最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
なんだかものすごく久し振りに、アニメじゃない実写映画を劇場に見に行った様な気がします。数ヶ月前にはわざわざこれの劇場版を見に行くことになるとは思ってなかったんですがねぇ。
当方、実は戦隊ものにまっっったく興味がなかった。アニメファンって特撮ファンを兼ねていることも多いのだが、あたしゃ一切そういう要素が無くて、幼少のみぎりにも多分普通の子供より早く卒業しちゃったし、そのまま全然知らない状態で成長してきた。一応菊池美香が参加していると聞いて「デカレンジャー」だけたまに見てたんだけど、それでも毎週熱心に見ることはなかった。 ただ、ここ最近、妙にはまっているのが「ゴーカイジャー」なのですよ。やっぱり単純に35戦隊の超豪華クロスオーバーっていう企画の無茶苦茶さが素敵。これまで「どこかで戦隊ものについても真剣に見てみたいんだけど」という意識はあったので、全ての戦隊に絡み、歴史のお勉強も出来る作品は渡りに船だった。というわけで、5話くらいから入りはじめて、現在頑張って過去の戦隊もののお勉強中です。 劇場作品を見に行くにはまだ知識不足の感はいなめないが、流石に「11個も大いなる力をとっちゃった」と言われたら、見に行くしかない。一体何が起こったというのか。平日夕方過ぎの劇場は、私も含めて客席には3人だ! 安心ののんびり視聴だ! 既におばちゃんとの間を彷徨っている感じのおねーちゃんも1人で見に来ていたが、帰りに俺がパンフを買った後にストラップも一緒に購入していたぞ。いいファンを持ってるよな! というわけで、以下が映画の感想。ただまぁ、内容については予告で流れているものから予測されるもの以外の何ものでもない。予想通りのものを予想通りにやってくれたのだが、予想以上に面白かった。いや、マジ面白かった。もう1回行ってこいと言われたら喜んで見に行きます。あー、でも今度はソフトで買ってゆっくりコマ送りとかで見たいかなぁ。アクションシーンの濃密さとネタっぷりは、本当によだれと涙と脳汁が止まらないですよ。 ストーリー部分に関しては、前述の通りの知識状態なので「ゴセイジャー知らない状態で観たらどうかなぁ」という不安があったのだが、流石にその辺はうまい。「海賊」ゴーカイジャーと「天使」ゴセイジャーの対比を上手く出してちゃんと対立を煽ってあるのに、そこから友情タッグ成立までの個々のキャラクターの絡め方が分かりやすかったので、初めての人も安心だ。あとは細かいことを気にせずに、適宜スクリーンに突っ込みを入れながら見ていけばよい。本当に、馬鹿さ加減もほど良くて1から10まで楽しめる内容になってると思います。 以下、劇場で思わず突っ込んだり、とにかく印象に残っていた部分を羅列していきます。よく分からない人は、是非劇場で。 ・ゴーミンって強かったんだな。ワルズ・ギル様のヘタレ感はラブの域。まさかあそこで出番が終わるとは思ってもみなかったが。 ・乱戦シーンでも飛行形態が際立つからジェットマンは格好良い。そして、乱戦になればなるほどミスアメリカの浮き方が異常。 ・名乗るだけで敵大群を撃破出来るダイナマンの恐ろしさ。 ・ゴセイジャーの赤はカマっぽくてなんかムカつくが、冷静に考えるとマーベラスもムカつく。ちなみに私は圧倒的グリーン派である。名乗りシーンなどで、劇場版を意識したものすげぇアオリで登場するグリーンは必見。 ・ゴセイジャーの黄色の声が途中で小見川に聞こえ始める。 ・デンジブルー、幼稚園児が泣き出すんじゃないかと思うくらい顔が濃い。でも、老けたおかげか人の良さがにじみ出ている顔になって良かったかも。 ・ゴーカイ&ゴセイの絡みでは、イエロー2人の絡みが一番好き。ルカはいい女だが、今回は腕や剣をグルグル回す癖が目立ちすぎである。 ・アカレッド(古谷徹)の台詞が無かったけど、代わりにカミーユの中の人がしゃべりまくってたから結果オーライ。声優で楽しめるのも本作の良い点である。黒十字王の中の人とかね。 ・ゴセイナイトとナビィが絡んでいたので「ひょっとしてゴーカイジャー7人目の戦士としてナビィが擬人化しねぇかな。そしたらCV田村ゆかりなのに」などという妄想が発生。マジで見たいけど、ディヴァインバスター撃ってる図しか想像出来ない。 ・11人対残り180人超という無茶なマッチメイクに唖然とするが、試合開始直後にバズーカ3連発で更に唖然とする。瞬殺された戦隊たち(識別できんかった)が不憫過ぎる。 ・5人揃って殴ってきてくれる戦隊は識別しやすいが、色別マッチアップになるともう駄目。ここでも緑黒マッチのシーンでハカセの愛らしさが際立つ。 ・アカレンジャーらが目覚めの力で1人1人語りかけるシーンは最大のクライマックス。レッドワンの台詞はマジ号泣もの。 ・そして全戦隊の名乗りポーズでピーク。あのシーンの迫力は、多分他の何ものでも得られない、唯一無二の格好良さ。 ・バズーカから大量の戦隊マークが飛び出す演出が面白い。最後に「35」っていう数字が出るのはどうかと思う。 ・モブ役の我が家がマジうざい。サラリーマン役はちゃんと演技して出演してるだけまだマシだが、デブがほんと邪魔。 ・ロボット大集合シーンは、ネタの割にあっさり目だが、やはり笑える。歴代必殺技シーンは、多分見ていた人にはもう1つのクライマックスなんだろう。 ・ゴレンゴーカイオーの無茶なフォルムは相変わらず。でも、なんか格好良い。 ・エンディングのスペシャルバージョンが最高。これも永久保存版。絶対にカーレンジャーのところで「ガッ」ってやりたくなる。っていうか、無意識にやってた。 ・そして……結局11個の大いなる力ってどれやねん。さっぱり分からなかったわ。一応顔出しで登場して応援してくれた戦隊の分なんだろうなぁ。パンフ見ながら確認したけど、ゴレンジャー、ジャッカー電撃隊、デンジマン、ゴーグルファイブ、ダイナマン、バイオマン、ターボレンジャー、ダイレンジャー、ボウケンジャー、ゴーオンジャー、それにゴセイジャーで11個か? これらの直撃世代だった人はレジェンド回が地上波にないのがちょっと残念だね。あと、こいつらの大いなる力って何なんだろうな。ゴレンジャーの分だけは分かったけども。そして、この方法で初期の戦隊を全部一気に片付けるのかと思ったら、意外や意外、バトルフィーバーJはまだ残っているという……今後のレジェンド回に要注目。 PR 6月17日 ドラフト模様(NPH,MBS,SOM) ピック順 【Serra】→【Thraxi】→【Mei】→【Metallica】→【Sangriter】 今週も5人戦。前回とは1人メンバー入れ替わり。私は何故、夜の新宿でこんなものを書いているんでしょうね。首都圏にいるという意識が「電車に乗っている最中に、ひょっとしたら同じ電車に声優が乗っているかもしれないと思い支線を彷徨わせる」という奇行に現れます。単なるおのぼりさんやん。おまわりさん、こっちじゃないです。 さておき、ちょっと遅れての通信の更新。遅れたのは日程的な問題もあるけど、「まぁ、今回の試合は1日2日で忘れないやろ」という意識があったおかげ。みんなもう、ひどいデッキ。何もこんだけまとめてレアゲーが溢れかえらんでもええやんけ。15枚のレアのうち5枚が神話です。これもmagic。
まさかの過去編、第11話。なるほど、岬との対戦を中途半端なところで終わらせてしまったからこの後ラストまでどうするかと思ったら、「話が進まないなら逆に戻せばいいじゃない」の精神か。まぁ、正しいのかどうか知らんが。
Aパートは2度目となる合宿のお話。新メンバーやよいが増えたことで賑やかになった面々……と思いきや、海辺のシーンではやよいの出番はほとんど無し。というか、誰が何の出番があるとかいう区分もほとんど無し。この作品には余り望まれてない気がするサービスシーンがベースとなり、そこに毎度のことながら暴れ回る千歳さんなど、見慣れた光景が繰り広げられるだけである。……いや、不満は無い。基本的に、明日葉がハァハァいいながら楽しそうにしているのを見ているのが、この作品の本懐だからだ。でもまぁ、中身がないと誹られても仕方ない気はするけどねぇ。大丈夫、11話までついてきた人間なら、これに疑問を差し挟む余地は無いよ。 そして問題となるBパート。浜辺で聞いた琴音の些細な一言をきっかけに、明日葉の中で生まれた小さな不安。これまで一度だって取り上げられてこなかった、明日葉・琴音ペアのダブルス間の関係についてである。確かに琴音はすごい奴だ。空手で行き着くところまで行ってしまって、みっしーの妙な誘いのおかげで紆余曲折を経てテニス部にやってきた、異端中の異端。そんな琴音が、下手ではないけど一般人の域を出ない明日葉と普通にダブルスを組んでいるのは、不思議といえば不思議。そんな小さな疑問の答えとなるのが、今回突入した過去編というわけだ。実際、最初のペアリングでは琴音が明日葉をフッているという衝撃の事実が明かされ、次週の最終回で、この2人にどんな感動エピソードが待ち構えているのかと、気になるところである。……でもまぁ、あくまでギャグだろこれ。最終回に最終回らしいエピソードが来るのは正しいのかどうか。冷静に考えたら、琴音の存在よりも来栖の方がよっぽど謎なわけで、その筋でいくなら来栖とペアを組む千歳さんを心配しなきゃいけないはずなのだから。というか、身体能力を合わせるなら来栖・琴音ペアでてっぺん狙えば良い気もするな。でも突っ込んじゃ駄目。ギャグだから。 そんな微妙な空気で展開されたお話なわけだが、今回一番酷かったのは、なんと言っても小学生から進学したばかりなのに既に完成されていた明日葉の変態属性だろう。中学1年生女子であそこまでのエロ妄想をかき立て、実行に移すメインヒロインなんて、普通に考えれば放送規制もののデンジャラスキャラなのだが、この作品なので華麗にスルーなのだ。実に素晴らしい。長髪バージョンの明日葉の姿が見られただけでも、良しとすべきエピソードであった。 あとはまぁ、回りのキャラは好きにして。出番が全然なかったけどオチに使ってもらったやよいの扱いはそこそこ。むしろエリザベスの方が相変わらず扱いは悪い。そして、何故かお遍路さん八十八箇所を一日で巡ることになったみっしー。……たしか白玉中って北海道の設定だよね。どこまで行ってきたんだ。
天下分かちゆく第11話。物語は1つの山を超え、今はくだりの加速どき。この転がりゆく情勢の中で、諸将はことの趨勢をどう読み切るか。「軍記物」としては一番面白いくらいのタイミングだと思うのだが、噂ではスタッフクレジットで原作者の名前が「原作」から「原案」に変わった、という問題で議論が起こっているという。好きな作品なので、これ以上トラブルなく、すんなりやって欲しいところではあるんですけどね。
「信長堕つ」の急報は、正誤の入り交じった情報を抱えながら、日本中の将を駆け巡った。絶対君主であった信長を失い、全ての武将は「明智とは」という問題に対してすぐさま答えを出さなければならない状態。そして、この混迷極まった状態こそが、「猿知恵」豊臣秀吉が思い描いていた通りのものである。これまで1つ1つ丁寧に敷き詰めてきた様々な秀吉の策が、ものの見事に収斂していく様が何とも恐ろしい。 「織田か明智か」。はっきり言ってしまえば、現状でベストアンサーをはじき出せる人間は、おそらく全ての絵図を描いた秀吉(と利休)以外には存在しない。各武将達は必死に頭を悩ませ、武人としての忠義、プライド、そして打算を全てひっくるめた上で、どう動くのかを決断していく。 最も分かりやすい「保留」を決定させたのが細川である。君主細川藤孝は、本来ならば真っ先に縁者である明智の補佐に回るべき人物であり、光秀もそれを期待して真っ先に書簡を送っていた。しかし、この男の下には、既に一度利休がくさびを打ちに来ている。「裏切り者あらば……」と語った利休の「もしも」を、このタイミングで光秀が実現させてしまった。そして、利休の言は、明らかにそれを意図したものであった。単なる光秀の離反であるならば、息子忠興のように「逆賊打つべし」と立ち上がるもよし、あくまで明智に着くもよし、その判断は出来たのかもしれないが、そこに利休の影がちらつくことにより、さらには豊臣の影すらちらつき始める。こうも不確定要素が多くては、動くこともままならぬ。結局、見事な体術で息子をたたきのめすと、一切の許可を取らずに親子ともども剃髪し、戦況を見守ることを選択した。これもまた1つの戦であろう。 また、光秀の意図をくみ取り、現状に手を出さずに趨勢を見守る決断をしたのは、「耐えること」では右に出るものはない、徳川家康。冷静な顔をしているが、急速な便意は現状が急を要することを充分理解した結果。本来ならば逆賊をせめる立場にあるはずだが、光秀の真意は未だ定まらず。明智という男には自らと同じ信念があると信じつつも、一度三河に引き、結果を静観する構えだ。 そして古田である。こっそりと名品を受け取って帰城した左介は、織田の最後の1人ともいえる長益を救助、解放した。腹の底まで打ち明けあってしまった、「死を恐れて己をとった臆病者」と「主君の死に接してなお器に執着した数寄者」の2人は、武の権限者とも言える柴田勝家の悪口でひとしきり盛り上がり、はみ出しものとしての自身を笑い続けた。 長益と分かれた左介は、義兄中川清秀に相談を持ちかける。中川は、「義による救援を織田に回す」「明智を見守る」「秀吉に組みする」などの選択肢を決めかねていたが、ぽろりとこぼれた一言のおかげで、左介は秀吉が自分を評価していたという事実を知る。二百という金子の違いを叩きつけられた半端武士は、「恩に報いずば武士の恥」と兄を焚きつける。自分はとうに武士の誇りなどうっちゃってしまったというのに。本当に、打算と興味で動いているときの左介の悪そうな顔といったら! 諸将の救援がなかなか訪れないことに焦りを隠せない光秀。しかし、信長への反抗心は、家臣ならば少なからず持っていたものであるはず。そうした「一致団結した思い」があると判断したからこそ、思慮深い彼も動くことを決断したのだから。しかし、期待は実らず、細川を始めとした救援のあては次々に外れていく。未だに彼は、一人の男の手の中で踊っていることに気づいていない。 全て事を成した、豊臣勢。本能寺で信長を手にかけた秀吉は現在水面下で移動中であるが、その意志をくみ取って100%の仕事をしたのが、毛利攻めを継続中だった弟、秀長。斥候と対峙した彼の表情は、兄秀吉の影を完全にコピーしたかのような策士の容貌。明智の使者をその場で斬って捨て、受け取った書状は「明智が毛利に内通しようとした文である」とさらりと嘘をつく。これにより、豊臣配下からすれば明智は完全なる逆賊。一気に明智討つべしの流れになる。光秀の方は、秀吉を最大の仲間だと思い込んでいたというのに。見事な兄弟連携により、実働部隊としては最大規模の豊臣軍が、一路明智討伐へ向かうことに。 秀吉と利休が、布石として起き続けてきた諸々が一気に機能し始め、あっという間に明智を追い込んでしまった様子が圧巻のエピソード。ここまで考えられた秀吉も恐ろしい人物だが、その中で駒として動く多くの武将達も、必死に現状分析をしてベストの選択を模索している描写が実に面白い。この腹黒さに溢れかえった感じが、本物の「戦国乱世」なのだろうという雰囲気がにじみ出ているのだ。そして、そんな腹芸と計算だらけの中でも、信念を曲げずに別な計算軸で動き続ける古田左介。今回のエピソードの中で、彼が本能寺の跡地に立てたたった1本の茶杓だけが、策謀と野心を度外視した、唯一の「忠心」であったのは何とも印象的である。 「武か数寄か、それが問題にて候」というのがこの作品の決まり文句だが、結局のところ、武による忠義心も、数寄による執着も、全ては人の心にあるもの。どちらの道を究めても、最後に行き着くのは「人の姿」であり、一足先に「義心」を通過した左介も、ある意味で本当の武人といえるのかもしれない。
まとめ記事(右記リンク)もよろしくね!
「SAY! YOU! SAY! ME!」 のいつも通りのグダグダ感は安心します。何がしたいんだかさっぱりわからねぇ番組だからな。メインパーソナリティーの細谷には「ぷっすま」の草薙と同じ臭いがする。作中嘘ドラマに出てた「47都道府犬3D」とか、誰も得しねぇな!(でもちょっと見たい) #21「鳥取県の包容力」 (CV:下田麻美) 鳥取県代表は、ボカロやったのにとかちの印象がなんだか拭いきれなかったり、2組だからいなかったりと微妙にメジャー路線からはずれ続けている気がする絶妙なスタンスの声優、下田麻美。個人的にアイマス出身声優は何故かなかなか覚えられないんだよな。下田もその例に漏れず、現在でもあまり印象がありません。 そして、鳥取は何のモチーフでくるだろうと考えたとき、普通の人間なら「まぁ、梨とか? スイカとか? 砂丘があるから割とオリジナルな農産物は多いし、いくらでも作れるよね」と安心するのだが、この番組のスタッフはひと味違う。「砂丘があるなら、砂丘をモチーフにすればいいじゃない」という、思い切りの良すぎる発想。かくして史上初の、「地形がそのまま具現化した犬」が生み出されたのである。まぁ、砂丘といってもサイズは山梨が隠れられる程度のものなので、どっちかというと砂丘というより「単なる砂のかたまり」であるが。 無機物で状態が不安定な集合体など、絶対に無事では済まないフラグだと思ったら、案の定、見事な断末魔を残して消えていきました。番組史上、7人目の訃報である。どうしたらいいんだ、この世界は。遠慮なく鳥取に向けて「兵器」を構える愛知の残虐さは流石の一言。「山梨来なかったがや?」と聞いているところを見ると、あんだけモロバレの隠れ方でも、多分彼女は山梨があそこにいたことに気づいていなかったはず。それなのに「ひょっとしたらいるかも」くらいで鳥取を亡き者に出来るのだから、残虐とかいうレベルじゃない。この作品では過去に7人の死体が上がっているのだが(うち1人は愛知自身だが)、このうち静岡、佐賀、山梨と3人の殺害で直接手を下したのは愛知なのだ。今回の鳥取殺害で、既に前科4犯(残りは鷹による石川殺害と、新潟による長野殺害である)。恐ろしい娘だ。でも、今回は尻尾がぷりちーな後ろ姿が堪能出来たので、愛知ファンには嬉しい回かも(こんな見方してる人間が世界に何人いるか知らんが)。親友(?)が目の前で殺されるのを見続ける山梨の不幸ゲージは上がる一方。ぷるぷる震えながらの涙声は、可哀想とは思うが、可愛い。 #22「こんな妹が俺の大分犬」 (CV:岩男潤子) タイトルが酷いな。意味が分からんしな。大分は予想通りの岩男潤子というナイスなキャスティング。御年40過ぎてこのかわいらしさですよ。素晴らしいなぁ。みんなで「CCさくら」を見ようぜ。 さておき、タイトルからも分かる通りに史上初の妹キャラ。そして史上初の「1県で同時に2キャラ登場」という快挙を成し遂げた(まぁ、毎週史上初ばっかだけど)。健気な妹しいたけが涙ながらに兄を捜しており、感動の再会かと思ったら強風に煽られてどっかにいってしまうという、本当にどうでもいいあらすじになっている。なんだろう、この投げっぱなし感。でも、なんか可愛い上に面白いからOK。点数つけるなら、今週分は10点満点の8点くらいです。今だから言うけど、先週分はちょっとテンポが悪かったから5点くらいでした。来週は何点かな? さぁ、とりあえずこれで、ずっと喉の奥に引っかかっていた魚の小骨のような謎が解決。9話で福岡と対戦していた謎のキャラクターが大分(兄)であると判明したのだ。まぁ、しいたけの生産量を調べるとある程度予想はついたわけだけど。一応あのシーンでは九州のご近所どうしで対戦してたわけですな。 そして、あの「福岡顔」タイプが妹さんの言によって「ブチャイク」であることも判明。可愛い方の顔の妹さんが必死に「頭がカサでな、菌類でな……」って説明してる時には「お前やん!」って突っ込み続ける必要があるのだけど、「ブチャイクで」って言われた途端に「あぁ、あっちか」と分かる。まぁ、目の前に全く同じ顔をした福岡がいることは気にしない方向で。そういや福岡と静岡っていうコンビも珍しい組み合わせだな。
<多色>
Abrupt Decay 突然の衰微 (B)(G) R インスタント 〜は呪文や能力によっては打ち消されない。 対象の、点数で見たマナコストが3以下の土地でないパーマネント1つを破壊する。 出た瞬間に話題沸騰の、なんでも潰せる「燻し(WWK)」。レアになったとはいえ、マナコストが増えずに対象が一気に拡大し、しかもどさくさに紛れてカウンター防止までついたのだから驚きである。よくよく考えれば、一応コストのつじつまはあっている。黒は「クリーチャーが壊せる色」であり、緑は「クリーチャー以外が壊せる色」(かつカウンターされない色)なのだから、この2色が組み合わさればそりゃぁなんでも壊せる。「疫病沸かし(RAV)」や「破滅的な行為(APC)」などのマスデスカードがそれを示している。ただ、やっぱり2マナっていうのは早いし強い。これの対象となるカードが1枚も入っていないデッキというのはほぼ存在しないと言っていいだろうし、メインで詰んでおけば「燻し」4枚体制に加えてエンチャント・アーティファクトがナチュラルに対抗可能。何の因果か安いことが売りだった「ヴェールのリリアナ」や「群れの統率者アジャニ」といったプレインズウォーカーまで巻き込んでしまう。もう、世の中には「呪禁がなくばカードにあらず」という流れが固まってしまいそうである。他人事のように眺めているであろうトラフトさんがマジでムカつく。さぁ、トラフトさんのことを考えなければ、色さえ合えば必須のカードのように見えるが、今後の世界でゴルガリカラーはどのようなスタンスになるのだろう。意外に、ゴルガリの先鋒となりそうな「ロッテスのトロール」が再生持ちでこのカードを弾くっていうのは案外面白いメタ設定になるのかもしれない。 Archon of the Triumvirate 三巨頭の執政官 (5)(W)(U) R クリーチャー・執政官 4/5 飛行 〜が攻撃するたび、最大2つまでの対象の、あなたの対戦相手がコントロールする土地でないパーマネントを留置する。 毎度お馴染み(?)、相変わらず謎の種族である執政官のお出ましである。どう考えても職業名だと思うのだが、未だにそれ以外の種族タイプを持つカードが登場したことはない。本当に謎である。で、そんな執政官の新作だが、確かにアゾリウスなら執政官もいるよね、というフレーバー的な納得度は高い。そして、無闇に重たいこともあり、書いてあることは鬼畜以外のなにものでもない。殴った瞬間にブロッカーが2体完全に無効化されたり、空から殴っているのに次のターンの相手の地上アタッカーが動けなかったり、つまり一回殴ったら大体勝てる能力ということである。まぁ、7マナのレアですし。同職の「魅力的な執政官(RAV)」なら出ただけで相手が殴れなくなりましたし(そちらは9マナです)。 Armada Wurm 大軍のワーム (2)(G)(G)(W)(W) M クリーチャー・ワーム 5/5 トランプル 〜が戦場に出たとき、5/5でトランプルを持つ、緑のワーム・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。 セレズニア、レア、ワームといえばなんと言っても史上第2位のコストを持つ「土着のワーム(RAV)」のネタ臭さが思い出されるのだが、色マナ部分だけが似たような設定のこのワームは、コストが半分以下、そして誠に残念なことに、ネタ臭さがほとんど無いのである。6マナ、トークン、ワームが2体といえば、入れ違いで環境を去るあの禍々しいアーティファクトと同じ設定。全体除去に対する耐性が無くなったので守備力は低下しているが、その分6マナで打点10というのは今まで実現し得なかった値。単体除去に対してはアドバンテージが得られるというのは相変わらずだし、神話が一番やっちゃいけないタイプの、「とりあえずデッキに入れてしまって問題無い」タイプの強さである。187能力なので今後ますます「修復の天使」が元気になってしまうだろうし、当然、この後の居住スペルが全て致死性を持つことになる。時代が変わってもワーム地獄の終わりは無い。このカラーリング、「スラーグ牙」→「ワーム」→「修復の天使」とか繋げられたら、ホントにどうしたらいいんだい? Auger Spree 穴開け三昧 (1)(B)(R) C インスタント 対象のクリーチャー1体は、ターン終了時まで+4/−4の修正を受ける。 アナアケザンマイ! やったね! 今日も家族で穴開け三昧! ヒャッハー! 流石ラクドス様についてきた甲斐があったってもんだぜー! 一度で良いから嫌になるほど穴を開けてみたかったんだー! ……まぁ、何でそんなに穴が開けたいかはよく分かりませんが。フレーバーを見る限りでは、どうやら新しい武器を搭載するための穴みたいです。ちなみに「spree」という単語が登場した過去のカードは、同じくラヴニカ原産の「破壊放題/Shattering Spree(GPT)」のみ。あっちはイゼット製のカードでしたけどね。やっぱりラヴニカはどこか狂騒的な楽しさがあるよね。穴開け放題! 破壊三昧! で、そんだけ騒いだコモンカードはというと、普通の除去だ。「闇の掌握(SOM)」と大体一緒だ。ごく希にダメージを4点増やして命を奪う可能性もあるが、あんまり考えなくていい。通ならば「野生の抵抗」とか張って、これ1枚で+7/−1とかいうよく分からない楽しみ方をするのも良いぞ。なんと言っても三昧ですからな! Azorius Charm アゾリウスの魔除け (W)(U) U インスタント 次のうちから1つを選ぶ。「あなたのコントロールするクリーチャーはターン終了時まで絆魂を得る」「カードを1枚引く」「対象の攻撃クリーチャーかブロッククリーチャー1体を、そのオーナーのライブラリの一番上に置く」 各ギルドに与えられたチャームサイクルのアゾリウス版。単色のチャームは割と「器用貧乏な隙間家具」のイメージになるのに、多色のチャームは大体の効果が強いから困る。このアゾリウス版もご多分に漏れず、2マナインスタントとは思えないポテンシャルを持っているのは間違いない。ただ、他のカードと違って、強い効果は主に最後の1つだけだ。1つ目は爆裂させると美味しい全体絆魂。タイミングが合えば莫大なライフをもたらすが、まぁ、ライフゲインスペルと考えるとそこまでじゃない。2番目に至っては純正キャントリップだから1マナインスタント以下の効果。ただ、現時点では奇跡がある関係でこれでも充分使えそうなのが困ったもの。そして3番目だけがやたらとオーバースペックであり、なんとアタッカー、ブロッカーに対する「破門(M11)」が2マナインスタントになった。元が3マナソーサリーだったのだから、その安売り感はかなりのもの。盤面に影響を与えた上にドローを遅らせてアドバンテージを維持する能力が白青に渡ってしまったというのは、なかなかゆゆしき事態。こんだけ軽いインスタントだと、例によって瞬唱さんが張り切るフラグにしか見えないのでゆゆゆゆゆしき事態。そこで私はあえてライブラリを削る道を選ぼう、よし、純正除去になるぞ。やったねミルちゃん! Call of the Conclave 議事会の招集 (G)(W) U ソーサリー 3/3で緑の、ケンタウルス・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。 旧ラヴニカでそこそこ活躍した「番狼」が、トークンになって生まれ変わった。トークンになるということは、クリーチャーとしては弱体化である。バウンスで死ぬ、ちらつきで死ぬ、コストがゼロだから「漸増爆弾」あたりで綺麗に飛ぶ。一応「本質の散乱」で打ち消されないとかいうメリットはあるが、逆に「否認」で打ち消されるからとんとんか。いや、現在の環境は「サリア」さんがいるかややデメリット寄りかも。そこまでしてトークンにしたということは、当然「居住して下さい」という開発側のメッセージ。これを2ターン目に唱えられれば、3ターン目以降の居住スペルが全てケンタウルスを呼び出す脅威のハイスペックになるわけで、あからさまに誘導されているようで気にくわないが、やっぱりこれは使うしかないのである。まぁ、やっぱり2マナで3/3っておかしいよねぇ。 Carnival Hellsteed 謝肉祭の地獄馬 (4)(B)(R) R クリーチャー・ナイトメア、馬 5/4 先制攻撃 速攻 解鎖 「地獄馬」ってなんやねん。お祭り騒ぎの時に訪れる霊的な馬っていうと……あれか、お盆の時に作るキュウリとなすのやつか。あれが鎖を解き放つと6/5速攻になるのか。恐るべし、ベジタブルパワー。ま、実際のカードを見ると頭2つに足6本という、なんだか落ち着かない奇形クリーチャーなのである。好物は砂糖漬けの手と甘い心臓なんですって。こんな見た目で甘党かよー、馬のくせに肉食かよー、飼育するの大変そうだなー、今のご時世、原材料費の高騰で手とか心臓も馬鹿にならないのよね−。 などとどうでもいい話でテキストを埋めるのは、能力がキーワードばっかであんまり書くことが無いからだ。えっと、「グリセルブランドの猟犬」の時はどんなこと書いてたかなぁ……あ、意外と長い。えーと、強いよね。でも、ここまで直球だったらもう解鎖とかいらなくないか? Centaur Healer ケンタウルスの癒し手 (1)(G)(W) C クリーチャー・ケンタウルス、クレリック 3/3 〜が戦場に出たとき、あなたは3点のライフを得る。 3マナのセレズニアカラーで、パワー3を持ち3点のライフを提供してくれるケンタウルス、というクリーチャーは、実は旧ラヴニカにも存在していた。「ケンタウルスの護衛兵(RAV)」がそれである。まぁ、「同じコスト」というのはちょっとしたペテンではあるのだが、それを踏まえた上で、やはりこの性能差は圧倒的だ。タフネスがあがって耐久力が段違いになった他、ライフの供給が187タイミングなので、場に出た時点で一仕事が終わっている。3マナ3/3というナイスステータスも鑑みれば、この安心感は破格である。やっぱり多色環境はコモンも強い。あとはマナ基盤すなぁ。 Chemister’s Trick 薬術師の計略 (U)(R) C インスタント 対象の、あなたがコントロールしていないクリーチャー1体は、ターン終了時まで−2/−0の修正を受けるとともに、可能ならばこのターン攻撃する。 超過(3)(U)(R) 既に青単色のところにも登場していたパワーダウン系のトリックのイゼット版だが、これがマルチカラーになることによって、いつもの「どうせ使えねーよ」レベルから不思議な進化を遂げた。なるほど確かにパワーを下げるのは青の役割だし、攻撃を強制させるのは赤の役割だ。しかし、それを組み合わせるだけで、こんな奇妙な味が出ようとは。これを使えば、弱体化した情けないボディで相手はアタックに来なければいけない。当然、待ち受けているのはブロッカーたちによるフルボッコであり、青が単体ではなかなか実現出来なかった「パワーを下げたアタッカーなら殺せるだろ!」プランが、赤の強力によっていくらか現実味を帯びた形。ま、赤が使えるなら火力で除去れよ、とは思うが、とりあえず2マナのインスタントでそこそこの除去率を誇れるなら、充分満足出来るんじゃないだろうか。そして圧巻は超過モードの方である。5マナというと流石に重いのだが、パワーが下がった軍団が一気に殴ってくるのはなかなか壮観だろう。いざアタックが決定してしまえば相手にはほとんどいじりようが無いわけで、後はフルボッコモードを好きなように割り振ってもいいし、いっそ「どうせパワーが下がっているから」というのでダメージを本体に受けきってしまってもいいだろう。場には爆睡した状態の敵クリーチャーたちが残るのである。イゼットじるしってことで多少まだるっこしい部分はあるものの、普段なかなか使わない効果だけに、警戒しにくいのは間違いない。せっかくエキセントリック集団イゼットを使うんだったら、こういう予想外の方向からの攻めを使ってみるのも面白いんじゃなかろうか。 Collective Blessing 集団的祝福 (3)(G)(G)(W) R エンチャント あなたのコントロールするクリーチャーは、+3/+3の修正を受ける。 集団であることを信条とするセレズニアが、「もう、とにかくでっかくしたらいいよ」とばかりに適当に打ち出したひどいエンチャント。効果にして「栄光の頌歌」3枚分。なんと「敗残のレオニン(NPH)」2体で殴るとゲームが終わる。まぁ、6マナもかかるんだから何してもいいカードではあるのだが、かつて一世を風靡した「エルドラージの碑(ZEN)」と似たような、流石に洒落になっていない臭いを感じる。リミテッドで考えればイメージはしやすい。6ターン目だろうが7ターン目だろうが、1体に+3のオーラが張られるだけでもゲームはそこそこ動く。それが一気に全軍となれば、それって「オーバーランでとどめをさしに来たとき」のイメージなのだ。つまり、「終わる」だ。加えてこのカードを擁するのはトークン大好きセレズニア。鳥やケンタウルスが突如「巨大化」したら、そりゃジャッジも呼びたくなるだろう。構築レベルでは6マナというコストがネックになるが、ひたすらトークンを並べた後のデザートとしてのカロリーはかなり高い。1ターン目マナ加速から「未練ある魂」をフラッシュバックし、5ターン目にこれをおけばほら、終わる。個人的には突如現れる3体のボディビルダーのような屋根職人とかも見てみたい気がするし、5/5のトラフトを救援に現れる7/7の天使とかも吹く。異次元のゲームやで。 Common Bond 共有の絆 (1)(G)(W) C インスタント 対象のクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1つ置く。 対象のクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1つ置く。 旧ラヴニカで同じくセレズニアが提供した「力の種(RAV)」に登場し、物議を醸した書式が久しぶりに登場。やはり集団を基本理念としたセレズニアにはこの書式が似合う。「力の種」と比べると、コストが1つ重くなった割に対象が1つ減ってしまっているが、単なるプラス修正とカウンターを比較することは出来ないだろう。直近で比較すべきは効果だけ見た時に同じ結果が残る「旅の準備」だ。あちらはフラッシュバックという最大の強みがあるので流石に1枚でのパワーは見劣りするが、こちらはコンバットトリックで使えるといううまみがある。+1で戦闘結果を覆せるならカウンターを分散させてもいいだろうし、+2が必要なら一気にカウンターを乗せて打開を図ることが出来る。3マナのトリックとしてはボチボチの部類だ。また、このセット特有の使い方として、カウンターを1個相手に献上することにより、解鎖クリーチャーのブロックを封じることが出来るというのも忘れてはいけない。ゴルガリが必死に4マナも5マナもかけて乗せているカウンターを、楽々3マナインスタントで乗せるのがセレズニア流。「死体を使うなんて御下品ですわ」と見下しつつ、しゃきしゃき増強しよう。
この期に及んで大混戦の第9話。何をもって終わりとする物語なのかは未だ分からないが、解決の糸口はなく、問題ばかりが巻き起こり続けている。せっかくめんまが「正体を現す」というビッグイベントが終わったというのに、だ。
何がすごいって、結局「バスターズ」の面々は6人が6人とも違った方向から悩みを抱えており、それらが「めんま」という一つのファクターに収束しながらも、単純に1対1対応していないために、連鎖的に問題が膨れあがっていく点だ。特に、知利子の悩みの場合、今回は本当に誘爆としか言いようのない害の被り方である。伊達に昼ドラ展開とは言われちゃいない。はたして、このアニメが終わるときに6人の関係性は一体どうなってしまっているのだろうか。 1つ、大きなことに気づいたのは、ゆきあつがめんまの父親に土下座をしにいったシーンでのこと。妻が「止まってしまっている」と漏らす父親に対し、ゆきあつは「自分も止まってしまっているから」といって頭を下げた。なるほど、確かにそうだったのだ。以前イレーヌに関しては「時間が止まっている」と指摘することが出来たが、そもそもそれを取り巻く5人は「生きた時間」を過ごせていたのかどうか。改めて振り返ってみれば、一番分かりやすく「止まって」いたのは、イレーヌ同様に未だめんまの姿を探し求めていたゆきあつだろう。彼がやるせない空想と現実との差を見いだせたのは仁太との確執があったからだが、未だ見えないめんまを探し求め、その声にすがっているところを見ると、彼の時間はまだ「あの日」だったのだ。 「あの日」に縛られた存在といえば鳴子も同じ。あの日の仁太の様子を「バレバレだよ」と指摘する鳴子は、結局仁太への思いを凍りつかせたまま、前に進めていなかった。いや、前に進もうにも、相手が既にこの世にいないのでは、戦うことすら出来なかった。戦えない土俵に勝手に迷い込んだのは鳴子の責任だが、それは今でも、めんまの見えない世界では勝負になっていない。そして、そんな「時の止まった2人」に歩調を合わせてしまっているせいで、同様に身動きが取れない知利子。我関せずを決め込んでいるが、時間の動かないゆきあつの背後にいては、一人だけ進み始めることなど夢の又夢だ。一人関係なさそうに見えていたぽっぽですらも、ついにめんまと会話出来るようになったと言われて、真っ先に出てきたのは「あの日」のことだった。結局、めんまを縛り、めんまに縛られているのは、イレーヌだけでなく、バスターズの全員だったのだ。 それは仁太も例外ではない。唯一「めんまが見える」ことで動き出せたはずの仁太だったが、そこに隠された思いは、あの日言えなかった本当の気持ち。今回、ひょんなことから「その言葉」が口をつくが、それは時間を動かす役割を果たさず、「つなぎ止められたい」という後ろ向きな意識ばかりが現れるだけ。結局、仁太は「見えること」にかまけて、そこからの歩みを放棄してしまっていただけだった。 仁太の後ろでは、鳴子やぽっぽは進めない。そして、仁太を出し抜こうとすればゆきあつも止まらざるを得ず、それなら知利子も八方ふさがり。関係性が深ければ深いほど、「めんま」という「止まった時間」に縛られる度合いは酷くなるばかり。「今を生きるめんま」は、はたしてこれらの時間を正常な状態に戻すことが出来るのだろうか。 本当に今回もワンシーンワンシーンが重たくて疲れる。鳴子のやるせない感情や、ゆきあつの自虐を交えながらのごまかせない卑屈さ、そして知利子やぽっぽなどの分かりにくい感情の微妙な揺れなど、1つ1つのシーンがどれもこれも大事過ぎて、一瞬たりとも気が抜けないのだ。何はともあれ仁太が今回大きく揺れた。この動きが、何か「時間を取り戻す」一助になってくれればいいのだが。
何がなにやら11話。舞台が一転東京へ、そして、緒花の暴走一切止まらず。
先日の覆面取材記者騒動の余波が突然現れた。喜翠荘だけでなく、湯乃鷺の旅館勢は軒並み低評価という厳しい採点に、緒花たち喜翠荘の面々はもちろんのこと、福屋を含めた旅館組合は額を寄せ合っての緊急会議、善後策を講じることになった。しかし、そんな中でも女将は冷静に「他人の評価の意味を受け止めろ」とにべもない返事。自分の努力が報われなかったことに不満たらたらの緒花が、それで納得出来るはずがなかった。 頑張るときには前のめり過ぎて前転する勢いなのが緒花という娘。女将が止めるのも聞かず、そのまま東京の出版社まで殴り込みをかけると、強引に記事の責任者の所在を探り当てる。しかし、そこに記されていたのは唯一の親族である母親の名前。すぐに問い詰めに向かうが、こちらも「仕事だから」とすげない返事。怒り心頭の緒花は、座り込みを含めて反省を促す強攻策に出るも、たかが小娘1人にどうにもならない問題はある。久し振りに叶った孝ちゃんとの再会も心の渇きを癒すどころか、更なる難問を突きつけることとなり、緒花の悩みごとは臨界点を越えてしまう。 ふむ、本当にこの娘はよく分からない。青臭い理想論を振りかざすだけならば「若いね」で終わりなのだが、その行動力が尋常ではなく、あれだけの発端からわざわざ出版社に押しかけて脅迫まがいの行動にまで出てしまうのだ。更に、主犯格に母親がいると知った後も、「仕事だからああいう記事を書いたのも仕方がない」と渋々認めつつも、落としどころとして提案したのが「ちゃんと喜翠荘を訪れ、自分なりの正しい評価を執筆しろ」というもの。確かに社会に飲まれて駄目になった(と緒花は思っている)母親の更正策としては意味のあることなのかもしれないが、既に当初の問題は投げ出してしまっていることに気づいているのだろうか。今更皐月が何を書こうが、既に記事として載ってしまった事実は変わらないし、喜翠荘が受けたダメージは回復しない。いくら母親が喜翠荘に対する認識を改めたところで、それは緒花の自己満足以外の何ものでもないのだ。 それでも緒花は止まれない。自分が信じた正義が負けるのが我慢出来ない。それが松前緒花という女の子なのだから、仕方がないのだろう。だが、自分が正義だと信じられない状況で、彼女がどうなるか? それこそがまさに、再会を果たした孝一との関係性である。 話の流れから「相手に対して誠実な返答をしなければならない」と説こうとした緒花だったが、これまでの自分の態度こそが、最も不誠実なものであったと思い至ってしまい、押し黙ることに。孝一はちゃんと態度で示してくれていたのに、自分は忙しさを理由に、その返答を誤魔化し続けていた。突然そのことに気づいてしまった緒花は、喜翠荘のこと、母親のこと、そして孝一と一緒にいた知らない女性のことなどがグルグルと頭を回り、わけが分からなくなってしまった。すると、彼女は更に走るのである。ただただ走って、泣いて、転げ回って。本当に何も出来なくなって。次回のサブタイトルを見ると、このどうしようもない独り相撲は、まだまだ底の見えない転落劇となってしまうのか。わざわざ東京を訪れていた徹と民子の手により、本当のどん底の一歩手前で救出された緒花だったが、ややこしい彼女の内面を考えると、今回の「心が動き続けた」事件は、後々まで尾を引きそうである。 正直、彼女の心理面は追い切れないところがあるので、なんだか置いて行かれたような気になる突拍子も無いお話だったが、まるまる1本緒花が暴走する様子だけを延々描き続けるというしんどいシナリオだったおかげで、その痛々しさは違和感から極限状態の倒錯感に変わったような気もする。緒花の主張する論理はおかしいし、馬鹿馬鹿しくすらあるのだが、それは一朝一夕で生まれたものではなく、皐月という破滅的な母親の下でこれまでの人生を歩んだ、1つ1つの積み重ねで得られた彼女の歪みである。今回の対峙でそれが浮き彫りになり、最終的にはそれを是正し、大人への階段を上るエピソードになってくれれば、ドラマとしても見栄えのするものになるだろう。孝ちゃんとの関係性ばかりはどうにもならない気もするが……何とか胸のすく終わり方になって欲しいもんである。 まぁ、幼女緒花のくしゃくしゃ顔とかは可愛かったし、とにかく突っ走っている方が彼女は可愛く見える。多少の無茶も若さ故の魅力と思えば、これだけの無茶な展開も、いわゆる1つの萌え要素、かもしれません。 声優バラエティ番組「SAY!YOU!SAY!ME!」内の一分間アニメ、「47都道府犬」の個人的まとめページです。各キャラクターについて、現時点で推察されるキャラクターのパーソナリティーのまとめと、それに関わる中の人の紹介がメインになっております。 放送は終了してしまいましたが、このページは記録として残しておきたい。いつ再開してもいいようにね! ○47都道府犬/九州沖縄 地区 |
ブログ内検索
リンク
最新記事
(04/21)
(04/20)
(04/20)
(04/19)
(04/19)
(04/19)
(04/18)
(04/18)
(04/17)
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
アーカイブ
|