサンジゲンだと思われる。全編通して多くの話数でコンテを担当していた高橋成世氏と言う名前。ラスト2話の見栄えの良さが気に入って確認してみたのだが、多分この人はサンジゲンに軸足を置いている人で、バンドリアニメなんかの制作にも深く関わっている。おそらく高橋丈夫率いるパッショーネの総合力に、どこまで絵のクオリティが上げられるかをクレバーに見極めて素材を提供した高橋成世氏を筆頭としたサンジゲン勢のナイスタッグというのが、今作の成功要因だったんじゃなかろうか。

 さて、2期目はいつになるのだろうか……早く見たいけど、間隔が空きそうなら原作を追っちゃうという選択肢もある……あ、でも今確認したら漫画版はアニメのラストにすら追いついてないな……小説なぁ……。

 
Amazonアフィリンク

拍手

PR

 最終回と違うんかい、第12話。もうめでたしめでたしじゃね? と思ったけどなんか不穏な引きだったよな……来週どうなっちゃうのよ。

 前回レッドドラゴンの体内からされこうべを引きずり出した時点で「ま、どうせこれは別な人の骨で、ファリンはもうちょいマシな状態で別なとこに紛れ込んでるんでしょ」とタカを括っていたのだが、ガチで完全消化後という地獄のような様相だった。まぁ、ファリンからしたらマジで地獄だよな。イッペンシンデミたわけだしな。死の概念が多少ユルいこのダンジョン内でも、多分死の恐怖ってのは変わらないと思うのだが、いっぺん死んでしまった冒険者がダンジョン恐怖症になったりしないんだろうか? ファリンは生き返った直後こそぼんやりしてたけど、その後は割と前向きなメンタルになってたのがすごいな。

 もちろん、されこうべ状態から復活するにはそれ相応の代償(?)も伴った。絶望的な状況にも関わらず、学園の優等生・マルシルの起死回生の一手で逆転蘇生。その方法ってのが「黒魔術」だったんてんだからこの世界の魔法はさらに難しい。現状、何を持って「黒」としているのかは謎だが、マルシルが「刃物と同じで使い方次第」と言っているので、基本的な体系としては一般的に使われている魔術と大差ないと考えていいんだろうか。でも、普通の魔法による「蘇生術」と今回マルシルが使った術は様子が違うっぽいんだよな。正規の精霊使役からはみ出てしまうとか、それこそ邪神の力を借りているとか、なんかそういう違いがないと「黒」とは呼べない気もするのだが……まぁ、黒い人が出てきているので、もしかしたら今後説明があるのかもしれません。

 とにかく第2のヒロインであるファリンが復活しての正式加入は素直に喜ぶべき展開。そのお祝いでもするかのようにダイナミックお風呂タイムで女の子2人がイチャイチャしてくれたのは最高の描写だし、何よりマルシルがこんだけ全身で喜びを表現してくれていると、今までの苦労(ほんと色んな苦労)を観てきた視聴者目線ではただただ嬉しくなってしまう。ライオスたちが相手ではどうしても見せられないような柔らかい表情も、同性で愛着があるファリンに向けてだと気兼ねなく向けられるみたいですね。ほんとに良い友達だったのだろうなぁ。

 色々と問題はありつつもなんだかんだで優等生なマルシルに対し、ファリンはどうやら天然素材。元々何かしら自然と繋がる才能はあったみたいで、今回も幽霊屋敷のゴーストと対話できたのは彼女の天賦の才だと思われるが、その後の防御魔法のくだりとかは、本人もびっくりしてたから多分復活の際に手に入れた副次的なもの。ドラゴンを依代にしたからの効果か、それとも黒魔術での復活を経た副作用か。まだその辺は分からないが、多分あまり「真っ当な」強化ではなさそうなので、今後ファリンが誰かに付け狙われてもおかしくはないね。ちなみに最後に出てきた謎のキャラは明らかにダークエルフだったので、この世界にはダークエルフが存在していることが保証された。チルチャックがマルシルを揶揄して「ダークになっちまう」とも言ってたしね。この世界ではエルフが何かしらの変化を経たものがダークエルフと呼ばれるって解釈でいいのかしら。某世界だと暗黒神ファラリスの崇拝によって変化してたはずだが……(あとシャーマンとは思えない腹黒いことをしまくっていると耳の先から黒くなっていく。あいつの耳はつけ耳だ)。

 色々と禍根も残しつつ、ひとまず目指すは地上階。上りルートのダンジョン攻略ってのもあんまり見たことないので気になるといえば気になる。

 
Amazonアフィリンク

拍手

 本編で不足した養分をエンドカードでまかなってくれる姿勢、とても助かる、第11話。まぁ、このアニメに求められてる養分なのかは分からんけど……もうなんも分からんけど……。

 間違った展開と間違った絵面しか見せてくれないアニメ。突っ込みながら観なきゃいけないのにどこから突っ込んだらいいかも分からなくなり、結果なんとも言えないモヤモヤした違和感に胸を締め付けられるという地獄みたいな展開。この味わいは今作ならではのものなので今後の摂取先不足が懸念されるが、こんな成分を摂取したいかどうかは別問題。

 序盤の「ボーンファイア」、じゃなくてキャンプファイアの様子、およそロボでやるべきでないことを全部やる。俺さぁ、前々から不思議に思ってたんだけどさぁ、……ロボットものが好きな人って基本的に「格好いい」を受容したくて見るんだよね? 私自身があまりロボフォロワーじゃないのでその辺りの感覚がピンとこないのだが、多分メカメカしい格好よさが他のジャンルと区別する最大要因で間違いないと思う。だとすると、そのメカでキャンプファイアとかラブシーンをやったら、それは良いものなのだろうか。……いや、カテゴリとしては「良い」「悪い」じゃなくて「ギャグ」なんだろうけど、もしかしたらせっかくの「格好いい」ものを馬鹿にされたみたいでかちんとくるロボファンとかもいるんじゃないかと不安になったもので。……まぁ、最初から「ギャグだから」と思って見てれば問題ないのかしら。「スタイリッシュ」とか「ヒロイック」とかを全部犠牲にした「シュール」というか「ファニー」というか。……まぁ、笑えるならそれでいいかぁ……。途中、「ロボットものでふざけ倒すギャグ」にさらに「グルメマンガお約束演出擦り」というよく分からない要素もプラスし、「もしかしてロボットアニメってグルメマンガなのか?」とかいうよく分からない真理に片手を引っ掛けている。……ごめん、ほんとに何言ってるかわかんない。

 今回最大の見せ場となった(??)セグニティス戦。こちらも理不尽とシュールを詰め込んだような謎だらけの展開。事前にスペルヴィアが敵機の情報をくれた時点で「なーんか怪しい」とは思われているわけだが、見事にそのフリを回収するありえん活躍(?)っぷり。でもロボ的なフォルムで言うと個人的には割と好き。こういうふとっちょデザインはなんか好きなんだよな。ケンプファーとか、GP02とか。フロストマン(ロックマン8)みたいなのもいいよね。そこにさらに手足の着脱ギミックも加え、メカ的な見せ場がたくさんある機体だったのだが、残念ながら活躍の予定はなかった。……何で関西弁やねん、というツッコミ以外は何も残らない(中の人が和歌山県民)。

 そして更なる刺客の中の人は大阪府民……いきなりやられ過ぎやろがい。もう、そこも含めてのネタなんだよな。なんで死ぬ時にフェイスガード閉じる仕様なんだよ。ほんでデスドライヴズはなんでか知らんけどブレイバーンに期待し過ぎじゃないですかね。どういう関係なのか、実はいまだによくわかってないしな。来週、どうやって復活する気なんだろう……。

Amazonアフィリンク

拍手

 放送告知無しってことは分割2クールではなさそうだが……最終話! 終わっちゃいましたね。まぁ、これはこれで綺麗に終わったので最終話の構成に全く不満はない。

 大きな戦争(作中では「動乱」という言葉を使ってるけど)だったのだから、その後日談はきっちりやらないと。タレンの企てたクーデターはみるも無惨な失敗に終わったが、クゼたちが話していた感じだと「予想より早く終わった」程度なので、やはり大国黄都に対して「新公国」リチアはあまりに小さすぎた。どれだけ苛烈に奇襲をしかけ、ワイバーン軍団などの埒外の戦力を持っていたとしても、それはあくまで奇策に過ぎず、時間が経てば結局は巨大な戦力に押し潰されるだけ。今回はたまたま、その戦力の差が軍隊ではなく、客人などの規格外の「修羅」の差となっただけである。ヒグアレ・レグネジィ・ダカイ。登場時には「こんなんどうやって倒したらええねん」と思われるようなトンデモスペックの強者たちも、戦いの中では皆平等に「より強い者」に駆逐され、退場していくのみ。この結末を、おそらくタレンはある程度想定していたのではなかろうか。

 タレンは魔王自称者ではあったが、自分が王になれるとも思っていなかったのかもしれない。クゼは「化け物どもを一箇所に炙り出して潰し合う方策としたのではないか」との考えを提出していたが、タレンの本心はわからずじまい。ただ、彼女が「魔王」と「勇者」という存在の不確かさを一番懸念していた人物だったのは間違いないようで、黄都が「勇者」を祭り上げようとした目的がどーにも不穏だという話も今回明らかにされてしまった。タレンのとった行動によって多数の死者が出て、国が1つ滅びた。その部分だけをみれば彼女は間違いなく淘汰されるべき「魔王」だっただろうが、残された者が正義なのかどうか、それはまた別の話。

 今作は「修羅」が集まる強者パーリナイ作品ではあるが、その実一番描きたいものは「弱者」の方なのではなかろうか。それを一身に背負った存在がユノ、そしてラナの2人。2人とも「化け物どもが怖い」という気持ちは一緒。今回ラナが今作のテーマそのものを吐き出してくれていたように思うのだが、それが一番端的に表れていたセリフは「これじゃ魔王と同じじゃないか!」というもの。弱き者たちにとって、強者が善か悪かなど関係ないのだ。そもそも善悪など歴史が後からつけてくるレッテルでしかなく、その歴史を作るのが強者である。それならば、弱い者はもはや強者が決める歴史にただ従うしかなく、そこに善悪を定めることすら出来ない存在なのだ。ラナはそこに絶望し、ただ巻き込まれ、振り回されたことに絶望しながら死んでいった。最後まで怯え続けながら。

 他にもハルゲントのように必死に「強さ」を保持し続けようとする弱者もいるし、純粋な武力以外の方法で「強さ」を手中に収めようとするエレアのような強かな「弱者」もいる。そしてユノさんのように、弱さそのものを武器に成し遂げようとする者もいる。エレアがキアを従えている様子と、ユノとソウジロウが並んで歩いている様子は全く異なるものだ。ソウジロウがユノに帯同しているのは本当に「たまたま」でしかないが、彼女はそのアンラッキーな幸運を最大限に利用し、ソウジロウという存在を自分のいいように使っている。最後に笑う本当の「修羅」は誰なのか。まだまだ気になる構図が目白押しだ。

 それにしても、やっぱアニメの最終回は子安だよな……。

 
Amazonアフィリンク

拍手

 結局黒騎士ってなんだったんだよ! 第11話! 蓋を開けてみればよく分かんない新顔だし、何故かCV悠木碧の小生意気幼女だったし……いや、幼女かどうかは知らんけど。これで来週なんの言及も無かったらキレんぞ。もしくは陵辱ものの薄い本よこせ。

 サブタイを改めて見て「ひっしょう」ってこう書くのか、ってようやく認識した。前回時点で「ウサトの必殺技ってどんな武器かなー、ヒールの悪用ってありきたりなやつじゃなきゃいいけどなー」みたいな懸念があったが、結果的には「ヒールを拳に込めて殴る」という、割とありきたりな部類だった。そこは素直に残念だし、結局ヒーラーものってそういう展開にするしかないよなー、とは思うのだが、「ヒールが転化して破壊呪文に」みたいな設定ではなく、どこまでも治癒は治癒として機能しているとのことなのでギリギリセーフか。一応、この技を開発したローズがあの通りの性格なので、ウサトに「相手を治しながら殴りゃいいのさ」というアドバイスをしたことも筋が通ってなくもないし、文字通りに「治しながら殴る」ことに強引に意味を見出したのがウサトの不殺の精神によるものなので、設定としてはありっちゃありではなかろうか。

 ……ただ、唯一の難点としてはそんなウサトに特権的な強さを与えるためだけに黒騎士のヘンテコ設定が出てきたって部分。これ、相手が黒騎士の鎧じゃなかったら「治癒パンチ」は基本的に単なるパンチの下位互換でしかないわけで、ほんとに偶然、「ウサトじゃなきゃどうしようもないけどウサトだったら勝てる」という変な制限付きのキャラが転がり込んできただけなのよな。そういう意味じゃ、やはりなろう的御都合主義の極みなのはどうしても引っかかってしまう。今後もこの話が続いていくとして、ウサトの治癒パンチは黒騎士対策以外の意味を見出すことができるんだろうか。ちゃんとこの先に治癒パンチの発展形が見出せるなら立派なプロットと言えるのだけどねぇ。

 まー、1クールで考えったらここがクライマックスだったのだろうから、これ以上先を考えても意味はない。きちんと主人公に活躍の場を与えつつ、今回は犬上先輩の可愛らしさも再確認できたし、何よりもローズとウサトの師弟関係が互いに求め合う最良のものであったことが示されたのが一番の朗報。アウルの「代わり」と言っては身も蓋もないが、ローズの過去の後悔を、しっかりと「癒す」ことができたんじゃなかろうか。

 さて、ぼちぼちアニメは終わりだと思うのだが、来週は何すんだろうね。

 
Amazonアフィリンク

拍手

 いい感じの若者2人を残す時にクールに去る文化(?)はこの時代にもあるんだ……第22話。まぁ、「呉越同舟」なんて言葉もあるし、意外と妙な文化が引き継がれるものなのかもしれません。

 やっぱ最終決戦といえば宙域戦闘だよね! ってことで、クライマックスに地球を飛び出すのはお約束(代表例:ハートキャッチプリキュア)。そのためにわざわざ前回2台目のシャトルの存在も提示していたのだし、やっぱり無重力空間でのロボットバトルは永遠の憧れである。ただ、ガンダム世界線とかと違って、こちらの世界はまさか人類が宇宙に飛び出すなんてことはこれまでほとんど考えてこなかったはずなんだよな……。まぁ、かつての記録があれば「人類が宇宙に飛び出すことはできるやで」っていう事実は引き継がれていたとは思うけど(イストワールの存在が認知されてる時点でそうだよね)。普段から運用されているコフィンについては、さすがに宇宙での運用は想定されてないと思う。それなのに平気でそのまま飛び出しちゃった無鉄砲3人(ヴァイスも含めれば4人)は宇宙を甘く見過ぎだと思うの。まぁ、もしかしたらその辺もマリアが全部なんとかしてくれてる可能性はゼロではないが……シャトルの改修に大忙しだった彼女が個別のコフィンをいじってる時間はなかったはずなんだよな。

 一応、ヴァイスさんがイストワールの使い方とか全部知ってたことを考えると、やはり人類が衰退したこの数十年ってのは案外短い時間だったと考えることもできる。技術も残ってるし、コフィンは元々宇宙での活動を想定して設計されたものだと考えれば、それをそのまま転用できる可能性も一応はあり得る。まぁ、長きにわたる地上での運用でその辺の機構が壊れなかったのはラッキーでしかないが。あと、「コフィンの運用にはメイガスが必須」っていう運用姿勢も怖くて、メイガスが元気なうちはいいが、今回のヴァイスの策略でシュネー・ムートン両名が停止させられたんで、「しまった! メイガスがいないと酸素の供給が!」みたいなことになって2人が即死してたらやばかった。……あれだけダイナミックにシャトルぶつけておいて、それでもなお酸素に不安がないイストワールどうなってんの。

 まぁ、色々と不思議な部分はあるのだが、乗り込んでる当人たちが疑問に思ってないのだから多分大丈夫なのだろう。手慣れた様子で宇宙を漂うスパコン・イストワールを扱っちゃうヴァイスさんは、想定通りに「計算人形全停止」を指示。自分だけはメイガス頼みの生活してないから問題ないよ、という実にわがままなオーダーである。一発で地上も含む全てのメイガスを停止させられるイストワールさんもさすがだが、個人的には平等に降りかかった停止ビームに対してもギャグで対抗して粘ってたドルチェ(ランゲのとこのメイガス)の強さに笑ってしまった。あと一応フラムもちょっと抵抗してたね。ゼロ型の方が強いって想定だと、ドルチェも隠れゼロ型だった可能性が微レ存。

 元々3対1というハンデマッチでねじ伏せようとしていたカナ・トキ・マハ連合軍だったが、これにてトキオ・マハトペアが沈黙、最後に残されたのは、想定通りに「想定外」なメイガス・ノワールが主導するカナタペア。これ以上ない主人公VSラスボスの構図が整った。せっかくの貴重なイストワール構内でバンバン暴れて人類の叡智をぶっ壊すのはええんかと思わんでもないが、もはや多少のドンパチで旧人類最強施設が壊れる心配もないのだろう。……最終回で地上に落ちたりしたらどうしよう……。

Amazonアフィリンク

拍手

「ドッグシグナル」 4→5

 もう最終回シーズン!? 早いわぁ、とは思ったが、こちらの作品はEテレという自由さも活かして20話完結という変則編成。のんびりやってちょうどシーズンの口火を切るタイミングになったってこと。

 さて、楽しんで見させてもらった作品には違いない。「ペットを飼うということ」への視点に一本筋が通っていて、教育番組としての完成度は非常に高かったし、ペットをめぐるドラマとしても過不足ない。自分が動物好きだからってのもあるが、こうして様々な観点から「犬との付き合い方」を切り出してくれる作劇は新鮮なものだった。是非とも、ペットを飼うかどうか家族会議してるようなご家庭には見ていただきたい模範的な教科書である。

 テーマもしっくりきたし、シナリオも良い。本来ならもっと加点してもいいくらいには好きなのだが……残念ながらアニメとしては2流3流。やっぱり「なんか教育番組に適当なをつけた程度」のクオリティなのでアニメとしてビシッと評価しちゃうのはどうしても抵抗がある。これで犬がもっと可愛くて、キャラの表情ももっと豊かだったら動物アニメに革命を起こせるビッグタイトルになった可能性もあったんだけど。……ただ、枠の理念を考えるとそういう作品は目指してないんだよなぁ。多分作り手側から言えば「適材適所」で程よいクオリティなんだ。まぁ、肩肘張らずに見られるので子供向けの入門アニメとしてもいい塩梅ではあるのだが。将来的に、「本物よりも可愛い動物アニメ」みたいなものが観てみたいもんだなぁ。

 改めて、ペットを飼っている皆さんは今作を見て「家族」との接し方を振り返ってみるのはいかがでしょう。あと、麦穂あんな・松田健一郎の2名の評価をもっとやっていきましょうよ。

Amazonアフィリンク

拍手

 ヤッター! 人格が色々ありすぎてもう本人も訳わかんなくなってるタイプの上田麗奈だ! 第22話! ……でもサブタイからしてティアちゃん全振り回を期待したけどそこまででもなかった……なんかもう、世界全部がカオス&カオス。この作品、もしかして原作もここで全部ぶん投げエンドになったりしてません?(まだ未完のようですが)

 数多の終幕が世界を覆う。最初にフィーチャーされたのは銀装兵団VSゾラさん。登場時はクールな参謀タイプだったゾラさんだったが、タラちゃん退場後はクレイジー風味を前面に押し出したこともあり、なりふり構わずフィジカル強化からの1対多の構図で暴れ回る、まさに「竜」。しかし残念ながらフィジカルだけなら兵団の面々も人後に落ちるものではなく、それぞれが持てるポテンシャルを5000%引き出しちゃったもんだから、結果としてはほぼ相打ち。先週やりたいことを全部やって落ちたジジイ、突然昔語をはじめて美味しいところを持ってっちゃった「クリストファー」さん、奥の手を披露し、メガネと最後にわかり合いながら果てたフーさん。全員が全員、文字通りに死力を尽くして満たされたままに退場。その背後には銀器姫との絶対的な絆があり、クリスさんの言葉を借りるなら「みんな、姫との間にはドラマを持っている」。だからこその兵団、だからこその最期。スターリアという1人の女性によって生み出された人の和が、こうして収束するのである。まぁ、ぶっちゃけ突然語られた昔話には「こんな世界の終わりみたいな状況でいきなり俗っぽい話されても……」と思わないではないが、1人1人にこんだけの話があるなら仕方ない。ワンピースなら全部数週間かけてやるところ(鬼滅なら1コマ)、これくらいのバランスがちょうどいいのだろう。残されたのはメガネとナサレナ。姫の死という結果に辿り着いても、彼らの物語はまだ終わっていない。メガネ、最終的に一番の主人公ポジじゃん……。ゾラさんのご冥福をお祈りします。

 一転、あんまドラマがない戦いを繰り広げるのは一切空気を読まないゴーレムさんと、それをサポートするキメラ。ボルギウス相手に単純な火力と物量で攻め上がり、スライム先輩がネビュリムを抑え込んだことで結界が瓦解、一気にゴーレム有利の盤面へ。ボルギウスさんも「死に際の一花」程度に考えていた決戦だろうが、血主のピンチとあって死ぬわけにもいかぬ。悲壮な戦いの中、なんと先にケリをつけに来たのはネビュリム。彼はもっともっと今後での活躍が期待されていた人物だったのが、なんとここで結界の再組成と引き換えに命をなげうった。おかげで残されたボルギウスさんは悲しみのどん底。怒りに任せてゴーレムとキメラを瞬殺してしまう。なんやこの展開。ここで上位竜のほとんどが朽ち果てることになるが、残ってるのがボルギウスとカムイて。……序盤にディザストロワあたりをぶっ殺しといた効果がここで出てるんでしょうかね。

 人も竜も被害は甚大。ここまでやってラスボス決戦はどうなるかというと、相変わらずねちっこい攻めで正義な感じが1ミリもないクリムゾンがアルテマティア最大の弱点である「メンタルの弱さ」を突きまくる。どうやら彼はティア様の出生についてもおよそ全貌を知っているようで……そういや彼女も他の竜と同様に元々は単なる人なのか。……ただ、他の連中と違って「ただの人」とは言っても太陽神教の変なクローン軍団・カルラの1体からの派生ということらしい。「カルラ」という存在がなんなのかもまだよく分かっていないのでその先の真実には未だ辿り着いていないのだが……あくまでも他の竜種と同様に竜の血によって生み出されたものであることは間違いない様子。ただ、彼女の場合は出自の曖昧さと「神」の存在がよりメンタルを不安定にしているようで……クリムゾンは彼女の内面をどこまで理解しているのかしら。

 ま、増殖するうえしゃまをまた見られたのでそれだけで一旦満足しておこう。このアニメ、どこかでオチはつけられるのかい?

 
Amazonアフィリンク

拍手

 とんでもねぇ引き、第11話! でもライオスたちにとってはショッキングだったかもしれんが、正直視聴者たちは「いや、そうなってんじゃねぇの」とは思ってたのであんまりサプライズではないよ? まぁ、多分ここからハッピー反転するだろうけど……人骨から生前の姿をイメージするのはなかなか大変ですよね。

 というわけでクライマックスとなるレッドドラゴン戦。サブタイが「1」ってことは次に「2」もあるってことなのだろうか。もう完全に決着ついちゃったけど……あぁ、今作は「処理して食う」ところまでがワンセットだから次回は全力調理回になるのかな。……妹喰らった竜は流石に食いたくなくない?

 それにしてもとにかくトリガー。見せてくれましたね大立ち回りの巨大ボス戦闘。レッドドラゴンのサイズ感ってのは程よくて、「現実ではありえねぇけど一歩間違えたら人類が敵対しそう」くらいの体躯。これが進撃してくる巨人だと一気にファンタジー風味というかうそっぽさが出てくるのだが、今回のレッドドラゴンくらいだとギリで「処分して肉を食う」というイヤなリアルに接続できるくらいの存在感。さらにライオスがそんなドラゴンの生態に詳しいことも一応は要素として効いており、全力のラスボス対策も基本的にライオスの事前知識あってこそであった。「生き物が火ぃ吹くとか無理やろ」という生物学的嘘も、なんとか理屈をつけて丸め込もうとしているのがこだわり部分。いや、別にそこは「魔力でどーのこーの」って言っちゃってもいいところだとは思うけどね。ちなみにブレスの原理がまんまるろ剣のひょっとこと同じでちょっと笑った。やっぱそれくらいしか方法が無いよな。内臓を引き摺り出して「随分と汚ねぇタネだぜ」って言ってほしかった。

 ドラゴンはサイズに見合ったタフネスも持ち合わせており、武器は通じないし魔法も通じない。古代都市の構造そのものを活用したトラップ作戦も成功度合いで言ったら3割くらいか。あの廊下落としを堪えるバケモンの相手はそりゃ無理だよ。せっかくマルシルがかつてないくらいしっかり呪文を唱えて素晴らしいエフェクト作画で見せてくれたってのに……真面目に準備すればおっきな魔法も駆使できるあたり、優等生だったマルシルの面目躍如。そしてそこからトドメを刺しに行くまでのスペクタクルが理屈抜きでアツいっすね。そもそも「街中の建造物を縫ってドラゴンと戦う」っていうシチュエーション自体がかなり珍しいのでその画面の新鮮さだけでも見入ってしまうが、さらにドラゴンのまたぐらからのカットとか、すったもんだの末のライオスの捨て身の特攻とか、プロットとしてもアツい展開なのが良いね。ちゃんとミスリルの伏線も回収されるんやな(早すぎるやろ)。

 というわけで満身創痍ながらもドラゴン撃破。事後処理にはマルシルの回復魔法が大活躍で、専門じゃないと言っているマルシルですらあんだけ治療できるなら、そりゃ死者蘇生だってそこまでハードルが高くない世界なんだろうな、っていうのはなんとなく分かる。チルチャックとセンシがあんだけ回復に苦労したのに、ライオスだけ「なんか痒い」だったのがちょっとずるいが……内臓の損傷よりもわかりやすい外傷の方が治しやすいってことなんでしょうかね。

 そして訪れる怒涛のドラゴン解体タイム。壮絶な絵面なのにどっかで見たことあると思ったら、多分「空挺ドラゴンズ」の絵面だな。やってることは全く一緒だが、こいつらは完璧に解体できても基本食うことしかしなそう。まぁ、それもこれも全部ファリンが見つかってからだけど……見つかるんですかね。マジでこんなスプラッタな捜索が行われるとは思ってなかったが、どれくらいの姿で発見されたらセーフだったのか……。

 
Amazonアフィリンク

拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[04/25 とみしの]
[04/23 NONAME]
[04/20 seachicken]
[04/14 DRAKE]
[04/14 とみしの]
バーコード