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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 変なアニメやな、第5話。なんかこう、「流れ変わったな」みたいな感覚があったので一応記事立て。今後面白くなっていくのかどうかはまだ要警戒。

 ぶっちゃけ、先週までの展開はあんまり面白いとは思ってなかった。1話目の導入は「ちょっと変だけど、まぁジャンプ漫画的な主人公ではあるかな」くらいの認識だったが、その後のVSおいちゃん戦ではジャンプ漫画っぽさはありつつも急にテイストが変わり、「いや、まだ4話目だし、出会ったばっかの奴相手にそんな悲劇的な演出されても……」とピンとこない部分が多かった。能力バトルものとしての描写に不備はなかったと思うが、やはり「ルール無用」のアンディと「ルール不明」のアンラックの組み合わせだと、何がどう噛み合って勝利したのかが分かりにくく、「まー、頭使おうと思ってそこまでハマりきってない感じの作品なのかなぁ」くらいの印象。

 しかし、今週はいよいよ「敵組織」だと思っていた謎の円卓にアンディたちが加わり、話の流れが全く想像してない方向へと向かい始めた。最近はジャンプ編集部もなろう的な応募作品が多くて辟易しているなんて話を耳にするが、こちらの作品もかなり「ゲーム設定」強めの展開。ただ、その「ゲームっぽさ」は安易で考えなしのテンプレで導入したというより、本当に作者がそういう世界を描きたくなったし、描ける自信があるから進めた段取りのようにも見える。いくらなんでもまだこの段階は連載前の編集部と相談して決めた展開だろうし、行き当たりばったりでこんなヘンテコ展開になったわけはないだろう。まぁ、「なんらかの秘密組織に所属して世界中の謎と脅威に立ち向かうヒーロー」なのだから、広く取ればちゃんと「ジャンプ漫画」なのだろうけど……あんまり過去に例がない展開になっている気がする。

 アニメとしては、改めて「八瀬さんはいちいちクセの強い作品ばっか回ってくんな」という気づきがあった。いや、別に監督本人が選べるようなもんでもないだろうし偶然の巡り合わせなのだろうが……これの前に担当した作品がマガジン漫画の「炎炎ノ消防隊」なのよ。あれも八瀬さんのイズムが炸裂して変な味わいになってた作品で、今作同様に「まぁ、フォーマットとしては真っ当な少年漫画だけど……なんか変な味わいだな?」みたいな作品だった気がする。そして八瀬さんっぽい演出がこの珍妙な空気に絡むと、より一層つかみどころがないというか、他では出ない旨みともエグみともつかぬ不可思議な味のアニメとなる。個人的には嫌いじゃないのだが、まっすぐなジャンプ漫画だとあとあと齟齬が出そうな危険性もあるんだよな。こっから先でどういう展開になっていくんだろう。

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 ヤッター! ありえん強さのビジュアルで威圧してくるタイプの上田麗奈だ!! ……いや、もうしゃま推しはいいとして……でも、ありえんクオリティの1枚絵の力で押し込んでくるタイミングがエグくてほんと好き。そりゃフィロメラさんじゃなくても泣いちゃうし吐いちゃう。

 そう、間違いなく絵の力は強いアニメなんですよ。信じられない話だけど、トマト収穫のシーンでさ、みんなして木になってるトマトを切ってるシーン見てもなんの疑問も持たずにスルーしちゃったからね。あとで突っ込まれて「あ、そういえばトマトが木になってるわけないやん」って気づいた。それくらいに、なんか妙な現実感があって、その中にきちんと魔法の不可思議さもあって。当たり前のように受け入れてしまっているけど、今作の作画パワーの高さはかなり殿堂入りレベルなのですよ。その真骨頂が発揮されたのは、今回だとたまたまヴェロニカ様のご尊顔だっただけなのである。夜に暗いところで1人で見たら泣いちゃうわ。

 そうして一部の隙もない画で作られるお話が、なんかこう、熱しきらずにジリジリと進行し、かといって冷めてしまうでもない、低温調理器みたなテンションでお話が続いていくのも好きなところ。それこそ前回の引きだったら「そろそろフィロメラ・ヴェロニカの話の核心に迫ってくるかな?」って思ってたのに、そっちの話を中心にするでもなく、相変わらず学園の中に漂う不穏な空気ばかりがそこかしこで断片として投げ出され、じわじわとそれが繋がっていく形でのストーリーテリングである。今回はチセさんがいよいよ禁書に襲われたっぽくて、禁書がらみの事件としてはおそらく大きく進展したのだろうが、まだ犯人サイドからの動きが確定していないので真実は闇の中。じれてきて色々と崩れかけている学園内の空気の方が気になってしまうくらいである。

 そんなジリジリした焦燥感の中でチセさんも何か感じている部分はあるのだろうか。珍しく彼女が感情をあらわにする様子も見られました。「友達のために怒ってあげる」だし、「いわれなき中傷をされる人を放っておけない」ってのもチセさんのアイデンティティに関わる部分よねぇ。あと、禁書の襲撃によってチセの中でまた色々とぶつかり合うものがあるらしく、困った時にだけちょっと顔を出してくれるカルタフィルスさんがすっかりガーディアンの趣。いまだに何を考えてるかは読めないから、どこかで突然叛意を翻してもおかしくはないんだけどね。まぁ、当面そういう問題はなさそう。外側はエリアス、内側はカルタフィルスという、なんかヤな鉄壁の守りを持っているスレイベガ様なのである。

 そんな最強存在もルーシーの前にはほっぺムニムニされるだけの女の子だし、エリアス目線ではちゃんと「夫婦」と言ってもらえる頼れる存在。やっぱり学園に来てからのチセさんのいろんな顔が見られる状態はとても良いですね。表情が豊かになったという意味ではルーシーも同じかな。唯一表情を変えることができないのは、あとはフィロメラを残すだけかねぇ。彼女が変わるきっかけになりそうなのは、「親」未満として彼女のことを一心に思ってくれているアルキュオネだろうか。同じ「人ならざるもの」としてエリアスに色々と相談を持ちかけている彼女、そして対人関係ではちょっと先輩ヅラできるのでいいこと言ってくれるエリアス。この辺りの関係性も悪くないですね。

 そろそろ大きな動きが起こる頃合いだろうか。再注目は引き続きヴェロニカ様です。酷いことするかなー、してほしいけどなー。

 

 

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 ねー、ヴァミリオちゃんは〜、第17話。これで2週続けて登場してないことになる。ヴァミリオ成分が足りない……というかピウイ分が足りない……。

 「長い回想はモチベが下がる」とは申しますが、流石にちょっと退屈になってきたな。いや、お話はちゃんと進んでいるのだし、現在のヘルクを形成する大事な要素だってのは理解できるんだけど、もう、だいたい流れはわかっちゃってるわけで、あと気になる部分といえば「1話目のあの謎テンションのヘルクにどうやってもつながる気はしない」っていうことくらいで、それってあんまり回想を重ねても解決しない問題な気もする。いや、こっから先でうまいこと「よしっ、魔王選抜戦で楽しく遊ぼう!」っていうヘルクのテンションが作れるんだったら神展開だけど。

 まぁ、今回「なんか色々辛いな」って感じてしまったのは、展開自体が今まで以上に鬱々としていたせいもあるかもしれない。人間の王に抗うことができないクレスの最後の抵抗、そしてなんとかヘルクを救わんとするアリシアたちの苦闘。最終的にパーティ一行がどれくらい存命なのかはまだはっきりしていないが、これだけボコボコ大切な人たちを失ってしまったら、いかに勇者ヘルクとてやってられないだろうし、実際今回は今までになかったくらいにヘルクがずっと顰めっ面。あの胡散臭い笑顔が張り付きっぱなしだったヘルクには似つかわしくないお話であった。いや、この状況で笑ってられるわけないんだけどさ。こんだけ感情を表に出して自分を責め続けるヘルクってのも見てて辛いものがあるよね。

 希望があるとするなら、次回のサブタイトルが「笑顔」であること。映像を見る限り、まだ次回で回想が終わる気もしないのだが……それこそ1話目のヘルクに接続するような何かが出てくるなら、多少なりとも救われるかもしれない。救われてください。何はともあれヴァミリオ&ピウイをください。

 

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 オープニング使っての勝ち確演出はまだ早いよ! 第4話! そりゃまぁ、鉄火場なのは間違い無いけど、4話目でやる演出じゃないって!

 まぁ、それくらいにコマリ様もミリセントさんも、そしてスタッフも気合が入っていたということで納得しておきましょう。まるまる1話使っての意地のぶつかり合い、一進一退のキャットファイト。バトルとしてもなかなか見応えのあるものに仕上がっている。今作が始まった時にはまさかこんな展開になるなんて思ってもみなかった。

 そう、思ってもみないことが起こってるんですよ。前回時点でだいぶ「あれ?」ってなってたけど、コマリさん、普通に主人公気質で全然ひきこもりじゃないんだよね……。いや、一応「烈核解放」とやらがトリガーになって人格が変わったってのは考慮する必要はあるんだけど、それ以前からヴィルのことを考えて行動する時は真っ直ぐ主人公だし、多少もたついていたとはいえ、きちんと凶悪なテロリスト相手に戦う準備もして、それなりに善戦もしている。1話目で思っていたようなヘタレひきこもりキャラでは全くないのですよ。そして、その性格は幼少期からきちんと引き継がれているように見える。学生時代にヴィルを助けるために割って入った行動は、打算も何もない真っ直ぐなコマリの正義感のみが理由だよね? あれだけの行動ができた人間(吸血鬼)が、その後なんやかんやあったとて、完全なる引きこもりになっちゃったとも思えないんだけど。親父さんが言ってた「血が嫌いになる暗示」はもっと幼い頃に施されていたみたいなので、学生時代にはすでに血を摂取せずに数年経過した状態だったはずだし。この「幼少期→学生時代→現代」という変遷の中で、コマリに何があったのかはもうちょっと掘り下げてほしいところだ。でないと「当初の設定はどこいってん?」とずっと首を傾げっぱなしになりそうなので。

 とはいえ、そうして設定が思い切りずれてきているのだけど、これはこれでストレートなヒーローものとして悪いということもない。冷静に考えりゃ「血統から受け継いだ最強チート能力を持つ主人公」でしかないし、血を飲んだ時だけ我を忘れて周りの人間を全て虐殺するという設定は、まさに「自称キレたら何するか分からないオタクのコピペ」みたいで痛々しい部分もあるのだが、コマリさんの場合は事実そうなっちゃったんだからしょうがない。彼女の「気がついたら周りが血の海になってたぜ」という武勇伝が実現するためだけにこの世界の「人が死んでも生き返る世界」が作られたのだとしたら、いくらなんでも罪深すぎる女である。まぁ、思いの外この世界には神具が多いので、その設定もすぐに有名無実になりそうな気もするが。今回の「後で死ぬとめんどいから1回部下を殺して安全圏に置いとく」みたいな「死」の使い方ができるなら、もうちょい意味が出てくるのかしらね。なんにせよ吸血鬼すぐ死ぬ。

 惜しまれながらも、これでミリセントさんは退場。来週からはまた新しい女の子が出てくるんでしょうかね。一応今作はコマリ×ヴィルのシンプルな主従百合で完結してる気もするので、あとは黙ってそこだけ見てりゃいい気もしますね。

 

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 呼ばないと店員が出てこないタイプの店ッ、第5話。そうなんだよ、コミュ障にとってあんなにもキツい試練もないもんだよ。これマジな話なんだけど、割と最近、「あっ、知らないラーメン屋だ」って思って、ちょっと変な時間だったけど開いてるみたいだからドア開けて入ったんですよ。そしたら誰も中にいなくて。まぁ、奥の方になんとなく気配は感じたから、自分なりにおっきめの声で「すみませーん」って呼んだんですよ。でも、なんの反応もなくて。多分気づかれてなくて。…………そこで心折れて、今度は極力気づかれないようにこっそりドア開けて出てきました。この話聞いて「訳わかんない」って思う人、僕と友達になれない可能性が高いです。

 というわけでシャイというかネガティブな話から入ってみましたが、アニメの方は5話目にして初めて、ほぼ暗い話がなく、とても心温まる日常アニメみたいなお話。このイラストレーションでこのテイストだと、こういう日常回も映えるのよねぇ。ずっとこのままでもいいのよ。

 Aパートは前回登場したヘンテコツンデレヒロイン、レディ・ブラックことピルツさんのお話。いきなりヒーラーポジションで出てきた割にはツンデレという回復役らしからぬ性格を持った彼女だったが、今回はなんといきなりテルの家を訪問して予後診療してくれるというあまりに手厚いケアを見せる。もう、この時点でかなりいい人っぽいのだが、そこからありえんくらいの善行メーターをガンガンに振り切ってくる展開。スイス人がちょっと手当てするだけの目的でいきなり日本に来て、さらになんの脈絡もなく提案されたその辺の「ちょっと体悪い人」にめちゃめちゃ親切なケアを施してくれるとかいうナチュラル白衣の天使っぷり。この子、こんだけ分け隔てない親切をばら撒いて、これまでどうやって生きてきたんだろう。まぁ、もしかしたらテルと仲良くなるために多少の無理はしてたのかもしれないが……。

 しかし、そうして単なる「いい人」というだけでは終わらないのも今作の入念なところで、大して面識もなかったテルの素朴な疑問を起点に、大きな秘密を明かしてくれるピルツ。こりゃまた重たい過去を背負っているのだが……そんな様子はおくびにも出さず、ただ他者の救済にのみ邁進するという。なんてええ子や……。テルさん、周りに集まる子が掛け値なしにいい子ばっかりなのは本当に恵まれた環境なんだから、恥ずかしがってないでご縁は大事にせぇよ。

 そしてそんなテルも流石にこないだのくだりがあってほのぼのだけで終わるのもまずいってんで、せっかく手に入れた個性「炎」を活かすための特訓モードへ。とはいえ秘密特訓ではろくに火を生むこともできない体たらくで、えびおさんも何か有効な手助けがあるわけじゃなさそう。そんな「ヒーローの伸び悩み」展開を、なんとまぁ、書道で解決してしまうってのも珍妙な展開である。「心の力」というのがキーワードになっているので別に筋トレやスパルタからの能力開花だけが選択肢でもないのだろうが、テルの内面に一番しっくりきたのが書道だったということなのだろうか。こんなに書道をフィーチャーして特殊能力と重ね合わせるアニメ、「かみちゅ」以来かもしれん(まぁ、直近にでかい筆を振り回して全てを黒く塗りつぶすジジイのアニメはあったが)。

 関係性も広がり、個々のキャラの内面も掘り下げられ、そしてヒーローとしてのレベルも1つ上がった。もう、次にどんなエピソードが来てもおかしくない状態だが……今回みたいなハートウォーミングなお話でいいんだけどな。そろそろ敵サイドも動き出すかしら……。

 

 

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 (このアニメにしてはそれなりに)ちゃんとしたライブだ! 第4話。ん、まぁ、世間一般に言われるアイドルアニメとかのライブシーンに比べれば数段ショボいのは承知しているが……でもまぁ、にわか仕込みの高校生のライブとしては上々だと思わんかね? いきなりステージで超絶スペック発揮するスクールアイドルの方が嘘といえば嘘だ。

 まぁ、別にアニメなんだから嘘ついてもいいんだけどね。やはり想定通りの推移で今回はさらに2人の部員が追加されることになったが、回を増すごとにどんどん加入の理由が適当になっている気がする。いや、ハナから理事長が「参加しないとひどい目に遭わすぞ」ってちらつかせてるだけなので一緒と言えば一緒なのかしら。いや、別にオトメとかは退学関係なかったな。今回はなんと双子の加入ということで、理由も2人まとめて完全ニコイチ体制。せっかく双子のモチベが上がった理由が「だんぼっちからきちんと2人の違いを主張してもらえたこと」だったのに、アニメ自体がそもそも2人を区別してない感があるのはもやっとする。ちゃんとキャストも変えているのだが……まぁ、ミギとダリぐらいの違いじゃない?

 だんだん分かってきたんだけど、当初の想定通りに今作があんまりハネてくれない最大の理由として、キャラの導入と設定がすこぶる適当という要因がある。例えば今回加入した双子はとにかく「仲が悪い双子」という設定だけで押し切っており、2人がやったことは理由も特にない喧嘩と、「差別化してもらえた喜び」からの和解。よくある筋立てではあるが、本当に「双子だなぁ」以外の特徴が作中で与えられておらず、それが合唱にどう関わってくるのかも分かんないし、2人が何故「やる気を出さない」術を身につけていたのかもよくわからない。この適当さは何も今回の双子に限った話ではなく、ITだろうがオトメだろうが、「こういう設定の子ね」という最低限の設定情報以外がキャラとして上乗せされず、キャラに奥行きが無いのである。まー、これも何度も書いてることだが、1クールで部員を大量に集めて大会本番まで持っていかなきゃいけない都合上、1キャラに割ける時間が少ないからなるべく要素を削ってるってのはあるだろうが……結果としてキャラの関係性による膨らみがなくなっちゃうなら、わざわざ描く意味もないと思っちゃうけどな。

 この流れにどこかで歯止めがかかるのか、結局はショボアニメとして途中で力尽きるのか。こればかりは神のみぞ知る。いや、関係者も「あんま期待せんとこ」くらいで見守ってる気もするが……。

 

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 ヤッター! 人を人とも思わないっていうかもう自身も人じゃないタイプの上田麗奈だ!!! 第17話! なんか最近この書き出し多いですね。でもしょうがない。イカれたうえしゃまが多すぎるのがいけない。そりゃま、業界の人だって「そろそろ頭のおかしい上田麗奈ボイス補給したいな」って日常的に思ってるだろうからしょうがないですよね。こんなんなんぼあってもいいですからね。

 というわけでまさかの「受胎告知の家」はVSうえしゃま。「悪霊を身籠らされた上に死んじゃったうえしゃま」VS「腹いせまがいで悪霊を孕まされる花澤香菜」という極限状態のバトル。もう、各方面のご褒美が飛び交って脳が徹底的に破壊されていく。でも、多分今後の人生でもう「父親を襲って子作りをせがむ上田麗奈」は多分聞けるチャンス無いと思うので、本当に貴重な体験をありがとう。すげぇ作品になったもんだ。

 とはいえ、古来より「受胎」は神秘の象徴であり、それが良い意味であれば神話にもなろうが、「穢れ」の側面があることも歴史的事実として避けられず、それが極限まで振り切れれば今回のように怪異譚へと変貌してしまうもの。まぁ、今回の被害者女性の顛末は説明がざっくりしてた割にあまりにも悲惨だったが……あのそそのかした変な坊主はなんだったんだろうな。よりによってキャストロールで「南光坊」ってクレジットされてたんだよな……最悪の登場人物の可能性が?

 そうして地獄の重ねがけで爆誕した「受胎告知の家」。相変わらずクレバーかつシステマティックに怪異と対峙する夜宵ちゃんだが、正直言って詠子を伴ってるのは完全に足手まといでしかないんじゃなかろうか。まぁ、さしもの悪霊も夜宵ちゃんでは母体として認識しなかっただろうから、詠子と一緒じゃなかったらそもそも怪異がここまで積極的に接触をとりにこなかった可能性もあり、退治したり生け取りしたりするには詠子が必要だったのかもしれないけど。それにしたって単なる付き添いにゃぁキツすぎる歓待ぶり。夜宵ちゃんは霊的存在を視認できるから冷静に事態を分析して対処可能だが、詠子はほぼ何も見えない状態であんだけの極限状態に置かれてるわけでしょ? 前回で恐怖を乗り越えて決断したとはいえ、あまりもハードモードなミッションしかないのがキツすぎるわ。

 まさかの週またぎで、詠子のお腹は無事なままでいられるのだろうか。そして、螢多朗はジムでムキムキになれるのだろうか。……螢多朗に妹がいるとか、俺ら視聴者も知らんかったわ。双子で「元気っ子とクール系」のパターン、完全に阿良々木さんちのオマージュではないか?(怪異譚だし、詠子さん(の中の人)を通じてつながる可能性がワンチャン)

 

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 あの白猫、もしかしてレギュラーキャラなのか? 第4話。だとしたら……アニメーターってのもいろんなお仕事があって大変だなぁ……。

 サブタイに「思いきや」って書かれてるけど、普通にイチャイチャ回だったんじゃないですかね? ただ、今作の本懐として、どっちかってぇと恋太郎を中心としたイチャイチャではなく、女の子どうしのイチャイチャが繰り出されるのである。何回も書いてる気がするが、ヒロインの数が増えようがなんだろうが、礎となるハカリ・カラネの両名がブレずにいつでも最大強度で攻めてくるのが強い。目力を代表とした作画力の強さも含めてね。「日本のアニメは目の中の描き込みの量が異常」っていう話を聞いたりするが、今作を見てると「でも目って口以上にものを言うパーツだし、その絵にいろんな感情を乗せようとしたらこだわっちゃうのもしょうがないよね」とは思う。溢れ出る作画力ってのは、やっぱり可愛いヒロインを描いてこそである。

 そんなわけで、「三者三様」となったヒロインのバリエーション。もちろん新加入の静だって決して負けてはいないが、やはり押しの弱さはこれだけ勢い任せのアニメではビハインドになってしまうだろうか。冒頭で他2人が驚いていた「キャラの濃さ」の象徴たるボイスアプリも、実際にそれで自然な会話ができてしまえば別に浮き立つほどの特徴でもないし。あと、限られた自動音声のみでしゃべるキャラは前クールで散々活躍してたし。……そう考えるとハカリ(の中の人)は自動音声キャラに縁があるな。

 でもまぁ、「いくらなんでもサンプリングしたあの本の単語のバリエーション豊富すぎるだろ」とか、いろんなツッコミを考えてたら視聴はあっという間。一番気合が入っていたのがサラリーマンの名刺バトルだったのは謎だが、そこも含めてワンカットも気を抜かずに描いちゃうのが今作の魅力なのだろう。個人的には今のところ行きすぎた性欲(?)描写が強いハカリさんがトップティアな気がしていますが、多分容易くひっくり返るレベルの差だ。カラネさんがツンデレにもうちょいバリエーションを発揮してくれれば破壊力も増すんだけどなー。

 

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 ヤッター! 人を人とも思わないけど親切で慈悲に満ちたタイプの上田麗奈だ!!! 第5話!! もうイカれ方が二重三重にグルグルしてて、見てるだけで楽しくなっちゃいますね。

 翼の血族こと竜の軍団が一気に登場(回想だけど)。よくある「イカれたメンバーを紹介するぜ!」のシーンで、賢雄さんがいるせいもあって前クールの「ワンルーム勇者」の大臣集合シーンとやたら被るのだが、こちらのイカレポンチどももご多分に漏れずコテコテのキャスティングが魅力。これだけのクドいチームをまとめ上げるアルテマティア様のカリスマの凄まじさが窺えるというものだ。ただ、こうして「大量の幹部が一堂に会する」シーンの悲しいあるあるとして、「まぁ、死んじゃったんだけどね……」もセットで出てくるのは避けられない。すでに第3位階はお亡くなりになっているし、最序盤でクリムゾンが殺してたデブもここに含まれていたらしい。さらにさらに物語では描かれずに、気づいたらラグナたちが滅殺してた連中もいるらしく、「12位」まで登場してたけど下手したら半分くらいに減ってるのかもしれない。なんや、竜の連中も大したことないやんけ。

 ……と思っていたのだが、回想シーンではそんな竜たちにまつわる衝撃の事実が明かされる。なんとまぁ、やたらネタバレの早い「一番怖いのは人間だった」パターンじゃないですか。いや、「怪物だと思ってたら人間の成れの果てだった」パターンかな。やっぱ進撃っぽさはあるのだが、厳密には「大半の竜は王から血を賜って人間から竜へと生まれ変わった」とのことなので、一応現時点でアルテマティア様だけは特別な存在なのかな? 「王」と「神」という立場があって、今回彼女がよく分からない対話をしていた「神」という存在がアルテマティアを生み出したとも考えられるが……なんか、イマジナリーフレンドみたいな扱いだったんだよなぁ。「神も全部アルテマティアの脳内にしかいない存在で、結局全部彼女がやらかしてた」とかいう展開にならんかしら。

 まぁ、とにかく「人→竜」というルートがあることが明かされ、どうやら「大人ラグナ」はそのルートを辿らされていたとのこと。ただ、タイムリープ(?)して戻ってきたおっさんラグナは別に竜っぽくはなかったし、がっつり竜への復讐心も抱えたままだったと思うので、どういう時系列でラグナがどんな変化を辿ったのかはいまだよくわかっていない。現時点でわかっているのは、未来でも現在でも、ラグナは竜たちにとって特別な存在らしいということくらいだ。もしかしたら街中で偶然アルテマティアに出会っちゃうのもなんらかの引き合わせなのかもしれませんね。こんなにひょいとラスボスに会っちゃっていいのかしら。毎度のことながら一切先の読めない作品である。

 そうしてラグナがドタバタしてる傍ら、着実に作戦を進行しているクリムゾンの方は、王都に潜らせておいた手下たちと合流。スライム・ゴーレム・キメラ。いろんな魔物を連れてたのね。「なんでよりによって従者がスライム1匹だけなんだろう……」と不思議に思っていたので、今回強そうなのが出てきてちょっと納得。いや、強そうなのは単に「声が」だけども。味方チームはますますプリキュア濃度が上がって充実してきたな。まぁ、だからといって竜のチームに勝てそうにも見えないのだが……風獄竜は体をバラバラにされて死んでてたのに、諏訪部竜は頭だけでも平気で生きてるんだよなぁ。風獄竜も直接の死因はラグナの銀気だったってことかね。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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