最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
アリス嬢のあふれ出るクリエイティビティに驚き隠せない第8話。天井画ってものすごい労力がいるんだぜ(ソースはギャラリーフェイク)。適当な絵とはいえ、あれだけ大きな作品を子供の手1つで作り上げたアリスの才気は将来パリの藝術シーンを塗り替える気がするぞ。
さて、前回の風邪引き騒動が収まり、クロードを伴って再びブランシュ家を訪れた湯音。歓待の仕方も随分慣れたみたいで、アリスは適度に引きずり回しながらも、お茶を出したり、おとぎ話談義で盛り上がったりと、なかなか順調な交友関係を築いている。特に作中でアリスが文句を言っていた「おとぎ話における男尊女卑の現れ方の国民性」議論はなかなか興味深いものだ。言われてみれば、日本の昔話ってそこまで男性主権で話が進むものは多くないよね。「おじいさんとおばあさん」なら平等な家庭だし、「○○太郎」みたいな物語は男が主人公だけど、全部武闘派だったり幸せとは限らなかったり、女性蔑視というよりは「女性がたまたま描かれない」物語だし。「かぐや姫」「鶴の恩返し」なんかは、女性主体で女性の意識をクローズアップする作り。なるほど、案外昔から日本人の男女観ってのはフラットだったんだな。 で、そんな「男女の関係」について、今回いよいよカミーユ様が吼え始めた。これまではおしとやかで気品溢れる令嬢を演じ続けていたカミーユ・ブランシュ嬢。その立ち居振る舞いは相変わらず完璧なレディであり、クロードを手玉にとって翻弄する様子は見事な上流階級っぷりではあるが、人間関係については諦観を越えたドロドロとしたわだかまりがあるらしく、なかなか表に出てこなかった「鬱憤」が、今回ついに湯音を相手に漏れ出てきてしまった。突如湯音を相手に繰り出された数々の辛口コメントは、これまで見せてきた淑女の顔とは一線を画す、「女の鋭さ」が見え隠れしている。突然色んな方向から予想外の釘を刺された湯音も、恐縮を通り越してぽかんとするしかない。 アリスは一切持ち合わせていない、カミーユならではの「身分故の悩み」。彼女は「結婚すらも一族繁栄の道具」と語る通り、自らの立場をわきまえて色恋にうつつを抜かさぬように心に誓っているようだが、身近にアリスという自由の化身がいることもあって、鳥籠の中の生活には腹に据えかねる部分も多いみたいだ。アリスと違い、クロードという直接的に心をかき乱す相手もおり、「良い子」でいることによる負担は並大抵のものではない。しかし、なまじ物わかりの良い性格に育ってしまったため、もう自分が引き続けたレールからは逃れることが出来ない状態になってしまった。だからこそ、奔放なアリスには憧れのまなざしを送り、これまで見たこともない文化の申し子であり、既知の世界では計り知れない湯音に対しては小さな敵愾心を燃やすのである。 野良猫のようなアリスと、絶対に家から出されない家猫が象徴するカミーユ。どちらが幸せなのかは一概に言えないだろうが、少なくとも、今回の作中において、野良猫は元気な声でニャーとなき、自由を謳歌しているのに対し、家猫は窓辺に横たわって外を眺めるのがせいぜいである。そして、クロードはどちらの猫も得意じゃない…… ふぅむ、どこもかしこも、そう簡単にはいかないようだね。 今回はカミーユメインで、少しじっとりとした中身に食い込んでくる内容だったが、やはりそんなことはどこ吹く風で、アリス嬢は元気いっぱい。個人的にお気に入りなのは、現時点でも充分に幼いアリスの、更に幼い回想シーンでの活躍である。紙芝居だけでなく巨大なパネルを用意して自分なりの物語を綴ったり、この時分から既に没入していたらしいジャパネスク趣味をそのまま創作物語に取り入れてみたりと、実に伸びやかな感性が、富裕層のどこか気怠げな世界観とは一線を画した新鮮な美術センスを見せてくれている。好奇心旺盛な上に克己心も強く、このまま日本とフランスの文化親善大使にでもなってくれれば、両国の友好に大きな力を貸してくれる大人物になるのではなかろうか。やっぱりパリジェンヌは芸術に理解があってこそだね。 まぁ、それとは別に、今回もあおちゃんボイスが響き渡ったのがたまらないね。普段のアリスでも充分幼い声の「ロリ役」なのに、回想に入るとますますそのロリ度に磨きがかかり、きちんと子供が年齢別に描き分けられているのが分かるのが流石。最近は「うさぎドロップ」のおかげでリアル子役の声を聞く機会が増えたが、あおちゃんはリアルを飲み込んで更にワンランク上のバーチャルロリを実現させているのだ。やっぱり本職は化け物だし、あおちゃんは核弾頭なのである。 PR
結婚って難しい、第7話。これまで順風満帆な家族関係がほとんどだった本作だけに、春子さんのリアルな悩みっぷりは痛々しいものがありますね。私事ですが、最近血族たちの「夫婦」を立て続けに見る機会に恵まれてしまい、どうにもリアルな「夫婦の在り方」について考えてしまいます(注:うちの親戚連中の夫婦関係は円満です。多分)。
大吉のいとこである春子は、序盤の葬儀のシーンなんかでも登場していたキャラクターで、ちょっとだけおうちでの生活も描かれていた。確かに、どこか姑とうまくいっていないようなちぐはぐな描写はあったが、そこまで強くプッシュされた部分でもなかったので、まさか家を飛び出すまでの不仲になっているとはおもわなんだ。それだけ、些細なところから不満は爆発するってことなんだろうか。 今回のエピソードでは、2つの事象が大吉に投げかけられている。1つは、大吉がいうところの「すっ飛ばした」過程である「結婚」ということについて考える機会。確かに、結婚どころか恋愛も何も無しでいきなり子持ちというあり得ない状態で落ち着いてしまった大吉は、そこに欠けている「伴侶」というものをこれまで一切考えることがなかった。自分に時間がなければわざわざ作るために部署を移動して解決させたし、微妙な子供との関係性も、りんが実に良くできた子供だったおかげであまり問題にならずに済んだ。元々一人暮らしの長い身だったので、家事や生活習慣でりんを煩わせることも(そんなに)無い。つまり、「すっ飛ばした」ことが問題にならなかった。本来ならそうした経験を持っていそうな正子にも一切「結婚」の断片が無く、「2人の親」が自然に当たり前の行程をスルーしたままで現状に至っているのである。 今回、そうした「すっ飛ばした」過程である「結婚」の1つの形を持ち込んで来たのが、春子である。しかも、嫁姑問題という実にシンプルで分かりやすい問題を抱えての参入は、正直言って大吉には理解の及ぶところではなかっただろう。あくまで「幼い頃に見ていたあの春子」が、幼い頃と同じように泣いていたのを見て、放っておけなかっただけである。そこに共感も無ければ理解も無い。単に「りんとの家庭」だけを持った大吉には、共感など持てるはずがないのだ。しかし、少しは「そうしたこと」を考えるきっかけを与えたことも事実。あの後で春子はどんな顔をして家に戻ったのかは分からないが、今後も大吉は春子の家庭を1つのモデルケースとして観察することで、「夫婦関係が成立した家庭とは、そしてその家庭における子供との接し方とは」ということを学んでいくことになるのだろう。問題は少なくない春子の家庭でも、子供と両親の関係は円満そのものであり、「親子の愛情」というこの作品のテーマが揺らがなかったのはありがたかった。 そして、春子の突飛な行動によって大吉が得たもう1つの事象は、やはり「母は強し」という1点だろう。春子自身は「自分一人の生活力ではどうしようもない」と折れてしまった部分こそあるものの、子供と一緒に生活を築き上げていこうという覚悟は大吉以上のものがあるし、自ら渦中に舞い戻る決断をした春子の行動は、これまで大吉がりんのために費やしてきた努力とはまた別の苦労である。そうした精神的な重圧に立ち向かおうとする「母」の姿は、吉井正子からは一切感じられなかった、1つの新しい「母親」の姿である。 そうした「母」の強さを端的に表したのが、エンディングに入る前の短いワンカットであろう。大量の荷物を詰め込んだ重たい荷物を軽々と持ち上げ、ひょいと肩に担いで何事も無かったかのように家路につく春子の背中。それまで一切見せなかったような大胆なカメラワークのおかげでインパクトが大きい上に、ラストシーンなのだからもう少し余韻を持たせた表現にしてもいいように見えるのに、実にあっさりと、非常に短い時間で切り取ったシーンになっており、「このぐらいじゃ、細腕で子育てをしている母親はへこたれませんよ」という信念が強烈に伝わってくる。大吉が回想した、夜の台所で泣き崩れた「少女」の春子と、麗奈の前では強さだけを見せ付ける「母親」の春子の対比が実に面白い。 そして、最後のCパートは「女は面倒」の1シーン。こうしてみると、やっぱり大吉とコウキは同じ目線で仲が良い。ほんと、ショッピングについていくのは男にとって拷問以外の何ものでもないね。
どうかと思うぜエニシング、第21話。ドラマの骨子としてはエニンシング貴子問題の方がメインのはずなんだけど、サブタイトルはこっちなんだよね。流石に「でかい・うざい・キモい」とか3連打で言われるとヘコむよなぁ。
どうやらあの映画騒動でなんやかんやあってくっつくことになってしまったらしい貴子と縁。男たるものここぞと言うときには頑張ってみるものである。それでついてきてくれる なにかと反応の悪い女将に戦々恐々とする縁たちだったが、「式をやれ」というのは、おそらく女将が口にした体面上の問題もありつつ、やはり自分たち夫婦が大事なところで式を挙げられなかったという後悔もあるのだろう。息子夫婦には、どんな形でもいいからきちんとけじめを付けてほしいと考えるのが、母親としての思いであるはずだ。しかし、それもまた縁たち若い者にはプレッシャーになってしまうもので。式場は自前、スタッフも自前で賄うとしても、それを彩る衣装や指輪はどうしようもない。縁は与えられた数少ないカードの中から、なんとか貴子の顔を立てるための最善手を見付けようと必死である。 そして、そんな意地悪な無理難題みたいなものを押しつけられた貴子は、縁とはまた別の感情を抱いてしまい、親に反対されているなら結婚は諦めよう、という結論に。望んだわけではない結婚辞退を申し出に行くが、それも却下。女将は別に意地悪がしたかったわけではなく、今回のことを1つの契機として、きちんと若い夫婦には「完成形」を目指してほしいという願いがあったのだ。そして、その上で「跡を継がせる気はない」という爆弾発言も残す。その本意は未だくみ取れないが、おそらく、ここで安易に「旅館を任せる」という約束をしてしまうことは、2人のためにならないと考えているのではなかろうか。結婚した程度で将来の保証を与えてしまっては、単なる甘やかし。ゆくゆくは縁に任せる腹づもりだろうが、まだまだ「若女将」たちには試練を残してくれているのだろう。 甘々な女将と死んだ旦那の回想シーンなど、男女の仲を色々と考えさせてくれるお話だったが、そんな中、面倒極まりない状態になっているのが、徹を巡っての緒花と民子の謎の三角関係である。前回の学園祭イベントまでで民子と緒花の友情パワーは過去最大値まで積み上がっていたはずなのだが、空気を読む能力を持っていない徹の働きにより、なんと決別の象徴たる「死ね」が復活してしまった。そして、こうなってしまった現状が、なんだかめんどくせぇのがやっかいなところである。 民子は徹が好き。これは自明だし、前回はなけなしの勇気を振り絞ってようやく少しばかりの行動にも出た。しかし、あまりに奥手であるために、徹は一切そのことに気づいていない。徹は、本人は余り意識していない緒花への憧れが少なからずある。なにかとトラブルを巻き起こし、常にアクティブに動き回る「珍獣」緒花は、克己心に富んだ徹には興味深い対象にうつるのだろう。風邪引き・東京イベントなどでは、さりげない徹の好意を示すシーンもちょいちょい登場した。ただ、当然のことながら緒花はそんな気持ちがあるなんて欠片も考えちゃいない。「徹には民子」というセオリーが早々に出来上がっていたおかげで、徹は攻略対象候補にすら入っていないだろう。あくまで、緒花には孝一である。 しかし、今回あまりの徹の鈍感さとタイミングのまずさのせいで、民子が多少理不尽なキレ方をしてしまった。緒花に一切の責任がないにも関わらず彼女を罵倒し、あげく「徹と付き合え」などという、誰1人として得をしない命令を口に出してしまったのだ。これにより、緒花には「民子が自分と徹の関係性を気にしている」という面倒な情報が伝わり、あげく緒花が徹を意識するきっかけまで与えてしまっている。もう、やぶ蛇どころの騒ぎじゃない。前回の学園祭騒動では結局「正しさ」を貫き通した頑固な民子だが、ことが色恋に及ぶと、何一つ正着打をうてなくなるのは悩ましいもんである。 結婚を巡る家庭内トラブルに、鈍感男を巡ってのこじれて鬱々とする三角関係。うーむ、本当に一切の容赦がない昼ドラ展開である。ブレない作品だなあ。 あ、でも巴さんはブレまくりだぞ。「恋愛」「結婚」という話にかこつけて、ついにその捕食対象をワンランク移動させてしまった。っていうか、蓮さんって独り身だったのか。蓮さん、逃げて! ……でも、巴さんに捕まっちゃうならそれはそれで良い気もするなぁ。
ネクストみんなタフ過ぎ、第21話。特におじさん、能力起動させずにワイヤーアクションだけで他のヒーロー全員と太刀打ち出来る時点で凄すぎる。もう、能力無くなっても引退しなくていいんじゃないかな。他の連中も、ヘリからあの距離を落下しても綺麗に着地出来る時点で、折紙さんだって普通の人間よりよっぽど強いわ。
さて、今回も順調に予定調和のコースを進んでおりますこの作品。絶望のズンドコにたたき落とされたはずなのにどこか悲壮感に欠けているのは虎鉄のキャラクター故であるが、「これまで信頼し合ってきた仲間との戦い」という涙無しでは見られないはずのシチュエーションでも、どこかコミカルに見えるのは何だか助かります。こういうのって悲惨に描こうと思えばどこまでもキツい描写は入れられると思うんだけど、ファイヤーエンブレムなんかは敵だろうが仲間だろうが大して態度が変わらないし、スカイハイさんもあの通り芝居がかったオーバーアクションが売りなので、真面目に仕事しててもどこかすっとぼけているという。牛角さんが何の遠慮もなく突っかかってきたのはちょっと寂しいけどね。一応逡巡してフラグ残したのはブルーローズだけかー。さぁ、あとは過去の仲間達に「何でお前がそれを知っているんだ〜!」って叫ばれながら、的確に弱点を突いて攻める戦いが始まります。 絶望の淵に追い込まれながらも、どこか飄々とした虎鉄の態度にも救われるが、それを下支えするのは、この作品が間違い無くハッピーエンドになってくれるだろうという安心感と、それを暗示するように続々集まる虎鉄の仲間達の存在。どういうスタンスになるかと気がかりだったルナティックも、意外なほどあっさり旗幟を鮮明し、数少ないワイルドタイガーの理解者としてその格好良さを見せ付けた。「敵だった時は恐ろしかったが」の典型パターンである。ただ、このままなあなあで共闘したとしても、彼の暗い過去やこれまでの罪が精算されるわけではない。一度虎鉄と正面から向き合って対話する必要がありそうだ。ちゃんとレジェンドについての議論をして、ルナティックさんにも幸せを掴んでほしいとは思うのだが。それとも巨悪(マーベリック)を倒したら勝手に満足して和解してくれるんだろうかね。 そして、どう考えても彼の存在を忘れていたのはマーベリックのポカとしか思えないのが、ベンさんである。「虎鉄=ワイルドタイガーの記憶を持つ者は全員片付けた」って言ってた割に、前に世話になってた会社の社長はノーマークっていうね。流石にそれくらいはチェックしててほしいもんだけどなぁ。あれだけバーナビーにご執心だったんだから、相方のタイガーが事務所移籍した経緯くらい知ってるだろうに。まぁ、おかげでベンさんにも大活躍の機会が与えられたわけだけどね。実際は、単に虎鉄が群衆から逃げる手伝いをしただけなんだけど、「自分を覚えていてくれる人が街中にも存在した」っていう事実が虎鉄を一番元気づけたのは事実。その結果が無茶な1対多のハンデマッチっていうのが虎鉄の無茶苦茶なところではあるけどね。勝算あんのかなー。おじさん、基本的にアホだからなー。今回たったあれだけのヒントからマーベリックの真実にたどり着いたのが無茶に見えるよね。 そして、一番嬉しかったのはまさかの楓ちゃん上京である。やはり、この作品を最後に締めくくるのは「親子」という絆であったか。そうだよね、鏑木親子の鉄の絆を見せ付けることで、バーナビーが「あんたは父親じゃない!」と叫んでマーベリックを乗り越え、ルナティックも「本当は父親のことが……」と涙ながらに反省する展開になるに違いない。正直、上京直後にいきなりマーベリックと対面する流れには肝を冷やしたが、余計なことを言わなかったためにスルーしてもらえた。怖い怖い。さぁ、楓ちゃん。君もクソスーツを着て戦うんだ! 今期のアニメのテーマ、それは父性! 正直言うと、ここ最近作画の状態があまりよろしくないのでちらほら気になる部分もあるのだけれど、それでも強引に見入ってしまうくらいの、分かりやすい盛り上がり方がありがたい。あと何話残ってるのか知らないけど、このまま王道の盛り上がりを維持して、笑って終われる大団円を迎えてほしいものである。
竜宮小町が実在のアイドルだったら一体どういう立ち位置になるのだろう、と思い悩む第6話。やっぱり実際に歌って踊っているのを見ると、なんか妙な組み合わせだ。ロリ2人と保護者1人のアイドルユニットって、ちょっと斬新過ぎやしないだろうか。律ちゃんも思い切ったことしたもんだなー。
今回は誰のお当番回になるのかと思ったら、竜宮小町のデビュー経過というイベントが挟まったおかげか、特に中心人物はおらず、強いていうならプロデューサーが功を焦るイベント回。確かに、わざわざ入社したプロダクションのアイドル達が「仕事無くてだらだらすること」に慣れきってしまっており、その一方で自分以外がプロデュースした企画が当たって意識改革までおこしてるって言われりゃ、社会人なら誰でも焦る。「自分がしっかりせにゃ」という気になる。でもまぁ、そこは身の丈にあった仕事をしろ、というお話です。 焦れば焦るほどとんちんかんな采配をふるうことになってしまう駄目P。明らかなミスキャストの連発に加えてダブルブッキングまで引き起こし、ついには本来面倒をみなきゃいけない女の子達に心配される始末。うむ、なかなかの駄目人間だ。しかしそこはアイドル育成がテーマのこの作品のこと。指示する側がヘタレでも、1人1人がきちんと目標を持って活動を続けていけばいつかは花咲くときも来るはず。みんなが一丸となってもめ事の解決に成功した。結局、焦ったところで何もいいことはないので、適材適所できっちり仕事をしましょう、という結論である。 しかし……いくら人数が多いとは言え、こんだけ個性的な面々が集まってる事務所なんだから、キャスティングは大して難しい仕事じゃない気がするんだけどな。雪歩やら響やら貴音やら、「何が得意」というステータスより「何は絶対無理」っていう人材が多いわけで、消去法で仕事を埋めてけばミスもでなかろうに……まぁ、アイドル名乗ってるくせに人前に出られない雪歩とかに問題がある気はしますけど。「プロデューサーが信頼してこの仕事を任せてくれたんだから、きちんとやりきろう」という発憤の仕方は出来ないものかね。 今回は竜宮小町がテレビライブシーンを見せてくれたのでこれがまず際立っていたことに加えて、美希が珍しくやる気を出し、そのチートっぷりを見せ付けてくれたのが印象的。どこかでみた情報だけど、ステータスの高さで言ったら美希が他のキャラクターを抜いて圧倒的らしいですね。ただ、気分屋なので機能するタイミングが限られているというデメリットがあるだけで。うむ、シミュレーションゲームとかだと壊れ性能になるか全く使えないかのどちらかになるタイプだな。個人的には、律子を後衛において真や響を突っ込ませ、貴音で機を窺うプレイングが好みです(よく分からん)。 今回の「プロデュースゲーム」的な内容を見ていて、「声優育成ゲーム」ってのを作ったら面白そうだなー、とも思った。何人か駒を獲得して、それを適材適所でオーディションに割り振って仕事を稼いだり、アイドルユニット作って売り飛ばしたりするゲーム。当然フルボイス。難度1の入門編が青二や俳協や81、個々のユニット能力は高いけど数が少ないのでスケジューリングが難しい大沢、数も質も豊富だけどアイドル売りの条件がやっかいなアイム、しばらくすると社長が問題を起こして一気にイメージが下がるアーツ、最初弱いけど補正値がでかいプロフィット。そして時節柄がんがん難度が上がるバオバブ。「役者たちの他事務所流出を食い止めろ!」。あれ、面白そう。
ショヤー! 第6話。今まで人類の歴史の中で、星の数ほど「初夜」はあれど、これほどまでに悲しい、悲しい初夜があっただろうか。確かに「1つ屋根の下」には違いないが……1人は床の下やん……もういい! 休め! 休め苹果!
意外な方向から明らかにされた「デスティニー日記」の正体。なんとそれは、荻野目苹果の亡き姉、荻野目モモカの遺品だったらしい。そして、そこに事細かに記された「デスティニー」は、いい仲だったモモカと多蕗の間に行われる(かもしれなかった)甘い記憶の数々。苹果が盲目的にデスティニーを遵守し続けるのは、そんなモモカの人生を正確にトレスし、自らが「モモカ」となることにより、親の願いを叶えて大切だった「本当の家族」を手に入れるため。 めんまの死を受け入れられなかった本間イレーヌよろしく、苹果の母親も、モモカを失った直後には苹果の存在をないがしろにするほどにショックを受けていた。そんな自分を省みない母親と、そこに意見して対立してしまう父親。そうした「家庭の破綻」のきっかけが、苹果の中では全て「モモカの喪失」に起因していると思うようになってしまった。だからこそ、苹果はモモカになるのだ。デスティニーを貫き通すのだ。亡き姉の思いが成就したなら、姉はおろか、父や母も、全てあのときのように帰ってくる。そう思っている。 ただ、当然のことながら現実はそんなおかしな状態になっているわけではない。確かに家族はバラバラになっているように見えるが、母親はもうモモカのことを引きずっているようには見えない。既にモモカの死から10年以上が経過しているわけで、そこに想い出のウェイトは置かれていないのだ。しかし、苹果の中で、手段は既に目的にすり替わっているようだ。多蕗への思いも本物の感情になってしまっているだろうし、今はとにかく、日記に書かれた通りの想い出を多蕗と一緒に作り上げることが目的になっている。だからこそ、あの日記帳はかけがえの無いものなのである。そして、それは、プリンセスにとっては「ピングドラム」でもあるのだ。……うーむ、この繋がりはやっぱり分からんなぁ。 晶馬側の事件がデスティニー事件であるとするなら、冠葉の方の事件は、記憶消失狙撃事件である。階段転落から狙撃へというとんでもない不幸を連打された久宝さんは冠葉についての記憶を失っており、冠葉はその裏に潜む「巨悪」の存在を感じ取り、残りの取り巻きへと調査の手を伸ばす。しかし、冠葉の見ている目の前で、2人の取り巻きは謎のピングドラム弾による狙撃を受け、久宝同様に記憶を失ってしまった。狙撃した主は当然、堀江由衣ボイスのお嬢様、夏芽真砂子。思い切りアナログのスリングショットなのにレーザーによる照準器を用意するなど、あまりに謎が多すぎるキャラクターではあるのだが、その謎の一端は今回見事に紐解かれた。それこそが、彼女の膝に鎮座する「新ペンギン」の存在である。うわー、ペンギン増えたー! そしてこちらでも囁かれる謎の言葉「プロジェクトM」。Mとは一体なに? マリッジではない。そして、この言葉を知っていたのは夏芽と、デスティニー日記の制作者である荻野目モモカ。一体どんな繋がりがあるのか? 謎なんか解決するはずないやん! 今回もペンギンたちがやりたい放題でしたな。1号は延々エロゴシップ誌にご執心だし、2号は甘栗食べまくりの、さらにマヨチュッチュしまくり。どこの世界の甘栗にイガつきが入ってるんだよ。そして、なんで喰うんだよ。涙目になってまでチャレンジする荒行じゃねぇだろ。……フリーダム過ぎるわ。このペンギン共が、また増えるってんだから……カオスだ……
見事にマミられました、第6話。あの構図は多分後世まで「マミられ」と呼ばれ続けることになるんでしょうね。巴マミ、こんなところに名を残した人物であった。
さておきそんなこんなで開始数分で友人をマミられてしまった小夜。ショックに瞬間覚醒してねねを喰い殺した「古きもの」については瞬殺に成功したが、そのままショックで寝込むことに。そして1日学校を休み、再び登校するまでにしばらくの期間が空いたり、親父さんが意味深に小夜を眠らせて記憶を断絶させたりと、色々と怪しげな行動が多かったおかげで「さて、ねねさんのことはクラスでどのように処理されるのか……」と期待の高まるAパートになっていた。 予想その1,「ねねさん? 誰それ?」とか言われる。この町の人は、古きものに消された存在を記憶から無くすとか。予想その2,ねねさん、元気に登校。「私は悪夢でも見ていたの?」と小夜が思い悩むも、脳天気なねねさん2号に絡まれて困惑する展開。予想その3、ののさんごと消失している。「あの双子は2人で1人の存在だったんだ……」。など、色々と妄想は膨らんだのに、残念ながら普通に行方不明として処理されていた。行方知れずになっているということは、親父さんは道場内に転がったねねの死体をそのまま秘密裏に処分したということである(ついでに娘の服を着替えさせたりしてる!)。また、あれだけ境内で大騒ぎしたのも無かったことに。なんとも中途半端ではあるのだが、やはりどこか「不穏な」おかしさは漂っている。 一番気になるのは、普段から怪我の治りが早い小夜だが、あれだけ深々と突き刺さった両肩には全く痛みをうったえないのに、ちょっとすりむいただけの膝の怪我だけがはっきり残っていること。これまでの戦闘経験から考えると、彼女は「古きもの」によって付けられた傷のみがやたらと早く治る傾向にある。普段あれだけ血まみれバトルを繰り広げているのに、クラスメイトに気づかれないのもそのためだ。しかし、戦闘前に転んですりむいた膝だけは治っていない。これは、「古きもの」との戦闘だけが、彼女の肉体にも特殊な影響を及ぼしていることを暗示しているように見えるのである。 そして、ねねが居なくなったことに心神喪失状態のののさんによる訴えと、そこから連鎖した新たな「古きもの」とのバトル。まるでクロウカードの「影(シャドウ)」のごとき不定形の化け物は、これまで登場した奴らと比較すると圧倒的多数の被害者カウントを弾き出した。そりゃまぁ、昼日中の市街地での戦闘だし、死にまくるのは当然のことであろう。そして、当然のようにののさんも犠牲に。更にクラスメイトが減りました。しかし、今回のことも、どうやら次回には「大量失踪事件」として処理されそうに見える。つまり、事象として残されたのは「古きものの襲来」ではなく、単なる「町の人間の消失」。小夜の見ている景色は壮絶なバトルであるが、他人の目から見れば単なる「町が消える準備段階」になる。 「早く気付け」と訴える謎の犬や、「痛いのは頭だけ?」「気をつけて」などと意味深な発言を連発する担任の先生、更にギモーブ店長に親父さんなどなど、どうやら大人サイドには共通した怪しさラインナップがそろい踏みしているようだ。優男の方の同級生も何だか怪しいか。さて、一体どんな結末が待ち構えているやら。
雨降って地固まる、を分かりやすく説明してる第7話。これを別の言葉でいうと、「いつも通りの話」というのである。分かりやすさは時に武器にもなるのです。
シナリオを簡潔に書くと、「またクロードと揉める」→「風邪を引く」→「幼女が倒れちゃったもんだからクロードがなんか罪悪感に苛まれて勝手にツンデレぎみに謝ってくる」→「Happy end」という流れ。うむ、分かりやすいし、阿漕だな。でも、これでいいな。今回もちゃんとアリスは大活躍してくれたし、特に言うことはありません。「おかゆの作り方は知ってるくせに臼や筆はしらんのかい」とかは、当時の情報網がどのようなものだったのか分からないので突っ込まないでおきます。 さて、今回はいつも以上に湯音とクロードの間のギスギスっぷりが加速しており、一時はクロードが「湯音を強制送還するか……」まで考え始める始末。湯音も一人で抱え込んで悩むタイプだけど、クロードもよっぽどだよね。個人的には、あんまり一緒に生活したくないタイプである。ただ、今回の問題については、一概にどちらが間違っているとも言い難く、人種や国籍を別にしてもなかなか難しい問題だ。大ざっぱに言えば、性善説を信じる日本人と性悪説を唱えるフランス人の諍い。 客観的に見れば、流石に湯音の態度は不用心が過ぎる上に一介の使用人としては出過ぎたまねをしていると思うし、クロードはクロードで、ちょっと物言いが粗雑すぎる気もする。最初のうちは「まぁ、今回のことは湯音の方がちょっと悪いかな……」とか思って観ていたのだが、クロードが「子供は野獣」だの「あいつから悪い病原菌をうつされた」だのと言い始めた時には、「ちょっと偏見が過ぎるんじゃないか?」と思ってしまった。これも日本人的な考え方なのだろうか? そもそも、「子供は理性のない野獣」という考え方にびっくりだ。日本人ならば、普通は湯音がいうように「子供とは純真無垢の象徴」という認識が一般的であり、子供に対して慈愛を与えろ、というのが当然。いかに浮浪者の子供とて、それを迫害せよ、という教えは出てくるはずもない。おそらく日本にも貧しい子供、盗みを働く社会層の子供もたくさんいたであろうが、それでも一般的には「子供を信じる」方に傾く。しかし、こと生活がかかった商売人目線からすれば、それだって理想主義の安易な物言いであるのは確かなのだ。ふむ、やはり道徳という概念は難しいものである。ただ、この作品の場合にはただ1つの大前提、誰もが守らねばならぬ金科玉条がある。それは、「湯音は正義」。うむ、それなら仕方ない。
8月15日 ドラフト模様(NPH,MBS,SOM)
ピック順 【Alessi】→【Serra】→【Thraxi】→【Mei】→【Metallica】 コミケ・お盆休みなどが絡んだために変則日程で行われた今回のドラフト。変則過ぎて、うっかりこの記事を書き忘れるところでした。忘れてて思い出した時に「ピック表……書かなあかんのか……」と思った時の面倒くささは異常。普段よくこんなことをやってるもんだな。 さて、今回もこの欄で日程のアナウンスをしておきます。前回お伝えした通り、今週末は私が郷里に帰省しているため、ドラフトは発生しません。そして、その翌週(26日)ですが、私が「次の日に終日予定があるんだよね」と言ったら、「じゃ、さっさとドラフトだけして帰ればいいじゃん」という至極もっともなコメントを頂いたため、人数が揃えば開催される運びとなりました。というか、今回の面子は全員顔を揃えそうなので、普通に発生しそうな気がします。みんなクソ暑いのに元気だなー。 |
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HN:
Thraxi
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声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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